就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は”大学3年の12月から就活を始める場合にすべきこと”について解説します。
大学3年の12月となると、多くの就活生が動き出す時期です。
全国的にも就活関連のイベントやセミナーが開催され、いよいよ3月の解禁に向けた動きが本格化します。
ただ、この時期に何から優先的にすべきか悩む就活生も多いですよね。
そこで本記事では、大学3年の12月から就活を始める場合、内定獲得に向けて優先的にすべきことについて解説していきます。
この記事の内容を実践してもらえれば、就活解禁時に不安なく動き出すことができる上、早期内定も狙うことができるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
解禁も近づいてきている時期なので、何をすべきか不安もありますよね。
そうだよね。この時期から優先順位を決めてしっかりと対策すれば、内定獲得の確率はグッと高まるよ!
- 【結論】僕が今大学3年の12月なら何をするか?
- 大学3年の12月に内定を獲得する人はいるのか?
- 大学3年の12月から就活を始める場合の必須対策
- 大学3年の12月に内定を獲得する方法
- 大学3年の12月から始まる就活イベント
- 大学3年の12月から就活を始める場合によくある質問
- 本記事の要点まとめ
【結論】僕が今大学3年の12月なら何をするか?
この記事を読んでいる皆さんは、12月の今、何をすべきか知りたいと思います。
僕はこれまで1000記事以上を書き、就活に関するあらゆる情報を仕入れてきました。
そんな僕が考えるに、今すべき行動は以下のとおりです。
この4つが12月にできていれば、最高のスタートダッシュを切れます。
【僕が今大学3年生の12月なら取る行動】
- 早期選考に参加する
- 逆求人サイトに複数登録しておく
- 自己分析を深める
- SPI対策を同時に進めておく
① 早期選考に参加する
僕がいま大学3年の12月だったら、まず確実に「早期選考に参加」します。
早期選考とは、通常の就活解禁となる大学3年の3月より前に行われる選考のこと。
早期選考を行っている企業にアプローチして、早いうちから内定を獲得できれば、圧倒的な心の余裕が生まれるんですよね。
早期選考を受ける方法は、主に以下の6つ。
【大学3年の12月から早期選考を受ける方法】
- 就活エージェント経由で選考を受ける
- 逆求人サイトでスカウトが届いた企業の選考を受ける
- 中小規模の合同説明会で企業とのコネを作る
- 内定直結型のインターンシップに参加する
- リクルーターがついてくれるOB訪問をする
- 早期内定につながる就活イベントに参加する
早期選考を受けるには、上記の6つの方法があります。
6つそれぞれの方法については、以下の記事で詳しくまとめています。
早期選考を受けるメリット・デメリットも解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
② 逆求人サイトに複数登録しておく
次に絶対にするのは、逆求人サイトへの複数登録です。
逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておくことで、企業からスカウトが届く就活サイトのこと。
逆求人サイトも早期内定を獲得するのに有効な方法のひとつです。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
逆求人サイトは、1度プロフィールを登録しておくと、自動的に自分との適性が高い(または自分のことを評価してくれる)企業との接点を作ることができるんです。
就活においては、エントリー企業数=持ち駒があることが心の余裕につながります。
よって、逆求人サイトを併用して企業との接点を効率的に持てるように仕組みづくりしておくことがおすすめですね。
ちなみに、僕はこれまで就活を7年以上研究していますが、就活エージェントや逆求人サイトのように就活を効率化できるサービスをたくさんみてきました。
そこで、「僕がいま就活生だったらこれを使うな」と感じる就活サイトを別記事でまとめました!
早期に内定を獲得して心の余裕を確保するためにも、ぜひ以下の記事で紹介しているサービスを活用してみてくださいね。
③ SPI対策を同時に進めておく
続いて、SPI対策を進めておきます。
SPIとは基礎テストのようなもので、企業は足切りに利用します。
このSPIが最も多くの企業が利用している検査なので、まずはこのSPI対策は早くからおこなっておきましょう。
数あるSPI問題集の中で、僕が最もおすすめなのはこちらですね。
この1冊を1日10分、毎日取り組む。それがベストだと考えています。
(1日10分だけを毎日とすると続けやすいので!)
④ 自己分析を深める
そして最後、絶対に取り組んでおくべきが自己分析です。
自己分析は就活の土台だと僕はよく話しています。
なぜか?
自己分析によって「自己理解」が深まるわけですが、そもそも就活は「自己理解して自分に合う企業はどんな企業かを把握する+自己理解して自分について企業にうまく伝えられるようにする」が土台にあると分かりますか。
また僕がこれまで見てきた就活生で、とにかく落ちてしまう人の特徴は「自己理解が甘く、面接で何を聞かれても答えられない、または答えが曖昧である」という点が挙げられます。
これは面接官の立場に立てばうなずけるはずです。
質問をした時に、回答に自信がなさそうな人を採用するのは、採用してからミスマッチに繋がりそうで怖いですよね。
よって早いうちから徹底的に自己分析を深めていきましょう!
具体的なやり方については、マンガも用いてめちゃくちゃ分かりやすく解説した記事を書いたので、合わせて参考に!
以上!12月にこれらに着手できれば、他の就活生よりも1つ前に進むことができるし、後から「これらをやっておいてくれた過去の自分ありがとう!!」となることは間違いないので、ぜひ!
大学3年の12月に内定を獲得する人はいるのか?
大学3年の12月に何をすべきか解説する前に、最前線で動く就活生の動きについて簡単に共有しておきますね。
動きの早い就活生だと、この時期すでに内定を獲得する人もいます。
以下は株式会社ディスコが行った、24卒生の就職活動状況の調査結果です。
引用:DISCO「キャリタス就活2024 学生モニター調査」
24卒の場合、大学3年の1月1日時点で14.9%の人が内定を獲得しています。
つまり、12月中までにこれだけの人が早期内定を獲得しているということ。
内定獲得者の多くは、外資系企業もしくはベンチャー企業からの内定になります。
そういった人たちは、主にサマーインターンや長期インターンを経由して内定を獲得しているので、やはり動き出しの早い人ほど、内定獲得時期も早まるのは間違いないですね。
大学3年の12月から就活を始めるのは遅いのか?
大学3年の12月時点で、約15%の人が内定を獲得していることがわかりました。
ただ、これはあくまでも一部の就活生に限った話です。
▼就活で最も忙しかった時期を表したグラフ
引用:リクナビ就活準備ガイド「いつ、何をやる?就活の流れを解説!」
このグラフを見ると、大学3年の12月では「会社説明会への参加」が徐々に増えていることがわかります。
つまり、多くの就活生はまだ動き出したばかりの時期だということ。
最終的には95%以上の就活生が内定を獲得することになります。
なので、大学3年の12月から就活を始めた場合でも、優先順位をつけてやるべきことを続ければ必ず内定は獲得できますよ。
想像以上に内定を獲得している人がいるんですね。
そうだね。ただ、12月に就活を開始しても3月の解禁までに内定を獲得することも可能なんだ。このあたりの解説は早期内定の章で詳しく解説するよ。
大学3年の12月から就活を始める場合の必須対策
それでは次にこの章では、本記事の本題である”大学3年の12月にすべき必須対策”について解説していきます。
目的毎に分けて、以下の対策は必ず実践してください。
【就活の基礎作り】
- 自分に適した職種について理解する
- OB訪問で企業理解を深めておく
- 大企業だけでなく中小企業もチェックしておく
【本選考対策】
- Webテスト対策を万全にしておく
- エントリーシートの質を磨き上げる
- 一次面接に向けた対策を本格化する
【就活イベント関連】
- 就活エージェントに登録する
- 就活セミナーを厳選して参加する
- 中小規模の合同説明会に参加して早期内定を狙う
対策① 自分に適した職種について理解する|就活の基礎作り
大学3年の12月では、”自分に適した職種について理解すること”が重要です。
もちろんその前提として、業界研究や企業研究、職種理解は必須です。
(まだの人は、「就活を大学3年の11月から始める方法【これからすべき準備とは?】」の記事にて方法を解説しています。)
ある程度、業界や職種について理解したなら、あとは自分に何が合うのかを知ることで、どの企業からエントリーしていくかの方向性が定まります。
ここを適当にしてしまうと、ミスマッチの可能性が非常に高まってしまいます。
また、筆記試験において適性検査を実施している企業も多い。
どれだけ優秀でも、適性検査で適性がないと判断されれば、選考突破は難しいので、先に自分に適した職種を理解することは非常に重要です。
対策② OB訪問で企業理解を深めておく|就活の基礎作り
この時期は”OB訪問で企業理解を深めておくこと”も効果的な対策です。
企業理解というと、企業HPを見たり就職四季報を活用するのが一般的です。
ただ、それだと理解の深さで周りの就活生に差をつけることは難しい。
そこで、現役で働く社会人にリアルな情報を教えてもらい、企業理解を深めるのがこの時期のOB訪問の狙いです。
OB訪問の相手の探し方や気をつけるべきことは以下の記事にまとめました。
不安も大きいでしょうが、本当に貴重な情報を得られるチャンスでもあるので、ぜひ一度実践してみてください。
対策③ 大企業だけでなく中小企業もチェックしておく|就活の基礎作り
本選考を間近に控え、大手企業だけでなく中小企業をチェックしておくのも重要。
もちろん、大手企業を中心にエントリーしていくのは全く問題ありません。
ただ、就活における選考倍率は企業の知名度と規模に直結しています。
よって、大手企業だけに絞ってエントリーし続けた場合、一つも内定を獲得できないなんて可能性も十分考えられます。
精神的な安定や余裕のためにも、中小企業までエントリーすべきですね。
しかし、中小企業ってどこが優良企業なのか、探すのが難しいと思います。
そこでホワイト企業だけを掲載する求人サイト「ホワイト企業ナビ」をつくりました!
ホワイト企業ナビでは、「残業時間・年間休日数・3年後離職率」の基準を満たした企業しか載せていません。
また、求人をつくるにあたって編集部が1社1社ていねいにヒアリングしているので、かなり濃い情報が得られます。
ホワイトな中小企業を探す際には、役立つこと間違いなしです!
これからどんどん求人数も増えていく予定なので、ぜひ今のうちから登録しておいてくださいね。
対策④ Webテスト対策を万全にしておく|本選考対策
本選考対策で重要なのは”Webテスト対策”になります。
ほとんどの企業において、最初の選考はこのWebテストです。
Webテストにはさまざまな種類がありますが、どれも事前対策は必須です。
Webテスト特有の問題内容になるので、これまでの経験値だけでは通用しないんです。
ただ、Webテストは事前にどの種類が出るのかを見分けられることがあります。
具体的な方法やWebテストの種類一覧について、以下の記事で詳しく解説しているので、Webテストに不安がある人は必ず確認しておいてください。
対策⑤ エントリーシートの質を磨き上げる|本選考対策
Webテストと並行して”エントリーシートの質を磨くこと”も必須対策です。
秋冬インターンシップや本選考など、どの段階の選考においてもエントリーシートの提出は必ず求められます。
そもそもエントリーシートの質が低いと、その先の面接には進めません。
また、面接の質問内容などについてもエントリーシートの内容がベースになることから、質が低いと面接にまで影響が出てきます。
具体的なエントリーシートの質の高め方については、以下の記事でまとめています。
他の就活生とは少し違った方法を活用することで、差別化を意識した質の高まりを理解できるので、こちらもぜひ参考にしてください。
対策⑥ 一次面接に向けた対策を本格化する|本選考対策
本選考対策として”一次面接に向けた対策”もそろそろ本格化させるべきです。
一次面接が始まるのは解禁後の4月〜5月がメインですが、その時期はエントリーや筆記試験対策、ES提出など本当に忙しくなり、面接対策がどうしても後回しになりがち。
そうなるのがわかっているのであれば、事前に準備しておきましょう。
面接は経験値も非常に重要ですので、一次面接を突破できるようになれば、自然と経験値も増やすことができますからね。
一次面接対策については、以下の記事でそれぞれ対策事項をまとめています。
どれも非常に重要なポイントとなるので、合わせて確認してください。
▼一次面接頻出質問まとめ
» 【一次面接でよく聞かれる質問20選】"実際に聞かれた質問"と回答ポイント
▼一次面接でおすすめの逆質問まとめ
» 【一次面接でおすすめの逆質問13選】質問の意図からNG質問例まで解説!
▼一次面接で落ちる人の特徴まとめ
対策⑦ 就活エージェントに登録する|就活イベント関連
僕が就活イベント関連で、最もおすすめしているのは”就活エージェントに登録しておくこと”です。
就活エージェントとは、面接を元に求人を紹介してくれる無料のサービス。
今はオンライン面談で面談してもらえるため、自宅から気軽に利用することができます。
求人紹介だけでなく、就活相談や選考対策まで一貫してサポートを受けることができるのが嬉しいポイントです。
面談を元に合っている求人を紹介してもらえるので、就活初期段階で企業探しに悩む人にもありがたいサポートですよね。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
対策⑧ 就活セミナーを厳選して参加する|就活イベント関連
就活エージェントと並行して”就活セミナーの厳選”もこの時期にすべきですね。
先ほども解説したとおり、大学3年の12月には多くの就活セミナーが開催されています。
ただ、適当にいろんなセミナーに参加するのは効率が悪すぎますよね。
しっかりと参加目的を持たないと、参加しても得られるものはありません。
【就活セミナーを選ぶ際のポイント】
- 信頼できる運営会社かをチェックする
- 実際に参加した就活生からの口コミを確認する
- 本当にそのセミナーに参加しないと得られない経験や知識なのか
このように、参加すべき就活セミナーにはポイントがあります。
これらを踏まえ、僕が本当におすすめできる就活セミナーについては「就活セミナーおすすめランキング【1位〜11位】|無料で参加価値の高いセミナーを厳選!」にて、ランキング形式でまとめました!
それぞれのセミナーの特徴や内容のほか、参加する際の服装や注意点、よくある質問なども解説しているので、参加前にぜひ確認しておいてください。
対策⑨ 中小規模の合同説明会に参加して早期内定を狙う|就活イベント関連
最後に就活イベント関連で押さえておきたいのが、早期内定を狙ったイベントへの参加です。
先ほども言いましたが、この時期既に内定を獲得している就活生はいましたよね。
早期内定を獲得するのは、メンタル面なども含め大きなメリットになります。
そこでおすすめなのが”中小規模の合同説明会”です。
マイナビやリクナビが開催していた超大型の合同説明会は1社あたりの説明が15分ほどで短く、それなら企業のホームページを読めば良い話。
一方で就活生数十人:企業数社のような中小規模の合同説明会は、採用担当者とコネが作りやすく、内定にも繋がりやすいイベントなんです。
ちなみに僕が就活生の時に参加して2社からの内定を獲得したのが「ミーツカンパニー」という中小規模の合同説明会です。
こちらは現在、オンラインでの実施もあるので、自宅にいながら企業と出会うことができるのも効率的ですよね。
【就活マンが考えるミーツカンパニーのメリット】
- 就活マンが就活中に2度参加して2社からの内定を獲得している。
- 中小規模のイベントだと参加企業とのコネを作りやすい
- 全国32箇所で開催しており、オンライン参加も可能なので誰もが対象になる
- 就活エージェントの連携もイベント参加後に検討できる
開催頻度が高く、企業担当者とじっくり話した上で選考に進めるので、安心して企業選びもできます。
【ミーツカンパニーの利用方法】
- 「ミーツカンパニー公式サイト」にアクセスする。
- 30秒無料エントリーから参加イベントを選んで登録する。
- メールの案内に沿って当日のイベントに参加する。
就活解禁を見据えた準備をしながら、就活イベントに参加していくんですね。
これらを並行して対策しておけば万全だよ!僕自身、これらの対策を実践した結果、22社から内定をいただけたからね。
大学3年の12月に内定を獲得する方法
ここまで大学3年の12月から就活を始める人向けの対策について解説してきました。
ただ、冒頭でもお伝えしたとおり、大学3年の12月に”内定を獲得する”人がいるのも事実です。
これがいわゆる「早期内定」と呼ばれるものですね。
早期内定を獲得することで、精神的な余裕が生まれるほか、さまざまなメリットがあります。
僕自身、就活生時代に5社の早期内定を獲得できました。
その後、最終的には大手食品メーカーに入社しましたが、この早期内定による精神的なアドバンテージは本当に大きかったですね!
ほかにも早期内定はメリットやデメリットがあります。
ただ、圧倒的にメリットの方が大きいと僕は思いますよ。
【早期内定のメリット】
- その後の選考に精神的な余裕が生まれる。
- 周囲より早く本選考の経験が積める。
- 早期内定獲得後に受ける企業が「ここよりも良い企業」となるため、より自分に合った企業探しが可能になる。
【早期内定のデメリット】
- 選考準備が中途半端になる可能性がある。
- 内定を獲得することで満足してしまい、妥協してしまうリスクがある。
早期内定を獲得する最大のメリットは、「1社でも入社したいと思える企業の内定を持っていると、この会社よりも志望度が高い企業だけ受けよう」となることです。
選考に進む企業が増えれば増えるほど、1社にかける時間が少なくなります。
逆に選考に進む企業が減れば、1社にかける時間が増えますよね。
このように納得できる内定1社あれば、より志望度が高い企業を「探す時間」も「選考対策する時間」も増えるわけです。
デメリットとしては、内定を獲得することで満足してしまい、中途半端な形で就活を終えてしまうことです。
これは人それぞれの性格にもよるかと思います。
あくまで選考の本番は大学3年の3月以降なので、そこで一通りの結果が出るまでは就活を継続すべきです。
早期内定を狙う方はその点の意識を強く持っておいてくださいね!
(もちろん早期内定の企業が本命なら終活するのも全然OKです。)
早期内定を獲得する方法の詳細は以下の記事で詳しく解説しています。
早期内定が獲得できる企業や業界の一覧も紹介しているので、より早く内定が欲しい人は必見です。
早期内定で得られるメリットは大きいですね!
間違いないよ。僕自身、就活生時代にそれを実感したからこそ、この記事でもみんなに共有してるんだ!
大学3年の12月から始まる就活イベント
次に大学3年の12月には、どのような就活イベントが開催されているのかを解説します。
多くのセミナーなども動き出す時期なので、要チェックです。
【大学3年の12月から始まる就活イベント】
- 秋冬インターンシップの受付・開催
- 各種就活セミナー
- 外資系企業の内々定出し
- ベンチャー企業の内々定出し
イベント① 秋冬インターンシップの受付・開催
この時期は”秋冬インターンシップの受付・開催”時期になります。
インターンシップの実施期間としては、1dayなど短いものが多いですね。
【秋冬インターンのメリット】
- 就活直前期に企業や業界について深く知れる。
- 本選考に関係する場合が多い。
- 選考フローを経験できる。
【秋冬インターンのデメリット】
- 大学の講義などと日程が被る可能性がある。
- 参加枠が少なく、参加自体が難しい傾向にある。
秋冬インターンの最大のメリットは”本選考に大きく関係すること”ですね。
実際、冬期インターン参加者は一部選考免除などの優遇措置をする企業も多いです。
また、人気企業となれば冬期インターンの参加自体にもエントリーシートや面接などの選考があるため、本選考直前期に選考経験を積むことができます。
一方で、開催時期が1月や2月なので、講義や試験と被る可能性もあります。
また、夏季に比べると参加枠が少ないので、参加自体が難しいのもデメリットですね。
イベント② 各種就活セミナー
就活セミナーもこの時期には多く開催されています。
就活セミナーとは、企業担当者やナビ会社の人が、選考ノウハウなどについて講義を行うイベントです。
引用:マイナビ2023「WEBセミナー」
エントリーシートの書き方や面接対策のほか、企業による業界研究や企業研究のセミナーなどもあります。
企業から直接業界について知れる機会なので、積極的に参加すべきですよ。
イベント③ 外資系企業の内々定出し
大学3年の12月は”外資系企業の内々定出し”も行われています。
外資系の中でも戦略コンサルや投資銀行はこの時期に既に内定出しをする傾向にあります。
▼企業毎の内定時期一覧
もちろん誰でも内定が獲得できる選考ではありません。
むしろ、選考解禁後の大手企業の選考を含めても、最難関レベルの難しさです。
なお、就活解禁と言われる3月や選考解禁と言われる6月などは、経団連(今は国)が定めた基準となるスケジュールです。
ただ、このスケジュールを守らなかったからといって罰則などはありません。
経団連に加盟している企業などは遵守していますが、特に外資系企業なんかはこうしたルールは度外視で内定を出しています。
イベント④ ベンチャー企業の内々定出し
外資系企業と合わせて、ベンチャー企業でも内々定出しが行われています。
特に長期インターンとして長く在籍していた学生やサマーインターンなどに参加した学生は、この時期にベンチャー企業から内々定を獲得していますね。
ベンチャー企業は経団連にも加盟していないので、そもそも就活解禁である3月を待つ必要はありません。
加えて、大企業など知名度のある人気企業と選考時期が被ると、どうしても学生は集まらなくなるので、あえて時期をずらして選考をしています。
大学3年の12月ですでにかなりいろんな動きがあるんですね。
そうなんだ。就活イベントに参加すると、周りの雰囲気も知れるし、就活を本気で始めるモードに入れやすいからおすすめだよ。
大学3年の12月から就活を始める場合によくある質問
それでは最後に、大学3年の12月から就活を始める場合によくある質問とその回答について解説しておきます。
僕が毎年この時期に就活生からもらう質問を元にしているので、ぜひ参考にしてください。
質問① 大学3年の12月時点で就活を何もしていないのはやばいですか?
全然やばくないと思います。
本当にやばいのは「やばいと思っているのに動き出さないこと」です。
この記事を見てもらっている時点で、あなたには十分な危機感があると思います。
あとは、その危機感をいかに行動に移すかが重要なので、この記事で共有した内容を実践してもらえれば、全く問題ありません。
質問② 早期内定を保留して就活を継続できますか?
はい。継続することは全然できます。
僕自身、5社から早期内定をいただきましたが、その後もしばらく就活は続けました。
ただ、内定を出している企業側はあなたが入社してくれるのを期待して内定を出しています。
よって、保留するにしても最低限の礼儀は必ずとおすべきです。
具体的な方法については「【早期内定を保留にする方法】“保留と辞退のテンプレ”を紹介!」にて詳しく解説していますので、心配な方はぜひ参考にしてください。
質問③ 大学3年の12月に大学キャリアセンターは使うべきですか?
僕の意見としては「大学キャリアセンターも使うべき」だと思います。
なぜなら、気軽に使うことができますし、大学キャリアセンターに届く求人はナビサイトの求人とはちょっと質が異なります。
大学キャリアセンターに届く求人って、その大学の学生が欲しいという企業からの意思表示でもあります。
つまり、エントリー段階で少なからずアドバンテージがあるんです。
これは卒業したOBOGが活躍していたりすることで、企業の期待値が高いのが理由。
このアドバンテージを利用しない手はないかと思いますよ。
質問④ 就活に向けて大学3年の12月にはバイトは辞めた方がいいですか?
就活が始まったとしても、アルバイトを辞める必要はありません。
しかし、12月からインターンやセミナーなど就活イベントも増え始めます。
就活が本格解禁すると、今までよりも一気に忙しくなるでしょう。
もし、就活と両立できるか不安であれば、本格的に就活が始まる前の12月に辞めるのが良いタイミングと言えますね。
ただ、就活はスーツや交通費などのお金もかかります。
完全に辞めずとも、バイト先に相談して働けるときにシフトを入れるのも選択肢のひとつですよ。
大学キャリアセンターは就活初期でも使いやすいですよね。
そうだね。構える必要もないし、相談相手としても使いやすい場所だよ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
大学3年の12月から就活を始める方法について、イメージが湧いたかと思います。
この記事を読んでくれてるということは、12月から就活を始めようとしている方が大半かと思います。
多くの就活生が動き出す時期ですが、まだ解禁まで3ヶ月あるんです。
あとは、この記事の内容を実践するかどうかの差になります。
せっかく記事を読んでもらったのであれば、ぜひ行動に移してくださいね!
ちなみに、この記事を読み終わったら「【早期内定が獲得できる企業一覧】具体的な探し方から選考対策のコツまで解説!」も読んでみてください。
早期内定が狙える企業を一覧でまとめています。
大学3年の12月から就活を始めようと考えている人は、ぜひ企業選びの参考にしてみてくださいね。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか。
【本記事の要点】
- 大学3年の12月から始まる就活イベントは「秋冬インターンシップの受付・開催」「各種就活セミナー」「外資系企業の内々定出し」「ベンチャー企業の内々定出し」などである。
- 大学3年の12月から就活を始める場合、「自分に適した職種の理解」「OB訪問による企業理解」「中小企業のチェック」「Webテスト対策」「エントリーシートの質向上」「一次面接対策」「就活エージェントの登録利用」「就活セミナーの厳選」「中小規模の合同説明会への参加」が必須対策である。
- 大学3年の12月でも内定獲得は可能なので、積極的に早期内定を狙うべき。