こんにちは、就活を研究し続けて7年目の就活マンです。
僕はこの就活攻略論にて、よく「早期内定を獲得しましょう」と言います。
その理由は早期内定を獲得することで、“圧倒的な心の余裕”が手に入るから。
就活を効率的に、そして合理的に進めるためには心の余裕が必要です。
余裕がないと「もうどこでも良いや」となるので...。
そんな早期内定ですが、1点難しいのが内定を保留させないといけないこと。
早期内定を獲得しようが、より自分に合った企業からの内定を求めるべきですから。
そこで本記事では「早期内定を保留させる方法」を詳しく解説していきます。
実際に僕が使っていた保留のためのテンプレも紹介するので、ぜひ参考に!
- 早期内定とは?
- 早期内定を保留にする方法
- 早期内定を「保留にはできない」と言われた時の対処法
- 早期内定を辞退する方法|辞退メール・電話のテンプレ
- 早期内定は保留にすべきか?|辞退すべきかどうか
- 早期内定を獲得する具体的な方法まとめ
- 本記事の要点まとめ
早期内定とは?
まずは簡単に早期内定について解説します。
早期内定とは、「大企業からの内定が本格的に出始める大学4年生の6月以前に出る内定」のことを指します。
要するに、多くの就活生が内定をもらい始める前に貰える内定のことですね。
企業側は大企業が内定を出し始める前に内定を出すことで、自社に合った人材を早期に確保したいと考えています。
そこで早期内定を出すことによって囲い込むんですよ。
こうした背景があるので、早期内定を出した企業は「早く就活を終えてください」と言ってくるでしょう。
(このプレッシャーが激しいことをオワハラと言いますが、オワハラをしつこくしてくるような企業は入社すべきではないですよ、その企業はモラル不足です。)
早く就活を終えてくださいという企業からの要望に対して、こちらは「保留」をしなければいけません。
次の章にて、早期内定を保留する方法を共有します。
早期内定を保留にする方法
早期内定を出した企業は、早く就活生に就活を終えて欲しいと考えます。
本当は保留されたくないんですよね。
でも就活を早く終えても、後は卒業旅行に行くだけですよね?
それなら「もっと自分に合った企業」を探したり、内定先の企業についてもっと詳しく調べる時間を作った方が有益です。
早期内定をメールで保留にする場合のテンプレ
そこで僕が就活生の時に、早期内定を保留させた方法を共有します。
以下のテンプレメールを内定先の企業に送れば良いだけです。
【早期内定を保留させるためのメールテンプレ】
件名)
御社への入社意向に関して|◯◯大学 (氏名)
本文)
株式会社◯◯
採用担当者 御中
先日は内々定を頂き、誠にありがとうございました。
◯◯大学の(氏名)です。
貴社への入社意欲は高まるばかりです。
しかし正直お話すると、就職活動を継続しようと考えています。
これだけ多くの企業と関わる機会はなかなかありません。
多くの企業の事業内容や経営計画を見ることで、貴社へ入社後に役立つ知識やビジネスモデルを盗もうと考えております。
更に納得した上で、貴社への入社確定、就職活動を終了したいと考えております。
無理を言って申し訳ございませんが、何卒宜しくお願い申し上げます。
◯◯大学 ◯◯学部
(氏名)
(メールアドレス)
早期内定を電話で保留にする場合のテンプレ
メールでの早期内定の保留方法に加えて、電話で内定を保留するテンプレも合わせて共有しますね。
次のような会話で早期内定は保留することができます。
【早期内定の電話での保留テンプレ】
就活生「先日、御社から内定を頂いた◯◯大学の就活太郎と申します。採用担当者様はいらっしゃいますでしょうか?」
担当者「はい、私が採用担当となります。」
就活生「お忙しい中、失礼致します。先日頂いた内定ですが、保留させていただくことは可能でしょうか?これだけ多くの企業の事業内容に触れる機会はそうそうないと考えており、御社への志望度は高いのですが就活は継続したいと考えました。」
担当者「なるほどですね。具体的にはいつ頃までに決定しますか?」
就活生「就活が本格的に終了し始める6月までは続けようと考えております。また時期が確定したタイミングでご連絡させていただいても宜しいでしょうか?」
担当者「わかりました。ではご連絡をお待ちしております。」
これだけすんなりといくことは少ないです。
しかし、保留して欲しいという旨をしっかりと伝えつつ、保留できないと言われたら内定辞退するのがシンプルで良いですよ。
ちなみに企業側も「就活をもう少し続けたいんだな」と理解しています。
そもそも早期内定を獲得して、サクッと就活をやめる人の方が少ないので。
ですが、あえて「多くの企業の事業内容や経営計画を見ることで、貴社へ入社後に役立つ知識やビジネスモデルを盗もうと考えております」や「これだけ多くの企業の事業内容に触れる機会はそうそうないと考えており」といったポジティブな理由を提示しましょう。
なるほど!就活を続ける理由をとりあえず提示すれば良いんですね。
そうだよ。それでも内定を保留できない場合の対処法を次の章では解説するよ!
早期内定を「保留にはできない」と言われた時の対処法
僕の場合は、この早期内定を保留させるメールを送ったら納得してもらえました。
「いつまで就活を続けますか?」と聞かれた時は、「明確に決定次第、こちらからご連絡させていただきます」と返信すれば問題ありません。
しかし企業によっては、今すぐに就活を終了して欲しいと言われることもあるでしょう。
その場合は以下の2つから行動を選択してください。
【就活の即終了をお願いされた時の対処法】
- 終了することはできないとして内定を断る
- 終了しますとして裏で就活を続ける
①終了することはできないとして内定を断る
まずはシンプルに、「それなら内定を辞退致します」と内定を断りましょう。
あまりにオワハラがキツイ企業は、それだけ人材不足に困っている企業です。
就活生のことを考えずに、人材確保という自社の利益を優先しすぎる企業って、そもそもあまり魅力的じゃないですよね。
よってあまりに内定の保留ができないと厳しい企業は、内定辞退してしまいましょう。
ちなみに早期内定を辞退した場合、内定が1つ減りますよね...。
ですが「早期内定が獲得できる就活イベント5選【複数内定者が推奨!】」にて、効率的に早期内定を獲得する方法を解説しました。
保留できない内定はサクッと切り捨てる。
その上で、もっと自分に合った納得の内定を取りにいきましょう!
②終了しますとして裏で就活を続ける
早期内定を保留できないけど、内定辞退もしたくない!
そんな時は企業には「就活を終了します」と伝えた上で、裏で就活を続ける方法もあります。
もちろん企業に嘘をつくわけなので、嘘をつきたくないという人にはおすすめできませんね。
ですが、そもそも「内定承諾」には法的な縛りはありません。
正式入社の2週間前までなら、内定辞退は認められます。
ここまで解説してきたように、早期内定は「就活終了する・保留する・辞退する・裏で続ける」という4パターンの中から選択することができますよ。
オワハラが激しかったり、保留が全然できないような場合はおとなしく内定辞退するのがベストなんですね。
そうだよ。早期内定はこちらとしても選考期間にまだまだ余裕があるからこそ、辞退したり保留をお願いしたりと優位な立ち回りができるんだよね。
早期内定を辞退する方法|辞退メール・電話のテンプレ
早期内定が保留できない場合に、早期内定を辞退する必要があります。
辞退をする場合のシーンごとのテンプレも共有しますね。
早期内定を直接辞退する場合のテンプレ
【早期内定を直接辞退する場合】
「内定を保留にできないのでしたら、就活をまだ続けようと考えているので、内定を辞退させて頂きます。
評価して頂いたにも関わらず大変申し訳ございません。」
※就活を続けたい理由を更に深堀りされた場合は「これだけ多くの企業を見ることができる機会はそうそうないと思うので自己成長のためにも就活を続けたいです」と回答すれば問題なしです。
直接に内定を辞退するなら、このぐらいシンプルで構いません。
「それなら保留で大丈夫です」と保留を認めてくれる場合もありますからね。
早期内定をメールで辞退する場合のテンプレ
【早期内定を辞退するメールテンプレ】
件名)
頂いた内定に関するご連絡|◯◯大学 (氏名)
本文)
株式会社◯◯
採用担当者 御中
先日は内々定を頂き、誠にありがとうございました。
◯◯大学の(氏名)です。
この度頂いた内定ですが、辞退させて頂きたくご連絡致しました。
このまま内定を保留することが難しいとの回答を頂きましたが、
考えた結果、まだ就活を続けたいという結論に至りました。
評価して頂いたにも関わらず、内定を辞退することをお詫び申し上げます。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
◯◯大学 ◯◯学部
(氏名)
(メールアドレス)
メールで早期内定を辞退するなら、これがテンプレになりますね。
保留をお願いしていなくて、ただ内定辞退したい場合は「このまま内定を保留することが難しいとの回答を頂きましたが」の部分を削除して使用ください。
早期内定を電話で辞退する場合のテンプレ
【早期内定を電話で辞退する場合】
就活生「先日、御社から内定を頂いた◯◯大学の就活太郎と申します。採用担当者様はいらっしゃいますでしょうか?」
担当者「はい、私が採用担当となります。」
就活生「お忙しい中、失礼致します。先日頂いた内定ですが、辞退させて頂きたくご連絡致しました。考えた結果、まだ就活を続けたいと考えたためです。」
担当者「かしこまりました。ご連絡頂きありがとうございます。」
就活生「評価して頂いたにも関わらず、大変申し訳ございませんでした。では失礼致します。」
電話で早期内定を辞退する場合、長々と理由を語る必要はありません。
シンプルに「まだ就活を続けたいと考えたから」という内定辞退理由で大丈夫です。
早期内定を保留できない場合に備えて、内定辞退の方法もここで軽く頭に入れておいてくださいね。
ポイントはシンプルに結論と理由を伝えることです。
企業側も内定辞退には慣れている。だからビビらずにシンプルに内定辞退すれば問題なしだよ。
たしかに毎年毎年、内定辞退する人は何人もいますよね。企業も慣れているのか!
早期内定は保留にすべきか?|辞退すべきかどうか
ここまでの解説にて、早期内定を保留にする方法と辞退する方法が理解できました。
ここで、そもそも早期内定は保留にすべきなのか?と疑問に思う人がいるかもですね。
結論としては早期内定は絶対に保留すべきです。
早期内定を獲得した場合に、保留にすべき理由は2つあります。
【早期内定を保留すべき理由】
- 内定先への志望度は短期間で変わりやすいから
- 内定があることで心に余裕が生まれるから
①内定先への志望度は短期間で変わりやすいから
まず内定先の企業への志望度は短期間で変わります。
内定を獲得した当初は「この企業には入社しないかもな」と思っていても、他の企業と比較したり、社員さんと関わることで「この企業良いかも」と志望度が上がることも多いんですよね。
内定辞退してしまうと、やっぱり入社したいと変更できません。
(もちろん1度頼んでみる価値はありますよ!)
それほどに内定先への志望度は変わりやすいと覚えておいてください。
志望度が高まった時に備えて、保留にしておけば対応できますからね。
②内定があることで心に余裕が生まれるから
続いて、やっぱり内定を持っていれば「入社できる企業はある」という安心感が生まれます。
この安心感によって怠惰になるのはダメですが、安心感によって余裕が生まれて、更に挑戦的になれるのは良いことです。
「更に自分に合う企業はどんな企業だろうか?」という自己分析を深めたり、「大企業にも挑戦してみよう!せっかくなら差別化を意識するか」と工夫ができたり。
心の余裕によって就活を好転させることができると僕は思います。
たしかにこれら2つの理由を考慮すると、早期内定は保留にしておくべきですね。
そうなんだよ。その場の考えだけで「内定辞退しよう」と考えずに、長い目で見て「保留にしよう」とした方が良いと僕は思うね。
早期内定を獲得する具体的な方法まとめ
この記事を読んでいる人は、おそらく早期内定を得た人でしょう。
1つの早期内定を得たとしても、更に自分に合う企業からの内定を取りに行くべきです。
そこで早期内定を獲得するために、あらゆる手段を取りましょう。
僕が就活生の時、早期内定を戦略的に獲得していました。
その方法をまとめた記事を書いたので、ぜひ今回の記事と合わせて読んでください!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
早期内定を保留にする方法から、辞退する方法まで確認できたと思います。
僕が就活生の時、早期内定はすべて保留にしました。
何度か人事の方から「いつに決定しますか?」と聞かれたのですが「少々お待ちいただけますか。こちらからご連絡致しますので!」と対応していました。
複数の内々定を獲得すればこのあたりも多少強引に対応できます。
企業側には申し訳ないですが、保留しつつ、より自分にあった企業を探しましょう。
最後に本記事の要点をまとめて終わります。
【本記事の要点】
- 早期内定はできるだけ保留にすべき。
- 早期内定を保留にすべき理由は「志望度は変わりやすいから」「心に余裕が持てるから」という2つ。
- 早期内定を保留する時はポジティブな理由で就活を続けたいと話す。
- 早期内定を保留にできない場合は、就活を終了するか辞退するか、終了すると伝えつつ裏で続けるのかの3択が取れる。
今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた600の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/