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【一次面接で聞かれる質問20問】実際に僕が聞かれた質問と回答例文!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

「一次面接ってどんな質問をされるのかな?」

僕が就活生の時もこの疑問は持ってましたね。

 

もちろん企業によって聞かれる質問は異なりますが、一次面接でよくされる質問の傾向はある程度決まっています。

一次面接はまず「自社が求める人材とかけ離れている人」を省くという目的があるんですよね。

 

よってザックリと人柄や長所などを把握するような質問をされる傾向にありました。

これは実際に僕が就活を通して感じたことでもあります。

 

本記事では、一次面接でよくされる質問を一覧で共有していきます。

また1問1問、面接官の質問意図や回答のポイントまで踏み込んで解説していくので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

 

一次面接で落ちまくると萎えますよね。だからこそ、一次面接でよく聞かれる質問を把握して、しっかりと対策しておきたいです!

そうだよね。一次面接は足切りとしての役割が大きいから、しっかりと対策しておけば通過率は大幅に高まる。この記事を通して解説していくよ!

【僕の実体験】一次面接攻略のカギは場数にある

 

一次面接でよく聞かれる質問を共有する前に、僕が就活生の時に感じた「一次面接の攻略のカギ」について解説します。

 

一次面接を攻略するために最も大事なことは、場数を踏むことだと僕は思います。

場数を踏むことで、まず面接に慣れることができるのと、聞かれる質問の傾向が見えるので参加後に復習して回答の精度を上げることができるんですよね。

 

ですが、もちろん場数を増やすために適当な企業にエントリーするのはNGです。

あくまで自分に合う企業のエントリー数を増やしていく必要があります。

 

僕の場合は、とにかく残業時間が短いホワイト企業に入社したかった。

そこで就活攻略論の運営と並行して、ホワイト企業の求人だけを掲載する求人サイトを立ち上げて運営することにしたんですよね。

 

ホワイト企業ナビ」という求人サイトで、就活生向けに特化しています。

また掲載している求人はすべて以下の3条件を全て満たす企業のみです。

 

 

これからも皆さんがエントリーしたいと思える企業の求人を増やしていくので、ぜひマイナビやリクナビと合わせて活用してみてください!

 

エントリーする企業を増やしたいけど、どの企業が良いのか分からないという人に向けて、働きやすさに関する条件を満たす企業だけを集めた求人サイトです!

一次面接でよく聞かれる質問20問【回答例文あり】

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早速ですが、一次面接でよく聞かれる質問を紹介していきます。

 

まずはわかりやすいよう一次面接でよく聞かれる質問を一覧化しました。

それぞれ1問ずつ質問の意図と回答例文まで解説していくので、1問ずつじっくり読み込んでもらえると嬉しいです!

 

  質問内容 対象
1 1分間で自己紹介をお願いします 全企業
2 自己PRをお願いします 全企業
3 長所を教えてください 全企業
4 短所を教えてください 全企業
5 趣味を教えてください 全企業
6 特技を教えてください 全企業
7 周りからどんな人だと言われますか 全企業
8 学生時代に最も打ち込んだことは何ですか 全企業
9 これまでの挫折経験を教えてください 全企業
10 弊社の志望動機を教えてください 全企業
11 志望する職種とその理由を教えてください 全企業
12 会社説明会に参加した感想を教えてください 全企業
13 あなたを◯◯に例えると何ですか 全企業
14 集団ではどんな役割をすることが多いですか 全企業
15 得意科目と苦手科目を教えてください 全企業
16 入社後のキャリアビジョンを教えてください 中小・ベンチャー
17 入社してから叶えたい目標はありますか 中小・ベンチャー
18 10年後の自分像を教えてください 中小・ベンチャー
19 他に受けている企業はどんな企業ですか 中小・ベンチャー
20 内定が出たら弊社に入社しますか 中小・ベンチャー

 

これら20の質問に対して、1問ずつ質問意図と回答のポイント、更には例文をそれぞれ解説していきます。

どれも一次面接でよくされる頻出質問なので、1問ずつ丁寧に対策することをおすすめします!

 

質問① 1分間で自己紹介をお願いします

 

まず一次面接の冒頭にされるのが1分間自己紹介ですね。

1分間と指定がなく「簡単に自己紹介をお願いします」とお願いされる場合も多いです。

 

この1分間自己紹介を求める面接官側の意図としては、まずザックリとその就活生の情報を知りたいということ。

それに加えて、まずは自分のことを簡単に話してもらって緊張をほぐすための「アイスブレイク」としての目的があります。

 

アピールよりも雰囲気作りを大切に

この1分間自己紹介のポイントですが、まずはアピールに必死にならないこと。

一次面接の最初の質問の段階では、まだ面接官とは完全な初対面であり、そこでいきなり必死にアピールされるのはちょっと微妙ですよね。

 

自分の能力や長所に関しては、あとの質問でいくらでもアピールすることができます。

よって最初の自己紹介ではアピールよりも、「雰囲気作り」に徹することを僕は意識してました。

 

雰囲気作りとは、初対面である面接官と話しやすい状況を作ること。

具体的な方法としては、少し雑談を織り交ぜたり、できるだけ笑いを生むようにする。

 

僕は笑いを生むために、「初対面の方からはアクティブで外ばっかりで遊んでそうだと言われるのですが、実は一人の時間も大好きで大学時代にスタバで70万円は使いました」というような話をしていました。

 

ちなみに人は相手の弱みを知ると親近感を抱くという性質を持っています。

よって「初対面の人からは◯◯だと言われるのですが、実は◯◯なんです」と“若干の自虐”をいれることで、相手に親近感を抱かせて、話しやすい雰囲気作りをするという方法は非常におすすめなんですよね。

 

1分間と言われたら目安は8〜9割

「1分間で自己紹介をお願いします」と言われた時に、「1分間きっちり話さないと」と思う人が多いようですが、そんなことはありません。

 

大事なことは1分よりも明らかに長くならないことなんですよね。

かといってあまりに短すぎるのもNGなので、だいたいの目安として8〜9割を意識しましょう。

 

1分間自己紹介は多くの企業から一次面接で求められる頻出質問なので、自宅で何度か練習しておくことをおすすめします。

その際に時間を測ってみて、「50秒はこのぐらいの長さか」という感覚を養っておくと良いですよ。

(ちなみに1分間の目安は文字数にすると約300文字です)

 

【回答例文】

「本日は面接のお時間を頂きありがとうございます。◯◯大学◯◯学部の◯◯◯◯(名前)と申します。

実は大学1年生の頃から御社の事業をネットで見て、ずっと憧れていた企業だったので本日こうして面接して頂けていることが非常に嬉しいです。ありがとうございます。

私の性格面の話をすると、初対面の人からよくアクティブそうだねと言われることが多いです。

しかし、実は一人で作業する時間も大好きで、大学時代の趣味はスタバで読書。

大学時代にスタバに払った金額は70万円を超えるほどでした。

本日はこんな私のリアルな一面を含め、精一杯お伝えできればと考えております。宜しくお願い致します。」(288文字=約50秒ほど)

 

質問② 自己PRをお願いします

 

次に一次面接でよくされるのが「自己PR」ですね。

自己PRに関して言うと、一次面接だけでなく二次面接や最終面接など、あらゆる選考で聞かれる質問なので絶対に回答を磨いておく必要があります。

 

自己PRの質問意図は、採用することで会社にどのようなメリットがあるのかを把握するため、あなたの強みが会社との適性が高いものかを判断するため。

また「説明能力・プレゼン能力・説得力」の高さを知るために自己PRを聞くという意図もあります。

 

具体的な貢献内容まで踏み込んで回答できると良い

こうした質問意図があるので、就活生側は「私を採用することで御社にこんなメリットがありますよ、だから絶対に採用すべきです」と説明する必要があります。

 

そこで僕のおすすめはただ強みを伝えるだけでなく、その強みを活かすことで具体的にその会社にどのような貢献ができるのかという「具体的な貢献内容」まで踏み込んで伝えることなんですよね。

 

具体的な貢献内容まで伝えることで、面接官側は「なるほど、たしかにその強みを持っているのはうちの会社に合うな」と納得することができるので。

 

僕がおすすめする回答構成・回答例文などの細かい説明は「【自己PR例文42選】これが評価される自己PRだ!|就活の面接での回答例文を共有」にて解説しています。

 

自己PRは何度か添削したことがあるのですが、ほとんど全員がただ自分の強みを羅列するだけの説得力の低い自己PRだったので、自己PRは大きく差をつける質問の1つになりえますよ。

 

【回答例文】

「私はどんなことがあっても、まずは半年続けるという継続力によって貴社に貢献します。

貴社の仕事には専門性が求められると考えており、常に勉強すること、先輩社員からの学びの姿勢が重要であると考えています。

そこで活躍している先輩から活躍するための「コツや習慣」を積極的に学び、慣れてもやめない。継続し続けることで利益を生みます。

具体的にこの継続力を発揮した経験が大学時代にあります。

私は大学生が持つ自由な時間をもっと有効活用する必要があると考えました。

そこで、若いうちから広い知識や教養を付けることが将来に繋がる最大の投資になると考え、1週間に必ず1冊の本を読むことを3年続けたのです。

その結果、専攻している化学だけでなく、経済学、経営学、心理学などあらゆる学問の基礎知識を身につけることができました。

私がこれほどまでに継続力を重視するのは、「どんな成功も継続する人が少ないから掴む人が少ないだけで、続けた人は成功を手にすることができる」という信条を持っているからです。

貴社に入社した暁には、私のこの誰にも負けない継続力によって必ず利益にこだわり、結果を出し続けることを約束させていただきます。」

 

質問③ 長所を教えてください

 

次に一次面接でよく聞かれる質問が「長所」ですね。

一次面接の目的として、その就活生の特徴が自社に合っているのかという点を重視します。

要するに「自社の仕事内容に合う長所か?」「自社の社員と合うような長所か?」といった視点で長所は聞くんですよね。

 

例えば、その会社で活躍する人材の特徴が「継続力があって真面目な人」だとします。

逆に「好奇心旺盛で飽き性な人」は合わない会社だったとしましょう。

 

一次面接でその会社は「好奇心旺盛で飽き性な人」を不採用にしますよね。

反対に長所を聞いた時に、継続力や真面目さ、愚直さを長所とする人を評価します。

 

このように「長所」という特徴は、自社との適性を測る上で非常に便利な質問です。

よってほとんどの企業で聞かれる質問なんですよね。

 

回答のポイントは嘘をつかないこと

面接で長所を答える時のポイントとしては、とにかく嘘をつかないことです。

先ほど話したように、その会社で活躍できる人材の特徴が、真面目で継続力のある人だった場合に、好奇心旺盛で飽き性な人が入社してしまうとミスマッチになるんですよね。

 

ミスマッチで被害を受けるのは企業側だけでなく、就活生側も受けます。

なぜなら、仕事をしていて活躍できない、その会社の仕事に向いていないと思い出す、その会社の仕事に新しさを感じずに飽きるという事態に陥って、早期退職に繋がる可能性があるからです。

 

こうならないためにも、自分の長所は正直に伝えましょう。

「この会社は◯◯の長所を持っている人を採用しそうだな」と思っても、その長所が自分にないなら嘘をつくのはNGです!

 

こちらの長所の回答方法や、自分の長所の見つけ方については「【長所一覧表】30の長所と“それぞれのアピール方法”を解説」にて詳しく解説しています。

長所の伝え方がよくわからない、固まってないなという人はあわせて参考にしてくださいね。

 

【回答例文】

「私の長所は、必ず昨日とは違うことを取り入れるという習慣を軸にした主体性です。

些細なことでも自分で考え行動するという習慣によって、大きく2つのメリットを得ることができました。まずは毎日が新鮮で楽しくなったこと、次に圧倒的な行動力が身についたことです。

実際に私は高校時代から、「必ず昨日とは違う行動を取り入れる」という習慣を大事にしてきました。これは例えば昨日とは違う道で帰ったり、新しい料理を作ってみたり、一人映画に挑戦したりと様々です。

このように必ず昨日とは違うことをするためには、意識的に考える作業が不可欠であり、この習慣を取り入れることで毎日の楽しさと実行力が身についたと確信しています。

御社に入社後は、高校時代から作った考えて行動する習慣を元に、御社に新しい風を吹かせることをお約束致します。」

 

質問④ 短所を教えてください

 

続いて、長所とセットで聞かれるのが「短所」ですね。

短所も一次面接では本当によく聞かれる質問です。

 

短所の質問意図も長所と同様で、その就活生の特徴が自社に合っているか適性を判断するため。

よって就活生側は短所を正直に伝えるようにしてください。

 

短所を長所のように伝えるな

たまに就活サイトを見ると、「短所は長所のように伝えましょう」と書かれています。

その意見に僕は反対で、なぜなら”その短所を長所と受け取るかどうかは相手が決めること”だからです。

 

例えば僕の短所の1つとして、「せっかちなところ」が挙げられます。

テキパキと動くような人を求める会社にとっては、この短所は長所になりえるでしょう。

一方で、みんなでまったりと楽しく仕事をしようという会社は、これは短所と考える可能性が高いですよね。

 

このようにその短所をポジティブに受け取るか、ネガティブに受け取るかは相手次第。

よって就活生側が無理に長所のように伝えるのは、必死にアピールしようとしている感が伝わり、かつ「いやいや、それは短所だろ」と思われる可能性があるので、素直に短所だと伝えてしまいましょう。

 

短所の詳しい回答構成・例文は「【短所一覧表】30の短所と評価される短所の書き方・伝え方」にて詳しく解説しています。

短所一覧表も用意しているので、参考になると思います!

 

【回答例文】

「私の短所は、一人で抱え込みがちなことです。

大学のゼミでも、グループでの発表準備でわからないことがあったとき自分でどうにかしようとして時間がかかってしまいました。

その結果、グループの人たちに迷惑をかけてしまったことがあります。

仕事においても、問題を一人で抱え込むことでより悪化させてしまうかもしれません。

よって、いまはストレスを感じることが起きたときにすぐに友人に連絡し、起きた出来事と感情を伝えるよう習慣づけて改善しようと取り組んでいます。」

 

質問⑤ 趣味を教えてください

 

続いて、一次面接では「趣味」を聞かれることも多いですね。

 

趣味を聞く面接官の意図は、「その就活生がどんなことに興味があるのか」という興味関心を知るためです。

例えばインドアな趣味か、アウトドアな趣味かどうかを知るだけで、ザックリとその人の性格を把握することに繋がりますよね。

 

僕のように趣味がスタバで読書だと「真面目そうだな」や「落ち着いた性格なのかな」と性格を判断することができる。

一方で趣味が登山やサーフィンなど、アウトドアな場合は「行動力がありそう」や「挑戦的なことが好きなのかも」と考えることができます。

 

このように趣味を聞くことで、その就活生の興味関心を把握することで、性格や特徴を判断することに繋がるのです。

 

趣味がない場合の対処法

ちなみに「趣味がない」という就活生も多いですが、「趣味=長く時間を費やすこと」や「趣味=長期間に渡っておこなっていること」として考えると浮かぶかもしれません。

 

1日のスケジュールを振り返った時に、僕はカフェにいることが多いので「趣味はカフェで過ごすこと」だと言えますよね。

他にもアニメを見ること、散歩、ショッピング、お酒など、長く時間を費やすことや長期間に渡っておこなっていることは趣味だと言えます。

趣味がない場合の対応方法は「【趣味がない人向け】面接で答える趣味の見つけ方3ステップ」の記事を参考にしてくださいね。

 

【回答例文】

「私の趣味はウィンドウショッピングです。

定期的に店の売り場を見ると、1週間ごとに陳列が変わっているなど小さなお店の努力を知ることができ、PDCAサイクルの片鱗を見られる点が面白いと感じています。

この趣味によって「小さな変化に気づきなぜ変化したのかを考えること」が習慣化し、今では私の特別な能力となりました。

御社に入社した暁にも私のこの思考力を発揮し、業務規模の大きさに関わらず仮説検証を繰り返すことでさらなる利益拡大に貢献したいと考えております。」

 

質問⑥ 特技を教えてください

 

続いて、僕が就活生の時に一次面接でよく聞かれたのが「特技」です。

「なにか特技はありますか?」という感じでフランクに聞かれることが多かったですね。

 

特技の質問意図ですが、趣味の意図と近くて、どんなことに興味関心を持っているのかの把握。

それに加えて「どんな作業に適性があるのか」を測ることを目的にしています。

 

例えば僕の場合、特技としてこうして文章を書くことが挙げられるかもしれません。

自分の考えを論理的思考で伝える能力であり、文章を書くことが特技であることは営業力やプレゼン能力が高いという判断に繋がる可能性もありますよね。

 

だからと言って、仕事に直結するような特技を話す必要はありません。

素直に自分が特技として考えていることをそのまま伝えるようにしましょう。

 

【特技一覧表】就活でアピールできる特技30選!伝え方も」にて特技一覧表と、特技の回答例文をまとめています。

 

【回答例文】

「私の特技は1ヵ月に1万円程度の貯金を生むことのできる節約です。

高校生の時から「貯金をして海外旅行に行きたい」と考え、節約生活を始めました。具体的には、買い物した際に必ずレシートをもらってノートに毎月の収支をまとめ、ノートを見返して本当に必要なもの以外にチェックを付けて同じ買い物をしないようにしました。

結果として念願だった海外旅行もでき、本当に欲しいものかどうかを考える癖がつきました。さらに計画的に物事を進めること、目標に対してコツコツ努力や改善を繰り返すことの大切さを学びました。

御社に入社した暁には、個人とチームの両方において常に目標を明確にし、その目標を達成していくことでさらなる利益拡大に貢献していきたいと考えています。」

 

質問⑦ 周りからどんな人だと言われますか

 

続いて、一次面接でよくされるのが「周りからどんな人だと言われますか?」という質問です。

この質問はその人の特徴、性格を把握するのに適していて、一次面接に非常に向いている質問なんですよね。

 

ここまで紹介した、自己紹介や長所・短所などは全て主観をベースで話しますよね。

要するに「自分が思う自分についての説明」がメインになります。

 

しかし、その人を理解する上で客観を取り入れることで精度が上がります。

(この客観的なその人の特徴や性格の把握のために、適性検査が行われたりします!)

 

こうした意図があって周りからどんな人かを聞いてくるので、正直によく周りから言われる性格を答えるようにしましょう。

 

ちなみに僕は「初対面の人からは30分ぐらい話すだけで、地元の友だちみたいだと言われることがありますw」と回答していました。

これは実際に言われることであり、かつ営業職を志望していたのでコミュニケーション力の高さを遠回しに伝えることができますよね。

 

このように、よく周りから言われることで、自分の志望する職種に対して良い印象を与えるようなものをピックアップしておくととっさに答えることができますよ。

 

ちなみに友達からどう言われるかの回答方法について「【面接】友人からはどう思われているか?の回答方法」にて、より詳しく解説しているので、参考にしてくださいね!

 

【回答例文】

「私は友人からはとにかく常にイキイキしているねと言われることが多く、行動力があると言ってもらえることが多いです。

その反面、せっかちだと言われることも多く、何も考えずに突っ走るのでよく注意されてしまうこともありますね。」

 

質問⑧ 学生時代に最も力をいれたことは何ですか

 

続いて、自己PRなみによくされる質問として「学生時代に最も力をいれたことは何ですか」、通称ガクチカがあります。

この質問も一次面接だけでなく、二次面接や最終面接でもよくされるので回答の質を高め続けることが非常に重要です。

 

ガクチカの質問意図は大きく3つあります。

  • 学生時代を有効に活用することができた人材かどうかの判断のため
  • どんな能力や考え方が身についているのかを確認するため
  • どんなことに興味関心があるのかを確認するため

 

学生時代に力をいれたことを聞くだけで、これだけのことを把握できます。

だから多くの企業でされ、かつどの選考段階でもされる質問なんですね。

 

ガクチカの回答構成、回答例文は「【ガクチカ例文10選】これが評価されるガクチカだ!|構成説明あり」の記事を参考にしてください。

 

ポイントは、ただ打ち込んだことの説明だけで終わるのではなく、自分の考え方やその経験を通して得たことも明記することにありますよ。

 

【回答例文】

「私が大学時代に打ち込んだことは「化政文化」に関する研究を行うゼミでの活動です。

このゼミ活動に力を入れた理由ですが、普段1つのことを深く考えるという活動をしたことがないため、この文化を研究するという作業を通し、「1つの物事から複数の学びや気づきを得る」という体験をしようと決心したからです。

このゼミでの活動を通して得たことが2つあります。

1つ目は「過去を研究することで現代に活かせる知識が身につく」という学び。

2つ目は「興味がないことも深く研究すると興味が湧いてくる」という学びです。」

(※面接では1度にあまりに長く回答するとコミュニケーションが取れないので、結論だけを簡潔に述べて、あとは追加質問に対して答えていくのがベストな立ち回りです)

 

質問⑨ これまでの挫折経験を教えてください

 

次に一次面接や二次面接でよく聞かれるのが「挫折経験」です。

これまでの人生において挫折経験があるのか、またその内容は何かを聞く質問。

 

挫折経験の質問意図は大きく2つあります。

まずは「ストレス耐性があるかどうかを確認するため」ですね。

これまで挫折経験があり、それを乗り越えている人の方が当然ストレス耐性が高いと判断することができます。

 

次に2つ目の意図は、「課題解決力があるかを確認するため」ですね。

挫折経験をどのように乗り越えたのか、何かトラブルが生じた時にどのように立ち直るかを確認することによって、課題解決力のある人材かどうかを見極めるという目的があります。

 

実際に僕が就活生の時も、挫折経験はよく聞かれましたね。

「藤井くんはなんか挫折経験とかなさそうだけど、どうなの?」みたいな、失礼な質問をしてくる面接官もいましたがうまく立ち回りましょう。

 

具体的な回答方法や「挫折経験がない」と悩んでいる人向けに、挫折経験に特化した解説記事を用意しておきました。

 

挫折経験を聞かれても突然答えられないかも!という就活生は「【就活での挫折経験の答え方】"面接を通過した実際の例文”を元に解説します」を参考にしてくださいね。

 

【回答例文】

「私の人生最大の挫折経験は、小学生の時に経験した転校ですね。

両親の離婚をきっかけとして、小学4年生の時に転校することになりました。

転校初日、どのように人に声を掛ければ良いのかも分からず、全員が敵に見えてしまう。

これまで順調だった生活が一変するこの経験によって、自分はなんて非力なんだと実感したことを今でも覚えています。

しかし、まずは現状に対して嘆くのではなく受け入れること。

その上で全く話したことがない人にも挨拶をしてみる、ドッチボールの輪に入れてももらえるように頼むなど、1つ1つ小さな行動を起こすことを徹底。

結果として学校に馴染むことができました。

この挫折経験を通し、どんな大きな問題も小さな解決行動を積み重ねることの重要性を学ぶことができ、今の私の大切な価値観の1つとなっています。」

 

質問⑩ 弊社の志望動機を教えてください

 

次に一次面接でよく聞かれる質問が志望動機です。

ここまでに紹介した「自己PR・ガクチカ・志望動機」の3つは、特によく聞かれるので"就活3大質問”と呼ばれることもあります。

 

そしてこの就活3大質問の中でも、この志望動機は特に評価に影響を与え、かつ対策次第で魅力的な志望動機を作成することができるので対策価値が最も高い質問と言えます。

(自己PRやガクチカは、もともとの自分の経験や能力に依存するが、志望動機に関してはそれらに関係なく誰でも魅力的な内容を作成できるってことです)

 

まずは志望動機の質問意図を押さえておきましょう。

企業は新卒に対して、とにかく「早期退職しない人材」と「内定を出したら内定辞退しない人材」を強く求めています。

 

なぜなら新卒を採用するのは長く働いてくれるという前提があるからです。

新卒には即戦力としてではなく、育成を通した将来的な活躍を期待しています。

 

よって早期退職されてしまうのは、企業にとって大きな損害になる。

また内定を出しても内定辞退されてしまった場合、またイチから新卒を採用することになります。

あなたが人事の立場に立てば、これがいかに面倒か理解できますよね。

 

志望度の高さを志望動機から判断することができる

では早期退職しない人材と内定を出したら内定辞退しない人材をどう見分けるか?

その1つの判断材料に「志望度の高さ」が関係してくるんですよ。

 

志望度が高ければ、その分、入社してからも長く頑張ってくれそうだと判断できる。

また志望度が高ければ、内定を出してもそのまま入社してくれるだろうと判断できる。

これらの理由で人事は「志望度の高さ」を非常に重視しており、志望度の高さを知ることができる「志望動機」の重要性が高い理由です。

 

評価される志望動機は「他社じゃいけない理由」が明確なこと

志望動機の重要性を把握したところで、具体的にどのような志望動機が評価されるのか気になりますよね。

評価される志望動機はとにかく「納得性の高い志望動機」だと僕は考えています。

 

「なぜこの業界なのか」だけでなく、「なぜこの業界の競合他社じゃなくうちの会社なのか」まで踏み込んだ志望動機であること。

 

更には「なぜこの企業規模の会社を選んでいるか?」など、面接官が気になる疑問を全て潰し、"他社じゃいけない理由(その会社でないといけない理由)”が明確な志望動機こそが、納得性の高い評価される志望動機だと言うことができます。

 

これら評価されるためのポイントを押さえた志望動機の書き方は「志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】」でまとめています。

志望動機はいくら時間をかけても良いぐらい重要な質問なので、1社1社、とにかく最高の志望動機の作成を徹底しましょう。

 

【回答例文】

「私が御社を志望した理由は、第一にIT業界であること、またIT業界の中でも新事業を次々と生み出すスピード感の虜になったからです。

私は元々新しいもの好きで、新しいネットサービスや新着アプリはまず手を付けるようにしています。

暇があればパソコンを開いたり、スマホをいじっているほどにインターネットが大好きです。よってIT業界を志すことは大学入学前から決めていました。

そしてIT業界の中でも御社でなければいけない理由があります。それは他社よりも圧倒的に新サービスのリリーススピードが速いことです。

そもそも競争が激しいIT業界だと思いますが、その中でも次々にサービスを開発してリリースするスピード感の中で私は働きたいと考えました。

変化が激しい環境の厳しさは理解できます。

実際に御社の社員さんは説明会で「毎日が戦いだ」と仰っていたのが印象的です。

私はその言葉に対してネガティブな印象よりも身震いするほどのワクワク感を感じたんですよね。

私の企業選びの軸は「IT業界かつ、変化の激し“過ぎる”企業」です。まさにこの軸に御社こそが当てはまると考えておりますし、私もいつか戦いの最前線に参加したいと考えております。」

 

質問⑪ 志望する職種とその理由を教えてください

 

では続いて、一次面接では志望する職種について深堀りされることがあります。

僕は営業職を志望していたのですが、「なぜ営業職を志望したのか?」「他の職種は見ていないのか?」など一次面接で聞かれることがありました。

よって「なぜその職種を志望しているのか」という職種への志望理由は、事前にしっかりと固めておく必要があります。

 

自分に向いている職種を選択することは非常に重要

ちなみにこの職種に対する志望動機ですが、聞かれたらすぐに答えることができるほどに、じっくりと吟味しておく必要があります。

 

仕事で結果を出すため、長く続けるためには“自分に向いている仕事内容”を選択することが重要なんですよね。

 

僕は単純作業や暇な時間が大嫌いなので、技術職や事務職は絶対に向いていない。

また人と会話する時間が好きなので、営業職が向いていると判断しました。

 

仮に僕が適当に職種を選択して、工場で技術職として働くことになっていたら、間違いなく半年以内で辞めますねw

職種に対する志望動機に答えられるようにするためにも、将来的に仕事で実績を出して長く続けられるようになるためにも就活生のうちに職種は徹底的に選びましょう。

 

就活生におすすめできる職種をまとめた記事が「【就活生におすすめの職種は?】全27職種からおすすめを厳選」なので、まだ職種選択ができていない人や、職種への志望動機が答えられないかもという方は読んでおいてください。

 

質問⑫ 会社説明会に参加した感想を教えてください

 

次に一次面接で聞かれる質問が、会社説明会の感想についてです。

「弊社の会社説明会に参加した感想はどうでしたか?」と聞かれるのですが、この質問意図は大きく2つあります。

 

まず1つ目の質問意図は「自社への理解が深く、志望度が高いかどうかを確かめるため」です。

会社説明会の感想を聞いた時に、適当に答える人に対しては「適当に参加したんだな」と思いますよね。

志望度が高い企業の会社説明会なら適当には参加しないはずなので、そこで自社への志望度の高さを確認することができます。

 

そして2つ目の質問意図は「会社説明会そのものの改善・改良に活かすため」ですね。

その会社説明会の良かった点や悪かった点を就活生からヒアリングすることによって、次回からの改善に活かすことができますよね。

 

会社説明会の感想は改善点も話そう

これらの質問意図を考慮して僕のおすすめは、会社説明会の感想は良かった点と改善点を伝えるという回答方法です。

 

良かった点だけでなく、改善点まで伝えることで、会社説明会に真剣に参加したことが伝わるとともに、その会社側からすると改善点が分かって嬉しいですよね。

また「改善点を発見する」というのは、問題発見力があることを示すことができるので、一石二鳥だと考えています。

 

このあたりの会社説明会の感想の回答方法は「【例文あり】会社説明会の“感想”を聞かれた時の回答方法」の記事で書いてますよ。

 

【回答例文】

「説明会を通して、御社の業界シェアの高さに再度魅力を感じました。

志望動機でもお話した通り、私は御社が◯◯業界でトップシェアを獲得している点に魅力を感じています。

トップシェアを維持するための施策や営業先との関係作り、そういった細かい点を会社説明会で伺うことができ、魅力を再認識できたと感じます。

業界トップシェアの企業でこそ、営業職として自信を持って商品を売ることができると考えていますので。」

 

質問⑬ あなたを◯◯に例えると何ですか

 

続いて、一次面接でよく聞かれることが「あなたを◯◯に例えると何ですか」という質問。

◯◯に当てはまるものとしては、「動物に例えると」や「色に例えると」「キャラクターに例えると」などなど企業によって様々ですね。

 最も多くされる印象にあるのは「動物に例えると」なので、これは事前に考えておくと良いかもしれません。

 

この質問の意図ですが、就活生の性格や特徴の理解のためです。

◯◯に例えると、というちょっと変わった形で質問することで、他の質問では引き出すことができなかった特徴を引き出すような役割を持ちます。

 

ちなみに僕が就活生の時に答えていたのは「一度考えてから突進を始めるイノシシです」という回答で、このように少しひねって答えることで印象に残りやすいのでおすすめです!

 

細かい回答方法については「【23種の動物一覧表】“自分を動物で例えると?”の面接対策」で詳しく書いています。

(動物ごとの性格一覧表も紹介しているので参考にしてください)

 

質問⑭ 集団ではどんな役割をすることが多いですか

 

続いて、一次面接でよくされる質問が「集団ではどんな役割をすることが多いですか?」という質問。

 

僕が就活生の時も3回は面接で聞かれることがありましたね。

意外ととっさに答えることが難しい質問でもあるので、事前にザックリと考えておくことをおすすめします。

 

この集団での役割を聞く意図として、「集団での役割=会社での役割」と考えることができるので、集団での役割を聞くことで「この就活生は入社したらどんな役割で活躍できそうか?」という判断材料にする狙いがあります。

 

会社は集団であり、いくら個人の能力がずば抜けて高くても、集団でうまく自分の役割を見つけて助け合う能力が求められます。

 

過去に集団で何かを成し遂げたエピソードをベースにするのがおすすめ

この集団での役割の回答方法としては、過去に集団で何かを成し遂げた時のエピソードを用いて伝えるのがおすすめですね。

 

例えば、僕の場合は高校時代の学祭でも、クラスの出し物やスローガンなどを発想してとにかくアイデアを出しまくる役割をすることが多かったんですよね。

 

それをそのまま伝えることで、面接官は「なるほど!アイデアを出す役割を担うことが多いんだな」と理解し、その上で「ちょうど弊社にはアイデアを出すような人が欲しかった」や反対に「アイデアマンはこれ以上いらないな」などの判断を行うことができるようになります。

 

このあたりもここまで何度も伝えたように、嘘をつかないことを徹底しましょう。

集団での役割はまさにその会社で活躍できる人材かどうかの判断材料になります。

 

全然リーダーシップがない人が、「リーダーシップを発揮する場面が多いです!」と答えて、それを期待されて入社しても発揮できずに「この会社合わないな...」となるのがオチですからね。

 

質問⑮ 得意科目と苦手科目を教えてください

 

では次に一次面接やエントリーシートでよく聞かれる質問が「得意科目と苦手科目」です。

これらを聞く理由はシンプルで、自社の仕事内容との適性を測るためですね。

 

例えば、数字に強い人が欲しいと考えている企業は数学が得意な人に魅力を感じる。

プレゼンや資料作りなどに強い人が欲しいと考えている企業は文学系が得意な人に魅力を感じますよね。

 

このように得意科目と苦手科目を聞くことで、その就活生の得意不得意な分野を把握し、自社の業務と適性が高いかどうかを判断するのです。

 

回答のポイントとしては、正直に伝えることと、「なぜその科目が得意なのか」ということを伝えることです。

しかし、得意科目と苦手科目の回答で大きく評価されるようにするのは難しいため、正直に答えることだけを徹底しておくと良いでしょう。

 

より詳しくは「【例文10選】面接での「得意科目・苦手科目」の答え方はこれ」にて解説しています。

 

【回答例文】

「私の得意科目は地域社会学です。

大学のゼミでは、主にシャッター商店街に関する研究を行ってきました。

フィールドワークにおける商店街の方とのやり取りや研究報告をとおして、担当教授からも「良い視点を持っている」というお言葉をいただきました。」

 

質問⑯ 入社後のキャリアビジョンを教えてください

 

ここからは特に中小・ベンチャー企業の一次面接で聞かれる質問になります。

一次面接が足切りとしてではなく、良い人材がいたら即採用したいという目的のある企業では一次面接から人事や役員が出てくることがあります。

(特に社員が数人のベンチャー企業ではいきなり社長が出てきたりもザラにありますよ)

 

このように一次面接から内定を出す勢いのある企業の場合、質問内容が非常に具体的なんですよね。

これまでの質問のように「就活生の性格や特徴」の把握に特化した質問以外に、入社後のキャリアビジョンや将来像について聞かれることがありますからね。

 

ではまず最初に聞かれる質問としては「入社後のキャリアビジョンを教えてください」という質問です。

 

新卒で入社してからどのようなキャリアを歩みたいのか聞くことで、その企業の"人事戦略との親和性"を測ることを目的としています。

どういうことかと言うと、例えば企業側は「とにかく長期的に営業に特化して活躍してくれる人材を採用したい」と考えているとしましょう。

その際に就活生が「営業職として結果を残したのちに企画職として働きたいです」と答えた場合、自社の人材戦略とズレていると判断することができますよね。

 

このように入社後のキャリアビジョンをヒアリングすることで、自社が今まさに欲しい人材かどうかを判断する材料にするのです。

回答のポイントはシンプルに、自分が心から思っているキャリアビジョンを伝えること。

 

もしキャリアビジョンがないという場合は、「まずは目の前の仕事に尽力し続けて結果を出すこと、その後会社から求められた仕事をなんでもこなせるようになります」と柔軟に対応できることをおすすめします!

 

質問⑰ 入社してから叶えたい目標はありますか

 

続いての質問は「入社してから叶えたい目標はありますか」という質問です。

先ほどのキャリアビジョンと似ていますが、もう少し分かりやすい形の質問として聞かれることがありますね。

 

この質問も自社の人事戦略と合っている人材かを確かめる目的があります。

よって、自分が社会人になって成し遂げたいことを正直に答えれば問題ありません。

 

僕の場合は、「営業職だけでなく企画やマーケティング職にも興味があるので機会があればそういった職種での業務経験にも従事したいと考えております」と回答してましたね。

 

質問⑱ 10年後の自分像を教えてください

 

続いて、キャリアビジョンや叶えたい目標と似ているのが10年後の自分像です。

「◯年後の自分像を教えてください」という聞き方をすることで、その就活生がどんなキャリアを歩みたいのか、それを自社で叶えることはできるのかを判断します。

 

例えば、ある就活生が「10年後にマーケティング職で働いていたいです」と答えたとしましょう。

その会社が10年ではマーケティング職に配属させれない場合に、その就活生の希望を満たせずにミスマッチに繋がる可能性があると判断することができますよね。

 

このように一次面接だろうが、良い人材を採用しにかかっている企業はキャリアビジョン、将来像など具体的なことを聞かれることが多いので、事前に将来像はイメージしておくと良いでしょう。

10年後の自分像の回答例文などは「「10年後の自分像」面接で将来像を聞かれた時の回答法【例文あり】」にて書いてあります。

 

質問⑲ 他に受けている企業はどんな企業ですか

 

続いて、一次面接だろうが面接官が人事や役員の場合は「他社の選考状況」や「他に受けている企業はどんな企業ですか」と聞かれることが非常に多いですね。

実際に、僕が受けた中小企業では一次面接から他社の選考状況を聞く企業が多く、3割ほどの企業から聞かれました。

 

途中でも話したとおり、企業側は“内定を出したら入社してくれる人材”に優先的に内定を出そうと考えています。

特に中小やベンチャー企業の場合、大手企業ばかりを受けている就活生に対して「内定を出しても大手志向だから入社してくれない可能性が高い」と判断します。

 

中小・ベンチャー企業には絶対に大手志向だと伝えないこと

よって一次面接で人事や役員が面接するような中小、ベンチャー企業に対しては、他社の選考状況を聞かれた時に大手企業のことばかりを話さないようにしましょう。

大手志向だと思われてしまうと、それだけでマイナス評価される可能性が高いからです。

このあたりは人事の立場に立てば理解することができます。

 

複数の業界を志望している場合は理由を明確化しておくこと

他社の選考状況について、面接官にツッコまれて困るのが複数の業界を受けている場合です。

面接官からすれば「なぜ複数の業界を受けているのか?適当な軸で就活しているのか?」と思ってしまいますよね。

 

こう思われることを避けるためにも、「業界の志望動機」は志望している各業界ごとに明確化しておく必要があります。

どっちみち業界の志望動機は志望動機を語る時に必要になるので、志望している業界ごとに事前に明確化しておきましょう。

 

より詳しい解説は「【他社の選考状況の答え方は?】"超おすすめの回答例"を共有」にてまとめています。

 

【回答例文】

「御社と同じく食品業界で受けている企業が3社あります。キューピー、ミツカン、伊藤園の3社です。それら3社とも現在一次面接前の状況です。

しかし、それら3社と比較しても御社の志望度が最も高く、御社からの内定が出たらほかは全て辞退致します。」

 

質問⑳ 内定が出たら弊社に入社しますか

 

それでは一次面接でされる質問、いよいよラストです!

20問も紹介したので読むの疲れたと思いますが...!(ここまで読んでくれてありがとうございます!)

 

最後に紹介する質問は「内定が出たら弊社に入社しますか?」という質問です。

その会社から内定が出たら就活を辞めるという場合、素直に「御社から内定を頂いた暁にはすぐに就活を終了します!」と言い切れますよね。

 

一方で、その会社から内定が出ても就活をやめる気がない場合、困ると思います。

そこで「えーっと、、、就活は続けたいです、、、ね」とあやふやな回答をすると、「この就活生は内定を出しても他の会社にいきそうだな」「弊社への志望度が低そうだな」と思われてしまいます。

 

よって、内定が出ても就活を続けたい場合におすすめの回答方法を共有しておきますね。

この対処法はツイッターでも好評でした。

 

 

【内定が出ても就活を続ける場合の回答例文】

「正直にお話すると、御社の志望度が最も高いですが就活を続けます。(結論)

内定を頂けた場合、現場の社員さんともお話させて頂きたいと考えているからです。

他の企業でもお話をさせて頂き、最も自分に合う企業に入社すべきだと考えております。

入社後にミスマッチが生じて、結果として損害を与えるのが最も失礼だと考えているのでこのような考えを持って就活しています。(なぜ続けるのかという理由)」

 

このように、「なぜ就活を続けるのか」という理由を明確に話すことが重要です。

また「入社後のミスマッチを回避するために就活を続けて判断する」という相手企業側のことも考慮した回答は印象も良いですよね。

できれば「内定が出たら御社に入社するために就活をすぐやめます!」と伝えるのが最適ですが、志望度の低い企業に対してはここで共有した回答方法を覚えておくと良いですよ。

 

以上の20問が一次面接でよくされる質問の代表格だよ!どれも回答はセリフとして覚えるのではなく、一度頭の中で回答をアウトプットしておくことが重要だよ!

たしかにセリフとして回答を暗記するのは不自然かつ、暗記していない質問をされた時に対応ができなくなりそうですもんね。

 

▼二次面接でよくされる質問一覧も合わせて書きました!

今回は一次面接でよくされる質問を紹介しましたが、二次面接でよくされる質問に特化した記事も合わせて書きました。

 

一次面接を突破したらぜひ「【二次面接でよく聞かれる質問10選】新卒の時に"僕が実際に聞かれた"質問事項まとめ」も参考にしてくださいね!

 

 

 

一次面接を担当する面接官の特徴

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ここまで一次面接でよく聞かれる質問を共有してきました。

ここからは、更に一次面接に関しての理解を深めるための知識を共有していきます。

 

まず一次面接でされる質問を見ていく前に、把握しておくべきは面接官についてです。

なぜなら、「どんな面接官が対応してくれるのか→どんな質問をされる傾向にあるのか」という順で考えていくことが重要だからです。

 

結論から言うと、大手企業の場合は一次面接の担当者は現場の社員が多いですね。

僕が選考に参加した東証一部上場企業では、一次面接で若手社員さんが担当してくれることが多かったです。

 

一方で、社員数の少ない中小企業やベンチャー企業では、一次面接から人事部や役員が担当してくれることがあります。

そもそもの志望者数が少ないから、そういった役職の高い人が最初から選考に参加するのでしょう。

 

東証一部上場など、知名度の高い大手企業は志望者数があまりに多すぎるので、まずは現場の社員が対応して足切りをする場合が多いです。

これら企業の特徴別に一次面接の面接官や面接の目的などを表でまとめてみました。

 

  一次面接の担当面接官 面接の目的 質問の特徴
東証一部上場企業
(エントリー数が多い企業)
現場社員 足切り 人柄や価値観など大まかな情報を聞かれることが多い
中小・ベンチャー企業
(エントリー数が少ない企業)
役員・人事部 良い人材を即採用したい 人柄や価値観だけでなく入社後にやりたいことや将来のビジョン、内定が出た場合の対処法など具体的な質問までされる

 

現場社員が面接してくれる場合は人柄をメインに聞かれることが多い

 

まず東証一部上場企業などで、現場社員が面接してくれる場合には「足切り」としての目的があります。

自社に全く合わないような性格、能力、考え方などを持つ人をとりあえず不採用にする。

これが一次面接の目的なんですよね。

 

よって具体的な将来像や、キャリアについて、入社後の働き方など具体的な質問よりも、長所や短所、ガクチカ、自己PRなど人柄や能力に関する質問をされることが多いです。

 

中小・ベンチャー企業の役員や人事部長は具体的な質問を聞いてくる

 

一方で、エントリー者数がそもそも少ない中小企業やベンチャー企業の場合は、一次面接を足切りとしての目的ではなく「良い人材がいれば即採用」という視点で面接することが多いんですよね。

 

実際に、僕はトヨタ系のメーカーを受けたのですが、一次面接が終わってすぐに「すぐに役員に会ってもらいたい」と電話で言われたことがあります。

その面接の担当者は人事部の方だったのですが、自社に合う人材がいれば、特別ルートでの採用をするなど柔軟に対応しているのでしょう。

 

このように中小企業やベンチャー企業では、人柄などの大まかな質問から具体的なキャリアビジョン、どんな仕事がしたいかなど非常に幅広く質問してくれるのが特徴ですね。

 

なるほど!人気企業と知名度の低い企業とでは、一次面接の目的が異なる。だからこそ、される質問の系統が異なるんですね。

まさにそのとおり。だからこの記事では「大企業の一次面接でよくされる質問」と「中小・ベンチャー企業の一次面接でよくされる質問」をそれぞれ紹介していくよ!

一次面接を突破するために新卒が意識すべきポイント

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よくされる質問を見た後に、一次面接を突破するために新卒が意識すべきポイントを改めて共有しておきますね。

僕が就活生の時、一次面接で特に意識してたことは大きく4つあります。

 

【一次面接を突破するために新卒が意識すべきポイント】

  • 第一印象をいかに良くするかに全力を注ぐ
  • 自分に合う企業との面接の場数をとにかく増やす
  • 嘘をつかずにありのままを話すようにする
  • 「結論ー理由ー具体例」を基本に論理的な回答を意識する

 

ポイント① 第一印象をいかに良くするかに全力を注ぐ

 

まず第一に、一次面接は足切りとしての役割が強いので、とにかく第一印象を良くすることには全力を尽くしてください。

 

就活って本当に恋愛と似ていて、気になる異性と会う時って全力で第一印象を良くしようと努力するじゃないですか?

それに相手を判断する時も、少し話してみて「ありかなしか」が決まることも多い。

 

まさに一次面接は、恋愛における1回目の食事会と同じような役割を持ちます。

よってそこで「あり」と判断される前提として、第一印象を良くすることは重要です。

 

ちなみに第一印象を良くする方法としては、服装や髪型だけでなく、笑顔や話し方など様々な改良点がありますよね。

絶対に意識すべきポイントを一覧化しておきます。

これらは「良くて損することがないこと」なので、絶対にやりましょう。

 

【第一印象を良くする方法】

  • 目にかからないような清潔感のある髪型にする
  • 最初だけでも笑顔で挨拶する
  • ハキハキと聞き取りやすいように話す
  • 猫背にならないようにする
  • サイズ感の合ったスーツを着る
    (私服の場合はユニクロで良いから印象の良いオフィスカジュアルコーデを徹底追及する)

 

ポイント② 自分に合う企業との面接の場数をとにかく増やす

 

次に、一次面接で重要なことはできるだけ場数を増やすことです。

結局のところ、人間は何かを得意になるのは「経験による慣れ」によるところが大きいと僕は考えています。

 

就活生の段階で、面接が得意な人と苦手な人がいますが、それは単純に「今まで社会人や初対面の人と話す機会が多かったかどうか」である程度決まるんですよね。

 

僕は就活生の時から、面接には自信がありました。

しかし、中学生の頃なんて、異性の友だちと電話する時に話題を書いたメモを用意しておくほど話すのが苦手だったんですよね。

(これは僕の黒歴史ですw)

でもその後、積極的に初対面の人との会話をするようになって話すのが得意になりました。

 

更に補足すると、大学時代はとにかくアルバイトを1ヶ月とかで辞めていたので、アルバイトの面接を20回以上受けたことがあります。

このように僕が面接が得意になったのは、完全に場数による慣れのおかげ。

 

しかしどれだけ場数が重要だと言っても「面接練習のために入社する気のない企業」にエントリーすることはおすすめできません。

面接練習のためだけにエントリーする労力を割くのは非効率すぎますからね。

 

よっておすすめは「自分との適性が高い企業のエントリー数を増やすこと」です。

面接の場数も増やせるし、そもそものエントリー数が増えることで内定獲得できる確率が上がっていく。

 

エントリー数を増やすには、僕が就活攻略論で散々おすすめしている「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」などの逆求人サイトを利用するのがおすすめです。

プロフィールを登録しておくだけで適性の高い企業からのスカウトが届くので、これらを活用して適性の高い企業へのエントリー数を増やしましょう。

 

 

ポイント③ 嘘をつかずにありのままを話すようにする

 

続いて、一次面接を通過するために新卒が意識すべきは嘘をつかないことです。

 

僕はこうして「就活攻略論」という名前のブログを運営していますが、「就活の攻略」とは“小手先のテクニックで内定を獲得してやろう”ということではありません。

そもそも就活のゴールは「内定の獲得」ではなく、「自分に合う企業からの内定の獲得」であり、10年後の自分が幸せかどうかで就活の成功は決まると考えています。

 

よって自分の性格に関して嘘をついてしまうと、入社後のミスマッチに繋がるため、嘘をつかずにありのままの性格を伝えることが重要なんですよね。

 

自分の性格や能力をしっかりと伝えた上での不採用は、“その企業との相性が合わなかった”だけの話なので自分を責める必要はない。

 

就活において最もNGなのが、自分を偽って内定を獲得してしまい、入社後にミスマッチが生じて後悔することだとぜひ覚えておいてください。

(面接というのは、企業側があなたと自社が合っているかを確認してくれる場なので、そこで嘘をついてしまってはミスマッチが生じて当然ですからね...)

 

ポイント④ 「結論-理由-具体例」を基本に論理的な回答を意識する

 

次に面接中の具体的なポイントについては、論理的な回答をすることが重要ですね。

一次面接は足切りの要素が強いと話しました。

よって「話がわかりづらすぎる人」や「話が長すぎる人」などは不採用になる可能性が非常に高いです。

 

また面接時間も一次面接は短い傾向にあるので、いかに短時間で自分の性格や能力を伝えられるかもポイントになってくるんですよね。

これらを満たすためには論理的に回答することが重要です。

 

論理的な回答は結論と理由がしっかりしている回答

じゃあ「具体的に論理的な回答ってどんな回答?」と疑問に思った人のために解説すると、「結論と理由がしっかりしていること」だと言えます。

 

例えば、「私は積極性に自信があります」と伝えました。

これに対して、面接官が「なぜ?」と聞いた時に答えられないなら、それは論理的な回答ができていないことになります。

 

「私は積極性に自信があります」という結論を伝えたら、次に必ず「なぜ積極性に自信があるといえるのか」という理由を加えること。

更に分かりやすいようにするなら、具体例を付け加えると良いでしょう。

 

このように「結論ー理由ー具体例」を基本として、面接官がすぐに「なるほど」と納得できる回答こそが論理的な回答だと言うことができます。

 

ちなみに多くの企業が新卒に求める能力の1つとして「論理的思考力」を挙げてます。

論理的な回答をすれば、面接官の自分に対する理解度が上がるだけでなく、そもそも論理的思考力がしっかりと備わっていることもアピールできるので一石二鳥ですよ!

 

▼企業が新卒に求める能力ランキング

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画像引用:経団連「高等教育に関するアンケート結果

 

どれも面接官の立場に立って考えると、就活生の評価に直結するようなポイントばかりですね。

もちろんこれ以外にも一次面接を突破するためのポイントは色々あるけど、ここで挙げたことをまずは徹底するだけでも就活生の中で上位に入ることができるからね。 

一次面接でされる質問数は何個ぐらいか?

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この章からは一次面接に関してよくある質問に回答していきますね。

 

まずは一次面接でされる質問数についてです。

就活生から「一次面接では何個ぐらいの質問をされますか?」と聞かれることがよくありまして、これに関しては僕が就活中にまとめたメモがありました。

企業ごとにされた質問数を表でまとめたのでご覧ください。

 

  質問数(個)
A社 5
B社 8
C社 6
D社 9
E社 5
F社 7
G社 7
H社 8
I社 7
J社 6
平均 6.80

 

10社の一次面接でされた質問数をまとめたのですが、平均で6.8問でした。

一次面接では5〜9個ほどの質問をされると、ザックリ把握しておくと良いですよ。

もちろん質問数は企業ごとに異なりますが。

 

集団面接だと質問数が少ない傾向にある

 

ちなみに「複数の就活生:面接官」で行われる集団面接の場合は、される質問数が減ります。

例えば3人の就活生が参加するとして、1問ごとに3人に質問する必要が出てくるので9問とかを全員に聞いているとあまりに長くなりますよね。

 

また集団面接を実施する企業はエントリー者数が多い傾向にあります。

エントリー者数が多いから、集団面接で効率的に選考するんですよね。

集団面接を実施する企業は選考時間に余裕のないことが多いので、質問数は4〜5個ぐらいにとどまることが多かったです。

 

一次面接で「質問はありますか?」と聞かれた時の対処法【逆質問】

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次に一次面接だけでなく、全ての面接過程で逆質問を求められることが多いです。

逆質問とは「最後に何か質問はありますか?」と就活生からの質問を求めること。

 

この時に、「特にありません」と答えてしまうと、その企業への関心がないと判断されてしまうので絶対に用意しておく必要があります。

 

じゃあどんなことを質問すれば良いのか?

僕が考えるおすすめの逆質問をランキング形式にて「新卒向け|面接でおすすめの逆質問ランキング【1位〜20位】一次・二次・最終面接ごとに共有」の記事で解説しました。

 

その中でも一次面接におすすめの逆質問を厳選して紹介しますね。

わかりやすいよう表でまとめておきました。

これら逆質問を参考にして、一次面接を受ける前に必ず逆質問を用意しておいてください。

 

一次面接におすすめの逆質問 質問場面(質問対象者)
面接を通しての私の印象はどうだったでしたか? 全選考
私は◯◯な性格で◯◯な方と合うと考えているのですが、そういった社員さんは多いですか? 一次・二次
(現場社員・人事)
私の最大の強みは◯◯なのですが活かせる場面は多いでしょうか? 一次・二次
(現場社員・人事)
競合他社と比較した際の御社の最大の強みは◯◯だと考えているのですが、いかがでしょうか? 一次・二次
(現場社員・人事)
入社後に一番に感じたギャップがあれば教えてください 一次・二次
(現場社員・人事)

 

たしかに逆質問って事前に考えておかないと、ネットで調べればすぐに分かるような適当な質問をしてしまいがちですよね。

そうなんだよ。ネットで調べて分かるような質問をしてしまうと、企業研究が足りないと思われるリスクがあるからね。

一次面接に関してよくある質問集

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それではその他の細かい情報を共有していきますね。

一次面接に関してよくある質問をまとめて解説していきます。

 

質問① 一次面接が終わった後にお礼メールは送るべきですか?

 

一次面接が終わった後にお礼メールを送るべきかどうかという質問。

お礼メールとは、面接を受けた企業に対して面接のお礼を伝えるメールのことですね。

これに関して、実は正解はありません。

 

どのような好意も受け手次第なので、例えば「こんな忙しい時にメールを送ってこないで」と思う人事もいれば、「なんて丁寧な子なんだ、仕事も丁寧にしてくれそうだな」と受け取ってくれる人事もいますよね。

 

就活マンは必ず全面接後にお礼メールを送ってました

お礼メールは受け手によって評価が分かれると話しましたが、僕は全ての面接後にお礼メールを送るようにしていました。

なぜなら“お礼メールを送ってくるなと思うような人事がいる会社には入るつもりがないから”なんですよね。

 

就活生はこちら側からも企業を精査してやるぞという気持ちが重要だと僕は思っていて、お礼メールに関してもそれを「鬱陶しい」と思うような人事がいる会社に入りたくなんですよね。

 

よってお礼メールを送り、それがマイナス評価に繋がろうが、むしろそういう会社を避けることができてよかったと考えていました。

そうなると後は「お礼メールを送ってくれるなんて丁寧な学生だな」と思う企業のみが残るので、必然的に評価に繋がります。

 

評価されるお礼メールを送るポイント

ちなみにお礼メールを送る時のポイントは大きく2つあります。

 

まず1つ目は、必ず面接当日に送ることです。

面接が終わって数日後にお礼メールを送った場合、「いつのお礼を送ってるんだ」と思われるリスクがあり、行動力の低さが目立ってしまいますよね。

よって当日にお礼メールが送れないならもう送らないで大丈夫ですよ。

 

そして2つ目のポイントは、テンプレのような硬すぎる文章を送らないこと。

もちろん失礼がない丁寧な文章であることは基本ですが、その会社への思いや面接の感想などを自分の言葉で送るようにしてください。

 

なぜテンプレを避け、自分の言葉でお礼メールを書くべきかと言うと、他のお礼メールを送っている就活生と差別化することができるからですね。

テンプレばかり来る中で、自分の言葉でその会社への志望度の高さや思いが伝わってきたら、あなたが人事なら「めっちゃいいやつやん!!!!!」となりますよね?w

人事も僕らと同じ、1人の普通の人なので。

 

ちなみにお礼メールの具体的な書き方や例文は「【新卒向け】面接後に送るべき「お礼メール」の書き方|例文有り」にて詳しく解説しています。

 

質問② 一次面接の通過率はどのぐらいでしょうか?

 

続いて、一次面接の通過率に関する質問もよくきますね。

 

一次面接の通過率はほとんど公表されていない、かつ企業によって一次面接でどれだけ不採用にするのかは大きく異なるので一概には言えません。

また「面接対策がどれぐらいできているか」という点も、個人によって大幅に異なりますよね。

 

面接が得意な人と、苦手なのに全く対策をしていない人なら、一次面接の通過率は10倍、下手すれば100倍ほど変わってくることもザラにありますから。

 

余談にはなりますが、エントリーシートの通過率について公表している東証一部上場のデータを別記事でまとめたのですが、平均で68%ほどでした。

 

ザックリとではありますが、目安としてエントリーシートの通過率が約70%。

一次面接の通過率は50%ほどで見ておくと良いでしょう。

(※企業の人気度、就活生の面接力などによって大幅に異なります。あくまで目安として)

 

質問③ 一次面接が集団面接だった場合に意識すべきことはありますか?

 

そして最後によくある質問が、集団面接への対策についてです。

集団面接とは、面接官と1:1で面接するのではなく、複数の就活生と面接官による面接のことを意味します。

集団面接はほとんどが一次面接で実施されるので、参加したら集団面接だったということがよくあるんですよね。

 

そんな集団面接を攻略するためのポイントが1つあるので共有しておきます。

それは「とにかく簡潔に回答すること」です。

 

まずそもそも集団面接を実施するというのは、エントリー数が多く、1:1の面接だとさばききれないという裏事情があります。

「集団面接=企業側に時間の余裕がない」という裏事情を把握しておくと、簡潔に回答することの重要性が見えてきますよね。

 

実際に僕が就活生の時、何度か集団面接に参加しましたが、1つ1つの回答が長い就活生に対しての面接官の表情は渋かったw

そこで簡潔に、論理的な回答を意識することで足切りを受けずに通過することができます。

「結論ー理由ー具体例」を基本とした簡潔な回答を集団面接ではぜひ意識してください!

 

こうして見ていると、就活においていかに人事の立場に立って考えることが重要かがよく分かりますね。集団面接を実施する裏事業とか面白い!

その裏事情がなかったら、選考の精度を高めるためにも1:1で面接するはずだよね。そのあたりの裏事情を把握するだけでも全然評価が変わってくるよ。 

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! 

一次面接でよくされる質問への理解が深まり、それぞれの質問ごとの質問意図まで把握することに繋がれば嬉しい限りです。

 

僕が就活生の頃を振り返ると、一次面接で落ちるとめちゃくちゃ萎えるんですよね。

「え!一次で落ちちゃったよ...自分ってダメ人間なのかな?」なんて考えてしまうようになる。

 

就活において自分のメンタルをケアすることが非常に重要。

モチベーションを保つためにも一次面接の突破率を高めることは本当に意識すべきことの1つだと断言できます。

 

そのためにもこの記事は特に力を入れて書きました。

各質問ごとの詳しい説明も記事で用意しており、読み切るのが本当に大変だとは思いますが、頻出質問を厳選したつもりなので、絶対に対策して損はありません。

皆さんの一次面接突破力の向上に、少しでもこの記事が役立てば嬉しいな、、、と思いながら今日はタリーズで記事を書いていますw

 

それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。

 

【本記事の要点】

  • エントリー者数の多い東証一部上場企業など、大手では一次面接は「足切り」を目的としており、人柄や強みなどを中心とした人物への理解を深めるための質問をされることが多い。
  • 中小企業はベンチャー企業では一次面接から人事部や役員が面接官として参加することが多く、入社後の具体的なビジョンなど細かい質問までされることが多い。
  • 一次面接でされる質問には傾向がある(多くの企業で一次面接でする質問がかなり似通っている)ので、事前にどのような質問がされるのか把握して、頭の中でアウトプットしておくことは非常に効果的である。