就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
就活生の皆さん、人事や面接官にぶっ刺さる自己PRが書きたいですよね?
僕はコネなし、学歴なし、資格なし、留学経験なしと、中流就活生でした...。
ですが、就活では複数の内定を獲得することができた。
なぜか?
要因の1つは、発想力という僕の強みを、自己PR含め、エントリーシート全体でとにかく印象強くアピールしたからです。
特別な経験や実績がある人なんて一部です。
1割未満だと思います。
よってそれらがなくても「どうすれば他9割の人よりも評価されるか?」を考える必要があると思っていて、その結果、素晴らしい経験がある人よりも評価されるようになる。
僕はそう考えています。
今回は選考対策の中でも特に重要な「自己PR」に特化して解説していきます。
どのエントリーシート、どの面接でも聞かれる質問が自己PR。
ここはどれだけ時間をかけても足りないほどに重要です。
僕が考える面接官や人事にぶっ刺さる自己PRの書き方を共有していきます!
「自己PRの書き方が分からなくて困っている」「自己PRを書いてみたけど、なんだか読みにくいな」という人はぜひ参考にしてくださいね!!
自己PRはどの企業からもされる質問。要するに重要度は特級レベル。そんな自己PRの攻略法を今回は全力で紹介していきますね!!
- マンガで分かる自己PR【評価される自己PRとは?】
- 新卒向けの自己PRの書き方【5ステップで完成】
- 自己PRで書けることがない場合の対処法
- 新卒が自己PRを書く上での5つの注意点・書き方のポイント
- 自己PRの例文
- 自己PRのNG例文
- 自己PRの作成に役立つ本
- 【補足】面接での1分間自己PRの場合は雰囲気作りが大事
- 【補足】なぜほとんどの企業が新卒に「自己PR」を求めるのか?
- 評価される自己PRはその会社が求める能力で決まる
- 自己PRの書き方に関してよくある質問
- 本記事のまとめ
マンガで分かる自己PR【評価される自己PRとは?】
まずは自己PRとは何か?
どんな自己PRが人事に刺さるのかをマンガで理解していきましょう!
(マンガの設計やセリフなど、僕がすべて考えて作成したので読み込んでくれると嬉しいです...!)
▼この漫画はYouTubeでも公開してます!
いかがでしたか?
自己PRはただ自分の長所をそのまま話し、面接官に丸投げするものじゃない。
大事なことは、自身の長所がいかのその企業のメリットになるのかを伝えること。
更には、なぜその長所を持っているのか根拠を伝え、かつ差別化に繋がるようなその長所への信念を語ることだと僕は考えています。
このマンガで解説した評価される自己PRのポイントをもう少し詳しく解説していきます。
その上で、次の章から具体的な書き方を解説していくので、じっくりで大丈夫です!
丁寧に丁寧に読み進めていってくださいね。
自己PRと長所の違い
自己PRを理解する上で、長所との違いを考えることが重要です。
僕が考えるに、自己PRと長所の違いは以下のとおり。
【自己PRと長所の違い】
自己PR:自分がその企業の役に立つ人材であることをアピールすること
長所:自分の性格や人柄における優れた点
自己PRはあくまで「その企業にいかに自分が役立つのか」ということを示すことです。
一方で、長所は「自分にはこんな優れた点がありますよ」「こんな人物ですよ」と、あくまで自分の性格や特性について一方的に説明するだけです。
PRとは「その企業と良い関係を作るための施策」を示す
ちょっと詳しい話をしましょう。
自己PRって言葉は意外と複雑な言葉でして、「PR」というのを「プロモーション」の略だと考えている人は多いかもしれません。
(僕も完全にそう思っていました!)
でも実は「PR」とは「Public Relations」の略なんですよね。
この「Public Relations」とは何か?
日本パブリックリレーションズ協会にて、以下のように定義されています。
パブリックリレーションズ(Public Relations)は20世紀初頭からアメリカで発展した、組織とその組織を取り巻く人間(個人・集団・社会)との望ましい関係をつくり出すための考え方および行動のあり方である。
引用)日本パブリックリレーションズ協会「パブリックリレーションズとは」より
つまり、PRとは「だれかとだれかが望ましい関係を作り出すための考え方や行動」を意味する言葉なんですよね。
よって、就活における自己PRとは?
自分と企業が望ましい関係を作り出すための考えや行動のことを指し、「私は◯◯の能力があって、◯◯をすることで貢献するので、私と貴社とは相性が良いでしょう!うまくやれますよ」と伝えること、を意味するのです。
【就活における自己PRの意味】
自分と企業がなぜ相性が良いのか、良い関係を作ることができるのかを説明すること
ここを押さえておくと、的はずれな自己PRをすることがなくなります。
一方的に自分の長所だけを伝えても自己PRにはならない
では、就活における的はずれな自己PRとは?
例えば、一方的に「私はリーダーシップがあります!!」とだけアピールしたとして、そもそも相手企業がリーダーシップのある人材を求めていなかったらどうですか?
「なぜ相性が良いのか」の説明ができておらず、かつアピールした長所が相手企業が求めていないものになる。
結果、企業からは「リーダーシップがあるタイプの人は、別に今求めていないので他の会社にいってください」と思われて不採用になってしまうんですよね。
しかし、この時に「リーダーシップのある新卒が入社することで、その会社がどう良くなるのか」まで説明できていたのならどうでしょうか?
人事や面接官が「なるほど、たしかにうちの会社にリーダーシップがある人材が入ることでそんな良いことが起こるのか」と納得するかもしれません。
(納得しなければ、それはそれで適性が合わなかっただけの話ですね)
このように自己PRは、自分の長所とその企業の相性まで説明できて完成します。
そのためには、"自分の長所がどうその企業に役立つのか"を組み込むことであり、これを軸とした自己PRの書き方を次の章から解説していきますね!
なるほど!就活における自己PRとは、自分とその企業が関係を築くための提案をすること。自分の長所がその企業でどう役立つのかを説明することなんですね!
そうそう。これを押さえておくと長所との違いが分かると思う。同時に「企業研究」の重要性も分かるよね。
その企業がどんな会社で、どんな能力が求められるかを理解しておかないと、評価される自己PRは作れないから。
新卒向けの自己PRの書き方【5ステップで完成】
いよいよ自己PRの書き方について解説していきます。
(ここまで解説した自己PRの概要やポイントを押さえた上で、自己PRを作成することが重要なので、前提の解説が長くなりました!)
僕が自己PRを書く際に、次の5ステップで書き上げるようにしていました。
【自己PRの書き方】
- 貢献できる能力を書く
- 具体的な貢献内容を書く
- 根拠となるエピソード(課題・行動・結果)を書く
- 自分の信条を書く
- 入社後の豊富を書く
ステップ① 貢献できる能力を書く
まずはエントリーシートや面接での回答の基本、結論ファーストを押さえましょう。
「◯◯という能力にて、貴社に貢献します!」と結論を示します。
(※文章の場合は「貴社」面接などの会話の場合は「御社」を使用してください)
最初に「◯◯という能力で貢献します!」と結論を提示することで、読み手は「なるほど!この子はこういう能力があるんだな」と理解してくれますよね。
結論を書かずに「私は大学時代に野球部に所属していました・・・」と書き出す人がいますが、読み進めていかないとその人の能力がわからないので絶対にNGです。
以下のように自己PRの冒頭は書いてみましょう。
今回は「継続力」という能力を主軸にした例文を書いていきますね。
【例文】
「私はどんなことがあっても、まずは半年続けるという継続力によって貴社に貢献します。」
ここでポイントですが、ただ単に「継続」と書くよりも、「どんなことがあってもまずは半年続けるという継続力」と、より具体的に書いた方が読み手に伝わりやすいです。
印象にも残りやすいですよね!
(こうした読み手視点にたって文章を考えるのは超重要ですよ)
ステップ② 具体的な貢献内容を書く
続いて、具体的な貢献内容を書いていきましょう。
今のところ「私には継続力があります」としか伝えてないですよね。
これだけだと、面接官の頭の中では「継続力によって自社の利益に貢献できるイメージ」があまり湧いていない状態にあります。
大量に届いたエントリーシートの中で、誰もが「私の長所は◯◯です」と書いているので、長所だけ伝えるだけでは差別化できません。
そこでこちらから「継続力があるとこう利益を出せるんだよ、貴社とはこんなに相性の良い能力なんだよ」と教えてあげるんです。
(大量のエントリーシート、多くの人と話さないといけない面接の中で、このように就活生側から面接官のイメージを作ってあげることは、かなり重要なので覚えておいてください)
こちらを文章化すると以下のようになります。
【例文】
「貴社の仕事には専門性が求められると考えており、常に勉強すること、先輩社員からの学びの姿勢が重要であると考えています。
そこで活躍している先輩から活躍するための「コツや習慣」を積極的に学び、慣れてもやめない。継続し続けることで利益を生みます。」
いかがでしょうか?
「継続力があることで、学びの習慣を継続化させることができる。それによって仕事ができるようになるのは間違いないな」と思いますよね。
これぐらい積極的に「こう活躍します!」と伝えるのは、新卒ならではの勢いを伝えることに繋がります。
ぜひこのぐらいアピールしていきましょう!
ステップ③ 根拠となるエピソード(課題・行動・結果)を書く
ここまで「自分の能力は継続力です」と示すことができました。
しかし、ただ自分の能力を示すだけでは「本当にその能力があるの?」と疑問を持たれてしまう。
そこで、その能力があることを示す“根拠”を示しましょう。
この根拠は「課題・行動・結果」の3要素で構成すると非常に納得度が増します。
課題:どんな課題があったのかを示す
行動:課題に対してどう行動したのかを示す
結果:課題に対しての行動の結果どうなったのかを示す
例えば、継続力を示す根拠として、「大学時代に読書を続けた」というエピソードを示したいとします。
この時にまずは「課題」を明確化するのです。
課題:私は大学生が持つ自由な時間をもっと有効活用する必要があると考えた
このように課題を設定することができました。
なぜ読書をしたのかと言うと、この課題を解決するためですからね!
次に、この課題を解決するための「行動」を示します。
行動:若いうちから広い知識や教養を付けることが将来に繋がる最大の投資になると考えて、1週間に必ず1冊の本を読むことを3年続けた
このように行動として、継続力を示すことができました。
最後にこの行動によって、結果どうなったのかを示しましょう。
結果:専攻している化学だけでなく、経済学、経営学、心理学などあらゆる学問の基礎知識が身についた
これによって、継続力によって自分の知識や教養が身についたという構図を作ることができました。
それを示すことができれば、「たしかに継続力のある人だ」と納得させることができますよね。
これを例文としてまとめてみましょう。
【例文】
「具体的にこの継続力を発揮した経験が大学時代にあります。
私は大学生が持つ自由な時間をもっと有効活用する必要があると考えました。(課題)
そこで、若いうちから広い知識や教養を付けることが将来に繋がる最大の投資になると考え、1週間に必ず1冊の本を読むことを3年続けたのです。(行動)
その結果、専攻している化学だけでなく、経済学、経営学、心理学などあらゆる学問の基礎知識を身につけることができました。(結果)」
ステップ④ 自分の信条を書く
ここまでで、自分の能力とそれによってどう貢献できるのか、そして根拠を示すことができました。
「よく書けているな」と思える自己PRはだいたいここまでの内容ですね。
しかし、僕は中堅大学だったので他の就活生よりも目立つ必要がありました。
つまり差別化が必要だったということです。
そこで根拠だけでなく、次に「自分の信条」を書くようにしていました。
この自分の信条とは何か?
今回の場合は、「継続力」をアピールしていますよね。
この継続力に対する思いこそが、信条となります。
僕は本当に継続力を重視しています。
それは「どんな成功も継続する人が少ないから掴む人が少ないだけで、続けた人は成功を手にすることができる」という思いがあるからなんですよね。
これが信条になります。
この信条を例文に加えてみますね!
【例文】
「私がこれほどまでに継続力を重視するのは、「どんな成功も継続する人が少ないから掴む人が少ないだけで、続けた人は成功を手にすることができる」という信条を持っているからです。」
この信条を加えることで、「自分の考え」を相手に伝えることができます。
これが就活では本当に大事で、読み手に自分の考えや人柄が伝わる文章を書く必要があります!
信条があるだけで、自己PRがギュッと締まって良い文章になります。
自分の能力に対する信条を絞り出して、読み手に「なるほど!」と思わせましょうね。
ステップ⑤ 入社後の豊富を書く
それではいよいよ最後のステップです!
この能力を活かして絶対に貢献しますという熱い思いを書いて、文章を締めましょう。
この時のポイントは文末を「断定」にすることです。
就活生は自信がないのか、文末を「推量」にしてしまいがちです。
断定の文末:この能力によって必ず貢献します
推量の文末:この能力によって貢献したいと思います
いかがでしょうか?
あなたが面接官だったら、断定の文末の文章に対して「こいつやってくれそうだな!」と思いませんか?
何度も言いますが、企業が新卒に求める要素として「若さ」があります。
それは勢いだったり、フレッシュさだったりしますが、若さにはそういった勢いが大事だと僕は考えています。
よって、文末はぜひ断定にして「絶対〜します!」「必ず〜します!」と言い切ってしまいましょう。
それでは、完成した例文をご覧くださいね!
【完成した自己PRの例文】
「①私はどんなことがあっても、まずは半年続けるという継続力によって貴社に貢献します。
②貴社の仕事には専門性が求められると考えており、常に勉強すること、先輩社員からの学びの姿勢が重要であると考えています。
そこで活躍している先輩から活躍するための「コツや習慣」を積極的に学び、慣れてもやめない。継続し続けることで利益を生みます。
③具体的にこの継続力を発揮した経験が大学時代にあります。
私は大学生が持つ自由な時間をもっと有効活用する必要があると考えました。
そこで、若いうちから広い知識や教養を付けることが将来に繋がる最大の投資になると考え、1週間に必ず1冊の本を読むことを3年続けたのです。
その結果、専攻している化学だけでなく、経済学、経営学、心理学などあらゆる学問の基礎知識を身につけることができました。
④私がこれほどまでに継続力を重視するのは、「どんな成功も継続する人が少ないから掴む人が少ないだけで、続けた人は成功を手にすることができる」という信条を持っているからです。
⑤貴社に入社した暁には、私のこの誰にも負けない継続力によって必ず利益にこだわり、結果を出し続けることを約束させていただきます。」
いかがでしょうか?
ただ長所を伝えるだけでなく、その長所が相手企業にどう活かせるのかまで踏み込んで書かれているので、読んだ時に「この子はうちの会社で活躍できそう」というイメージが湧くと思います。
またその長所を持つ根拠が示されているため、説得力がありませんか?
更には「信条」まで書かれているので、その長所への強い思いと説得力が更に増す。
最後は力強く、自信を感じる締めによって文章全体の信頼感がアップしている。
もしあなたもそう感じたなら、人事や面接官も同じことを感じているはずです。
こうして「継続力」というキャラクターを明確化することができれば、他の趣味や特技、長所などの質問でも継続力を絡めて回答することができる。
そうすれば「◯◯さんと言えば継続力」という印象が付き、「たしかにうちの会社には継続力がある人が向いているぞ」となれば採用される。
このように人事や面接官の考えをデザインすることが必要です。
ぜひこの5ステップを自身の自己PRに取り入れてみてくださいね!
自己PRの作成とともにエントリー数も確保しよう!
ここまでの解説にて自己PRの書き方が分かったと思います。
ただ、自己PRの作成ばかりに時間をかけていても内定獲得率は上がりません。
大事なのは、エントリー数を確保すること。
エントリーする企業をしっかり確保しておくことで、心にも余裕が持てるんですよね。
ちなみに僕が今就活生なら、逆求人サイトをフル活用してエントリー数を確保します。
利用すべき逆求人サイトは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
自己PRなど主要の質問への対策をして満足せずに、1社でも多く自分に合った企業を探して持ち駒を増やすことが重要なんですね!
就活では「自己分析+企業選び+選考対策」の3軸をすべて深め続けることが重要。これらには終わりがないから、この3軸に役立つような手段はすべて取ろう。
自己PRで書けることがない場合の対処法
ここまで自己PRの書き方を解説してきました。
しかし、「自分に長所なんてない」「長所を発揮したエピソード、長所があることを示す根拠なんてない」と思う人もいると思います。
自己PRがない、自己PRとして書けることがないと悩む人の特徴は1つで、それは自分の長所が分かっていないんですよね。
就活においてこれは致命的です。
なぜなら就活とは、自分という名の商品を売り込む営業活動。
商品の強み、特徴を語れない営業マンは絶対に商品を売ることができません。
では長所がない人は就活でうまくいくことはないのか?
安心してください。
これまで20年生きてきて、長所がない人は存在しません。
この章を通して、自己PRで書けることがないという悩みを解決していきましょう。
結論、僕が考えるにまず長所を明確化する方法は2つあります。
【自己PRに書く長所を明確化する方法】
- 自分の短所を洗い出してから反転させる
- 過去に褒められた些細なことを思い出す
①自分の短所を洗い出してから反転させる
長所は思いつかないけど、短所なら思いつく人がほとんどだと思います。
僕なんて短所だらけの人間で、せっかち、事務作業が苦手、計画性がない、一匹狼(友達が全然いないのでいつも1人映画ですw)...などなどきりがない。
ですが、短所も自分の特徴の1つなんですよね。
そして同時に短所は反転させることで長所になります。
僕の例でいうと「せっかち→効率性を意識している」「事務作業が苦手→創造的な作業が得意」「計画性がない→行動力がある」「一匹狼→考える時間が多い」というように短所を長所に変換することができます。
こうして短所を長所に変換し、その中から「たしかにこれは自分の長所といえるかも!」という長所を決める。
そしてその長所を発揮したエピソードを、どんな些細なことでも良いので過去から引っ張り出してくる。
そうすれば自己PRを書くことができるようになりますよ!
②過去に褒められた些細なことを思い出す
個人的には短所を長所に変換するのが最もおすすめですが、他にも過去に褒められた些細なことを思い出すのもおすすめです。
僕の場合は、「教えたことを実行するのが早い(物覚えが良い)」「挨拶の声が大きい」「音楽の授業で1人で歌う時に自信がある」なんてことがありましたね。
これらはまさに長所です。
長所は別に些細なことでも良い。
挨拶の声が大きいなんてことから、「初対面の人から愛着をもたれやすい」という僕の長所を明確化することができました。
(それなのに友達が少ないのは問題ですが...w)
自己PRに書けることがないと悩んでいる人は、ここで紹介した2つの方法を試してみてください。
また「自己PRに書けるようなことを何もしてこなかった」と悩んでいる人向けに別記事も書いたので合わせて読んでみてください。
なるほど!僕は長所なんてないと思っていたのですが、飽き性という短所から、好奇心旺盛で新しい情報をキャッチする能力が高いという長所を見つけることができました。
過去を振り返ると、よく友達に「その情報どこで知ったの?」と言われることがあったんですよね。
それは最高だね!自己PRがない、長所がないと悩んでいる人は、考える時間が足りていない。どんな人にも個性があるんだから、当然長所もあるよ。考え抜いてみよう!
新卒が自己PRを書く上での5つの注意点・書き方のポイント
ここまでの解説にて、自己PRの書き方をマスターできたと思います!
更に自己PRの書き方マスターとなって欲しい。
そこでこの章では、自己PRを書く上での5つ注意点・書き方のポイントを紹介していきます。
面接で自己PRを聞かれたときにも活用できるポイントなので、押さえておきましょう。
【自己PRを書く上での注意点・ポイント】
- 複数の能力をアピールしようとしないこと
- 根拠を明確化しておくこと
- 嘘を書かないこと
- 結論を後回しにしないこと
- 専門用語や難しい言葉は使わないこと
①複数の能力をアピールしようとしないこと
まず最初に自己PRと言われて、とにかくたくさんアピールしようとしてしまい複数の能力をアピールしてしまう人がいます。
「長所は笑顔と継続力と、やる気です!」みたいな感じでとにかく長所を詰め込もうとする人がいるんですよね。
しかし聞き手はそこまでの記憶力はありませんし、むしろ様々な能力をアピールしてしまうことで「結局この子はどんな子なんだろう?」と曖昧になってしまう。
よって自己PRでは自分を象徴する能力を1つに絞ってアピールすることをおすすめします。
それによってその象徴的な能力が、その会社に合うのか。適性が高いのかを面接官に判断してもらうことができます。
【ポイント】
複数の能力をアピールしないこと。複数アピールすると結局どんな人なのか曖昧になってしまい、面接官へ自分の人間性が伝わらない。
②根拠を明確化しておくこと
次に自己PRは根拠を明確にしておくことが重要です。
ステップ③にて、根拠を書き加える工程がありましたよね!
この「根拠を考えておく」という工程は非常に大事です。
なぜなら、面接でも必ず聞かれることだから。
ちなみに面接でされて困る質問って結局のところ「なぜ◯◯なの?」という「なぜ(why)」をベースとした質問です。
例えば自己PRとして、「僕には継続力があります」と話したとしますよね。
そこで面接官に「継続力を発揮したこととしては“何”がありますか?」という「なに(what)」をベースとした質問って少し考えたら答えることができるんですよね。
しかし「“なぜ”継続力があると言えるのですか?」と聞かれた場合、事前に自分の中で考えを深掘りしておかないと簡単には答えることができません。
このように「なぜ」と根拠を聞かれるとすぐに回答できない理由は何でしょうか?
基本的に人間が考えることって「なんとなく」なんですよね。
ほとんどの人は「自分の長所は何だろうか?」と考えた時に、「なんとなく継続力かな
」と考えて思考をストップしてしまいます。
こうしてなんとなく考えたことに対して「なぜ(why)」をベースにした質問をされると困ってしまうんですよね。
「そんな深く考えてなかったよ...」となり、面接では適当な答えを言ってしまう。
よって最初から自分の中で「なぜ」を深掘りしておくことが、面接対策としては最強です。
エントリーシートの段階でしっかりと根拠を考えておく癖をつけておくことによって、同時に面接が得意になっていきますからね。
【ポイント】
面接では「なぜ」をベースとした質問がよくされるので、自分の自己PRの内容の根拠をあらかじめ自分の頭の中で用意しておくことが重要。
③嘘を書かないこと
続いての注意点は「嘘を書かないこと」です。
自己PRで嘘を書く人って意外にも多いんですよね。
しかし途中でも説明したとおり、面接官は自己PRを聞くことで「この子の能力は自社との適性が高いかな?」と判断します。
よって自己PRで嘘を言ってしまうと、適性が合わずミスマッチが起こる可能性が出てくるんですよね。
他の就活サイトに書いてある「その企業が好きそうな能力をアピールする」という嘘をつくことで、ミスマッチが起こり、結局すぐに転職することになってしまうかもしれません。
それじゃ元も子もないですよね。
だからこそ「どんな企業にもこの能力をアピールしよう!」という象徴的な能力を決めておくことが重要なのです。
わざわざ嘘をついて内定を獲得したところで自分との適性が合わない企業に入社してしまえば辛いだけですからね。
ちなみに僕が就活において多少の嘘をついても良いと考えているのは「志望度」ですね。僕はすべての企業に志望順位は1位ですと答えてました。
でも本当にすべての企業への入社意欲が高かったですし、どの企業に入社したいのかは最後まで迷っていました。
この志望度に関しては、嘘をついたところで「適性」とは関係ないんです。
よって志望度の高さは最大限アピールしつつ、自分の性格や能力などの部分は正直に話すことでミスマッチが起こらないようにしていました。
【ポイント】
自己PRの内容は嘘をつかないこと。もし明るい性格ではないのに、明るい性格だと伝え、面接官が「うちの会社には明るい人が合うから採用!」と考えて内定が出た場合、辛くなるのは入社後の自分だぞ。
④結論を後回しにしないこと
続いて4つ目の注意点は、自己PRの具体的な書き方や伝え方についてです。
これはよく言われることですが、結論を後回しにすると聞き手は疲れてしまいます。
よって文の冒頭に自分がアピールしたい能力を持ってきてください。
基本的に話が長くて、理解しにくい人は結論を最後まで引っ張ります。集団面接でこんな就活生とたまに出くわすことがありましたが、ことごとく不採用になっていましたね。
特に面接では、会話のキャッチボールが重要と言われる通り、質問と回答のワンセットの回数が多いほど良いです。
よって聞かれたことには簡潔に答えるという意識を持っておくことは基本中の基本です。
【ポイント】
結論から述べることは、文章でも会話でも必須。話が長い人の結論を後回しにすること。就活では結論ファーストはめちゃくちゃ大事!
⑤専門用語や難しい言葉は使わないこと
では最後の注意点。
自己PRだけに限ったことではないですが、専門用語や難しい言葉は使わないようにしましょう。
「自分にはこんなに知識があるんだよ!」とアピールしたい気持ちは分かりますが、難しい言葉を使ったところで相手に伝わらなかったら全く意味がありません。
僕のサラリーマン時代の同期に、すぐに専門用語を使う人がいました。
その人の話を聞いていても疲れるだけなので、僕はこう言ってやりましたね。
「本当に賢い人は小学生も理解できる言葉に変換して話すんだよ?知ってた?」ってw
中途半端に賢い人はすぐ難しい言葉を使おうとしますが、今すぐやめましょう。
先程の僕のアドバイスが本質です。
本当に賢い人、本当に知識が深い人ほど小学生でも理解できるような簡単な言葉に変換して話すことができるのです。
【ポイント】
自分の賢さを自慢するために専門用語や難しい言葉を使いがちだけど、それはやめましょう。むしろ本当に賢い人というのは小学生にも伝わる言葉に変換して伝えられる人のことを言うんだよ。
自己PRを書く、伝える上でこれら5つのポイントは非常に重要だと僕は考えています。エントリーシートも面接も、すべてはコミュニケーションなので相手の立場に立った時に、どんなことに注意すれば伝わりやすくなるかを考えるようにしましょう!
自己PRの例文
ここまで自己PRの書き方とポイントを共有してきました。
更に自己PRの書き方のイメージを深めてもらうために、この章ではいくつかの例文を紹介します。
それぞれアピールする長所が異なるので、ぜひ参考にしてくださいね!
例文① 協調性をアピールする自己PR
協調性をアピールする場合に気をつけないといけないことは、「協調性」という抽象的な言葉を具体化することです。
「私には協調性があります」ってかなり曖昧ですよね。
抽象的な言葉に人は感動しないし、心は動かないので、具体的な言葉として落とし込んでいく必要があります。
僕が協調性をアピールするなら、まず「具体的にどうやって協調性を発揮しているのか」を考えること。
それに加えて、「協調性が会社にどんなメリットを与えるのか」を徹底的に考えます。
まず具体的にどうやって協調性を発揮しているのか、に関しては、僕の場合は「良い側面を見つけてそこに着目する」という行動を土台として発揮していますね。
また協調性が会社にどんなメリットを与えるか考えると、「協調性によって既存の社員さん同士の結束を更に強め、連携力が増すことで利益に繋がる」ということが考えられます。
まずはこうして事前に協調性について考えを深めてください。
その後に自己PRを作成するという流れがおすすめです!
【例文】
「私の最大の能力は協調性です。どんな人に対しても「良い側面を見つけてそこに着目する」という習慣により、協調性を磨いてきました。
貴社のホームページや会社説明会を通して感じた最大の魅力は、社員さん同士の結束力の強さ。まさに協調性を大切にされていると感じました。
そんな貴社でこそ、私の協調性を最大限に発揮し、更に結束力を高めるボンドになる。
それによって連携が増し、利益に繋がるのではないかと考えております。
具体的に私のこの協調性を発揮できたエピソードが大学時代にあります。
大学入学時、300名ほどのクラスの中で、どうしても輪に入れない人がいました。
そんな人に対して「趣味は何か」「休日どんなことをしているのか」と質問をし、長所を見つけ、それを尊重する。そうすることで輪に入れなかった人とも一緒に遊ぶようになったんですよね。
私がこれほどまでに協調性にこだわるのは、「人はそれぞれ遺伝子も育った環境も違う。だからこそ関わると新しい考え方が知れて面白い」という信念を持っているからです。
貴社に入社した暁には、私のこの誰にも負けない協調性を更に社員さん同士を結束させるボンドとして、利益につなげることをお約束します。」(516文字)
協調性を自己PRでアピールする方法については、更に詳しく別記事でまとめました。
協調性をアピールしたいという就活生は合わせて目を通してくださいね!
» 【新卒向け】自己PRで協調性をアピールする書き方と例文!
例文② 責任感の強さをアピールする自己PR
次に責任感の強さをアピールする自己PRを例文で紹介しますね。
責任感が強いという長所も協調性と同じで、かなり抽象的なんですよね。
よって「責任感が強いことで企業側にどんなメリットがあるのか、仕事をする上でどんなメリットがあるのか」を深堀りしてから書き始めるようにしてください。
例えば、「責任感が強いことでプロジェクトを最後までやりきることができる」や「責任感が強いことで信頼され人と長期的な関係を築くことができる」など、責任感の強さによってどんなメリットがあるのかを考えます。
これを例文に落とし込んでみますね。
【例文】
「私は真面目すぎると周りに言われるほど、責任感が強いです。
よってお客様と長期的な関係を築くような仕事が向いていると考えており、まさに貴社の営業職でこそ、この責任感が活かせると考えております。
私がこの責任感の強さを発揮したエピソードが大学時代にあります。
アルバイト先のカフェにて、ホールのリーダーを任されていたのですが、通常業務だけではせっかく任されたリーダーとしての仕事には物足りないと考えました。
「常連のお客様を増やす」という目標を立て、2度目に来店された方に必ず声をかけることを徹底。常連のお客様向けのサービスを店長と考案することで、常連のお客様が3倍ほどに増えました。
私がこれほどまでに責任感にこだわるのは、責任を持って与えれた仕事に取り組むことで、人から信頼され愛されると考えているからです。
信頼は人間関係の土台であるとも考えています。
私が貴社に入社した暁には、この責任感の強さを活かし、与えられた仕事に対して常に101点の結果を出すように行動。それによって必ず利益を出します。」(446文字)
この責任感をアピールする自己PRに特化した記事も用意しておいたので、こちらで例文を確認してくださいね。
» 自己PRで責任感をアピールする例文7選【複数内定者が解説!】
例文③ 行動力をアピールする自己PR
続いて、行動力をアピールする自己PRの例文を考えてみました。
【例文】
「私はどんなことにもまずは挑戦する行動力によって貴社に貢献します。
与えられた仕事に対して、それをただ実行するだけでなく、それ以上にできることはないかと常に疑問を持ち、提案して行動することによって利益を生み出します。
具体的にこの継続力を発揮した経験が大学時代にあります。
私はせっかく大学生として時間があるのに、その時間を有効に活用できていないことが悩みでした。
そこで「ボイトレ」「スノーボード」「囲碁」という3つの趣味に本格的に挑戦し、すべてを習うことに。
結果として、今ではそれら3つはプロ並みの腕になって、実際にプロの方と一緒に練習することがあります。
私がこれほどまでに行動力を意識するのは、「行動してこそ自分との適性が見えてくる」という信念を持っているからです。
貴社に入社した暁には、私のこの行動力によってどんな大きな課題にも挑戦し、利益を生むことを誓います。」(394文字)
行動力をアピールする自己PR例文は別記事でも複数紹介しておきました。
» 自己PRで行動力をアピールする方法【複数内定者が例文を共有】
例文④ 笑顔・明るさをアピールする自己PR
最後に、笑顔や明るさをアピールする自己PRを考えてみました。
【例文】
「私は常にポジティブな考えを持つ明るさによって貴社に貢献します。
社会人になってから接する人は、年齢、価値観、考え方様々な点において、多様になりますが、常に笑顔でハキハキと接することで信頼されることで利益を生みます。
具体的にこの明るさを発揮した経験が大学時代にあります。
私が大学で出会った友人はネガティブな思考を持つ人が多く、普段から暗い雰囲気を醸し出していました。
そこで私は会う度に、注意されるぐらいの大きさで「おはよう!」と声をかけ、相談されることに対して、常にポジティブな解決策を提示しました。
すると今では、周りの友人が皆ポジティブ思考になり、明るすぎて困るほどです。
私がこれほどまでに明るさ、ポジティブさを重視するのには理由があります。それは、「人生は1度きりなのだから、1秒でも楽しく生きるべき」という信条があるからです。
貴社に入社した暁には、関わるすべての人から「今日も元気だね」と言われ、愛され、信頼される人材になることをお約束します。」(437文字)
この笑顔をアピールする自己PR例文については、別記事で更に解説しています。
いかがでしょうか!
ステップ①〜⑤の書き方が頭の中にあれば、こうした例文をすぐに作成することができます。
「もっと自己PRの例文が見たい!」という方もいると思うでの、別記事にて自己PRの例文を20例書いた記事を用意しました。
(腱鞘炎になるかと思うぐらいの2万字に及ぶ記事ですw)
アピールする能力別、計15の能力別の自己PR例文を用意しています。
ぜひそちらも参考にしてみてくださいね!
▼自己PR例文集
» 自己PRの例文20選|就活で“絶対に評価される”自己PRの例文集
▼柔軟性をアピールする自己PR例文
▼好奇心をアピールする自己PR例文
» 【例文6選】自己PRで「好奇心旺盛さ」をアピールする方法!
▼集中力をアピールする自己PR例文
» 自己PRで集中力をアピールする例文6選【複数内定者が解説】
▼計画性をアピールする自己PR例文
自己PRで計画性をアピールする例文6選【複数内定者が解説!】
▼向上心をアピールする自己PR例文
自己PRで向上心をアピールする例文5選【就活マンが徹底解説】
▼継続力をアピールする自己PR例文
自己PRで継続力をアピールする例文8選【複数内定者が解説!】
▼忍耐力をアピールする自己PR例文
構成を先に押さえておけば、どんな能力をアピールするにも応用できますね!
そうなんだよ!自己PRは1度作成して満足せずに、「もっと分かりやすく伝えるのは?印象的に伝える言葉はないか?」と推敲し続けることが重要だよ。
自己PRのNG例文
ではここで少し、NGな例文も見ていきましょうか!
注意点を守らないとどんな文章になってしまうのか、それを把握して頂いた上で添削後の文章例も掲載します。
NG例文① 結論がなく何をアピールしたいのか分からない
【NG例文】
「私は御社の事業を調べると非常に合っていると思います。
私の趣味はマラソンなのですが、週に4日ほど15km走る習慣をつけています。
それによって体力が付いてきました。
マラソンを始めたきっかけは体力をつけることではなくストレス発散だったのですが、それによって体力の増加に繋がったことは非常に良かったと思います。
これからもマラソンを続けることで体力をつけ、御社での仕事に活かしていきたいと思います。」
《添削するとこうなる!》
「私は1日に15時間動いても全く疲れないという特技があります。
これは力作業が必要な御社の仕事に非常に合っていると考えています。
体力があることでとにかく「量をこなせること」に重要性を感じており、週に4日、毎回15km走ることを習慣つけた結果この能力が身につきました。
先日15時間続けてDIYをしても全く疲れませんでした。
他にもパソコンでブログを書いても全く疲れません。ぜひこの能力を御社に活かしていきたいと思います。」
NG例文② 内容が平凡すぎて聞き手の印象に残らない
「私には気遣い力があります。
御社の仕事をする上で他人に気遣いができることは非常に大切だと考えております。
気遣いをすることで相手が喜び、それによって自分も幸せになります。それが非常に嬉しく思います。
こうした気遣いを社会人になってからも続けていきたいと考えています。」
《添削するとこうなる!》
「私は誰よりも焼肉で焼いてあげる枚数が多い人間です。
気遣いこそが信頼を作る土台であると考えており、相手のことを想って行動することで相手も自分を思ってくれると考えております。
ドアは必ず開けてあげたり、誕生日にはいかに今何が欲しいのかを調査することに寝食を忘れるほど打ち込みます。
こうした気遣い力を御社でも活かしていきたいと考えています。」
NG例文③ 複数の能力をアピールしすぎてグチャグチャ
「私は笑顔と元気、そして行動力と発想力には自信があります。
よく周りの人から元気だねと言われることが多く、自分自身でも意識しています。更には物事を考えることが大好きなので、空いた時間があればすぐにアイデアを考えます。
そのアイデアは持ち前の行動力で実現するように努力します。こうした能力をぜひ御社で活かしたいです。」
《添削するとこうなる!》
「私は太陽の次に明るい笑顔を意識して過ごしています。
なぜなら自分が一番にご機嫌でいると、つられて周りの人も笑顔になるからです。
そもそも日常に幸せは自身の心持ちで決まると考えています。
実際に近所の方から「笑顔が太陽よりも眩しいね!」と言われることがありました。
ぜひこの笑顔で御社の社員さんをみんな幸せな気持ちにできればと考えております。」
このようにNG例文も少し書き方を修正すれば、相手の印象に残る文章へと変わります。
途中でお伝えした5つの注意点をしっかりと守って書き上げることを意識してみてください。それだけで素晴らしい自己PRへと早変わりしますよ!
書き上げた自己PRは何度も何度も修正したり、改良しよう!一回で最高の文章を書ける人なんてなかなかいないんだから!
自己PRの作成に役立つ本
ちなみに自己PRを作成する上で参考になる本なんかあったりしますか?
こんな質問を過去に頂いたので、回答していきますね。
僕はこれまでに累計1500冊の本を読んできたかなりの読書家です。
そんな僕が自己PRの作成だけでなく、エントリーシートの質を向上させるためにおすすめの本を、ここでは3冊だけ紹介したいと思います。
【自己PRの作成に役立つ本】
- 人を操る禁断の文章術
- 文章力の基本の基本
- 20歳の自分に受けさせたい文章講義
もうこの3冊さえ読めば、文章力は格段に上がります。
こうして文章を書く仕事をしている僕ですが、この3冊はそれぞれ5回以上読み込むほどに愛用していますね!
ぜひ気になる本があれば、読みつつ自己PRの作成に活かしてください。
自己PRの作成に役立つ本① 人を操る禁断の文章術
メンタリストDaiGoさんの著書の中でも、最もおすすめの1冊です。
「人を操る」という刺激的なタイトルですが、人を操るというのは、文章を通して自分の「こうして欲しい」を叶えるという意味を指しています。
よって、自己PRでも「自分がどう活躍するのか知ってほしい!」という願いを叶える際に利用できますし、これには自己PRだけでなくエントリーシート全体で活用できるスキルが詰まっています!
自己PRの作成に役立つ本② 文章力の基本の基本
こちらの本は、文章の基本を押さえるのに最も役立つ1つです。
内容は非常に読みやすく、「①〜」「②〜」のようにスキルが箇条書きになっているので、すべて読まなくても参考になります。
特に「文章を書くのが本当に苦手でたまらない!」という人は必読の1冊です。
目次を見て、気になるスキルだけを読むのが負担にならないのでおすすめですよ!
自己PRの作成に役立つ本③ 20歳の自分に受けさせたい文章講義
最後に、こちらは僕が文章を書く上で最も参考になったと言える1冊です。
「そもそも会話はできるのに、なぜ文章になると相手に伝えるのが難しいのか?」という本質から説明が書かれていて、「なるほど!」と感心するばかり。
ちなみにこちらの本を僕は10回以上読み返しています。
それほどに本質的かつ、文章力のアップに効果的な本ですよ!
またこれら3冊の他に、4冊を加えた計7冊の「自己PRを書く上で役立つ本」をまとめた記事を別で用意しています。
これら3冊の他にも、もっと参考になる本が知りたいよ!という方は、ぜひ参考にしてくださいね!
これら3冊は心の底からおすすめできるから、ぜひ読んで文章力を鍛えようね!
【補足】面接での1分間自己PRの場合は雰囲気作りが大事
ここまで本当にお疲れ様でした!
(15000文字にも及ぶ内容だったので、疲れたと思います。)
最後に補足として「面接冒頭での1分間自己PR」について解説します。
よく面接の冒頭で「1分間で自己PRをお願いします!」と言われることがあります。
この場合の自己PRだけは、今回紹介した方法で作成した自己PRは使わないでください。
なぜなら、面接の冒頭でいきなり自分の能力をアピールするのは必死すぎるからです。
あなたが面接官の立場に立った時、いきなり初対面で会った人から「私の能力は◯◯です!これを御社で活かします!!!!!!」と言われたら、ちょっと引いてしまいませんか?
面接の冒頭での自己PRだけは「雰囲気作り」だと考えてください。
初対面の人と関係を作る時の基本は、まずは雰囲気作りをすること。
よって僕がおすすめなのが、「こう見えて意外と◯◯なんです!」という自己PRです。
僕の友人にめちゃくちゃゴツい体型の人がいます。
その人は面接の冒頭の自己PRではこう話していたそうです。
「はじめまして!◯◯大学に通っております。◯◯と申します。早速なのですが、私はこれだけゴツい体をしているのですが、意外にも一番好きな食べ物はシュークリームでして、週に1回はコンビニスイーツを食べて至福の時間を過ごしております。本日はこんな意外な側面も含めて本日は私のすべてをお伝えできればと思います!」
もう面接の冒頭でこんなこと言われたら、面接官も微笑んでしまいますよね。
そしてその後の面接の雰囲気は最高にやりやすくなるでしょう。
このように面接冒頭での1分間自己PRに関してだけは、能力をアピールするのではなく、少し笑いが生まれるような内容を伝えてください。
何度も言いますが僕のおすすめは「こう見えて意外と◯◯なんです」からの「本日はこんな意外な側面も含めて本日は私のすべてをお伝えできればと思います!」フィニッシュですね!!
【補足】なぜほとんどの企業が新卒に「自己PR」を求めるのか?
就活においてほとんどの企業が自己PRを求めてきます。
では、なぜそれほどまでに自己PRを求められるか?
考えたことはありますか?
企業が新卒を採用する上で重視するポイント
そもそも企業はなぜエントリーシートや面接を実施するのでしょうか。
それは当然「新卒として新しい社員を雇うため」ですよね。
そして更に詳しく考えると「新卒として“自社にぴったりな”新しい社員を雇うため」です。
要するに就活生だけでなく、企業側も最高の“結婚相手”を探しているんですよ。
では企業が新卒という名の結婚相手を求める上で重要視している点は何か?
それは2点あります。
・自社に適性の高い人かどうか?(社員との適性・仕事内容との適性)
・自社に対する志望度が高い人かどうか?
なぜ企業は新卒を採用する上で、この2点を重要視するのかというと、それは「すぐに退職して欲しくないから」です。
結婚で言うと、高いお金を払ってお見合いや婚活パーティで出会い、デートをし、結婚式も開いて、更には家具まで揃えたのに、すぐに離婚になれば最悪ですよね。
それと全く一緒です。
高いお金を払って説明会や合説、就活サイトへの掲載で出会い、懇親会をし、入社式を開いて、更には新入社員研修まで揃えたのに、すぐに退社されたら会社にとって不利益ですよね。
(300万円で結婚式して、すぐに離婚したカップルを知っています...。)
つまり新卒を採用する上で、すぐに退社されてしまうことが企業にとっては最もリスクである。
面接官をつとめる人事の役割は「いかに退社しない人を採用できるか」にフォーカスされています。
なるほど!新卒を採用する上で、第一に「すぐに退職しない人材」を企業は求めている。それを測るために、志望度の高さと適性の高さを採用過程で測るんですね。
そのとおり。そして、次に話すとおり、自己PRでは「適性の高さ」を主に測るんだよ!
自己PRを通して「適性の高さ」を測ろうとしている
そして話は長くなってしまいましたが、自己PRを通して、「自社への適性」をはかろうとしているのです。
(志望度の高さは、主に志望動機で測るんですよね!)
例えばA社で活躍している人(=A社との適性の高い人)の特徴として、「行動力がある」という特徴があった場合。
A社は「うちの会社には行動力がある人が合う」という1つの基準を持っていることとなります。
ここで新卒の中に「私は行動力があります!それによって◯◯という利益を生みます!」という人物がいれば、「この子は自社との適性が高いな!」と判断できるんですよね。
▼自己PRによってその人の特徴を把握することで適性を測る
こうした面接官側の立場にたった思考が非常に重要です。
ここでは自己PRは自社との適性を測るために聞く質問だと認識してください。
選考過程でする質問すべてに意図があるんですね!
そうだよ。面接官の質問の意図を考えることで、評価される回答を話すことができるようになるからね。
評価される自己PRはその会社が求める能力で決まる
この章では更に「評価される自己PR」について深堀りしてみましょう。
就活で採用を決めるのは「適性」であり、企業が求める人物像と自分が一致するかどうかなんですよね。
その点、詳しく理解することが有効です。
評価される自己PRの定義
そして、これが分かれば「評価される自己PRとはどんな自己PRなのか」が分かります。
それは、その企業が求める能力を持ち、自社との適性が高く良い関係が築けそうだと納得できる自己PRです。
【評価される自己PR】
- その企業が求める能力を持ち、自社との適性が高く良い関係が築けそうだと納得できる自己PR
例えば、その会社が「真面目さ」を求めるとしましょう。
真面目な人がその会社では活躍できる傾向があり、新卒でも真面目なタイプが長く働いてくれるとします。
よってその会社が求めるのは「真面目さ」ですよね。
そうなると、その企業に対して「行動力があるが飽き性」だというアピールをしても響かない。
つまり、適性が低いと判断されてしまうのです。
求める人物像との一致が最重要
つまり、その会社が求める人物像であることが最も重要だということ。
どれだけ素晴らしい行動力を持っていようが、その会社が「行動力がある人よりも真面目にコツコツと働くタイプが欲しい」と思えば、評価されないのです。
こう話すと、よく「じゃあ求める人物像に寄せるべきですか?」と聞かれるのですが、そんなわけないじゃないですか!
自分が行動力があって飽き性なのに、「真面目でコツコツが取り柄です」と嘘をついて採用されたところで、入社後のミスマッチに繋がるだけです。
就活の成功は、10年後の自分の幸せなので、ミスマッチな会社に入社することはNGですからね。
求める人物像とする能力を自分が持っている場合、それを積極的にアピールする。
そうでない場合は、そもそも受けないか、自分が最も強みとする能力でゴリ押しする。
これが最適解だと僕は考えています。
自己PRの評価ポイントについては、別記事で更に詳しく解説しています。
もっと詳しく知りたい方はそちらも参考にしてくださいね。
なるほど!その会社が求める人物像、つまり能力を自分が持っている場合はそれをアピールし、持っていない場合は嘘をつかずに自分の最大の長所でゴリ押しすべきということですね。
そうだね。相手のニーズに自分という人物が合うのかどうか、それで全ては決まるんだよ。
自己PRの書き方に関してよくある質問
ここまでに書ききれなかった自己PRに関する質問に回答していきます。
自己PRは超重要質問なので、1つでも疑問は潰しておきましょう!
質問① 自己PRのエピソードがしょぼいのですが大丈夫ですか?
自己PRのエピソードの強さよりも、重要なことは「本当にその長所が自分の最大の長所なのか?」「その長所を企業でどう活かせるか?」の部分です。
あくまでエピソードは自分が持つ長所の根拠なので、エピソードが弱くても納得してもらうことはできます。
むしろ日常のエピソードの方が自分をよく反映しますよね。
エピソードの強さに意識を向けすぎず、それよりも伝わりやすさや、徹底的な自己理解に重きをおくことをおすすめします。
» 自己PRはしょぼいエピソードでも大丈夫?|評価される伝え方を解説!
質問② 就活で求められる自己PRの文字数は何文字?
就活で求められる自己PRの文字数は企業ごとに異なります。
しかし一般的には300〜500文字の自己PRを求められる事が多いですね。
企業によっては1500文字ほどの長い自己PRを求められることがありますが、その場合は「長所をどう企業で活かすか」と「エピソード」の部分をより詳しく書くことでアピールするのが良いですよ。
» 就活での自己PRの文字数について【文字数別の例文あり!】
質問③ 自己PRとガクチカの違いは何ですか?
自己PRは「長所」をベースとして、いかにその企業と自分が合うかの説明。
一方でガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、「何に力を入れたのか」であり、あなたの興味関心を知りたいという意図を持ちます。
またガクチカの質問意図には「目的をどう達成するのか」という課題解決の仕方を知りたいという意図もありますね。
それぞれ質問意図が異なる点が自己PRとガクチカの徹底的に違いとなります。
» 【ガクチカと自己PRに一貫性は必要?】同じネタで書き分ける方法!
本記事のまとめ
本日の記事はいかがだったでしょうか!
この記事は計15000文字以上にも及ぶ超大作となりました。
(スタバに3日間こもって書き上げましたw)
自己PRはまさに自分という人間について面接官に伝える重要な役割を持ちます。
更には面接官は、自己PRを元に自社との適性を測ります。
そんな重要な自己PRなので、ぜひゆっくり時間をかけて作成してみてください。
自分のアピールすべき能力を考える素晴らしい時間になると思いますし、その能力を意識して生きる良いきっかけになると思います。
就活攻略論ではよく言うのですが、就活でおこなう作業は就活中だけでなく人生でずっと役立つ成果を生むことができる。
僕はそう考えています。
みなさんが就活を通して少しでも自分のことを理解し、自分を好きになって、10年後素敵な毎日を過ごしていることを心から願っています。
これだけ長い記事、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。
少しでも役に立てたなら嬉しいなぁ〜!
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。
ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー