就活生の皆さん、こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです!
今回は「集中力」を強みとした自己PRの作成方法について解説します!
内定を獲得するためには、採用担当者を惹きつける自己PRの作成が必須です。
僕は就活で最終的に22社から内定をいただくことができました。
本記事では、そんな僕が就活生時代に実際に使っていた自己PRの文章構成を紹介し、そこに集中力を当てはめた例文も紹介しています。
自己PRは集中力で勝負したいと考えている就活生には必ず役立つ内容です!
ぜひ最後まで読んでくださいね!
自己PRで集中力の深さ、長さをアピールすることで評価される方法が知りたいです!
自己PRはどの企業からも聞かれる重要質問だから、しっかりと押さえていこう!
- 就活における自己PRの定義
- そもそも「集中力」とは企業が求める力なのか?
- 自己PRで「集中力」を伝える時の4つのポイント
- 自己PRで「集中力」をアピールするのにおすすめの文章構成
- 自己PRで集中力をアピールする回答例文【3選】
- 面接の自己PRで集中力をアピールする際の注意点
- 自己PRで集中力をアピールするNG例文【3選】
- 本記事の要点まとめ
就活における自己PRの定義
まず最初に就活における自己PRの定義、意味を理解しているでしょうか?
「とにかく自分の強みをたくさん伝えること」だと理解している就活生が多い印象があるのですが、自己PRは少し意味が違います。
そもそも「PR」とは「パブリック・リレーションズ」の略。
このパブリック・リレーションズとは、相手との良い関係作りを意味します。
よって就活における自己PRとは、「相手企業と自分がいかに良い関係を築くことができるかを説得すること」なんですよね。
強みを伝えるだけでなく、その強みがあることで、相手企業にいかに貢献することができるのかを伝えることで自己PRは完成すると言えます。
更に詳しい自己PRの説明は別記事で書きました。
もっと自己PRの意味を深堀りして理解したい人は、この記事と合わせてぜひ参考にしてください。
なるほど!自己PRはただ強みをアピールするだけじゃなくて、その強みがあることでその会社と良い関係を築けることを伝えることなんですね。
そうなんだよ。その理解ができている人は、自己PRを魅力的に話すことができるようになるよ。
そもそも「集中力」とは企業が求める力なのか?
この記事を読むにあたって、そもそも「集中力がある」ということが企業から評価されるものなのかは気になりますよね。
結論、めちゃくちゃ評価されます!
だから自信を持って全面的にアピールするべきです。
ではなぜ「集中力」が評価されると言い切れるのか。
まずは以下の図を見てください。
▼企業が新卒に求める能力ランキング
画像引用:経団連「高等教育に関するアンケート結果」
ここに集中力という言葉はありません。
ただ上から順に「主体性」「実行力」「課題設定・解決能力」といった能力を発揮するにあたって、その前提条件となるのが「集中力」なんです!
つまり、集中力が強みの人というのは、今後の成長次第であらゆる強みを兼ね備える素質があるということ。
逆に集中力がない人は、強みを兼ね備える基礎がないので、そもそも強みを持てないということになります。
例えばピアノを弾くためにはまず音符が読めないといけませんよね。
この「音符を読めること」が「集中力」であり、それができて初めてピアノが弾ける(=実行力や継続力などの強みが発揮できる)わけです。
集中力があるというのはポテンシャルの高さがあるとも言えますね!
その通りだよ。日本の就活はポテンシャル採用といわれ、将来性を重視した採用形態だからこそ、集中力をアピールするのは有効なんだ!
自己PRで「集中力」を伝える時の4つのポイント
「集中力」の重要性を共有しました。
次にこの章にて、評価されやすい自己PRのポイントを4つご紹介します。
このポイントは就活攻略論が伝える自己PRの基礎部分になりので、しっかりと押さえてくださいね!
【自己PRで集中力を伝える時のポイント】
- 結論ファーストで回答する
- 集中力が仕事でどう役立つのか明確化する
- 集中力を発揮した強めの根拠を明確化しておく
- なぜ集中力を重視しているのか理由を明確化する
ポイント① 結論ファーストで回答する
定番の「結論ファースト」は、当然自己PRでもポイントになってきます。
就活=結論ファーストという意識を持つくらいでOKです。
ただ、これだけあらゆるところでポイントと言われていても、緊張する面接の場では忘れてしまう人も意外と多いので、常に意識を持っておきましょう!
ポイント② 集中力が仕事でどう役立つのか明確化する
次のポイントは「集中力が仕事でどう役立つのか明確化すること」です。
自己PRは自分の強みを闇雲に伝えればいいわけではありません。
その強みが志望先企業で活かせることが大前提となります。
野球チームの入団面接受けてるのに「僕はサッカーが得意です!」ってアピールしても全く意味がないですよね。
たとえ日本代表レベルの実力を持ってても、1ミリも評価されません。
必ず志望先企業で集中力がどう役立つのか考えたうえでアピールしましょう!
ポイント③ 集中力を発揮した強めの根拠を明確化しておく
続いてのポイントは「集中力を発揮した強めの根拠を明確化しておくこと」です。
根拠を明確化するには、具体的なエピソードを伝えるのが効果的です。
エピソードを使って集中力を発揮した場面を採用担当者にイメージさせることで、説得力のある根拠となります。
【集中力が根拠となるエピソード】
- 資格取得のため1日3時間の勉強を2年間続けた
- 本を1日2~3冊のペースで読んでいる
- 休日には1日10時間程度絵を描くことに没頭した
ここに挙げたようなエピソードを聞けば集中力を持っていることが伝わりますよね。
つまりエピソードから強みをイメージできる内容であればベストといえます!
ポイント④ なぜ集中力を重視しているのか理由を明確化する
最後のポイントは「なぜ集中力を重視しているのか理由を明確化すること」です。
自分の強みに対する理解が深ければ、面接での深堀にも簡単に対応できるようになります。
また、動機となる部分を押さえておくことで説得力も増します。
具体的には以下のような理由が挙げられますね。
【集中力を重視する理由】
- 全ての物事において、成果を上げるためには集中した取り組みが必須であり、それを支えるのが集中力だと考えているから。
- 自己成長するうえで、集中力は欠かせない要素であるから。
- これまで身近で結果を残してきた人に共通するのは「集中力があること」だったので、重要だと考えたから。
【補足】集中力を言い換えた表現でも伝わりやすい!
4つのポイントの中で「根拠となるエピソード」を見てもらうとわかるんですが、集中力って言い換えた表現の方が伝わりやすいパターンもあるんですよね。
①資格取得のため1日3時間の勉強を2年間続けた→「継続力」
②体力強化のため天候に関わらず毎日1時間走った→「忍耐力」
これらのエピソードって集中力にも使えますが、「継続力」や「忍耐力」の方がしっくりきますよね!
このほかにも集中力を言い換えた表現は以下のようなものがあります。
【「集中力」を言い換えた表現】
- 一つのことに没頭できる
- 与えられた時間内で成果を出せる
- 集中するための工夫や努力が出来る
- 長期間にわたり物事に取り組むことが出来る(継続力)
- 困難な状況下でもあきらめずに取り組むことが出来る(忍耐力)
たとえ集中力という言葉を使わなくても、このような表現の方が伝わりやすい内容であれば言い換えることをおすすめします。
あらゆる強みの基礎となる集中力だからこそ、言い換えもしやすいんですね!
その通りだよ。とにかく採用担当者が理解しやすい表現となるように工夫することを意識して欲しいね!
自己PRで「集中力」をアピールするのにおすすめの文章構成
4つのポイントを押さえたところで、次に具体的な文章構成を共有しますね!
5つの項目に分けて構成していきます。
また、ここでは文章構成の基礎部分を解説しますが、項目それぞれの詳細については「【自己PRの書き方は5ステップ】就活生向けの自己PR作成法!」にて解説しているので、こちらも参考にしてください。
もちろんこれから説明する内容でも十分自己PRは作れますからね!
具体的な構成は以下のとおりです。
【自己PRの文章構成】
- 貢献できる能力
- 具体的な貢献内容
- 根拠となるエピソード(課題・行動・結果)
- 自分の信条(=なぜ責任感を重視しているのか)
- 入社後の抱負
まず自己PRの書き出しとして「貢献できる能力+具体的な貢献内容」を書きます。
冒頭で「あなたを雇うメリット」を伝えることで一気に惹きつけるのが狙いです。
【例文】
私は与えられた時間内で成果を出すことに自信があります。
▲まずは貢献できる能力を簡潔に伝える
貴社においても、一つ一つのタスクに対し必要最小限の時間で成果を出し続けることで、最大限の利益を上げます。
▲強みを活かした具体的な貢献内容を伝える
最初の一文で惹きつけたら、次に「根拠となるエピソード」を加えます。
自己PR全体に説得力を持たせるうえで必須の項目です。
【例文】
私がこの強みを発揮したエピソードが大学時代にあります。
大学3年生の時、派遣のアルバイトで家電量販店の携帯ショップに行きました。
そこで来店したお客様の勧誘業務に8時間従事しました。
事前に書籍やネットで勧誘業務に関する情報を集め、実際にどう活かすかまで想定するなど、事前準備を徹底し集中して取り組んだ結果、6人の方にご契約いただき、過去最高の利益を上げました。
▲集中力があることを証明するエピソードを加えて説得力を高める
エピソードで説得力を高めたら、次に「なぜ集中力を重視しているのか」というそもそもの動機を加え、最後に「入社後の抱負」で自己PRを締めます。
ちなみに自己PRの締め方は「~だと思います」など自信のない表現ではなく「~します」「~することをお約束します」など断定で締めてください!
【例文】
私がここまで与えられた時間内で成果を出すことにこだわる理由は「より効率的に成果を上げることに意味がある」と考えているからです。
▲集中力を重視する理由となる信条を加えて差別化を図る
貴社に入社した暁には、この強みを活かし効率性を向上させることで、利益の最大化に貢献することをお約束します。
▼入社後の抱負で締める
これで5つの項目が完成しました。
それではこれらを合体させて一つの自己PRにしてみましょうか!
【完成した自己PR例文】
「私は与えられた時間内で成果を出すことに自信があります。
貴社においても、一つ一つのタスクに対し必要最小限の時間で成果を出し続けることで、最大限の利益を上げます。
私がこの強みを発揮したエピソードが大学時代にあります。
大学3年生の時、派遣のアルバイトで家電量販店の携帯ショップに行きました。
そこで来店したお客様の勧誘業務に8時間従事しました。
事前に書籍やネットで勧誘業務に関する情報を集め、実際にどう活かすかまで想定するなど、事前準備を徹底し集中して取り組んだ結果、6人の方にご契約いただき、過去最高の利益を上げました。
私がここまで与えられた時間内で成果を出すことにこだわる理由は「より効率的に成果を上げることに意味がある」と考えているからです。
貴社に入社した暁には、この強みを活かし効率性を向上させることで、利益の最大化に貢献することをお約束します。」(373文字)
これは僕が就活生時代に実際に使っていた自己PRの構成です。
必ずしもこれが間違いなく正解だとは言い切れません。
ただ、結果として僕はこの自己PRを使って22社から内定を頂くことができたので、評価される自信があります。
次章で他の例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
構成を間違えたらどれだけ内容が良くても評価されないですもんね!
構成は文章の基礎部分だからね!内容も伝わりやすくなるし、自分自身もかなり作りやすくなるのでメリットだらけなんだ。
自己PRで集中力をアピールする回答例文【3選】
文章構成についてはご理解いただけたかと思います。
この章では、文章構成を使った実際の例文を3つご紹介します。
また、この章で紹介した例文以外もまだ見たいという方は「【自己PRの例文20選】就活で“絶対に評価される”自己PRの例文集!」にて20個の例文を用意しているので、こちらを参考にしてください!
例文① 読書にて集中力をアピールした自己PR
【例文】
「私は目の前のことに集中して取り組むことに自信があります。
社会人になっても、日々やるべき一つ一つの業務に真摯に向き合い、集中して取り組むことで成果を上げます。
私がこの集中力を発揮したエピソードが大学時代にあります。大学入学後、自分自身の考え方や視野を広げたいと考え、毎日1時間読書をする時間を作りました。部活やアルバイトをしていたことから、忙しさを理由にやめたくなる時期もありました。しかし、忙しさと読書を切り離して考え、読書のための1時間だけはとにかく目の前の書籍に集中するよう心掛けました。その結果、今まで400冊以上を読了し、多くの学びを得ることが出来ました。
私がこれだけ集中力を重視する理由は「一つ一つに集中して取り組んだ積み重ねこそ成長に繋がる」という信念を大切にしているからです。
御社に入社した際にも、やるべきことの優先順位を明確にし、一つ一つの業務に集中して取り組むことで利益を上げることをお約束します。」(408文字)
読書は集中力をアピールするのにめちゃくちゃ適したエピソードかと思います。
一つ一つのことに対し集中した積み重ねが大きな成果に繋がるというのは、企業においても共通することなのでおすすめですよ!
例文② 学業・勉強にて集中力をアピールした自己PR
【例文】
「私には困難な壁も打ち破るだけの高い集中力があります。
御社においても、困難な課題から逃げることなく集中的に取り組むことで解決に導き、利益に貢献します。
私がこの集中力を発揮したエピソードが大学時代にあります。大学入学前からグローバルに活躍できる人材になりたいと考え、学部も国際系を専攻しました。しかし、決して英語力があったわけではなく、入学直後のTOEICでは400点という状況でした。そこで私は毎朝1時間の音声リスニング、寝る前1時間の単語学習を習慣とし、約3年間継続した結果、現在はTOEICで920点を獲得できるまでになりました。
私がこれだけ集中力にこだわる理由は「集中力のない努力は中途半端な結果しか生まない」という理念を持っているからです。
御社に入社した暁には、目標に対する高い集中力を存分に発揮し、常に目標達成を実現することで利益を上げます。」(367文字)
この例文では「課題解決に特化した集中力」をアピールしてみました。
どれだけ集中力に自信があっても、ゴールを設定せずに闇雲に行う積み重ねでは意味がないので、その点も踏まえた例文になっていますよ。
例文③ 部活にて集中力をアピールした自己PR
【例文】
「私は自ら集中する環境を整え、継続して集中することに自信があります。
御社に入社後、どの部署や役割においても自分が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を自分で作り、成果を生み出します。
私がこの強みを発揮したエピソードが大学時代にあります。陸上部の長距離選手として約3年間活動してきました。個人競技ではあるものの、練習は団体で行うことも多く、モチベーションの低い選手に流される部員もいました。そこで私は必ず練習前にその日の課題をノートに書き、目的意識を持つことで集中して練習に取り組みました。その結果、引退レースで自己ベストを更新できました。
私がこれほどまで集中することにこだわる理由は「周りに流されない集中力こそ結果を生み出す」という理念を大切にしているからです。
御社に入社してからもこの信念を忘れることなく、常に集中する環境を整えて取り組むことで最大限の利益を上げます。」(385文字)
今回の例文では、自身の集中力だけでなく、自分が集中できる要因まで把握していることをアピールしました。
これが出来る人って、どんな部署でも活躍してくれそうな印象がありますよね。
ちなみに選考対策を進めつつ、やるべきことはエントリー数を増やすことです。
僕の場合、1社落ちたら1社追加でエントリーすることで、全落ちするリスクを最小限に抑えるようにしていました。
エントリー数を増やす上で、活用すべき就活サイトを厳選した記事も書いたので、ぜひ合わせて読んでくださいね!
» 【結局どれ?】僕が今就活生なら絶対利用する就活サイトはこの5つ!|100サイト以上から厳選!
集中力が強みだとエピソードの幅も広がりますね!
応用しやすい強みだよね。自分自身のエピソードを練った上で、どんな集中力の伝え方がベストかを考えて書くのがおすすめだよ!
面接の自己PRで集中力をアピールする際の注意点
続いて、自己PRにて集中力をアピールする際に意識して欲しい注意点を共有します。
自分本位ではなく、採用担当者の立場に立って考えたとき、以下の点には特に注意すべきかと思います。
【面接の自己PRで集中力をアピールする際の注意点】
- 興味のあることだけに集中できる人だと思われてないか
- 集中するあまり周りが見えなくなる人だと思われてないか
- 集中力が強みであるという根拠がしっかりと示されているか
注意点① 興味のあることだけに集中できる人だと思われてないか
まず注意すべきは「興味のあることだけに集中力を発揮できる人」だと思われないようにすることです。
そもそも、好きなことに集中して取り組むことは誰でもできますからね。
では自己PRにおいては、どんなことに対する集中力をアピールすべきか。
僕は集中して取り組んだ先の目標達成を見据えていることが大切だと考えています。
嫌いなこと、苦手なこと、辛いことであっても、目標達成のために必要だと理解し、それに対して最大限の集中力を発揮できること。
これこそ社会人に求められる力ですし、就活でアピールする内容としてもおすすめです!
注意点② 集中するあまり周りが見えなくなる人だと思われてないか
次に注意すべきは「集中するあまり周りが見えなくなる人」だと思われないようにすることです。
集中力があって没頭できることはもちろん強みになります。
ただ、同時に「視野の狭い人」と思われるリスクもあるんです。
面接官にそう思われないための対策としては「必要な時に集中力を発揮できる器用さがあること」を伝えるのが効果的です。
例①:「私は物事に対し、一心不乱に没頭することができます。」
例②:「私は目標に対し、必要な場面で最大限の集中力を発揮できます。」
①の内容だと視野の狭さや客観的な目線を持っていない印象ですよね。
一方で②の場合、ここぞという場面で集中力を発揮できる印象を与えられます。
企業で求められるのはもちろん②の方です。
常に全力疾走出来る人はいないので、集中力を器用に発揮できる点もしっかりと伝えてくださいね!
注意点③ 集中力が強みであるという根拠がしっかりと示されているか
最後の注意点は「集中力が強みであるという根拠がしっかりと示されているか」についてです。
チェックポイントは具体的なエピソードが入っているかどうかですね。
エピソードを伝える際は「課題→行動→結果」の順で伝えると理解しやすいのでおすすめです!
ただ単にエピソードを入れれば良いというわけではなく、エピソードの伝え方も順序立てることで、より採用担当者の納得度が高まります。
根拠として用いる以上、採用担当者に対する説得力がないと意味がないですからね。
単純に「集中力がある」と伝えればいいわけではないんですね。
就活で使う以上、常に採用担当者がどう感じるかは意識しておくべきだよね!どれだけ自己評価が高くても、内定を左右するのは企業側ということを忘れずに。
自己PRで集中力をアピールするNG例文【3選】
面接における注意点を共有したので、次にこの章では注意点をもとにしたNG例文を解説したいと思います。
共通点があれば即改善をおすすめします!
NG例文① 興味のあることだけに活かせる集中力になっている
【NG例文】
「私の強みは一生懸命物事に取り組む集中力です。
御社においても与えられた業務に迷いなく一生懸命に取り組みます。
私は小学生の頃からテレビゲームが大好きで、今でも一日5時間はゲームをしています。ゲームをしている時間は本当に充実していて、没頭することができます。ゲームをすることでストレス解消にもなりますし、集中力も身に付きました。
御社に入社した暁には、この集中力を活かして仕事にも取り組みます。」
この例文からわかることは「ゲーム好きなんだな」ということだけです。
エピソードは入ってますが、元々好きなゲームに没頭しているだけなので、集中力に対する根拠として機能していないですよね。
NG例文② 周りが見えなくなる印象を与えてしまっている
【NG例文】
「私は目標に対し没頭して取り組むことに自信があります。
御社においても、目の前の業務に一心不乱に没頭することで成果を上げます。
この集中力を発揮したエピソードが大学時代にあります。大学入学当初から飲食店でのアルバイトを始めました。私は接客業の面白さを知り、部活にも入らず、時には授業を休みながらもアルバイトに没頭しました。その結果、3年生の時には時間帯責任者となることができました。
御社に入社した暁には、利益を上げて貢献するため仕事に没頭することをお約束します。」
たしかに凄い集中力ですが、あまりにも周りが見えてなさ過ぎますよね。
そもそも授業を休んでまでアルバイトをしている時点で、大学生としての目標を見失っています。
自己PRは強みをアピールする場なので、人並み以上のエピソードがあるとインパクトを与えられますが、やり過ぎはかえってマイナスになるということも忘れないでください。
NG例文③ 集中力が強みであるという根拠が不明
【NG例文】
「私は与えられた時間内で成果を上げることに自信があります。
御社においても、最小限の時間で最大限の成果を生み出します。
私がこの強みを発揮したのは大学時代のアルバイトの時です。約3年間接客業を経験する中で、この強みを磨き上げました。
御社に入社した暁には、まず基本を徹底的に身に付けた上で、最大限の利益を上げます。」
アルバイトで強みを発揮したのはわかるんですが、具体的なエピソードがないので説得力が欠けています。
「約3年間の接客業でどんな経験をして、どんな場面で集中力を発揮したのか」をはっきりさせることで、採用担当者の納得度が高まりますよ!
文章が与える印象まで考える必要がありますね。
採用担当者はその”印象”を評価しているからね!与える印象が志望先企業にとってメリットのある内容であることが一つの指標だね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
自己PRで「集中力」をアピールする方法が共有できたかと思います。
就活で自己PRを問われない選考ってほとんどないですよね。
つまり全ての就活生が対策しなくてはいけない項目になります。
全員が対策してくるからこそ、事前準備は必須ですし、重要なのは差別化です。
この記事で紹介した方法は僕が独自に考えた方法なので、差別化するのにも向いていると思いますよ!
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか。
【本記事の要点】
- 集中力はあらゆる強みの基盤となるので非常に評価されやすい。
- 4つのポイント、5つの文章構成は必ず押さえておく。
- 集中力は言い換えた表現で伝えるのも効果的である。
- 「興味のないことにも集中力を発揮できること」「周りが見えなくならないように気を付けていること」を伝えてマイナス印象を回避すべき。
今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた600の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/