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自己PRで柔軟性をアピールする例文6選【面接の回答例も解説】

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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就活生の皆さん、こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです!

 

今回は自己PRで「柔軟性」を強みとした作成方法を解説します。

柔軟性という強みは使いやすい反面、伝え方を間違うとマイナス印象を与えてしまうリスクを抱えています。

 

本記事では文章構成や伝え方のポイントを共有することで、柔軟性の良さを最大限に発揮する方法を解説しました!

 

ここに書いている構成や面接でのポイントは、僕が実際に使って22社から内定を獲得した秘訣でもあるので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

自己PRはどの企業からも聞かれる質問だからこそ、重要性が高いですよね。

そうなんだよ。特に採用担当者は、自己PRを聞いて自社で活躍できる人材になるかどうか、要するに将来性を判断するから自己PRは特に注力しよう。

自己PRで「柔軟性」を伝える時の4つのポイント

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最初に押さえるべきは、柔軟性を企業に伝える際のポイントです。

具体的には以下の4つを意識してください!

 

【自己PRで柔軟性を伝える時のポイント】

  • 結論ファーストで回答する
  • 柔軟性が仕事でどう役立つのか明確化する
  • 柔軟性を発揮した強めの根拠を明確化しておく
  • なぜ柔軟性を重視しているのか理由を明確化する

 

ポイント① 結論ファーストで回答する

 

最初のポイントは「結論ファーストで回答すること」です。

自己PRに限らず、就活の基本中の基本になります。

 

就活において採用担当者と就活生が対面する時間は限られています。

だからこそ、簡潔に伝えるべき点から優先的に伝えられる結論ファーストが重視されるんですよ!

 

ポイント② 柔軟性が仕事でどう役立つのか明確化する

 

続いてのポイントは「柔軟性が仕事でどう役立つのか明確化すること」です。

自己PRは経歴を自慢する場ではありません。

 

あくまでアピールした強みが活かせることが前提になります。

企業側からしても、自社でなんの役にも立たない強みをいくら本気でアピールされようと、評価のしようがないですからね。

 

ポイント③ 柔軟性を発揮した強めの根拠を明確化しておく

 

次のポイントは「柔軟性を発揮した強めの根拠を明確化しておくこと」です。

根拠の明確化には具体的なエピソードを活用するのがおすすめ。

 

具体的なエピソードがあれば採用担当者もその場面をイメージしやすいですからね。

エピソードの例としては以下のようなものがありますよ。

 

【柔軟性が根拠となるエピソード】

  • 最後の大会前に急遽、キャプテン代行を任されたが全うした。
  • 飲食店のアルバイトでホールを担当していたが、事前に厨房業務も確認していたことから繁忙期には厨房のヘルプもした。
  • 留学中、滞在先であるイギリスの生活様式やマナーを積極的に学び、現地の生活に適応するようにした。

 

自己PRで柔軟性をアピールしようと考えた時点で、何かしらのエピソードはあるかと思います。

これらを上手く伝える構成については次章で解説していきますね!

 

ポイント④ なぜ柔軟性を重視しているのか理由を明確化する

 

最後のポイントは「なぜ柔軟性を重視しているのか理由を明確化すること」です。

人が持つ強みって、意識しないと磨けないですよね。

 

つまりそれぞれが持つ強みについて、それを重視する理由が必ずあるわけです。

加えて、そもそもの動機部分を伝えることは採用担当者の納得度を引き上げます。

 

柔軟性を重視する理由については、以下のようなものがあるかと思いますよ。

 

【柔軟性を重視する理由】

  • アドバイスや経験を自己成長に繋げるためには、最初から拒絶するのではなくまずは柔軟に受け入れることが大切だと考えているから。
  • 周囲から信頼されるためには、どんな事態に対しても臨機応変に対応できる力が重要だと考えているから。
  • 関わる人や環境は常に変化していくもので、それぞれの場所で活躍するには柔軟な適応能力が必須だから。

 

重視する理由については、改めて考える必要があるかと思います。

しかしその作業も自己分析の一環になりますし、なにより自己PRの説得力をグッと高めてくれる要因になりますよ!

 

【補足】柔軟性は言い換えた表現も効果的!

 

柔軟性が企業から求められる力であることは共有しました。

でも「柔軟性」って、ちょっと抽象的な表現でもありますよね。

 

自己PRでは、就活生が与えたい自分のイメージと採用担当者が抱く就活生のイメージが合致していることがめちゃくちゃ重要です。

 

それなのに抽象的な表現を使うのはリスクが高い。

そこでおすすめなのが言い換えた表現を使うという方法です。

 

【「柔軟性」を言い換えた表現】

  • 素直
  • 臨機応変
  • 適応能力が高い
  • 相手の立場に立てる
  • 咄嗟の判断力がある
  • コミュニケーション能力が高い

 

ここに挙げた表現って、柔軟性と意味が似ていますよね。

というより「柔軟性のある人」から連想される具体的なイメージを表した言葉かと思います。

 

就活攻略論には「柔軟性」以外の強みについても記事を分けて詳しく解説しています。

特に以下の「好奇心」や「行動力」なんかは柔軟性との言い換えもしやすいので、こちらの方がしっくりくる方はぜひ参考にしてください!

 

Check!

▼柔軟性を好奇心に言い換える場合に読んで欲しい記事

» 【例文6選】自己PRで「好奇心旺盛さ」をアピールする方法!

 

▼柔軟性を行動力に言い換える場合に読んで欲しい記事

» 自己PRで行動力をアピールする方法【複数内定者が例文を共有】

 

どれだけ質の高い自己PRでも企業に伝わらないと意味がないですからね。

間違いないね。自己PR含め、就活で自己満は何の意味もないんだよ。内定の合否を決めるのは企業なんだから、まずは採用担当者の立場に立つことを重視すべきだね!

自己PRで「柔軟性」をアピールするのにおすすめの文章構成

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4つのポイントが共有できたので、次にそれらのポイントは押さえた文章構成を解説します。

僕が実際に22社から内定を獲得した構成を余すことなく公開していきますよ!

 

【自己PRにおすすめの文章構成】

  • 貢献できる能力
  • 具体的な貢献内容
  • 根拠となるエピソード(課題・行動・結果)
  • 自分の信条(=なぜ柔軟性を重視しているのか)
  • 入社後の抱負

 

まずは自己PRの結論を伝える

 

先ほどのポイントで説明したとおり、まずは結論ファーストです。

自己PRの場合は「貢献できる能力+具体的な貢献内容」が結論となります。

 

極論ですが、この結論部分だけでも自己PRとして成立するんですよね。

というか、それくらい簡潔かつ必要な内容が入っていないといけない超重要な部分なので、ここだけでも自己PRが成り立つことを目標にしてください!

 

根拠となるエピソードで自己PRの説得力を高める

 

結論で全体像を簡潔に伝えたら、次は「根拠となるエピソード」で説得力を高めていきます。

ここで重要なのは「本当に時間を掛けたエピソードを使うこと」です。

 

なぜなら、嘘や本気で取り組んでいないエピソードだと、面接における深掘りに耐えられないから。

 

面接に深掘りというのはネガティブなイメージがあるかもしれませんが、逆に面接官が就活生に興味を持っている証でもあります。

 

つまり意地悪で深掘りするのではなく、本当に知りたくて聞いているわけです。

そこで嘘だとバレた場合、確実に面接官を失望させていまい、選考も落とされるので、自分自身が本気で取り組んだエピソードを選びましょう!

 

柔軟性を重視している理由となる信条を伝える

 

エピソードを加えたら。次は「柔軟性を重視している理由となる信条」を入れます。

文章のイメージとしては以下のような感じですね。

 

私がここまで柔軟性を重視している理由は「自己成長のためには、より多くのことを吸収する必要があり、そこに柔軟性は必須」という信条を大切にしているからです。

 

自己PRでこの部分を入れる就活生って、実はめちゃくちゃ少数です。

つまりここで大きな差別化を狙えるわけです!

(実際、僕もここで差別化をしたことで22社の内定獲得ができたと思います)

 

断定で表現した入社後の抱負で締める

 

最後に締めの文として「入社後の抱負」を使いましょう。

ここで大切なのは断定した表現で締めること。

 

正直な話、入社後の抱負なので断定した表現をすると偉そうな印象を与えてしまいそうで心配になるかと思います。

 

でも考えてみてください。

どうしても自社に入りたいという熱意を伝えるのに「~だと思う」など自信のない締め方が評価されますかね?

 

それよりも強気で「~です」「~をお約束します」と締めた方が自信や熱意も伝わるし、なにより志望度の高さがうかがえますよね。

 

就活生にとって重要なのは、まず内定を獲得することです。

「入社後の活躍が約束できないから断定表現は、、」なんて悩んでも、その答えが出るのは入社してからなので心配することなく断定しちゃいましょう!

 

締め方を変えるだけでも与えるイメージが大きく変わるんですね!

そうなんだよ!僕は就活生時代、そこまでこだわってこの構成を作り上げたからこそ、大きな自信もあるし結果にもつながったと考えてる!

自己PRで柔軟性をアピールする回答例文【3選】

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文章構成がわかったところで、次にこの構成を使った例文を共有します。

各テーマごとに3つの例文を作成してみました。

 

例文① 留学にて柔軟性をアピールした自己PR

 

【例文】

「私の強みは柔軟性を活かした適応能力の高さです。

これから社会人としてさまざまな環境下で仕事をする際、どのような環境にもすぐに適応し最大限の成果を発揮します。

私がこの柔軟性を発揮したエピソードが大学時代にあります。大学3年生の時、英語力向上のため、アメリカに1年間の長期留学をしました。留学当初は日本と全く違う生活様式、食事などに戸惑いました。しかし私は、少しでも早く生活に慣れ、本来目的である語学勉強に専念するため、日本での生活習慣を捨て、全ての習慣を現地のものに合わせました。その結果、1ヵ月経つ頃には全く違和感なく生活ができるようになり、合わせて語学力も身に付けることができました。

私がここまで柔軟性を重視している理由は「自己成長のためには受け入れる姿勢が大切」という信念を持っているからです。

貴社に入社した暁には、いち早く仕事環境に適応し、成果を上げることをお約束します。」(388文字)

 

この例文では柔軟性を「適応能力の高さ」でアピールしました。

この言い換えはどんなネタでも非常に使いやすい方法かと思います。

 

適応能力の高い就活生は社会人生活にもすぐに適応できることから、離職リスクも必然的に低くなるので、採用担当者にとってもかなり欲しい人材ですよ!

 

例文② アルバイトにて柔軟性をアピールした自己PR

 

【例文】

「私はどのような場面においても臨機応変に対応することに自信があります。

貴社においても、マニュアルに頼り切った業務遂行ではなく、常にその場における最善策を講じながら成果を上げます。

私がこの強みを発揮したエピソードが大学時代にあります。大学入学から現在まで約3年間、塾講師のアルバイトをしています。勤務先の塾には授業マニュアルが用意されており、どうしても画一的な授業になってしまうことに違和感を感じていました。そこで私は塾長に許可を得たうえで、生徒一人一人の苦手分野を一覧化し、それぞれの生徒に合わせた問題集の作成を行いました。その結果、生徒から「苦手分野を克服できた」という声をもらったり、中には倍以上の点数を取るようになった生徒もいました。

私がここまで臨機応変な行動にこだわるのは「常に変化する状況の中では最善策も常に変化する」という考え方を大切にしているからです。

貴社に入社した暁には、基本を押さえた上で、状況に合わせた判断を常に行い、ベストを尽くすことで利益を上げます。」(436文字)

 

この例文では柔軟性を「臨機応変」という言葉に言い換えました。

企業が学生に最も求める能力が「主体性」であるように、社会人は常に自分で考え判断し、行動することが求められます。

 

そこで重要になるのが、この臨機応変な対応です。

一点注意したいのは、基本もないのに応用ばかりしても失敗するので、まずは基本を徹底する意識があることも伝えておきましょうね!

 

例文③ 部活にて柔軟性をアピールした自己PR

 

【例文】

「私の強みは周囲の意見等を素直に受け入れることのできる柔軟性です。

社会人として学ぶべきことを素直に受け入れ吸収し、自己成長することで貴社の利益に貢献します。

私がこの柔軟性を発揮したエピソードが大学時代にあります。大学入学後サッカー部に入り、日々サッカーに打ち込みました。しかし課題である持久力のなさから試合に出ることができませんでした。そこで私はサッカー部の仲間以外にも、陸上部の長距離選手や水泳部にトレーニング方法などを聞いて回り、そこで得た意見の全てを実践しました。その結果、持久力が格段に向上し、レギュラーの座を掴むことができました。

私がここまで周囲の意見を重視する理由は「情報はまず受け入れ、実践したうえで判断すべき」という信条を大切にしているからです。

貴社に入社した際には、意見やアドバイスを聞いて終わるのではなく、必ず実践することで成果を上げていきます。」(382文字)

 

この例文では柔軟性を活かした「素直さ」をアピールしました。

特に新卒社会人にはこの素直さが必須です。

 

仕事に関するスキル習得はもちろん、素直な人間は上司や先輩からも好かれますよね。

人柄を好かれれば積極的に仕事も教えてもらえるし評価も上がるわけなので、めちゃくちゃメリットのある強みですよ!

 

自己PRを作成したら企業探しに注力すべし

自己PRを作成することができたら、やっぱり重要なのは企業探しです。

僕の知り合いでも「3社しかエントリーしてないぜ」と格好つけている人がいましたが、就活は適性で決まる部分も多いので、しっかりとエントリー企業数を確保する必要があります。

 

そんな企業探しにおいて、逆求人サイトや就活エージェントなど、様々なサイトが存在しますが、僕が今就活生なら絶対に利用する就活サイトをランキング形式でまとめて記事を書きました。

こちらも記事も合わせて読み込んでください!

» 就活サイトおすすめランキング【1位-50位】就活のプロが厳選!

 

 

\今回の記事と合わせて読むべきESの質を高める施策3選!/

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構成だけでなく例文を見ることで、さらに文章の全体イメージが共有できたかと思います。まずはこちらを真似することから始めてみるのがおすすめ!

面接の自己PRで柔軟性をアピールする際の注意点

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ここまで自己PRのアピール方法を共有してきました。

ここからは逆に注意すべき点などについて解説していきます。

 

まずこの章では自己PRで柔軟性をアピールする際の注意点をご紹介します。

主に以下の3つの点に注意してくださいね。

 

【面接の自己PRで柔軟性をアピールする際の注意点】

  • 想定外の質問に対し黙り込んでしまう
  • 主体性のない受け身の印象を与えていないか
  • 優柔不断な印象を与えていないか

 

注意点① 想定外の質問に対し黙り込んでしまう

 

まず最初に注意すべきは面接の際、想定外の質問に黙り込んでしまうことです。

柔軟性をアピールしている人にとって、この状態は致命傷ですよね。

 

こうならないためにおすすめなのが深堀り対策です。

具体的には、自身が作った自己PRに「なぜ」を何度もぶつけて、その回答を考えていくという流れ。

 

私の強みは柔軟性を活かした適応能力の高さです。

→なぜ適応能力の高さが強みと言えるのか?

これから社会人としてさまざまな環境下で仕事をする際、どのような環境にもすぐに適応し最大限の成果を発揮します。

→なぜ環境に適応することが成果の発揮に繋がるのか?

私がこの柔軟性を発揮したエピソードが大学時代にあります。

大学3年生の時、英語力向上のため、アメリカに1年間の長期留学をしました。

→なぜアメリカを選んだのか?

留学当初は日本と全く違う生活様式、食事などに戸惑いました。

→具体的にどのような生活様式や食事に戸惑ったのか?

しかし私は、少しでも早く生活に慣れ、本来目的である語学勉強に専念するため、日本での生活習慣を捨て、全ての習慣を現地のものに合わせました。

→現地の習慣とは具体的にどのようなものか?

その結果、1ヵ月経つ頃には全く違和感なく生活ができるようになり、合わせて語学力も身に付けることができました。

→語学力はどのように身に付けたのか?

私がここまで柔軟性を重視している理由は「自己成長のためには受け入れる姿勢が大切」という信念を持っているからです。

→なぜその信念を持っているのか、そのきっかけは?

貴社に入社した暁には、いち早く仕事環境に適応し、成果を上げることをお約束します。

 

実際に面接官もこのようにして質問を考えています。

面接官の立場に立ってどこに疑問を抱くかを先読みすることで、深堀り対策を万全にしておけば黙り込む心配もないですよ!

 

注意点② 主体性のない受け身の印象を与えていないか

 

次に注意すべき点は「主体性のない受け身の印象を与えていないか」という点です。

これは柔軟性をアピールする人の落とし穴ともいえますね。

 

柔軟性がある人って、周囲から言われたことに対する対応力はピカイチなんです。

ただその反面、自ら発信することが苦手な印象を持たれがちです。

 

▼企業が新卒に求める能力ランキング

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画像引用:経団連「高等教育に関するアンケート結果

 

経団連の調査において、企業が新卒に最も求める能力は「主体性」であることがわかっています。

つまり柔軟性を強調するあまり、主体性のない印象を与えるのは大きなマイナスです。

 

対応策としては、柔軟に聞き入れた後の行動をアピールすることが重要ですね。

アドバイスや助言を聞き入れた上で、主体的に行動した点まで伝えることができれば、受け身の印象を残さずに柔軟性をアピールできますよ!

 

注意点③ 優柔不断な印象を与えていないか

 

最後の注意点は「優柔不断な印象を与えていないか」という点ですね。

他人の意見を取り入れることに長けている一方で、自ら決断する力が欠けているというのは柔軟性を持つ人にありがちな特徴になります。

 

社会人として働いていれば、日々決断することの連続です。

つまり新卒といえど決断して行動する力は必須といえます。

 

面接においては、他人の意見を全て鵜吞みにするのではなく、取捨選択をしたうえで行動に移す決断をしていることも合わせて伝えましょう!

 

柔軟性が持つネガティブなイメージも理解しておくべきですね!

理解したうえで、しっかり対策することが重要なんだ。採用担当者の立場に立って、ネガティブな印象までも先回りしていないと予期せぬマイナス評価を受けることになるよ。

自己PRで柔軟性をアピールするNG例文【3選】

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柔軟性をアピールするうえで注意すべき3つの点を共有しました。

続いてこの章では、それらを実際に文章として解説したいと思います。

 

NG例文① 主体性のない受け身の印象を与える文章になっている

 

【NG例文】

「私はどんなことにも柔軟に対応することに自信があります。

御社においても、日々変化する業務や顧客ニーズに柔軟に対応し、一日でも早く必要不可欠な人材になってみせます。

私がこの柔軟性を特に発揮したのが大学時代のアルバイトです。結婚式場のホールスタッフとしてまずは基礎となるマニュアルを完全に身に付けました。また、社員や先輩から指示されたことを忠実に守り業務に取り組みました。その結果、大きなミスをすることなくアルバイトを続けることができました。

御社に入社した暁には、上司や先輩の教えを忠実に守り、日々成長することで利益に貢献します。」

 

この文章を読んで、どんな印象を持ちますか?

「ロボットのような人だな~」と僕は思いました(笑)

 

つまり、言われたことは忠実に再現できるがプラスアルファとなる自分で考えた行動は苦手といった印象です。

 

もちろん新入社員として、まずは基本を忠実に守ることもめちゃくちゃ大切です。

でも企業が求めるのは主体性であり、自ら考え行動できる人だということを忘れないようにしてください。

 

NG例文② 優柔不断な印象を与える文章になっている

 

【NG例文】

「私の強みは周囲の助言を素直に受け入れることのできる柔軟性です。

社会人として、先輩方の助言やアドバイスを素直に受け止め、多くの事を吸収することで御社に貢献します。

私のこの強みは大学時代の部活で特に役立ちました。私は野球部の戦略担当として、相手チームの分析を行い、試合ごとの作戦を練る役割を担いました。その中で自分以外の視点も必要と考え、全部員からも助言をもらいました。どの作戦が良いか悩むことも多く、決断する際はいつも多数決を取ってきました。その結果、リーグ戦で上位入賞を果たすことができました。

御社においても、より多くの情報を集めることで最善の業務遂行を実現します。」

 

この例文の問題点は「決断力が欠如している点」ですね。

より多くの視点を取り入れるまでは素晴らしいのですが、戦略担当としての責任は最終的な作戦の決定が一番重要なことです。

 

しかし多数決を取ることで、責任から逃れているような印象を与えます。

採用担当者の立場に立たないとわからない部分ですので、何度も言いますが採用担当者の目を持ちましょう!

 

NG例文③ 柔軟性が強みであるという根拠がない文章になっている

 

【NG例文】

「私はどんな環境下においてもすぐに適応することに自信があります。

御社においても、いち早く業務環境に適応し、一社員として利益に貢献できるよう自己成長に努めます。

私はこの強みを大学時代の留学において発揮し、すぐに留学生活に適応しました。その結果、海外に友人ができるとともに語学力も向上しました。

御社に入社した暁には、与えられた環境に即適応し、成果を上げます。」

 

この例文に書かれているエピソードでは、留学で適応能力を発揮したという大枠しか伝わらないですよね。

肝心の根拠となる「具体的な内容」がゴッソリ抜け落ちています。

 

就活において重要なのは結果ではなくプロセスです。

採用担当者は「どうなったか」よりも「どんな経験をしたのか」「そこでどう考え行動し、成長したのか」というプロセスを知りたがっていることを忘れないように!

 

柔軟性が抱えるリスクが明確にわかりますね。

伝え方を間違うとマイナス印象になりやすいよね。根拠となるエピソードを含め、5つの構成それぞれをしっかりと練ることでリスクを回避すべきだよ!

【基礎知識】就活における自己PRの意味とは?

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この章では、基礎知識として自己PRの意味について簡単に説明しておきます。

就活生と話していると、案外「自己PRの定義」を理解していない人が多いんですよね。

 

「PR」という言葉から、なんとなく自分の強みをアピールすることだという理解に留まっている人が多い印象があります。

 

しかしこの「PR」という言葉は「パブリック・リレーションズ」の略でして、、これは「相手との良い関係作り」という意味を持ちます。

 

つまり就活における自己PRとは「相手企業と自分がいかに良い関係を作ることができるのか」を企業に説明すること、説得することだと理解するのがベストでしょう。

 

 

なるほど!自己PRと聞いて、ただ強みを羅列すれば良いと思っていたのですが、そうではなさそうですね。

そうなんだよ。そもそもその強みが、相手企業にとって全く意味のない強みなら、良い関係を作ることができる説明にならないからね。

【基礎知識】そもそも柔軟性は企業が求める能力なのか?

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自己PRが相手企業との良い関係が作れることの説明、説得だと理解できましたね。

では、そもそも柔軟性は企業から求められる力なのかでしょうか?

(どの会社からも必要とされない能力なら、自己PRとして使うのは向いてない能力と言えますからね)

 

結論、「柔軟性」は間違いなく求められる力です。

 

突然ですがみなさん「社会人基礎力」という言葉は知っていますか?

2006年に経済産業省が提唱した言葉で、以下のような意味があります。

 

社会人基礎力とは「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力

引用:経済産業省「社会人基礎力

 

これから人生100年時代と呼ばれる時代において、社会人として求められる能力を定義したものです。

具体的には以下の3つの能力と12の能力要素で構成されています。

 

▼社会人基礎力の構成内容

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画像引用:経済産業省「社会人基礎力

 

「チームで働く力」の中にしっかりと柔軟性という言葉が入っていますよね。

つまり、これから迎える時代において、企業が求める能力要素の一つなんです!

 

急速なIT化や終身雇用・年功序列の終焉、新型コロナウイルスなど刻々と社会は変化していますよね。

どれだけ大きな企業でもその変化に対応できなければ衰退します。

(ANAやJAL、HISが採用中止に追い込まれる時代です。)

 

そこで企業に必要なのが変化に対応できる「柔軟性」です。

そして企業とは「人の集合体」なので、そこに集まる個々人が柔軟性を持つことで初めて企業が柔軟性を持てるということ。

 

以上のことから今後の就活生に「柔軟性」は間違いなく求められる力だと言えます!

 

柔軟性が求められる根拠がちゃんとあるんですね!

国を挙げて必要としている能力だからね!これだけ求められる力だと把握しておくことが重要だよ。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

自己PRで柔軟性をアピールする方法や柔軟性が抱えるリスクについて共有できたかと思います。

 

自己PRに限らず、就活で大切なのは「常に採用担当者の立場で考えること」です。

エントリーシートの文章や面接での想定回答など、それを見聞きした採用担当者がどう感じるかを常にイメージしてください。

 

それができれば、必ず就活は成功するので自信を持ってくださいね!

(僕自身が常に意識したことで結果を残せたので確信しています!)

 

それでは最後に、本記事の要点をまとめておきましょうか。

 

【本記事の要点】

  • 柔軟性はこれからの就活で必ず求められる能力である。
  • 柔軟性は「優柔不断」「主体性のなさ」などネガティブなイメージも併せ持つことを理解しておく。
  • 面接で黙り込むなど、柔軟性とは真逆の対応をしないよう注意する。

 

今回の記事が少しでもあなたの役に立てば僕は幸せです。

就活攻略論には他にも、僕が書き続けた1000の記事があります。

ぜひ他の記事も読んでもらえたら嬉しいです\(^o^)/

 

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