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【自己PRで責任感をアピールする例文7選】複数内定者が解説!

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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こんにちは!

就活を研究し続けて7年、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

就活対策をするうえで外せない重要項目の1つが自己PRです。

目的は企業に自分を採用するメリットを伝えること。

 

そのためにはまず、自分自身で何が強みかを把握しておくことが必須です。

今回はその中でも「責任感」を強みとすることに特化した記事になります。

 

ただ、責任感を強みとしてアピールする就活生は非常に多いのが現実です。

そこで重要なのが差別化であり、本記事では採用担当者にインパクトを与える方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください!

自己PRで「責任感」を伝える時のポイント【4選】

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自己PRの意味を押さえたところで。

この章にて、魅力的に自己PRを伝えるためのポイントを4つ共有します。

 

ここで紹介する4つのポイントはこの記事全体を支える基礎になります。

しっかりと確認しておいてください!

 

【自己PRで責任感を伝える時のポイント】

  • 結論ファーストで回答する
  • 責任感が仕事でどう役立つのか明確化する
  • 責任感を発揮した強めの根拠を明確化しておく
  • なぜ責任感を重視しているのか理由を明確化する

 

ポイント① 結論ファーストで回答する

 

まずは就活全体における大原則である「結論ファースト」を徹底することです。

僕はあらゆる記事に同じことを書いてますが、それだけ重要だということ。

 

就職サイトや大学キャリアセンターなど、どの就活支援サービスにおいてもこの原則は必ず共通のポイントとして取り上げられるので、絶対に外せないポイントです。

 

ポイント② 責任感が仕事でどう役立つのか明確化する

 

次のポイントは「責任感が仕事でどう役立つのか明確化すること」です。

自己PRのネタとして伝える以上、その責任感が仕事でどう役立つを伝える必要があります。

 

逆に言えば、仕事で役に立たない強みをいくらアピールしようと評価されません。

「責任感」を強みとするには、大前提として責任感を求められる仕事でないといけないとも言えますね!

 

ポイント③ 責任感を発揮した強めの根拠を明確化しておく

 

続いてのポイントは「責任感を発揮した強めの根拠を明確化しておくこと」です。

方法としては具体的なエピソードを活用します。

 

エピソードを使うことで、その場面を採用担当者がイメージしやすいですからね。

「責任感」の場合、例として以下のようなエピソードがありますよ。

 

【責任感が根拠となるエピソード】

  • 小、中、高、大学と全てでリーダー経験がある
  • アルバイトで一日も休まずシフトを回し続けた
  • 公言した目標は全て達成してきた(有限実行)
  • チームが指摘されたことも常に自分事として受け止めている(当事者意識)

 

これらエピソードを聞いて「この学生は責任感があるな」と思われたらOKです。

つまり「責任感」というワードを使わずとも責任感が強いことを伝えられるエピソードが最高ですね!

 

ポイント④ なぜ責任感を重視しているのか理由を明確化する

 

4つ目のポイントは「なぜ責任感を重視しているのか理由を明確化すること」です。

これは自己分析の深みを伝えることにも繋がります。

 

そもそもなぜ「責任感」を大切にしているのか。

その点までしっかりと伝えることで、自己PR全体の説得力が大幅に上がりますよ!

 

具体的には、以下のような理由なんかが考えられますね。

 

【責任感を重視する理由】

  • 一度引き受けた物事を途中で投げ出すのは無責任かつ逃げであり、一度逃げてしまえば何度も逃げてしまうと考えているから。
  • 常に当事者意識を持ち自分事として考え行動することで、自己成長に繋がると考えているから。
  • 人から任せてもらったことをやり遂げることこそ、最も人の信頼を獲得することのできる方法だから。

 

自分なりの理由を説明できれば、採用担当者の納得度も高まります。

納得度が高い文章=理解しやすい文章なので、非常に重要なポイントです。

 

基礎部分となるこの4つのポイントを理解しておくことで、次章で説明する文章構成の理解度も高まるよ!

【補足】責任感を言い換える方法について

 

「責任感」という言葉を聞いて、どんな人柄をイメージしますか?

おそらく人それぞれ微妙に違ったイメージになるかと思います。

 

つまり、それだけ責任感という言葉が持つイメージは抽象的ともいえる。

そこで「責任感」という言葉を言い換えて表現するのも効果的なテクニックです!

 

【「責任感」を言い換えた表現】

  • 使命感
  • 義理堅い
  • 有限実行
  • 妥協しない
  • 当事者意識がある
  • 最後までやり遂げる

 

これらの言葉を聞くと「責任感」という言葉が連想できるかと思います。

抽象的な表現を避けた方が確実に理解度の高い文章になりますからね!

 

例①:「私には圧倒的な責任感があります。」

例②:「私は物事を最後までやり遂げることに自信があります。」

 

見比べたら一目瞭然ですよね。

①の文章を見ても「どんな責任感?」という疑問が湧いてしまう時点で抽象的な表現となっているわけです。

 

またこの言い換え表現を見て「継続力」や「真面目さ」を強みにした方がしっくりくるなと感じた方もいるかと思います。

就活攻略論ではそれぞれに特化した記事を用意しているので、これらも併せて参考にしてみてください!

 

Check!

▼責任感を継続力に言い換える場合に読んで欲しい記事

» 自己PRで継続力をアピールする例文8選【複数内定者が解説!】

 

▼責任感を真面目さに言い換える場合に読んで欲しい記事

» 自己PRで真面目さをアピールした例文集【言い換える方法も】

 

無理やり「責任感」という言葉にこだわる必要はないんですね!

どの言葉を使うかよりも、理解してもらえることの方が重要だからね。エピソードに合わせるのも全然ありだよ!

自己PRで「責任感」をアピールするのにおすすめの文章構成

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先ほどご紹介した4つのポイントを踏まえつつ、次は具体的な文章構成を解説します。

主に5つの項目に分けた構成で完成させますよ!

 

また、この文章構成の詳細は「【自己PRの書き方は5ステップ】就活生向けの自己PR作成法」にて解説しているので、こちらも参考にしてください。

 

それでは文章構成にいきましょう。

具体的には以下の5つの項目で構成していきます。

 

【自己PRの文章構成】

  • 貢献できる能力
  • 具体的な貢献内容
  • 根拠となるエピソード(課題・行動・結果)
  • 自分の信条(=なぜ責任感を重視しているのか)
  • 入社後の抱負

 

自己PRの最も重要な役割は採用担当者に「あなたを雇うメリットを伝えること」です。

そのため、書きだしの結論として「貢献できる能力+具体的な貢献内容」を書くことが必要になります。

 

【例文】

私の強みは目標に向かって途中で投げ出すことなくやり遂げる責任感の強さです。

▲まずは貢献できる能力を簡潔に伝えます

貴社に入社後も常に目標設定を行い、全てやり遂げていくことで自己成長をするとともに、利益も上げます。

▲強みを活かし具体的にどのような貢献ができるかまで伝えます

 

続いて、結論に説得力を持たせるための「根拠となるエピソード」を書きます。

今回の場合「なぜ責任感があると言えるのか」について、過去に責任感を発揮したエピソードを説明することになります。

 

【例文】

私がこの責任感を発揮したエピソードが大学時代にあります。

大学入学時、親しくなった友人と「英語が話せるようになりたい」という共通目標があったことから、TOEICの勉強を始めました。

毎日10単語を覚えることを決め、続けていましたが、半年が経ったころ友人は忙しさを理由にやめてしまいました。

しかし私は目標達成のためブレることなく、約3年間学習を継続した結果、TOEICで900点を獲得し、日常会話ができるレベルに至りました。

▲責任感があることを証明するエピソードを伝えて説得力を高める

 

説得力を持たせたら、次に「なぜ責任感を重視しているか」という動機部分を加え、最後に「入社後の抱負」で締めます。

 

自己PRの締め方については、「~だと思います」など推定の言い方にすると自信のない印象を与えてしまいます。

そのため「~することをお約束します」「~します」など断定で締めましょう!

 

【例文】

私がここまで責任感を重視する理由は「一度途中で投げ出す経験をしたら、妥協する癖がついてしまう」と考えているからです。

▲責任感を重視する理由となる信条を加えて差別化

貴社に入社した暁には、自らに課された目標はもちろん、チームとして取り組むタスクに対しても責任感を持って取り組み、やり遂げることをお約束します。

▲入社後の抱負で締めましょう

 

これで自己PRの完成です。

5つの項目にそれぞれ重要な役割を持たせた文章がこちらです!

 

【完成した自己PR例文】

「私の強みは目標に向かって途中で投げ出すことなくやり遂げる責任感の強さです。

貴社に入社後も常に目標設定を行い、全てやり遂げていくことで自己成長をするとともに、利益も上げます。

私がこの責任感を発揮したエピソードが大学時代にあります。

大学入学時、親しくなった友人と「英語が話せるようになりたい」という共通目標があったことから、TOEICの勉強を始めました。

毎日10単語を覚えることを決め、続けていましたが、半年が経ったころ友人は忙しさを理由にやめてしまいました。

しかし私は目標達成のためブレることなく、約3年間学習を継続した結果、TOEICで900点を獲得し、日常会話ができるレベルに至りました。

私がここまで責任感を重視する理由は「一度途中で投げ出す経験をしたら、妥協する癖がついてしまう」と考えているからです。

貴社に入社した暁には、自らに課された目標はもちろん、チームとして取り組むタスクに対しても責任感を持って取り組み、やり遂げることをお約束します。」(416文字)

 

たしかに無駄のない綺麗な文章になりますね!

自己PRに求められる内容を網羅した文章が完成しているね。項目ごとに作成しているから、漏れなく作れるのもメリットなんだ!

自己PRで責任感をアピールする回答例文【4選】

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構成を共有したところで、実際にこの構成を使って作成した例文をいくつかご紹介したいと思います。

今回は4つのエピソードに分けて例文を作成しました!

 

なお、ここで紹介した4つ以外にも、もっと自己PRの例文を見たいという方は「【自己PRの例文20選】就活で“絶対に評価される”自己PRの例文集」にて20の例文を解説しているので、参考にしてください!

 

例文① 部活にて責任感をアピールした自己PR

 

【例文】

「私の強みは公言した目標をやり切る責任感です。

社会人になっても、自分の発言や目標に責任を持ち、最大限やり切ることで貴社の利益に貢献します。

私がこの責任感を発揮したエピソードが大学時代にあります。私は大学3年生の1年間、野球部の主将を務めました。就任当時、まずは自身の姿勢で引っ張るリーダーになることを決意し、部員に対し「無遅刻無欠席で練習に参加すること」を表明しました。正直、ランニング中心の冬季練習などモチベーションが低下する期間もありました。しかし、有言実行の姿を見せることこそ、部全体の士気向上に繋がると考え、1年間無遅刻無欠席を貫くことができました。

私がこれだけ有言実行の責任感を重視する理由は「自身の言葉には常に責任を持つ」という信念を大切にしているからです。

貴社に入社した暁には、自身の力量を見極めつつ最大限のレベルで目標を公言、達成することでチームの士気向上、利益向上に貢献します。」(397文字)

 

この例文では「有言実行」を軸とした責任感についてアピールしました。

発言に対する責任ややり抜く姿勢というのは、社会人にとっても非常に重要な要素となるため、自信を持ってアピールできる強みですよ!

 

例文②アルバイトにて責任感をアピールした自己PR

 

【例文】

「私の最大の強みは任されたことに対する使命感の強さです。

社会人として、常に業務に対する使命感を持ち取り組むことで、必ず成果に繋げてみせます。

私がこの使命感を発揮したエピソードが大学時代にあります。

大学入学から現在まで約3年間、飲食店にてアルバイトをしてきました。個人経営の飲食店のため、アルバイト人員は少ない環境でした。私は人柄を信頼していただき、賃金をいただく以上は最大限の貢献をすべきと考えました。具体的には無欠勤はもちろん、よりお客様に満足してもらうため迅速な料理提供などを心掛けました。その結果、お客様やオーナーの信頼を獲得し、正社員登用のお話までいただくことができました。

私がここまで使命感を重視する理由は「使命感こそ信頼関係の基盤」という信念を大切にしているからです。

貴社に入社した際も、自身の業務に使命感を持ち、徹底した顧客目線の仕事をやり抜くことで利益を上げます。」(389文字)

 

この例文では「責任感」を「使命感」に言い換えました。

言葉の意味自体は異なりますが、類似語であるため言い換えは可能です。

 

エピソード内容などを見て使命感の方がしっくりくるなと感じたならば、このような言い換えも効果的ですよ!

 

例文③ 学業・勉強にて責任感をアピールした自己PR

 

【例文】

「私は設定した目標に対し、妥協することなく取り組む責任感に自信があります。

貴社が新たに展開している◯◯事業において、この責任感を活かすことで必ずや事業成功に貢献します。

私がこの責任感を発揮したエピソードが大学時代にあります。ゼミ全体で行った地域再生に関する研究において、シャッター商店街に対するインタビュー活動がありました。都市部の大規模商店街を対象としていたことから、5名のゼミ生で200店舗へのインタビューが必要な状況でした。インタビュー自体、一筋縄ではいかない状況からインタビュー先の削減を提案するゼミ生もいました。しかし、私はこの研究には200店舗の協力が必須と考え、他のゼミ生担当分まで協力し、200店舗へのインタビューをやり遂げました。

私がここまで責任感を重視する理由は「妥協から成果は生まれない」という信念を持っているからです。

貴社に入社した暁には、必須である目標に対し一切妥協することなく取り組むことで、成果を上げていきます。」(419文字)

 

今回の例文ではチームの中でもやり切る点をアピールしています。

人ってどうしてもチームのネガティブな部分に流されてしまう生き物です。

(友達同士で人の悪口を言ってたら、思ってなくても参加してしまう感じです)

 

それでも強みである「責任感」を重視し、目標に向けた取り組みができるというのは貴重な人材なので、必ず評価されますよ!

 

例文④ ボランティアにて責任感をアピールした自己PR

 

【例文】

「私は常に自分事として物事に取り組むことに自信があります。

社会人には会社の利益貢献という共通目的があることを理解し、あらゆることを自分事として吸収することで成長を遂げ、利益を上げます。

私がこの強みを発揮したエピソードが大学時代にあります。大学入学をきっかけに「人の役に立ちたい」と考え、留学生支援のボランティア活動を2年間続けてきました。ボランティアではあるものの、間違った日本の文化や言葉を伝えることがあってはいけないことから、時にボランティア全体に向けた指摘指導もありました。私は指導内容が自分自身の活動に直接関係なくとも、いつ自分が当事者となるかわからないと考え、常に自分事として捉えるようにしました。そうすることで留学生からの信頼も増し、最終的には留学生が選ぶベストボランティアに選出されました。

私がここまで当事者意識を重視している理由は「自分事として捉えなければ成長には繋がらない」という信念を大切にしているからです。

貴社に入社した暁には、他部署も含めた幅広い業務理解に当事者意識を持ち、多角的な視野で業務を遂行します。」(464文字)

 

この例文では「責任感」を「当事者意識」に言い換えました。

4つの例文の中でも最もボリュームのある文章になるので、指定文字数の多い自己PRで活用できる構成かと思います。

 

指定された文字数に応じて構成や項目ごとのボリュームを考えるのも大切ですね。

間違いないね!文字数オーバーは論外だよ。面接では結論部分をまず回答して、深堀りされたら「根拠となるエピソード」を話すというステップも効果的だね。

面接の自己PRで責任感をアピールする際の注意点

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続いて、面接で自己PRをする際の注意点を共有したいと思います。

「責任感」を強みとしてアピールするなら、以下の点に注意してください。

 

【面接の自己PRで責任感をアピールする際の注意点】

  • 責任感をアピールする就活生は非常に多い
  • 責任感が強みであるという根拠が不明
  • 頑固な人柄だと思われてしまう

 

注意点① 責任感をアピールする就活生は非常に多い

 

まずお伝えしたいのが「責任感をアピールする就活生は非常に多い」ということです。

自己PRの定番ネタですからね。

 

つまり、責任感をアピールする際に重要なのが「差別化」です。

これができないと採用担当者に印象を与えるのは難しい。

 

具体的な対応策としては先ほどの章で解説したような言い換えが効果的です!

また修飾語を使うことでインパクトの加えるのもおすすめです。

 

例①:「私の強みは責任感があることです。」

例②:「私の強みは物事を最後までやり遂げる圧倒的な責任感があることです。」

 

2つを見比べたらどちらがインパクトを与えられるかは一目瞭然ですよね。

最初にインパクトがあれば続きが気になりますし、差別化にもつながりますよ!

 

注意点② 責任感が強みであるという根拠が不明

 

続いての注意点は「責任感が強みであるという根拠が不明であること」です。

要はエピソードのない自己PRになっている状態のこと。

 

野球未経験者が「僕、野球が得意なんですよ」と言っても説得力ないですよね。

これと同じで、責任感を発揮したエピソードがないのに「責任感が強み」と言われても誰も納得しません。

 

説得力のない自己PRだと最悪の場合、嘘をついていると思われてしまうため、必ず具体的なエピソードを用意しておきましょう。

 

注意点③ 頑固な人柄だと思われてしまう

 

最後の注意点は「頑固な人柄だと思われてしまうこと」です。

責任感が強く、途中で投げ出さないというのは一見すると強みです。

 

ただ、明らかに間違っているのに周囲の意見を聞かず最後までやり遂げるというのは、責任感が強いというよりただの頑固者です。

 

企業というのは組織なので、必ずチームで仕事を進めていきます。

チーム運営において頑固者のメンバーがいるのは致命的ですよね。

 

このような印象を与えないためには、自分自身がやり遂げることで必ずチームの成果に繋がるという「先を見据えた責任感」である点をアピールするのが重要ですよ!

 

根拠のない自己PRはマイナス印象になりかねないんですね。

その通りだよ。誇張したり嘘を伝える必要はなくて、実際のエピソードから逆算して自分の強みを洗い出すことが重要なんだ!

自己PRで責任感をアピールするNG例文【3選】

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責任感をアピールする際の注意点を共有しました。

最後にこの章では、注意点をもとにしたNG例文をご紹介したいと思います。

ダメな例を知ることで、現状との比較にも活用してください!

 

NG例文① 具体性のない責任感になっている

 

【NG例文】

「私の強みは責任感があることです。

御社においてもこの強みを活かすことが出来ると考えています。

私が責任感を最も発揮したのは、大学時代のアルバイトです。責任感を持ってアルバイトに取り組んだことで、シフトリーダーまで任されるようになりました。

御社においても、この責任感を存分に発揮して活躍します。」

 

例文全体の問題点として「具体性がないこと」が挙げられます。

「責任感」という言葉のゴリ押しになっているだけで、どんな責任感で、どのような場面で発揮されるものなのかが一切分かりませんよね。

 

先ほども説明したとおり、責任感という強みは頻出なので差別化が必須です。

そのためには具体性を持たせるのがマストですよ!

 

NG例文② 頑固な人柄だと思われてしまう

 

【NG例文】

「私は責任感を持って物事を最後までやり遂げることに自信があります。

御社においても、与えられた業務を投げ出すことなく一心不乱に取り組むことで成果を上げます。

私がこの強みを発揮したエピソードが大学時代にあります。私はバレー部の練習メニュー責任者として毎回のメニュー考案を行っていました。とにかく試合に勝つことを念頭に置き、分析から改善までを徹底しました。時には部員から「もっとこうしたい」という要望をもらいましたが、私が考えるベストの形を作り上げるため説得してきました。その結果、リーグ戦準優勝という過去最高の成績を収めることができました。

私がここまで責任感を重視する理由は「ブレない姿勢」を大切にしているからです。

御社に入社した際も、一切ブレることなく信念に従って行動することで、利益に貢献します。」

 

全体をとおして一貫性のある自己PRになっていますよね。

ただ、読んでみて「この人、全然人の意見とか聞かないタイプじゃん」と思いませんでしたか?

 

つまりこれこそ頑固者の代表例といえます。

せっかく綺麗な文章なのに、与える印象がマイナスなのは本当にもったいないです。

 

NG例文③ 責任感が強みであるという根拠が不明

 

【NG例文】

「私は何事にも当事者意識を持って行動することに自信があります。

御社においても、関わる全ての業務を自分事として捉えることで視野を広げ、御社の利益に貢献します。

私がこの強みを最も発揮したのは、大学時代の部活の時です。チーム全体の課題も常に自分の課題として捉え、改善に取り組んできました。

御社に入社した後も、この強みを存分に発揮していきます。」

 

この例文の問題点は「根拠となるエピソードに具体性がないこと」です。

部活におけるどのような場面で強みを発揮したのか、イメージができないですよね。

 

つまり採用担当者にもイメージが伝わらず、納得してもらえない文章ということ。

根拠を支えるのはエピソードだということを忘れないでください。

 

文章を作ったら終わりではないんですね。

実際にその文章からどんなイメージが伝わるかまで意識すべきだね!あなたのことをよく知らない採用担当者が見てどんな印象を持たれるか、ここが評価ポイントだよ。

そもそも自己PRとは何か?

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この章では基本的な情報を振り返りとして、簡単に「就活における自己PRの定義」を共有しておきます。

多くの就活生が「とにかく強みをアピールして評価されることだ」と理解している印象がありますが少し違います。

 

自己PRのPRとは、「パブリック・リレーションズ」という言葉を示してます。

これは「相手との良い関係作り」という意味なんですよね。

 

よって就活における自己PRとは、「いかに相手企業と自分が良い関係を作れるかということを説得すること」だと考えることができます。

 

ここを理解できていると、自己PRはただ強みを伝えるだけじゃないと分かります。

 

自分の強みを伝えた上で、具体的な貢献内容を伝えることで、「私を採用すると御社にこれだけのメリットがあります。良い関係を作れそうでしょ?」と採用担当者に思ってもらうことこそが自己PRなのです。

 

自己PRの定義をより深く知りたい方はこちら!

» 【自己PRとは何か?】“就活における自己PRの定義”と伝え方!

 

たしかに、ただ強みを伝えるだけなら「強みを教えてください」という質問と変わりないですもんね。

そうなんだよ。いかに相手企業と自分が良い関係を作れるのかを伝えることが自己PRの真髄だと僕は考えているよ! 

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

「責任感」を使った自己PRのアピール方法を共有できたかと思います。

 

「責任感」という言葉は使いやすい反面、言葉が相手に与えるイメージがバラバラなのが欠点でもあります。

 

だからこそ、どんな責任感なのかを丁寧に伝える必要がある。

あなたと採用担当者が共通のイメージを持てる自己PRがベストだといえます。

 

この記事で解説したポイントを押さえてもらえれば「責任感」の差別化は可能です。

自信を持って「責任感」を強みにしてもらえたらと思います!

 

それでは最後に要点をまとめて終わりにしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 「責任感」を強みにする就活生は非常に多いため、差別化が重要。
  • 差別化には「言い換えた表現」と「修飾語」が効果的である。
  • 結論ファーストなど4つのポイントは必ずチェックする。
  • 構成は「①貢献できる能力」「②具体的な貢献内容」「③根拠となるエピソード」「④自分の信条(なぜ責任感を重視しているのか)」「⑤入社後の抱負」という5ステップで行う。
  • 責任感のゴリ押しで「頑固な人」と思われないようにする。

 

今回の記事が少しでもあなたの役に立てば僕は幸せです。

就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた600の記事があります。

ぜひ他の記事も読んでもらえたら嬉しいです\(^o^)/

 

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