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【ガクチカと自己PRに一貫性は必要?】同じネタで書き分ける方法!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

今回は「ガクチカと自己PRが被ってしまうときの対処法」について解説します。

ガクチカと自己PRって、問われている内容が似ているので、内容が被ってしまいがちですよね。

 

ガクチカと自己PRに一貫性を持たせようとして、なかなか作成が進まないと悩んでいる就活生も多いかと思います。

そこで本記事では、ガクチカと自己PRにそもそも一貫性が必要なのか、それぞれの違いなどについて詳しく解説していきます。

 

また、例文を交えながらそれぞれの具体的な書き方についても解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてください!

 

どうしてもガクチカ=自己PRになってしまうので、困っちゃいます。

それぞれの違いをしっかり理解すれば、内容が被ってしまうのを防げるんだ。ぜひ参考にしてほしい!

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(僕が就活生の時に感じていた「働きやすい条件の良い企業だけを丁寧に紹介してくれるサイトはないのかな」を形にした求人サイトです!)

ガクチカと自己PRに一貫性は必要なのか?

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そもそも気になるのは、「ガクチカと自己PRに一貫性は必要かどうか」という点ではないでしょうか。

結論から言えば、クチカと自己PRに一貫性は必須ではありません。

 

ただし、1つ意識すべきことがあります。

それは「エピソード内容は別でも、アピールしたい能力や強みは類似性を持たせる必要がある」ということです。

つまり、ガクチカと自己PRは別のエピソードを用意し、最終的にはどちらも同じ能力や強みをアピールするのが効果的ということですね。

 

とはいえ、そもそもガクチカと自己PRで別のエピソードを用意するのが難しいという就活生も多いと思います。

 

しかし、ガクチカと自己PRについてその違いをしっかり理解すれば、それぞれベストな内容を作成することは難しくありません。

次章以降で具体的な対策方法について解説していきますよ!

 

一貫性は必須ではないんですね。

そうだね。ただ、類似性のあるアピールをすることで、企業側がイメージしやすくなるといったメリットはあるんだよ。

ガクチカと自己PRの違いとは?

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では、ガクチカと自己PRは具体的に何が違うのか。

結論から言うと、それぞれ企業が見ているポイントが違います。

以下にそれぞれの違いを解説しているので、目を通しておいてください。

 

ガクチカで企業が見ているポイント

 

ガクチカで企業が見ているポイントは、「その体験をどう業務に活かせるか」です。

つまり、自身が力を入れて取り組んできた経験=会社に貢献するためのポテンシャル、ということが伝われば良いんですね。

 

よって、ただ自分が熱中していたことを書くだけでは意味がありません。

より説得力を持たせるには、論理的に、そして事実だけでなく自分の考えを中心に書く必要があります。

 

説得力のあるガクチカとは

例えば、「私は学生時代に登山に打ち込みました。富士山だけでなく、二番目に高い北岳にも登ることができました。登山によって得たことは・・・」という内容では、説得力のあるガクチカとはいえません。

なぜなら、「なぜ登山に打ち込んだのか?」という理由・動機が不明確だからです。

 

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読む側としても、「なぜ」が解消されれば納得感のある文章になります。

上記の図のように、かならず行動に対して理由や動機を加えることによって、納得感のあるガクチカが書けるのです。

 

自己PRで企業が見ているポイント

 

自己PRでは、まさにあなたの強みや能力を見られています。

といっても、ただあなたの長所を述べれば良いわけではありません。

 

大事なのは、その強みが企業が求める人物像にマッチしているかどうかです。

こちらについてもガクチカと同様に、具体的なエピソードで説得力を持たせる必要があります。

 

企業に刺さる自己PRを作るには

先ほど述べたように、自身の強みが企業の求める人物像にマッチしていなければ、自己PRの意味がありません。

よって、まずは企業の求める人物像について把握しましょう。

 

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よく「就活はお見合いに似ている」と言われますが、まさにその通り。

あなたがいくら強みをアピールしても、その強みが企業に刺さらなければ採用には至らないでしょう。

 

自分がこれまで取り組んできたことから強みを洗い出し、志望する企業の求める人物像と照らし合わせることが、効果的な自己PRを作る秘訣です。

 

ちなみに、ガクチカと自己PRの違いについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

かなり重要な要素について解説しているため、もっと深く知りたい人はぜひ読んでみてください!

 

 

ガクチカと自己PRの共通点

 

ガクチカと自己PRはそれぞれ異なる設問ですが、一つ共通する点があります。

それは、どちらも「企業に貢献できるポテンシャルを見られている」ということです。

 

結局のところガクチカも自己PRも、その内容から、どう会社に経験や強みを活かせるかがアピールできていないと意味がありません。

逆に言えば、企業側から欲しいと思えるような人材であるとアピールできれば、ガクチカと自己PRの一貫性で悩む必要はない、ということでもあります。

 

よってガクチカと自己PRを書くときは、それぞれの違いを把握したうえで、どちらも最終的には企業に貢献できるポテンシャルを示すことを意識しましょう。

 

企業が知りたいのは、あくまでその人が会社で活躍できるかどうかですもんね。

そのとおり!どれだけ自分をアピールしても、企業が求めるターゲットとして刺さらなければ意味がないんだよ。

ガクチカと自己PRの作成方法

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ガクチカと自己PRの違いがわかったところで、ここからはガクチカと自己PRそれぞれの基本的な作り方を改めて見ていきましょう。

ガクチカも自己PRも、共通して意識すべきは最初に文章構成を作ることです。

 

いきなり書き始めてしまうと、書いているうちに結論から逸れてしまい、伝わりにくい文章になってしまいます。

以降、ガクチカと自己PRそれぞれ意識すべき文章構成について解説しているので、目を通してみてください。

 

ガクチカの作り方

 

まずガクチカの作り方について。

ガクチカは、以下の構成で作るとわかりやすく魅力的な内容になります。

 

【ガクチカの文章構成】

  • 打ち込んだこと
  • なぜそれに打ち込んだのか
  • 打ち込んだ結果どうなったか
  • 貴社でその能力を活かす等の締めの言葉

 

最も重要なのは、「何に打ち込んだのか」ではなく、「なぜそれに打ち込んだのか」ということです。

この「なぜ」という理由がしっかりしていれば、かなりリアルで説得力のあるガクチカが作れます。

 

ガクチカの具体的な作り方については「【ガクチカの書き方は5ステップ!】評価されるガクチカを徹底解説!」にて詳しい解説しているので、こちらを参考に作成してみてください!

 

ガクチカに書ける経験がない人の対処法

おそらく、ガクチカに書ける経験がないと悩んでいる就活生はかなり多いと思います。

実際、僕も学生時代にこれといって誇れる実績はありませんでした。

 

ところが実は、ガクチカはどんな学生でも必ず書けます。

書けない本当の原因はガクチカがないのではなく、ガクチカについて間違った認識をしていることです。

 

本人にとっては何気ないことでも、他人から見れば「力を入れている」行動として映ることは多々あります。

これを明確にするためにも、他人と差別化できることや、日常の習慣を一覧化してみることをおすすめします。

 

【ガクチカが書けない人の対策】

  • 他人との一覧化してみる
  • 自分が幸せと感じることを一覧化してみる
  • 日常の習慣を一覧化してみる

 

ガクチカが書けないと悩んでいる人は、以下の記事も参考にしてみるとよりわかりやすいと思います。

こちらの記事はガクチカが書けない人に向けて対策を詳しく解説したものです。

ガクチカが書けないと悩んでいる人はぜひ目を通してみてください!

 

 

自己PRの作り方

  

次に、自己PRの作り方について解説します。

自己PRは、最初に以下の文章構成から作成してみましょう。

 

【自己PRの文章構成】

  • 貢献できる能力を書く
  • 具体的な貢献内容を書く
  • 根拠となるエピソード(課題・行動・結果)を書く
  • 自分の信条を書く
  • 入社後の豊富を書く

 

まずは、最も伝えたい結論として、企業に貢献できるあなたの能力や強みを書き出しましょう。

そこから具体的なエピソードで根拠付けし、さらに自分が普段から大事にしている信条や、入社後の目標設定などを加える形が理想です。

 

具体的な書き方については「【自己PRの書き方は5ステップ】就活生向けの自己PR作成法!」にて解説しているので、こちらも合わせて参考にしてください。

 

自己PRに書ける強みがない人の対処法

自己PRもガクチカと同様、何か輝かしい経歴や実績をアピールしなければならないと思い込んでいる就活生が多いです。

しかし自己PRにおいて重要なのは、経歴や実績の大きさではなく、「この強みによって御社にこれだけの貢献ができます」ということを伝えること。

 

つまり、他人と比べて特殊なエピソードは必要ありません。

自分が日常的にしていた習慣や行動から、いくらでもその人の強みは見つかります。

 

他人に誇れるようなエピソードがない人は、以下の4つのステップで自己PR作成を進めるのがおすすめです。

 

【誰でも自己PRを作成できる4つのステップ】

  1. 学生時代のエピソードを思いつく限り書き出す
  2. その行動をした理由、楽しさややりがいを感じたことなどを深堀する
  3. エピソードのなかから強みを伝えられそうなものを選ぶ
  4. 構成に当てはめていく

 

自己PRが書けなくて悩んでいる人は、どんな些細なエピソードでもいいので、とにかく思いつく限り書き出してみるのが大事です。

 

そして、そのエピソードのなかで楽しかったこと、やりがいを感じたことなど、大小にかかわらず感情が動いた経験を思い出してみましょう。

そうすると自ずと「自分が普段何を大事に行動しているか」「普段の習慣から見られる自分の強み」が少しずつ見えてきます。

 

あとは、先ほど紹介した自己PRの文章構成に要素を当てはめていけば、ほぼ完成です。

こう見ると簡単な作業に思えますよね。

実際、僕もこの考え方で大手食品メーカーから内定を獲得しているので、信憑性は高いと自信を持って言えます!

 

 

どちらも文章構成を作るのが大事なんですね。

設計図がないと文章は作れないからね!あとは些細なエピソードもとにかく書き出してみることが重要だよ!

ガクチカと自己PRに一貫性のある例文

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次に、企業に刺さるガクチカと自己PRの例文を見ていきましょう。

といっても、ただそれぞれの例文を紹介するだけではありません。

 

今回「ガクチカと自己PRの内容が被ってしまう就活生」に向けて、ガクチカと自己PRをセットで考えたときの例文をパターン別に紹介します。

 

これまで解説してきたガクチカと自己PRの特徴も踏まえて、以下の2パターンで例文を見ていきましょう。

ちなみに、ガクチカと自己PRはだいたい200字〜400字で指定されることが多いので、その文量に合わせた内容で紹介しています。

 

【ガクチカと自己PRをセットで考えるときの2パターン】

  • 1つの強みに説得力を持たせるパターン
  • 類似性のある強みをアピールするパターン

 

パターン① 1つの強みに説得力を持たせる

 

最初に、1つの強みに説得力を持たせるパターンについて紹介します。

こちらはガクチカと自己PRでそれぞれ違う角度のエピソードを述べていますが、最終的には「継続性」を強みとしてアピールしている例です。

 

【ガクチカの例文】

私は学生時代、筋トレに打ち込みました。

時間を費やす価値があることは何かと考えた結果、筋トレによって得られることの量の多さに注目しました。筋トレに取り組むことで健康、見た目、忍耐力、継続力、爽快感すべてを味わうことができます。私は時間効率が良いことを実行することが好きなので、特に筋トレは相性が良かったように思います。

筋トレを続けた結果として一番大きな成果物は「継続力」です。

すぐには結果が出ず、苦しいトレーニングを毎日続けるという環境を超えたことによって、筋トレ以外の学業や研究などどんなことも諦めず継続するクセが付いたことが非常に大きなメリットです。

筋トレで身につけたこの継続力を活かして、貴社の事業を伸ばし続けていきたいと考えています。

 

【自己PRの例文】

私は一度やると決めたことを必ずやり抜く継続力によって貴社に貢献します。

新入社員として今後先輩方から学ぶ仕事の習慣を徹底的に継続することで、誰よりも利益を上げ続けます。

具体的にこの継続力を発揮した経験が大学時代にあります。 私は学生時代にアメフトの部活を行っておりました。始めたばかりで基本的な動作ができないことが課題でした。そこで毎晩、帰宅後に公園でパス練習を毎日1時間実施。土日も含め、1日も休まず基本動作を繰り返すことを徹底しました。結果として、ベテランの先輩方以上に基本動作でのミスはなくなり、全体としてのスキルも向上したことを実感しています。 

私がこれほどまでに継続力を意識するのは「小さな継続こそが大きな変化を生む」という信念を持っているからです。

貴社に入社後は、先輩方に教わった小さなことを全て継続することによって、必ず大きな利益を生むことを誓います。

 

上記の例では、ガクチカ、自己PRともに「継続力」という強みをアピールしていますね。

同じ強みでもネタの角度を変えることで、1つの強みに説得力が生まれます。

 

採用する側としては、異なる複数の強みをばらばらにアピールするより、1つの強みを強力にアピールするほうが印象に残りやすいです。

「自分はこういう人間です」と簡潔に伝えられるようアピールポイントを絞るのが、非常に効果的ですね。

 

パターン② 類似性のある強みをアピールする

 

次に、類似性のある強みをアピールするパターンについて紹介します。

こちらはガクチカと自己PRそれぞれ全く異なるネタで、かつ類似性のある強みをアピールする内容ですね。

 

【ガクチカの例文】

私は学生時代、居酒屋でのアルバイトに打ち込みました。

このアルバイトに打ち込んだ理由ですが、私はもともと人見知りが激しい性格だったのであえて人との接点の多い環境に身を置くことで人見知りを直そうと考えました。結果としては、人見知りだからこそ人見知りの人の気持ちが分かり、おとなしい性格の人とも仲良くなれることができるようになりました。

この経験を通して「相手の立場に立つことの重要性」を理解したので、社会人になった暁にはどんな性格の顧客とも信頼関係を構築して貢献していこうと考えています。

 

【自己PRの例文】

私はどんな小さなことにも気づくことができる気配り力によって貴社に貢献します。

貴社に入社することが叶ったら、取引先に対して、誰よりも気を配り「◯◯さんだからお願いしたい」と言われる人間関係を構築することによって、利益を生みます。 

具体的にこの気配り力を発揮した経験が大学時代にあります。 大学時代に私は新しい友人を作るのが少し苦手でした。そこで、友人が少しでも気分が落ち込んでいることを察することに集中して、それを感じたらすぐに相手の話を聞いてあげることを徹底しました。結果として、その友人との間には絶大な信頼関係ができましたし、相手も自分に対してすごい気を配ってくれているのを感じます。

「自分から気を配って寄り添うからこそ信頼が生まれる」これは私が大事にする信念です。

貴社に入社後は、社内の誰にも負けない気配りの力によって、取引先から一番に信頼される人材に必ずなることを誓います。

 

どうでしょうか。

ガクチカで「相手の立場に立てる人材である」ことをアピールし、自己PRでは「気配りができる人材」であることをアピールしていますね。

 

一見全く違う内容に見えますが、相手の立場に立つ=気配りとも言えるため、コミュニケーションで大いに貢献できる人材として強烈な印象を残せるでしょう。

 

ガクチカと自己PRそれぞれの例文をもっと知りたい人は

上記のほかにも、就活攻略論ではガクチカと自己PRの例文を多数共有してきました。

正直、他のサイトよりもかなり詳しく解説している自信があります!

 

理屈や構成が理解できても、実際の例を見るのと見ないとでは理解度が大きく違う。

もっといろんな例文を見て、自分の文章をブラッシュアップしたいと思った人は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください!

 

 

例文を見てたら、なんだか自分も簡単に書けそうな気がしてきました!

この記事で紹介している以外にもたくさんの例文があるから、ぜひ参考にしてみてね!

ガクチカと自己PRを書くときに気をつけるべきポイント

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次にガクチカと自己PRを書く時の注意点について解説します。

以下の2点に注意しながら書くことが重要です。

 

【ガクチカと自己PRを書くときに気をつけるべきポイント】

  • 具体性のあるエピソードを書く
  • 企業が見ているポイントからズレないようにする

 

ポイント① 具体性のあるエピソードを書く

 

基本ですが、ガクチカと自己PRのエピソードは具体性を意識して書きましょう。

なぜなら、具体性が強いほどエピソードがイメージしやすく、企業側も採用すべきかどうか判断しやすくなるからです。

 

例えば、以下のようなガクチカでは企業に響く内容とはいえません。

 

【ガクチカのNG例】

私は学生時代にバスケットボール部の活動に打ち込みました。勝つために一生懸命練習に取り組み、大会で多くの賞を獲得しました。

 

上記の例では、バスケットボール部の活動に打ち込んだことが述べられていますが、少々場面がイメージしにくい内容ですね。

これをもう少し具体的にした例が、以下の文章です。

 

【具体性のあるガクチカの例】

私は学生時代にバスケットボール部の活動に打ち込みました。勝つために毎日100本のシュート練習を欠かさず行い、その練習が身を結び、引退前の夏の大会で決勝シュートに成功し、リーグ優勝を勝ち取り、個人でも大会MVPに輝きました。

 

どうでしょうか。「一生懸命」「多くの」といった曖昧な表現を減らし、具体的な数字や実績を書くことでその場面がイメージできる内容ですよね。
 
このように、曖昧な表現をなるべく減らし、数字で示せる部分はできるだけ数字で記載するようにすることがコツ。

読み手に場面をより強くイメージさせることで、説得力のあるガクチカができあがります。

 

ポイント② 企業が見ているポイントからズレないようにする

 

先ほど、ガクチカと自己PRそれぞれ企業が見ているポイントについて解説しました。

これらのポイントからズレないように意識してエピソードを書きましょう。

 

文章というものは、書いているうちにゴールを見失いがち。

ガクチカや自己PRにおいては、先ほど解説したポイントを常に意識し、最終的に「企業に貢献できる人材」であることをアピールしましょう。

 

企業が見ているポイントが理解できていないと、的外れな回答になってしまい、せっかくアピールしても効果的とはいえません。

質問の意図を的確に汲み取れることは、それだけで社会に必要なスキルとなります。

ちぐはぐな回答にならないよう、企業が見ているポイントをしっかり意識しながらガクチカと自己PRを作成しましょう。

 

数字の有無でかなり具体性が変わるんですね。

そうだね。企業が見ているポイントもしっかり意識しながら書けば、かなり刺さる内容になるよ。

ガクチカと自己PRは同じネタでもいいのか?

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結論から言うと、クチカと自己PRは同じネタでも問題ありません。

ただし、全く同じネタで勝負する場合は、これまで解説してきたガクチカと自己PRの違いを意識したうえで、異なる内容にする必要があります。

 

といっても、ネタが同じ場合、どうしても内容が似通ってしまうと悩む就活生は多いでしょう。

そこで、具体的な対策を以下で詳しく解説します。

 

ガクチカと自己PRの内容が被ってしまう場合の対処法

 

ガクチカと自己PRの内容が被ってしまう場合は、

  • ガクチカ=「こと」
  • 自己PR=「強み」

といったように、中心に据えるテーマを分けることで対処できます。

 

ガクチカ=「こと」とは

ガクチカ=「こと」とは、あくまで「力を入れたことを中心に述べる」ということです。

例えば、“居酒屋のアルバイト”をネタとして扱う場合、話の中心はアルバイトで取り組んだ「こと」にとどめます。

 

そこに「なぜ居酒屋のアルバイトに注力したのか」「それでどんな変化があったのか」といった「こと」だけを伝えるようにし、説得力のあるガクチカを作りましょう。

 

自己PR=「強み」とは

自己PR=「強み」では、先ほどの居酒屋のアルバイトのエピソードを絡めて、「そこで得た強み」や「自分が大事にしてきたこと」を中心に書きましょう。

具体的には、以下のような例でガクチカと自己PRを区別します。

 

【ガクチカ】

私は居酒屋でのアルバイトに力を入れました。お客様のグラスが空になっていないか常に目を配り、積極的に注文を取りに行くという取り組みを徹底し、売り上げ前年比120%を達成しました。

 

【自己PR】

私は人と接するなかで、常に「気配り」を意識しています。なぜなら居酒屋でのアルバイトの経験を通じて、お客様の立場に立って先回りすることで、より良い結果を実現できると身を持って経験したからです。

 

簡単な例ではありますが、このように同じ「居酒屋のアルバイト」というネタでも、中心に据えるテーマを変えれば内容が被ることを防げます。

ガクチカと自己PRを明確に区別することで、内容が被るどころか、よりわかりやすい内容にできるんですね。

 

ガクチカと自己PRの違いをしっかり区別することが重要なんですね。

その通り。先ほど解説したそれぞれの違いも意識しながら作成してみよう!

【補足】自己PRと長所は一貫性を持たせるのがおすすめ

 

自己PRと長所についても、「一貫性を持たせたほうがいいのかな?」と悩む人は多いかと思います。

結論としては、ガクチカと同様で、一貫性を持たせることは必須ではありません。

 

ただ僕個人としては、同じ能力をアピールすることをおすすめしています。

なぜなら、自己PRと長所で同じ能力を伝えることで、あなたのアピールポイントが印象に残りやすくなるから。

 

中には、「別の能力をアピールしたほうが自分の魅力がより伝わる」と考える人も多いかと思います。

もちろん複数の魅力を伝えられるのはメリットですが、一方で「結局、長所は何なんだろう?」と思われてしまうリスクもあるんですよね。

ですので、僕も就活生時代は1つの能力を印象付けるために、あえて「長所」と「自己PR」で同じ能力を伝えるようにしていました。

 

また、そもそも「自己PR」と「長所」では定義が少し違います。

それぞれの定義は以下のとおり。

 

【定義】

長所:性質や性能などで、すぐれているところ

自己PR:自分と企業が良い関係を築けると説得すること

 

つまり、「長所を活かして貢献できます」と伝えるのが自己PRなのです。

自己PRと長所を作成するときは、一貫性を意識することで自然な内容に仕上がりますよ。 

 

 

自己PRと長所の伝え方の違いについては、別で記事を作成しています。

就活中に悩みやすい部分でもあるので、ぜひ一度目を通しておいてくださいね。

 

 

長所も自己PRとかぶってもいいのか、変えたほうがいいのか悩んでいたので参考になりました!

「同じ能力を伝えてもいいのかな?」と不安になる人も少なくないよね。僕はむしろ一貫性を持たせて、1つの能力を強く印象に残すことを意識していたよ。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! 

ガクチカと自己PRの一貫性の重要度や被ってしまうときの対処法、それぞれの違いについて理解できたかと思います。

 

ガクチカと自己PRの違いをしっかり理解すれば、内容が被ってしまうという悩みは解消することができます。

例えガクチカと自己PRが同じネタでも、類似性のある強みをピックアップしていけば、内容が被ることは避けられますからね。

 

また、ガクチカと自己PRに一貫性を持たせることを意識するより、類似性のある強みをアピールすることが大事。

あくまで「企業に貢献できる人材である」というアピールを目的とし、自分はこういう人間ですと強烈な印象を残すことを意識しましょう。

 

ちなみに、この記事を読み終わったら「志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】」も読んでみてください。

就活でよく聞かれる3大質問は「自己PR・ガクチカ・志望動機」です。

ガクチカや自己PRだけでなく、上記の記事を参考にして志望動機もこだわって作成してくださいね!

 

それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりたいと思います。

 

【本記事の要点】

  • ガクチカと自己PRに一貫性は必須ではないが、アピールしたい能力や強みは類似性を持たせるのがおすすめである。
  • ガクチカと自己PRの大きな違いは企業の見ているポイントであり、ガクチカは「その体験をどう業務に活かせるか」、自己PRは「あなたの強みや能力そのもの」を見られている。
  • ガクチカと自己PRは同じネタで書いても問題ない。
  • それぞれの違いを理解すれば内容が被ることは防ぐことが可能である。