皆さん、こんにちは!
これまで7年に渡って書いた記事が1500を超えた就活・転職マニアこと、就活マン(@syukatu_man)です!
頻出質問の1つ「学生時代に力を入れたことは何ですか?」、通称ガクチカがありますが、人によっては「学生時代に力を入れたことなんてマジでないよ...」という人も多いはず。
実際に僕が大学生の時、周りの友達でこれに悩む人は多かった。
そこで僕は次のようにアドバイスしたんですよね。
「ガクチカ本当にないって言うけど、学食で毎日同じの食べてるじゃん?」と。
え、そんなことガクチカと何が関係するの?と思うかもしれません。
ですが、「なぜ学食で毎日同じものを食べるのか」と深堀りすると、彼は「◯◯定食が一番安くて栄養があるから」と答えました。
つまりは「最もコスパが良い選択をすること」を学食で実践している。
僕は「他にもコスパを追い求めることってある?」と聞くと、「カフェの持ち帰りはしない」とか「映画館でポップコーンを買わない」とかの答えが出てくる。
そうして僕のその友達は、ガクチカとして「最もコスパが良い選択をすること」と答えるようになりました。
この回答が企業からのウケが相当に良かったようで、めちゃくちゃ感謝されましたねw
このようにガクチカは追求すると、誰もが持っています。
ただそれが明確化できていないだけなんですよね!
この記事では、具体的にどうやってガクチカが本当にないと悩んでいる人でも作ることができるのかを解説していきます!
ガクチカは本当にいろんな企業から聞かれる質問なので、絶対に力を入れておきましょう!!
ガクチカが本当にないと悩んでいる人は多いですよね。
そうなんだよ。それは「力をいれたこと」への解釈が重すぎるから。考え方を変えれば、誰もがガクチカを明確化できるようになるよ!
- ガクチカが本当にない場合の対処法【5選】
- ガクチカが本当にない人でも書けるガクチカのテーマと例文
- ガクチカが本当にない人はいるのか?
- ガクチカが本当にない場合に相談する相手
- ガクチカが本当にないと悩む就活生からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
ガクチカが本当にない場合の対処法【5選】
早速ですが本題に入っていきますね!
「ガクチカが本当にない」と悩んでいる就活生に、僕は次の5つの方法をおすすめします。
どれだけガクチカがないと悩む人でも、これら5つに取り組むことで、ガクチカで書けるテーマが見つかるんですよね。
(次の章ではこれらで発見したガクチカを元にした例文も解説します!!)
- 日常の行動を洗い出してみる
- 日常の中の好きな時間を洗い出してみる
- 他の人と違う行動を取っていないか考える
- 趣味や特技について考えてみる
- 友人から他己分析をしてもらう
①日常の行動を洗い出してみる
何気なく行っている行動でも、実は自分なりのこだわりや意識が隠れているもの。
それも立派なガクチカであるため、まずは朝起きてから夜寝るまでの日常行動を洗い出してみましょう。
たとえば、こんな日常の行動でもガクチカになります。
- お気に入りの枕を使っている→質の良い睡眠は健康づくりの基本。どんな日でも最高の状態で生活できるように、自分に合う枕を厳選した。
- 元気に挨拶をする→幼い頃から挨拶の大切さを教えられて育ってきたので、大学でも友人や先輩、教授など誰にでも元気に挨拶をした。
- 片道2時間の通学→長い通学時間を有効活用するため、朝は今日の課題設定、帰りは1日の振り返りの時間とした。
このように日常の些細な行動や意識でも、伝え方によってはガクチカになるんですよね。
ガクチカではアルバイトやサークルの経験をアピールする就活生が多いです。
そんな中でこのようなガクチカを書けば、他の就活生と差別化することにもつながり、「着眼点が面白い」「日常を大切にする人」と評価されるでしょう。
②日常の中の好きな時間を洗い出してみる
次に、日常の中で自分の好きな時間を洗い出してみましょう。
好きという感情の裏には自分の性格やこだわりが隠れている可能性が高いため、これも十分ガクチカの材料になります。
具体的には、以下のようにガクチカを作成できます。
- 友人と話す時間が好き→大学では積極的に他者と交流し、気の置けない友人と楽しい時間を過ごせた。人間関係を作るためのコミュニケーションは社会人になっても大切。
- 家でまったり過ごす時間が好き→オンとオフの切り替えを意識した。心身を十分にリラックスさせることで、翌日から頑張るためのエネルギーを溜められる。
- 旅行の計画を立てる時間→綿密に計画を立てることで、旅行がさらに充実した時間になった。何事も計画的に進めることが重要。
このようなガクチカなら自分でも書けそうな気がしませんか?
誰でも経験するような日常のちょっとしたことでも、実は強みや意識が隠れているんですよね。
なので純粋に自分が好きなことを考えてみると、ガクチカのヒントを得られるかもしれません。
③他の人と違う行動を取っていないか考える
3つめの方法は、他人と違う行動を取っていないか考えることです。
ここで言う他人と違う行動というのは、能力が卓越しているとか特別な経験をしているとかではありません。
以下のようなちょっとした行動や癖でも、ガクチカになるんですよ。
- 外国人と話すとカタコトの日本語になってしまう→無意識的に相手の立場に立って行動を合わせることができる。
- テレビのリモコンにラップを巻いている→物を大切にする性格。身の回りにあるもので物を大切にするための方法を考えられる。
- 夜道を歩くときいつも流れ星を探してしまう→普段から良いことに目を向けて過ごしている。巡ってきた幸運・チャンスを逃したくない気持ちが強い。
他人と違う行動を取ってしまうことには、自分なりの信条やこわだりが隠れていることが多いです。
なので上記のようなガクチカをアピールすることで、自分の価値観を伝えるとともに他の就活生との差別化も図れますよ。
④趣味や特技について考えてみる
続いて、趣味や特技からアピールポイントを絞り込むのもおすすめです。
「趣味や特技が就活につながるの?」と思うかもしれませんが、「なぜそれが好きなのか」「どのように取り組んだのか」は自分の性格や価値観を示す材料になるんですよね。
たとえばSNSが好きなら、情報収集力や時代の流れへの興味関心をアピールできます。
スポーツが好きな人であれば、体力づくりへの意識や上達するために工夫したことなどをアピールするのもおすすめ。
また、ゲームなど一般的に就活向きではないとされる趣味・特技でも、以下のように伝えることができます。
私は趣味であるゲームに力を注いできました。特に国内外のプレイヤーと対戦したり協力したりできるものが好きで、プレイ時間は週に3~4日、1日に2時間ほど。攻撃パターンを覚えて戦略を立てることでレベルアップにつながるため、日々コツコツ取り組んで達成感を味わっています。
ゲームを題材にする場合は、生活に支障が出ない範囲で楽しんでいることやゲームを通して他者とコミュニケーションを取っていることを伝えるのがコツ。
その上で思考力や集中力など社会でも活かせる能力をアピールすれば立派なガクチカになります。
このように、趣味や特技など好きで取り組んでいるものをガクチカにするのも良いでしょう。
⑤友人から他己分析をしてもらう
5つ目の方法は、友人から他己分析をしてもらうことです。
自分の性格や長所、努力してきたことって、自分では分かりにくいですよね。
そんなとき友人(第三者)に聞くことで、「そういえば僕ってこんなこともしてきたな」と思わぬガクチカを発見できるかもしれません。
たとえば友人から「いつもおしゃれな服を着ているよね」「〇〇についてめちゃくちゃ詳しいよね」と言われれば、それはもうあなたの長所。
そこを軸にしてガクチカを考えるのも良いでしょう。
また他己分析をしてもらうことにより、就活での自分の印象とガクチカのギャップを減らせるというメリットもあります。
就活は就活生が企業を選ぶと同時に、企業が学生を選ぶ機会でもある。よってガクチカに限らず、第三者から見た自分の印象を知ることは非常に重要です。
なので個人的には、自分をよく知る友人に聞いてみるのはかなりおすすめですね。
ガクチカがないときの作り方については、こちらの記事でも紹介しています。より具体的な書き方を知りたい人はぜひ参考にしてくださいね。
日常の行動や好きなことからもガクチカは書けるんですね。
その通り!むしろその方が他の就活生と被りにくく、印象に残りやすいと考えることもできるよ。
ガクチカが本当にない人でも書けるガクチカのテーマと例文
ここまでの内容を踏まえて、ガクチカが本当にない人でも書ける例文を紹介します。
身近な経験をエピソードにしたので、ガクチカを書けなくて困っている人はぜひ参考にしてくださいね。
※ただしそのままパクるのはNGですよ!
- 健康管理
- 挨拶
- 運動
- アルバイト
- 趣味(何かを心から楽しむという経験)
①健康管理
私が学生時代に打ち込んだのは、良質な睡眠を取って健康を維持することです。なぜ睡眠にこだわったのかというと、睡眠は健康状態や日中のパフォーマンスに大きな影響を及ぼすと考えているからです。
私は大学生になって1人暮らしを始めたのですが、夜中のアルバイトなどで睡眠時間がバラバラになり、日中にボーっとしたり体調を崩したりすることが多くなりました。これでは学生の本分である勉強にも支障が出ると危機感を覚え、睡眠の質向上のためにアルバイトで貯めたお金でオーダーメイドの枕を購入しました。
加えて、休日でもなるべく睡眠リズムが整うように意識しています。その結果、翌日に疲れが残ることがなくなり良いコンディションで勉強やアルバイトに取り組めるようになりました。
社会人になってもこの健康意識を忘れずに、常にベストな状態で仕事に取り組むことで最大限の成果を残します。(372字)
みなさんが毎日とっている睡眠だってガクチカにすることができます。
例文のように「睡眠のために工夫したこと」をしっかり書けば、健康への意識の高さや課題解決能力のアピールにつながりますよ。
「睡眠をガクチカにしてしまう」という斬新な発想を評価してくれる企業もあるかもしれませんね。
②挨拶
私が学生時代に力を入れたことは、誰に対しても気持ちの良い挨拶をすることです。なぜ挨拶を大切にしてきたのかというと、大学で出会った1人の友人がきっかけでした。
その友人は初めて会ったときから誰にでも元気に挨拶をしていたのですが、ある日私は「なぜそんなに元気なの?」と聞きました。すると友人は「人間関係は何をするにも重要。そして良い人間関係のためには挨拶が一番有効だと思うから」と答えたのです。
そこに感銘を受けた私は、自らも気持ちの良い挨拶をするように心がけました。その結果、初対面の人でも「話しやすい」「仲良くなれそう」と言われることが増えたように感じます。
社会人になるとさらに人との信頼関係が重要になると思います。貴社に入社後も、挨拶を通じて取引先との信頼関係を深め大きな仕事を任される人材になります。(345字)
挨拶はどの仕事においても重要な習慣であるため、信頼関係の構築力をアピールできます。
ただし、単に「挨拶を頑張っています!」だけだと幼稚な印象になってしまうので、なぜ挨拶を大切にしているのか、その結果どうなったのか(できれば客観的な意見を含める)を述べましょう。
③運動
私が学生時代に力を入れたのは、ヨガやピラティスなどで日常的に体を動かすことです。ゆとりある大学生としての時間を有効活用しようと考えた結果、健康や見た目、爽快感、リラックスなどあらゆる効果が期待できるヨガとピラティスに注目しました。
また、YouTubeなどの動画を見れば、すき間時間を活用して自宅でできる点も私にとっては魅力でした。
ヨガとピラティスを続けることで得られたのは、継続力と達成感、そして自己肯定感です。最初はお手本通りにできないことも多かったのですが、毎日30分取り組むことで数カ月単位で筋力や柔軟性の向上を実感しました。
すぐに結果が出なくても継続することで達成感を味わい、それが自分の長所であることも分かりました。この経験から得たことを貴社でも活かし、不可能を可能にする人材として活躍することをお約束します。(360字)
サークルや部活動でなくても、個人的な習慣として行っていた運動もガクチカにすることができます。
例文のように継続力や達成感、自己肯定感につなげると、「簡単には辞めない人材」であることをアピールできますよ。
④アルバイト
私は学生時代、カフェでのアルバイトに打ち込みました。なぜアルバイトとしてカフェを選んだのかというと、お客様がリラックスできる空間を提供したいと思ったからです。
カフェを訪れるお客様は単にコーヒーを飲むのではなく、リラックスできる空間や時間を求めています。そのため私はBGMや座席の配置、ポップ広告などにも気を配り、店長や社員に提案してお客様が安らげる空間作りに取り組みました。その結果リピーターが増え、売上も約1.2倍増加しました。
私が貴社に入社しましたら、アルバイトの経験から得た提案力を活かし、顧客のニーズに合った商品・サービスを生み出し利益に貢献します。(279字)
アルバイト経験はガクチカとして書きやすい題材のひとつです。
しかし書きやすいがゆえにアルバイト経験をアピールする就活生は非常に多く、企業からすると「またアルバイトか!」と思われる可能性が高い。
よってアルバイトについて書くなら、業務内容を説明するだけでなくそこで得た能力や考え方について触れるようにしてください。
アルバイトをテーマにしたガクチカの書き方についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
⑤趣味(何かを心から楽しむという経験)
私が学生時代に打ち込んだのは、趣味であるアニメ鑑賞です。もともと好きで見ていたのですが、アニメを通して自分が今まで知らない世界を知り、想像力や発想力を鍛えることができました。
アニメではタイプスリップや変身など現実では起こり得ない現象が起こります。しかしそれは現段階では技術的に不可能であるだけで、今後も不可能であるとは言い切れません。むしろ自由な発想が世の中を変えていくきっかけになると考えています。実際私も、アニメを多く見てきたおかげで「すごい発想力だね」と友人に言われるようになりました。
今後も趣味として楽しみつつ想像力や発想力を伸ばすことで、研究開発職としてこれまでにない観点の技術や知見を発見していきたいと考えています。(314字)
就活では読書や登山といった趣味が定番ですが、あえてアニメなど他の人が言わないような趣味を伝えるのもアリです(ただしギャンブル系はNG)。
なぜアニメが好きなのか、鑑賞することでどんな能力が鍛えられたのかを伝えれば、他の就活生とは一味違った印象深いガクチカを書くことができますよ。
すごい経験でなくても、このように書けば魅力的なガクチカになるのですね。
その通り!大切なのは経験そのものではなく、行動動機や考え方、仕事への活かし方をアピールすることだよ。
この他にもガクチカの例文を見たい人はこちらの記事も読んでみてくださいね。
ガクチカが本当にない人はいるのか?
学生時代に力を入れたこと、通称ガクチカは就活において非常によく聞かれる質問です。
一方で、「就活でアピールできるガクチカが何もない…」と悩む就活生は少なくありません。
実際に僕も、就活生のときはガクチカがないと悩んでいました。
ですが、結論から言うと本当にガクチカのない人なんていないんですよね。
ガクチカというと輝かしい経験をアピールしなければいけないと思うかもしれませんが、実際はそうでもない。
企業側もすごい経験を求めているわけではありません。
よってちょっと見方を変えるだけで、どんな人でもガクチカはあると僕は考えています。
これは僕が7年以上就活を研究してきて辿り着いた答え。
ではまず、本当にガクチカがない人はいないと僕が考える理由についてざっくりお伝えしていきます。
ガクチカを長い時間をかけて取り組んだことしか書けないと思い込んでいる
ガクチカがないと悩む就活生にありがちなのが、ガクチカ=長い時間をかけて取り組んだことしか書けないと思い込んでいるパターン。
たとえば何年間も続けたアルバイトや部活動、留学経験じゃないとダメだと思っていませんか?
はっきり言って、それは大きな間違いです。
なぜなら、ガクチカを通して企業が知りたいのは経験のすごさではなく就活生の性格や普段の様子だから。
たとえばあなたが初対面の人に出会ったとき、「趣味は何ですか?」という質問をしたとしましょう。
それに対して相手が「家でアニメを見ることが好きです」と答えたら、「この人はどちらかというとインドアで、オタク気質なのかもしれない」と相手の性格を知ることができますよね。
「テニスやランニングが好きです」という返答だったら、「体を動かすことが好きな人だ」と認識することができる。
このように、「余暇の時間をどう活用するか」はその人の性格が出やすいんですよね。
ガクチカもこれと一緒で、学生生活をどのように過ごしてきたかを聞くことで、企業はあなたの性格や普段の様子を知ろうとしているのです。
よって長い時間をかけて取り組んだ経験しか書けないということは一切ありません。
そう思えば、自分にも何かしらガクチカがあるような気がしてきませんか?
何かを意識的に考えて行動していない人はいない
本当にガクチカがない人はいない2つ目の理由は、何かを意識的に考えて行動していない人はいないからです。
「でも、自分は大した目標もなく過ごしてきたけど…」と思うかもしれません。
ですがここで言う行動とは、部活動や長期インターンといった特別な努力ではなく、日常のちょっとした意識のことです。
たとえば挨拶。友人やアルバイト先の先輩、教授などに対し、元気に挨拶をするように心がけていたのであれば、それはもう立派なガクチカなんですよ。
「友人と意見が食い違ってもまずは共感するようにした」「困っている人がいたら積極的に助けた」といった気遣いでもかまいません。
もっと言うなら、歯磨きや朝食など日常の生活習慣で意識していることやこだわりはありませんか?
ここまでハードルを下げてみると、本当に何も意識せずに行動する方が難しいでしょう。
なのでガクチカがなくて悩んでいる人は、特別な経験や機会に限らず日常のちょっとした行動にも目を向けてみてくださいね。
自分の性格を知ってもらうための質問だと捉えれば、かなりハードルが下がって書きやすくなりますね。
そうだね。ガクチカがなくて困っている人は、ガクチカの目的を理解するところから始めよう。
ガクチカが本当にない場合に相談する相手
ガクチカが本当にない人はいないと説明しましたが、そうは言っても簡単には見つかりませんよね。
そんな人におすすめしたいのが、就活の知識を持った第三者に相談することです。
第三者の視点を加えることによって「あ、これもガクチカになるんだ」という発見ができるし、就活に詳しい人であればそれを魅力的に伝えるコツまで知ることができる。
そこで次に、ガクチカが本当にない場合に相談すべき相手を3パターン紹介します。
- 就活エージェント
- 先輩
- 大学のキャリアセンター
①就活エージェント
就活エージェントとは、人材会社が提供する就活生向けの無料サービス。
会員登録すると就活生ひとりひとりに担当アドバイザーが付き、初回面談を元にして求人紹介や選考対策など就活に関するあらゆることをサポートしてくれます。
サービスの一環としてES添削や面接対策もしてくれるので、もちろんガクチカについて相談することも可能。
なので困ったときはぜひ「ガクチカに書くことが何もない」「〇〇ってガクチカになりますか?どのように書けばいいですか?」と担当者に相談してみましょう。
担当者は就活のプロなので、ガクチカがないときの見つけ方や効果的なアピール方法を知っています。きっと具体的で役立つアドバイスをしてもらえますよ。
また、就活エージェントに登録するとエージェント経由で受けた企業の選考後のフィードバッグを貰うこともできます!
フィードバックをもらえるということは、自分が作成したガクチカに対する企業からの評価も知れるんですよね。
よって仮に落ちたとしても、フィードバックを通してガクチカの精度はどんどん高くなっていく。
一般的な就活の場合企業からフィードバックをもらえることはほぼないので、これは就活エージェントの大きなメリットと言えます。
なのでガクチカが本当になくて悩んだときは、就活エージェントに相談するのが最もおすすめですよ。
ガクチカの相談をするときにおすすめの就活エージェント
就活エージェントがおすすめと言われても、数が多くてどれが良いのか迷ってしまいますよね。
そこでおすすめするのが、「ミーツカンパニー就活サポート」と「キャリアチケット」の2社です。
僕はこれまで50以上の就活エージェントを分析してきたのですが、サービスによって支援や担当者の質にはかなりバラつきがあるんですよね。
対応が遅かったり抽象的なアドバイスしかしてくれなかったりと、微妙なところはマジで微妙です…。
そんな中「ミーツカンパニー就活サポート」と「キャリアチケット」は本当に担当者の質が高く、選考対策も細やか。
その証拠に内定実績や利用した就活生からの評判もかなり高いです。
オンライン面談に対応しており全国の就活生が利用できるのも魅力ですね。
どちらも完全無料で利用できるので、まずはこの2社に登録して初回面談を受けてみましょう!
この他のおすすめの就活エージェントは、以下の記事で紹介しています。効果的な活用方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
②先輩
次におすすめするのは、就活を終えた先輩に相談すること。
実際に就活を経験した先輩なら、近年の就活でどんなガクチカが企業に好まれるのかを知っている可能性が高いです。
「ダイエットのガクチカを話す就活生がいて面接官にウケていた」といった、ちょっと珍しいエピソードも聞けるかもしれません。
既に知っている先輩であれば相談しやすく、本音で話せるのもメリットですね。
なので相談できそうな先輩がいれば、「ガクチカがないんですけどどうすればいいですか?」と聞いてみましょう!
ただし先輩選びには注意が必要です。
留学や長期インターン、部活動などの経験があり、いかにもガクチカが多そうな先輩に相談してもあまり参考になりません。
また、就活でものすごく苦労していた先輩もガクチカ作成が苦手だった可能性が高い。
よって自分と同じような価値観を持っていそうな先輩やスムーズに就活を終えられた先輩を選んでください。
できれば大手企業からの内定を獲得した先輩が良いですね。
③大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターに相談するという方法もあります。
キャリアセンターの職員は親切に対応してくれることが多いですし、ビジネスではないので強引な指導をされる心配もありません。
大学内にあって交通費がかからないのも嬉しいですね。
なので1度利用してみる価値はあると思います。
ただしキャリアセンターには民間就職の経験がない職員も在籍しており、形式ばったアドバイスが多いのがデメリットです。
たとえば「ガクチカに書くことがない」と相談しても、「あなたならきっとあるから大丈夫ですよ!」と具体的な解決策を得られないまま終わるかもしれません。
またキャリアセンターは、就活の時期になると混雑しがち。相談したいと思っても予約が取れない可能性があります。
よって個人的にはおすすめ度は低いですね。うまく予約を取れるなら良いんですが、混んでいそうなら就活エージェントに相談した方が効率的かと。
第三者に相談すれば、自分では思いつかなかったガクチカのエピソードが見つかるかもしれないですね。
自分だけで考えているとつい視野が狭くなってしまうからね。企業に評価されやすいガクチカを書くためにも就活をよく知る人に相談するのはおすすめだよ。
ガクチカが本当にないと悩む就活生からよくある質問
ここまでガクチカがないときの対処法を解説してきましたが、それでもまだモヤモヤしている人はいるかもしれません。
そこで最後に、ガクチカが本当にないと悩む就活生からよくある質問にお答えします。
ぜひここで疑問を解消し、ガクチカのヒントを得てくださいね。
- そもそもガクチカとは何か?
- この記事を読んでもガクチカが本当にない場合は?
- 作成したガクチカを添削してもらうことはできる?
- ガクチカがないと内定は獲得できないの?
- ガクチカと自己PRの違いは?
質問① そもそもガクチカとは何か?
就活でガクチカという言葉をよく聞くのですが、そもそもどういう意味なんですか?何のための質問なのですか?
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたことは何ですか?」という質問の略です。
業界や職種を問わず非常に多くの企業でこの質問が聞かれることから、ガクチカという言葉が使われるようになったんですよね。
ではなぜそんなに出題頻度が高いのか?
それは、学生時代に取り組んだことを知ることでその人の性格を判断しやすいからです。
たとえば初対面の人と話すとき、「休日は何をしていますか?」「何をするのが好きですか?」といった質問をして相手の性格を知ろうとしますよね。
ガクチカはそれの就活版です。
余暇の時間をどう過ごすかを知ることで就活生の性格を把握し、自社に合う人材かどうかを確認しようとしているんですよね。
勘違いする就活生も多いんですが、すごい経験を評価するための質問ではありません。
なのでガクチカを作成するときは、自分の性格や良さが伝わる内容かどうかを意識してくださいね。
こちらの記事では、評価されるガクチカのコツについてまとめてみました。人事に刺さるガクチカを作成したいと思っている人はぜひ読んでみてください!
質問② この記事を読んでもガクチカが本当にない場合は?
ガクチカがない人はいないと説明がありましたが、それでも自分にはこれといったガクチカがありません。その場合どうすればいいですか?
ここまでの説明を読んでも本当にガクチカがない場合、今取り組んでいる就活について書くのも1つの方法です。
こうしてガクチカを一生懸命探している=力を入れていることには間違いありませんからね。
ただし、他の就活生も同じように就活を頑張っているので「ESや面接対策を頑張っています!」というような浅い内容はNG。
書くとしたら、自分の将来について真剣に考えた経由や他の就活生がなっていない行動を盛り込んでください。
また、ガクチカで就活のことを書くと「就活以外に何もしてこなかった人」と捉えられる可能性もゼロではありません。
リスクもある上印象にも残りにくいので、最後の手段だと思ってくださいね。
質問③ 作成したガクチカを添削してもらうことはできる?
なんとかガクチカを作成できたのですが、これで良いのか不安です。添削してもらう方法はありますか?
作成したガクチカを添削してもらいたいなら、就活エージェントやES添削サービス、大学のキャリアセンターなどを利用しましょう。
その中でも個人的に最もおすすめなのは、就活エージェントです。
添削だけでなく選考後のフィードバックもしてもらえるので、作成したガクチカに対する企業からの評価も知ることができるんですよね。
よって就活エージェントに登録しつつ、必要に応じてES添削サービスやキャリアセンターも併用するのがベスト。
具体的なサービスの種類については、こちらの記事に詳しくまとめたのでぜひ参考にしてくださいね。
質問④ ガクチカがないと内定は獲得できないの?
僕は本当にガクチカがありません。このような人は内定を獲得できないのでしょうか?
ガクチカがないと悩んでいる人でも内定を獲得することはできます。
なぜなら、企業が求めているのはすごい実績や長く取り組んだ経験ではないから。
ガクチカは就活生の性格を知るための質問なので、日常生活での意識や趣味など身近なエピソードを通して自分らしさをアピールできれば問題ないんですよね。
よってこれといったガクチカがない人でも、この記事で紹介したような文章を書ければ内定は獲得できます。
ただし、「ガクチカを一切書かずに内定が欲しい」と思っているならかなり難しいです。
ガクチカは非常に多くの企業で聞かれるし、その質問に対して「特にありません」とバカ正直に答えるような就活生はまず選ばれません。
応募した企業にたまたまガクチカがなかったというパターンなら可能性はありますが、最初からガクチカを避けるのは現実ではないと思いますよ。
質問⑤ ガクチカと自己PRの違いは?
志望企業のESにガクチカと自己PRの記入欄があるんですが、両者の違いは何ですか?どう書き分ければ良いですか?
ガクチカも自己PRも、自分を企業に売り込むという点で目的は変わりません。違うのは、何を中心に伝えるべきかということです。
簡単に言うと、ガクチカは「力を入れたこと」、自己PRは「企業が自分を雇うべき理由」を伝えるもの。
学生時代に取り組んだことを通し、自分の性格を知ってもらうのがガクチカ、自分の強みを通し適性の高さをアピールするのが自己PRということですね。
よってガクチカでは取り組んだ「こと」を、自己PRでは自分がその企業に適している「理由」をメインに書いてください。
ちなみに、売り込みたいポイントが一貫していればエピソードは違うものを書いてもかまいません。むしろ幅広く自分を知ってもらうためには、別のことを書くのがおすすめ。
ガクチカと自己PRの違いについてはこちらの記事でも解説しているので、もっと詳しく知りたい人はぜひ参考にしてくださいね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
本記事では、ガクチカが本当にない場合の相談先や書き方について紹介してきました。
ガクチカというと、何かすごい実績や長期間の経験を書かなければいけないと思ってしまいますよね。
周りの就活生と比べて「自分には何もない…」と自信を失ってしまう人も多いでしょう。
ですがガクチカは企業が就活生の性格を知るための質問であり、経験のすごさや期間は関係ありません。
日常の何気ない行動やちょっと意識していることでも、伝え方を工夫すればガクチカとしては十分成立する。
よってガクチカが本当にない人はいないと僕は考えています。
ただ、普段何気なく行っている行動からガクチカを探すのはちょっと難しいですよね。
そんなときは、ここで紹介した例文を参考にするか就活エージェントに相談するのがおすすめ。
ちょっと視点を変えるだけで、オリジナリティ溢れるガクチカを作成できると思いますよ。
これを読んだみなさんが、魅力的なガクチカを作成して内定を獲得できますように。
では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう!
【本記事の要点】
- ガクチカ=長く取り組んだことではなく、誰しも何かを意識して行動しているので本当にガクチカがない人はいない。
- ガクチカが本当になくて困ったときは、就活エージェントや先輩、大学のキャリアセンターに相談する。
- ガクチカを見つける方法は、日常の行動を洗い出す、好きな時間を洗い出す、他人と違う行動を探す、趣味や特技について考える、友人から他己分析を受けるの5つ。
- ガクチカは企業に自分の性格を知ってもらうための質問なので、すごい実績や長期間の経験である必要はない。