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【ガクチカの書き方】超大手の内定を獲得したガクチカの書き方はこれだ!

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

 

就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

どうすれば面接官から評価されるようなガクチカが書けるか知りたいですよね。

僕は中堅大学でしたが、ガクチカの書き方を工夫するだけで、書類選考の突破率がめちゃくちゃ高まりました。

 

また、ガクチカはほとんどの企業から聞かれる重要な質問です。

だからこそ、採用担当者に刺さるガクチカの書き方をここで把握しておきましょう!

 

例文を元に、5ステップで完成するようガクチカの書き方を解説していきます。

ここに注力することで、内定獲得が近づくことは間違いないので、ぜひ参考に!

 

たしかにどの企業のエントリーシートにもガクチカはありますよね。

そうなんだよ。だからこそ、ガクチカの重要性は高い。評価されるガクチカを書けるよう、更には面接で伝えられるようにしておこう!

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)とは何か? 

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まずは基本を押さえていきましょう。

そもそも「ガクチカ」とは何か、それは学生時代に力をいれたことを指します。

 

就活において超頻出の質問であり、ほとんどの企業から質問されますね。

では、なぜそれほどまでに出題頻度が高いのか考えたことはありますか?

 

それは「どんなことに力を入れたのかを知ることでその人の性格を判断しやすいから」です。

 

例えばあなたが初対面の人と出会った時に、「休日はどんなことをするのですか?」という質問をしますよね。

 

それによって「最近は家でYouTubeばかり見ますね!」という返答を受けたら、「この人は結構インドアな人なのかもしれないな!」とその人の性格を知ることができます。

 

他にも「休日はキャンプに行ったりドライブをしますね!」という返答を受けたら、「非常に活発な人だ」と認識することができる。

 

このように「空いている時間をどう活用するのか」という質問には、その人の性格が出やすいのです。

性格が出やすい質問だからこそ、あなたのことを理解するために人事はガクチカを好んで質問するんですね。

 

なるほど!大学生に与えられた多くの時間をどう使ったのかを知ることで、その人の性格を測ろうとしているのですね。

そうなんだ。更に打ち込んだことと言えば、その人の「趣味趣向や価値観」を把握しやすいよね。その趣味趣向や価値観に自社の仕事がマッチするのか測ることもできるんだ。

なるほど!例えば創作的なことを好んで打ち込んだ人は、単純作業が合わなかったりと判断できそうです。

まさにその通り!だからこそガクチカは正直に話すことが重要。話を盛ったり、嘘を付くと入社後のミスマッチに繋がってしまうよ。

評価されるガクチカの書き方のポイント

 

すぐに使える知識から欲しいと思うので、僕がガクチカを書く上で重要視しているポイントから話していきたいと思います。

 

僕はこの仕事をしていて、多くの採用担当者と話す機会があります。

 

だからこそ、採用担当者がどんなことに魅力を感じるのか分かるのですが、最低でも以下の3つのポイントを押さえておけば、ある程度評価されるようになります。

どれも非常に重要なので書き方を押さえる前に頭に入れてください。

 

【ガクチカの書き方のポイント】

  • 簡潔にわかりやすく書くこと
  • 嘘を付かないこと
  • どんなことでも深堀りすれば魅力的になると認識すること

 

ポイント① 簡潔にわかりやすく書くこと

 

まず最初に、ガクチカに限らず文章は簡潔にわかりやすく書くことが重要です。

新卒に対して即戦力は求めないとしても、「成長性」はめちゃくちゃ求めます。

 

この成長性の基盤になるのが、理解力であって、理解力の高い人は物事を論理的にとらえることが得意なんですよね。

 

要するに「◯◯というのは、◯◯と◯◯という理由があるからですね」というように、物事を論理的に理解することが理解力だと言えます。

 

そして、この論理的に物事をとらえられる人は、人に説明する時も非常に簡潔です。

話がわかりやすいということ。

 

就活生と話していて、やたらに話が長いのに内容が入ってこないことがあります。

そうなると「論理的思考力がない」と判断されて、何か教えても理解してくれないのではないかと思われてしまうんですよね。

 

よって文章は必ず簡潔で分かりやすく書くようにしてください。

僕のおすすめは「結論+理由+具体例」をベースとして文章を書くことです。

 

ポイント② 嘘を付かないこと

 

次にガクチカでは嘘をつかないことも徹底しましょう。

僕もそうでしたが、就活をしていると「自分はすごい人物なんだ」とアピールしたくなりますよね。

でも上には上がいるし、僕のように学歴で勝負できない場合は特にそんなアピールは響かない。

 

ではどうすれば良いのか?

それは自分のことをありのまま伝えて、その上で自分のことを「うちの会社に合う人材だな」と評価してくれる企業に入社することです。

要するに自分との適性が高い企業に入社することが重要なんですよね。

 

よってガクチカの内容は嘘をつかないようにしてください。

これはガクチカに限らず、他のすべての質問でも言えることです。

 

ポイント③ どんなことでも深堀りすれば魅力的になると認識すること

 

そしてポイントの最後に、僕がガクチカにおいて最も大事にしていることを共有します。

それはどんなことでも深堀りすれば魅力的になると認識することです。

 

「学生時代に打ち込んだことは何ですか?」と聞かれたとして。

「私が学生時代に打ち込んだことは、海外でのボランティア活動です。12カ国を1人で旅して、それぞれの国でボランティア活動を行いました。」

 

僕だってこう答えたいですよ笑

でも大学時代、僕は授業中に後ろの方の席でポケモンのゲームをやってました。

そんなやつが学生時代に打ち込んだことで、偉大な何かあるわけがない。

 

ではどう答えていたのか?

僕がガクチカとして、答えていたのは、挨拶やお礼、一人映画です。

ん?挨拶に打ち込んだってどういうこと?と思いますよね。

 

僕は親からすれ違った人には挨拶をしなさいと言われてきました。

それを大学になっても実行していて、店の店員さんには必ず「こんにちは」と挨拶したりします。

これが案外、みんなしていない。

 

そこで「なぜ挨拶をするのか」と深堀りしてみると、「気持ちの良い、愛想の良い挨拶をすることで一気に初対面の人との距離が縮まり、コミュニケーションしやすくなるから。そして何よりなんか気持ち良いから」という答えが出てくる。

 

これをそのままガクチカで伝えてました。

するとどうでしょう?

採用担当者によっては、海外留学に行った話よりも僕の話に食いついてくれる。

挨拶が海外留学よりも評価されるなんて、コスパ良すぎでしょw

 

このようにどんな些細なことでもガクチカとして語ることができる。

そのためには語れるようになるまで深堀りが必要です。

 

僕は「なぜ」という自分への問いかけによって、どんなことも魅力的になると就活生によく話しています。

自信を持って、意外と他の人がやっていないようなこと、自分が意識的におこなっている日常の習慣や趣味を深堀りしてみましょう!

 

ガクチカの内容は、何かすごいことを話さないといけないと思いこんでいました!

そんなことないよ。就活で大事なことは、自分という人間の性格・価値観・人柄・得意不得意を伝えて、正しく適性をはかってもらうことだからね!

ガクチカの書き方・文章構成【5ステップで完成】

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ではガクチカを書く際のポイントを押さえたところで、本題に入っていきます。

僕がガクチカを書く時には、大きく5つのステップで書くようにしていました。

 

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ステップ① アピールする能力を設定する

ステップ② 能力を証明するためのテーマ選びを行う

ステップ③ 「なぜそれに打ち込んだのか」という理由を記載する

ステップ④ それに打ち込んで「どう変わったか」という結果を記載する

ステップ⑤ 「この◯◯の能力を貴社で発揮します」と締める

 

この5つの手順によって、ガクチカを作成します。

ポイントは最初にアピールする能力を決めてから、それを証明するエピソードを書くという順番ですね。 

 

ステップ① アピールする能力を設定する

 

まず大事なことは、自分の最も大きな長所を洗い出しておくことです。

この長所がアピールする能力であり、企業側としてはその能力が自社に合うかを測ります。

 

余談ですが、僕は短所はどうでも良いと思っていて、キャリアを形成するためにはとにかく自分の長所を伸ばすことに全振りすべきだと考えています。

(長所は100点になる可能性がありますが、短所はどう頑張っても50点とかまでしか伸びず、短所の改善に力を入れたところで差別化につながらないんですよね...)

 

このアピールする能力について、まだ明確化できていない人は自己分析が足りてません。

よってガクチカを書き始める前に、自己分析からおこなってください。

自己分析のやり方については、別記事でマンガでわかりやすく解説しています。

就活の土台はとにかく自己理解、自己分析です。

» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】

 

ここでは例として、「ヒアリング力(傾聴力)」を自身の最大の長所として設定して話を進めていきましょう。

 

ステップ② 能力を証明するためのテーマ選びを行う

 

では次に、ステップ①で設定した「アピールする能力」に適したガクチカをテーマとして設定します。

先ほど「アピールする能力」を「ヒアリング力」と設定したので、ヒアリング力をアピールできそうなガクチカが自分の過去にあるかどうか考えますね。

 

すると、「友達の悩みを聞くことが多かった」というガクチカが見つかりました。

これがテーマになります。

 

自身の最大の長所というのは、必ずそれに紐づくエピソードがあるものです。

ちなみに僕の長所は「発想力」だと考えていますが、やはり振り返ると、発想力を発揮したようなエピソードが何個も出てきます。

 

ポイントのところでもお伝えしたように、このエピソード・テーマはどんな些細なことでも構いません。

 

今回、例として挙げている「友達の悩みを聞くこと」も些細なことですよね。

ですが、ほとんどの人がガクチカでアルバイトやサークルのことを書くため、差別化されて目立つのがミソです!

 

ステップ③ 「なぜそれに打ち込んだのか」という理由を記載する

 

テーマが決まれば、次になぜそれに打ち込んだのかという「理由」を持ってくると、読みやすい文章になります。

(理由を書くことは、ポイントのところで話した論理的な文章を書くことにも繋がります。何か結論や主張を出したら、必ず理由をセットにすると相手の理解は格段に増すことをここで押さえておきましょう!)

 

では実際に、なぜそれに打ち込んだのかという理由の部分を書いてみましょうか。

 

【例文】

「私が学生時代に最も力を入れたことは、友人の相談にとにかく深く、深く乗ってあげることです。なぜ友人の相談に乗ることに打ち込んだのかというと、他者の相談に乗ることで、自分の考えをアウトプットする機会になると考えていたためです。」(106字)

 

このように理由を記載します。

 

ちなみに少しテクニックですが、「友人の相談にとにかく深く、深く」とあえて「深く」を二回繰り返すことで、読んだ時にその深さを鮮明に感じます。

このような“記憶に残る表現”は、OpenES、エントリーシートともに、読み手の記憶に残すために重要なのでぜひ使ってみてくださいね!

 

ステップ④ それに打ち込んで「どう変わったか」という結果を記載する

 

では続いて、理由を書いた後は「それに力を入れることでどうなったのか」という「結果」を書いていくと自然な流れになりますね。

 

更に結果だけでなく、「自分の考え」なども併せて記入することでオンリーワンな文章になりますよ。

 

実際に記入していくとこのようになります。

 

【例文】

「実際、相談に乗ることで、自身の考えを明確にする機会になったのですが、それ以上に相談に乗った相手から頼りにされます。

すると更に深い悩みを打ち明けてくれて、信頼関係が非常に高まる。

友人だから相談に乗るのは当たり前だと割り切るだけでなく、このように親身になって深く深く相談に乗ってあげる。

これが人との関係において重要だと私は思うのです。」(273字)

 

いかがでしょうか?

それに打ち込んだ結果どうなるのか、そして自分の考えが記載されているので読んだ時に「ヒアリング力の高さ」を感じませんか??

 

あなたが面接官で、自社の仕事で「ヒアリング力」が非常に重要な能力だと考えていたら、こう話してきた就活生に対してどう思うでしょうか?

テーマが友達の相談に乗ることだろうが、「うちの会社に合いそうだ」と思うはずです。

 

このように自分のありのままの最大の長所を伝えること。

それに魅力を感じてくれた企業に入社することが大切です!

 

ステップ⑤ 「この◯◯の能力を貴社で発揮します」と締める 

 

いよいよ最後です。 

締めの一文を導入していきましょう!

 

僕がおすすめするガクチカの締めの一文はこちらです。

 

 【例文】

「この◯◯の能力を貴社で発揮し、必ず価値を生み出します。」

 

ポイントはアピールしたい能力を念押しして面接官に伝え、最後「断定」で言い切ることで優秀感を出してフィニッシュ!

「価値を生むと思います」「価値を生もうと考えています」という推定ではなく、断定で言い切ってください。

その方が自信があると感じますし、優秀さを評価対象としますからね。

 

では、実際に締めの文章も書いて完成となります。

 

【完成したガクチカ例文】

「私が学生時代に最も打ち込んだことは、友人の相談に深く深く乗ってあげることです。

なぜ友人の相談に乗ることに打ち込んだのかというと、他者の相談に乗ることで、自分の考えをアウトプットする機会になると考えていたためです。

実際、相談に乗ることで、自身の考えを明確にする機会になったのですが、それ以上に相談に乗った相手から頼りにされます。

すると更に深い悩みを打ち明けてくれて、信頼関係が非常に高まる。

友人だから相談に乗るのは当たり前だと割り切るだけでなく、このように親身になって深く深く相談に乗ってあげる。

これが人との関係において重要だと私は思うのです。

このヒアリング力をぜひ貴社で発揮し、必ず価値を生み出します。」(313字)

 

以上でガクチカは完成です!

アピールしたい能力と「なぜそれに打ち込んだのか」という理由、つまり自分の考えが明記されているので読み手はあなたのことを理解しやすい文章になりました。

ぜひ一度作成して満足するのではなく、何度も改良を重ねて素晴らしい文章を完成させてくださいね!

 

なるほど!自分の最大の長所、アピールしたい能力から逆算してガクチカを考えることで、スムーズに書くことができますね。理由も深堀りしているから納得感があります。

そうだよね。こう考えれば、ガクチカとしてアルバイトやサークルなど、長い時間をかけたことだけを書くという狭い思考から脱することができるよ!

 

ガクチカが完成したら就活サイトをフル活用して持ち駒を増やす

ここまでの解説にて、ガクチカの書き方が分かったと思います。

ガクチカを1つ作成したら、ぜひエントリー企業数を増やすことを同時並行でおこなってください。

 

なぜなら就活は「選考通過率×エントリー数」で決まるからです。

この記事でも何度も伝えたとおりで、就活は「適性」がすべてです。

どれだけ優秀そうな人でも、合わない企業は多いように、適性で決まる。

 

よって評価されるガクチカを作成できた(=選考通過率が上がった)としても、エントリー数が少ないと適性が高い企業にあたるかは運任せになる。

 

僕が今就活生なら、「逆求人サイト」をフル活用しエントリー数を増やしていきます。

逆求人サイトの中でもとくにおすすめなのは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ。

どちらも無料で利用できるので、まだ使っていない人はぜひ登録してくださいね!

 

 

就活サイトはマイナビやリクナビだけでなく、スカウトが届く逆求人サイトなどもあるんですね!

そうなんだよ。これらをフル活用することで、就活は圧倒的に効率化できる。どれも無料だから自分に合うと思うサイトだけをピックアップして活用してみよう!

【補足】ガクチカがない場合はどうすれば良いか?

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よくこんな質問をされます。

「学生時代に打ち込んだことがないのですが、どうすれば良いでしょうか?」

 

この悩みを持っている方は非常に多い。

たしかに大学の数年間は意識していないとあっという間に過ぎてしまいますし、何かに打ち込んだという人は多くないかもしれません。

 

そんな人でもガクチカが書けるように、ここで少しアドバイスさせてもらいますね。

 

「打ち込んだこと」を重く考え過ぎていないか?

 

ほとんどの就活生は「学生時代に打ち込んだこと」と言われると、「え!打ち込んだことなんて、そんな大層なことしてませんよ!」となります。

たしかに「打ち込んだこと」という表現は非常に重い言葉ですよね。

 

しかし僕は「打ち込んだこと」をもっと軽く考えて良いと思っています。

 

例えば、電車で老人を見かけた時に席をゆずってあげることだって、それは常に意識していないとできないことですよね。

それなら打ち込んだこととして「老人に誰よりも早く席をゆずってあげること」として良いんですよ。

 

他にも僕は、外食をしたら必ず店員さんに「ごちそうさま!」と言います。

それはなぜか、おいしい料理を提供してくれた感謝を伝えるためであり、「仕事頑張ってね!」という気持ちを伝えるためです。

これも普段から意識して行っていることなので、打ち込んだこととして「人に必ず感謝を伝えること」としても良いですよね。

 

このように普段から意識していることは、全てが「打ち込んだこと」になります。

 

「学生時代に打ち込んだことなんて何もない」そう悩んでいる人はぜひ、日常の中で意識的に行動していることはないか考えてみてください!

 

すると「意外とこんなこと頑張っているかも」という発見が見つかりますし、そうした日常の小さなことの方が、それを読んだ人事としてはあなたの人間味を感じて評価してくれることも多いですからね。

 

アルバイトは9割の人が書くので差別化が必要

 

次にガクチカで書くことがないと悩む人の9割が、バイトかサークルについて書こうとします。

それはなぜか?

バイトやサークルは取り組んだ時間が長いからですね。

 

しかしほとんどの大学生はアルバイトをする目的は「お金」です。

だからこそバイトに思い入れがなく、深く文章で書くことができなかったり、そもそもほとんどの就活生がバイトについて書くので埋もれてしまうことも多いのです。

 

よって、もしアルバイトについて書こうと考えている方はしっかりと差別化することを意識してください。

例えば、アルバイトで得た能力を面白い言い方に変換して伝えてみたり、「他のアルバイトとうちのアルバイトは全然違うんです!」ということを伝えてみるといった工夫が必要になりますね。それでないと埋もれてしまいますから。

 

こう説明してもまだガクチカがないと悩んでしまう人に向けて、更に詳しくガクチカの発想法を別記事でまとめておきました。

こちらを合わせて読み込んでください!

» 【ガクチカがない時の作り方】"すぐに作れる3つの方法"と書き方を共有!

 

ガクチカがないと悩んでいる場合、何か時間と労力をかけた事じゃないといけないと考えてしまっているんですね。

そうなんだよ。この記事で伝えたとおり、日常の中に他人がやらない行動をとっていることも多い。そうした行動を洗い出すことから始めよう!

ガクチカの書き方の例文5選

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それではこの章では、更に多くのガクチカ例文を共有していきます。

実際に作成したガクチカの例文を元に、自分が作成したガクチカと見比べましょう。

「もっとこうした方が良いかも」という気付きに繋げてくださいね!

 

例文① 部活動をテーマとしたガクチカ例文

 

【例文】

「所属する大学のサッカー部で、県大会優勝を目的に、新規練習メニューの考案に取り組みました。

既存のメニュー廃止に反対する部員もいましたが、議論の場を設け、データでチームの課題を示すことで説得に繋げました。

またこの時、チームが分離しないよう、誰の意見に対しても肯定から入るよう留意しました。

結果、県大会優勝を達成でき、変化することの重要性とチームに変化を及ぼすことの難しさを学びました。」(190文字)

 

» 部活がテーマのガクチカの書き方【絶対に評価される例文5選】

 

例文② アルバイトをテーマとしたガクチカ例文

 

【例文】

「私が大学時代に力を入れたことは、アパレルショップでのアルバイトです。なぜこのアルバイトに打ち込んだのかと言うと、それはお客様1人1人に自由にコーディネートを提案できる、自由度の高い仕事だったからです。

その結果、3年間のアルバイトを通して「満足度の重要性」を学びました。来客数は本当に少なかったのですが、来店されたお客様の購入率は非常に高い。

体型や悩みに応じたコーディネートを常に分析することで、それを提案し、常に「これは良いですね!」とお客様の口から発してもらえることを追求した結果、得られた学びです。

私が貴社に入社した暁には、常に「お客様は何に満足するのか?」加えて「なぜ満足したのか?」という視点を追求します。それを自分だけでなく、周りに共有することで必ず利益を上げることを約束いたします。」(347文字)

 

▼その他の例文はこちらの記事にまとめています

» ガクチカでアルバイトをテーマにした書き方【例文を共有!】

 

例文③ ゼミをテーマとしたガクチカ例文

 

【例文】

「私が学生時代に力を入れたことは、「人材マネジメント」をテーマにしたゼミでの活動です。

なぜ私がこのゼミ活動に力を入れたのかと言うと、10人の学生によるグループ研究を通して、チームで何か結果を出すことに打ち込みたいと考えたからです。

このゼミでの活動を通して、私が感じたのは「チームワークの難しさ」でした。

1人で研究するのではなく、10人で同じテーマを研究するからこそ、「役割分担→役割ごとの研究内容決め→それを研究する必要性を皆で考える・・・」といった細かい工程が重要。

1人1人が積極的に取り組んでくれるよう動機づけをする作業がいかに難しいか、そして重要なのかを再認識することができたんですよね。

貴社に入社した暁には、このゼミでの気づきを活かし、他の社員さんを巻き込んで大きな仕事を成功させる人材になることをお約束します。」(369字)

 

▼その他の例文はこちらの記事にまとめています

» 【例文あり】ガクチカでゼミ活動をアピールする書き方|4ステップで解説!

 

過去の先輩たちが書いたガクチカ例文が見れるサイトもある

就活は本当に孤独です。

何が正解なのか分からない状況では、他人が書いたエントリーシートなど見たくて仕方ないのではないでしょうか。

 

そんな時に本当に役立つサービスとして、「就活ノート」というサービスがあります。

これは無料の登録をすることで、他人が書いた実際に選考で通過したエントリーシートが2233枚見れるというサービスで僕が就活生の時はよく目を通していました。

ぜひ参考にして利用してみましょう!

 

▼一度就活ノートに登録すれば無料でエントリーシートが見られる!

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実際に選考通過したガクチカの例文

 

では実際に就活ノートに掲載されている例文を2つ紹介します。

どちらも実際に選考を突破した文章なので、非常に参考になりますよ!

 

▼JALの選考突破ガクチカ例文

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①ホテルのコンシェルジュとして3年間アルバイトをおこない、顧客満足度向上に貢献したこと。

②2015年、出身地の観光親善大使として国内外で行った年間70回以上のPR活動。

③平和ガイドサークルに所属し、留学生の方に英語でガイドを行なったこと。


出身地の観光親善大使として生まれ育った地元の魅力をもっと知り、大好きな地元に少しでも貢献したいと思い、力を注ぎました。

活動中多くの方と話しをする中で「●●公園と▲▲島以外にはどこがオススメか」という質問を多く受け、

地元の魅力が認知されていないことを痛感し、地元の奥深い魅力をもっと多くの方に伝えたいと考えました。

そこで、業務外の活動でしたがFacebookのページで「地元の方が集まる飲食店」や「ガイドマップには載っていないオススメスポット」などの情報を発信し、

1年で5,000リーチから3万リーチまでリーチ数を伸ばすことができました。

この経験からお客様がどんな情報を必要としているかを察知し、適切な場所やタイミングで提供していくことが重要だと学びました。(316文字)

 

▼ANAの選考突破ガクチカ例文

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カード会社のアルバイトで、電話での新規勧誘の応諾率アップのため、リーダーとして周囲を巻き込み、「応諾率20%アップ」目標達成に向けチームで尽力したことです。

顔の見えないお客様に対してのカード勧誘は難しいことでした。

まずは「応諾率20%アップ」という目標を掲げ、一体感を生み出し、次に個々の意識向上のためボードによる成績の可視化等を提案し実行しました。

自ら率先して周囲を巻き込み実行した結果、年度末に応諾率78%(前年比23%増)の好成績で全国2位となり表彰されました。

この経験から主体的な行動で周囲の信頼を得ることができ、大きな成果になると学びました。(270文字)

 

また就活攻略論でもガクチカの例文を10つ紹介しています。

別記事にて紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

 

▼就活マンが作成したガクチカの例文はこちらから!

» 【ガクチカ例文10選】これが評価されるガクチカだ!|構成説明あり

 

僕もこの就活攻略論を書き始めた時は、今読むと恥ずかしいぐらいしょぼい文章でした。しかし日々改良を重ねていくことで評価される文章になります。 

ぜひ最後の最後まで諦めず、できることはする!そんなマインドで就活に取り組んでいきましょうね!!

 

実際に他の就活生が書いたガクチカが見れるのは、自分のガクチカとの比較などに使えますね。これは利用しよう。

評価されないNGなガクチカ例文

 

ガクチカの例文を紹介したところで、評価されないようなNGな例文も共有します。

それぞれ「なぜNGなのか」という欠点も合わせて解説していきますね。

 

NG例文① 結論から書かれていない

 

まず評価されないガクチカとしては、結論から書かれていない文章ですね。

採用担当者は数多くのエントリーシートを読む必要があるので、結論から書かれていない文章は読み飛ばすこともあります。

 

【NG例文】

「私は大学時代、農学部に所属していたのですが、そこでは化学系の授業を中心に受けていました。私の大学は農学部に力を入れており、授業でも実際に実験をしたりと実践的な授業も多いです。そんな中、私が大学時代に力を入れたことは、農学部でのゼミ活動です。農学部に力を入れている大学のゼミだからこそ、得るものが多いと感じております。」

 

NG例文② 内容が表面的で薄い

 

次に内容が表面的で薄いガクチカも評価されにくいですね。

評価されるガクチカは、読むことであなたの性格や価値観、考え方を知ることができるような文章です。

事実をただ羅列するだけの表面的なガクチカだと、それらが伝わらずに評価されません。

 

【NG例文】

「私が大学時代に力を入れたことは、カフェでのアルバイトです。

ホールスタッフとして働いていたのですが、主にキッチンから出された飲料や食事の配膳、オーダーを取る仕事がメインでした。

昔から通っていたカフェだったので、店長とのコミュニケーションも取りやすく、非常に働きやすくてやりがいのあるアルバイト先です。」

 

NG例文③ 過剰に自慢が書かれている

 

次に、意外とよくあるのが過剰な自慢話になってしまっているケースです。

自慢をするのは良いのですが、それだけでなく、打ち込んだことを通してどんな変化があったのか、どんな学びがあったのかまで書くことが重要です。

そうしないと嫌味なガクチカになってしまい、読み手からの印象が下がるので。

 

【NG例文】

「私が大学時代に特に力を入れたことは海外旅行です。

アメリカ、中国、ロシア、フランス、イタリア、ドイツ、シンガポールなど、計10カ国を大学時代に訪れました。

英検も1級なので、現地の人とのコミュニケーションも楽に取ることができて、どれも非常に有意義な旅行になりました。

今後はアジア諸国をめぐりたいと考えており、日本だけにとらわれない視野を持つことを重要視しています。」

 

たしかにこれらの例文を読んでみると、評価されなさそう...って思いますね。

そうやって自分が書いたガクチカを採用担当者の視点で読み、評価してみることが重要だよ。

「自分が採用担当者だったら自分のエントリーシートを読んでみて、採用したいと思うかな?」って。もし採用したいと思わないなら、「それはなぜか」を追求しよう。

【補足】200字が上限の場合のガクチカの書き方

 

ガクチカを200文字で書いてください。

ガクチカを500文字で書いてください...

このように、企業によって求められるガクチカの文字数は異なります。

 

基本的に指定された文字数の9割は埋めるようにするのがベストなので、200文字が上限として指定されたら180文字〜200文字でガクチカを書く必要があります。

 

その中で200文字指定のガクチカが多いので、ここで解説しておきますね。

200文字の指定があった場合ですが、今回紹介した構成でも200文字に収まるため、紹介した構成で作成して大丈夫です。

 

僕が大学時代に力を入れた「挨拶」を200文字指定のガクチカとして書いてみます。

 

【200文字以内で書いたガクチカ例文】

「私が大学時代に力を入れたことは、ありきたりですが挨拶です。

ですが、誰よりも陽気に挨拶するようにしました。

なぜ挨拶に力を入れたのか。それは挨拶こそが、初対面の人とのコミュニケーションを円滑にする最も効果的な行動だと考えているからです。

実際に挨拶に力を入れてから、深い付き合いができる友人が増えました。

この誰よりも陽気な挨拶により、貴社の誰よりも信頼される営業マンとなり、貢献致します。」(199字)

 

このぐらいフランクなガクチカでも十分に評価される!テーマは挨拶という小さなことでも、「陽気さ」「親しみやすさ」といった人柄や、それらを大切にしているという価値観が伝わるから、響く会社には響くんだよね。

【補足】インターンの選考向けのガクチカの書き方

 

「インターンシップの選考でガクチカを要求されました」

そんな相談を受けることがあります。

 

インターンシップも基本的に就活の本選考と同じような質問をされます。

ガクチカ以外に志望動機や自己PR、長所や短所など、エントリーシートや面接で聞かれることはインターンだろうが本選考だろうが変わりはありません。

 

また、インターンシップの選考と本選考で書くべきガクチカの内容も変わりません。

よってインターンシップの選考でガクチカを要求された場合も、この記事で解説した書き方に沿って作成してくださいね。

 

たしかにインターンも本選考も「その会社に合うかどうか」の選考である点において同じですね。

そうなんだよ。だからインターンも本選考も対策は同じだよ。

ガクチカの書き方についてよくある質問

 

それでは解説しきれなかったことを、よくある質問として回答していきます。

それぞれ質問ごとに、より詳細に解説した記事も合わせて紹介するので、疑問があればクリアにしておきましょう。

 

質問① ガクチカは高校時代のことを書いても良いですか?

 

ガクチカに書くエピソードは、大学時代のことを中心に書くべきです。

なぜなら高校時代のエピソードを書いてしまうと採用担当者から「大学では何も力を入れていないの?適当に過ごしているの?」と思われてしまうから。

 

もしどうしても高校時代のエピソードを書きたい場合は、大学時代のエピソードと合わせて記載するようにしてください。

あくまでガクチカは大学時代を中心に、高校時代を書くなら補足としてですね。

» ガクチカで高校時代の話をしても大丈夫?|評価されるための対策!

 

質問② ガクチカと自己PRの違いは何ですか?

 

ガクチカと自己PRの違いですが、ガクチカは「学生時代に力を入れたことはなにか」という出来事・エピソードを中心に聞きたいのに対して、自己PRとは「あなたとうちの会社が合うと思う理由は何ですか」という適性部分に対する質問となります。

 

よって、ガクチカは「何に打ち込んだのか+なぜ打ち込んだのか+それを通してどう変化したのか」といったあくまでエピソードが中心となります。

 

一方で、自己PRは「私にはこうした強みがあります+この強みが貴社にこのように貢献できるでしょう(だから貴社と私は適性が高いと考えています)」という自身の強みが中心になってきます。

 

このあたり細かい解釈が難しいですが、それぞれ「何を聞いている質問なのか」という本質部分を確認しておけば問題なくエントリーシートに書けるので押さえておきましょう。

» 【ガクチカと自己PRの違い】就活ではどちらの方が重要か?

 

質問③ 書いたガクチカを添削してもらう方法はありますか?

 

書いたガクチカを添削してもらう方法は複数あります。

大学のキャリアセンター、就活エージェント、添削サイト、添削アプリなどが中心です。

それぞれの利用方法や注意点を解説した記事を書いたので、「ガクチカを添削して欲しい」という就活生は合わせて読んでください。

» ガクチカを添削してもらう手段4選|添削の注意点も解説!

 

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! 

何度も言いますが、ガクチカはどの企業からも聞かれる超頻出質問の1つです。

絶対に答えられるよう事前に対策をしておいてください。

 

ちなみにガクチカ以外の頻出質問について、すべて回答のコツから回答例をまとめた記事も書いています。

今回の記事を通して、ガクチカの対策が完了したら読んでくださいね。

» 【面接でよく聞かれること】"絶対に押さえるべき42問"の回答方法!

 

それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。

 

【本記事の要点】

  • ガクチカとは学生時代に力をいれたことのことを意味する。
  • ガクチカはどの企業からも質問される重要な質問である。
  • ガクチカの書き方のポイントは、結論から書いて論理的な文章にすること(長々と結論までたどりつかない文章にしないこと)、嘘をつかないこと、どんなテーマでも深堀りして自分の考えや価値観を伝えることが挙げられる。
  • ガクチカの書き方の構成として、おすすめは「結論+なぜそれに力を入れたのか+力をいれたことを通しての変化+締め」である。