こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
今回は”ガクチカで高校時代の話をしてもいいのか”について解説していきます。
就活で必ず聞かれる質問の一つがガクチカであり、中には「大学中は何も打ち込んでいないし高校時代の話を書いてもいいのかな?」と悩んでいる人もいるでしょう。
とくに高校時代に部活などですごい成績を出したことがある人は、その出来事をアピールしたいと思いますよね。
そこで今回は、そもそもガクチカで高校時代の話を書いても大丈夫なのか、企業から評価されるのかについて解説していきます。
また、高校時代のことを書く場合の例文や作り方のポイントも合わせて共有していきますので、ぜひ最後までチェックしてください!
就活で聞かれるガクチカでは、高校時代の話をしても良いのかどうか知りたいです!
たしかに悩むよね。高校時代の話をすることで企業がどう感じるのか、その点を伝えた上で具体的な対策まで解説していくよ!
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そもそもガクチカとは?
そもそも「ガクチカ」とは何なのか、この点について最初に共有しておきます。
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略語になります。
志望動機、自己PRと並んで”就活3大質問”と呼ばれるほど頻出の質問です。
では、企業はなぜこれほどまでにガクチカを重視するのか。
【ガクチカの質問意図】
- 大学時代を無駄に過ごしていないか?
- どんなことに興味を持つ人なのか?
- これまでどんな経験をして、どう乗り越えたのか?
企業がメインで知りたいことはこんな感じかと。
採用試験の過程で就活生自身のことを把握するために、かなり有効な質問となることから、毎年頻出の質問となっています。
なお、ガクチカの基本的な作り方については以下の記事にまとめています。
企業の評価ポイントを押さえた上で、最適な文章構成を元にガクチカを作っていくことができるので、こちらも合わせて参考にしてくださいね!
頻出質問だからこそ、大きなアピールポイントにもなるんだ。そのため、ガクチカ対策は必須事項なんだよ。
【結論】ガクチカで高校時代の話をするのは避けるべき
結論からお伝えすると、「ガクチカで高校時代の話をするのは避けるべき」です。
高校時代の話を避けるべき理由は主に以下の2つ。
【高校時代の話を避けるべき理由】
- 就活でのガクチカは「大学時代」を指すから
- 大学では何もしてこなかったと思われるから
理由① 就活でのガクチカは「大学時代」を指すから
就活で質問されるガクチカは、基本的に「大学時代のこと」を指します。
これについては実際に、人事をされている方に聞いたところ誰に聞いても「大学時代に何に打ち込んだのか知りたい!」と仰っていましたね。
面接官の意図は「大学時代に何を学んだのかを知りたい」です。
それに対して、高校時代の話を出してしまうと質問の意図を理解できないとマイナスな印象を与えてしまうのです。
理由② 大学では何もしてこなかったと思われるから
2つ目の理由は、大学では何もしてこなかったと思われてしまうからです。
面接官としては大学のことを聞いているつもりなのに、高校時代の話をいきなりされると「なんで大学時代の話をしないのか?」と不自然に思われてしまいます。
大学時代の話をあえて避けているような印象を受けるので、大学では何にも打ち込んでこなかったのかな?と思われてしまいかねません。
発想を変えればガクチカは作れる!
「ガクチカとして書けるようなことが、そもそも思いつかない…」という就活生もいるでしょう。
ガクチカと聞くと「長期間打ち込んできたこと」といったイメージがありますが、そんなことはありません。
僕自身も大学時代には、とくに何かに打ち込んだことはありませんでした。
ただ、少し発想を変えただけでオリジナリティのあるガクチカを作れるようになったんです!
その具体的な方法は以下の記事に全てまとめています。
ガクチカがないと悩んでいる就活生は、他の就活生と差別化できる、自分だけのガクチカが作れるようになるので、ぜひ参考にしてください!
【注意】高校時代のガクチカを別で質問されることもある
企業によってはエントリーシートにて「高校時代に打ち込んだことは何ですか?」と別途質問する企業もあります。
実際に僕がエントリーした企業の中には、「小学校時代・中学校時代・高校時代・大学時代それぞれに打ち込んだことをすべて記入してください」というエントリーシートがありました。
企業側もわざわざ高校時代などの過去の話が聞きたい場合は、そのような形で別途質問してくることがほとんど。
よって、基本的にガクチカは大学時代の話を書くことと認識しておきましょう。
たしかに大学生に「打ち込んだことは?」と聞いて、高校時代の話をされたら面接官は「ずいぶん昔のことを話すな...」となりそうですね。
そのとおり!ガクチカは大学時代にどんなことに打ち込んだのかな?という面接官の意図があるんだよ。だからガクチカは、基本的には大学時代に打ち込んだことを書こう!
ガクチカで高校時代のことを書きたい場合の対策【例文付き】
大学時代のことで書けるような内容がなく、どうしても高校時代の話を書きたいという就活生もいるでしょう。
そんな場合は、大学時代に繋がるような内容に仕上げるのがおすすめです。
以下のいずれかのパターンでガクチカを作成しましょう。
【高校時代の話をガクチカで書く場合のパターン】
- 大学時代まで続けていることを書く
- 大学時代にも活きた経験を書く
パターン① 大学時代まで続けていることを書く
【例文】
「私は高校時代から英語の勉強に打ち込んできました。
高校時代に海外ドラマにハマっていたのですが、そんな時、私のクラスにアメリカから交換留学生がきました。大好きな海外ドラマの話で仲良くなろうと思っても、全く言葉が出てこずに悔しい思いをしたのが本気で英語の勉強を始めたきっかけです。高校を卒業する頃にはTOEICで900点を超えることができ、大学も外国語学部に入学しました。母国語以外を習得したことで今まで知らなかった世界の情勢を知ることもできました。
英語を習得したことで視野が広がり、多様な価値観を受け入れられるようになったのが大きな学びです。
貴社に入社した暁には、さまざまな価値観を持った人々が生きやすい世の中にするための事業を積極的に企画していきたいです。(327文字)」
上記の例文は高校時代から英語を学んでいるという内容ですね。
高校時代にTOEICで高得点を獲得したことを取り入れつつ、大学でも継続的に勉強を続けていることを記載しています。
具体的な英語スキルと継続力があることをアピールできています。
また、英語学習から得た学びと入社後にそれをどう活かしていくかまで入れているので熱意も伝わりますよ!
パターン② 大学時代にも活きた経験を書く
【例文】
「私が学生時代頑張ったことは、高校の文化祭の実行委員です。
年に一度のイベントを素晴らしいものにしたいと自ら立候補しました。はじめは企画して実行するだけの楽しい役割だと思っていましたが、いざ経験すると全く違いました。実行委員の活動時代は文化祭の半年前から始まり、企画の立案から装飾や機材、広告の準備など多くの仕事がありました。私は一人だと比較的何事も器用に行えますが、みんなで協力するチームワークとコミュニケーションの大切さを学びました。一人では限界があることでもチームで行うことで達成できることは多いと思います。
この経験から大学のゼミでもコミュニケーションを疎かにせず取り組んでいました。
社会人になってからも自分の部署だけで仕事は成り立たないと思うので、身につけたコミュニケーション力を活かしてチームワークの向上に貢献していきます。(365文字)」
上記は高校の文化祭の経験をもとにしたガクチカ例文です。
高校時代の経験を通して学んだことが、現在の自分の強みであるという内容ですね。
どんな経験をしたかだけではなく、「その経験から何を学んだのか」「大学や社会人になってからどう活きるのか」を書くのがポイントですよ!
ガクチカから学んだことを伝えるのには、コツがあります。
学んだことをどう文章に落とし込めばいいのかわからない人は、以下の記事を読んでみてください。
【補足】すごい成績は特技の欄に書くことがおすすめ
全国大会で上位に入賞したなどの「すごい成績」を高校時代におさめている人は、ガクチカではなく「特技」や「自己PR」の質問欄に書きましょう!
ガクチカはやはり大学時代の話を聞きたいという面接官の意図があるので、それに沿うためにも大学時代に打ち込んだことを書くべきです。
しかしその成績をアピールしないのは非常にもったいないので、特技や自己PRに書いてみましょう。
では高校時代の経験を活かした特技の例文をご紹介します。
【高校時代の成績を活かした特技の例文】
「私の特技は野球です。小学生の頃から今までずっと続けており、高校時代は全国大会に出場し入賞することもありました。しかしそれ以上に野球を通して「他のメンバーへの気遣い」の重要性を非常に強く認識することができたことが何よりの学びです。心・技・体の3つ全てを学ぶことのできるスポーツなので、今は趣味として大切にしております。(112字)」
ポイントは「すごい成績」が嫌らしくならないことですかね。
すごい成績を残しつつも、そこから学んだことの方が自分にとって重要なんですよ!という謙虚な姿勢をアピールしてみました。
このように、エントリーシートに書くことはガクチカだけではありません。
よって、全体の質を高めることも非常に重要になってきます。
そこで今回、エントリーシートの通過率が9割以上だった僕が、実践していたエントリーシートの質の高め方を別記事にまとめました。
質の高いESを作る方法を知りたい就活生は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
高校の話を入れる場合は大学時代に繋がるように書くのがポイントですね。
大学でも続けたことや大学でも活きた経験を書くのが大事なんだよ。
高校時代の話を含めたガクチカの作り方
では最後に、高校時代の話を含めたガクチカの作り方をご紹介していきます。
前章で「大学時代まで継続していること」「大学時代にも活きた経験」を書くのが大事だとお伝えしましたよね。
上記のようなガクチカを作成するには、以下の2つの対策が必須です。
ガクチカで高校時代の話を書きたいと考えている就活生は必ず行ってくださいね!
なお、高校時代のエピソードを含め、いろんなパターンのガクチカ例文については「【ガクチカ例文15選】これが評価されるガクチカだ!|構成説明あり」にて詳しく解説しています。
「まずは参考となる例文が知りたい」という就活生は必見です。
【高校時代を含めたガクチカを作るための必須対策】
- 自己分析を徹底的に行う
- 就活エージェントを利用する
- 就活コミュニティに参加する
対策① 自己分析を徹底的に行う
高校時代の内容を含めたガクチカを作るには、自己分析を徹底的に行うことが重要。
企業がガクチカを聞くのは、あなたの価値観や経験を通して得た強みなどを把握するためです。
過去の経験から何を学んだのか、自分はどんな価値観を持っていて何が強みなのかを把握するために自己分析は必須といえます。
自己分析を行うことで、自分の魅力を明確に面接官に伝えられるようになりますよ!
ガクチカで高校時代の話を書くためには、かなり昔の経験から洗い出し自分の価値観を深掘りしていく必要があります。
そのためには浅い自己分析だけではNG。
徹底的に自己分析を行い、面接官に評価されるガクチカを作りましょう。
自己分析のやり方は以下の記事にて解説しています。
かなりボリュームはありますが、これを読むだけで具体的な方法がすべて分かりますよ!
対策② 就活エージェントを利用する
次に有効なのが、就活エージェントを利用することです。
就活エージェントとは、面談を元にして自分に合った企業を紹介してくれるサービスのこと。
企業の紹介だけでなく、ESの添削など選考対策も行ってくれるんです。
就活エージェントは企業の採用担当者とつながっていることがほとんどなので、「どんなガクチカが評価されるのか」を把握しています。
高校時代の話をガクチカに入れたい場合にも、どのように書けばあなたの魅力が伝わるかを具体的にアドバイスしてもらえるでしょう。
ガクチカを評価してもらいつつ、企業も紹介してもらえるなんて一石二鳥ですよね!
ただ、就活エージェントは数も多いのでどれを選べばいいか迷ってしまいがち。
就活を7年研究し続けてきた僕がとくにおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」ですね。
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▼就活エージェント利用者の声
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— もっぷ (@AZalivem) May 12, 2021
ちなみに、上記以外の就活エージェントは以下の記事でまとめています。
僕が心からおすすめできる就活エージェントだけを厳選したので、「他の就活エージェントについても知りたい」「就活エージェントのメリットデメリットも知っておきたい」という就活生は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
対策③ 就活コミュニティに参加する
3つ目の対策は”就活コミュニティに参加すること”です。
就活コミュニティとは、就活に関する情報提供や選考対策を専門に行うコミュニティのことを指します。
コミュニティに参加すれば、ガクチカはもちろん、自己分析からエントリーシートの添削までをプロのアドバイザーから受けることが可能。
加えて、他の就活生とも繋がれるので、ブラッシュアップがしやすいんですよね。
就活コミュニティの中で僕が圧倒的におすすめするのが「イロダスサロン」です。
就活コミュニティは選抜型(入るのに試験がある)が多い中、自由登録型なので、枠さえあればどんな就活生でも参加することができます。
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ガクチカをブラッシュアップする上で、これだけ恵まれた環境はなかなかないですよ!
【イロダスサロンの利用方法】
引用:イロダスサロン「トップページ」
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自分で高校時代の話を入れたガクチカを作れても、これでいいのか不安ですね…。
そうだよね。だからこそ、就活エージェントや就活コミュニティを活用するべきなんだ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
ガクチカで高校時代の話をしても良いのかについて、網羅的に解説してきました。
冒頭でお伝えしたとおり、ガクチカで高校時代の話は避けるべきです。
しかし、どうしても書きたい場合には大学時代につながっている経験だということが伝わるガクチカを作りましょう。
そのためにも自己分析で徹底的に自分の価値観を深掘り、就活エージェントや就活コミュニティを活用するのが最適な対策です。
ぜひ今回ご紹介した例文も参考にして、評価してもらえるガクチカに仕上げてみてください!
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう。
【本記事の要点まとめ】
- 企業の質問意図とズレることから、ガクチカで高校時代の話は避けるべきである。
- 高校時代の話を書きたい場合は「大学まで継続していること」「大学時代にも活きた経験」を書くのが重要なポイントである。
- 高校時代にすごい成績がある場合は「特技」や「自己PR」の欄に書くのがおすすめ。
- 高校時代を含めたガクチカを作るには「自己分析」「就活エージェント」「就活コミュニティ」を利用するのがおすすめ。
今回の記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/