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★本日の就活攻略論お品書き
- 就活ではガクチカがなぜそれほどに重要視されるのか?
- ガクチカから学んだことの評価ポイント
- ガクチカから学んだことの書き方
- 【重要】他の就活生がガクチカから何を学んだのか参考にしよう!
- ガクチカから学んだことの例文
- 【一覧】ガクチカから学んだことの代表例
- とにかくガクチカでは「なぜ」がポイントだと認識しよう
《本日の記事が解決する悩み》
・ガクチカから学んだことの書き方が知りたい
・面接官から評価されるような言い回しで書きたい
「読むだけで就活を圧倒的有利にしよう。」
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皆さん、こんにちは!僕のガクチカは圧倒的読書でお馴染み、就活マンです。
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
ガクチカ(学生時代に最も打ち込んだこと)からどんなことを学んだのかをうまく面接官に伝えるにはどうすれば良いでしょうか?
なるほど!ガクチカから何を学んだのかを伝えるにはコツがあるんだ。今回はそれを解説していくね!
ガクチカ(学生時代に最も打ち込んだこと)から何を学んだのか。それをどう書けばよいかと悩んでいる人は多いと思います。
ガクチカは3大質問と呼ばれる程に頻出の質問だからこそ、学んだことをうまく伝えることは重要です。
そこで本記事では面接官にうまく伝え、かつ評価されるために、わかりやすくガクチカから学んだことの書き方を「4つのステップ」で解説します!
▼ガクチカから学んだことを書くための4つのステップ!
就活ではガクチカがなぜそれほどに重要視されるのか?
まず最初に、就活でのガクチカの重要性について解説します。
ガクチカは「志望動機」「自己PR」と並んで頻出の質問であり、三大質問とも呼ばれています。ではなぜそれほどまでに企業はガクチカを重要視するのか?
その理由は大きく2つあります。
興味関心を知ることで性格を理解するため
まず最初にガクチカを聞くことで、その人の興味関心を知ることができますよね。
何に打ち込んだのか、それはその人の興味関心をそのまま示しています。
そして興味関心を知ることができれば、その人の性格まで理解することができます。
例えばあなたが初対面の人と出会った時のことを想像してください。
「あなたは休日何をしているんですか?」と質問した回答として「漫画喫茶に行って漫画を読むことが多いですね!」と回答されたら、その人の性格をどう判断するでしょうか?
僕ならば「一人の時間が好きなのかな?」「まったりとした性格なのかな?」と判断します。
そう判断することができれば、後はそれを本人に聞くだけです。
「一人の時間が好きなんですか?」と。
そうすれば相手からは「そうですね。一人の時間を大切にしています。人付き合いがそんなに得意ではないので」などの回答をもらうことができるでしょう。
このようにその人が何に打ち込んでいるのか?何をするのが好きなのか?、という興味関心を始めに聞くことでその人の性格を判断する材料を手にすることができます。
就活において人事は「その人の性格を把握し、自社との適性を測ること」を第一としています。早期で辞められることが一番のリスクですからね!
よってガクチカを聞くことによって、その人の興味関心を知り、それを性格を判断する材料にするためにエントリーシートでは聞いてくるのです。
なるほど、ガクチカを聞くことによってその就活生の興味関心を聞き、そこから性格を判断していくのですね。
そのとおり。エントリーシートや面接など少ない時間で人を判断するためには、性格が出やすい質問をするのが一番だからね!
どのように打ち込んだのかを知ることで思考の深さを把握するため
次にガクチカはその「打ち込み方」によって、その就活生の思考の深さを把握することができます。
これはどういうことかと言うと、例えば「野球に打ち込んだ」という人がいて、「なぜ野球に打ち込んだのか」「どんな目標を設定していたのか」「どんな工夫をして野球の技術を磨いていたのか」「野球を通してどんなことが身についたのか」などなど、野球に打ち込むにあたって考えられることは多くあります。
これらをしっかりと考えて打ち込んでいたのかどうか?
そういった思考の深さを知ることで、その学生のポテンシャル(可能性)を掴むことができるんですよね。
A:なんとなく野球が好きだから打ち込みました。
B: 野球によってチームワークを学びつつ、どうすれば他人のやる気を出すことができるのかを探求することができるので野球に打ち込みました。
ビジネスでなければ、別に「なんとなく野球が好き」というのは素晴らしいかもしれません。
しかし、新卒採用はビジネスです。企業は利益を上げる必要がある。そうなった時に今、どこの企業でも求められているのは「自分で考えることができる人」つまりは思考が深い人です。
(工場での単純作業などのアルバイトなら、むしろ思考が浅く、従順な人が求められるかもしれませんが、就活をして正社員として働く場合はほとんどそうではないので)
学生時代に最も打ち込んだこと、その打ち込み方や考え方を知ることで思考の深さを知ることができるので企業はガクチカを聞くのです。
たしかに打ち込むにあたっての考えがしっかりしている人の方が、優秀な人材として評価できますよね!
そのとおり。何も考えず大学生活をただ過ごしてきた人よりも、考えて過ごした人の方が評価されて当然だからね。
ガクチカから学んだことの評価ポイント
企業がどんな目的を持ってガクチカを聞くのか理解できたと思います。
そして目的さえわかってしまえば、それを満たすような回答を示すことで評価されることができるんですよね。
面接官が「喉が乾いている(何か飲みたい)」という状況にあることがわかっていれば、飲み物を差し出せば良いように、まずは相手の目的を把握してから、それを満たす方法を考えるのが攻略法なのですから。
では僕が就活生の時に、ガクチカを書く上で徹底していた2つの評価されるポイントをここでは紹介したいと思います。
評価ポイント① 納得性が高い(論理的である)
まず第一に、納得性の高い文章。つまり論理的な文章は評価されます。
よく「論理的」という言葉を耳にするかと思いますが、ほとんどの人が「論理的な文章とは?」と聞かれても答えることができません。
では論理的な文章とは何か?
それは「なぜ?」とツッコミを入れる必要のない文章のことです。
【論理的な文章】
読み手が「なぜ?」とツッコミを入れる必要がないよう、主張に対して理由がしっかりと書かれている文章のこと
これ、エントリーシートにおいてめちゃくちゃ重要なので覚えておいてください。
例えば「私はチームワークが重要だと考えており、野球に打ち込みました」という文章ですが、これに対して読み手は「なぜチームワークが重要なの?」と疑問を持ちます。
そして「なぜチームワークが重要なのか?」という回答にこそ、その人の性格や価値観が表れるので、そこが聞きたいんですよね。
このように「なぜ」というツッコミを入れる必要のある文章では、面接官に対して自分の考えや価値観が伝わりにくいので、ぜひ論理的な文章にこだわってください!
そうすれば必ず評価されることができますし、論理的な文章はそもそも読みやすい(一度読んだら理解しやすい)ので面接官にとっては最高な文章となるのです!
論理的な文章と言われても漠然とした認識だったのですが、「なぜとツッコまれない文章」と言われると理解ができました!
論理的な文章が書ける人というのは、常に「なぜ」を追求している人なんだよね。普段からそういう癖がない人でも就活ではあらゆることに「なぜ」と追求する癖を付けて見よう!
評価ポイント② 読んだ後に記憶に残る
まず論理的な文章が書ければ、それだけで評価されるでしょう。
しかしそれだけでは足りません。
いくら論理的な文章でも、読んだ時に何も感じない、ありきたりな内容であれば評価しようがないからです。
先程の例を使いましょうか。
「私はチームワークが重要だと考えており、野球に打ち込みました」
↓ 論理的な文章に変換
「私はチームワークがあると、他人との意思疎通がしやすくなるのでチームワークを重要だと考えています。だからそれを学ぶために野球に打ち込みました。」
正直、論理的ですが読んだところで「ふーん」としか思いませんよね?
内容が非常にありきたりなので、評価しようがないのです。
では、この文章の言い回しを少し工夫してみましょう。
「私はチームワークがあると、他人との意思疎通がしやすくなるのでチームワークを重要だと考えています。だからそれを学ぶために野球に打ち込みました。」
↓ 言い回しを工夫
「私は他人に自分から歩み寄ることで信頼が生まれ、それがチームワークに変わることで他人と家族のようになれると考えています。それを体現したのが打ち込んだ野球です。」
これを読んだ時にあなたはどう感じますか?
「自分から歩み寄ることで信頼が生まれるのか!」「ん?家族のように?」と少し興味を誘われないですか?
僕はこのように「相手の興味を誘う言い回し」の重要性をあらゆる記事で唱えています。
このように相手が興味を示す言い回しを使うことによって、相手の記憶に残りやすくなり、かつ「会って話を聞いてみたい!」と考えるのです。
エントリーシートの役目は人事に「会ってみたい」と思わせることなので、ぜひこのテクニックを利用し、評価されましょう。
なるほど!読んで「ふーん」となるだけの文章では、たしかに記憶に残ることはできないし、他のエントリーシートに埋もれてしまいますよね。
そうなんだ。特に知名度の高い人気企業にエントリーシートを出す時は、人事の記憶に残るための工夫を撃ちまくる必要があるよ!
ガクチカから学んだことの書き方
では面接官の視点に立っての、ガクチカの重要性と評価のポイントを把握したところで、この章では実際の書き方を解説していきます。
冒頭で話したとおり、この記事では4つのステップで「ガクチカから学んだこと」を完成させるので、ぜひ各ステップに沿って書いてみてくださいね!
▼ガクチカから学んだことを書くための4つのステップ!
STEP① なぜそれに打ち込んだのかを明確化する
打ち込んだことを決定した後は、「なぜそれに打ち込んだのか?」を明確化することが重要です。
なぜなら面接官が重視するポイントは思考の深さであり、打ち込んだ理由がしっかりしていれば「この就活生は考えて行動できる人だ」と評価しやすいからですね。
ちなみに僕は大学時代に「読書」にとにかく打ち込んでいました。
「なぜ読書に打ち込んだのか?」と自分自身に質問すると「社会人になってすぐに活躍できるようにするため」と答えることができます。
ここで重要なことは「なぜ」をベースに質問する場合は、深掘りできるところまで深掘りすることですね。
「社会人になってすぐに活躍できるようするため」ということに対して、更に「なぜ読書は社会人になって活躍することに役立つのか?」という深掘りをすることが可能ですよね。
「なぜ読書に打ち込んだのか?」
↓
「社会人になってすぐに活躍できるようにするため」
↓
「なぜ読書は社会人になって活躍することに役立つのか?」
↓ 更になぜと深掘りをする
「読書では営業力やコミュニケーション力に関する基礎的な教養を身に付けることができるから」
「なぜ」という質問はすればするほどに本質に近づいていきます。
本質に近ければ近いほど、納得性の高い文章を作ることができるのでとにかく深掘りをすることをエントリーシート全体で心がけてみてください。それだけでエントリーシートの質が格段に上がり、読み手に「考えが深い人だな」と評価されることができますよ!
STEP② なにを学んだのかを明確化する
次に「なにを学んだのか」を明確化していきましょう。
これはSTEP①でおこなった「なぜ打ち込んだのか?」に対する回答になりますね。
僕の場合は読書に打ち込みましたが、その理由は「社会人になってすぐに活躍できるよう基礎的な教養を身につけるため」でした。
よって、なにを学んだのかというのは「基礎的な教養」になりますよね。
単純に「基礎的な教養」だけではあまりに薄いので、どんな教養かを深掘りしておきます。
「雑談の重要性や心理学を中心として学ぶことで営業に必要な基礎的な教養を身に付けけた」のようにより具体的な内容を書いた方が面接官は理解しやすいですね!
STEP③ 学んだことを「興味を誘う言い回し」に変換する
次に学んだことを更に“読み手の興味を誘う言い回し”に変換します。
正直言って、「大学時代に読書に打ち込んでいました」からの「読書によって雑談の重要性や心理学を中心として学ぶことで営業に必要な基礎的な教養を身に付けることができました」という文章は、ありきたりですよね。
それこそ読み手は「ふーん」としか思いません。
よって、これを興味を誘うような言い回しに変換していきます。
【ありきたりな文章例文】
「大学時代に読書に打ち込んでいました。読書によって雑談の重要性や心理学を中心として学ぶことで営業に必要な基礎的な教養を身に付けることができました。」
↓ 興味を誘う言い回しに変換する!
【興味を誘うような文章例文】
「大学時代に読書に打ち込んでいました。読書によって「偉人の人生」を追体験することで、雑談が得意な人の脳、相手の心理を操ることが得意な人の脳など、社会人になって利用できる様々な「脳」を教養として自分のものにすることができました。」
いかがでしょうか?
僕は読書を「偉人の人生を1500円で追体験できること」だと考えています。
だから大学時代から本にはお金を掛けてきました。費用対効果が高いので!
他にも言い換えると、筆者の考えていることを丸々盗むことができるのが読書だと考えていて、それは「偉人の脳」を自分のものにすることと言い換えることができます。
このように読み手が興味を示すような言い回しを考えてください。
よく「言い回しが変換できません」という質問を頂きますが、ここを自分で考えることで他人と差別化することができます。
更には自分で言い回しを考えたことでないと、面接で説明することができません。
よってこのステップにはいくら時間を掛けても良いので、読み手の興味を誘うような言い回しを考え抜いてくださいね。
STEP④ 社会人になってから学んだことがどう活きるか考える
それでは最後のステップです。
ガクチカは最後に、「学んだことを社会人になったらこう活かします!」という文章で締めると綺麗に決まるので、学んだことが社会人になってからどう活きるかを考えてみてください。
それでは僕が作成した例文を完成させましょうか!
接続する文章などを違和感なく追加することによって、次のような文章を作成することができます。
【完成した例文】
「私は学生時代に読書に打ち込みました。読書に打ち込むことで、社会人になってすぐに活躍するための基礎的な教養を身に付けようと考えたからです。月に20冊以上の本を自腹で買い集め、「偉人の人生」を追体験することで、雑談が得意な人の脳、相手の心理を操ることが得意な人の脳など、社会人になって利用できる様々な「脳」を教養として自分のものにすることができました。ここで得た教養を元にすることで、先輩社員の方々からのアドバイスを最速で自分のものとして、活躍していきます。」
【重要】他の就活生がガクチカから何を学んだのか参考にしよう!
ここまでお疲れ様でした!
ガクチカから学んだことの書き方が分かりましたか?
ステップ①〜④の手順を丁寧に実行することで、「どんなことに打ち込んだのか」よりも「どんなことを学んだのか」に興味がいくような素晴らしい文章を書くことができるようになります。
ここで補足があります。自分の文章を磨く方法として、必ず「他人のガクチカ」を読むことを実践してください。
僕はこれまで数百のエントリーシートを添削してきたので、就活生がどんなガクチカを書くのか理解しています。
だからこそ「こう書けば差別化できるな!」とか「こんな言い回しは他の就活生はしないよな!」と考えることができるんですよね。
そこでみなさんも“他の就活生のレベル感”を把握する必要があります!
方法としては簡単でして、「就活ノート」または「ワンキャリア」などの無料で他人のエントリーシートを見れるサービスを利用しましょう。
(例として就活ノートなら2233枚のエントリーシートを無料で見ることができます。)
これらのサービスについてですが、おすすめのサービスを使い方を含めて別記事で詳しく解説しているので、参考にしてください!そうすることで、他の就活生の理解、つまり敵の理解を深めることができますからね!
▼就活マンが唯一おすすめするサービスまとめはこちら!
» おすすめの就活サービス完全まとめ【5/4更新】|利用目的別まとめ
ガクチカから学んだことの例文
次にこの章では、よりイメージを明確化してもらうためにいくつかステップ①〜④の手順に沿って作成した例文を紹介しようと思います。
打ち込んだこととしてそれぞれ「学業」「ゼミ(研究室)」「アルバイト経験」「趣味」を例に挙げていくので、ぜひ参考にしてみてください。
ガクチカ例文:学業
「私は大学時代、化学の勉強に打ち込みました。化学に打ち込むことで、物事の本質を見極める目を養うためです。主に生物についての研究を行なっていたのですが、私たちの体の中で起こる現象のすべてに「なぜ」を追求することで、頭の中で常に「?」が巡る生活を送るほどに論理的な思考が身につきました。今後社会人になれば、全く新しい環境で新しい業務を行うことになります。しかしその都度、「その業務の本質」を追求することで効率的に業務をこなしていこう、そう考えております。」
ガクチカとして学業についてアピールする方法は、別記事でも詳しく解説しています。
エントリーシートで「大学時代、学業について打ち込んだことは何でしょうか?」という質問に出会った場合は参考にしてください。
またガクチカとして学業について書こうとしている人も要チェックです!
ガクチカ例文:ゼミ(研究室)
「私は学生時代、ゼミでの活動に最も力を入れました。ゼミでは「アメリカの観光地」についての研究を行なっていたのですが、大学での研究という名目で“誰よりも現地調査をする行動力”を身に付けたいと考えたのです。アメリカに住んでいる友人を経由して、現地のアメリカ人計100人に直接調査することで、説得力のある研究内容とともに、周りに引かれるほどの行動力が身についたと考えています。社会人になった暁にはこの行動力を活かして、誰よりも足で情報を稼ぐことを徹底することで活躍しようと考えています。」
この例文ではあえて調査内容を不明確化することで、「面接で詳しく話を聞いてみたい!」と人事に思わせる戦略を使っています。
またこうした「行動力」は評価する企業が非常に多いのも特徴なので、大学時代にガクチカで行動力を得たような人は積極的に利用していきましょう。
ガクチカ例文:アルバイト経験
「私は大学時代アルバイトに打ち込みました。アパレルの販売業務だったのですが、お金以上に「売る交渉術」を身につけるために打ち込みました。具体的には全国No1の社員さんの一挙手一投足を全てメモして、売るための話術を学んだのですが、それによってたとえ「そこに落ちているゴミ」でも売れるほどの営業力が身についたと考えています。社会人になった後も、相手のニーズを最速で掴む方法を活かしてどんな取引先からも愛される、そして会社には数字で貢献していきます。」
ガクチカとしてアルバイトを書く人は非常に多いです。
僕は「アルバイトかサークルについてガクチカで書く人が9割」と言っているほどに、その数は多いため、ガクチカにアルバイトを書く場合は、徹底的に差別化できる内容を書く必要があります。
この例文の場合でも、社会人になってからも数字にこだわる意思の強さを示したり、「そこに落ちているゴミも売れる」といった興味を誘う言い回しを適応することによって他の就活生との差別化を測っています。
ちなみに「そこに落ちているゴミも売れる」なんてのは、別に実際に売れなくても良いわけで、これは表現です。嘘を付くことはだめですが、盛るぐらいしないとアルバイト経験で差別化を測ることはできませんからね!
ガクチカ例文:趣味
「私は大学時代、趣味として映画鑑賞に打ち込みました。映画は自分の感性を広げる最もコスパの高い趣味だと考えたからです。映画館で月に10本、ネットでも月に20本ほどの映画を鑑賞しますが、これによって「10倍速でイメージを広げる能力」を得ることができました。これは映画を趣味にする前と比べて、何かアイデアを出す際に10倍ほどの早さでアイデアを出せるようになったことを示します。これからの時代は商品にストーリーや他とは違う感性が求められる時代だと考えています。社会人になった後はこの想像力を活かし、素晴らしい商品を生み出していきたいと考えています。」
ガクチカとして趣味について書くこともおすすめです。
趣味は自分の興味関心をまさにそのまま表したことであり、自分の性格について伝わりやすいです。更には趣味なので、面接で詳しく聞かれた時に熱く語ることができますよね。
全く打ち込んでいないことをガクチカで書いてしまうと、エントリーシートならじっくり考える時間があるので良いのですが、面接で深掘りされると答えられないことがほとんどなので、気をつけてくださいね!
学生時代に打ち込んだことは、“本当に打ち込んだこと”を書かないと、面接で答えられないということですね。
その通り!嘘を書くことのデメリットは面接でバレることなんだよ。
打ち込んだことがない場合はどうすれば良いですか?
ガクチカがない場合の対処法はこっちの記事に書いたから、参考にしてほしい!
【一覧】ガクチカから学んだことの代表例
例文を見たところで、よくある質問への回答をしていきます。
ガクチカに関する質問としては、「ガクチカから学んだこととしてどんなことがありますか?」という質問を多く頂きますね。
もちろん学んだことなんてのは無数にあるので、これ!というのはありませんが、代表的な学んだこと(身についた能力)をここでは簡単に紹介しようと思います。
学んだこと:チームワーク
「チームワーク」は学んだこととして、非常におすすめですね。
なぜなら会社はチームの集合体だからです。
数人、数十人で構成される各部署が集まって、1つの企業になります。
つまり会社はチームワークによってなりたっているとも言い換えることができるのです。よってチームワークがあることをアピールすることは、どんな会社にもプラスとして受け取られますね。
余談ですが、僕はチームワークが嫌いな人間で単独行動が好きです。
上司という存在が大嫌いなので(上から命令しないで!ってなるw)、会社という組織には合いませんでしたね...。
学んだこと:積極性
次に「積極性」もアピールできる人はアピールすべきです。
新卒に求めるのは即戦力ではなく、可能性なので、積極的に自分から学ぶ姿勢がある人を企業は必要としているからですね。
ちなみに積極性のある性格じゃない人が、積極性などを書く場合がありますが、面接でほぼバレますし、そもそも企業としては「積極性を見込んで採用した」のに、入社後に積極的な人材でないとなると、ミスマッチが起こるので注意してください!
学んだこと:継続力
次に「継続力」も重要な能力です。
新卒採用において「辞めにくさ」は最強の武器になります。新卒は3年は働いてくれないと企業としては赤字なので、とにかく早期退職をしない人物が好まれますね。
よって継続力を企業は重視しています。ストレス耐性などもこれに当てはまります!
ちなみにですが、僕が人を採用する時は必ずこの「継続力」を見ます。
例えば「筋トレを継続している人」なんかを採用しますね。
筋トレはすぐに成果が見えにくいことです。それを継続して続けられるのは、本物の継続力がある証拠だからです!ぜひ筋トレをしているよ!って人は、男性でも女性でもガクチカとしてアピールしてみましょう。必ず評価されますよ。
学んだこと:創造力
「創造力」をガクチカから学んだこととしてアピールするのも良いですね。
企業が中途ではなく新卒をわざわざ採用する理由の1つに、「社内に新しいアイデアを持ち込む」というものがあります。
既存の社員だけの発想には限界があるので、若くてクリエイティビティのある新卒を採用するというわけです。
そこで「私はあなたの企業に新たなアイデアを提供します!」という姿勢を見せることが効果的でして、その場合は面接の逆質問の時間なんかに、その企業に採用して欲しいアイデアなんかを持っていくと評価されるのでおすすめです!(僕は全企業にこれをやって評価されてました。)
学んだこととして、どんなことをアピールするかによって面接官に与えるイメージが大きく変わりますね。
そうなんだ。だからこそ、自分を一番に表せるようなことを書くべきだよ!
とにかくガクチカでは「なぜ」がポイントだと認識しよう
本日の記事でお伝えしたい「ガクチカで学んだこと」はすべて伝えきりました。
しかしせっかくなので、この記事を通して選考対策として最も重要な「なぜ」という質問について深掘りして解説したいと思います。
「なぜ」は事前に考えておかないと答えられない
まず「なぜ」という質問によって自分の考えを深掘りする重要性なのですが、「なぜ」は事前に深掘りしておかないと誰かから質問された時にすぐに答えられえないという性質があります。
なぜなら「なぜ」という回答は、普通の人の頭にはなく、無意識下に存在するからです。
例えば、「蕎麦が食べたい!」と思った時、人は無意識で蕎麦が食べたいと思っています。だから他人から「なんで蕎麦が食べたい?」と聞かれても「なんとなく」とか「好きだから」程度の浅い回答しかできないんですよね。
このように無意識下にあることは、事前に時間を使って「意識下」へと引っ張り出しておく必要があります。その作業ができている人は面接で「なぜ」をベースにした質問をされても問題なく答えることができるのです!
「なぜ」に対してすぐに答えられる人には優秀さを感じる
そして、「なぜ」に対してすぐに答えられる人には面接で優秀さを感じます。
なぜなら「この就活生は自分の考えがしっかりしている」と思うから。
「なぜ」と質問した時に「なんとなくです」と答えられたり、悩んで何も話せなくなってしまう人には優秀さを感じないですよね?なぜなら「自分の考えを持っていない人」と判断してしまうからです。
よって皆さんは必ずエントリーシートに書いた内容だけでも、事前に自分で「なぜ◯◯?」と質問して回答するようにしてください。そうすれば面接で同じことを聞かれても、一度意識下に引っ張ってきているので問題なく回答することができますからね!
▼「なぜ」の重要性についてはこちらの記事でも書いているのでぜひ!
» 『なぜの階層説』|就活攻略論オリジナル
本日の記事はいかがだったでしょうか!
ガクチカからどんなことを学んだのか、その内容に興味が引かれれば「面接で会ってみたい」と人事に思わせることができます。
そのためには今回の記事で説明したような「興味を誘う言い回し」を積極的に使い、更に他の就活生が書いた文章がどんなものかを把握する必要があります。
いきなりそれらができるようになることはないので、ぜひゆっくりでも確実に1つ1つの手順をこなしていきましょう。
ちなみにこれらのテクニックは、社会人になってからも当然役立ちます。
取引先が興味を持つような資料、パワーポイントを作成する際にもこの記事で解説した考え方は役立つからです。
ぜひ皆さんも、こうした生涯役立つ知識を1つでも多く身につけることを就活では意識してくれると嬉しいです。就活だけでなく、人生全体で成功できますように!
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。
ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー