今回の記事では、ガクチカでのゼミ活動の書き方についてバシッと解説していきます!
(ゼミについて書くときのポイントや面接での回答方法についても共有するよ!)
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
今回は「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」として、ゼミについて書く場合の書き方や例文を解説していきたいと思います。
文章って面白くて、過去のゼミの経験は変わらない。
でも、その“伝え方”を変えるだけで、読み手の評価が大きく変わります。
よって「なんか自分が書いたガクチカ微妙だよな」って人は、文章の構成が微妙なだけなんですよね。
本記事を通して、ぜひ評価されるガクチカを作成しましょう。
わかりやすいよう4ステップで書き方を解説します!
ゼミについてガクチカで書くのはアリなんでしょうか?
めちゃくちゃアリだよ!ガクチカでゼミについて書く方法をくわしく解説していくね!
- ガクチカでゼミについて書く就活生は多い
- ガクチカでゼミについて書く際のポイント
- ガクチカでゼミについて書く時の文章構成【4ステップ】
- ガクチカでゼミについて書いた文章例文
- ゼミをテーマにしたガクチカの質を高める方法
- ガクチカでゼミについて書くときにアピールできる能力
- ガクチカでゼミについて書くメリット
- 面接で「ガクチカはゼミです」と答える場合の回答方法
- ガクチカでゼミの記入を指定されたが「ゼミを受けてない人」はどうすれば良いか?
- 本記事の要点まとめ
ガクチカでゼミについて書く就活生は多い
ガクチカとしてゼミについて書く人は多いです。
以前、僕のツイッターを通してガクチカに関するアンケートを取りました。
【21卒に聞きたい!】
— 就活マン®︎ / 藤井智也 (@shukatu_man) May 12, 2020
ガクチカ(学生時代に最も力を入れたこと)の題材として、何を書きましたか?
「ガクチカとして何について書いたか?」 というアンケートです。
結果は以下のとおり。
題材 | 割合 |
---|---|
アルバイト | 33% |
サークル | 25% |
学業・ゼミ | 16% |
その他 | 26% |
「学業・ゼミ」について書いたという人は16%もいます。
ガクチカでゼミについて書くのは、全然ありだということです!
ゼミをガクチカで書く人は多いんですね!
そう!次の章で、ゼミについて書くときのポイントを共有するから要チェックだよ!
ガクチカでゼミについて書く際のポイント
ガクチカとしてゼミについて書く時のポイントを3つ紹介します。
以下のポイントは絶対に押さえるようにしてください。
【ガクチカでゼミについて書くときのポイント】
- 取り組んだ内容だけを羅列しないこと
- 専門用語はできるだけ使わない
- 構成を作ってから書き始めること
ポイント① 取り組んだ内容だけを羅列しないこと
まず評価されないガクチカあるあるですが、「取り組んだ内容」だけを書きすぎてしまうってこと。
ゼミについて書く時に、「ゼミの内容」ばかりを延々と書いてしまうパターンですね。
NGな例文は次のような感じになります。
(400文字以内での入力を指定されることが多いので、400文字以内で例文を作りました)
【NG例文:ゼミの内容ばかりを書き過ぎている】
「私が学生時代に力を入れたことは、江戸時代をテーマとしたゼミです。
教授1人と私を含めた15人がグループとなって研究を行いました。
私達のゼミのテーマは江戸時代、私はその中でも「化政文化」についての研究を行いました。
化政文化は江戸の庶民を中心に発達し、浮世絵や歌舞伎など現代人がよく知るような文化となっています。
浮世絵がなぜ広がったのかを研究することが非常に面白く、のめり込みました。
浮世絵はそもそも「版画」でして、大量生産することが可能です。1枚1枚の絵を作成するのではなく、版画として生産することで町民に広まっていったんですよね。
そんな浮世絵の4分の3以上は現在海外にあります。
つまり海外の人から認められたということです。このように化政文化を中心に江戸時代の文化を調べることで、文化についての理解が広がりました。(369字)」
この文章はまさに取り組んだ内容だけを羅列しています。
その結果、読み手が分かることは何か?
「化政文化と浮世絵に関する知識」のみですw
面接官が知りたいのはあくまで「あなたのこと」
就活において、面接官が知りたいのは「その就活生が自社に合うか」ですよね。
面接官が知りたいのは「化政文化」でも「浮世絵」でもないんですよ。
取り組んだ内容だけを羅列してしまうのは、そもそも選考の意図を理解できていません。
大事なことはあくまで「あなたについての情報」を伝えること。
よって以下のことを伝える方が重要です。
【ガクチカで伝えるべきこと】
- なぜそのゼミを選んだのか(=あなたの興味関心を伝える)
- ゼミを通して何を得たのか(=あなたの能力を伝える)
- ゼミを通してどんな考え方を得たのか(=あなたの考えや価値観を伝える)
- ゼミを通して得たことを会社でどう活かすか(=あなたを雇うメリットを伝える)
これらを意識的にガクチカに組み込むことが重要になります。
組み込んだ文章構成は後で詳しく解説するので、参考にしてくださいね!
ポイント② 専門用語はできるだけ使わない
専門用語はできるだけ使わないようにしましょう。
ゼミについて書くとなると、専門的な研究内容を書くこともありますよね。
ここであまりに専門的な言葉ばかり使うと「知らない言葉ばかりでわかりにくいな」と思われてしまいます。
最後まで読み進めてもらえないかもしれません。
ガクチカはあくまでも企業の採用担当者にアピールするために書くものです。
必要な部分以外は、誰にでも通じる言葉を選びましょう。
ポイント③ 構成を作ってから書き始めること
いきなり書き始めるのではなく、「構成」を書き始めることも重要です。
多くの就活生は「とりあえず」で書き始める。
その結果、途中で「結局何を伝えたいんだろう」と迷子になるんですよ。
伝わる文章を書くためには、まずは構成を用意しましょう。
ちなみに僕も記事を書く時は、最初に構成を作ります。
いきなり本文から書き始めると、「あ!◯◯について書いてなかった!」とか「◯◯を先に書いておいた方が良かった」となりがち。
これは就活でも全く同じなので、文章を作る時は構成を準備しましょう。
たしかに構成を用意しないまま書き始めると、文章が行ったり来たりで支離滅裂になりがちですよね。
そうだよね。会話ならそれが許されても、文章だと許されない。評価されないからね!
ガクチカでゼミについて書く時の文章構成【4ステップ】
それではガクチカでゼミについて書く時の文章構成を紹介します。
もちろん正解はないですが、僕が就活生の時に使っていた構成を共有します。
【ガクチカの文章構成】
- 打ち込んだこと
- なぜそれに打ち込んだのか
- それに打ち込んだ結果
- その能力を貴社で発揮します等の締めの言葉
ステップ① 打ち込んだこと
まずはどんな文章でも「結論ファースト」が重要です。
「何に打ち込んだのですか?」という質問への結論は「ゼミ」となる。
よって最初に、「ゼミに打ち込みました」という結論を記載してください。
【例文】
「私が大学時代に打ち込んだことは「化政文化」に関する研究を行うゼミでの活動です。」
前置きから始めるのは絶対にNG
よく前置きから始める人がいますが、これは絶対にやめてください。
これも例を挙げた方がわかりやすいでしょう。
【NG例文:前置きから始める】
「私の大学は文系大学でして、文系の教科に力を入れています。その一環として主催されている『江戸時代についての研究』というゼミに所属し、そこでの活動に力を入れました。」
最初の前置き部分はいりません。
前置き、つまり「補足情報」を話すなら必ず結論の後です。
そもそも「この前置き、補足情報いるかな?」という視点も持ってくださいね。
ステップ② なぜそれに打ち込んだのか
次に書くのは「なぜそれに打ち込んだのか」ということです。
ゼミを題材にした場合は、「なぜそのゼミを選んだのか」という理由になります。
ちなみに「そもそもなぜ学生時代に最も力を入れたのがゼミなのか」という説明までできると良いですね。
理由まで説明できると、面接官の納得度が高まります。
【例文】
「私が大学時代に打ち込んだことは「化政文化」に関する研究を行うゼミでの活動です。(〜打ち込んだこと)
普段から1つのことを深く考えることが少なかったため、ゼミ活動に挑戦しました。
ゼミ活動で文化を研究するという作業を通し、「1つの物事から複数の学びや気づきを得る」という体験をしようと決心したからです。」
このように「ゼミに打ち込んだ理由」を通して、自分がどんな考え方を持っている人なのかを伝えることができますよね。
ゼミの内容だけ羅列するよりも、よっぽど自分のことが伝わることが分かると思います。
ステップ③ それに打ち込んだ結果
次に書くのは「それに打ち込んだ結果」ですね。
結果として書くべき内容は、以下の2つ。
【ゼミに打ち込んだ結果として書く内容】
- ゼミを通して何を得たのか(=あなたの能力を伝える)
- ゼミを通してどんな考え方を得たのか(=あなたの考えや価値観を伝える)
大学時代に打ち込んだゼミを通して、どんな能力や考え方を得たのか。
それを伝えることで「成長できる人材であること」や「会社で役立つ人材であること」を伝えることができます。
自己PRや長所、ガクチカすべての項目で戦略的に自分をアピールする。
それらを通して、「おお、この子は活躍しそうだ」と読み手に思わせるです。
【例文】
「私が大学時代に打ち込んだことは「化政文化」に関する研究を行うゼミでの活動です。(〜打ち込んだこと)
普段から1つのことを深く考えることが少なかったため、ゼミ活動に挑戦しました。
ゼミ活動で文化を研究するという作業を通し、「1つの物事から複数の学びや気づきを得る」という体験をしようと決心したからです。(〜なぜそれに打ち込んだのか)
ゼミでの活動を通して得たことが2つあります。
1つ目は「過去を研究することで現代に活かせる知識が身につく」という学び。
2つ目は「興味がないことも深く研究すると興味が湧いてくる」という学びです。
例えば、化政文化の中でも浮世絵を研究することで「分業制でも歴史的な作品が生まれるという知識が身につきました。
浮世絵は絵を描く「絵師」、それを版木に彫る「彫師」、版画を刷っていく「摺師」の3人での分業制によって作られています。
これはまさに「得意なことは得意な人に任せることで最高の商品が作れる」という知識になります。
最初は化政文化に興味がありませんでしたが、知識を得ることで、どんどんのめり込むことができました。」
「気づき」のある文章が読み手を引き込む
僕が最近読んだ本に「言葉ダイエット」という本があります。
その本の中に面白いことが書かれていて、「面白い文章=気づきのある文章」だということ。
要するに読んだ時に「なるほど!」という気づきのある文章が面白い文章なんですよ。
例文の中に、僕は意識的に「読み手が知らないであろう面白い情報」を入れました。
それは「浮世絵は絵を描く「絵師」、それを版木に彫る「彫師」、版画を刷っていく「摺師」の3人での分業制によって作られています」という部分です。
浮世絵が分業制によって作られていたことを知っている人は少ない。
だからこそ、それを書くことで「え!そうなんだ!」という読み手に気づきを与える文章になるのです。
ステップ④ その能力を貴社で発揮します等の締めの言葉
いよいよ最後のステップとなりました。
エントリーシートに書く全ての文章の目的、それは「だから私を雇うべきですよ」とアピールすることです。
よって、ガクチカの文章の最後には「ガクチカで得たその能力や気付き・考え方を貴社で発揮します」という文章を入れると良いですね。
文末は「断定」で締めよ!「推定」でナヨナヨするな!
ちなみに文末は「断定」で締めてください。
「必ず活かします」「活かし、貢献することをお約束します」など、力強い断定で締めるのが就活マン流です。
多くの就活生が「活かせると思います」と文末が推定なんですよ。
推定の文末には、ナヨナヨ感を感じてしまいます。
別に断定で言い切ったところで、入社後にできなくても罪に問われない。
じゃあ断定でバシッと伝えた方が、読み手に響くでしょう。
【完成したゼミを題材としたガクチカ例文】
「私が大学時代に打ち込んだことは「化政文化」に関する研究を行うゼミでの活動です。(〜打ち込んだこと)
普段から1つのことを深く考えることが少なかったため、ゼミ活動に挑戦しました。
ゼミ活動で文化を研究するという作業を通し、「1つの物事から複数の学びや気づきを得る」という体験をしようと決心したからです。(〜なぜそれに打ち込んだのか)
このゼミでの活動を通して得たことが2つあります。
1つ目は「過去を研究することで現代に活かせる知識が身につく」という学び。
2つ目は「興味がないことも深く研究すると興味が湧いてくる」という学びです。
例えば、化政文化の中でも浮世絵を研究することで「分業制でも歴史的な作品が生まれるという知識が身につきました。
浮世絵は絵を描く「絵師」、それを版木に彫る「彫師」、版画を刷っていく「摺師」の3人での分業制によって作られています。
これはまさに「得意なことは得意な人に任せることで最高の商品が作れる」という知識になります。
最初は化政文化に興味がありませんでしたが、知識を得ることで、どんどんのめり込むことができました。(〜それに打ち込んだ結果)
貴社に入社後はゼミで得た学びを活かし、「活躍する人から気づきを得る」「過去の成功事例からも成功のエッセンスを抽出する」ことで、必ず貢献することを約束します。」
いかがでしょうか?
このように文章構成を明確化し、1つ1つの工程を丁寧に実行することで、読みやすい文章になりましたよね。
ガクチカは書く前に、まずは文章構成を明確化する。
そして、それぞれの構成パーツを丁寧に書き上げる。
これが評価されるガクチカを作成するためのポイントだと僕は考えています!!
なるほど!構成を考えずに、思いついたことを書くだけでは、こうしたまとまりのある文章は書けないですもんね。
そうなんだよ。「文章は書く前の準備で決まる」と僕は考えているよ!
ガクチカでゼミについて書いた文章例文
ここまでの解説にて、ガクチカでゼミを題材にする書き方が分かったでしょう。
先ほど紹介した構成をもとに例文を作ってみます。
【ガクチカ例文】
「私が学生時代に力を入れたことは、「人材マネジメント」をテーマにしたゼミでの活動です。(〜打ち込んだこと)
なぜ私がこのゼミ活動に力を入れたのかと言うと、10人の学生によるグループ研究を通して、チームで何か結果を出すことに打ち込みたいと考えたからです。(〜なぜそれに打ち込んだのか)
このゼミでの活動を通して、私が感じたのは「チームワークの難しさ」でした。
1人で研究するのではなく、10人で同じテーマを研究するからこそ、「役割分担→役割ごとの研究内容決め→それを研究する必要性を皆で考える・・・」といった細かい工程が重要。
1人1人が積極的に取り組んでくれるよう動機づけをする作業がいかに難しいか、そして重要なのかを再認識することができたんですよね。(〜打ち込んだ結果)
貴社に入社した暁には、このゼミでの気づきを活かし、他の社員さんを巻き込んで大きな仕事を成功させる人材になることをお約束します。(〜企業へのアピール)」
今回は400文字以内でのガクチカ例文を作成しました。
「ゼミを通してチームワークの重要性を感じた」という内容が、サクッと入ってくると思います。
例文を見た時に、「細かいゼミの内容は説明しなくて良いの?」と思うかもしれません。
しかし400文字以内となると、ゼミの内容を書き始めると、それだけで終わってしまいます。
ゼミの細かい内容については、“面接で聞かれたら答える”という認識でいるのがおすすめ!
エントリーシートはあくまでザックリとした情報提示。
面接にて、面接官が気になった部分を補足して説明していくというイメージを持つと分かりやすくておすすめですよ。
もっと他の例文を読んでみたい方へ。
別記事にてガクチカ例文をまとめておきました。
他のガクチカ例文を読みたい方は下記の記事を参考にしてください!
ES閲覧サイトを参考にするのがおすすめ!
ちなみに「Unistyle(ユニスタイル)」というサービスを活用すると、就活生が書いたエントリーシートを6万枚以上を無料で見ることが可能です。
ガクチカでゼミについて書いている人はもちろん、志望業界や企業の選考を受けた人たちのESが見られるのでめちゃくちゃ参考になりますよ!
▼6万枚以上のエントリーシートが無料で読める!
「unistyle公式サイト」から会員登録してすぐに利用することができるので、ぜひ使ってみてください!
他の就活生のESを研究する上で、最もおすすめのサイトです。
他の人のガクチカが読めるなんて、めちゃくちゃありがたいです!
しかも無料で使えるからね。内定をもらった人や志望企業の選考を受けた人のガクチカを検索して読んでみてね!
ゼミをテーマにしたガクチカの質を高める方法
ゼミについて書いたガクチカの質を高める方法をご紹介していきますね!
ライバルと差をつけられる質の高いガクチカに仕上げるには、以下の方法を試してみてください。
【ゼミについてのガクチカの質を高める方法】
- 就活エージェントにサポートしてもらう
- 自己分析を徹底的に行う
方法① 就活エージェントにサポートしてもらう
ガクチカの質を高めたい人は、「就活エージェント」にサポートしてもらうのがおすすめです。
就活エージェントは求人紹介から選考対策までサポートしてくれるサービスのこと。
(利用は無料でできるよ!)
就活エージェントは数多くの就活生をサポートして内定に導いてきた実績があります。
ですので、ガクチカでゼミについてどう書けば評価されるのか具体的なアドバイスをしてもらえるんですよね。
企業とのつながりもあるので、面接でガクチカについて話すときのポイントも教えてくれます。
自分で作成したガクチカに不安がある方は、ぜひ就活エージェントに相談してみましょう。
これまで50以上の就活エージェントを見てきましたが、とくにおすすめなのは「ミーツカンパニー就活サポート」と「
キャリアチケット」と「
イロダスサロン」の3つ。
「どれを利用すればいいのかわからない」という人は、まずはこの3つを利用してみてください。
ちなみに、就活エージェントを利用するときのコツはまずはいくつか初回面談を受けてから担当者を厳選すること。
実は就活エージェントも担当者の質によって、利用価値がかなり変わっちゃうんですよね。
(適当な担当者に当たったら使う価値はない…。)
上記の3つや「就活エージェントおすすめランキング【1位〜20位】」で紹介しているエージェントの中から、気になるところの初回面談を受けてみてください。
最初の面談で「親身になってくれるな」と感じた担当者を絞っていきましょう。
方法② 自己分析を徹底的に行う
2つ目の方法は、自己分析を徹底的に行うこと。
自己分析で自己理解を深めることで、納得度の高いガクチカに仕上がります。
ゼミについて書くとしても、「なぜそれを選んだのか」「なにを得たのか」といった部分はしっかり自分と向き合っていないとなかなか出てこないものです。
自己分析を徹底的に行って、学生時代のゼミについて深掘りしていきましょう。
ちなみに、自己理解を深めるために使える「オリジナルの自己分析シート」をつくりました!
以下のようなシートで、めちゃくちゃ自分について深掘りできる作りになっています。
▼自己分析シート
具体的な方法は、マンガを交えて以下の記事でくわしく解説しているので参考にしてくださいね!
なお、自己分析シートは以下の記事を経由して無料でダウンロードできます。
ぜひ自己分析シートを使って自己理解を深めてください!
そもそも自己分析ができていないとガクチカを書くのも難しいですね。
そうなんだ。自己分析で過去の経験だけじゃなく、自己分の思考や考えを深掘りすることでガクチカの質がグッと高まるよ。
ガクチカでゼミについて書くときにアピールできる能力
ガクチカでゼミ活動について書くときに大事なのは、「なにを得てそれをどう活かすのか」という結果です。
ガクチカを通して自分の能力をアピールする必要があります。
ここで「企業の求めている人物像」に合う能力をアピールできると、自社に適性があると思ってもらいやすくなりますよ。
(もちろん無理に合わせる必要はないけどね!)
しかし、企業にアピールできる能力が思いつかないという人もいるかと思います。
そこで例として、ガクチカでゼミについて書くときにアピールできる能力を挙げますね。
【ガクチカでゼミを書くときにアピールできる能力】
- コミュニケーション能力
- 主体性
- チャレンジ精神
- 責任感
- 探究心
- 計画性
- リーダーシップ
- 課題解決能力
上記のような能力を活かして、企業に貢献できることをアピールしましょう。
企業の自分の能力をアピールすると聞くと、自己PRを思い浮かべる人も多いかと思います。
よく混同されやすいガクチカと自己PRについては、以下の記事で解説しているのでこちらも読んでおいてくださいね。
ガクチカで得たことをどう会社で活かせるかを伝えることが大事なんですね!
そう!採用担当者がガクチカを読んだときに「会社で活躍してくれそう!」と思ってもらえる能力や強みを書くのがポイント!
ガクチカでゼミについて書くメリット
ここからは、ガクチカでゼミについて書くメリットをご紹介していきますね!
ゼミについて書くメリットは以下の3つ。
【ガクチカでゼミについて書くメリット】
- 自分の興味・関心が伝わる
- ストーリーを作りやすい
- 活動内容が面白い
メリット① 自分の興味・関心が伝わる
ガクチカでゼミについて書くことで、自分が何に興味・関心がある人間なのかを面接官に伝えられます。
人それぞれ興味があることは違うので、ガクチカでゼミを書くことで他の就活生と差別化できるのです。
またそれにどう取り組んだのか、何を学んだのかも違いますよね。
ガクチカでゼミについて書くことで、他とは違う独自のガクチカが出来上がるのは大きなメリットといえるでしょう。
メリット② ストーリーを作りやすい
ストーリーを作りやすいのもメリットです。
ゼミは興味をもったところから、研究、卒業論文というゴールまで段階的に進んでいきます。
よって、なぜ打ち込んだのかという「理由」から「打ち込んだ結果」までのストーリーを作りやすいんですよね。
ゼミを選ぶと比較的ガクチカを作成しやすいのはメリットのひとつです。
メリット③ 活動内容が面白い
ゼミは活動内容そのものが面白いこともメリット。
ゼミで研究した専門的な内容は、採用担当者にとっても興味の湧く内容です。
構成の章でもお伝えしたとおり、面白いと思われる文章は「気づき」のある文章なんですよね。
ゼミ活動について書くと、それだけで読む人に興味をもってもらえる面白い文章になるのは大きなメリットです。
たしかに自分がどんな人間なのかを伝えやすいですね。
そうなんだ。研究した内容が他の人と被っても、「なぜそのゼミを選んだのか」「なにを得たのか」はオリジナリティを出せるからライバルとも差別化しやすいんだ!
面接で「ガクチカはゼミです」と答える場合の回答方法
今回の記事は「エントリーシートでの書き方」をメインに伝えてきました。
じゃあ面接でガクチカを聞かれた時に、どう答えれば良いのか?
基本的にはエントリーシートで書いた文章と同じで大丈夫です。
面接でガクチカを聞かれ、ゼミを題材に答える場合も一緒で以下の構成で回答すれば良いですよ!
【面接でガクチカを聞かれた場合の回答方法】
- 打ち込んだこと
- なぜそれに打ち込んだのか
- それに打ち込んだ結果
- その能力を貴社で発揮します等の締めの言葉
面接でガクチカを話す時間の目安
面接でガクチカを聞かれた場合、先ほどの構成のとおり簡潔に答えましょう。
ちなみに回答する時間は1分〜2分ぐらいに留めましょう。
1分話すために必要な文字数は約300文字と言われています。
よって300文字〜600文字程度の回答をするのがベストです!
質問には簡潔に答える
たまに1つの質問に対して、3分〜5分ぐらい長々と話す人がいます。
ですが、そういう人は大抵不採用になります。
そもそも論理的思考ができる人は、そんなに話が長くならない。
話が長い人は、「それだけ話さないと伝えたいことを伝えることができない人」なので、マイナス評価されてしまうんですよ。
よってガクチカの回答は1、2分に留める。
それに対して、面接官から追加質問された場合、それも結論から簡潔に回答しましょう。
そうすれば、会話はスムーズに進み、コミュニケーション力がある人材として評価されることができます。
なるほど!エントリーシートに書いた文章と面接で答えるのは一緒で構わない。それを簡潔に答えた上で、追加質問にも簡潔に答えていくことが重要なんですね!
そうだよ。1人あたりの面接時間は変わらないから、1つの質問に時間をかけ過ぎるのはデメリットしかないんだよ。
ガクチカでゼミの記入を指定されたが「ゼミを受けてない人」はどうすれば良いか?
ちなみに企業側から「大学時代に打ち込んだゼミについて教えてください」という質問をされることがあります。
要するに、ガクチカとしてゼミを題材にすることを指定されることがある。
これに対して、たまにゼミがないって人がいます。
大学や学部によってはゼミを実施していないところもあるようですね。
この場合、以下のとおり対処しましょう。
【ゼミを受けてない場合の対処法】
「私の学部ではゼミの実施がありません。
よってゼミに打ち込んだ経験はありません。
しかし、その時間を使って◯◯に打ち込みました。」
こう回答すれば大丈夫です。
まずは事実を述べましょう。
「なぜゼミがないのか?」については、面接官から聞かれたら答えれば良い話です。
「ゼミに取り組んでいません」だけだと味気ないので、「その代わりに空いた時間を使って別のことに打ち込みました」と回答するのが良いでしょう。
別の打ち込んだことの詳細は、面接官から追加質問された場合に答えるようにしてください。
(あくまでこの時に聞かれているのは「ゼミ」なので、勝手に別の話を長々するのはNGです)
ちなみに「ガクチカが1つもない」と悩んでいる場合もあるでしょう。
その時の対処法も別記事でまとめているので、参考にしてくださいね!!
ゼミについて答えられないぶん、他の打ち込んだことをアピールしよう!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
ガクチカとしてゼミを題材に書く方法が理解できたと思います。
ゼミについての内容は、他の就活生のガクチカとも差別化しやすいのでおすすめの題材です。
今回ご紹介した構成に沿って書いていくことで、面接官にも伝わりやすいガクチカに仕上がります。
ただゼミの活動内容を書くのではなく、その経験から何を学んでどう会社に貢献できるかを書くのがポイントですよ!
ちなみに、ガクチカと並んで「就活3大質問(聞かれる確率が高い質問)」と呼ばれているのが「志望動機」と「自己PR」です。
ガクチカだけでなく、この2つについても質を高めておきましょう。
以下の記事でそれぞれ解説しているので、ぜひ参考にしてください!
では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう。
【本記事の要点まとめ】
- ガクチカでゼミについて書く就活生は多い。
- ガクチカでゼミについて書くときは「ゼミの内容だけを記載しない」「専門用語を使わない」「構成を作ってから書き始める」のがポイント。
- ガクチカでゼミについて書くときの構成は「①打ち込んだこと」「②なぜ打ち込んだのか」「③打ち込んだ結果」「④どう活かすか」の4ステップ。
- ガクチカでゼミについて書くと「自分の興味が伝わる」「ストーリーを作りやすい」「内容自体が面白い」といったメリットがある。
- ゼミについてのガクチカの質を高めるには、自己分析を徹底したり就活エージェントにサポートしてもらうのがおすすめ。