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【例文3選】800字の志望動機で評価される書き方を解説!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

「志望動機を800字に指定されて、なにを書けばいいのかわからない」と困っている人もいるかと思います。

志望動機は、すべての企業で問われる質問ですし、結果にも大きな影響を与える重要な質問です。

 

よって、800字というボリュームを指定されたら、その文字数を最大限活かした書き方をする必要があります。

そこで今回は、800字の志望動機の構成や例文を共有していきますね!800字の志望動機を求められて困っている人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

また、志望動機の質を高める方法や800字で書けないと悩む人への対処法もお伝えします。

この記事を読めば、文字数の多い志望動機を求められてもすらすらと書けるようになりますよ!

 

800字となるとかなりのボリュームですね。

普通は400字くらいだから、書き方に悩む就活生も多いんだ。だからといって、無駄な文章を増やすのはマイナス評価だから、しっかりと内容を考えた文章が必要だよ!

志望動機を800字で書く場合の構成

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志望動機を800字書けといわれても、「原稿用紙2枚分も書けないよ!」と思われる人も多いのではないでしょうか。

ふだん文章を書かない人にとっては、800字の志望動機はかなりハードルが高いですよね。

 

800字を書く上でいちばん大事なポイントは「構成」です。

逆に言えば、文章構成さえしっかりと押さえておけば、800字でも難なく書き切ることが可能になります。

 

僕がおすすめする800字の志望動機の構成は以下のとおりです。

 

【800字の志望動機の構成】

  1. 結論
  2. 業界を志望する理由
  3. 中でもその企業を志望する理由
  4. 就活の軸の説明
  5. その軸になったきっかけ
  6. 軸と一致する旨の説明
  7. 入社後のビジョン・貢献できること

 

ステップ① まずは結論を簡潔に示す

 

まずは、志望動機で相手に何を伝えたいのか結論を簡潔に示します。

つまり、なぜ入社したいと思ったのか、その理由を簡単に書きましょう。

 

結論を述べないまま話を進めていくと、採用担当者は最後まで応募者の志望理由を知ることができません。

800字は書くことも大変ですが、読み進めるのも大変なのです。

 

ただでさえ、採用担当者は多くの応募者の志望動機に目を通さなければいけません。

採用担当者に理解してもらえるように、文章の最初に結論を伝えていきましょう。

 

【例文】

「私は多くの人の悩みを解消して、日本の経済の発展を支えたいと考えているため、貴社を志望します。」

 

ステップ② 業界を志望する理由やきっかけを説明

 

次になぜその業界を選んだのか、その理由やきっかけとなるエピソードを書きましょう。

結論のあとは企業の志望動機につなげたくなるかもしれません。

しかし、それでは十分な文章量になりませんし、志望動機が弱くなってしまいます。

 

先に業界への志望理由を書くことで、業務内容そのものへの積極的な姿勢を示すことができるのです。

業界に対して興味を持ち始めたきっかけとなるエピソードを交えると、800字に到達しやすくなりますよ!

 

【例文】

「各企業は毎週のように新商品を生み出しており、いち消費者として誰も思いもつかないようなフレーバーを継続して編み出していることに尊敬の念を抱いております。」

 

ステップ③ なぜその企業なのかを具体的かつ比較によって示す

 

次に多くの企業が存在する中で、なぜその企業に興味を持ったのかを伝えます。

他の企業よりもその企業で働きたいと思った理由を述べることで、入社意欲を効果的に伝えることができます。

 

そもそも志望動機は、「私には〇〇という理由があるから、あなたの会社で働きたいんです!」という、入社への熱い思いを語る場です。

採用担当者も人間なので、入社したい思いを伝えて「この人と一緒に働きたい!」と思ってもらうことを意識しましょう。

 

【例文】

「御社は他社に比べて、新商品の開発に対して多くのコストを割いており、消費者を満足させるためのこだわりを感じました。

新商品を生み出すこと自体大変なことですが、さらに消費者を満足させることに対して強い思いを抱いていることに感銘して、私もその一員になりたく志望しました。」

 

ステップ④ 就活の軸とそのきっかけを説明する

 

次に、就活の軸(就活で大切にしていること)やその軸のもとで就活をしている理由を説明しましょう。

ステップ③の例文でいえば、消費者を満足させたいという思いに感銘を受けて企業を志望しています。

 

よって、就活の軸は「消費者を満足させたい」となります。

この場合、消費者を満足させるために働きたいと思ったきっかけとなるエピソードを書きましょう。

 

【例文】

「いち消費者としてワクワクしながら貴社の新商品を手に取り、食べるたびに幸せな気持ちになっていた記憶があります。

そこで、今度は私がワクワクしながら新商品を楽しんでもらう機会を多くの人に提供したいと思い、このたび志望させていただいた次第です。

 

ステップ⑤ 入社後のビジョンと貢献できることで締める

 

最後に、入社後のビジョンと貢献できることで締めましょう。

その企業が就活の軸とぴったりであることを説明したら、入社した後の自分をイメージして、どのようなことに貢献できるのか書きます。

 

ちなみに、志望動機とは別に、自己PRで自分の強み(長所)も求められている場合は、その内容とリンクさせてくださいね。

 

【例文】

「入社した暁には、与えられた作業は正確にこなし、自分が何をすべきか考え、自発的な行動で業務効率アップに貢献します。」

 

800字書くのは大変ですけど、この流れなら僕でも書けそうです。

ここで紹介した項目には、それぞれ明確な目的があるからね。800字書いたとしても、無駄な文章は一切ないんだ!

志望動機を800字で書いた例文

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「構成や何を書けばいいのかわかったけど、いざ描こうとしてもなかなか文章が出てこない!」という人もいるかもしれませんね。

そこで、800字の志望動機の例文を3つ紹介させていただきますね。

自分に合わせてキーワードを書き換えて、志望動機を800字で書いたときの完成形をイメージしてみましょう!

 

例文① 大学職員を志望する場合の例文

 

「私は、生徒を教育できるほどの知識は兼ね備えておりませんが、日本の人材育成に貢献したいという思いから貴学を志望します。

大学は学生が学問を平等に学べる場であり、さまざまな経験ができる貴重な場所だと考えています。

そして、学生にとって有益な情報を提供する役目が大学職員にあり、教員免許を持っていない私でも学生のサポートに回れる仕事がないか探したところ、大学職員という選択肢があることに気付いたのです。

実際に私は貴学で大学時代を過ごし、地域の交流や就職支援などの話を詳しく聞くべく、大学職員の方々と話をする機会がありました。

私が尋ねるたびに嫌な顔一つせずに、質問に対して丁寧に対応していただいたことを思い出し、志望先に貴学を選ばせていただきました。

大学の働き手といえば教授などをイメージしていましたが、生徒一人ひとりに合わせて提供される有益な情報に助けられる場面が多々あり、学生を陰ながらサポートしている姿に感動したことは今でも覚えています。

私は、人前に立って多くの人々を導くことは苦手なので、陰から見守り、見えない部分で多くの人々をサポートする仕事がしたいという思いで就活に臨んでおります。

その思いに至ったのは、大学時代にアルバイトやサークル活動に勤しみましたが、リーダーとして活躍するよりも多くの人がやりたがらない掃除や道具の管理を得意にしていたからです。

大学職員は直接教育に携わる仕事ではありませんが、教育機関として重要な役割を担っています。

大学職員が毎日地道に仕事をこなしているからこそ、教授は講義を行えて、生徒は講義を受けられると私は考えています。

貴学に内定をもらえたならば、私の業務が日の目を浴びることはないかもしれませんが、多くの学生がさまざまな経験を通して成長できるように貢献する所存です。(748字)」

 

例文② 金融業界を志望する場合の例文

 

「私は、相手に寄り添って物事を捉え、少しでも多くの人の助けになる仕事をしたいと考えているため、貴社を志望します。

私が金融業界を志望する理由は、融資という形で困っている人を直接助けることができると考えているからです。

金融業界は多くの人々を金銭面で支える責任のある仕事と考えておりますので、困っている人々を助けられると思い志望しました。

金融業界の中でも貴社を志望する理由は、銀行としての役割に努めるだけでなく、信託サービスを提供することで、少しでも多くの顧客のニーズを満たそうとする企業努力が垣間見えたからです。

また、お客様と接している職員だけでなく、裏で業務を行っている方々も店内のお客様に対して、笑顔で挨拶していた様子を拝見した際に、顧客意識を強く感じました。

来店したお客様に対して挨拶をする銀行はあっても、しっかりお客様を見て挨拶をする銀行は見たことがなかったため、衝撃を受けた記憶があります。

私は、顧客に喜んでもらえる仕事をしたいという思いが強く、顧客意識の強い企業に入社したいと考えています。

その考えに至った理由は、駅中のコンビニでアルバイトをしていたときに、一人のお客様から心の底から感謝されたことがきっかけです。

2リットルのペットボトルを5本購入したお客様がいて、すでに手荷物を両手に抱えている状態だったので、近くのタクシー乗り場まで代わりに荷物を運んだことがありました。

何度もお礼の言葉をかけられ、当然と思ってしたことでもこんなに人から感謝されることがあるのかと思い、そこで初めて感謝される喜びを知りました。

勝手ながら、人から感謝される仕事がしたいという私の思いと貴社の信条がマッチしたと感じ、今回志望させていただいた次第です。

貴社に入社した暁には、顧客の姿を想像しながら業務に励み、お客様と接する機会があれば、顧客満足度向上に貢献します。 (775字)」

 

例文③ ITコンサルタント業界を志望する場合の例文

 

「私は、相手の課題解消に取り組み、さまざまな人の助けになる仕事をしたいという思いから貴社を志望します。

私がITコンサルタントを志望する理由は、学生生活の合間にプログラマーとして活動しており、その経験を活かして困っている人を助けたいと思ったからです。

インターネットの普及により、システムを導入する企業も増えており、ITの知識を求める人は多くなっていると知りました。

実際に3年間クラウドソーシングで仕事を請け負っていたので、せっかくならプログラマーの経験を活かしたいと思い、ITコンサルタントを目指すことにしました。

また、貴社を志望した理由は、海外の企業を対象に事業を行っているからです。

私はプログラマーとして活動していた一方で、英会話教室でアルバイトもしていました。

英検1級を取得しており、外国人とも日常会話をすることができるので、外国人を相手にコミュニケーションを取ることが可能です。

プログラミング経験と英会話スキルを同時に活かせる会社を探したところ、幸運なことに貴社の話を耳にしたため、このたび志望させていただきました。

私は、プログラミングを通して人から感謝される喜びを知ってから、人のために働きたいという思いを持つようになりました。

その思いに至った理由は、システムの更新のタイミングや機材のメンテナンスなど専門的な知識を提供しただけで、相手に非常に喜んでいただけたことが印象的だったからです。

私の中では常識と思っていたことが、相手にとっては貴重な情報であることが多々あり、私が持っている知識を提供することで、喜んでいただける人がたくさんいることに気付きました。

それ以来、私が持っている知識をもとに、多くの人々の助けになることをしたいと思うようになりました。

私が入社した暁には、相手の悩みに寄り添い、私が持っている知識をフル活用して、顧客の満足度向上に努めます。(778字)」

 

志望動機の作成と同時に「持ち駒の確保」も忘れずに!

800字の志望動機はやはり手間もかかるので、ほかの企業へのエントリーや選考対策がどうしてもおろそかになりがち。

ですが、1社の志望動機に時間をかけすぎると、落ちたときに「持ち駒がない…」という状態になってしまいます。

 

就活では、常に持ち駒を確保しておくことが大事です。

持ち駒があることで心にも余裕がもてますからね。

そこでぜひ利用してほしいのが、「逆求人サイト」と「就活エージェント」です。

 

逆求人サイトはプロフィールを登録しておくと、企業からスカウトが届く仕組み。

就活エージェントは、面談を通してあなたに合う企業を紹介してもらえるサービスです。

企業探しにかかる手間をかなり減らせるので、800字の志望動機を作成するのに集中できます。

 

僕はこれまで就活を7年以上研究しながら、100を超えるサイトを分析してきました。

その中でもとくにおすすめなのは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ミーツカンパニー就活サポート」です。

 

志望動機に力を入れつつも企業探しを効率化できるので、はやいうちに登録しておきましょう!

 

 

ちなみに、以下の記事で「僕がいま就活生だったら絶対に使うサイト」を紹介しています。

就活において有益なサイトを厳選しているので、ぜひチェックしてみてください!

 

 

単純に志望理由や就活の軸を説明するだけじゃなく、小まめにエピソードを入れるのがポイントだよ!

志望動機の質を高める方法

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すべての項目の中でも、とくに志望動機に力をいれる就活生は多いです。

よって、選考を突破するためにも周りと差別化できる志望動機にする必要があります。

この章では、800字の志望動機を差別化させるための方法を共有します。

 

【差別化できる志望動機に仕上げる方法】

  • 就活エージェントを利用してプロに添削してもらう
  • ES閲覧サービスを参考にする
  • ES添削サービスを活用する

 

方法① 就活エージェントを利用してプロに添削してもらう

 

まずおすすめなのは「就活エージェントを利用して添削してもらう」方法です。

就活エージェントとは、求人の紹介から選考対策までをサポートしてもらえるサービスのこと。

 

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選考対策も行ってくれるので、もちろんエントリーシートの添削も可能です。

エージェントは就活のプロなので、具体的に役立つアドバイスをもらうことができますよ!

第三者に見てもらうことで、自分では気づかなかったミスなどにも気づけます。

 

僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」

サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。

 

ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。

 

就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。

 

またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。

 

運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。

就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。

 

▼就活エージェント利用者の声

 

もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう

(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)

» ミーツカンパニー就活サポートを利用する

 

方法② ES閲覧サービスを参考にする

 

2つ目は「ES閲覧サービスで他の就活生のESを参考にする」方法です。

ES閲覧サービスとは、会員登録するだけで過去に選考を通過した他人のESを見られるサービスのこと。

 

他の就活生の志望動機と比較することで、もっと追記できる部分や魅力的な書き方を知ることができます。

 

ちなみに僕は、他人のESを参考にして自分の文章を磨いたからこそ、ESの通過率は9割以上でした。

ES閲覧サービスの中でも特におすすめなのは「unistyle(ユニスタイル)」です。

 

▼7万人以上のESが無料で見られる!

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引用:ユニスタイル「双日

 

会員登録をするだけで、なんと7万枚以上もの他人のESを見ることができるんです!

もちろん無料ですので、登録して損することはありませんよ。

 

【ユニスタイルの登録方法】

  1. unistyle無料会員登録」から登録を行う。
  2. 届いたメールにて本登録を行う。
  3. 無料で3万枚のエントリーシートにアクセスできる。

 

方法③ ES添削サービスを活用する

 

3つ目は、「ES添削サービスを活用する」方法です。

ES添削サービスとは、自分の書いたESを第三者に添削してもらえるサービス。

 

客観的な視点で添削してもらうことで、自分では気づかなかった点について指摘してもらえます。

他人に見てもらうことで、質の高い志望動機に仕上がりますよ。

 

あらゆるES添削サービスを見てきた僕が、本当におすすめできるサービスを厳選して以下の記事でまとめています。

「どのサービスがいいのかわからない」と迷っている就活生は、ぜひ参考にしてくださいね!

 

 

作り上げた志望動機はどうしても主観的になりがちだけど、本選考で評価するのは他人なわけだから、客観的な評価を事前にもらっておくことが重要なんだ!

800字の志望動機を求める企業の狙い

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なぜ800字も志望動機を書く必要があるのか、疑問に思っている人もいますよね。

これには企業側にいくつかの狙いが間違いなくあります。

主な狙いは以下の4つですね。

 

【志望動機を800字指定にする企業の狙い】

  1. 志望度の高さが内定を決める最重要項目となっている
  2. どうしても内定辞退を避けたい
  3. 業界や企業に対する理解があるのか知りたい
  4. 入社後の具体的なビジョンまで評価している

 

狙い① 志望度の高さが内定を決める最重要項目となっている

 

志望度の高さ”を重視している企業は、800字の志望動機を求めてくることがあります。

800字の志望動機って、構成をしっかり考えて、内容を精査した上でまとめなければなりません。

 

エントリーシートの大事な項目の一つで、入社意欲が高いほど入念に作り上げるものなので、志望動機の内容でその企業への入社意欲が伝わります。

そのため、企業はあえて手間がかかる800字に設定して、応募者の本気度を量っているのです。

 

狙い② どうしても内定辞退を避けたい

 

志望動機の内容をチェックすることで、企業は内定を辞退する可能性があるかどうかを見極めています。

内定を辞退されると、企業にとって優秀な人材を手放すことになり、新たに人材を確保しなければなりません。

 

また、採用には多大なコストをかけているので、内定辞退者の数ほど、それまでかけたコストが無駄になってしまうのです。

800字の志望動機を書くことはかなり手間がかかるため、志望動機のクオリティが高い人ほど、それだけ入社意識が高いことになります。

 

入社意識が高い人ほど内定を辞退しない可能性が高い。

よって、あえて手間がかかるようにして、応募者の本気度を確認している一面があるのです。

 

狙い③ 業界や企業に対する理解があるのか知りたい

 

800字の志望動機を求める理由に、業界や企業に対する理解度を把握することも含まれています。

経験豊富な採用担当者であれば、800字の志望動機を見ると業界や企業に対してどれくらい理解できているかを判断できます。

 

業界や自社の業務を理解ている人は、何も理解せずに応募している人よりも退職する確率が低いと思われやすいんですよね。

せっかく採用したからには長く働いてくれた方が企業にとっても嬉しいので、初めから業務内容を理解した上で応募してきた人を採用したくなりますよね。

 

狙い④ 入社後の具体的なビジョンまで評価している

 

志望動機の最後に、入社後のビジョンを書くのが一般的ですが、より具体性を持っているかで評価が変わります。

貢献できる内容が抽象的だと、採用担当者は入社後の姿をイメージしづらいです。

 

たとえば、「入社した暁には、自慢のコミュニケーション能力を活かして、仲間と切磋琢磨して会社に貢献していきます」といった文章ですね。

決意表明はできていても、具体的に働いている姿を連想できないですよね。

 

入社後の姿をイメージしてもらえるように、以下のように具体的に表現しましょう。

「与えられた任務をただこなすのではなく、自分に何が求められているのかを考え、先輩の仕事を奪うくらいの積極性で業務に取り組んで参ります」

 

入社後のビジョンが具体的かどうかによって、採用担当者への印象も大きく変わるので意識して文を考えてみてくださいね。

 

800字に設定しているのには、そのような理由があったんですね。

志望動機で800字も文章を書くことは大変だから、企業が応募者にどれだけの本気度があるかチェックしているんだ。

どうしても800字の志望動機が書けない場合の対処法

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これまで紹介した構成をもとに考えても、なかなか800字に到達しない人もいるかもしれません。

そこで、ここでは800字の志望動機が書けない場合の対処法について紹介します。

 

特におすすめの方法は以下の3つです。

無理に引き延ばしたり、不必要な語句を入れたりすると、かえって印象が悪くなるので、これらの方法で対処するのがおすすめです。

 

【どうしても800字書けない場合の対処法】

  1. 通過した人のESを参考にする
  2. 企業の最新情報などを盛り込む
  3. 企業説明会やOB訪問にて濃い情報を得る

 

対処法① 通過した人のESを参考にする

 

志望動機がどうしても800字に到達しない人は、まず実際に通過した人のES(エントリーシート)を参考にしてみましょう。

実際にESを通過した人の志望動機は、その企業にとって合格ラインに到達している内容になっているはずです。

 

有名企業の内定者や選考通過者のESは、就活支援サイトで確認できます。

具体的には、先ほど共有した「unistyle(ユニスタイル)」がおすすめですね。

 

unistyleでは、総合商社や銀行、食品、保険、外資系コンサルなどさまざまな業界の通過者のESをチェックできます。

7万枚以上のESを見られるので、あなたの希望する業界のESを参考にしてみてくださいね。

 

対処法② 企業の最新情報などを盛り込む

 

志望動機の文量を増やす裏技として、企業の最新情報を盛り込んでみましょう。

企業の最新情報は、その企業を志望するきっかけの話につなげられ、何より企業に興味を持っていることをアピールすることができます。

 

また、新事業や新開発などの最新情報は、入社後の抱負(貢献できること)とも相性が良いのです。

「入社した暁には、私の〇〇を活かしてプロジェクトのメンバーに入り、御社の新たなビジネス開拓に貢献していきます」のように、入社後のビジョンに具体性を持たせることができます。

 

ホームページの最新情報はもちろんですが、企業のSNSアカウントで発信している情報も貴重です。

企業が自ら発信している情報は網羅するようにしましょう。

 

対処法③ 企業説明会やOB訪問にて濃い情報を得る

 

企業説明会やOB訪問で得た濃い情報を盛り込むのも1つの対処法ですね。

ホームページや口コミでは知ることができない情報を加えることで、他の応募者の志望動機との差別化を図ることができます。

 

たとえば、先輩の新入社員時代の経験談は、以下のように入社後のビジョンを示すのに役立ちそうですよね。

 

▼OB訪問の情報を生かした例

「OB訪問では、入社後の現場研修の頑張り次第で、翌年から責任ある仕事を任せてもらえるとお聞きしました。私は少しでも早く責任ある仕事を任されたいので、入社後の現場研修で同期の誰よりも主体性を持って行動し、学べるものは全て吸収する勢いでがむしゃらに取り組んで参ります」

 

このように話を具体的にすることができます。

その企業に対して踏み込んだ人にしか得られない情報を交えて、オリジナル性の強い志望動機を作りましょう。

 

 

どうしても書けないときは、志望企業について新しい情報を取りに行こう!

800字の志望動機についてよくある質問

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最後に、800字の志望動機についてよくある質問を解説していきますね。

志望動機で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

 

【800字の志望動機についてよくある質問】

  • 志望動機を800字で指定されたら何割くらい書けばいいですか?
  • 800字の志望動機を書くときの注意点はなんですか?
  • 志望動機の平均的な文字数はどれくらいですか?
  • 志望動機の文字数制限がないときは何文字くらい書けばいいですか?

 

質問① 志望動機を800字で指定されたら何割くらい書けばいいですか?

 

一般的には、9割以上埋めるべきだと言われていますね。

そのため、720字以上は書いておきたいところ。

 

ただし、無駄な文字の付け足しや回りくどい表現はNGです。

たとえば、「~しないこともない」といった二重否定は無駄な表現と捉えられがちなので、まずは文字数を気にせず、適切な表現を心がけましょう。

 

質問② 800字の志望動機を書くときの注意点はなんですか?

 

一文を長くし過ぎないことに注意しましょう。

「長く書くために、少しでも文字をつなげよう」という気持ちはめちゃくちゃ分かります。

 

しかし、採用担当者が読みやすい文にしなければならないため、一文を簡潔にまとめることが重要です。

適切な一文の量は1~2行で、セリフなどを含める場合は長くても3行以内に留めましょう。

 

質問③ 志望動機の平均的な文字数はどれくらいですか?

 

一般的には、志望動機は400字に指定されている傾向があります。

400字であれば採用担当者も読みやすく、書き手も十分エピソードを盛り込むことが可能です。

 

ただし、400字は志望理由や入社後のビジョンなどを書けば、9割の360字は埋まってしまいます。

なので、差別化しにくいんですよね。

 

そのため、ESで応募者を分別しなければならない大手企業など、応募者の多い企業は800字に設定していることが多いでしょう。

 

質問④ 志望動機の文字数制限がないときは何文字くらい書けばいいですか?

 

志望動機の文字数制限がないときは、「300文字」ほどで書くのがベストです。

300文字であれば、志望動機で押さえるべきポイントを記載できます。

 

【志望動機で押さえるべきポイント】

  • なぜその業界か
  • なぜその企業なのか
  • 企業選びの軸

 

これら3つのポイントを押さえておけば、面接官に刺さる志望動機に仕上がります。

よって、文字数制限なしの場合は、300文字程度で書けばOKですよ!

 

ちなみに、文字数の指定がないときって枠だけしかない場合も多いです。

枠しかない場合は、読んでもらいやすいよう「見やすさ」を考えることが大事。

 

以下の記事で、見やすい志望動機を書くためのコツを紹介しているのでこちらも合わせて読んでみてくださいね!

 

 

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

何度も言いますが、志望動機は企業が最も重視する質問項目です。

800字というボリュームを指定された場合でも、一切手を抜くべきではありません。

 

ただ、800字を手抜きなしに書き切ること自体、かなりきつい作業です。

多くの就活生は妥協してしまいがちのため、ここで妥協することなく書き切ることができれば、それだけでも大きな差別化になります。

この記事を参考に納得できる800字の志望動機を作りましょう!

 

ちなみにこの記事を読んだら、次に「志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】」も読んでみてください。

この記事では400字程度の例文なども解説しているので、志望動機の質を追求するためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

 

それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか。

 

【本記事の要点】

  • 800字の志望動機の構成は「①結論」「②業界を志望する理由」「③中でもその企業を志望する理由」「④就活の軸の説明」「⑤その軸になったきっかけ」「⑥軸と一致する旨の説明」「⑦入社後のビジョン・貢献できること」がおすすめ。
  • 志望動機の質を高めるには「就活エージェントを利用してプロに添削してもらう」「ES閲覧サービスを参考にする」「ES添削サービスを活用する」のがおすすめである。
  • 企業が志望動機を800字に指定する狙いは「志望度の高さが内定を決める最重要項目となっている」「どうしても内定辞退を避けたい」「業界や企業に対する理解があるのか知りたい」「入社後の具体的なビジョンまで評価している」などがある。
  • どうしても800字が書けない場合は、逆求人型サイトを活用する方法もある。