MENU

【就活の作文の書き方】作文や小論文の例文やよくあるテーマを解説!

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

20180401154528syukatuman-about

就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

» 就活マンとは?|運営者のプロフィールや立ち上げ経緯はこちら

20230401120248

 

今回の記事では、就活における作文・小論文の書き方をバシッと解説します!

(基本的な型や回答例文、質を高める秘策やポイントまで幅広く共有するよ!)

 

こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

就活では、エントリーシートや履歴書などで作文をする機会が多々あります。

選考過程の1つに小論文試験を設ける企業とも出会うことがあるかもしれません。

 

当然ながらこれらの文章は選考結果に影響があるので、質の高さが求められます。

しかし似た形式の文章を書く機会って意外と少ないので、よほど文章を書き慣れている人でないと不安を感じるものですよね。

 

そこでこの記事では、就活を7年以上研究して1000以上の記事を書いてきた僕が、就活における作文・小論文の書き方をまとめました。

例文も共有しつつ対策や注意点、作文を求める企業側の意図まで紹介していくので、現時点で作文に苦手意識がある人はぜひ最後までご覧ください。

 

作文や小論文に苦手意識があります。。。

コツやポイントを押さえれば難しくないんだ!例文をもとに解説していくから、ぜひ最後まで読んでほしい。

就活の作文の書き方は大きく2パターン

 

では早速、就活の作文の書き方を共有していきますね。

まずは、就活で作文するときによく使われる文章の基本的な型を紹介します。

 

すべての設問に対して型を使うのが最適とはいえませんが、全体の基本的な構成を考える際には間違いなく参考になるかと。

これらの書き方を意識すれば大きく外れた回答になることは少ないので、基礎知識としてまず頭に入れておくといいですよ!

 

【就活における作文の書き方のパターン】

  • PREP法を意識した書き方
  • 序論・本論・結論の流れを意識した書き方

 

パターン① PREP法を意識した書き方

 

1つ目の型は、一般的に「PREP法」と呼ばれる書き方です。

個人的には、ボリュームの少ない設問でよく使われる印象がありますね。

 

それぞれ単語の頭文字を取っていて、「結論→理由→具体例→再度結論」という流れで伝えたいことを語る構成となっています。

 

【PREP法の書き方】

  1. P(Point):結論
  2. R(Reason):理由
  3. E(Example):具体例
  4. P(Point):まとめ、再度結論

 

ビジネスの場ではよく「結論ファーストで語るべき」などといわれますが、PREP法でもこの観点を意識した流れとなっていますね。

結論に対して理由を述べる、加えて具体例でイメージを膨らませるようにするので、自然と論理的な回答になることがポイントです。

 

回答の枠が狭いときにも、このPREP法の流れを意識するだけである程度まとまった回答になりますよ。

型を意識すると自然と理由や具体例も考えることになるので、論理的な答えを考えるのが苦手な人も参考にするとよいかもしれません。

 

パターン② 序論・本論・結論の流れを意識した書き方

 

2つ目は「序論・本論・結論」の流れを意識した書き方です。

学生時代の読書感想文や大学時代の論文・レポートなどでは、この型を意識して書くようにいわれることが多かったかもしれません。

 

前述のPREP法と比べると、長めの文章を書くときによく使われる印象がありますね。

 

【序論・本論・結論の流れを意識した書き方】

  1. 序論:問題提起+自分の主張を書く
  2. 本論:理由や具体例・自分の考えなどを書く
  3. 結論:本論の内容を受けて再度自分の意見をまとめる

 

基本構造はPREP法と似ていますが、序論パートで問題提起から入ること・本論の内容が明確に決まっていないことが違いといえるかと。

本論は序論で伝えた自分の主張を補填する内容になるので、PREP法の(R:理由)と(E:具体例)同様に論理性を担保するものにする必要がありますね。

 

設問によって回答の流れは変えるべきなので一概にはいえませんが、個人的には2つ目の型は小論文に向いた書き方だと考えています。

問題提起からおこなう必要がある設問やボリュームが多めの設問に回答するときには、「序論・本論・結論」の型で答えるのもよいでしょう。

 

就活の作文の書き方には、大きく2パターンの型があるのですね。

基本的な型があるとゼロベースで考えるより少しは簡単だよね。すべての設問で型通りの回答が最適とはならないけど、参考までに知っておいて損はないよ!

就活の作文の書き方|例文3選

 

次にこの章では、就活における作文の書き方の例文を共有していきます。

次章では小論文を意識した例文を共有しますが、まずこの章ではエントリーシートなどで作文を求められるときの回答例を紹介しますね。

 

設問については、就活3大質問ともいわれるESでとくに頻出のものを選びました。

以下の設問における作文の回答例について、順に確認していきましょう。

 

【就活における作文の書き方の例文】

  • 自己PR
  • 志望動機
  • ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)

 

例文① 自己PR

 

【例文】

私はどんなことにもまずは積極的に挑戦する行動力によって貴社に貢献します。

与えられた仕事をただ実行するのではなく、それ以上にできることはないかと常に疑問を持ち、提案して行動することによって利益を生み出します。

私のこの強みは、大学時代にも発揮されました。私は大学生として時間にゆとりがあるのに、その時間を有効活用できていないことが悩みでした。そこで「ボイトレ」「スノーボード」「囲碁」という3つの趣味に本格的に挑戦しすべてを習うことに。結果として、今ではそれら3つはプロ並みの腕になり、実際にプロの方と一緒に練習することもあります。

私がこれほどまでに行動力を意識するのは「行動してこそ自分の適性が見えてくる」という信念を持っているからです。貴社に入社した暁にも私の強みを発揮し、どんな大きな課題にも挑戦し続けることでさらなる利益を生むことを誓います。

 

自己PRの設問では、上記のような流れで回答するのがベストだと僕は考えています。

前章の型でいうと、 PREP法が近いかもしれませんね。

 

まずは、自分が応募先の会社で貢献できる能力とどのように貢献できそうかを書く。

次に、根拠となるエピソード(課題・行動・結果)を書く。

その上で、自分の信条や入社後の抱負を書いて締めくくる構成としていますね。

 

PREP法と大枠の流れは似ていますが、応募先の会社での貢献内容や自分の信条などを書くことでより説得力のある回答になるかと思います。

自己PRの書き方については別記事でより詳しく解説しているので、ほかの作文例を知りたい人はぜひあわせてご覧くださいね!

 

 

例文② 志望動機

 

【例文】

私が貴社を志望した理由は、食品企業かつその中でも10年ずっと貴社の商品で育ってきたからです。

私は中学生の頃に太っていていじめられていた経験があります。その時に痩せようと決意しダイエットに取り組んだのですが、体調を崩すことなく痩せることができ人生が変わりました。食によって自分の人生が変わった経験から、食品業界に入社することを決意しました。

そんな私がダイエットで一番お世話になったのが、貴社の◯◯ジュースです。中学生の頃から大学まで10年間飲み続け、ダイエットの成功の鍵となりました。◯◯ジュースがなければ今の自分はなく、感謝してもしきれません。

また私は明るい性格なので、明るい社員さんが多い企業に入社を希望しています。入社されている私の大学の先輩にお話を聞いたところ、貴社は他の同業他社に比べて明るい性格の社員さんが多いと知り志望度がより高まりました。

そんな貴社にぜひ入社して、10年分のお礼を鶴になってお返しします。

 

志望動機はどの企業からも聞かれる頻出の質問なので対策は必須です。

そんな志望動機の設問に答えるときにも、上記にようにまずは結論ファーストで理由を端的に回答するのがベストかと。

 

加えて「なぜその業界なのか+なぜその業界の中でもその企業でないといけないのか」を伝えると、志望理由に説得力が生まれます。

さらに僕の回答例では「企業選びの軸も満たしていること+ユーモアを入れた締めの言葉」でまとめました。

 

よくあるNG例として、業界の志望理由だけを語っているケースを頻繁に見かけます。

ただ、それだと競合他社でいいのでは?と思われますし、本気で入社したいならもっと踏み込んだ部分まで語る必要があるんですよね。

 

志望動機についても、書き方のコツや例文は別記事で詳しくまとめています。

頻出質問の対策が不十分な人は、ぜひあわせて一読しておくことをおすすめします。

 

 

例文③ ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)

 

【例文】

私が学生時代に最も打ち込んだことは、毎朝のランニングです。ジャージで寝ることで、起きたら1分以内に外に出てのランニングを30分欠かさず行っていました。

私がこの毎朝のランニングに打ち込んだ理由は1つで、「苦手なことも習慣化することで克服できる」ということを実現しようと考えたからです。私はランニングが大嫌いでしたが、それも1ヶ月習慣化してしまえば苦ではなくなり、今ではランニングしないと気持ち悪ささえ感じるようになりました。

毎朝のランニングに打ち込んだ結果、どんなことも習慣化し継続する癖を付けることができ、具体的には読書・筋トレ・英単語の勉強・YouTubeを活用したビジネス教養の情報収集など、習慣化の力でどれも今日まで継続しています。

貴社に入社した暁には、毎朝のランニングを通して得たこの「継続力」を活用し、どんな業務も効率的にこなせるよう努力し続けることでさらなる利益拡大に貢献します。

 

ガクチカでは、実際に打ち込んだ内容の詳細というよりは「なぜその活動をしたのか」という価値観や考えを知りたいと思われています。

上記だとランニングの詳細ではなく、考え方の部分に力を入れるべきなわけですね。

 

よって回答としては、まず結論として打ち込んだ内容を書く。

次に、打ち込んだ理由とそれによってどんなプラスの変化があったかを書く。

最後に、経験を通じて得たことを会社で活かす気持ちを伝えて締めるのがよいかと。

 

全体の流れはPREP法と似ていますが、理由・具体例の部分でガクチカを聞く企業側の視点を意識して答えることが重要ですね。

ガクチカの対策についても別記事で詳しくまとめているので、現時点で自信がない人はあわせて目を通してみてください。

 

 

エントリーシートなどでよく聞かれる質問に対しては、PREP法をベースとしつつそれぞれの質問意図を考慮して少しずつ微調整するのがよさそうですね。

まさにそのとおりだね。作文を書く上で基本の型はあくまで型でしかないから、設問にあわせて最適な流れ・内容は何か?を深く考えることが大切だよ。

就活の小論文の書き方|例文2選

 

続いては、小論文を意識した就活での作文の書き方を紹介します。

2つの質問を想定して例文を作成したので、順に確認していきましょう。

 

【就活における小論文の書き方の例文】

  • 最近気になるニュースとその理由
  • 最近の出来事で一番感動したこと

 

例文① 最近気になるニュースとその理由

 

【例文】

私が最近気になったニュースは、ネットの広告費がテレビの広告費を上回ったというニュースです。

現代では「もはや動画広告で覇権を握るYouTubeと検索エンジンを押さえているGoogleが広告を独占しているな」と感じ、従来との市場の変化を興味深く思ったため印象に残りました。

ネット広告の出稿費はGoogleばかりに落ち続けることになりますし、ほかの広告媒体がどのように生き残っていくのか・テレビなどの旧メディアがどのように変遷を遂げるのかが個人的には気になっています。

 

就活で頻出のテーマの1つに、時事問題や最近のニュースに関するものがあります。

業界や応募企業の情報だけでなく、経済やビジネス情報を押さえているか・どんな分野に関心があるかを探るために質問されることがあるんですよね。

 

この設問では、自分が本心で気になる事柄を選択することが重要です。

社会的な意味や体裁などを意識して何となくで選ぶと、自分の回答を深堀りされたときに返答に困ってしまいますからね。

 

回答の流れとしては、個人的にはPREP法を意識して簡潔に答えるのがよいかと。

同様のテーマで作文を求められたときには、ぜひ僕の書き方も参考にしてみてくださいね。

 

 

例文② 最近の出来事で一番感動したこと

 

【例文】

私が最近の出来事で一番感動したことは、大学生の就職支援をしてくださる職員の方々が生徒一人ひとりに合わせて親身なサポートを提供してくれたことです。

私は就活に関して不安や疑問が大きく、細かい事柄から抽象的な大きなテーマまで多くの質問をしました。しかし職員の方々は嫌な顔一つせず、質問に対して丁寧な対応を続けてくださったのです。多くの学生を相手にしていて明らかに多忙な時期だったと思いますが、相手の立場を尊重して丁寧に言葉を選び続けてくださり、不安を感じていた私たちを少しでもサポートしたいという姿勢に感銘を受けました。

この経験から私は「相手の立場を尊重した丁寧な言動こそが周囲を暖かい気持ちにする」とより一層考えるようになりました。仕事でもプライベートでも、私が体験したような感動を多くの方に届けられるように行動していく所存です。

 

就活の小論文では、これまでの体験などに関する設問が用意されることもあります。

今回は「感動したこと」というテーマを想定して作文を考えました。

 

ただ、基本の構成はほかの質問と同様で、まずは結論ファーストで回答をします。

このようなテーマではPREP法ではなく「序論・本論・結論」の流れを意識して、本論の部分を工夫したほうが相手に刺さりやすいかもしれませんね。

 

小論文では字数制限があるはずなので、規定文字数を遵守することも必須です。

小論文があるケースは少ないですが、選考過程で対応する必要があるときには上記のような回答を参考にするとよいでしょう。

 

エントリーシートでも小論文でも、作文の基本の流れは同じだよ。理由や具体例・本論の部分が鍵になるから、質問意図から逆算して必要な内容を吟味してみてね。

作文の質を高めたいなら就活エージェントで添削を受けるのがおすすめ

 

就活の作文でよく使われる2つの型、回答例文を共有しました。

記事を読む前と比べて、作文の書き方についての理解が深まってきたと思います。

 

ただ作文の質を高めたいなら、やはり第三者から添削を受けるのがベストです。

例文やポイントを意識するだけでもある程度の完成度の作文になりますが、自分視点だけだと意外な改善点などに気が付けないものですからね。

 

しかし添削を受けたほうがいいとは思っていても、いい感じの相談相手がいなくて結局諦めている就活生は少なくありません。

周囲の友人に頼るのも微妙な気がしますし、かといって大学のキャリアセンターとかも利用しにくい雰囲気がありますよね。

 

そこで僕がおすすめしたいのが、無料で使える就活エージェントの存在です。

就活エージェントとは、完全無料ながら次のような支援をしてくれるサービスのこと。

 

【就活エージェントのサービス内容】

  • 就活相談
  • 自分に合った求人の紹介
  • 選考支援(ES添削や面接対策)
  • 企業との面接のセッティング
  • 面接後のフィードバック共有

 

 

サイト登録後に一度面談があり、その後は共有した内容を元に求人紹介や面接対策などをおこなってくれるサービスですね。

前提として就活生の内定獲得までを支援してくれるサービスであり、こちらが希望すれば作文の添削なども当然対応してくれるんです。

 

しかも相手は数多くの就活生をサポートしてきたプロのアドバイザーなので、豊富な知見に基づいて的確な意見をくれるんですよね。

就活生が無料で使えるのは企業が手数料を支払っているゆえの仕組みなので、手厚すぎる待遇ですが怪しむ必要は一切ないですよ!

 

▼就活エージェント利用者の声

 

僕はこれまで50以上の就活エージェントを見てきました。

そんな僕が今就活生なら、まずは「ミーツカンパニー就活サポート」と「LHH就活エージェント」を使って就活を効率化させますね。

 

▼就活エージェント利用者の声

 

エージェントでは就活生に対して専任の担当者がつくようになっているので、枠が埋まってしまうとサポートを受けられなくなります。

よってサービスの恩恵を受けたいなら、できる限り早く登録しておくべきですよ。

一旦登録して担当者がつけばサービスは使えるので、とりあえず手続きだけでも済ませておくと機会損失を防げるかと!

 

ちなみに、就活エージェントは3つ以上を同時に利用すべきです。

エージェントの価値は担当者の質に依存しやすいのですが、複数利用すれば自分と相性のよい人・微妙な人を見極めやすくなるからですね。

 

▼就活エージェントを複数併用すべき理由

 

上記の3つ以外におすすめの就活エージェントは別記事でまとめました。

ほかの選択肢も知った上で登録先を決めたい人は、ぜひあわせてご覧くださいね。

 

 

作文の添削に限らず、面接での回答に対してもアドバイスがもらえるよ。正直利用しない理由がないくらい有用だから、まだ登録していなかった人がいたらこの機会にぜひ!

無料なのに内定獲得を徹底サポートしてくれるサイトがあるんですね。添削をお願いする相手がいなくて諦めていましたが、早速登録してみようと思います!

就活の作文を書く上で押さえるべきポイント・対策

 

次にこの章では、就活の作文を書く上で押さえるべきポイントを紹介します。

就活の作文で高評価を得たいなら、どれも把握必須の内容ですね。

 

以下3つのポイントについて、順に見ていきましょう。

 

【就活の作文を書く上で押さえるべきポイント・対策】

  • 質問意図を予想した上で端的に回答する
  • 結論に加えて具体的なエピソードを述べる
  • 全体の構成を先に考えておく

 

ポイント① 質問意図を予想した上で端的に回答する

 

1つ目は、質問意図を予想した上で端的に回答すること。

大前提として、設問に対する結論を最初に答えることは絶対に守るべきです。

結論ファーストで回答しないと、それだけでわかりにくくなりますからね。

 

加えて意識すべきなのが、質問意図を予想した上で回答を考えること。

たとえばガクチカでは、活動に力を入れた理由・考えを聞いて価値観を探りたいと思われているので、活動内容を詳細に語ることは適しません。

よって「なぜその活動をしたのか」という部分を丁寧に回答すべきなんですよね。

 

このように質問する側の意図を考えていないと、就活生側の視点で回答を語ってしまいうまく評価されない可能性があります。

作文や面接の回答では文字数やボリュームに上限があるものなので、質問意図も考慮した上で端的な回答を心がけましょう。

 

ポイント② 結論に加えて具体的なエピソードを述べる

 

作文に限らず、就活の回答時には結論に加えて具体的なエピソードも語るべきです。

結論だけ述べても理由がわかりにくいですし、理由を述べても具体例がないとイメージが膨らみにくいんですよね。

 

結論を補足する内容を丁寧に語ることで、自分の考えもうまく伝わるわけです。

逆に具体例などが不足していると、自分の意図通りに伝わらなかったり論理性を感じてもらえなかったりして低評価につながりかねません

 

PREP法でも序論・本論・結論の型でも、具体例の提示は必須です。

説明能力の高さをアピールするためにも、具体例を欠かさず含めるようにしましょう。

 

ポイント③ 全体の構成を先に考えておく

 

作文を通じて高評価を得たいなら、事前に構成を考えておくとよいです。

「結論→理由→具体例」のように作文全体の流れを決めてから詳細な文章を考えると、論理性のある回答になりやすいんですよね。

一方でその場の思いつきの文章をつなげると、全体のまとまりが薄くなったり文字数が過剰になったりするので注意が必要ですよ。

 

構成を考えるのは、手間が増える気がして微妙に感じるかもしれません。

でも総合的に考えると、事前に骨組みを考えておくメリットのほうが大きいので、作文に着手する前に構成を考えておくことを僕はおすすめします。

 

企業側の意図を予想した上で回答を考えることがいかに重要かよくわかりました…!

就活の作文を書く際の基本的な注意点

 

続いては、就活の作文を書く際の基本的な注意点を共有します。

いずれも基本的な内容ですが、不要な減点を防ぐ意味では欠かせない内容ですね。

 

簡潔に解説していくので、5つの注意点をさくっと確認していきましょう。

 

【就活の作文を書く際の基本的な注意点】

  • です・ます調などの文体を統一する
  • 可能な限り丁寧にきれいな字を書く
  • 誤字脱字は確実にゼロにする
  • 指定文字数の8割以上は埋める
  • 話をもらないで事実を書く

 

注意点① です・ます調などの文体を統一する

 

「です・ます調」や「だ・である調」などの文体は確実に統一してください。

文体がバラバラなだけでも文章は読みにくくなりますし、何より基本的な内容だからこそ低評価に直結してしまいます。

 

就活関連の作文であれば、基本は「です・ます調」で問題ありません。

見直しすればミスを防げる内容なので、注意点として必ず押さえておいてくださいね。

 

注意点② 可能な限り丁寧にきれいな字を書く

 

作文を書くときは、可能な限り丁寧にきれいな字を書きましょう。

受け手の立場からすると、やはりきれいな字のほうが好印象を受けるものだからです。

 

雑な字を書くと、あまり志望度が高くないと思われてしまうかもしれません。

また、汚い字を書く人より丁寧な字を書く人のほうが、感覚的に誠実で信用できそうな印象を抱く人も多いかと思います。

元々のうまい下手もあるとは思いますが、自分なりに丁寧な字を書いてくださいね。

 

注意点③ 誤字脱字は確実にゼロにする

 

就活の作文では、誤字脱字も確実にゼロにしましょう。

文体の統一や字のきれいさなど同様に、マイナス評価に直結し得るミスだからです。

 

ワードなどを使うときは校閲機能を使う、手書きのときは最低3回は音読で見直しをするなどが有効な対策になります。

文章を書いているときはミスに気が付きにくいものなので、書き終わった後の冷静な状態で繰り返し見直すようにしましょう。

 

注意点④ 指定文字数の8割以上は埋める

 

作文を書くときは、指定文字数の8割以上は埋めるようにしてください。

指定文字数がない場合は、入力欄の8割以上を目安にするのがよいかと思います。

 

というのも、上限に対してボリュームが少ないと熱意が薄い印象を与えかねないから。

もちろん量を増やすことを目的化するのはよくないですが、内容とのバランスも踏まえた上でボリュームも意識しておくとよいでしょう。

 

注意点⑤ 話をもらないで事実を書く

 

就活の作文などでは、高評価を受けるために話をもる人が一定数います。

しかし、話をもって回答すると面接の場などで深堀りされたときに、面接官の期待に沿うような説得力のある内容を語れません。

自分の本心と異なる答えでは、話が浅くなるのは当然のことですよね。

 

完全な事実だけを伝えるとエピソードが弱くなるときもあるので、ときには少し事実を調節して話す必要がある場面もあるとは思います。

程度の違いがあるので難しい話ではありますが、基本的な方針としては嘘はつかないで事実だけを作文に活用するのが無難ですね。

 

本当に基本的な内容ばかりだけど、不要な減点を避けるために必ず押さえておいてね。

そもそも就活で作文を求められるケースとは?

 

ここからは、補足的な内容を共有していきますね。

まず本章では、就活で作文を求められるのはどんなケースがあるか?を解説します。

 

作文というと対象が広いので、ケース別に整理して理解しておくことが大切ですよ。

 

【就活で作文を求められるケース】

  • エントリーシートで志望動機などを書くとき
  • 選考途中に小論文試験があるとき 

 

ケース① エントリーシートで志望動機などを書くとき

 

1つ目は、エントリーシートで志望動機などを書くケースです。

これは、ほぼほぼすべての就活生が対応する必要がある作文ですね。

 

志望動機や自己PR・ガクチカなど、エントリーシートでは学歴などの基本事項以外に文章を書く欄がいくつか用意されています。

よって就活生であれば、頻出の質問に対して回答する文章を考える必要がありますね。

 

ケース② 選考途中に小論文試験があるとき 

 

2つ目のケースは、選考途中に小論文試験がある場合です。

ケースとしては少ないですが、選考過程の1つとして作文の試験がある場合はエントリーシートとは別に対応しないといけません。

 

ただ珍しい試験ではあるものの、回答の方針は通常の質問と同様です。

結論ファーストを前提としつつ、質問意図を意識した上で納得感のある理由・エピソードを語ることが重要になってくるかと。

就活時の作文の機会について整理できていない人は、本章の内容を参考に改めて理解しておくとよいでしょう。

 

小論文試験があるのは珍しい印象ですが、エントリーシートや履歴書ではほぼ確実に作文する機会がありそうですね。

就活で作文を求められる際によくあるテーマ

 

次にこの章では、就活の作文のテーマとしてよくあるものを紹介します。

前章で共有した2つのケース別に、テーマ例を見ていきましょう。

 

【就活で作文を求められる際によくあるテーマ】

  • エントリーシートでの作文テーマ例
  • 小論文試験での作文テーマ例

 

①エントリーシートでの作文テーマ例

 

エントリーシートでの作文テーマ例は、以下のとおりです。

 

【エントリーシートでの作文テーマ例】

  • 自己PR
  • 志望動機
  • ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)

 

エントリーシートでは、面接時にも深堀りされるような頻出の質問がよく聞かれます。

よって、就活3大質問のような基本的な質問に対応することが基本かと。

 

ここではとくに頻出の3つを厳選しましたが、ほかによく聞かれることは「【面接でよく聞かれること】"絶対に押さえるべき42問"の回答方法!」でまとめています。

面接での頻出質問を把握する上でも役に立つと思うので、質問対策が不十分な人はぜひあわせて目を通してみてくださいね!

 

②小論文試験での作文テーマ例

 

小論文試験での作文テーマ例は、以下のとおりです。

 

【小論文試験での作文テーマ例】

  • 最近のニュースに対して感じたこと
  • 今までで一番感動したこと
  • あなたにとっての幸福とは何

 

小論文では、時事問題やこれまでの体験・思想に関する質問をよくされます。

エントリーシートと比べると決まりきった質問は少ないですが、日頃から物事に対して自分の考えを持っておくことが対策になるかと。

 

就活時に小論文の対策をする人は、上記を参考にしてみてくださいね。

 

小論文試験の対象ではない人も、自己PRや志望動機などに対する作文を考えることはまず避けては通れないね。

補足:就活で作文を求める企業側の意図

 

最後に本章では、就活で作文を求める企業側の意図を共有していきます。

作文に限らず、企業側は何らかの意図を持って就活生に対応を求めているんですよね。

 

ゆえにこの意図を知っておくと、より的確な回答をしやすくなるわけです。

いずれも簡潔にまとめているので、最後にさくっと確認してみてください!

 

【就活で作文を求める企業側の意図】

  • 自社との相性を確認したい
  • 就活生の価値観や性格を探りたい
  • 論理的かつわかりやすく伝える能力があるか探りたい

 

意図① 自社との相性を確認したい

 

まず考えられるのは、自社との相性のよさを確認する意図です。

企業側は、自社に合う人材や採用人材に求める条件などを定めた上で採用活動をしているので、質問を通じて相性のよさを確認しているわけですね。

 

たとえば自己PRや志望動機を聞くと、候補者の強みや特徴・自社に対する熱意などを確認できるかと思います。

よって自社が求める能力を持っているか、自社で活躍できそうな素質があるかなどを判断して選考結果を下しているわけですね。

 

この点を考慮すると、作文を考えるときには企業側に刺さりそうな結論やエピソードを用意することが重要になってきます。

もちろん嘘をつくのはNGですが、いろいろな選択肢のなかから回答を考えるときには相性のよさが伝わりそうなものを選ぶとよいでしょう。

 

意図② 就活生の価値観や性格を探りたい

 

2つ目に、就活生の価値観や性格を探る意図も考えられます。

最終的には相性のよさを判断する際に活用されますが、文章からにじみ出る印象から就活生の価値観や考えの癖などを探っているわけですね。

 

たとえば手書きの場合なら、字のきれいさや丁寧さにも性格が表れます。

また作文中に登場する経験談などを読むと、候補者の心情なども探れますよね。

 

よって作文に着手する際は、できる限り本音ベースで書くことが重要かと。

自分をありのまま伝えたほうがミスマッチにつながり結果的に自分のためにもなるので、正直な価値観が伝わる文章も意識するとよいでしょう。

 

意図③ 論理的かつわかりやすく伝える能力があるか探りたい

 

3つ目に、論理的思考力や説明能力の高さを探る意図もあります。

社会人の仕事は基本周囲の人と協力しておこなうので、自分の考えや状況を正確に伝えるスキルは欠かせません。

 

その点、作文は限られた文字数で特定の物事を語る必要があるので、説明能力の高さを探る上で相性がよいんですよね。

作文を見たときに納得感があれば、論理的思考力も高いと予想できるかと。

 

ただ逆にいえば、わかりにくい作文だとそれだけで低評価につながる恐れもあります。

当然ながらマイナス評価につながる可能性もあるわけなので、常に評価されている意識を持って取り組むことが大切ですね。

 

なるほど、作文を求める企業は自社との相性を確認したり、説明能力の高さを探ったりすることを目的にしているのですね。

そのとおりだよ。企業から評価される回答をするためにも、作文の提出を求める側の意図も把握しておくといいね。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

就活における作文・小論文の書き方について、例文や質を高める秘策・ポイントなどを網羅的に解説しました。

 

就活の作文を書くときには、「PREP法」や「序論・本論・結論の流れ」など参考になる基本的な型があります。

いずれも結論を最初に伝え、企業側の質問意図を考慮した上で理由や具体例を語ることがポイントになってくるかと。

 

ただより着実に質を高めたいなら、第三者からの添削がやはり重要です。

記事内で共有した就活エージェントなら就活生は完全無料でサポートを受けられるので、枠が埋まってしまう前に早めに登録しておくことをおすすめします。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。

僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。

 

就活を成功させる上では全体に視野を広げた対策が必須なので、作文以外の対策に自信がない人はぜひあわせて目を通してみてくださいね。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 就活の作文を書くときは「PREP法」や「序論・本論・結論」の型を使うとよい。
  • 作文の質を高めたいなら、就活エージェントを活用して添削を受けるべきである。
  • 作文の中身を考える前に、全体の構成を決めておくのがおすすめである。
  • 文体を統一する、誤字脱字をなくすなどの基本的な注意点は徹底すべきである。
  • 作文を書くときは、企業側の意図も知っておくとよい。