今回の記事では、飽きっぽいことを短所として語る方法をバシッと解説します!
(正直に語るべき理由やOK・NG例文、質を高める秘策まで共有するよ!)
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
短所や長所は、応募者の人柄や性格をパッと理解するのに役立つ質問です。
それゆえ、面接では短所を質問されることが少なくありません。
ただ、自分のよい部分である長所は決めやすいですが、逆に飽きっぽいのような短所となると何にすべきか迷う人が多くいるんですよね。
弱みを直接伝えるわけなので、そもそも本当の短所を共有してよいか・どのように伝えるべきかなどの判断に迷うのも無理はありません。
そこでこの記事では、飽きっぽい人に向けて短所を正直に伝えてよい理由やOK・NG例文、短所の回答の質を高める対策を共有します。
飽きっぽいことを短所とする際のポイントや注意点なども紹介するので、同様の弱みを持つ人はぜひ最後までご覧ください。
自信のない短所って伝えるのが難しいですよね。
悪い印象を与えそうだから慎重になるよね。でもポイントを押さえておけば、決してネガティブな印象を与えずに済むよ!
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(僕が就活生の時に感じていた「働きやすい条件の良い企業だけを丁寧に紹介してくれるサイトはないのかな」を形にした求人サイトです!)
- 飽きっぽい性格を短所として伝えても問題ない理由
- 飽きっぽい性格を短所とする際の回答例文3選
- 短所の回答の質を高めたいなら模擬面接をこなすべき
- そもそも短所を聞く企業側の意図とは?
- 飽きっぽい性格を短所として語る際のポイント
- 転職者は転職エージェントを活用して面接対策するのがおすすめ
- 飽きっぽい性格を短所として語る際の注意点
- 補足:飽きっぽい性格の人が抱かれやすいイメージとは?
- 本記事の要点まとめ
飽きっぽい性格を短所として伝えても問題ない理由
冒頭でも共有したとおり、僕は飽きっぽいを短所として伝えてもOKと考えています。
もちろん伝え方に工夫は必要ですが、自分の本当の短所が飽きっぽいことなら、むしろ正直に語るべきと考えているんですよね。
ただやはり自分の弱みとなる部分なので、理由が気になるかと思います。
そこでまずは上記の結論に至った理由を簡潔に紹介するので、例文などを見る前にさくっと確認していきましょう。
【飽きっぽい性格を短所として伝えても問題ない理由】
- そもそも短所は正直に語るべきだから
- どんな人にも何らかの短所があるから
理由① そもそも短所は正直に語るべきだから
まず根本的に、僕は短所は正直に語るべきと考えています。
飽きっぽいことに限らず、自分の弱みは正直に語るべきという立場ですね。
というのも、無理やり長所に言い換えることで自分の表面的な部分で高評価を受けても、ミスマッチにつながる可能性が高まるだけだから。
本当の弱みを隠して回答すると、もしかしたら選考通過率は高まるかもしれません。
でも、企業側は自分の本当の弱みを考慮できていないので、適性がないような会社の内定ももらえてしまう可能性があるんですよね。
もちろん内定を得ることはよいことですし、とくに内定が1つもない時期だと一番のゴールを内定獲得と捉えがちです。
しかし本質的に考えると「就活の成功=自分と相性のよい会社に入ること」なので、このゴールから逆算すると短所は正直に語るべきなんですよね。
一般的には「短所は長所に言い換えて伝えましょう」とアドバイスされますが、僕としては断固反対の立場です。
短所は正直に語ることでミスマッチの防止にもつながるので、本質を意識して自身の言動を考えるとよいでしょう。
正直に伝えて落ちたとしても、自分と相性が悪かっただけの話だからね!
理由② どんな人にも何らかの短所があるから
2つ目の理由として、どんな人も何らかの短所を持つことがあります。
短所があるのは当たり前のことなので、悲観的になりすぎる必要はないんですよね。
どうしても自分の短所となると、必要以上にネガティブに捉えがちです。
でも、飽きっぽくない人も自分にはないような短所を持っているものなので、「自分の短所=とくに悪いこと」のように考える必要はありません。
だからこそ、自分の特徴や性格を示す短所を企業へ正直に共有することで、適性のない会社に入る可能性を下げるほうが得策といえるわけです。
ただ、短所を正直に伝えてミスマッチを防ぐためには、大前提として自分の短所を自分が正確に認識しておくことが欠かせません。
一般的によくある短所は別記事でまとめているので、飽きっぽい以外の短所も候補としてあげられる場合はぜひ一読しておいてくださいね!
ミスマッチ防止のためにも自己分析の徹底は必須
ミスマッチを防ぐためにも、短所は正直に語るべきと共有しました。
自分の弱みを正直に伝えて企業に判断材料を提供したほうが、結果としてミスマッチ防止につながり自分のためにもなるという考えですね。
ただこの考えは、自分の短所を正確に把握していることが前提となります。
面接時に伝える自分の短所を感覚的に決めてしまうと、よりリアルな弱みを伝えられずミスマッチにつながりかねないんですよね。
そこで重要になるのが、自己分析を深くおこなっているかどうかです。
弱みは自己理解を深めるなかで見つかるものなので、自己分析を何となくでこなしていると自らミスマッチの可能性を高めているといえるんですよね。
では、具体的にどうすれば自己理解を深めることができるのか?
僕は、独自に作成したテンプレートを用いる8ステップの自己分析方法を紹介しています。
▼自己分析シートの完成例
具体的なやり方に関しては、ここで説明すると長くなってしまうので、別の記事でマンガを用いてわかりやすく解説しました。
(自己分析シートも、以下の記事経由で無料でダウンロードできます!)
深い自己分析は、短所以外の自分の特徴を整理する上でも欠かせない作業です。
基本的な部分ですが、自己分析にどれだけ本気で取り組めたかが最終的な結果にも影響するものなので、ぜひ力を入れてみてくださいね。
短所は長所に言い換えるべきと捉えていたので、短所だからこそ正直に伝えたほうがよいという考えは新鮮で衝撃的でした。
すぐに辞めたくなるような会社の内定をもらっても意味がないからね。相性のよい会社に入るにはどうすべきか、を考えると適切な行動も見えてくるはずだよ!
飽きっぽい性格を短所とする際の回答例文3選
次にこの章では、飽きっぽいを短所とする際の回答例文を紹介します。
「短所は正直に伝えるべき」というベースの考えに納得できても、実際の伝え方を考えるとイメージが難しい人も多くいると思いますからね。
ここでは、3パターンにおける回答例文を用意しました。
NG例文もあわせて作成しているので、参考までに目を通してみてください!
【飽きっぽいを短所とする際の回答例文】
- 物事を長く続けられないことがある
- 多くのことに手を出して中置半端になりやすい
- 集中力を維持できないことがある
例文① 物事を長く続けられないことがある
【例文】
私の短所は、飽きっぽいところです。物事を長く続けられないことがあり、大学入学後に初めて応募した飲食店のアルバイトではモチベーションを維持できず半年で退職してしまいました。
しかし、社会人になると自分が熱中できる業務だけを担当できるわけではないですし、自身のモチベーションを管理することは課題として改善する必要があると考えています。
よって、アルバイトであれば1週間や1ヶ月単位で自分のなかで達成したい目標を決めておくなど、細かな目標を設定し続けることでモチベーションを維持しようと自分なりに取り組んでおります。
1つ目は、飽きっぽいゆえにアルバイトをすぐに辞めてしまった経験を語りました。
単に「短所は飽きっぽいところです」とだけ伝えるとイメージが伝わりにくいので、何らかの具体例を添えることは大切ですね。
また全体の構成としては、上記のように「正直に短所をズバッと+具体的なエピソード+改善策を実施している」の流れがよいと考えています。
以降の例文も同じ構成で作成しているので、ほかの事例における回答例も順に見ていきましょう。
例文② 多くのことに手を出して中置半端になりやすい
【例文】
私の短所は、飽きっぽいところです。多くのことに手を出して中置半端になりやすく、たとえば趣味に関して料理やスポーツ・音楽など幅広いジャンルに興味がありますが、浅い理解となっているものが多くあります。
興味の対象が幅広いのはよいことだとも思っていますが、一方で特定分野に特化することで生まれる視野の広がりやスキルの向上などは見込みにくく、意識的に改善できたらとも感じています。
よって最近では、たとえば料理に関してなぜ自分が飽きを感じたかをメモ帳に整理するなど、モチベーション低下につながっている原因を深く考えることで改善しようと現在行動しております。
2つ目の例文では、プライベートの活動を具体例として採用しました。
飽きっぽい性格の人なら、同様の気持ちを抱いたことがある人も多いかもしれません。
就活の回答に使うエピソードって規模感や実績としての大きさを意識しがちですが、企業側からするとイメージが膨らむかどうかのほうが重要です。
自分の人柄や性格などのほうが企業は知りたいと思っているので、上記のようにプライベートの事例でもどんどん活用してみてくださいね!
例文③ 集中力を維持できないことがある
【例文】
私の短所は、飽きっぽいところです。集中力を維持できないことがあり、たとえば大学などで講義のテスト対策をする際には集中力が長く続かないことに大きな課題を感じていました。
しかし、社会人になると自分の気持ちを優先して業務の取り組み具合を変えることはできないですし、周囲に迷惑をかけないためにも自分の意思で集中力をコントロールする必要があると考えています。
よって最近では、テスト対策なら1日ごとにこなすべき内容を事前に明確化しておくなど、目標達成に必要なタスクを事前に細かく計画立てることでだらけてしまうことがないようにしようと改善しています。
3つ目は、集中力が続かないことを短所として語った例です。
同じ飽きっぽいという短所にもいくつか種類があると思いますが、この例と同様の傾向がある人には参考になるかと。
事前にスケジュールを立てておけば、そのときの気分でサボることを防げます。
自身の短所を課題に感じていること・改善策として取り組んでいることを語ると好印象を受けやすいので、この流れで伝えるのはやはりおすすめですね。
NG例文
【NG例文】
私の短所は、飽きっぽいところです。新しいことを始めてもすぐに飽きを感じてしまい、長続きしないゆえに特定分野における力をつけられないことが多くありました。
しかし、特定分野で長続きしないことは幅広いジャンルに挑戦するきっかけにもなるので、ネガティブに捉えるのではなく前向きに考えるべきとも感じています。
御社に入社することができた暁にも私のこの特徴をうまく活かして、さまざまな業務に積極的にチャレンジすることで視野の広い人材になれたらと思います。
NG例文では、自身の短所をポジティブ化する形で伝えています。
短所は裏返すとポジティブな意味合いにもなりますが、自分の弱みをどう捉えるかは企業側が決めることなんですよね。
よって応募者側がポジティブな内容に変換するのは、図々しい感じもありますし、短所を認めていない感じがするのでおすすめできません。
意外と上記のようにふわっと答えてしまう人は少なくないので、短所の回答を考える際にはNG例文も参考にしてみてくださいね。
たしかに応募者側でポジティブ化しても、企業側が違う捉え方をしていたらむしろ違和感を覚えるきっかけになってしまいそうですね。
まさにそうなんだよね。もちろん自分の本音であれば伝えるのもアリだけど、就活対策としての視点だと個人的にはおすすめできないね。
短所の回答の質を高めたいなら模擬面接をこなすべき
続いては、短所の回答の質を高める方法について解説していきますね。
結論、短所の質を高めたいなら模擬面接で場数を踏むのがおすすめです。
もちろん前述の例文などを参考に、面接前に回答を用意しておくのはよいことです。
しかし、場数を踏んでいない状態で本番に臨むと力を発揮できないことがありますし、その場の追加質問にもうまく対応できないことがあるんですよね。
よってより着実に対策をするなら、やはり模擬面接をこなすべきかと。
ただ、模擬面接の重要性は理解できていても、いい感じの相手がいなくて諦めてしまっている人は少なくないんですよね。
大学だとキャリアセンターもありますが、大学職員って何となく相談しにくいですし、何回も面接をお願いするのもあまり現実的ではありません。
そこで僕がおすすめしたいのが、無料で使える就活エージェントです。
就活エージェントとは、完全無料ながら次のような支援をしてくれるサービスのこと。
(転職者の方におすすめのサービスは「転職者は転職エージェントを活用して面接対策するのがおすすめ」で共有しています!)
【就活エージェントのサービス内容】
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- 企業との面接のセッティング
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しかも支援を担当してくれるのは、就活支援に特化したキャリアアドバイザーです。
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上記の3つ以外におすすめの就活エージェントは別記事でまとめました。
ほかの選択肢も知った上で登録先を決めたい人は、ぜひあわせてご覧くださいね。
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同じような境遇の就活生を数多く見てきたからね。冷静に考えるとぶっつけ本番で苦戦するのは当然のことだし、力を出し切るためにも模擬面接は必須といえるよ!
そもそも短所を聞く企業側の意図とは?
次にこの章では、短所を聞く企業側の意図を共有していきます。
短所に限らず、どんな質問でも企業は何らかの意図を持って聞いているんですよね。
よって面接官に刺さりそうな回答を考えるためにも、質問をする側である企業の意図を知っておいて損はないかと。
短所では大きく3つの意図が考えられるので、順に見ていきましょう。
【短所を聞く企業側の意図】
- 業務に支障が生じる短所がないか確認したい
- 問題解決能力があるかを探りたい
- 自分を客観視できているか確認したい
意図① 業務に支障が生じる短所がないか確認したい
1つ目は、業務に支障が生じる短所がないか確認する意図です。
自社の業務を円滑にこなす上で必須のスキルなどを考えたときに、相性が悪すぎる短所を持っていないか確認するイメージですね。
具体例をあげると、対人でのやり取りが多い営業職や接客業の採用時に「人付き合い」「コミュニケーション能力」に問題がないか確認するなどですね。
これらの能力がないと悪いという話ではなく、募集職種に対して相性が悪い(適性がない)短所を持っていないか確認しているわけです。
内定獲得という目標に対しては、通過率が下がるのはよくないことです。
でも仮に相性の悪い会社から内定をもらえても、いずれすぐに辞めたくなる可能性が高いですし、結果として自分のためにもなりません。
志望度の高い会社だと本当の弱みを伝えるのはためらいがちですが、ミスマッチを防ぐ意味でもやはり短所は正直に語るべきといえますね。
意図② 問題解決能力があるかを探りたい
2つ目は、問題解決能力があるかどうかを探る意図です。
社会人になると、基本的には会社で発生する問題を解決し続けることになります。
よって面接全体を通して、問題解決能力の有無も探られているんですよね。
その点で短所は自分の弱みとなる部分なので、ある意味で自分の問題点ともいえる。
つまり短所に対する向き合い方を探ると、そのほかの物事で問題が発生したときの対処方法もイメージしやすいんですよね。
この意図に応えるには、例文でも紹介したように自分の短所に問題意識があること・改善に向けた行動を起こしていると伝えるのが効果的です。
逆に無理やりポジティブ化すると問題意識があることを伝えにくいので、この点でも正直に伝える利点があるといえますね。
意図③ 自分を客観視できているか確認したい
3つ目に、自分を客観視できているか確認する意図も考えられます。
基本的に仕事は自分ひとりでは完結しないので、周囲の人がどのように捉えているかは常に意識する必要があります。
成果をあげる上で、物事を客観的に見る能力は重要なスキルといえるわけですね。
そして短所は、客観視する能力の有無を確認する上で相性がよいです。
短所って他人と比べたときの自分の弱みとなる部分なので、他者を意識する客観的な視点がないとそもそも自覚できないんですよね。
よって短所を語るときは、具体例や問題意識があることをわかりやすく伝えて、客観視する能力があるとアピールすることも大切です。
「私は客観視が得意です」と直接伝えることではないですが、面接全体の回答を通して探られているので、この視点も意識しておくといいですね。
企業側の視点はあまり意識できていませんでした。たしかに質問意図を知っておくと、好印象につながる回答も考えやすくなりそうですね。
評価する側の視点があると細部の表現も変わってくるものだし、短所に限らず企業側の立場を想像しておくことは大切だよ!
飽きっぽい性格を短所として語る際のポイント
続いてこの章では、飽きっぽいを短所として語る際のポイントを共有します。
前章までと重複する内容も含みますが、短所の回答でよい印象を与えたいならどれも欠かさず押さえておくべきですね。
以下3つのポイントについて、順に確認していきましょう。
【飽きっぽいを短所として語る際のポイント】
- 短所をイメージできるような具体例を交える
- 改善策を実行していることも同時に伝える
- 無理に長所に言い換えて伝えようとしない
ポイント① 短所をイメージできるような具体例を交える
1つ目は、短所をイメージできるような具体例を交えること。
単に「私の短所は◯◯です」と語るのではなく、「具体的には◯◯のようなことがありました」などとエピソードを伝えることですね。
前述の例文でも、次のような例を交えていました。
【飽きっぽいことをイメージできるような具体例】
- 大学入学後に初めて応募した飲食店のアルバイトを半年で退職した
- 料理やスポーツ・音楽など幅広い趣味があるが、浅い理解のものが多い
- 講義のテスト対策をする際、集中力が長く続かない
自分の弱みや失敗談だと、面接官に伝えるのがはばかられるかもしれません。
でも面接では説明能力の高さも確認されているので、イメージが難しい回答のほうが低評価を受ける可能性もあるんですよね。
具体例といっても、例文のようにさらっと伝える程度で問題ありません。
この例示があるかないかで意外とイメージが変わるものなので、ほかの質問同様に短所を伝える際にも具体例を交えてみてください。
ポイント② 改善策を実行していることも同時に伝える
短所とセットで改善策を実行していると伝えることもおすすめです。
短所を聞く企業には問題解決能力を探る意図もあるので、改善策まで語るとこの能力があることを伝えられるんですよね。
具体的な伝え方としては、自分の短所にどんな課題を感じているかを説明し、その上で改善に向けてどんな行動をしているか話すのがよいかと。
問題点と改善策の流れを意識すれば、論理的なわかりやすい回答にもなりやすいですよ。
無理やり長所化する場合は、改善策までを提示することはできません。
一般的なアドバイスを参考に回答する人とも差別化できるので、僕の考えに共感できた人はぜひ取り入れてみてくださいね!
ポイント③ 無理に長所に言い換えて伝えようとしない
3つ目は、無理に長所に言い換えて伝えようとしないことです。
この記事では繰り返し伝えていますが、僕は短所を長所化するのはおすすめしません。
自分を偽って高評価を受けて入社することになっても、本当は相性が悪かった場合にすぐに辞めたくなってしまうからです。
自分の短所をどのように捉えるかは、企業によって異なります。
その会社で影響がない短所であれば、不当にマイナス評価を受けることはありません。
通過率を重視すると正直に短所を伝えたくないと感じますが、ミスマッチを防ぐ意味では自分にとっても正直に語る価値はあります。
「判断材料を企業に提供する」という意識を持って、ぜひ短所はできる限り正直に伝えてみてください。
短所を正直に語らないことによるデメリットも十分考慮したほうがよさそうですね。
まさにそのとおりだね。より広く視野を持って、本質的な就活の成功を考えた上で自分がとるべき言動を選択することが重要だよ。
転職者は転職エージェントを活用して面接対策するのがおすすめ
この章では、転職者向けに回答の質を高める方法を共有しますね。
結論、転職者は転職エージェントを使って面接の場数を踏むのがおすすめです。
転職エージェントは、就活エージェント同様に転職者の内定獲得を支援してくれます。
もちろん面接対策にも対応していますし、相手は転職市場に精通したプロなので、自身が考えた回答に対しても的確なアドバイスがもらえるんですよね。
何より完全無料なので、正直活用しない理由がありません。
もし僕が転職希望者だとしたら、20代なら「就職Shop」と「
UZUZ(ウズウズ)」を利用します。(理系出身者であれば「
UZUZ(理系特化)」を併用するかと。)
ITエンジニアやWeb業界への転職希望者であれば「レバテックキャリア」一択ですね。
いずれも利用者の評判が優れていて、サービスの信頼性も高いです。
オンライン面談対応で、全国場所を問わず使える点も押しポイントですね。
僕が考える転職を成功させるコツは、以下の記事でもまとめています。
「ホワイト企業の内定を得る」という視点でポイントを共有しているので、興味のある人はぜひあわせてご覧くださいね。
面接対策に限らず、転職を成功させたいなら転職エージェントの利用はマストかと。初めての人は転職の流れなども丁寧に教えてもらえるし、ぜひ有効活用してみてね。
飽きっぽい性格を短所として語る際の注意点
次のこの章では、飽きっぽいを短所として語る際の注意点を紹介します。
基本的な内容ですが、低評価を受けないためには欠かさず頭に入れておくべきですよ。
いずれも簡潔に解説していくので、さくっと確認していきましょう。
【飽きっぽいを短所として語る際の注意点】
- 長所と矛盾が生じないようにする
- ある程度は克服している印象を与えるようにする
注意点① 長所と矛盾が生じないようにする
1つ目は、長所と矛盾が生じないようにすること。
「飽きっぽいこと」が短所なら、「継続力があること」「責任感があること」などを長所とはしないようなイメージですね。
事実として、長所と短所が上記のようなケースはあるかもしれません。
ただ、よほど論理的でわかりやすい説明をした場合を除いて、真逆の長所と短所を採用すると違和感を持たれやすいんですよね。
長所と短所をそれぞれ理解してもらえないと、どちらかで嘘をついているのでは?などと疑われてしまう可能性もゼロではありません。
面接では全体の一貫性もチェックされているので、短所以外での回答との齟齬がないかどうかも意識しておきましょう。
注意点② ある程度は克服している印象を与えるようにする
どんな会社でも、成果をあげるには継続的に物事に取り組む必要があります。
ゆえに、選考時点で飽きっぽいところや忍耐力・継続力がないような印象を強く与えると、マイナス評価に直結する可能性があるんですよね。
企業側の視点を想像すると、すぐに物事を投げ出すような人を積極的に採用しようとは思わなさそうですよね。
すぐに転職するのでは?などと不安に思われる可能性もあるでしょう。
よって飽きっぽいことを短所とする場合は、自分なりに問題意識を感じていること・改善のために行動していることを伝えてください。
そして面接時点である程度克服している印象を与えられると、短所を正直に伝えても前向きに捉えてもらえる可能性があるでしょう。
たしかに長所などとの相関がないと、面接官は違和感を覚えそうですね。
説明がわかりにくい場合も同様に誤解されることがあるから、面接では論理性や一貫性も意識して回答することが大切だよ。
補足:飽きっぽい性格の人が抱かれやすいイメージとは?
最後に本章では、飽きっぽい人が抱かれやすいイメージを共有します。
繰り返し伝えたとおり、僕は短所は正直に語るべきと考えています。
ただ、自身の短所に対して一般的に企業が抱くイメージを理解しておくと、マイナス評価に直結する回答を防げるんですよね。
【飽きっぽい人が抱かれやすいイメージ】
- 集中力がない
- すぐに転職してしまいそう
- 責任感が薄く途中で投げ出してしまう
たとえば「集中力がある」「責任感がある」などを長所として語ると、短所とのギャップで違和感を持たれるかもしれません。
このように企業側が「飽きっぽいこと」に対して抱くイメージを知っておくと、ほかの回答でも矛盾を生みにくくなるわけですね。
補足的な内容ですが、飽きっぽい性格の人は上記も知っておくとよいでしょう。
自分を適切に客観視するためにも、どんな印象を持たれやすいか知っておいて損はないよ。独りよがりな意見を避けるためにも、視野はできる限り広げておこうね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
飽きっぽい人が短所を正直に伝えてよい理由やOK・NG例文、短所の回答の質を高める秘策などを網羅的に解説しました。
短所は、企業と応募者の相性を判断する上で重要な内容です。
ゆえに、すぐに辞めたくなるような会社に入らないために、応募者側としても短所は正直に伝えるべきと僕は考えています。
もちろん正直に短所を語る上で伝え方に工夫は必要ですが、この記事で共有した例文やポイントを意識すればまず大丈夫です。
就活・転職エージェントは自分が考えた回答にもアドバイスをくれるので、これまで活用していなかった人がいたらこの機会にぜひ登録してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【長所一覧表】30の長所と“それぞれのアピール方法”を解説!」も読んでみてください。
短所と同じく高頻度で質問される長所について、就活生・社会人がアピールできる強みを30個まとめています。
長所と矛盾を起こさないためにも短所とセットで整理しておくべきなので、現時点で明確化できていない人はぜひ目を通してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 飽きっぽいことに限らず、短所は正直に伝えてミスマッチ防止につなげるべきである。
- 短所は「結論→具体的なエピソード→改善策」の流れがおすすめである。
- 短所の質を高めたいなら、就活・転職エージェントをうまく活用するとよい。
- 飽きっぽいことを短所とするなら、ある程度克服している印象も与えるべきである。