就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は面接でよく聞かれる「友人からどう思われているのか?」「友人からどんな人だと言われるか?」という質問への回答方法を紹介します。
ちなみにこの質問、軽いようでめちゃくちゃ重要です。
実際に僕が就活生の時も10社以上から聞かれた頻出質問。
あなた自身が語る長所や短所よりも、他人からの「あなた像」という客観視の方が参考になることが多いので企業側もよく聞いてきます。
この質問の回答方法には攻略法があります。
その攻略法を今回は余すことなく共有するので、ぜひ参考にしてくださいね!
- 「友人からはどう思われているか?」の回答例文
- 面接で「友人からはどう思われているか?」と聞かれた時の回答ポイント
- 「友人からはどう思われているか?」の回答の作り方【2ステップ】
- 【類似質問】「友人はどんな人か?」の回答方法と例文
- 「友人からはどう思われているか?」と面接官が聞く理由
- おわりに
「友人からはどう思われているか?」の回答例文
まずは、さっそくですが回答例文をいくつか紹介します。
「友人からはどう思われているか?」の回答の仕方をまずは例文を参考にイメージしてみてください!
面接での回答例文①
面接官「あなたの友人からはどう思われていますか?どんな人だと言われますか?」
就活生「はい、友人からはよく落ち着いた性格だねと言われることが多いです。
普段は聞き手に回ることが多いので、友人からも相談しやすいと言ってもらえます。
▲ポジティブな意見をまずは伝える
しかし一方で、フットワークが重いと言われることがありますね。
落ち着いてゆったりする時間が好きな性格なので、たまにノリが悪いと怒られてしまうことがあり、改善しようと努力中です。」
▲ネガティブな意見も包み隠さずに伝える
面接官「なるほどですね。具体的にはどんな改善をされているのですか?」
就活生「友人から誘われたら、何も考えずに飛びついてみるということを大学からは意識しています。参加してみると「え、意外と面白いな」と思うことが多いので、行動力を高めることを意識していますね。」
▲追加の質問に対しては簡潔に答えることを意識しよう
フットワークが重いことをマイナス評価する企業も多いです。
しかし、それが自分の性格であり個性なら、それを伝えた上で採用してくれる企業の方が適性が高い可能性がありますよね。
就活は恋愛と同じように、相性で決まります。
入社後のミスマッチを起こさないためにも、自分の性格をありのまま伝えることを意識しましょう!
面接での回答例文②
面接官「あなたの友人からはどう思われていますか?どんな人だと言われますか?」
就活生「私は友人からとにかく明るい性格だと言われます。人見知りもしないので、出会って30分で地元の友達みたいと言ってもらえることも多いですね。
▲まずはポジティブな意見を伝える
しかし一方で、お喋りなのでもう少し静かにして欲しいと言われることも多く、話しすぎることを自粛している今日この頃です。」
▲次にネガティブな意見も伝える
面接官「なるほどね。昔から明るい性格だったのですか?」
就活生「小学校の頃まではおとなしかったのですが、中学校で転校してからお喋りになりました。友達を作ろうと必死に努力した結果なんですよね。」
▲「結論+理由」で簡潔に回答する
これは僕が就活生の時に話していた内容ですね。
「出会って30分で地元の友達みたいと言ってもらえる」という少しユーモアのある回答をすることで、面接官からのウケも良かった。
笑いを狙い過ぎない、程よいユーモアはかなり印象が良いのでおすすめです!
面接での回答例文③
面接官「あなたの友人からはどう思われていますか?どんな人だと言われますか?」
就活生「私はよくお母さんみたいと言われることがあります。よくよく聞いてみると、話を深く聞いてくれるので落ち着くとのことでした。
▲まずはポジティブな意見を伝える
しかし一方で、まさにお母さんのように友人にも注意をすることがあるので、怖がられてしまうこともあるんですけどね。」
▲次にネガティブな意見を伝える
面接官「お母さんみたいって言われるのは面白いですね!」
この例文のように「まるで◯◯みたい」という比喩を伝えるのも、自分のキャラクターを伝えるのにおすすめですね!
聞き手も「なるほど」と納得しやすいので、◯◯みたいと言われる人はそのポジティブな側面とネガティブな側面の両方を語るのも良いですよ!
回答の作成と同時に「エントリー数の確保」も進めよう!
面接での回答を考えるのと並行して、エントリー数の確保も進めていきましょう。
評価される回答が作れても、そもそも面接を受ける回数が少ないと内定獲得率も高まりません。
面接通過率を高め、内定を獲得するためにも、まずはエントリー数を確保することが大事です。
僕がいま就活生だったら、逆求人サイトを活用して企業との接点を自動的に増やせる仕組みをつくりますね。
逆求人サイトの中でも「キミスカ」は、スカウトが3種類にわかれていて企業の本気度がわかりやすいのがメリット。
これまで200以上見てきたサイトの中でもダントツでおすすめなので、まだ使っていない人はぜひ登録してくださいね。
こうして見ると、ネガティブな意見も伝えてくれると親近感が湧きますね!
そうなんだよ。面接官に対して、短所を伝えることは全然悪いことじゃないからね!長所と短所は裏表だからさ。
面接で「友人からはどう思われているか?」と聞かれた時の回答ポイント
「友人からどう思われているか?」「どんな人だと言われるか?」
これらの回答の作成方法を把握したところで、評価される回答のポイントを押さえましょう。
僕がこの質問に対して、意識していたポイントは以下の2点です。
それぞれ詳しく見ていきましょうか。
【回答のポイント】
- 嘘をつかないこと
- ネガティブな側面とポジティブな側面の両方を伝えること
回答のポイント① 嘘をつかないこと
第一に“自分のためにも”嘘をつかないことが大前提です。
就活において、「自分の性格に関すること」は嘘をつかないようにすることが重要なんですよね。
正直、志望順位で嘘をつくことに関してはデメリットはありません。
「御社が第一志望です!(本当は第三志望だけどね・・・)」は別に構わない。
しかし、自分の性格を偽って内定を獲得した場合、入社後のミスマッチが生じる可能性がググンと上がります。
(だって、選考を通して面接官は「自社に合うか?」という判断をしてくれているわけだから。嘘をつかれたら、その判断が狂ってしまうよね。)
入社後のミスマッチは企業側にも就活生側にも損を与えてしまいます。
具体的な損失は以下ですね。
【入社後のミスマッチによる損失】
企業側:採用費と教育費を失う。部署ごとの社員数の調整に手間がかかる。
就活生側:転職の必要性が生じる。新卒というステータスを失う。
要するに就活生側もミスマッチが生じないよう努力する必要があるってことです。
よってまずは「性格に関する嘘はつかないこと」を徹底してください。
ちなみに以下のツイートにて、「入社後のミスマッチを防ぐ方法」を他にも挙げています。
就活生側も「入社後のミスマッチを防ぐこと」に意識を向ける必要がある。
— 就活マン®︎ / 藤井智也 (@shukatu_man) April 9, 2020
そのためにできること↓
・性格に関する嘘を絶対つかない
・企業選びの軸を明確にする
・自分に合う職種を徹底的に追求する
・自分の性格を理解し似た性格の人が働く会社を探す
・離職理由一覧から「特にこれが嫌だ」を探す pic.twitter.com/lkGvMcjtpd
- 性格に関する嘘を絶対つかない
- 企業選びの軸を明確にする
- 自分に合う職種を徹底的に追求する
- 自分の性格を理解し似た性格の人が働く会社を探す
- 離職理由一覧から「特にこれが嫌だ」を探す
回答のポイント② ポジティブな意見とネガティブな意見の両方を伝えること
次にポジティブな意見とネガティブな意見の両方を伝えることで、面接官の理解度を高めることができます。
これは具体的にどういう意味か?
友人から言われる意見を「ポジティブ」と「ネガティブ」に分けましょう。
実際に僕が友人から言われる意見をここでは挙げてみますね。
ポジティブな意見:明るい、行動力がある、常にイキイキしている
ネガティブな意見:お喋りすぎる、何も考えずに突っ走る、せっかち
長所と短所は裏と表。
「明るい↔お喋りすぎる」「行動力がある↔何も考えずに突っ走る」「常にイキイキしている↔せっかち」というように、ポジティブとネガティブな側面の両方を伝えることで、人柄は更に伝わりやすくなります。
ネガティブな意見もあえて伝えることで“素直な人だ”と評価される
ここであえて、ネガティブな意見も伝えることには僕なりの戦略があります。
それは「ネガティブな意見も伝えることで素直な人だ」と面接官に認識させるということです。
【回答例文】
「私は友人からはとにかく常にイキイキしているねと言われることが多く、行動力があると言ってもらえることが多いです。(ポジティブな意見)」
これだけだと、“良いことばかりアピールしようとしている感”が出ません?
良いことばかりアピールしようとしている人に対して思うことは「この子、猫カブってるんじゃないか?」です。
そこであえて、ネガティブな意見も付け足すのです。
【回答例文】
「私は友人からはとにかく常にイキイキしているねと言われることが多く、行動力があると言ってもらえることが多いです。(ポジティブな意見)
その反面、せっかちだと言われることも多く、何も考えずに突っ走るのでよく注意されてしまうこともありますね。(ネガティブな意見)」
このように、ネガティブな意見を入れることによって、あなたの人柄や性格の理解が進み、かつ猫をカブっていない素直な人だと思われる。
ぜひこれを徹底して、自分のネガティブな側面も積極的に伝えるようにしましょう。
たしかに「自分を良いようにだけ語る人」って、猫をかぶっている感を強く感じますよね。これは就活だけじゃなくて、私生活でもそうかもしれない。
まさにそのとおり!自分の弱みを語れる人の方が、周りは親近感を感じてくれやすいんだよ。
前に、ローランドさんがYouTubeで「辛いものが全部食べれない」って言ってるのを聞いて、親近感が湧いたなぁ〜!
「友人からはどう思われているか?」の回答の作り方【2ステップ】
ではさっそく、「友人からはどう思われているか?」の回答の作成法を紹介します。
僕が就活生の時、次の方法で回答を作成していたので参考にしてください!
【友人からはどう思われているか?の回答の作成法】
- 適性検査を受けて「長所」と「短所」を明確化する
- 自分に当てはまる長所と短所を回答として設定する
ステップ① 適性検査を受けて「長所」と「短所」を明確化する
そもそも僕は「友人からこんな人」とか言われたことがありません。
(めちゃくちゃ友達が少ないタイプなので、、、この話は悲しくなるのでやめましょうかw)
面接官に「友人が少ないのでどんな人とか言われたことないですね」と回答したら、協調性がないとして確実にマイナス評価をくらいます。
そこで「AI(人工知能)」を友人として、AIから見た自分像を提示するのです。
AIから自己評価を受けるために「適性検査」というツールがあります。
アンケートに答えていくことで、自分の長所や短所を教えてくれるもの。
僕はこれまで20以上の適性検査を使いましたが、「キミスカ」という就活生向けの逆求人サイトが無料提供する適性検査がダントツで良かったです。
長所と短所の客観データを取得
適性検査によって、性格の傾向や職務適性などのデータを入手できます。
その中で今回使うのは「9番の人物像及び人材活用に関するコメント」ですね。
長所と短所を文章で教えてくれます。
適性検査の受験方法
この適性検査は就活生なら無料で受けることができます。
まずは「キミスカ公式サイト」へ移動後、当てはまる卒業年度をクリック。
▼メールアドレス、パスワード、卒業年度を入力して会員登録完了です!
(メールが送られてきて本登録など面倒な手順がないのも良い)
▼マイページへ移動して【適性検査】をクリック
▼適性検査を受検後、再度【適性検査】から結果が見れる
まずはこの手順で適性検査のデータを入手しましょう。
ちなみにこの適性検査のデータは、自己分析でもフル活用できます。
加えて「どんな職種が向いているのか」の参考にめちゃくちゃなるので一石三鳥。
ステップ② 自分に当てはまる長所と短所を回答として設定する
先ほど入手したデータをそのまま使うのは微妙。
「これは流石に全く合っていないな」と思う部分を削除しましょう。
そうして残った自分の長所と短所の客観意見を回答に使います。
今回は序盤の長所と短所を回答としましょう。
↓ 序盤の長所と短所を使えば回答が用意できる!!
(長所と短所の両方を答えるのが次の章で解説しますがポイントです!)
長所:細やかで丁寧、粘り強く、控えめで物静か
⇒友人からはとにかく「作業の細かさ」と「粘り強さ」を褒めてもらうことが多いですね。たしかに凝り性なので、目の前の作業の細部まで粘り強く作業しがちです。
短所:些細なことを気にする、やや頑固、引っ込み思案
⇒一方で、友人から言われる短所として「頑固」だと言われますね。先程の凝り性に通じるのですが、自分が良いなと思ったことはなかなか曲げないタイプかもしれません。
いかがでしょうか!
正直友達が多い人でも、友人からどう言われるかって色々ですよね。
そこで適性検査を用いて長所と短所を洗い出し、それを使って回答するのは非常に便利でおすすめです。
なるほど!適性検査を使って長所と短所を洗い出せば、それは客観視として友人から言われる自分像として語ることができるのか!
そうだよ。所要時間も15分ほどで回答が用意できるから、この頻出質問を攻略する上でベストだと僕は考えているよ。
【類似質問】「友人はどんな人か?」の回答方法と例文
ここまでの解説にて、「友人からはどう思われているか?」の回答方法が分かったと思います。
この質問に似ている質問として、「あなたの友人はどんな人か?」という質問があるので、こちらの回答方法と例文を簡単に解説しておきたいと思います。
「あなたの友人はどんな人か?」の回答方法
要するに、どんな友人と付き合っているのかが知りたいわけです。
「類は友を呼ぶ」というように、人は自分に似た性格の人を好むので、友人のことを知れば結果としてその人のことを知ることができるんですよね。
この質問の回答はシンプルで「結論+理由」です。
結論:どんな性格の友人が多いか
理由:なぜそういう性格の友人が多いのか?(一緒にいると居心地が良いのか)
理由まで話すことで、聞き手の理解は深まります。
基本的な面接での回答は「結論+理由」と覚えておくと良いですよ!
簡潔に回答することができるようになるので。
「あなたの友人はどんな人か?」の回答例文
面接官「あなたの友人はどんな人が多いでしょうか?」
就活生「私の友人は、常に意識高く何かに取り組んでいる人が多いです。
▲まずは結論を簡潔に伝える
一緒に過ごして、話をすると自分のモチベーションが高まるような関係性が好きなので、自然とそういった友人が周りに集まるようになりましたね。」
▲次に理由を伝えて聞き手の納得度を高める
どんな友人が多いのか、素直に答えれば良いです。
この例文はちょっと意識高い系になってしまいましたが、実際に僕はそういう友人が周りに多いんですよね。
ずっと愚痴ばかり言っているような人とは会わないので、意識高い系、いや実際に意識が高い人が集まりましたw
友人関連の質問としては、この質問もよくされるからここで押さえておこう!
「友人からはどう思われているか?」と面接官が聞く理由
どんな質問も「なぜその質問をするのか?」という面接官の質問意図を明確にすることが重要です。
質問意図さえ明確にできれば、あとはそれを満たすように回答すれば良いだけですからね。
「友人からはどう思われているか?」という質問の意図は大きく2つあります。
質問意図① あなたの普段の人柄や性格について理解したい
まずは「就活生の普段の人柄や性格を知ること」が第一の目的ですね。
面接では緊張していて、素の自分を出せない人が多い。
つまり「現実の自分」を面接官に伝えられない人が多いんですよ。
面接官はそんな「虚像」を見て評価してしまったら、当然ですが入社後のミスマッチに繋がる可能性が高い。
よって面接官は極力、その就活生の素を知りたいと考えます。
(それが面接官の役目!)
友人からの意見は「現実の自分」を写す
とは言うものの、人と話すことが苦手な就活生はなかなか素を出せません。
そこで参考にするのが「友人からどう思われているのか」という友人の意見なのです。
これは似た質問である「親からどんな人だと言われますか?」と一緒ですね。
身近な人からのあなたの印象は、現実のあなたを写すので初対面である面接官が参考にしやすい情報なのです!
質問意図② 周りへの接し方から自社との適性を測りたい
就活生の素を知りつつ、面接官が知りたいのは周りとの接し方です。
おしゃべりなのか、話を聞くタイプなのか、主体的にイベントを企画するタイプなのか、相談に乗ってくれるタイプなのか、、、
このように周りへの接し方を知ることによって、自社との適性を測ることができる。
具体的には以下のような思考です。
面接官の考え「今年は行動力のある新卒を採用しよう」
↓
就活生「友人からはとにかく動いているよねと言われます。具体的には・・・」
↓
面接官の考え「おお、自社の今年の求めている人材に合いそうだな!」
企業が求める人物像は毎年変わりますし、企業によって異なります。
よって「嘘の自分」を伝える必要はないですし、入社後のことを考えると「ありのままの自分を伝えて、それを評価してくれる企業」に入社すべきです。
この辺の詳しい話を次の章でしていきましょう。
ここでは、この2つの質問意図だけ把握しておいてくださいね。
なるほど!友人からの評価は、初対面である面接官にとってその就活生の素を理解する情報になるんですね。
そのとおり!素を理解できないと、ミスマッチに繋がりかねないからね。
おわりに
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
友人からどう思われるかという質問への対策は、この記事で完璧にできたでしょう。
ちなみに面接でされる頻出質問を別記事ですべて解説しています。
↓1週間かけて書いた4万字に及ぶ記事なので、ぜひゆっくり読み込んでください。
面接対策を徹底することで、確実に内定獲得に繋がります。
面接で不採用を連発する人は、話が長かったり、結局何を言いたいのか分からなかったりと特徴があるものです。
そうしたマイナス評価される特徴を潰しつつ、頻出質問だけ対策しておけば面接の通過率は絶対に上がりますよ。応援しています!
【本記事の要点まとめ】
- 面接で面接官があなたの友達や周囲の人からの評価を聞く理由は、本来のあなたの姿を知りたいからであり、それを知った上で自社との適性を測るためである。よって正直に話すことが大切であり、周りからどんな人だと言われるのか、悪い面も含めて丁寧に伝えることが重要である。