今回の記事では、諦めが早いことを短所として語る方法をバシッと解説します!
(回答例文やポイント、短所の回答の質を高める方法まで共有するよ!)
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
人柄や性格を探るために、面接では短所を質問されることがよくあります。
ただ短所は自分の弱みとなる部分なので、長所とは異なり自分の短所を正直に伝えてもよいかと悩む人は少なくありません。
諦めが早いなどの自分の短所を明確化できていても、どのように伝えたらよいかと困っている人も多くいるのではないでしょうか。
一般的には「長所に言い換えましょう」とアドバイスされますが、個人的には断固反対の立場で別の伝え方をおすすめしています。
この記事では、諦めが早いという短所を持つ人に向けて、OK・NGパターンの回答例文や質を高める方法を共有します。
諦めが早いを短所とする際のポイントや注意点まで紹介するので、同じ特徴を持っている人はぜひ最後まで読んでみてください。
短所を短所として伝えるのは難しそうですね。
実はそんなに難しいことじゃないんだ。むしろ無理やり長所として伝えようとすると、かえってマイナス評価になるから、ありのまま伝えるべきだよ!
- 諦めが早い性格を短所として伝えても問題ない理由
- 諦めが早い性格を短所とする際の回答例文3選
- 短所の回答の質を高めたいなら模擬面接をこなすべき
- そもそも短所を聞く企業側の意図とは?
- 諦めが早い性格を短所として語る際のポイント
- 転職者は転職エージェントを活用して面接対策するのがおすすめ
- 諦めが早い性格を短所として語る際の注意点
- 補足:諦めが早い人が抱かれやすいイメージとは?
- 本記事の要点まとめ
諦めが早い性格を短所として伝えても問題ない理由
冒頭でもお伝えしたとおり、僕は短所を長所に言い換えて語ることをおすすめしていません。
むしろ自分の短所が諦めが早いなら、それを正直に伝えるべきと考えています。
これは単に逆張りしているのではなく、もちろん明確な理由があるんですよね。
一般的な意見とはやや異なるのでハードル高く感じるかもしれませんが、根本的な部分になるのでぜひ一読してみてください。
【諦めが早い性格を短所として伝えても問題ない理由】
- そもそも短所は正直に語るべきだから
- どんな人にも何らかの短所があるから
理由① そもそも短所は正直に語るべきだから
大前提として、そもそも短所は正直に語るべきだと僕は考えています。
短所で嘘をつくと、自分を偽った状態で高評価を得られたときにミスマッチを起こしてしまい、結果的に自分も辞めたくなる可能性があるからです。
選考時点では、表面的な嘘をつくと内定を得やすくなるかもしれません。
でも、嘘をつくと適性のない会社からも高評価を受ける可能性があるので、最終的に自分が損する恐れがあるんですよね。
つまり自分が損しないためにも、短所は正直に伝えるべきなわけです。
そもそも就活の成功とは、「自分と相性のよい会社に入ること」だと僕は思います。
就活の成功を内定獲得とすると自分をよく見せたくなりますが、ミスマッチを起こす可能性を自ら高めていたら本末転倒なんですよね。
よって短所は嘘をつかず正直に語り、適性が合う会社を目指すのがやはりよいかと。
もし正直に語って不採用になってもその会社と相性が悪かっただけの話なので、本質的に考えると自分のためになっているといえますよ!
理由② どんな人にも何らかの短所があるから
根本的な話ですが、短所はどんな人も持っているものです。
自分の弱みとなると否定的に捉えがちですが、短所があること自体は当たり前の話なので、ネガティブに考えすぎる必要はないんですよね。
長所と同じように、自分が持つ特徴の1つというだけです。
具体的に話すと、諦めが早いという弱みを持っていない人でも、優柔不断や緊張しやすいなどの短所を持っている可能性があります。
よって、自分の短所だけをとくに悪いものだと捉える必要はありません。
ただ、短所を正直に伝えてミスマッチを防ぐ意味では、前提として自分の短所を自分が的確に把握しておく必要があります。
感覚的に短所を理解していると、企業に判断材料を提示できないですからね。
就活攻略論では、一般的によくある短所を一覧でまとめた記事も用意しています。
諦めが早い以外にも短所の候補がありそうな人は、ぜひあわせて目を通しておくとよいでしょう。
ミスマッチ防止のためにも自己分析の徹底は必須
自分と相性がよい会社に入るためにも、短所は正直に語るべきと共有しました。
嘘をつくと自分の本当の弱みが伝わらないので、表面的な部分で評価されてミスマッチにつながりやすいんですよね。
そしてこの観点で考えると、そもそも短所を適切に把握することが必須となります。
自分で自分の短所を把握できていないと、相性のよさを判断する上で重要な自分の特徴を企業側に伝えられないですからね。
そこで重要になってくるのが、自己理解を深めておくことです。
ただ、自己分析ってやり方や終わりが曖昧なので、何となく就活初期に取り組んで終わりになっている人がかなり多くいるんですよね。
そこで就活攻略論では、独自に作成したテンプレートを用いる8ステップの自己分析方法を紹介しています。
▼自己分析シートの完成例
具体的なやり方に関しては、ここで説明すると長くなってしまうので、別の記事でマンガを用いてわかりやすく解説しました。
(自己分析シートも、以下の記事経由で無料でダウンロードできます!)
自己理解を深めることは、短所以外の回答を考える上でも欠かせません。
いかに妥協せず自己分析できたかが最終的な結果を左右するといっても過言ではないので、現段階で自信がない人はぜひ一読してみてくださいね。
なるほど。短所を正直に伝えたほうが企業側も適性を判断しやすくなって、ミスマッチが起こる可能性を減らせるわけですね。
まさにそのとおりだよ。目先の内定獲得というゴールを考えると生まれにくい発想だけど、本質的なゴールを考えると最終的に自分のためになる言動といえるね!
諦めが早い性格を短所とする際の回答例文3選
次にこの章では、諦めが早いを短所とする際の回答例文を紹介します。
「短所は正直に語るべき」という僕の考えを理解できても、具体的にどんな回答をすべきか悩む人は多くいると思いますからね。
ここでは、3パターンにおける回答例を用意しました。
NG例文も用意しているので、参考までに目を通してみてくださいね!
【諦めが早いを短所とする際の回答例文】
- 失敗を嫌って挑戦をためらうことがある
- 長く続けていると飽きやすい
- 物事の見切りをつけるのが早い
例文① 失敗を嫌って挑戦をためらうことがある
【例文】
私の短所は、諦めが早いところです。失敗を嫌って挑戦をためらうことがあり、たとえばプライベートで旅行するときも初めての場所は選ばず、過去に訪れたお気に入りの場所だけを候補地とすることがあります。
しかし、挑戦を嫌っていては新たな経験や知見も得にくいですし、社会人になってからも積極性に欠けることで周囲に迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません。
よって最近では、旅行なら楽しめることが確実な場所ではなく新たな場所に行くことに価値を見出すなど、最終的な結果だけを追わず経験自体に価値を置くことで改善しようと現在行動しております。
短所を回答するときは、上記のように「正直に短所をズバッと+具体的なエピソード+改善策を実施している」の流れがよいと考えています。
僕自身も現役だった頃は、この構成で伝えるようにしていました。
具体例があることで短所のイメージが膨らみますし、説得力も生まれます。
また、問題意識があること・改善に向けて実際に行動を起こしていることを伝えると、短所を正直に伝えても前向きな印象を残せますよ。
例文② 長く続けていると飽きやすい
【例文】
私の短所は、諦めが早いところです。長く続けていると飽きやすく、大学入学直後に加入したサッカー部ではモチベーションを維持できずに半年程度で辞めてしまいました。
しかし、社会人になると目標を達成するために努力を継続すべき物事が多々あると思いますし、周囲に迷惑をかけないためにも現在の課題は改善すべきだと考えています。
よって最近では、1週間や1ヶ月単位などで自分が達成したい目標を事前に考えておき、小さな目標の設定と達成を繰り返すことで短所を克服しようと現在取り組んでおります。
2つ目の例では、諦めが早いという短所のなかでも「飽きやすい性格」を持つパターンで回答を作成しました。
この短所を持つ人は、改善策としても述べたように小さな目標を設定し続けてモチベーションを維持するのがよいかと思います。
構成は1つ目と同様にしていますが、短所を正直に伝えつつも改善意識があるとわかるので、前向きな印象を持ってもらえるかなと。
短所を正直に伝えるパターンの例文ってほとんど出回っていないので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
例文③ 物事の見切りをつけるのが早い
【例文】
私の短所は、諦めが早いところです。物事の見切りをつけるのが早く、大学で初心者として初めたバスケ部の活動では、レギュラーになるなどの結果が保証されていないなかで活動を継続できないことがありました。
しかし、最初から結果が保証されているような物事は少ないですし、社会人になってからも会社で成果を上げ続けるには愚直に努力を続ける姿勢が必須になると考えています。
よって最近では、結果が出始めるまでの期間も物事を前向きに捉えることで精神をコントロールするなど、何かに挑戦するときにポジティブ思考を癖付けることで改善しようと現在取り組んでおります。
3つ目は、物事を粘り強く継続できないことを短所とする例文です。
いわゆる忍耐力が低いことを短所とするケースですが、会社ではこの能力が求められるので、できる限り前向きに語ることが必須ですね。
具体例としては、大学時代から始めた部活の経験を採用しました。
あくまでイメージを膨らませてもらうことが重要なので、大学のことでもプライベートのことでも相性のよいものを採用するといいですね。
NG例文
【NG例文】
私の短所は、諦めが早いところです。自分にとって困難な状況に直面するとモチベーションを維持することが難しく、トラブルなどが起きるとすぐに挫折してしまうことがあります。
しかし、諦めの早さは別の物事に挑戦するために意識をすぐに切り替えることにもつながるので、さまざまな分野にチャレンジするきっかけにもなっていると考えています。
御社に入社することができた暁にも私のこの特徴をうまく活かして、さまざまな分野の業務を経験するなかで知見を増やし会社の利益拡大に貢献したいと思います。
NG例文では、自分の忍耐力のなさを正当化する回答を考えました。
一見ポジティブに捉えているような感じですが、あくまで評価するのは企業側なので、こちらが強引に主張するのは的外れなんですよね。
「自分にとって困難な状況が苦手」「すぐに挫折してしまう」など、マイナス評価に直結しかねない表現もやはり微妙です。
ここではあえて極端な例文を用意しましたが、意外とNG回答をする人もいるので、事前に答えを用意する際はあわせて参考にしてみてくださいね。
具体例があるとどんな短所なのかイメージしやすいですね。加えて改善策まで説明されると、自ら克服する意識が伝わってきて印象がよさそうです。
そのとおりなんだよね。伝え方を工夫すれば正直に伝えてもマイルドな印象にできるから、僕の例文を参考に回答を考えてみるといいよ。
短所の回答の質を高めたいなら模擬面接をこなすべき
続いてこの章では、短所の回答の質を高める方法を共有しますね。
結論、短所の質を高めたいなら模擬面接によって場数を踏むのがおすすめです。
前章までの回答例文を参考にしても、ある程度の回答は作れるかと思います。
でも事前に回答を考えていてもぶっつけ本番で面接に臨んでいては、その場の追加質問などにうまく対応できないことが多いんですよね。
本番は緊張するものなので、自分の力を十分発揮できないこともあるかもしれません。
その点、模擬面接で場数を踏んでおくと上記の対策になるわけです。
ただ模擬面接の重要性やメリットはわかっていても、いい感じの相手がいなくて諦めている就活生が非常に多くいるんですよね。
大学のキャリアセンターが現実的な手段ですが、何となくハードルがありますし、何回もお願いするのは意外と難しいものです。
そこで僕がおすすめしたいのが、無料で使える就活エージェントですね。
就活エージェントとは、次のような支援をしてくれるサービスのこと。
(転職者向けのおすすめサービスは「転職者は転職エージェントを活用して面接対策するのがおすすめ」で共有しています!)
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
求人紹介から面接対策まで、就活全般をサポートしてくれる存在ですね。
内定獲得をゴールとして必要なことがあれば幅広く支援してくれるので、模擬面接をお願いしても快く対応してくれます。
しかも実際に支援してくれるのは就活市場に精通したキャリアアドバイザーで、過去のサポート経験も踏まえて客観的なアドバイスをくれるんです。
自分ひとりだと意外な部分や細かいミスに気付きにくいですが、第三者のプロに見てもらえると初歩的なミスなども防げますよ。
▼就活エージェント利用者の声
僕はこれまで50以上の就活エージェントを見てきました。
そんな僕が今就活生なら、まずは「ミーツカンパニー就活サポート」と「LHH就活エージェント」に登録するかと。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
就活エージェントには、上記より知名度が高いものも存在します。
ただ知名度と質は必ずしも比例しないので、上記2つのように利用者の口コミが優れたものを優先して選ぶべきなんですよね。
2つはオンラインにも対応しており、全国の就活生が利用できますよ。
ちなみに、就活エージェントは3つ以上を同時に利用すべきです。
各サイトに登録すると専任の担当者がつくのですが、複数を併用したほうが自分と相性がよい人・微妙な人を見極めやすくなるんですよね。
▼就活エージェントを複数併用すべき理由
上記の2つ以外におすすめの就活エージェントは別記事でまとめました。
ほかの選択肢も知った上で登録先を決めたい人は、ぜひあわせてご覧くださいね。
模擬面接は大事なんだろうなと思っていましたが、まさにお願いできそうな相手がいなくてまあいいかなと思っていました……!
似た境遇の就活生が大半だけど、だからこそ場数を踏むと差別化につながるんだよね。エージェントは相談相手としてぴったりだから、ぜひうまく活用するといいよ!
そもそも短所を聞く企業側の意図とは?
次にこの章では、短所を聞く企業側の意図を紹介します。
どんな質問でも企業は何らかの意図を持って聞いているので、この意図を知っておくと好印象を与えられる回答も考えやすくなるんですよね。
短所を聞く意図としては大きく以下の3つが考えられるので、より的確な回答を用意するためにもこの機会に確認しておきましょう。
【短所を聞く企業側の意図】
- 業務に支障が生じる短所がないか確認したい
- 問題解決能力があるかを探りたい
- 自分を客観視できているか確認したい
意図① 業務に支障が生じる短所がないか確認したい
1つ目の意図は、業務に支障が生じる短所がないか確認すること。
これは単純な話で、業務において直接的に悪影響が生じるような短所を持っていないか確認しているイメージです。
たとえば営業職や接客業では、コミュニケーション能力や人付き合いの能力が欠かせないですよね。
この前提があるのに、同職種の選考時に「私の短所は人付き合いが苦手なところです」などと伝えると相性が悪いと判断されるわけです。
ただ、自分の本当の短所を伝えているのであれば、相性が悪いと判断されて選考に落ちてもむしろ自分のためになるといえるかと。
仮に内定をもらえていても、入社後に相性の悪さを感じる可能性が高いですからね。
よってこの意図に対しては、とくに対策する必要はないと僕は考えています。
やはり正直に伝えることが自分のためにもなるので、短所では無理やり長所に言い換えないので説明するのがおすすめですね。
意図② 問題解決能力があるかを探りたい
2つ目に、問題解決能力の有無を探る意図も考えられます。
会社では日々さまざまな問題が生じるので、社員として働き始めるとこれらの問題に対処し続けることが仕事となります。
つまり社員として活躍するには、問題解決能力が必須なんですよね。
よって企業は、選考時点でもこの能力の有無を探っているわけです。
そして短所は自分の弱みとなる部分なので、この弱みとの向き合い方を聞くことで問題解決能力を探れるんですよね。
だからこそ、短所を回答する際は自分の短所に問題意識を感じていること・改善に向けて行動していることを伝えると好印象を与えやすいんです。
前述の回答例文でも、すべて上記の内容を入れる構成にしていました。
短所以外の質問でも問題解決能力の有無は探られているので、そのほかの回答時にもこの視点は意識しておくといいですよ!
意図③ 自分を客観視できているか確認したい
3つ目は、自分を客観視できているか確認する意図です。
仕事は自分ひとりで完結しないものが大半なので、業務を円滑にこなすには第三者の視点を意識できる能力が欠かせません。
上司や同僚・取引先など、関係者がどのように物事・自分を見ているかを意識して業務を進めることが求められるわけですね。
そして短所は、この自分を客観視する能力の有無を探る上でも有効です。
短所は他人と比べたときに自分の弱みとなる部分なので、そもそも客観的な視点を意識していないと明確化できません。
つまり短所を具体的かつ論理的に回答できると、この能力をアピールできるわけです。
僕の経験上、自己分析が浅い人や客観視が苦手な人は短所を明確に回答できません。
短所以外の質問でも自分を客観視する能力は探られているので、自信がない人はすべての基盤となる自己分析を徹底しておこなうとよいでしょう。
定番の質問だと当たり前になっていましたが、短所に限らず企業は何かの意図を持った上で質問をしているのですね。
対策だけに意識を向けると目的を疎かにしがちだから注意が必要。企業側の視点があると回答を考えやすくなるし、質問意図は欠かさず押さえておくといいよ!
諦めが早い性格を短所として語る際のポイント
続いてこの章では、諦めが早いを短所として語る際のポイントを共有します。
重複する内容も含みますが、短所でよい評価を受けるにはどれも欠かせません。
以下3つの内容について、順に見ていきましょう。
【諦めが早いを短所として語る際のポイント】
- 短所をイメージできるような具体例を交える
- 改善策を実行していることも同時に伝える
- 無理に長所に言い換えて伝えようとしない
ポイント① 短所をイメージできるような具体例を交える
短所を語る際は、結論のあとに具体例も交えるようにしましょう。
自分の弱みとなる部分なので詳細に語るのはためらいがちですが、やはり具体例があったほうが企業側もイメージを膨らませやすくなります。
前述の回答例文でも、次のような具体例を述べていました。
【諦めが早いことが伝わるような具体例】
- 旅行時に初めての場所は選ばず、過去に訪れたお気に入りの場所だけを候補地とする
- 大学入学直後に加入したサッカー部で、モチベーションを維持できず半年で辞めた
- 大学から初めたバスケ部で、レギュラーが保証されていないなかで活動を継続できなかった
面接では全体を通して説明能力の高さもチェックされており、具体例を交えてわかりやすい回答にするとこの点でよい評価につながりやすいです。
文量自体はさらっと1文程度で問題ないので、納得感のある回答にするためにも何らかのエピソードを交えるようにしましょう。
ポイント② 改善策を実行していることも同時に伝える
企業側の意図に応えるためにも、短所は改善策とセットで伝えてください。
短所を聞く企業は問題解決能力の有無も探っており、自分の弱みに対する改善策を伝えるとこの能力のアピールにつながります。
回答例文では、次のような改善策を伝えていました。
【諦めが早いことに対する改善策の例】
- 最終的な結果だけを追わず、経験自体に価値を置くことで改善する
- 小さな目標の設定と達成を繰り返すことで短所を克服する
- 何かに挑戦するとき、ポジティブ思考を癖付けることで改善する
回答の流れとしては、結論と具体例を伝えたあとに問題意識を感じていることを述べ、プラスαで改善策を語るのがよいかと。
逆に改善策を語らないと「あなたは自分の短所を改善しようと思っていないの?」と疑問を持たれかないので、やはり欠かさず伝えるべきですね。
ポイント③ 無理に長所に言い換えて伝えようとしない
短所の回答に対するアドバイスは「長所に言い換えましょう」が一般的です。
でも繰り返し伝えているとおり、僕はこの手法の回答をおすすめしません。
長所化するとその場では高評価を得られる可能性がありますが、自分の実態と異なる形で内定をもらえてもミスマッチにつながるからです。
そもそも、短所をどのように捉えるかは企業によって異なります。
「諦めが早い」という短所を聞いても、業務に支障がないと判断すればマイナス評価を下さない企業もあると思いますからね。
もちろん納得感のある改善策を述べるなど、伝え方に工夫は必要ですけどね。
ただもちろんこれは一意見であり、僕の考えが絶対でもありません。
一方で、一般的な意見こそが必ず正解とも限らないので、自分なりにどちらが本質的か?を考えて言動を選択することが大切ですね。
短所を伝えるときは、具体例と改善策もセットで語ることが大切といえそうですね。
企業側の立場を想像すると、これらを語る就活生が魅力に見えるとわかるはずだよ。
転職者は転職エージェントを活用して面接対策するのがおすすめ
この章では、転職者向けに短所の回答の質を高める方法を共有します。
結論、転職者は転職エージェントに模擬面接をお願いすることで本番前に面接の場数を踏むのがおすすめです。
転職エージェントは、就活エージェント同様に無料で内定獲得を支援してくれます。
求人紹介や応募書類の添削などと同様に面接対策にも対応しており、こちらが希望すると模擬面接の相手をしてくれるんですよね。
しかも転職市場や面接に関する知見も豊富なので、客観的なフィードバックをもらうことで短所の回答もブラッシュアップできるんです。
もし僕が転職希望者だとしたら、20代なら「就職Shop」と「UZUZ(ウズウズ)」を利用します。(理系出身者であれば「UZUZ(理系特化)」を併用するかと。)
ITエンジニアやWeb業界への転職希望者であれば「レバテックキャリア」一択ですね。
上記は利用者の口コミが優れており、サービスの質も高いと評判です。
すべてオンライン対応で、全国どこに住んでいても利用できますよ。
僕が考える転職を成功させるコツは、以下の記事でもまとめています。
「ホワイト企業の内定を得る」という視点でポイントを共有しているので、興味のある人はぜひあわせてご覧くださいね。
面接通過率を高めたいなら、やはり場数をこなすことが必須。いきなりぶっつけ本番だと力を発揮しにくいから、短所以外の対策をする意味でも取り組むべきだよ。
諦めが早い性格を短所として語る際の注意点
次にこの章では、諦めが早いを短所として語る際の注意点を紹介します。
基本的な内容ですが、短所の回答によってマイナス評価を受けないためには欠かさず押さえておくべきですよ。
いずれも簡潔に解説するので、さくっと確認していきましょう。
【諦めが早いを短所として語る際の注意点】
- 長所と矛盾が生じないようにする
- 忍耐力の低さが印象に残らないようにする
注意点① 長所と矛盾が生じないようにする
短所を語るときは、長所と矛盾が生じないように注意してください。
矛盾があるような内容だと「長所も嘘では?」「一貫性がない」などのネガティブな印象を持たれる可能性があるからです。
例をあげると、諦めが早いが短所なのに、長所として継続力がある・忍耐力に自信があるなどと伝えるイメージですね。
一般的に反対の意味とされる長所と短所を語ると、面接官に疑問を持たれる可能性があるわけです。
短所を無理やり言い換えて説明していると、矛盾が起きやすいかもしれません。
短所以外の質問でも面接全体では一貫性が求められるので、全体を通して回答に矛盾を起こさないことは意識しておくとよいでしょう。
注意点② 忍耐力の低さが印象に残らないようにする
会社では、楽なことばかりではなく苦労することも多々あります。
ゆえに、困難な状況で最後まで諦めずに取り組めないような忍耐力がない人は、大半の企業で高評価を得られない可能性が高いです。
よって「諦めが早い」を短所とするなら、この忍耐力が低いことが印象に残るような内容にはしないのが無難かと。
僕は基本は正直ベースで伝えることを推奨していますが、明らかにマイナス評価に直結しやすいものは避けることも大事だと考えています。
「諦めが早い」という短所を伝えると、忍耐力の低さを連想される可能性があります。
線引きが難しいですが、具体例として過剰すぎる失敗談を語らないなど、忍耐力の低さが強く印象に残らないような回答も心がけてみてくださいね。
たしかに長所と短所で矛盾があると、面接官は怪しいと感じそうですね。
何かしら嘘をついてる?と思うものだからね。ほかの質問でも同様だから、面接全体を通しての一貫性も大切にしておくといいよ!
補足:諦めが早い人が抱かれやすいイメージとは?
最後に本章では、諦めが早い人が抱かれやすいイメージを共有します。
補足的な内容ですが、一般的に自分が抱かれやすいイメージを知っておくと、矛盾が生じるような回答も防ぎやすくなるんですよね。
マイナス評価に直結するような回答を防ぐきっかけにもなるかもしれません。
ここでは、よくあるイメージ像を5つまとめました。
【諦めが早い人が抱かれやすいイメージ】
- 物事を継続して取り組むのが苦手
- 忍耐力が乏しい
- 飽きっぽい
- 物事に対し冷めている
- 熱意に欠けている
独りよがりな回答をしないためには、自分の短所に対して客観的な視点も持っておくことが大切です。
この客観性がないと自分の短所に対する問題意識も芽生えにくいので、すべてを克服するのが難しくとも自覚はしておくといいですよ!
一般的なイメージ像があると、自分の短所を客観的に認識しやすくなりますね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
諦めが早いという短所を持つ人に向けて、OK・NG例文や回答の質を高める方法などを網羅的に解説しました。
何度もお伝えしたとおり、僕は短所は正直に語ることをおすすめします。
やはり自分を偽って高評価を受けてもミスマッチにつながるので、正直ベースで弱みを伝えたほうが自分のためにもなりますよ。
短所に限った話ではなく、模擬面接で場数を踏んでおけば本番でも力を発揮しやすくなります。
記事内で共有した就活・転職エージェントを最大限活用して、ぜひ自分が心から納得できるような企業の内定を勝ち取ってくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【長所一覧表】30の長所と“それぞれのアピール方法”を解説!」も読んでみてください。
短所と同じく高頻度で質問される長所について、就活生・社会人がアピールできる強みを30個まとめています。
矛盾を起こさないためにも長所と短所はセットで考えておくべきなので、まだ自分の長所を整理できていない人はぜひあわせてご覧くださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- ミスマッチの可能性を減らすためにも、短所は正直に伝えるべきである。
- 短所の回答の質を高めるには、エージェントの模擬面接で場数を踏むのが効率的である。
- 好印象を得る回答をするには、企業側の質問意図を把握することも大切である。
- 短所を語る際は、結論に加えて具体例や改善策も述べるのがおすすめである。
- 短所に限らず、面接全体を通して回答の一貫性も意識しておくとよい。