----------------
★本日の就活攻略論お品書き
《本日の記事が解決する悩み》
・就活で全落ちしたらどうすれば良いのか知りたい
「読むだけで就活を圧倒的有利にしよう。」
----------------
皆さん、こんにちは!上下ZARAの服を着た状態で、「これでZARAに買い物に行くのは恥ずかしいな〜」と思いつつもZARAに行ったところ、店員さんに「それ先月のシーズンのシャツですね!...あ、パンツも!」と言われましたでお馴染み、就活マンです。
就活での大きな悩みと言えば!!
「エントリーした企業に全落ちしたらどうすれば良いの!?」
ですよね。
ヤフー知恵袋やツイッターなどでも、全落ちして途方に暮れているという嘆きをよく見かけます。
たしかに全落ちすると、「もう内定が出ればどこでも良いや!」と投げやりになる気持ちは分かります。
お祈りメールばかり届く絶望はとにかく辛いですよね。気が狂いそうになる。
そこで本記事ではエントリーした企業で全落ちしてしまった場合の対処法について詳しく解説していきます!
(気が狂う前にぜひ読んでください!)
僕もエントリー数が少ないので、全落ちする可能性が高まってきて不安しかありません。
エントリー数が極端に少ないのは全落ちのリスクは高いよね。
そうですよね。だからこそ全落ちした場合の対処法について詳しく教えて欲しいです。
わかったよ。全落ちしてしまった場合に投げやりにならないよう、全落ちした場合の対処法について解説していくね。
そもそも全落ちしてしまう就活生の特徴とは?
就活で全落ちした場合の対処法について解説する前に、まずは「全落ちしてしまう就活生の特徴」について解説します。
その特徴を押さえておけば、次にそうならないよう改善することができますよね!
僕が考えるにエントリーした企業で全落ちしてしまう就活生の特徴は3つあります。
【全落ちしてしまう就活生の特徴】
①エントリー数が極端に少ない
②倍率の高い大企業ばかり受けている
③選考対策に大きな欠陥がある
①エントリー数が極端に少ない
まずエントリー数が極端に少ない人は全落ちする可能性が高いです。
単純に100社エントリーした人と、10社しかエントリーしていない人を比較しましょう。
当然、10社しかエントリーしていない場合の方が、全落ちする可能性が高いですよね。
最低でも30社以上はエントリーすべき
全就活生の平均のエントリー数が30社と言われているので、それ以下のエントリー数の人は全落ちする可能性が高い。
ちなみに僕は80社ぐらいエントリーしていたので、その分内定数も多かったです!
(エントリー数はやっぱり正義なんですよね。もちろん適当に選んでエントリーして内定を取っても意味ないけどね!)
これに関しては以前、次のようにツイートもしています。
就活において「エントリー数の多さ」ってやっぱり正義だ。就活生全体は平均30社だけど、50社はエントリーすべき。
— 就活マン®︎ / 藤井智也 (@shukatu_man) October 23, 2019
当然、適当に選んでエントリー数を増やすのはNG。最低でも口コミサイトは複数比較して欲しい。
持ち駒が多い安心感は計り知れない。
当然、場数も踏める。内定も出やすい。
就活において「エントリー数の多さ」ってやっぱり正義だ。
就活生全体は平均30社だけど、50社はエントリーすべき。
当然、適当に選んでエントリー数を増やすのはNG。
最低でも口コミサイトは複数比較して欲しい。
持ち駒が多い安心感は計り知れない。
当然、場数も踏める。内定も出やすい。
エントリー数が少ない人でも長期インターンシップに参加して既に内々定が出ている人もいますよね。
そういう場合はエントリー数が少なくても問題はない。「ここなら入社してもいい」という企業からの早期内定は最高だからね。
けれど、「この企業は内定確実」という保証がないにも関わらず数社しか受けていないと当然全落ちになりやすいよね。
そうですね。エントリー数が少ないと、面接などの場数も減るのでその分うまくいかないリスクもありませんか?
まさにそのとおり。エントリー数が少ないと、エントリーシート、グループディスカッション、面接などあらゆる選考の経験数が増えないよね。
すると本命企業で最高のパフォーマンスが出しにくくなる。そうなると余計に不採用の可能性が高まるからね。
エントリー数が少ないと場数も踏めない
エントリー数が少ないと選考の場数が踏めません。
特にグループディスカッションや面接は、「慣れ」が非常に重要です。
慣れてしまえば、話す内容の質が高まっていったり、評価されるコツが分かっていくので内定を取れる可能性が高まります。
つまりエントリー数が極端に少ないことはデメリットしかない。
だからこそエントリー数が極端に少なく、全落ちになっている場合は改善が必要です。
②倍率の高い大企業ばかり受けている
次に「倍率が高い大企業ばかり受けている就活生」は、当然内定を取るハードルが上がるので全落ちする可能性が高いです。
特に大企業志向の人は「とりあえず大企業」という甘い考えで就活をしている人が多い印象がありますね。
就活について深く勉強している人ほど、ベンチャー企業や中堅企業まで広い視野を持ってエントリーしています。
そして就活についての対策が甘い就活生は、倍率の高い大企業の選考で落ちてしまいます。
人気大企業からの内定は想像以上に難しい
大企業の選考には東大生やTOEICが900点以上など、化物のようなスペックを兼ね備えた人が大量にいます。
そんな就活生と同じ土俵に立って評価されるためには、僕らのような中堅大学卒の学生は「深い考え方」など差別化を測るための選考対策が必須です。
それらを疎かにして、エントリーするのも大企業ばかりでは当然全落ちしてしまいますよね。
ちなみにたとえ東大生でも、大企業ばかり受けていれば全落ちするからね。
就活は学力など1つの指標で評価されるわけではありませんからね。東大生でも内定が出ないという話は聞いたことがあります。
逆に東大生は「東大だから評価されるだろう」という甘さのある人が多いから、彼らよりも評価される策はあるけどね。実際、東大生を出し抜いて食品企業には入社したし。
倍率が高い企業ばかり受けるなら、それ相応の選考対策や差別化が必須だということですね。
③選考対策に大きな欠陥がある
最後に選考対策に大きな欠陥がある就活生は全落ちする可能性がありますね。
選考対策の大きな欠陥とは、例えば「面接が圧倒的に苦手」とか「エントリーシートの文章が壊滅的にわかりにくい」とかですね。
どれだけエントリー数を増やそうが、そうした大きな欠陥がある場合は、そこを潰さないと内定がとことん出ません。
初対面の人との会話が苦手なのに面接対策をしていないと、面接でとことん落ちますよね。
このようにエントリーシートやSPI、グループディスカッションや面接など選考のどれか1つでも対策が甘いと、そこで落ちまくる。
「自分は面接でよく落ちるから面接対策をしないと!」と改善できる人は良いですが、改善しないまま進めていくと結果として全落ちになることはあります。
選考対策が甘ければ、どうしても評価されずに全落ちしてしまうことがあるんですね。
それは当然の話だよね。特に面接で落ちまくる人が目立つね。例えば「声が小さい」というだけで評価されなかったりするんだよ。
面接が苦手な私には耳が痛い話です。
でも面接が苦手だからといってそこで諦めていては意味ないよね。苦手なら「なぜ苦手なのか?」というところまで深堀りして、具体的な改善策を考えるところまでやらないと!
就活で全落ちした場合どうするのか?|対処法について
ここまでは全落ちしてしまう就活生の特徴について解説してきました。
ここからは具体的に「全落ちした場合にどうすれば良いのか?」という対処法について解説していきます。
全落ちした場合には次の3つのステップで行動すれば、挽回することが可能です。
ステップ① 中小企業や中堅企業に目を向ける
まず最初に全落ちした場合は、中小企業や中堅企業に目を向けるところから始めてみましょう。
やはり大企業志向の人は全落ちすることが多く、大企業志向の人は中小企業や中堅企業に入社するメリットを理解していないとも思います。
僕は大企業に入社したからこそ、中小企業の良さが分かります。
中小企業はとにかく若いうちから実績を積みやすく、専門性を付けることができるので転職に強くなります。
大企業と中小企業の違いについて理解すべし
よく「大企業の方が転職がうまくいく」という話を聞くと思いますが、もちろん業界によりますが、大企業だと若いうちから実績を出せるような仕事ができないんですよね。
3、40代になってようやく責任ある仕事を任されるようになります。
転職ではとにかく「実績」と「専門性」が重要なので、若いうちにこれらを積みにくいというのは大企業の大きなデメリットだと思います。
一方で中小企業なら、そもそも従業員が少ないので若いうちから責任ある仕事を任されやすい。
20代で部長をしている人や、事業責任者などを任されているのはすべてベンチャー企業や中小企業ですよね?
もちろん大企業の方が福利厚生がある程度良かったり、事業の安定性が高いなどのメリットはあります。
しかしそれだけに目を向けずに、中小企業や中堅企業だからこそのメリットにも目を向けて、どちらが良いのかもう一度考えて欲しいと思います。
ちなみに全落ちが確定するとなるのは、ほぼ就活後半ですよね?
就活後半にも大企業の求人はあるのでしょうか?
もちろん大企業の求人は埋まりやすいから、就活後半だと求人は少ないよ。
だからこそ中小や中堅企業の良さにも目を向ける必要があると思うんだよ。
なるほどですね!でもどうしても大企業が良いという人はどうすれば良いですか?
転職して中途で大企業へ入社することもできる。
その場合は、最初に入社した会社で実績と専門性を身につけることが重要になるから、若いうちから実績を残している先輩社員がいるかどうか、そんな点を重視しながらエントリーする企業を選ぶと良いよ。
大手へ転職するという発想はありませんでした。難しそうですが、実績や専門性があれば他社へ転職しやすいということですね。
そうだね。大手はとにかく「その会社でしか使えない知識やスキル」ばかり身につくんだよ。
僕が食品企業を1年で退社したのは、それが分かったからというのが1つの理由だよ。
大企業に勤めるデメリットも大きい
カレーの作り方で例えてみましょう。
大企業は人材が大量に揃っているからこそ、カレー作りにおいても超細かく役割分担することができます。
大企業の40代や50代を見た時に、ずっと「人参を切ること」ばかりをやってきた人は多いんですよ。
例えば「法人営業を20年やってきた」という人ですね。
では「その人は法人営業のスキルがすごいのか?」と聞かれた時に、実はその人は「大企業の看板」のおかげで法人営業が得意だった可能性がありますよね。
つまり「その大企業の看板」があってこそ法人営業ができていた可能性があります。
これはつまり人参を切るために使っていたのが「自動野菜切り機」だった可能性があるということです。
では彼からその企業の看板がなくなった時に、果たしてうまく人参を切ることはできるでしょうか?
大企業に依存した人は市場価値が低いことも
自動で野菜を切る機械を失った彼は、実は無力である可能性があるのです。
このように大企業はそのネームバリューがゆえに、社員の実力とは無関係に実績が残せる可能性があります。
今「早期退職」が問題になっていますが、大企業で数十年働いてきた人が他の企業では使い物にならないことがよくあります。
大企業ディスがちょっと激しくなってしまいましたが、大企業志向が強い人はこうした視点を持っていないのでここではっきりお伝えしておきました。
大企業には大企業の良さや悪い部分があって、それは中小企業でも同じことが言えるということですね。
そのとおり!それぞれの良さと悪い部分の両方に目を向けて選択することが重要。
そして就活後半では特に中小〜中堅企業の求人の方が多いから、そちらのメリットにも目を向けて積極的にエントリーすべきということだよ!
ステップ② 持ち駒(エントリー企業)を増やす
中小企業や中堅企業にも目を向けることで、持ち駒を増やしていきましょう。
エントリーした企業全てに落ちてしまったのなら、追加でエントリーしないことには内定を獲得することはできないですからね。
では具体的にどのように持ち駒を増やせば良いのでしょうか?
全落ちしてしまった就活生は、投げやりになってしまい、マイナビやリクナビでとにかくポチポチとエントリーしまくる人がいますが、それはやめてください!
全落ちしたことが確定する時期はおそらく7月以降〜秋採用や冬採用だと思います。
その時期にエントリーする企業を増やす方法としては下記の3つです。
【就活後半でエントリーする企業を増やす方法】
・スカウト型求人サイトを利用する
・少人数制の合同説明会に参加する
・就活エージェントに企業を紹介してもらう
全落ちしてしまっても、落ち着いてこれら3つの手段でエントリーする企業を増やせるような就活生は強いです。
就活は結局のところ、とにかく最終的に「自分に合った1社からの内定」を獲得することが重要ですよね。
1社にしか入社することはできないのですから、企業選びの精度が重要になります。
スカウトサイトをまずは活用しよう
スカウト型求人サイトとしては、『キミスカ』と『Offerbox』が最大手なので利用しましょう。
そもそもスカウト型求人サイトは、自分のプロフィールを読んだ上でスカウトを送ってくれるので、適性が高い企業との接点が作れる優秀なツールです。
(キミスカやOfferboxの詳細は別記事で詳しく書いています!)
更に就活後半になると、就活を終えた人が多くなる一方で、スカウトを送る企業はそこまで減りません。ここがポイント!
よって学生が優位になるので、就活後半こそスカウト型求人サイトを利用すべきですよ。
少人数制の合同説明会も穴場!
次に『少人数制の合同説明会』とは、マイナビやリクナビが開催する来場者が数千人規模のイベントではなく、参加企業が数社かつ参加人数が数十人のイベントのことを指します。
特におすすめは『MeetsCompany』で、全国で開催しているかつ、年間750回というとんでもない回数実施されています。
少人数制の合同説明会だと、1社あたりの説明も丁寧ですし、なにより参加をきっかけにして選考に進みやすいんですよね。
直接人事の担当者と話すことができますし、説明を聞いた上で気になった企業のみエントリーすることができます。
説明の質と内定への直結度を考えた時に、全落ちしてしまった就活生は参加必須だと思います。
就活エージェントからも企業を紹介してもらうべし
最後に就活エージェントに企業を紹介してもらうのもおすすめです。
現状は「関東に就職を希望する人」のみしかサービスが提供されていないですが、面談を元にして自分に合った企業を無料で紹介してもらえるので関東へ就職を希望する人はぜひ利用しましょう。
これら3つの持ち駒を増やす方法の他に2つの手段を加えた、計5つの持ち駒の増やし方を詳しく別記事で解説しました。
ぜひ詳しくはそちらを参考にして、持ち駒を増やしましょう。持ち駒がないことには焦るばかりですからね。
マイナビやリクナビで探すしか方法を知らなかったので、すごい参考になりました!
マイナビやリクナビだけを利用しても、得られる情報が少ないよね。あの情報だけでエントリーする企業を選ぶことなんて不可能でしょ。
間違いないですね。企業概要や募集要項しか書かれていないですから。
それなら他の方法でエントリーする企業を探さないと!持ち駒を持たないことには全落ちのままだよ。
ステップ③ 選考で落ちるポイントを押さえた上で改善する
では中小企業や中堅企業にも目を向けて、エントリー数を増やすことで持ち駒が手に入りました。
ですが、このまま選考を続けてもまた全落ちするリスクがありますね。
そこで、これまでの選考がうまくいかなった過去から「選考での改善点」を見つけて改善しましょう。
就活がうまくいかない理由とかの記事を見ると、「面接で声が小さい」とか「面接で姿勢が悪いから」とか表面的なアドバイスが多いです。
しかしそもそも選考がうまく通過しない原因は、人ぞれぞれ違います。
原因が人それぞれ違うからこそ、まずは自分がうまくいかない原因の把握が重要ですよね。
では具体的には、どのように選考でうまくいかない原因を把握すれば良いのでしょうか?
まずこれまでの選考を振り返った時に、どの選考での不採用率が高いのかを明確化しよう。
私の場合は20社のうち、ESで落ちたのが5社、面接で落ちたのが15社でした。
つまり面接での通過率が悪いということになるよね。その場合は次に「なぜ面接での通過率が悪いのか?」を考えてみよう。
ほとんどの面接で追加質問された時に、上手く答えられなかったです。
なるほど、じゃあ「なぜ追加質問に答えられないのか?」を考えてみよう。このように「なぜ」と深堀りすることで原因がどんどん明確化する。
そもそもESに書いた内容に対しての考えが浅かったからかもしれません。例えば長所もなんとなくで書いてしまっています。
それだと追加質問されたら答えられないよね。
「なぜ〜なのか?」と自問する
自分が選考のどこで落ちやすいのかを考えることで、改善点を見つけることができます。
その際のポイントはとにかく「なぜ〜なのか?」と深堀りをすることです。
深堀りすることで、原因がより明確化されていくんですよね。
人は具体的な改善策を設定しないと行動できない生き物です。
例えば「面接を得意になろう」というのは非常に抽象的なので、行動できない。
しかし「面接での姿勢を特に意識しよう」というのは具体的なので、行動できますよね。
このように具体的な改善策が設定できるレベルまで、原因を深堀りしてください。
そうすれば今まで不採用になった過去は失敗ではなく、これからの成功の糧になります。
不採用を不採用のまま放置するのではなく、不採用から次の改善の種を見つける。このマインドが重要だと思いますよ。
就活で内定が1つも出なかった場合どうする?
今までのことをまとめると、まずはエントリーした企業で全落ちしても、中小企業や中堅企業にも目を向ける。
そしてスカウト型求人サイトや中小規模の合同説明会にも参加することで持ち駒を増やす。
そのうえで、選考で不採用になる原因を改善することによって内定に近づくことが重要ですね!
そのとおり!よく理解したね。
はい。動き方のイメージは付きました。しかし正直、このまま内定が1つも出ずに卒業を迎えたらどうしようと不安でいっぱいです。
内定が1つも出ずに就活を終えても、実は全く問題ないんだよ。
え!問題がないってどういうことですか!?
就活生は「内定がないまま卒業したら負け組になる、人生終わり」という考えを持っているけど、そんなわけないからね。
詳しく教えてください!
全落ちした場合の対処法が分かったとしても、やはり「1つも内定が出なかったらどうしよう」という不安はぬぐえないですよね。
その気持ちは痛いほど分かります。
しかし、そんな不安な状態では選考でベストなパフォーマンスを出すことはできない。
何よりも余裕のない状態で面接をすると面接官からは余裕がない人だと見えてしまい評価されません。
そこで、「仮に内定が1つも出ずに卒業を迎えた場合どうなってしまうのか?どうすれば良いのか?」をここでは解説していきますね。
就職留年すれば来年また新卒として就活できる
当然「新卒」として納得できる内定を獲得し、入社するのがベストな流れだということを前提にここから解説していきます。
まず内定が1つも出ない場合や、内定が出ていても後から「やっぱりこの会社には入社したくない」となった場合、留年することによって来年も新卒として就活をすることができます。
来年も新卒として就活ができるので、1度就活を経験している分、非常に有利になるんですよね。経験者ですから。
しかし留年することによってデメリットが2つ生じてしまいます。
それが「留年分の学費」と「企業から留年をネガティブに捉(とら)えられてしまうこと」です。
【就職留年のデメリット】
・留年分の学費がかかってしまう
・企業から留年をネガティブに捉(とら)えられてしまう可能性がある
まず留年した場合には、当然学費がかかります。
単位をある程度取っているので、学費は少なめですが、家庭に金銭的な余裕がない人にとっては学費を自分が負担する必要もあります。
次に留年することによって、企業から「なぜ留年したのか?」と疑問を持たれてしまいます。
この疑問に対して、しっかりと回答することができなければ、それはマイナス評価に繋がるでしょう。
ですが、これら2つのデメリットを潰す方法があります。
それが「複数の長期インターンシップへの参加」です。
長期インターンシップは留年期間を最高に彩る
長期インターンシップとは、1ヶ月以上企業へ体験入社することを指します。
1日だけのインターンシップとは異なり、実際に仕事を任されるので、「給料」も発生するのがほとんどです。
実際に企業で働くことで経験を積むことができますし、何より職種理解にも繋がります。
つまり長期インターンシップによって仕事内容や職種の理解を行おうと考えたことが「留年理由」となるので、企業に対して来年の就活で次のように伝えることができるのです。
【長期インターンシップをした場合の留年理由の答え方】
「私は就活を通して、職種や仕事内容への理解が足りないことを自覚しました。
そんな状態のまま企業を選び、入社してもミスマッチを起こし企業に迷惑をかけると考えました。
そこで留年することで長期インターンシップに参加し、実際の仕事を通して仕事内容や職種を理解した上で来年度にもう一度就活をしようと考えたのです。」
これなら面接官も留年を納得します。
ネガティブに捉えられる可能性があるなら、それをこちらから潰せば良いだけの話。
この回答ならむしろ自分の考えがしっかりしている人材だと評価されるでしょう。
長期インターンシップの給料を学費にあてられる
更には長期インターンシップでは「給料」が発生するので、それを学費にあてることができます。
長期インターンシップはInfrAなどのサービスを利用することで探すことができますが、実施している企業の多くが関東または関西です。
よって地方の学生は長期インターンシップに参加することが難しいかもしれません。
しかし留年をした時に、その1年をどう使うのかを考えることで長期インターンシップ以外にも面接官を納得させる方法はいくらでもあります。
短期留学に行くのも良いですし、本で独学でビジネスの勉強をするのも良いと思います。
つまり留年して作った1年をアルバイトだけして、なんとなく過ごしてしまうと来年の就活で評価されないですよ!ってことです。
留年して来年もう一度就活する場合は、1年間の使い方を面接官が納得するものにする必要があるということですね。
そのとおり。留年してアルバイトだけして適当に過ごした人を企業は評価するわけないからね。
考えてみれば当然ですね。でも留年すれば新卒として来年同じように就活できることを知って少し安心しました。
長い人生において1年の留年は正直痛くも痒くもないからね。人生は長い目で見た方が良いよ。
卒業しても既卒として就活できる
内定が1つも出ずとも、留年すれば来年また「新卒」として就活できることは分かりました。では留年せずに卒業した場合どうなるのでしょうか?
卒業してしまった場合は「既卒」として就活することになるから、「新卒」としては就活できないよ。企業によっては卒業しても3年間は新卒として採用対象にしているところもあるけど、その見極めが大変だから既卒として就活をすれば良いよ。
卒業したら既卒扱いになるのですね。既卒だと良い求人がないような印象がありますがどうですか?
既卒でも新卒でも良い求人の割合なんて変わらないからね。新卒でも自分に合わない企業はいくらでもあるから。
留年せずに卒業した場合は「既卒」として就活する必要があります。
正社員として就職先が決まるまでは、フリーターとしてアルバイトをしながら就活するイメージです。
(正直、日本においては「新卒」の価値があまりに高いので、こちらはおすすめできませんね!先ほど話した留年をおすすめします。)
ですが、もし既卒として就活する場合は、20代向けの就活エージェントを利用して求人を紹介してもらうことができます。
よって「既卒は求人がない」という印象をもつ必要はありません。
何度も言いますが、転職を考えた場合、「最初にどこに入社するのか」という企業名は重要ではない。
転職において重要なことは「どんな実績を残し、どんな専門性を身につけたのか」ということなんですよね。
よって例えば既卒として就活して、最初に入社した企業が合わなくてもそこで努力し、実績を残し、専門性を身に付ければキャリアアップの転職をすることができます。
これは就活でも同じ話です。
キャリアにとって重要なことは入社後のスキルと実績
既卒の人は最初に入社する企業を適当に選択して、キャリアを諦めがちですが諦める必要は全くありません。
既卒でも新卒でも大事なことは“入社後”ですからね。
既卒として就活する場合は、就活エージェントを利用して求人を紹介してもらうことができるのですね。
そのとおり。既卒向けの就活エージェントには『JAIC』や『マイナビジョブズ’20s』などがあるよ!『リクナビNEXT』を使って求人を探すこともできるから!
留年したら新卒として来年就活できて、留年しなかったら既卒として就活エージェントなどを利用して就活すれば良いんですね。
だから就活でうまくいかなかったからと言って、自殺したりするのは勿体無いと思うよ。大学はこういうことを教えてあげるべきなのにね…。
まとめ
最後までお疲れ様でした。
就活で全落ちした場合でも、中小企業や中堅企業にも目を向けて、持ち駒を増やせば挽回することができます。
就活後半の1月や2月でも新卒向けの求人を出している企業は多いですからね。
またそこで無理に就活しなくても、留年することで来年度にまた新卒として就活することができます。
この場合は留年で作った1年間をどう過ごすのかが重要になりますよ。
特におすすめは長期インターンシップです。
そして留年せずに卒業した場合は、既卒として就活することになります。
その場合は『JAIC』や『マイナビジョブズ’20s』などの既卒向けの求人を扱っている就活エージェントに求人を紹介してもらいつつ、自分でも『リクナビNEXT』などを利用して既卒向けの求人を探すことができます。
全落ちしてもこれらのことが分かっていれば、変に余裕をなくしたり、自殺を考えてしまうことはなくなります。
こうした情報を知らずに、漠然と「どうしよう」と悩むから辛い。
「◯◯になっても◯◯すれば良い」という情報を持っていることは、余裕を生み、力を生みます。
就活でうまくいかないのは、単純に「適性の不一致」であり、企業はあなたの人間性を否定しているわけではありません。
人間は個性が色々だからこそ、それぞれ必ず合う企業が存在する。
周りから変わった人だと言われる人も、必ずそういう面白い人が集まっている企業に出会うことができるのです。
人生は本当に長いです。
今後100歳が平均寿命になるかもしれません。
これからの80年の人生が、就活だけで決まることはないので、うまくいかなくても常に情報を入手し、最善の策を打って生きていきましょう。
そういった「臨機応変さ」や「軌道修正力」を持った人がこれからの世の中は最強だと僕は思っています。
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。
ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー