就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は「就活で全落ちする原因と今後すべきこと」について解説していきます。
真面目に就活に取り組んでいても、すべての企業の選考に落ちてしまうこともありますよね。
あくまで”選考”なので、仕方のないこと。
ただ、その原因を考えず闇雲に就活を続けても結果はなかなか変わりません。
そこで本記事では、まず全落ちする原因や特徴について共有します。
その上で、今後すべきことについてステップに分けて詳しく解説していくので、ぜひ最後まで読んでください。
たしかに全落ちすると不安や焦りも大きくなりますよね。
そうだよね。ただ、原因を理解した上で対策すれば必ず内定は獲得できる。この記事では、内定獲得に向けたステップまで踏み込んで解説していくよ!
就活で全落ちする人の共通点
まずは”就活で全落ちしてしまう人の共通点”について共有していきます。
対策法を知る前に、なぜ全落ちするのか原因を知ることが重要ですからね。
全落ちする特徴や原因を知ることで、最短かつ最効率の対策を練ることができます。
全落ちする人の特徴としては以下のとおり。
【就活で全落ちしてしまう人の共通点】
- エントリー数が極端に少ない
- 倍率の高い大企業ばかり受けている
- 自分自身を理解せずに選考を受けている
- 選考先の企業について理解が足りていない
- 業界や職種がバラバラで一貫性がない
共通点① エントリー数が極端に少ない
1つ目の共通点としては「エントリー数が極端に少ないこと」が挙げられます。
就活においてエントリーする数に上限はないため、スケジュールさえ調整できればいくらでも選考を受けることができます。
ただ、志望度の低い企業を受けまくっても時間の無駄ですよね。
目安としては”最低でも30社にエントリーする”のがおすすめです。
(就活生全体の平均がだいたい30社程度といわれています。)
全落ちしている就活生の場合、10社程度しかエントリーしていない人も多い。
まずはシンプルにエントリー数を増やすことが重要ですよ。
共通点② 倍率の高い大企業ばかり受けている
次の共通点として「倍率の高い大企業ばかり受けていること」があります。
とくに、業界や企業について詳しく調べることなく、なんとなく知名度のある企業ばかり受けている人にありがちな特徴です。
知名度や人気のある企業は、当然倍率も高くなります。
そこを突破するには、選考対策はもちろん、業界研究や企業理解、学歴などあらゆる要素が求められます。
つまり、人気企業から内定を獲得するのは非常に難易度が高いわけです。
そんな企業ばかり受けていたら全落ちするのも当然といえば当然ですね。
それでも大企業にこだわりたい場合にすべきこと
就活生の中には、就職浪人覚悟で大企業に絞っている人もいるかと思います。
長いキャリアを考えたときには、それも一つの選択肢ですよね。
僕自身、大手食品メーカーに入社したので、大企業にこだわる気持ちはよくわかります。
では、難易度の高い大企業に入社するには何が必要なのか。
ずばり”選考における差別化”です。
僕はこの一点突破で、中堅大学から高倍率の大手食品メーカーの内定を勝ち取りました。
具体的な差別化による選考対策の方法は、以下の記事にてすべてまとめました。
”全落ちしてでも大企業にこだわりたい””高学歴じゃないが大企業に入社したい”という人にとって、必ず役立つ記事なので、ぜひ参考にしてください!
共通点③ 自分自身を理解せずに選考を受けている
3つ目の共通点は「自分自身を理解せずに選考を受けている」点です。
就職活動はいわゆる「営業活動」なので、自分という商品について理解していない場合、企業から内定を獲得するのは難しいんですよね。
例えばあなたが冷蔵庫を買いに行ったとします。
そこで店員から「とりあえずこの冷蔵庫は良い商品なので買ってください!」と言われて、買いますか?
僕なら確実に買いませんねw
なぜなら「店員が冷蔵庫のことを理解しておらずメリットが感じられない」から。
これを就活で考えてみます。
店員が冷蔵庫(=就活生)について理解していないため、お客様(=企業)が冷蔵庫を買うメリット(=内定を出すメリット)を感じられていないという状態です。
これでは内定は出ないので、自分自身を理解することは非常に重要。
そこですべきことは”自己分析”になります。
ただ、自己分析って正直面倒な作業なので、みんな手を抜きがち。
しかし逆を言えば、そこを丁寧にすれば差別化にもなるわけです!
就活攻略論では、自己分析が苦手な人向けにマンガを使って、とにかくわかりやすく解説した記事があるので、ぜひ参考にしてください。
共通点④ 選考先の企業について理解が足りていない
4つ目の共通点は「選考先の企業について理解が足りていない」という点です。
エントリーをした後、企業の紹介ページや企業HPを見ただけで企業研究を終えていませんか?
それではほとんど企業について理解できていない状態です。
先ほどの冷蔵庫の例でいうと、お客様(=企業)がどんな年齢層で、家族構成はどうなのかなど(=業界、事業の特徴など)によって、ほしい冷蔵庫はちがいますよね。
相手(=企業)のニーズを知ることは、営業活動において必須の準備ですよ。
共通点⑤ 業界や職種がバラバラで一貫性がない
5つ目の共通点は「業界や職種がバラバラで一貫性がないこと」が挙げられます。
うける業界や職種によって、選考対策の内容は大きく異なってきます。
同じ業界や職種であれば、ある程度選考対策が被るため、エントリーシートや面接回答の使い回しが可能。
逆に、業界がバラバラだと、毎回ゼロから対策を練っていくことになります。
業界や職種を一つに絞る必要はありません。
ただ、あまりにも幅広くしてしまうと手間が非常にかかるうえ、効率もわるいので全落ちの原因となることを理解しておいてください。
まずは原因を理解して、自分に合った対策法を知るのが重要ですね。
まさにだよ。次章以降で解説する対策法すべてを実践する必要はないんだ。自分が全落ちする原因を知って、必要な対策を行うことが重要だね。
就活で全落ちした人がこれからすべきこと【5ステップで解説!】
では次に、本題である”これからすべきこと”について共有していきます。
以下の5つのステップを踏めば、必ず内定獲得につながります。
【就活で全落ちした人がこれからすべきこと】
- 効率的にエントリーする企業を増やす
- 内定する確率が高い企業にエントリーする
- 就活3大質問の質を高める
- 面接の頻出質問に対する準備を徹底する
- 秋冬採用について理解しておく
なお、ここで注意してもらいたいことが1点あります。
それは”全て実践する必要はない”ということです。
あなた自身が全落ちしている原因に対し、必要な対策を優先して実践してください。
そうすることで、最効率で内定獲得につなげることができますよ!
① 効率的にエントリーする企業を増やす
まず最初にすべきは「効率的にエントリーする企業を増やすこと」です。
全落ちする人の特徴として、エントリー企業の少なさがありましたよね。
ただ、いきなりエントリーする企業を増やすといっても、やみくもにエントリーすればいいわけではありません。
とにかく内定がほしいからと手当たり次第にエントリーしても、自分と合わない企業に入ってしまっては意味がありませんからね。
あなたに合う企業を効率的に探すためにも、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ミーツカンパニー就活サポート」 を活用しましょう。
逆求人サイトと就活エージェントのなかで、とくにおすすめの2サイトです。
逆求人サイトはプロフィールを登録しておけば、あとは企業からのスカウトを待っておくだけでOK。
プロフィールを見た上でスカウトが届くので、適性のある企業と出会える確率が高いです。
就活エージェントは、あなたの要望を聞いたうえで求人を紹介してくれるので、ミスマッチ防止につながります。
求人紹介だけでなく、ESの添削や模擬面接なども行ってくれるのも、就活エージェントのメリットです。
対策の質もあがり内定を獲得できる確率も一気に高まります。
上記の2サイトを使って、効率的に自分に合う企業を探しましょう。
全落ちしている現状を一刻でもはやく抜け出したい人は、利用必須です!
ちなみに以下の記事で、これまで就活記事を1000以上書いてきた僕が「いま就活生だったら絶対に使うサイト」を紹介しています。
100を超えるサイトを見てきたなかで、心からおすすめできるサイトだけを厳選したのでぜひ参考にしてください!
② 内定する確率が高い企業にエントリーする
次にすべきは「内定する確率が高い企業にエントリーすること」です。
これまで大手ばかり受けて全落ちした就活生は特にすべき対策です。
具体的な方法としては、エントリー数を増やすのと同様に”就活エージェントの利用”がおすすめですね。
企業の特徴を伝えてくれたり、選考対策のサポートまで行ってくれるので、当然内定獲得の確率も高まります。
企業研究などの作業も効率的に行えるので、全落ちしている人は利用必須ですよ!
③ 就活3大質問の質を高める
3つ目のステップは「就活3大質問の質を高めること」です。
就活3大質問とは”志望動機”と”自己PR”と”ガクチカ”のこと。
「この学生は大学時代に何をしてきたのかな?有意義に使えたの?何か能力を手に入れたのかな?」
⇒ガクチカの質問意図
「この学生を採用するメリットは何かな?どんな強みがあるのかな?」
⇒自己PRの質問意図
「なんでうちの会社を志望してきたのかな?志望度は高いの?」
⇒志望動機の質問意図
選考突破力を高めるためには、まずこの3つの質を高めることが必須。
逆に言えば、この3つの質さえ高ければ、それ以外の質問事項に関しても一貫性のあるアピールが可能となるため、選考突破力は必然的に高まります。
それぞれの質を高める方法については、別記事にて詳しく解説しています。
それぞれの質問意図に沿った最善の文章構成から例文までを網羅した記事なので、選考突破力を高めたい人は必ず確認しておいてください。
④ 面接の頻出質問に対する準備を徹底する
次のステップは「面接の頻出質問に対する準備を徹底すること」です。
全落ちしている就活生の中には、書類や筆記は通過するものの、面接でどうしても落とされてしまう人もいるかと思います。
面接が得意であれば、ある程度その場で対応することもできるかと。
しかし、苦手意識がある場合は、どれだけ場数を踏んでも緊張してしまい、回答に困ってしまうことがしばしばありますよね。
そんな時は”頻出質問に対する回答を知っておくこと”が最善の対策です。
事前に準備さえしておけば、本番でも焦ることなく回答できますよ!
僕自身、就活生時代には頻出質問に対する回答をある程度用意していました。
その結果、22社から内定を獲得し、大手食品メーカーに入社することができた。
そんな僕が”これだけは押さえておくべき”と考える頻出質問と、それに対する回答を以下の記事にまとめました。
特に面接で落とされてしまう人は、この記事の内容をぜひ実践してくださいね!
⑤ 秋冬採用について理解しておく
ここまでの4ステップを踏めば、高確率で内定は獲得できるかと思います。
ただ、就活の時期が秋以降になると採用企業の数は当然減っていきます。
また、就活の進め方も少し変わってくるんですよね。
つまり、秋冬採用に特化した対策を理解しておく必要がある。
この点さえ理解しておけば、夏まで全落ちしていても焦る必要はありません。
以下の記事にて、秋冬採用の時期や進め方、秋冬採用をしている企業一覧についてまで踏み込んで解説しているので、まだ理解できていない就活生は必見です!
全落ちした場合、効率的に就活を進めることが重要なんですね。
そのとおりだね。選考突破力を磨きつつ、効率的にエントリー企業を増やす。加えて秋冬採用について理解しておくことで、精神的な余裕も生まれるんだ!
就活で全落ちした人からよくある質問
最後に、毎年全落ちしている就活生からよく聞かれる質問について解説しておきます。
細かい点まで把握することで、安心して就活を進められるので確認しておいてください。
【就活の全落ちについてよくある質問】
- 就活に失敗したらどうなりますか?
- 就活で全落ちしたらニートですか?
- 就活で全落ちする確率はどれくらいですか?
- 高学歴でも就活で全落ちする可能性はありますか?
- 就活で全落ちしたまま卒業したらどうなりますか?
質問① 就活に失敗したらどうなりますか?
そもそも就活に”失敗”なんてないと僕は考えています。
強いて言うなら「諦めた瞬間に失敗になる」かと。
ただ、就活で失敗して内定がなかったとしても、そんなに大きな問題ではありません。
事実、意外とそういった人の数は多かったりしますからね。
この点の詳しい部分については「【就活で失敗したら?】失敗しても問題ない理由と対応策!」にて解説していますので、気になる方は一度目を通してみてください。
質問② 就活で全落ちしたらニートですか?
全落ちした後、何もしなかったら当然ニートですね。
ただ、先ほど共有した5ステップを実践すれば、その確率は非常に低くなります。
また、卒業後ニートになるデメリットはめちゃくちゃでかい。
その後の就職活動にも大きな影響を与えるため、なんとかニートは回避すべきです。
質問③ 就活で全落ちする確率はどれくらいですか?
就活で全落ちする確率が知りたい人も多いですよね。
結論、その確率は非常に低くなっています。
引用:就職みらい研究所「就職プロセス調査(2021年卒)2021年3月度(卒業時点) 内定状況」
21卒の場合、コロナ渦にも関わらす最終的な内定率は96.1%という数字でした。
つまり、全落ちする確率は4%弱ということです。
また、この数値の中には”途中で就活を諦めた人”も含まれています。
よって、最後まで諦めずに続ければ全落ちの確率は限りなくゼロに近いかと思います。
質問④ 高学歴でも就活で全落ちする可能性はありますか?
もちろん全落ちする可能性はあります。
というか、全落ちするかどうかに学歴は関係ありません。
高学歴でも適当に就活すれば全落ちしますし、Fラン大学出身でも一生懸命就活すれば大手企業にだって入社できるのが就活です。
(事実、中堅大学の僕が大手食品メーカーに入社してます。)
つまり”どれだけ就活に対して真摯に向き合うか”が全てだということ。
学歴にコンプレックスを感じる必要は全くないので、あなたが実践できる最善を尽くすことが重要です!
質問⑤ 就活で全落ちしたまま卒業したらどうなりますか?
全落ちしたまま卒業を迎えた場合の選択肢は、以下の7つ。
【全落ちしたまま卒業した場合の選択肢】
- 就職浪人
- フリーター
- 留学
- 起業
- フリーランス
- 進学
- 既卒就活
就活で全落ちしていても、まだ卒業前であれば諦める必要はありません。
ここまでで紹介したように卒業ギリギリでも、内定を狙える手段はいくつもあります。
しかし、「このまま内定をもらえずに卒業になったらどうしよう…」と不安な人は、一度以下の記事を読んでおいてください。
内定がないまま卒業した場合の選択肢や、既卒就活についてくわしく解説しています。
とにかく行動するかどうか、ここが重要ですね。
それが全てだね。7年間就活に関わってきたけど、行動し続けた人で全落ちした就活生は見たことがないよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
就活ではどれだけ一生懸命にやっても、結果が出ないことはあります。
そんな時、もう就職できないんじゃないかという大きな不安がありますよね。
ただ、日本には400万を超える企業があり、必ずあなたを求めてる企業があります。
全落ちしているあなたは、まだその企業に出会えていないだけ。
この記事で紹介したステップを実践し、諦めずに続けていればきっとその企業に出会う日がやってきます。
就活は”多く内定を取ること”や”早く内定を取ること”が目的ではありません。
大切なのは”自分に合った企業に入社すること”です。
難しいかもしれませんが、周りと比べることなく、あなたに合った企業に出会えることを僕は願っています!
この記事とあわせて、ぜひ「【就活がしんどい】僕が実践した7つの対処法を一挙公開!」も読んでおいてください。
就活で何度も落ちていると、気持ちもどんどん下がっていきます。
僕が就活でしんどかったときに行っていた対処法をまとめているので、全落ちしてこれからに不安を感じている人は参考にしてください。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりとしますか。
【本記事の要点】
- 全落ちする就活生には「エントリー数が少ない」「大手企業ばかり受けている」など主に5つの特徴がある。
- 全落ちした就活生も「逆求人型サイトの利用」や「就活エージェントの利用」など5ステップを実践すれば高確率で内定は獲得できる。
- 内定の数や早さではなく、自分に合った企業に入社することが重要であることを理解し、常に行動し続けることが一番重要である。