こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
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今回は「就活座談会とはどんな場なのか?」について詳しく解説していきます。
一度でも参加すればイメージが膨らみますが、これから就活を始める人にとっては座談会が何なのかよくわからないですよね。
就活生にとってのメリットがわかっていないと、わざわざ時間を割いてまで参加しようとは思えないでしょう。
そこでこの記事では、就活座談会の概要と4つの参加メリットを紹介します。
座談会についての理解を深めたい就活生は、ぜひ最後まで読み進めてみてください!
説明会と違って座談会は馴染みがないので、参加するのが不安です。
そうだよね。ただ、説明会以上に参加メリットがあるイベントなんだ。この記事では参加するメリットまで踏み込んで解説していくよ!
就活座談会とは?
ではさっそく、就活座談会の概要について解説していきますね。
そもそも座談会とは、企業で働く先輩社員と就活生がフランクに交流できる場のこと。
企業と就活生が、お互いの理解を深めるために開催されることが一般的です。
若手の先輩社員が参加することも多いので、比較的気軽に質問をぶつけやすいですよ。
企業で実際に働く先輩社員と交流できる場は、あまり多くありません。
気になる企業が座談会を開催していたら、積極的に参加すべきといえるでしょう。
ただ上記の説明だけでは、座談会についてあまりイメージできていない就活生も多いはず。
そこでさらに理解を深めてもらうために、座談会に関する以下の基礎知識を共有していきます。
【就活座談会の基礎知識】
- 会社説明会との違い
- 就活座談会の主な種類
- 企業が座談会を開催する目的
- 就活座談会が選考結果に与える影響
会社説明会との違い
混同されやすいので、まずは会社説明会との違いを解説します。
会社説明会と座談会の最大の違いは「学生or企業のどちらが主体となって進めるか」です。
座談会では、学生が疑問に思ったことを質問して、企業が回答します。
対して会社説明会では、企業が会社概要について説明をします。
つまり学生主体であるか・企業主体であるかが、両者の主な違いなわけですね。
企業が主体となって進められる会社説明会では、疑問を解決できないことも少なくありません。
やはり企業に対する疑問を解決する場としては、就活座談会が適しているでしょう。
就活座談会の主な種類
就活座談会の主な種類は、以下の4つです。
【座談会の種類】
- 会社説明会のあとにおこなわれる座談会
- 会社説明会と同時におこなわれる座談会
- 選考途中におこなわれる座談会
- 複数の企業が合同でおこなう座談会
会社説明会のタイミング以外にも、選考途中でおこなわれたり、複数の企業が合同で開催したりするイベントがあります。
意外と知らない就活生が多いですが、複数の企業と交流できる座談会イベントは、内定にもつながりやすいのでおすすめですよ。
企業が座談会を開催する目的
では、企業はなぜ座談会を開催しているのでしょうか?
適切な言動をとるためにも、企業側の意図を把握しておくことは非常に重要です。
企業が座談会を開催する目的は、以下のとおり。
【企業が就活座談会を開催する目的】
- 就活生に企業理解を深めてもらうため
- 企業側も就活生の理解を深めるため
企業と就活生の相互理解が不十分だと、ミスマッチを起こす可能性が高まります。
よって企業は相性がよい人材を採用するために、座談会を開催しているわけですね。
つまり就活生が疑問点を質問するのは、企業にとってもありがたいこと。
早期退職したくなるような会社に入らないためにも、座談会の場を利用して企業理解を深めましょう。
就活座談会が選考結果に与える影響
座談会が選考結果に与える影響が気になる就活生も多いでしょう。
さっそく結論をいうと、座談会がその後の選考に影響する可能性は低いです。
というのも、座談会は選考過程の一部ではないから。
企業が座談会を主催する目的はあくまでも相互理解であり、就活生を評価することではありません。
もちろん先輩社員も人なので、採用権がある方が出席していた場合は、選考時に好影響がある可能性もゼロではないですけどね。
ただ基本的には、座談会は選考結果に影響しないと考えておくのが無難です。
ちなみに、より詳細な解説は以下の記事でしているので、気になる就活生はあわせて確認してみてください。
就活生が主体となって質問をぶつけ、お互いの理解を深める場が座談会なんですね!
まさにそのとおり。先輩社員は質問に答えるために参加しているから、気になることがあればどんどん聞くといいよ!
就活座談会に参加する4つのメリット
就活座談会に関する基礎知識を共有しました。
会社説明会との違いや、選考結果に与える影響などについて理解できたでしょう。
続いては、就活生が座談会に参加するメリットを解説します。
座談会の参加メリットを把握していないと、大きな機会損失につながりかねません。
まだ座談会への参加経験がない就活生も、本章を参考に理解を深めておきましょう。
【就活生が座談会に参加するメリット】
- 企業の実態を知る先輩社員と交流できる
- 社風や会社の空気感がわかる
- ほかの就活生の考えを知れる
- 内定に直結する可能性がある
メリット① 企業の実態を知る先輩社員と交流できる
1つ目のメリットは、企業の実態を知る先輩社員と交流できることです。
企業で実際に働く先輩社員は、会社の長所・短所について深い理解があります。
よって先輩社員に質問すると、本やネットではわからないような情報を入手できるわけですね。
座談会が開催されていない企業では、選考の場に進んでからしか先輩社員と話をする機会がありません。
それも面接時の逆質問のように、聞きにくい雰囲気があるタイミングのみです。
通常は質問できないことを聞けると思うと、座談会の場がいかに貴重であるかがよくわかるはず。
自分と相性のよい企業であるか適切に判断するためにも、座談会の場は最大限活用しましょう。
メリット② 社風や会社の空気感がわかる
2つ目は、社風や会社の空気感がわかることです。
座談会に参加すると、どんな雰囲気の社員が働いているか、上司と部下の空気感はどんな感じかなどを把握できます。
会社のホームページなどで、社風を紹介するところは少なくありません。
でも文字だけを読んでも、リアルな雰囲気などはイメージしにくいですよね。
また、公開されている情報と実態が大きく異なることもあるでしょう。
先輩社員と実際にコミュニケーションを取ると、自分に合った空気感の企業であるか直感的にわかるものです。
社風が合わない企業ではストレスを感じやすいので、座談会が開催されていたら積極的に参加して空気感を確認しましょう。
メリット③ ほかの就活生の考えを知れる
ほかの就活生の考えを知れることも、座談会に参加するメリットです。
座談会には、自分以外の就活生も多く参加します。
そして各々が気になることを質問するので、ほかの就活生がどんな考えを持っているかなどを把握できます。
自分では思いつかなかった質問をぶつける人も絶対にいるので、その質問に対する回答を聞くだけでより企業理解が深まりますよ。
ほかの企業に聞きたくなるような「効果的な質問」をする就活生に出会うこともあるでしょう。
他人の意見を取り入れて視野を広げることは、どんな物事においても重要です。
広い視野で就活を進めるためにも、座談会に参加してほかの学生の意見を吸収しましょう。
メリット④ 内定に直結する可能性がある
最後4つ目のメリットは、内定に直結する可能性があることです。
前述したとおり、基本的に座談会は選考結果に影響を及ぼしません。
しかし採用意欲が高い企業においては、座談会で好印象を与えるとそのまま内定につながるケースがあります。
とくに数社だけが集まって開催される小規模の座談会では、上記のように採用意欲が高い企業が多いんですよね。
座談会では就活生の本音が聞きやすいからこそ、その場を利用して相性のよい学生を探している企業も多くあるわけです。
そして、このような座談会形式で開催される小規模の説明会は、徐々に知名度が上がり参加者も年々増えています。
ただ、まだまだ就活生には認知されていないので、存在を知った人は絶対にうまく活用すべきです。
とはいえ、具体的にどんな座談会に参加したらいいかわからない就活生が大半なはず。
そこで今回、現役時代に座談会を通じて6社から内定を獲得した僕が”本当に参加価値のある座談会”を以下の記事でまとめました。
内定に直結する就活イベントに参加したい人は、ぜひ参考にしてくださいね!
内定に直結するような座談会もあるのですね!
まだまだ知名度は低いから今のうちがチャンスだよ。早期内定が欲しい人や効率的に内定を獲得したい人は、ぜひ参加してみてね!
就活座談会のマナー・服装を解説
就活生が座談会に参加するメリットを4つ紹介しました。
ミスマッチを防止したり、内定獲得の可能性を高めたりするために、座談会は有用なイベントであるとわかったと思います。
次にこの章では、就活座談会のマナーと適切な服装について解説します。
まず就活座談会で質問する際のマナーは、以下のとおりです。
【就活座談会で質問する際のマナー】
- 挙手をして指名されるのを待つ
- 簡単なお礼を述べて、大学名と名前を伝える
- 結論ファーストで簡潔に質問する
- お礼を述べて着席する
上記の流れを把握していないと企業の方に迷惑をかける恐れがあるので、確実に押さえておきましょう。
長々と話すと質問内容が伝わりにくいので、結論ファーストで簡潔に話すことはとくに徹底してください。
なお、服装については基本的に指定に従えばOKです。
指定がない場合は、私服でもスーツでもどちらでも構いません。
どうしても心配な人は、オフィスカジュアルを意識すれば、私服でもマイナス評価を受けることはまずないでしょう。
就活イベントでの服装については別記事で解説しているので、より詳しく知りたい人は一度目を通してみてくださいね。
基本的なマナーを押さえておけば、心配しなくても大丈夫だよ。座談会はフランクな場だから、 緊張しすぎず気楽に参加しよう!
就活座談会に関してよくある質問
では最後に、就活座談会に関してよくある質問にまとめて回答していきます。
似た疑問を感じている就活生は、ぜひ本章を参考にしてみてください!
【就活座談会に関してよくある質問】
- どんな質問をすべきですか?
- NG質問はありますか?
- 質問は何個くらいすべきですか?
①どんな質問をすべきですか?
企業理解が深まったり、選考時に役立てられたりするような質問がおすすめです。
僕がおすすめしている質問は以下の5つ。
【座談会で聞くべき質問】
- 仕事内容を深堀りする質問
- 会社のリアルな雰囲気を探る質問
- 求める人物像を探る質問
- 先輩社員の就活経験を探る質問
- 先輩社員が日々感じていることを探る質問
そして上記5つの分野における具体的な質問例は、別記事で解説しました。
計29個の質問について意図を交えて解説しているので、どんなことを聞くか整理できていない人はぜひ参考にしてください!
②NG質問はありますか?
就活座談会におけるNG質問は、以下の5つです。
【就活座談会におけるNG質問】
- 説明会で話された内容について再度聞く質問
- 座談会で聞かなくても自分で調べられる質問
- 条件面に関する質問
- 自己PRを主目的とした質問
- 会社の弱みを引き出すような質問
入社意欲が低いと感じられたり、協調性がないと思われたりするような質問は避けるべきですね。
なお、上記のNG質問を聞くべきではない理由についても、前述した「就活座談会でおすすめの質問例29選」の記事で解説しています。
座談会の場で悪印象を与えたくない人は、よい質問例とあわせて確認しておいてください!
③質問は何個くらいすべきですか?
明確な正解はありませんが、個人的には1〜2個がベストだと考えています。
もちろん状況によっては、もっと質問するのもありですけどね。
まったく質問をしないと、あまり志望度が高くないと思われやすいです。
反対に質問をしすぎると、協調性がないと思われる可能性があります。
質問の数の目安を知りたい人は、1〜2個程度と理解しておくとよいでしょう。
座談会でぶつける質問は事前に整理しておくと安心。NG質問も意外とやりがちだから、不安な人は確実に理解しておこうね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
就活座談会の概要や、参加メリットなどについて網羅的に解説してきました。
座談会に参加すると企業の実態を知る先輩社員と交流でき、リアルな長所・短所を把握できたり、社風や空気感を自らの肌で感じられたりします。
なかには内定に直結するような座談会もあるので、就活を成功させる可能性を高めたいなら参加しない手はありません。
内定に直結する可能性がある小規模の座談会は、まだまだ知名度が低く参加している就活生も少ないです。
知名度が低いうちに有用な座談会をうまく活用して、ぜひ自分に合った企業からいち早く内定を勝ち取ってくださいね。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 座談会とは、先輩社員と就活生がフランクに交流できる場のこと。
- 座談会に参加すると、企業理解が深まったり、内定につながったりする。
- 座談会では、結論ファーストで簡潔に話すことが重要である。
- 座談会に参加する前に、ぶつける質問を整理しておくべきである。
今回の記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/