就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は秋採用にて、自分に合った企業からの内定を獲得する方法を解説します。
この記事では秋採用に関する全ての情報を網羅していくのですが、主に解説する内容は以下のとおりです。
【本記事で解説する内容】
- 秋採用の定義と時期についての説明
- 秋採用における企業の探し方を解説
- 秋採用で内定を獲得するための具体的な対策方法
- 秋採用は厳しいのか詳しく解説(結論厳しくないです)
おそらく就活生の皆さんが、秋採用に関して持つ疑問はこれらでしょう。
就活後半戦だからこそ、情報がないと不安でいっぱいになります。
(僕が就活生の頃は秋採用に関する情報がなくて本当に困っていました...!)
8月以降も就活を続ける可能性がある人、現在続けている人は、ぜひ最後まで読み込んでください。
この記事を秋採用マニュアルとして、皆さんに秋採用に関する全知識を共有していきます!
秋採用に関しては、就活攻略論を読めば内定が獲得できるように作り込んだよ!
就活本を追加で買ったり、いろんなサイトを見るのも大変なので非常に助かります!
- 秋採用とは?|定義と時期について
- 秋採用の時期はいつからいつまで?
- 秋採用で内定を獲得する方法は4ステップ
- ステップ① 秋採用に積極的な企業の持ち駒を増やす
- ステップ② これまでうまくいかなかった原因を明確化する
- ステップ③ 各企業ごとの志望動機をとにかく深堀りする
- ステップ④ 面接対策を徹底的におこなう
- 秋採用を実施している企業一覧
- 秋採用のおすすめスケジュールを紹介
- 秋採用こそ内定を取りやすい3つの理由
- 秋採用は厳しいのか?就活生がもつ2つの誤解
- 本記事の要点まとめ
秋採用とは?|定義と時期について
まずは「秋採用」の概要について簡単に説明していきます。
皆さんは「秋採用とは何ですか?」と聞かれたら、うまく答えることはできますか?
実は秋採用の定義は、企業ごとに曖昧です。
しかしほとんどの企業が、秋採用を「8月〜11月末までの就活」と定義しています。
【秋採用の定義】
秋採用とは8月〜11月末までの時期の就職活動のことを意味する。
秋採用は時期によってそう呼ばれているだけで、特別に今までの就活と何かが変わるということではないんですよね。
しかしこの時期になると、企業も採用目標*の人数を確保するために必死に新卒の採用に力を入れ直します。
*採用目標:「今年は新卒を◯人採用するぞ!」という企業が設定する目標
つまり就活生だけでなく"企業も焦っている時期の就活"ということです。
この企業側の視点が抜けている人が多いですが、非常に内定が出やすい時期なのでチャンスなんですよね。
また就活生の多くは、8月になるとめちゃくちゃ就活に手を抜き始めます。
内定が既にある人は「もう内定出ているところでいいや〜」と就活を終えていきますね。
しかし、他の就活生が手を抜く時こそチャンス。
秋採用に関して特別に対策することで、圧倒的に差をつけることができます。
なるほど!秋採用とは8月からの就活のことを指し、この時期はほとんどの就活生が手を抜きがちということですね。
その通り!他の就活生が疲れて手を抜く時期だからこそ、評価されやすいんだよ。
秋採用の時期はいつからいつまで?
さきほどお伝えした通り、秋採用の時期は明確には決まっていません。
秋採用がそもそも「秋頃に行われる就職活動」という曖昧な意味で使用される場合が多いからですね!
8月〜11月末までの時期の就活を「秋採用」と呼びます。
12月〜は「冬採用」と呼ぶことが多いと覚えておきましょう。
これさえ覚えておけば特に問題はありません!
秋採用が終わろうが、日本には一年中、新卒向けの求人があります。
世の中には400万社もの企業があるということを知っていれば分かりますよね。
つまり秋採用とは、時期によって呼ばれるだけで特に就活のやり方に変わりはないのでしょうか?
大きくは変わらないけど、秋採用は就活後半だからこそ企業の探し方などに工夫が必要だよ!
秋採用で内定を獲得する方法は4ステップ
ここまで簡単に秋採用の概要について解説してきました。
この紹介は、具体的に秋採用での企業の探し方と、内定の獲得方法を共有します!
もしも僕が今就活生で秋採用をするとなれば、やるのは以下の4つの手順です。
この4つを徹底的にやり込めば、秋採用でうまく内定を獲得できます。
▼秋採用完全攻略マニュアル4ステップ
- 秋採用に積極的な企業の持ち駒を増やす
- これまでうまくいかなかった原因を明確化する
- 各企業ごとの志望動機をとにかく深堀りする
- 面接対策を徹底的におこなう
これら1つ1つのステップを次の章から解説していきます。
どれも秋採用での内定獲得に重要なので、丁寧にこなしていきましょう。
ステップ① 秋採用に積極的な企業の持ち駒を増やす
では早速ですが、最初に秋採用において一番重要なポイントをお話します。
それはとにかく「秋採用に積極的かつ自分に合った企業のエントリー数(持ち駒)を増やすこと」です。
秋採用で失敗する就活生はここを疎(おろそ)かにしてしまっていますね。
やはり秋採用で3社しかエントリーしていない人よりも、10社エントリーしている人の方が内定が出やすいです。
これは確率的にもそうですが、持ち駒が多いことによる「心の余裕」によって面接が上手くいくようになります。
更には、場数を踏む回数が増えるので面接に慣れるんですよね。
しかし、いざ秋採用で企業を探すとなると、ほとんどの就活生がよく分からずにマイナビやリクナビで適当に企業をポチポチし始めます。
大手の求人サイトだけを使うのは個人的には絶対NGです。
なぜなら、その企業が自分に合った企業なのか、またその企業が秋採用に積極的かどうか不明だから。それでは非常に非効率ですよね。
秋採用での企業選びのポイントはとにかく「秋採用に積極的な企業であること」と「自分に合った企業であること」の2つです。
この2つのポイントを満たす企業のみエントリーして持ち駒を増やしておくことで、秋採用の成功率が格段に高まります!
ここは内定獲得へのベース作りです。
そうは言ってもどうやって、秋採用に積極的かつ自分に合った企業を探せば良いのでしょうか?
たしかに僕が就活生の時もここが一番難しかった。
マイナビやリクナビを利用するだけでは、そこが秋採用に積極的かどうか、自分に合った企業かどうか分からないですもんね。
しかし7年の就活の研究の集大成として、秋採用でおすすめの企業の探し方を3つ明確化することができました。
【秋採用でおすすめの企業の探し方】
- 就活エージェントを利用する
- 逆求人サイトを利用する
- 中小規模の合同説明会へ参加する
この3つの探し方なら「秋採用に積極的」かつ「自分に合っている」企業をピンポイントで見つけて持ち駒を増やすことができます。
1つずつ解説していきますね。
秋採用での企業の探し方① 就活エージェントを利用する
まず秋採用での企業探しで最もおすすめが就活エージェントです。
就活エージェントとは、人材会社が無料で提供しているサービスで、面談を元にして自分に合った企業を紹介してもらうことができます。
秋採用は「どの企業が秋採用で積極的に採用しているのか」が判断しにくいのですが、就活エージェントだとそこで厳選して紹介してくれます。
また適当に紹介するのではなく、面談を元に合っている求人を紹介してもらえるので、自分にとって有益な求人と出会うことができます。
就活エージェントからの支援内容
更にはエントリーシートの添削や面接対策など、選考対策まで無料でおこなってくれる優良サービスです。
【就活エージェントのサポートまとめ】
- 面談を元にした自分に合った求人の紹介
- 紹介された企業との選考の日程調整や面接後のフィードバック
- エントリーシートの添削
- 面接対策など内定獲得までの選考サポート
ちなみに、就活エージェントは「家庭教師」をイメージするとわかりやすいです。
受験までいよいよ時間が差し迫ったタイミングで、1:1でサポートしてくれる家庭教師はまさに攻略法の1つですよね。
秋採用は就活の後半なので、手持ちの企業が少なくなっていたり、「もう内定が取れればどこでも良いや!」とやけくそになってエントリーしてしまっている場合も多いところ。
そこで冷静になるためには、就活エージェントという企業選びのプロに相談して、客観的に企業を選んでもらうことが効果的です。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
秋採用での企業の探し方② 逆求人型サイトを利用する
次に全国の就活生におすすめなのが「逆求人型サイト」です。
就活中、どのタイミングでも利用価値が高いのですが、特に秋採用には有効です。
逆求人型サイトとは、企業側が就活生のプロフィールを読んで気になった就活生にスカウトを送るタイプの求人サイト。
マイナビやリクナビのように、就活生から企業にエントリーするのとは反対の仕組みになっています。
逆求人型サイトなら秋採用に積極的な企業と"自動的に"繋がれる
逆求人型サイトを秋採用で利用するメリットは、その高い効率性にあります。
秋採用では、企業を探すのが一番面倒です。
しかし、逆求人型サイトなら企業側からオファーが届くので「どの企業が秋採用を継続しているかな?」と探す必要がありません。
秋採用中にオファーが届いたら、その企業は秋採用まで継続して採用活動をしています。
また就活後半は「利用する就活生が少なくなるにも関わらず、利用する企業はそこまで減らない」という特徴があり、ここもメリット。
一斉送信型のサイトは絶対に避けること!
そしてこの逆求人型サイトは「非一斉送信型のサイト」を必ず利用してください。
非一斉送信型スカウトとは、企業が一斉送信でスカウトを送るのではなく、1人1人のプロフィールを読んだ上でスカウトを送るものです。
非一斉送信型スカウトだと「適性が高い」と判断された企業からのみスカウトが届きます。
それゆえに内定が取りやすく、かつ自分に合った企業の持ち駒を増やすことができます。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
秋採用での企業の探し方③ 中小規模の合同説明会へ参加する
そして最後に、秋採用では「中小規模の合同説明会」に参加して企業との接点を作るのもおすすめです。
マイナビやリクナビが開催していた超大型の合同説明会は1社あたりの説明が15分ほどで短く、それなら企業のホームページを読めば良い話。
更にはそうした大型の合同説明会は秋採用の時期には開催されません。
一方で就活生数十人:企業数社のような中小規模の合同説明会があります。
これが秋採用では非常に狙い目なんですよね。
理由は秋採用の時期に参加しているのは、秋採用に積極的な企業のみだから。
更には、1社あたりの説明を詳しく聞けたり、直接人事の人と話すことができるからです。
ちなみに僕が就活生の時に参加して2社からの内定を獲得したのが「ミーツカンパニー」という中小規模の合同説明会です。
こちらは現在、オンラインでの実施もあるので、自宅にいながら秋採用中の企業と出会うことができるのが効率的ですよ。
結局のところ、ネットで調べるよりも直接人事の人から事業内容や社風について聞いた方がわかりやすいんですよね。
直接話を聞いた上で、自分に合っているかどうか質問することもできるので非常に参加価値が高いと思います。
ここまで、秋採用で特におすすめの企業探しの方法を厳選して紹介しました。
これらに加えて、秋採用中に取れうる全ての企業探しの手段をまとめた記事を用意しておいたので合わせて読んでみてくださいね。
中小規模の合同説明会に関して、大学が開催している学内合同説明会もおすすめだけど、秋採用の時期だと開催している大学は少ないんだよね...。
なるほど!秋採用中にも積極的に採用をしている企業の探し方を、こうして把握しておくことは非常に重要ですね!
ステップ② これまでうまくいかなかった原因を明確化する
まずは秋採用で企業を探すことの重要性を把握できたと思います。
エントリー数を増やして、持ち駒を増やしておけば、不採用になった時のダメージも減らすことができますからね。
次に秋採用を成功させるためにすべきことは「なぜこれまでうまくいかなかったのか?」を明確化することです。
問題を解決するためには、とにかく「原因の明確化」と「解決策の実行」が重要。
これをせずになんとなくで行動していると、結果うまくいかないんですよね。
そこでまずは「なぜここまで就活がうまくいかなかったのか」と考えて、原因を明確化する必要があります。
原因としては以下のようなことが考えられますね。
【就活がうまくいかなかった原因】
- 大企業ばかりを受けすぎていた
- エントリーした企業が極端に少なかった
- 選考の中で苦手なものがあった(とにかく面接で落ちるなど)
- 留学をしていて就活を始めるのが遅かった
- 公務員試験に落ちてしまって秋採用から就活を始める
このように原因を明確化することができれば、あとはそれらの原因を解決するための方法を考えて実行するだけです。
例えば「大企業ばかりを受けすぎていた」というのが原因だと予測できるなら、先ほど紹介したように逆求人型サイトで中堅企業からのスカウトにも目を向けましょう。
合同説明会に参加して、社員さんに中堅企業の良さを聞いてみるのも良いですよね!
こうして就活がうまくいかない根本原因をまずは潰すように行動することが重要だよ!原因の根を潰さないことにはうまくいかないからね。
僕はエントリーした企業が少なかったので、秋採用ではエントリー数を増やして場数を踏みたいと思います!
ステップ③ 各企業ごとの志望動機をとにかく深堀りする
それでは次に、秋採用で内定を取りやすくする秘訣をお話します!
それはとにかく「志望動機を深堀りすること」です。
なぜ志望動機の深堀りが秋採用では特に大事なのか分かりますか?
まず冒頭でお話したとおり、秋採用では企業側も採用に焦っています。
また秋採用で内定を出したい就活生というのは「内定を出したら内定辞退せずに絶対に入社してくれそうな就活生」なんですよね。
ここが超重要です。
よって自分自身から「私は御社への志望度が非常に高いから内定が出たら絶対に入社するよ」という志望度の高さを示してあげることが重要なのです!
では志望度の高さはどう示せば良いのか?
それはとにかく納得できる志望動機を話すことです。
志望動機の納得性が高ければ高いほどに「この子は本当に自社に入社したいんだな」と面接官は思います。
「内定がないので仕方なくエントリーしました」という就活生とは圧倒的な差をつけることができます。(そう言わずとも志望動機が雑だとそう思われますよ!)
そして納得性の高い志望動機の作り方にはポイントがあります。
それは「なぜその業界を志望するのか?」だけでなく、「なぜその業界の中でもその企業でなければならないのか?」を話すことなんですよね。
この点については非常に長くなってしまうので、別記事で解説しました。
志望動機の深堀りができていないという人はぜひ参考にしてください!
たしかに志望動機の納得性が高ければ、それだけ志望度の高さを感じますね。
志望度が高い就活生をとにかく秋採用で求めているんだよ!内定辞退されたくないからね。
ステップ④ 面接対策を徹底的におこなう
それでは最後のステップです!
企業選びが完了し、うまくいかない原因を潰し、納得できる志望動機を作成することができれば...あとやることは面接対策です!
結局のところ、最も重要な選考は面接なんですよね。
SPIの得点が高くても、エントリーシートの内容が素晴らしくても、面接で微妙だと思われたら確実に落ちます。
就活でうまくいく人のほとんどが面接が上手い人なんですよね。
そうは言っても「自分は面接が苦手です」という人もいるでしょう。
その場合は、まずしっかりと自己分析を深めて自己理解を深めること。
その上でよく聞かれる質問への回答を1度考えておくことがおすすめです。
面接でよく聞かれる質問に対して、すべて回答のポイントと回答例文をまとめた「【面接でよく聞かれること】"絶対に押さえるべき42問"の回答方法」という記事を用意しました。
5万文字というやばい量の内容ですが「この記事を読めば面接対策は十分だ」と言える内容になっているので、ぜひ読んでみてください!
ここで紹介した4ステップを実行すれば、秋採用で適当に動いている就活生を圧倒することができます!ぜひ1つ1つの行動を丁寧に実行してみてくださいね。
秋採用を実施している企業一覧
ここまで秋採用の攻略方法について解説しました。
「秋採用を実施している企業ってどんな企業があるんですか?」という質問を数多く頂いたので、それの回答を記事として用意しました。
こちらは大企業の一覧を記事からスクショしたものです。
秋採用を実施している企業の一覧を見たい人は、ぜひ以下のリンクから読んでみてくださいね!
秋採用のおすすめスケジュールを紹介
秋採用中、具体的にどんなスケジュール感で動けば良いのか分からない人も多いですよね。
そこで僕が秋採用中に設定していたスケジュールを共有します。
以下のスケジュールを指標として僕は動いていました。
このスケジュールの詳しい解説を別記事で用意しました。
秋採用のスケジュール感について知りたい方は、ぜひそちらも参考にしてください!
秋採用こそ内定を取りやすい3つの理由
では秋採用の攻略法について把握したところで、ここでは「秋採用こそ内定を取りやすい理由」について詳しく話していこうと思います。
秋採用の時期、つまり8月以降になると、就活も終わりに近づいていることもあって焦る人も多いでしょう。
しかし「秋採用こそ内定が出やすい最高の時期」だと理解してください。
その理由は大きく3つあります。
【秋採用こそ内定を取りやすい理由】
- 優秀な就活生がいない(就活終了済み)
- 就活の知識が少ない層が多い
- 企業も採用に必死で内定が出やすい
この3つは秋採用について理解する上で非常に重要です。
それぞれ詳しく解説していきましょう!
①優秀な就活生がいない
まず第一に、秋採用は就活の終盤なので内定を複数獲得するような優秀な就活生はもう就活を終了している場合がほとんどです。
求人には枠がありますので当然自分よりもその企業に評価されるような就活生が少なければ少ないほど有利。
秋採用の時期になると、焦ってしまいがちですがふと立ち止まって考えてみると、強いライバルの少ない環境だと分かります。
②就活の知識が少ない層が多い
秋採用中をする就活生には「公務員試験に落ちて民間に切り替えた人」「留学終わりの人」 が多いのが特徴です。
そして当然ですが彼らもあなたと同じ「就活に関する知識がない」という悩みを持っています。
公務員を目指していた人は100%の力を公務員試験に注いでいた人たちなので、就活に関する知識はほとんどありません。
要するに秋作用をしている就活生の多くが、就活に関する知識が少ないのです。
だからこそ、この「就活攻略論」を読んで差別化するような努力が大いに有効です。
すぐに頭一つ抜けることができます。
差別化の重要性に関してはツイッターでもこのようにつぶやきました。
「面接官の立場に立つこと」これこそ絶対に忘れてはいけない視点。「自分のエントリーシートは隅々まで読まれる」というのは幻想。だからこそパッと印象に残る書き方や、工夫が重要なんですよね。ちなみに僕は「切り絵」を貼ってました。写真は平凡。切り絵戦法で全ES通過したので、それが証明です。 https://t.co/yMM6V3TNmO
— 就活マン®︎ / 藤井智也 (@shukatu_man) 2018年11月26日
例えばエントリーシートの自由記入欄(自由に自分をアピールしてくださいと指定される質問項目) に切り絵を貼る就活生などほとんどいません。
だからこそ少しの差別化で目立つことができますし、目立つことができれば面接官の記憶に残るのです。
③企業も採用に必死で内定が出やすい
更に秋採用で内定が取りやすい理由の一つとして、「企業も採用を焦っている」という点が重要です。
企業には「採用計画」という今年は何人の新卒を採用するかという計画があります。
秋採用にて求人を出しているということは、つまりは採用計画の人数に足りていないということ。
このままでは、例えば「営業部に新卒を一人配属しようと思っていたのに、このままだと配属できない!やばい!」という状況になります。
企業も採用を焦る理由がわかりますよね。
だからこそ、秋採用で企業は「良い人がいればすぐに内定を出したい」と考えています。つまり内定が出やすいのです。
▶この部分の更に詳しい内容は別記事でも解説!
» 【秋採用はやばい?】"やばいと言われる4つの理由"を解説!
秋採用で内定を獲得するのは難しいと思っていたのですが、これらの理由を聞くとやれそうな気がしてきました。
本当に秋採用は穴場で、少しの努力で圧倒的にトップ層に登りつめることができるよ!
秋採用は厳しいのか?就活生がもつ2つの誤解
秋採用の特徴に関してもう少し話すと、就活生は秋採用に関して2つの誤解を持っていますね。それはこちらです。
【秋採用に対する2つの誤解】
- 秋採用で募集をかけているのは「ブラック企業ばかり」という誤解
- 秋採用まで内定を持っていないことで、企業から「他の企業から評価されていない人材である」とマイナス評価されてしまうのではないかという誤解
特に最初の 「秋採用で募集をかけているのはブラック企業ばかりなのではないか?」という誤解を持っている人は非常に多いですね。
それゆえに秋採用までには内定を獲得したい!と考える人が多く、秋採用まで就活を続けるとしても力を抜いてしまう人が多いのでしょう。
(だからこそ、超チャンスなんですけどね!)
しかし、この2つは完全に誤解です!
秋採用で求人を出している企業はブラック企業ばかりではありませんし、秋採用まで内定が出ていないことをむしろ評価に繋げるテクニックも僕は持っています。
次の章からこの2つの誤解を解いていきましょう!
秋採用では優良企業の求人も大量に残っている
最初に解く誤解はこちらです。
秋採用で募集をかけているのはブラック企業ばかりという誤解。
この誤解を解くにあたって、最初に覚えておいて欲しいことがあります。
それは「日本に存在する企業の数」です。
皆さんは日本には企業が何社ぐらいあると思いますか?
まぁ、このように質問形式にしている時点で「多いんだろうな」と予測されると思いますが...はい、多いんです!
400万社以上存在します!!
これを知った状態でもう一つ、情報を与えますね。その情報とは「1年間あたりの就活生の数」です。
1年間あたりの就活生の数ですが、およそ40万人!!
この2つの情報を整理してみましょう。
・日本にある企業の数は400万社
・1年間あたりの就活生の数は40万人
もちろん、すべての企業が新卒を採用するわけではありません。
しかし、1社が複数人を採用することや、日本経済新聞によるところの19卒の有効求人倍率が1.59倍(つまり1人に対して求人が1.59社もある状態)であることから簡単に分かる通り、採用市場は完全に人手不足です。
簡単に言うと、どこでも働き口はあります!
▼企業数と就活生数の比較
こんな状況で「秋採用には良い企業が残ってない!」と言う人は、単純に企業を調べるノウハウがないか、日本の求人サイトの情報が浅すぎることによる偏見です!
(今僕が就活生であっても働きたいと思える会社は、秋採用では山程あります。)
しかし、就活生はマイナビやリクナビなどの求人サイトしか使えないので、そういった自分に合うお宝企業を見つけることができません。
秋採用での企業の探し方に関しては後で詳しく解説しますが、「自分に合った企業を探すこと」に手を抜いている人があまりにも多いなと思いますね。
つまり、この人手不足の状況で「秋採用で求人募集をしている企業が全てブラック企業」なんてことはあり得ないのです。
更に言うと、秋採用までで採用枠が埋まってしまう企業というのは「知名度が高い企業」であり自分に合った企業とは限りません。
就活生のほとんどは企業を「知名度」で選んでますからね。
(僕が新卒で入社した企業は、日本の中での内定倍率ランキングが8位の企業でしたが僕には全く合わなかったです。知名度が高い大企業であるということと、自分に合うかどうかは全くの別問題であるということを念押ししておきます!)
また「秋採用では大手企業の求人が残っていないのではないか?」と考えている人は多いですが、もちろん数は減りますが知名度の高い大手企業の求人も残っています!
秋採用まで内定がないことをむしろ武器に変えてしまう技術
秋採用でも自分にぴったりなお宝企業は大量に残っているということを把握してもらったうえで、次の誤解を解いていきましょう。
秋採用にこんなイメージを持っている方、多いのではないでしょうか?
秋採用まで内定を持っていないことで、企業に「他の企業から評価されていない人材である」とマイナス評価されてしまうのではないかという誤解。
これはつまり、こんな悩みですよね。
「9月になっても内定がない自分なんて評価されるわけがない!」
「既に複数の内定を持っている人に、秋採用でも勝てないのではないか?
しかし、そもそも皆さんは「内定がないことを企業に"ネガティブに"捉えられてしまうこと」を恐れているんですよね?
ではこれを「内定がないことを企業に"ポジティブに"捉えてもらうこと」に変換してしまえば良いんですよ。
具体的にどうすれば良いのか?
それが簡単でして、内定がない理由を「自分から断ったんです」としてしまえば良いだけです。
企業に対して「内定がない理由」をこのように答えてしまいましょう。
【内定がないことをポジティブに伝える言い回し】
「今まで受けてきた企業さんに関して、本当にそこで良いのか、自分がやりたいことなのかを考え直した結果違うという結論に至りました。
本来は就活前から考え抜くべきだった、そう思っています。
しかし後悔するだけではいけないので、自分がやりたいこと、注力したい会社をもう一度選定し直し、御社含めて、3社に絞り、秋採用にてエントリーすることを決めました。
この3社さんの中で一番最初に内定を頂いた企業さんに入社することを決めています。」
この就活攻略法の何が良いのかを説明しますね!
・まず冒頭の「今まで受けてきた企業さんに関して、本当にそこで良いのか、自分がやりたいことなのかを考え直した結果『違う』という結論に至りました。」という表現によって、『今まで就活、別に上手くいってたけど“自分の意思でリセットした”』というニュアンスを伝えることができます。
・次に「本来は就活前から考え抜くべきだった、そう思っています。」とあえて言うことで、『ちゃんと最善の動きができなかったことを反省できる人柄』をアピールします。
・後半の「しかし、後悔するだけではいけないので、自分がやりたいこと、注力したい会社をもう一度選定し直し、御社含めて、3社に絞り、秋採用にてエントリーすることを決めました。」によって、『秋採用に取り組んでいる理由を説明し、面接官を納得させます』。
・そして最後です。「この3社さんの中で一番最初に内定を頂いた企業さんに入社することを決めています。」という表現はLINE@の裏メニューでも詳しく説明しましたが、これによって『秋採用でもともと採用を焦っている企業に対して、早めに内定を出さないと私のこと採用できないよ??と匂わせ、内定出したら自社に絶対入ってくれるだろう!という志望動機の高さを同時にアピールします』。
この一文に、4つもの就活攻略法が入っているという我ながら最強のメソッドです。
もはや、これが言えれば当初の誤解である秋採用までで内定がないと評価されないのではないかは完全に解決しますので、就活攻略生の皆さんは安心して秋採用を無双してください。
なるほど!内定が秋採用の時期までなくても、それを「自分に合った企業を追い求めているから」という理由にすればネガティブに受け取られなくて済むということですね!
まさにその通り。就活では「ネガティブ」を「ポジティブ」に変換するテクニックが非常に有効なんだよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
秋採用についてネガティブなイメージを持っている方があまりにも多く、「このまま内定が1社も出なかったらどうしよう」と悩む就活生も少なくありません。
しかし実は、僕は転職ありきでキャリアを考えることをおすすめしています。
最初に付き合った恋人と結婚することがないように、最初に入社した1社で人生は決まりません。
しかし就活という与えられた時間で、いかに自分に合った企業に入社できるかどうか。
一発で最高にぴったりの企業に出会えればそれに越したことはないですよね?
だからこそ最後まで諦めずに、しかし転職などの選択肢もあるんだとポジティブに考えながら今日も前に進んでいきましょう。
皆さんの就活の成功を心から祈っています。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 秋採用とは8月〜11月末の時期の就活のことを指す。
(企業によって秋採用の定義は異なるのであくまで参考程度に) - 2023年の秋採用でぜひ実行して欲しいことは、「秋採用に積極的な企業の持ち駒を増やす」」「これまでうまくいかなかった原因を明確化する」「各企業ごとの志望動機をとにかく深堀りする」「面接対策を徹底的におこなう」の4つのステップであり、これらを実行することで他の就活生を圧倒することができる。