こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
やっぱり内定先に行きたくないと考える就活生は多いですよね。
実際に僕が就活生の時、内定を獲得した企業について、のちのち調べていると「え、意外と微妙かも!」と思うシーンがありました。
そこで本記事では内定先に行きたくないと考えた時の動き方・対処法を解説していきます!
入社の判断軸を含めて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
内定を獲得した企業に入社すべきか、僕も悩んでいるところでした!
内定先に行きたくないと考えた時の動き方や考え方を解説するから、ぜひ参考にしてね!
- 内定先に行きたくないなどと感じる就活生は約5割
- 内定先に行きたくないと感じた場合の選択肢
- 改めて就活を再開する人におすすめの行動
- 内定先に行きたくないと感じる理由
- 内定先に行くべきかどうかの判断基準例
- 内定辞退を伝える方法【例文あり】
- 内定先に行きたくないと悩む人からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
内定先に行きたくないなどと感じる就活生は約5割
理由はどうであれば、内定先に行きたくないという気持ちが生まれると悩みますよね。
ただ、このような悩みを抱えることは決して珍しい話ではありません。
引用:マイナビキャリアリサーチLab「2024年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況」
24卒の学生を対象にマイナビが調査したデータによると、入社予定の企業を決めたあとに「本当にこの会社でいいのか」と不安になったことがある人は約5割でした。
つまり、約半数の就活生は内定先に対して何かしらの迷いを抱えているわけです。
「内定先に行きたくない」と思っているかどうかは人によりますが、本当にこの会社でよいのかと不安や迷いを感じる人はかなり多くいるとわかりますね。
自分のなかで迷いが生じると視野が狭くなりやすくて、このような悩みは自分だけが抱えているような気持ちになりがちです。
でも、実際はこれだけ多くの就活生が似た不安を感じているので、過度に不安を感じずにぜひ次章で紹介するような選択肢を順に検討していきましょう!
内定先に対して迷いや不安を感じることは、全然珍しい話ではないんですね。
むしろ何かしらの悩みを抱えている人が多くいるとわかるよね。悩んでいるのは自分だけではないし、選択肢や判断基準を知って冷静に自分に合った判断をしていこう!
内定先に行きたくないと感じた場合の選択肢
次にこの章では、内定先に行きたくないと感じた場合の選択肢を共有します。
選択肢を知るだけでも自分はどんな行動をすべきかを考えやすくなるので、少しでも内定先に迷いがある人はぜひチェックしてみてください。
【内定先に行きたくないと感じた場合の選択肢】
- 内定を辞退して再度就活をおこなう
- 内定を保持したまま就活をおこなう
- そのまま就職する
- 内定を辞退して内定がないまま卒業する
選択肢① 内定を辞退して再度就活をおこなう
まず考えられるのは、内定を辞退して再度就活をおこなう選択肢です。
内定先に行きたくない気持ちが強い場合は、内定辞退の意思を伝えた上で改めて就活をスタートすることになるかと。
ただ、この場合は再度内定を獲得できないと、内定なしの状態でそのまま卒業時期を迎えてしまうリスクがあります。
よって内定の辞退は、「ほかの企業の内定が得られなかったとしても今の内定先には行きたくないか?」が基準になってくるかと。
おそらく就活後半からの再開になるので、早めに就活を始めることも大切ですね。
選択肢② 内定を保持したまま就活をおこなう
2つ目は、内定を保持した状態で再度就活をスタートする選択肢です。
仮に就活を再開して内定を得られなかったとしても、もともとの内定先で働くことができるのでリスクは低いといえますね。
内定辞退をした上での就活となると、どうしても精神的に余裕がなくなりがちです。
よって、よほど内定先の企業に行きたくない気持ちが強くない限りは、再度就活を始める前に内定辞退を告げることは個人的にはおすすめしないですね。
この方法で動く場合も、夏採用と比べて採用活動をおこなう企業数はあまり多くないので、時間効率を意識して動くことが重要になってきます。
ダラダラ動いていると時間だけ経過して、現状は変わりにくいですからね。
参考までに、8月〜11月末までの就活を指す秋採用の攻略方法は別記事で解説しているので、再度就活をスタートする人はぜひ一読してみてください!
選択肢③ そのまま就職する
3つ目は、当初予定のまま内定先にそのまま就職する選択肢です。
違和感やモヤモヤ感が小さい場合は、この選択をする人もいるかもしれません。
ただ、個人的にはこの選択肢を取ることはおすすめしないですね。
というのも、内定先に行きたくない気持ちがあってこの記事を読んでくれている人は、その企業に対する本心からのポジティブな気持ちはないと思うから。
僕が考える就活の成功は、自分に合った会社に入社することです。
よって入社前の段階で行きたくないと感じるような会社であれば、別の選択肢がないかどうか検討する余地が大いにあると思うんですよね。
これからの時代は転職が当たり前の時代になっていきますが、最初の会社でミスマッチが起きるとキャリアのスタートで苦戦することになるかと。
相性が悪い会社で働くのは心身にもよくないので、単純に避けるべきでもあります。
大変ではありますが、迷いがあるなら再度就活をスタートするのもありですよ。
内定を保持したままの再開ならリスクもないので、ぜひ長期的に考えたときに自分はどう動くのがよいかを考えてみてくださいね。
選択肢④ 内定を辞退して内定がないまま卒業する
参考までに、内定を辞退して内定がないまま卒業するという選択肢も紹介します。
これは一見最悪のケースに思えるかもしれませんが、個人的には相性の悪い企業にいやいや入るよりは長い目で見るとよい選択だと考えていますね。
極端な話、ミスマッチが起きるような会社に入ってメンタルを病んでしまうと、その後も長期的にその影響が残ってしまう恐れがあるからです。
本当に行きたいと思える他社の内定を得られることがもちろんベストです。
ただ、それ以外にも今の内定先に違和感を抱えながらそのまま就職する、内定を辞退するなどの選択肢もあるので、視野を狭めないでぜひ頭に入れておきましょう。
なお、仮に内定がないまま卒業した場合の末路は以下の記事で共有しています。
就職以外の選択肢や僕の考えなどを共有しているので、ぜひ一読してみてください。
漠然と今の内定先に行きたくないと思っていましたが、選択肢を知ったことで再度動き始めるのもよいかもしれないと思えました。
まずは選択肢を知るだけでも視野が広がるよね。モヤモヤ感を抱えたまま就職すると後悔する可能性もあるし、迷いがあるならリスクを抑えつつ動くのもありだと思うよ。
改めて就活を再開する人におすすめの行動
次にこの章では、改めて就活を再開する人におすすめの行動を紹介しますね。
今の内定先に行きたくないという思いから就活再開を決めたものの、いざ何から動くべきか悩む人もいると思います。
よってそんな人に僕がおすすめしたい行動を3つまとめたので、就活の再スタートを決めた人はぜひ参考にしてみてください。
【改めて就活を再開する人におすすめの行動】
- 内定先に行きたくないと感じた原因を明確化する
- 企業選びの軸を改めて明確化する
- 効率面も意識して就活を進める
行動① 内定先に行きたくないと感じた原因を明確化する
まずは、内定先に行きたくないと感じた原因の明確化から始めましょう。
原因が明確になっていないと、次にどんな企業を選ぶべきかも曖昧なままです。
就活を始めたころはデータが少ないので、自分に合わない企業や内定をもらっても行きたくないと思う企業を受けることもあると思います。
でも、今はデータが増えているのでその情報を最大限活用すべきなんですよね。
少なくとも一度は入社して働こうと考えた企業があるわけなので、その企業に対する違和感を参考にすれば次はより自分に合う会社がわかるはずです。
本質的に自分に合う会社を目指すためにも、妥協せず原因を言語化しておきましょう。
行動② 企業選びの軸を改めて明確化する
1つ目の行動で原因を明確化したら、改めて企業選びの軸も整理してください。
原因をもとに自分はどんな企業と相性がよさそうか?を考えられると、企業選びの軸もスムーズに整理できるはずです。
人によっては、以前の企業選びの軸には合っていたけど、内定をもらって実際に自分が働く姿をイメージしたときにギャップを感じた人もいると思います。
この場合は、企業選びの軸のアップデートが絶対に欠かせません。
具体的には、どんな業界や仕事内容がよいか、どんな社員が多い環境がよいか、どんなビジョンを定めている会社がよいかなどが考えられますね。
軸の決め方は別記事で詳しく解説しているので、やり方が曖昧な人はこちらもぜひ!
行動③ 効率面も意識して就活を進める
就活を再スタートする場合は、効率面も意識しておくことが重要です。
というのも、再開する場合は時間的な制約がある可能性が高いから。
少なからず入社を検討している会社があった時点で、就活解禁からすでにある程度の時間が経過しているケースが大半だと思います。
よって計画を立てないでその場しのぎ的に選考を進めていくのではなく、限られた時間を逆算して戦略的に就活を進める意識も必要ですよ。
内定実績がある人なら、感覚的にでもきっと理解してもらえる内容かと。
もし僕が同じ立場だったら、就活サイトのフル活用をまず考えますね。
たとえば「ミーツカンパニー就活サポート」などの就活エージェントを使えば、今の時期にも採用している条件に合う会社をピックアップしてくれます。
このように用途別に質の高いサイトを使いこなすことで効率化を図るかと。
参考までに、僕が今現役の立場だったら利用するサイトは以下の記事で共有しているので、興味のある人はぜひチェックしてみてくださいね!
過去の経験を無駄にしないように、違和感から企業選びの軸などを再設定することが最初のスタートになりそうですね。
曖昧なまま再開すると同じ事態になりかねないからね。時間の制約も間違いなくあるから、効率面も意識して計画的に戦略的に進める意識も大事だよ。
内定先に行きたくないと感じる理由
続いてこの章では、内定先に行きたくないと感じる理由を共有しますね。
漠然とモヤモヤを感じている人も多いですが、自分の迷いの原因を特定できると次に取るべきアクションを考えやすくなります。
ここでは主な6つの理由をまとめたので、ぜひ順に見ていきましょう。
【内定先に行きたくないと感じる理由】
- そもそも本気で入りたい企業を受けていなかったから
- もっといい企業があるような気がするから
- 改めて考えると自分との相性がよくないと思ったから
- 悪い噂を耳にして不安になったから
- 入社後にうまく馴染めるか不安だから
- 内定式に参加したら違和感があったから
理由① そもそも本気で入りたい企業を受けていなかったから
意外と多いのが、そもそも本気で入りたい企業を受けていないケースです。
自分のやりたいことや適職がわからず、内定の得やすさや社会的評価などを重視して企業選びした人はこのケースに陥りやすいですね。
内定を獲得できないまま卒業することは、誰しも不安だし避けたいと思います。
ゆえに本気で入りたいと思える企業が見つからなかったときに、惰性的に企業選びをして、結果として内定を得られても迷いを感じることがあるわけですね。
この場合は、再度自己分析に取り組み本気で入りたい会社を言語化するのがよいかと。
その上で別の選択肢が見えてきた場合は、可能であれば内定先を保持しまま就活を再スタートするのもありですよ。
理由② もっといい企業があるような気がするから
「もっといい企業があるような気がする」と理由で悩む人も多くいます。
そもそも自分に合う会社がわからない状態で企業選びしていた人はもちろん、第一志望の業界や企業から内定を得られなかった人も似た感覚になりやすいですね。
内定をもらえたときはうれしかったけど、実際にいざ自分が働く状況が近づいてきたときにこの企業でいいのかと不安になるケースです。
焦って内定を決めた人も、似た迷いや不安を感じるかもしれません。
企業から急かされて内定を承諾するケースも決して少なくないですが、じっくり検討した上での決断でないと納得感が薄くなりがちです。
周囲の内定先と比べて、自分はこの会社でいいのかと考えてしまう人もいますね。
理由③ 改めて考えると自分との相性がよくないと思ったから
内定から時間が経過すると、冷静にその企業との相性を考えられることがあります。
就活中は焦って視野が狭くなりがちですが、内定をもらえて気が抜けるとフラットな視点でその企業のことを評価できるものなんですよね。
そしてその際、冷静に考えると自分との相性が悪いのでは?と感じる人がいます。
企業情報を改めて集めたり、自分の強みや価値観などを整理したりしたときに、この会社で自分は楽しく働けるのか?といった違和感を持つケースですね。
本当の相性は、やはり実際に働いてみないとわからない部分が大きいです。
とはいえ、入社前の段階でも直感的に「やばいかも」と感じたのなら、他社の選考を改めて受けてみるなどの選択肢を取るのもありですよ。
理由④ 悪い噂を耳にして不安になったから
内定先に対する悪い噂や口コミを耳にして不安になる人も少なくありません。
自分が働くことになる会社が決まると、自然とその会社の情報が耳に入ってきます。
人は、当事者意識のない事柄に対する情報は自然と集めないようにするものですが、逆に注目した事柄については自然と情報を集めるものなんですよね。
ほしいものがあったときに情報を集める場面を想像するときっとわかりやすいかと。
内定先についても同様で、内定が決まるとその会社に対する口コミやSNS上でのつぶやきなどに自然と目がいくようになるんですよね。
そして悪い声があると、そこに注目して不安が大きくなりやすいわけです。
悪い噂は広まりやすいですし注目されがちなので、不安になるのは自然なことです。
ただ、企業に限らずあらゆる物事で完璧なものは存在しないので、冷静さを忘れないでフラットに自分はどうすべきかを判断することが重要ですね。
理由⑤ 入社後にうまく馴染めるか不安だから
入社後をリアルに想像したときにうまく馴染めるか不安になる人もいます。
就活中は内定獲得をゴールと捉えているので、応募した会社で実際に働くことをリアルにイメージする場面は少ないかと思います。
でも、内定先が決まると内定獲得に対するプレッシャーはなくなるので、次は自分が活躍できるか?うまく働けるか?などを考えるようになるわけですね。
そしてこの際に不安を感じると、内定先に行きたくない気持ちが生まれるわけです。
正直、この点に関しても「実際に働いてみないとわからない」に尽きます。
よほど自分に自信がない人でない限り一定の不安は感じるものですが、考えても体験しないとわからないので、考えすぎないようにするのがおすすめですね。
理由⑥ 内定式に参加したら違和感があったから
内定式に参加したことで企業に対する違和感を膨らませるケースもよくあります。
やはり会社の実態がわかるようなリアルな場を体験すると、自分との相性などを自然と考えさせられるものなんですよね。
とくに昨今では、オンラインで選考を完結していて内定式の際に初めて会社に行くという就活生も多くいます。
この際、五感で会社と触れ合うことで企業理解が深まるのはよいものの、オンラインでは感じられなかった部分にモヤモヤを感じることもあるわけですね。
内定式に参加する前にも違和感を持っていた人は、改めて企業情報が増えたときに違和感がさらに大きくなるケースもあります。
違和感が大きい場合は、その段階からでも動ける選択肢を検討することが大切ですね。
さまざまな理由によって内定先に行きたくないと感じている就活生がいるんですね。
モヤモヤを明確化しないと対処もしにくいし、まずは自分にも当てはまりそうな理由を整理してみるといいよ。
内定先に行くべきかどうかの判断基準例
次にこの章では、内定先に行くべきかどうかの判断基準例を共有します。
内定先に対するモヤモヤがあっても、再度就活することのハードルなどを総合的に考えると決断を下すのは簡単ではないと思います。
そこで僕がおすすめする判断基準例を3つまとめたので、一人でどうすべきか悩んでいる人はぜひ僕のアイデアを参考にしてみてください!
【内定先に行くべきかどうかの判断基準例】
- 自分が求める就活の軸や条件に合っているか
- 自分が働く姿を想像したときにワクワクするか
- ほかの魅力的な選択肢が頭に浮かんでいないか
判断基準① 自分が求める就活の軸や条件に合っているか
第一に、自分が就職先の企業に求める条件などと合っているかを確認しましょう。
どんな人であれ、エントリーする企業を決める際には何かしらの軸や条件を設定していたと思います。
就活中は視野が狭くなりがちですが、改めて自分の就活の軸や条件と比較をすると本当に入社すべき企業かどうかを判断しやすいものですよ。
もし以前設定した軸や条件には合っていたけどモヤモヤを感じるという場合は、そもそも就活の軸などの設定が甘かったのかもしれません。
その場合は、モヤモヤを参考にして改めて軸や条件を明確化してみてください。
そして時間的に余裕があれば再度就活をスタートする、もしくは内定辞退をした上で別の選択肢もあり得ないか検討するのがおすすめです。
判断基準② 自分が働く姿を想像したときにワクワクするか
入社すべきかの判断を迷ったときは、将来自分が働く姿を想像するのもアリです。
ワクワク感や楽しい感覚があれば向いている可能性が高いですし、逆に不安や緊張感が強まるならその企業とは相性が悪いといえるかもしれません。
ポイントは、できる限りリアルにイメージすることです。
仕事内容は未知の部分もあると思うので、その仕事をした上で休日やプライベートにどんな過ごし方をしているかもぜひ考えてみてください。
いやいや働いているとしたら、人に対してもその会社や仕事を誇れないと思いますし、結果としてプライベートの時間もイキイキ過ごしにくいかと。
意外と有効な方法なので、1つの判断基準としてぜひ活用してみてくださいね。
判断基準③ ほかの魅力的な選択肢が頭に浮かんでいないか
最後3つ目は、すでに内定先以外の魅力的な選択肢が頭にあるかどうかです。
本気で内定先に行きたくないと思っているときって、その内定先に行くこと以外の選択肢がすでに頭に浮かんでいることも多いんですよね。
すでにこの状態なら、本心では新たな選択肢のほうに惹かれているのかもしれません。
個人的には、魅力的に感じている選択肢があったのにチャレンジをしないと後悔につながると思うので、迷ったなら挑戦すべきだと考えています。
就活の場面では、内定を保持した状態であれば別の選択肢にチャレンジすることのリスクもかなり低いはずですしね。
行動しなかった後悔は一生残る可能性もあるので、気になる選択肢があればぜひ挑戦してみてください!
就活の軸や条件と比較すること以外にも、将来働く姿をリアルに想像することや魅力的な選択肢がすでに頭にないかどうかはかなり有効そうですね!
将来の姿を想像すると素直な感情がわかりやすいから、さっとできる方法だしぜひリアルな姿をイメージしてみるといいよ!
内定辞退を伝える方法【例文あり】
続いて本章では、内定辞退を伝える方法を解説していきます。
いざ今の内定先に行かないことを決めたとしても、辞退のやり方がわからなくて悩む人が意外と多くいるんですよね。
内定辞退の伝え方や辞退理由についてなど、例文を含めて必要情報を網羅したので、ぜひ順に確認していきましょう。
【内定辞退を伝える方法】
- 伝え方:電話+メールor手紙がおすすめ
- 辞退理由:基本的にこちらから伝える必要はない
- 電話での会話例
- メールの文面例
- 手紙の文面例
伝え方:電話+メールor手紙がおすすめ
結論、内定辞退の伝え方は「電話+メールor手紙」がおすすめです。
まずは電話で内定辞退の意思を伝えて、その上で改めてメールもしくは手紙でも連絡をするとより丁寧です。
最初に電話で連絡すべきなのは、何より内定辞退を早く伝えられること、直接謝罪することで誠意が伝わりやすいことが理由ですね。
自分にとっては辞退する企業とはいえ、これまで多くの時間を費やしてもらったわけですし、辞退することで一定の迷惑はかけることになります。
よって誠意を忘れず、最後まで丁寧な対応をすることが大切ですよ。
正直、電話だけでも問題はないですが、その後改めてメールや手紙を送るとより丁寧ですし、メールなら辞退連絡の記録も残ります。
ただし、メールや手紙だけの辞退は失礼なので避けてくださいね。
手紙は手間がかかる分誠意が伝わりやすいので、とくにお世話になった採用担当者や企業に辞退意思を伝える場合におすすめです。
辞退理由:基本的にこちらから伝える必要はない
内定辞退する際は、こちらから辞退理由を伝える必要は基本的にありません。
シンプルに「検討した結果、辞退させていただきたく存じます。」とだけ伝えればまったく問題ありません。
ただ、企業によってはその後辞退理由を質問されることがあります。
この場合、個人的には包み隠すことなく正直に理由を答えたらよいと考えていますね。
企業に対して配慮に欠ける言葉やネガティブな理由なら馬鹿正直に伝えると失礼ですが、そうでないなら正直な理由のほうが納得してもらえやすいかと。
参考までに、正直な理由を伝えにくい場合に使える辞退理由も共有しておきますね。
【内定辞退の理由】
- 他社から内定が出た
- 希望の職種ではなかった
- 志望業界が変わった
- 適性がない
- 地元企業で内定が出た
- 家族の意向
- 留年することになった
それぞれの詳細は「【内定辞退の理由7選】就活で有効な内定辞退の理由と例文を共有!」のなかで解説しました。
NGな辞退理由も共有しているので、不要なトラブルを避けたい人はこちらもぜひ!
例文① 電話での会話例
【電話で内定辞退する際の会話例】
あなた
「お世話になっております。新卒採用試験で内定をいただきました、△△大学△△学部の◯◯と申します。人事部の〇〇様はいらっしゃいますか?」
企業
「かしこまりました。少々お待ちくださいませ。」
(担当者に変わる)
あなた
「お世話になっております。△△大学△△学部の◯◯と申します。先日いただいた内定の件でご連絡させていただいたのですが、ただ今お時間よろしいでしょうか?
大変申し上げにくいのですが、一身上の都合により内定を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
本来ならば直接伺ってお詫びをするところをお電話でのご連絡となったこと、時間をかけて選考していただいたにも関わらずご迷惑をお掛けすることとなり誠に申し訳ございません。」
企業
「そうですか。大変残念です。差し支えなければで構わないのですが、辞退の理由をもう少し詳しくお聞かせいただけませんか?」
あなた
「はい。実は御社から内定をいただいた後に他社からも内定をいただき、改めて慎重に検討した結果とても悩みましたが、私の適性を鑑みるとそちらの会社で働く方が自分には向いていると感じ、御社の内定を辞退させていただきたいという結論に至りました。」
企業
「そうでしたか。ちなみにどちらの会社で働く予定ですか?」
あなた
「申し訳ありませんが、そちらはお答え出来かねます。」
企業
「分かりました。△△さんにはぜひ当社で働いていただきたかったのですが、仕方ないですね。違う会社でもぜひ頑張ってください。」
あなた
「はい、ありがとうございます。ご迷惑をお掛けすることとなってしまって本当に申し訳ございません。それでは失礼いたします。」
大まかな流れを想定しておけば、本番でも多少は余裕を持って話ができるはずです。
電話での内定辞退のやり方は以下の記事でより詳しくまとめているので、ポイントや注意点を確認したい人はチェックしてみてくださいね。
例文② メールの文面例
【メールで内定辞退を伝える際の文面例】
件名:内定辞退のお詫び(△△大学 ◯◯)
〇〇株式会社人事部
〇〇様
お世話になっております。
先ほど、お電話をさせていただきました△△大学△△学部の◯◯です。
お忙しいところ、お電話にてお時間をいただきありがとうございました。
この度は、貴社に採用していただきありがとうございました。
貴重なお時間をいただいたにも関わらず、誠に身勝手ではありますが、 貴社の期待に沿うことができず申し訳ございません。
末筆ながら、貴社の益々の発展をお祈り申し上げます。
△△大学△△学部
◯◯
MAIL:abcde.fghij@abc.com
TEL:090-1234-5678
電話で辞退意思を伝えたあとの連絡は、シンプルな内容で問題ありません。
より詳細な内容は「【内定辞退をメールで伝える方法】すぐに使えるテンプレを共有!」で共有しています!
例文③ 手紙の文面例
【手紙で内定辞退を伝える際の文面例】
拝啓
○○の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
(※1マス空ける)先日はお忙しい中、お電話を差し上げ失礼致しました。
誠に勝手ではございますが、自身の進路についてあらためて考えた結果、貴社の内定を辞退させていただきたく存じます。
最後まで悩みましたが、自身の適性を考慮した結果、他の会社への入社を決意しました。
貴重なお時間を割いて選考をしていただいたにも関わらず、お話を辞退させていただくのは心苦しい限りですが、何卒ご容赦ください。
就職活動を通して、大変お世話になりましたことを心より感謝しております。
末筆ながら、貴社のご発展をお祈り申し上げます。
敬具
令和◯◯年◯月◯日 △△大学△△学部△△学科4年 ◯◯
〇〇株式会社人事部 ◯◯様(または、ご担当者様)
手紙で辞退意思を伝えたくなるような会社には、何かしらの思いがあるはずです。
よってマナーを意識した上で、言葉をアレンジしてももちろん構いません。
手紙を出すべきケースやより詳細な書き方は以下の記事でまとめているので、該当しそうな人はぜひ一度目を通してみてくださいね。
内定辞退の意思はまずは電話で伝えて、その後メールもしくは手紙で改めて連絡するやり方が丁寧でトラブルになりにくいんですね。
最初は緊張すると思うけど意外とあっさり終わるものだから、内定辞退を決めたのなら先方に少しでも迷惑をかけないように早めに連絡しようね。
内定先に行きたくないと悩む人からよくある質問
最後の章では、内定先に行きたくないと悩む人からよくある質問に回答します。
似た疑問を感じていた人は、ぜひここでの回答を参考にしてみてください。
【内定先に行きたくないと悩む人からよくある質問】
- 内々定をとりあえず承諾するのはよくない?
- 内定承諾後に辞退する人の割合はどのくらい?
- 内定辞退はいつまでにしたほうがいい?
- 10月以降でも内定辞退はできる?
- 内定辞退によって呼び出しされることはない?
質問① 内々定をとりあえず承諾するのはよくない?
結論、回答期限が迫っているならとりあえずの承諾も仕方がないと僕は考えています。
内々定に対する回答には期限を設けられることが多いですし、法的には内々定を承諾しても取り消しや辞退ができるんですよね。
とはいえ、承諾後の辞退は企業に迷惑がかかるので、可能であれば辞退を想定しているならとりあえずの承諾は避けるのがベストです。
この点については、以下の記事でより詳しく解説しています!
質問② 内定承諾後に辞退する人の割合はどのくらい?
間接的な回答になりますが、マイナビのデータを参考にすると「内定辞退者が3割以上いる」と答えた会社は全体の53.1%でした。
つまり、半数以上の会社で内定辞退者が3割以上いることがわかります。
内定承諾後の辞退率に関してはもう少し低いと想定されますが、割合としては3割以下が基準になると考えられますね。
上記のデータについても、以下の記事にてより詳細に共有しました。
質問③ 内定辞退はいつまでにしたほうがいい?
結論、辞退を決めたのなら早めに伝えるに越したことはありません。
企業側にも採用枠の確保という目的や指標があるので、内定を辞退することは確実に一定の迷惑をかけることになるからです。
なお、法的には入社2週間前までであれば辞退できることになっています。
もちろんギリギリになるほどトラブルのもとになりやすかったり、企業からの印象は悪かったりする点は合わせて押さえておくべきですよ。
質問④ 10月以降でも内定辞退はできる?
結論、10月以降でも内定辞退をすることは可能です。
憲法や労働基準法などを踏まえると、法律的には10月以降に内定辞退をしても問題ないといえるんですよね。
ただし、確実に迷惑をかけることやトラブルに発展するなどのリスクもあるので、理由や注意点も合わせて理解しておくことは必須です。
10月以降の内定辞退については、以下の記事にて詳しく解説しています!
質問⑤ 内定辞退によって呼び出しされることはない?
結論、呼び出しされることもありますが、基本は断る方針で問題ありません。
呼び出しをする企業の目的は基本的に説得であることが大半なので、決意が固いことを伝えて断ればまず問題ないんですよね。
実際、決意が固いのなら再度会っても双方にとって時間の無駄になるかと。
内定辞退の呼び出しについても別記事で詳しく解説しました!
内定辞退をするにしても、最後まで誠実に丁寧に対応することが大切そうですね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
内定先に行きたくないと感じた場合の選択肢や具体的な判断基準、内定辞退を伝える方法などまで網羅的に共有しました。
内定先に行きたくないなどと感じている就活生は約5割と意外と多くいます。
よって前提として、今の不安や悩みを抱えている人は自分だけではないと俯瞰して捉えることも、視野を広げる上では大切ですよ。
迷ったときは、実際に自分が働く姿をリアルに想像してみるのがおすすめです。
素直な感情を基準にすると自分が入社すべきかどうかを判断しやすいので、ぜひ自分の心に正直に従ってファーストキャリアを検討してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【内定が嬉しくない就活生へ】内定ブルーになる原因と今後の選択肢まとめ!」も読んでみてください。
似たテーマですが、内定ブルーについて原因や対策を共有しています。
内定が嬉しくないと感じる原因を把握する方法も紹介しているので、興味を持った人はぜひ目を通してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 約半数の就活生は、内定先に対して何かしらの迷いを抱えている。
- 内定先に行きたくないと思ったときは、まずは今の自分にある選択肢を把握するとよい。
- 次の行動を決めるためにも、内定先にモヤモヤを感じる原因を明確化すべきである。
- 入社すべきかの判断をする際は、企業選びの軸と比較したり将来像を描いてみたりするとよい。
- 就活を再スタートする場合は、時間を意識して戦略的に進めることも重要である。