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【内々定はとりあえず承諾して大丈夫?】メール例文を交えた対処法を共有!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

就活を進めていると、企業から内々定を通達されることがあります。

内々定とは「〇月〇日に内定とする予定です」のように、企業が就活生に対して内定の予定通知をすることです。

 

ただ、初めて内々定をもらったときには内定との違いが曖昧で、承諾してしまってよいのかと困る人が少なくありません。

 

周囲から話を聞いて「内々定は承諾でOK」などと耳にしていても、結局どうすべきか適切な対応に関する情報を確認しておきたいですよね。

 

この記事では、内々定はとりあえず承諾でもOKな理由と補足の注意点を紹介します!

 

内々定の承諾は多くの就活生が悩む場面ですよね。

間違いないね。承諾するかどうか悩んでいる就活生の不安を取り除くための記事だから、ぜひ最後まで読んでほしい!

内々定はとりあえず承諾しても大丈夫なのか?

 

冒頭でもお伝えしたとおり、内々定はとりあえず承諾しても大丈夫です。

ただ、これだけではふわっとしていて不安になる人がほとんどかと。

 

よってより具体的な結論と伝えておきたい注意点をまとめたので、最初に全体像を把握するためにも順に見ていきましょう。

 

【内々定はとりあえず承諾しても大丈夫か?】

  • 結論:回答期限が迫っているならとりあえずの承諾も仕方がない
  • 補足:法的には内々定を承諾しても取り消しや辞退ができる
  • 補足:ただし承諾後の辞退は企業に迷惑がかかるので避けるのが理想

 

結論:回答期限が迫っているならとりあえずの承諾も仕方がない

 

就活生にとっての理想を考えると、就活すべてを終えた段階で内々定をもらえた企業を比較し、入社する1社だけに内定意思を伝えたいかと思います。

 

内々定を承諾→辞退が法的に問題ないとはいえ、一度承諾する旨を伝えた企業に対して辞退の連絡をするのって申し訳なく感じますよね。

 

しかし現実的には、内々定に対する回答にも期限を設けられるものなんですよね。

 

つまり他社の選考が残っている段階で内々定への回答が必要な場面など、全企業の選考結果を踏まえての回答ができない状況も生まれるわけです。

 

よって回答期限が迫っているなら、とりあえずの承諾も仕方がないと僕は考えます。

 

当たり前ですが、内々定を断ったあとに他社の内定をもらえなかったら困ってしまうので、申し訳なさもありますが現実的に仕方がないといえるでしょう。

 

【超重要】就活生向けの企業選びの最適解

 

ここまで内々定はとりあえず承諾して大丈夫なのか解説しました。

僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。

 

そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。

 

エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。

 

求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。

 

▼求人サイトのおすすめ

マイナビリクナビホワイト企業ナビ

※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。

 

▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)

ミーツカンパニー就活サポートキャリアチケットキャリアパーク就活エージェント

※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。

 

▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)

ホワイト企業ナビOfferbox(オファーボックス)

※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。

 

上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。

(おすすめの口コミサイト:ライトハウスOpenWork

 

そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。

 

現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!

(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)

 

以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!

 

加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。

(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)

» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】

 

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補足① 法的には内々定を承諾しても取り消しや辞退ができる

 

そもそも内々定って承諾後の辞退ができるのか?と疑問を持った人もいると思います。

よって、内々定に関する補足的な内容も共有していきますね。

 

法的な話をすると、内々定は承諾後に取り消しや辞退をしても問題ありません。

内定時には内定承諾書などで正式な労働契約が結ばれますが、内々定に関しては書面で労働契約を結ぶものではないんですよね。

 

法的には労働契約が結ばれているかどうか?が効力が生まれる基準になるので、ある意味で内々定は口約束くらいの状態といえるわけです。

内々定を承諾してから辞退するのは申し訳なく感じるものですが、法的には問題ないので状況に応じてとりあえずの承諾も仕方ないといえますね。

 

補足② ただし承諾後の辞退は企業に迷惑がかかるので避けるのが理想

 

法的には、内々定を承諾してからの辞退も問題ないとお伝えしました。

ただ、承諾後の辞退は企業に対して迷惑がかかる点は認識しておきましょう。

 

もちろん企業側も辞退される可能性がある点は認識していますが、だからといって適当な対応をするのは単純に失礼なんですよね。

人として、常識的にも望ましくない行動であることは理解できるかと思います。

 

よって理想論では、とりあえずの承諾はできる限り少なくするのが良心的です。

状況に応じて対応が難しい場面も十分ありますが、承諾後の辞退は企業に迷惑をかける恐れがある点も忘れず頭に入れておきましょう。

 

法的には内々定を承諾してからの辞退も問題ないのですね。ただ企業に対する申し訳なさもあるので、やむを得ないときだけとりあえず承諾するのがよさそうですね。

まさに僕はそのように考えているよ!誠実に対応することは自分の精神衛生上もよいはずだから、法的な部分と現実的な部分を考慮して最終的な対応を決めてみてね!

約4割の就活生は内々定をとりあえず承諾している

 

次にこの章では、内々定への対応に関する就活生の実態データを紹介します。

ブンナビを運営する株式会社文化放送キャリアパートナーズの調査によると、内定承諾連絡の拘束力に対する就活生の考えは以下のとおりでした。

 

【質問:「内定連絡」を企業から受けた場合、どのくらいの意志を持つべきだと思うか?】

  • 15.4%:必ず入社しなければいけない(100%入社するつもり)
  • 44.9%:可能な限り入社しなければいけない(70~80%程度入社するつもり)
  • 32.5%:断る可能性も視野に入れて承諾できればいい(40~50%程度入社するつもり)
  • 7.2%:とりあえず承諾しておけばいい(20~30%程度入社するつもり)

引用:PR TIMES「内々定率26.9%だが、95%が就活継続。内定承諾書、約3割が「とりあえず承諾(提出)」。

 

内々定の承諾に関して「断る可能性も視野に入れて承諾する人」「とりあえず承諾する人」が全体の4割程度となっています。

これらの回答理由を見ると「法的拘束力がないから」「承諾書を提出するまではこちらが企業を選ぶ側だと思っているから」などがありました。

 

つまり実態を見ても、内々定をとりあえず承諾することは決して珍しくない話といえるかと。

合理的に考えるととりあえず承諾することは自分にとって最善となるケースも十分あるので、状況に応じた対応を僕はおすすめしたいですね。

 

意外と多くの就活生が辞退する可能性も想定して内々定を承諾しているのですね…!

実態を知ると自分も行動に移しやすくなるよね。承諾でも辞退でも最終的に影響を受けるのは自分だから、合理的に考えて適切な行動を取るべきだといえるよ。

内々定と内定の違い

 

続いてこの章では、内々定と内定の違いを具体的に紹介します。

4つの違いを改めて整理したので、それぞれ確認していきましょう。

 

【内々定と内定の違い】

  • 口約束か承諾書にサインしたか
  • 法的拘束力の有無
  • 企業から通知される時期
  • 就活生が承諾できる数

 

違い① 口約束か承諾書にサインしたか

 

内々定はあくまでも口約束であり、書面上での契約はおこなわれません。

対して内定は承諾書へのサインが必要であり、この書面にサインすることで正式な労働契約が結ばれることになります。

 

つまり内々定に承諾したといっても、内定承諾書にサインするまでは正式な契約が結ばれることはありません。

根本となる大きな違いなので、確実に把握しておきましょう。

 

違い② 法的拘束力の有無

 

口約束ともいえる内々定では、法的拘束力がありません。

別の言い方をすると正式な労働契約とはいえないので、内々定を承諾してから辞退することも問題ないんですよね。

 

一方で内定は、書面へのサインが必要であり法的拘束力が発生します。

内定後の辞退は基本的に難しいので、法的効力を把握した上で慎重に決断しましょう。

 

違い③ 企業から通知される時期

 

一般的には内々定は6月以降、内定は10月以降に出されるのが基本です。

経団連に加盟している企業は、一般的な就活ルールに沿って対応するので6月と10月が節目のタイミングとなるんですよね。

 

まずは、メールや口頭で内々定を言い渡される。

そして10月以降になると、内定式が開かれてその場で書面へのサイン→正式な契約成立となるイメージですね。

 

違い④ 就活生が承諾できる数

 

内々定は承諾後の辞退が可能なので、承諾できる数は限定されていません。

内定は正式な契約が成立となるので、基本的には1社だけ承諾をします。

 

内々定と内定の違いを把握していないと、内々定も1社しか承諾できないと考える人がいます。

ただ、内々定に関しては複数社の承諾ができるので正しく理解しておきましょう。

 

一覧にして違いを整理すると、内々定と内定の差が明確になってわかりやすいです!

意外と説明を聞く機会もないものだし、改めて違いを見ると整理できるよね!

内々定をとりあえず承諾するときのメール例文

 

ここまで内々定をとりあえず承諾してもOKか、就活生は実際どんな対応をしているか、内定との4つの違いなどを共有しました。

ただ、とりあえず承諾という選択肢があるとわかっても、実際にどんな回答をすべきか悩む人はきっと多くいますよね。

 

そこで本章では、内々定をとりあえず承諾するときのメール例文を紹介します。

 

【例文】

件名:内々定のご連絡について

 

〇〇株式会社 人事部 〇〇様

 

お世話になっております。 

△△大学△△学部の□□□□です。

 

この度は内々定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

貴社から内々定をいただき、心からうれしく思っております。

内々定を承諾させていただきたく存じます。

 

一日も早く貴社に貢献できるよう、これまで以上に努力を続けていく所存です。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

 

△△大学△△学部

□□□□

MAIL:メールアドレス

TEL:090-1234-5678

 

とりあえず承諾する場合も、このタイミングでは判断に迷っていることをチラつかせる必要はありません。

中途半端に相手に勘ぐられると追加のやり取りが増えるので、まずは承諾する旨をできるだけさらっと伝えるのがよいと思いますね。

 

もちろん志望度が高い会社には、内々定の喜びを素直に伝えてOKです。

対企業とはいえ人と人とのやり取りなので、体裁ばかりを気にするのではなく失礼のない範囲で正直な思いを伝えることも大切ですね。

 

なるほど、内々定をとりあえず承諾する場合も迷っている旨などをあえて伝える必要はないのですね。

ややこしい事態に発展する可能性もあるからね。辞退するとなっても追加の連絡だけで済むように、さらっとしたやり取りに留めておくのが無難だよ。

内々定をとりあえず承諾してから断るメール例文

 

次にこの章では、内々定をとりあえず承諾してから断るメール例文を紹介します。

辞退のイメージもできていれば、とりあえず承諾するハードルも下がるはずですよ。

 

【例文】

件名:内々定辞退のご連絡

 

〇〇株式会社 人事部 〇〇様

 

お世話になっております。 

△△大学△△学部の□□□□です。

 

この度は内々定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。

内定を承諾したのにもかかわらず、誠に恐縮ではございますが、貴社の内定を辞退させていただきたくご連絡させていただきました。

 

お忙しい中、貴重なお時間をいただいたのにもかかわらず、このような結果となり誠に申し訳ございません。

本来ならば直接お伝えするところではありますが、メールでのご連絡となりますことをご了承いただきたくお願い申し上げます。

 

末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

最後になりましたが、この度は誠にありがとうございました。

 

△△大学△△学部

□□□□

MAIL:メールアドレス

TEL:090-1234-5678

 

内々定の承諾後に辞退する場合は、相手に対して迷惑をかけている意識を忘れないようにして文言を作成しましょう。

可能であれば、メールではなく電話で直接伝えることもおすすめしたいですね。

 

理想は電話で伝えたあと、メールでも再度連絡をするのが丁寧です。

企業側も採用活動にはかなりの労力とコストをかけているので、それまで時間を使ってくれたことに感謝の気持ちを忘れないようにしましょうね。

 

理由を聞かれたときにも、無理のない範囲で正直に伝えれば何も問題ないよ!

「内々定の承諾後に改めて検討した結果、内定をいただいた他社のほうが相性がよいと感じた」などと伝えればとくに問題なさそうですね。

補足:内々定に対する回答を保留する選択肢もある

 

補足として、回答を保留する場合の例文もお伝えしておきますね。

状況にもよりますが、承諾→辞退ではなく回答期限を延長してもらうような打診をする選択肢もあるんですよね。

 

辞退を想定した承諾だと罪悪感を強く感じる場合などは、以下のような連絡も可能でないかぜひ検討してみてください。

 

【例文】

件名:内々定のご連絡について

 

〇〇株式会社 人事部 〇〇様

 

お世話になっております。 

△△大学△△学部の□□□□です。

 

この度は内々定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

貴社への入社意欲は高まるばかりですが、正直にお話させていただきますと就職活動を継続しようと考えています。

 

大変恐縮ではございますが、現在他社の選考にも臨んでおります。

これだけ多くの企業と関わる機会はなかなかありませんし、多くの企業の選考にも臨んだ後、さらに深く納得した上で貴社への入社確定、就職活動を終了したいと考えております。

つきましては、内定の承諾を×月×日までお待ちいただくことは可能でしょうか。

 

無理を申し上げ大変恐縮ですが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 

△△大学△△学部

□□□□

MAIL:メールアドレス

TEL:090-1234-5678

 

他社と迷っていると素直に伝えることになるので、企業によってはあまりよい印象を抱かれないこともあると思います。

でも事実なら仕方がないですし、優良企業ならこちらの考えも尊重してくれるかと。

 

ただ、明らかに長過ぎる期限の延長は微妙に思われやすいので、提示された期限の日数と他社の選考状況も踏まえて対応する必要はありますね

期限の延長で対応できそうな場合は、回答の保留を打診してみるとよいでしょう。

 

少しの期限延長で納得のいく決断ができそうなら、保留を相談するのもアリですね。

承諾→辞退よりは心理的負担は小さいかもしれないね。状況によっては全然使える選択肢だから、置かれた自分の境遇に応じて適切なやり取りを考えてみてね。

内々定をとりあえず承諾するか迷う主な理由

 

次にこの章では、内々定をとりあえず承諾するか迷う理由を紹介します。

承諾を迷う理由はいくつかのパターンに分けられるので、改めて内容を整理すると自分を俯瞰して捉えやすくなるんですよね。

 

内々定は承諾後の辞退ができるので、迷ったら基本は承諾でよいと僕は考えています。

ただ自分1人で考えると悩みがちなので、一般的な理由にも目を通しておきましょう。

 

【内々定をとりあえず承諾するか迷う主な理由】

  • 志望度の高い他社の選考が残っているから
  • 複数社で内々定が出ていて入社先を迷っているから
  • 第一志望ではない企業に駆け引きをされているから

 

理由① 志望度の高い他社の選考が残っているから

 

よくあるケースは、志望度の高い他社の選考が残っている状況です。

A社から内々定をもらえたけど、A社より志望度が高いB社の選考が残っている場合。

B社からももし内々定をもらえたらA社は辞退することになるので、A社の内々定の承諾を迷うといったケースです。

 

A社への回答期限に余裕があれば問題ないですが、現実的にはB社の選考結果が出るまでに回答しないといけない場面もあるかと。

こういった場面では、辞退の可能性も想定した上でとりあえず承諾するのもありだと思いますね。

 

理由② 複数社で内々定が出ていて入社先を迷っているから

 

すでに内々定を保有している状態で、新たな内々定をもらったときも迷いますね。

たとえばA社とB社で内々定をもらっていて、新たにC社からも内々定をもらえた場合。

 

この時点で他社の選考が残っていないなら、優先順位をつけて最終的に入りたいと思える会社にだけ承諾の旨を伝えるのが理想かと。

もし回答期限に余裕のない企業があれば、その旨を正直に伝えて回答の保留や期限の延長をお願いするのも1つの選択肢になりますね。

 

理由③ 第一志望ではない企業に駆け引きをされているから

 

企業によっては、内々定の通達時に「うちに来ることを承諾するなら内々定を出すよ」などといわれることもゼロではありません。

企業側も人材確保と辞退防止を考えているので、採用側の都合を優先してこういった駆け引きをされることもあるんですよね。

 

この場合、第一志望の会社が相手ならそのまま承諾すればOKです。

でも、その会社以上に志望度の高い企業の選考が残っている場合は、どんな返事をすべきかと悩むものだと思います。

 

ただ、この場合はそもそも企業側が悪質ともいえる提案をしているわけですし、仮に承諾してから辞退することになっても何も問題ないといえるかと。

個人的には就活生のよりよい決断を尊重してくれないだけで微妙に感じますし、内定カードを条件にしてくる会社はあまりおすすめできないですね。

 

まさに志望度の高い会社の選考が残っていて回答を迷っていました…!

内々定なら承諾後の辞退も法的には問題ないし、期限の延長などが難しそうであればとりあえず承諾するのもやむを得ない場面もあるね。

内々定後の企業とのやり取りで意識すべき注意点

 

最後に本章では、内々定後の企業とのやり取りで意識すべき注意点を紹介します。

ここまでと重複する内容も含みますが、トラブルなくやり取りするため、人として誠実な対応をするためにもぜひ頭に入れておきましょう。

 

【内々定後の企業とのやり取りで意識すべき注意点】

  • 意思決定後はできる限り早く連絡をする
  • 礼儀正しさや誠実さを忘れない
  • 内々定をもらったことへの感謝を伝える
  • 期限が提示されていたら確実に遵守する
  • 辞退する場合は正直に理由を述べる

 

注意① 意思決定後はできる限り早く連絡をする

 

内々定をもらったら、できる限り早く企業に対して返信をしましょう。

これは承諾する場合も、辞退を検討している場合も同様です。

 

就活生同様に企業も多くの人を相手にしていますし、とくに内々定を辞退する場合は企業はほかの候補者を確保する必要があります。

連絡が遅れるほど、企業は対応が困難になりやすいわけですね。

 

意思決定に時間がかかるのは仕方がないことですが、回答を決めたら後回しにしないで早く連絡することが企業に対して親切です。

 

注意② 礼儀正しさや誠実さを忘れない

 

内々定を承諾する・辞退するに関わらず、企業に対する敬意は忘れないでください。

とくに辞退するとなると企業を軽視する人もいますが、人として相手に対する礼儀正しさや誠実さは忘れないようにしましょう。

 

単純に失礼な態度は相手に不快な思いをさせる可能性がありますし、自分が入社するかどうかに関わらず誠実な態度を徹底すべきかと。

就活は相性の問題もあるので、内々定後に辞退するケースも十分あり得ます。

 

ただ、辞退するからといって相手を軽視してよいわけではないので、最後まで敬意を持って誠実な対応をしましょう。

 

注意③ 内々定をもらったことへの感謝を伝える

 

内々定の返事をするときは、まずはよい評価をもらえたことへの感謝を伝えましょう。

単純に内々定という評価はうれしいものだと思いますし、その旨を正直に伝えると企業にとっても気持ちのいいやり取りになるかと。

 

もちろん辞退する場合でも、内々定への感謝は伝えるべきです。

人事担当者とのやり取りでも人と人とのコミュニケーションには変わりないので、感謝やお礼の気持ちも忘れず伝えるようにしましょう。

 

注意④ 期限が提示されていたら確実に遵守する

 

企業から内々定の連絡をもらうときには、承諾・辞退などの回答の期限を提示されることがあります。

この場合は、提示された期限内に必ず回答するようにしましょう。

 

どうしても回答内に結論を出すのが難しい場合は、とりあえず承諾する・もしくは回答期限の延長を打診するのが現実的な選択肢になります。

結論が出ないことは期限を守らなくてよい理由にはならないので、どんな状況でも何かしらの返事はするようにしましょう。

 

注意⑤ 辞退する場合は正直に理由を述べる

 

内々定を辞退する場合、ほとんどの場合でその理由を聞かれます。

企業側としては、辞退理由を聞いてその後の採用活動に活かしたいからですね。

 

この場合は、基本的に正直に話してしまって問題ありません。

他社のほうが相性がよいと感じた、他社では希望職種の内定が出たなど、事実ベースで話せば辞退する企業の担当者も理解してくれるはずです。

 

ただ、この場合も企業に対する敬意を忘れないことは徹底しましょう。

待遇が悪い・他社より規模が小さいなどのネガティブな理由は相手の心証を悪くする恐れがあるので、このあたりの配慮は徹底してくださいね。

 

承諾する・辞退するに関わらず、誠実さを忘れないで対応することが重要ですね。

辞退する場合でもその企業を軽視するのではなく、それまで採用活動などに時間を使ってくれたことへ感謝の気持ちを伝えるべきだよ。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

内々定はとりあえず承諾でも大丈夫な理由や注意点、就活生が実際にどんな対応をしているかや内定との違いなどを共有しました。

 

回答期限に余裕があれば、入社意思がある企業のみ内々定を承諾するのが理想です。

しかし、現実的には他社の選考が残っているなかで期限が迫ることもあるので、内々定ならとりあえず承諾することもときには仕方がないかと。

 

ただし、承諾・辞退に関わらず企業に対する敬意は忘れないようにして、最後まで誠実な対応を心がけることは人として大切です。

例文を参考にすれば企業への返事もスムーズにできるはずなので、ぜひ正しい知識を認識した上で状況に応じた適切な対応をしてくださいね。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【内定辞退の理由7選】就活で使える内定辞退の理由と例文!」も読んでみてください。

内定辞退の理由について、僕がおすすめするものを具体的に7つ共有しています。

 

NGな辞退理由やおすすめの伝え方も紹介しているので、内々定をとりあえず承諾したあとの対応も知りたい人はぜひ一読してみてください。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 法的に内々定は承諾後の辞退も問題ないので、期限が迫っていればとりあえず承諾も仕方がない。
  • 約4割の就活生は、辞退も想定した上で内々定を承諾している。
  • 内々定と内定では、書面へのサインや法的拘束力の有無、通知時期や承諾できる数が異なる。
  • 内々定に対する返事では、回答期限の延長や保留を打診する選択肢もある。
  • 承諾する/辞退するに関わらず、企業に対しては最後まで誠実な対応をすべきである。