こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
秋採用という言葉を知って、「それって何?今までの就活とどう違うの?」と悩みますよね。
僕はこの就活攻略論にて、秋採用に関する記事を20以上書いてきています。
よって秋採用の定義だけでなく、秋採用を成功させる方法については誰よりも詳しい自信があります。
そこで本記事を通して、秋採用とは何かを説明しつつ、秋採用を成功させるためのうまい立ち回り方を共有していきます。
結論から言うと、秋採用とは8月以降の就活のことを指すので、今現在8月を過ぎて読んでいる方は特に参考にしてくださいね!
秋採用とは何か、その定義だけじゃなくて立ち回り方も共有してくれるんですね。
もちろん!大事なのは単なる知識じゃなくて、どう行動すれば良いのかという"行動に結びつくための情報"だからね。
- 秋採用とは?|秋採用という言葉の定義について
- 秋採用でも企業が求人を出している理由とは?
- 秋採用とそれ以前の採用の違いとは?
- 秋採用での企業の探し方とは?
- 秋採用を行っている就活生の特徴とは?
- 秋採用での選考突破のために押さえるべきポイント
- 本記事の要点まとめ
秋採用とは?|秋採用という言葉の定義について
そもそも「秋採用」とは何なのか?
秋採用とは「8月〜11月末の時期の就活」を指した言葉です。
就活が本格化する3月〜6月を春採用と呼ぶことがあり、それに対して8月〜11月末の時期の就活のことを秋採用と呼ぶんですよね。
(7〜8月を夏採用、12月〜を冬採用と呼ぶこともあります)
要するに、秋採用とは時期によってそう呼んでいると押さえておきましょう。
また大学3年生3月の就活本格解禁から、約5ヶ月がたってからの時期となるので秋採用以降を「就活後半」と呼ぶことも多いです。
以前に経団連が定めていた就活ルールにのっとり、大企業は大学4年生の6月の時期から内定を出すことが可能。
よって多くの就活生が6月〜7月の時期に内定を獲得して、就活を終える傾向にあります。
なるほど!秋採用とは8〜11月末の時期の採用のことを指すんですね!
そうだよ。次の章にてなぜ秋採用の時期まで企業が求人を出しているのかチェックしていこう。
秋採用でも企業が求人を出している理由とは?
一般的に就活においては、3月の就活本格化から一括で採用しますよね。
よって「なぜ秋採用の時期まで求人を出している企業があるの?人気のないブラック企業ばかりなの?」と疑問に思う人も多いと思います。
ですが、そんなことはなくて企業が秋採用を行う目的は大きく2つあります。
【企業が秋採用をおこなう目的】
- 採用目標を達成するため
- 内定辞退枠を埋めるため
目的① 採用目標を達成するため
まず第一に、8月までの採用にて、採用目標の人数を採用できなかった場合に、秋採用まで継続して採用活動をしますね。
就活はどれだけ良い会社でも、知名度によってエントリー数が決まってくる部分があります。
よって8月まで採用活動を続けても、採用目標の人数を確保できない企業は多い。
企業は「今年は営業部に新卒を10名採用しよう」など、各部署ごとに採用目標数が設定されているので、それを満たすために秋採用をおこなう企業は多いです。
どれだけ良い企業だろうが多くの企業が秋採用をおこなうのは、そもそも就活生からの人気度は知名度に由来してしまうことが原因です。
(だからこそ秋採用までしっかり粘って優良企業を探すことが重要なんですよね!)
目的② 内定辞退枠を埋めるため
続いて、企業が秋採用をおこなう理由は内定辞退枠を埋めるためです。
内定辞退枠とは、内定を出したけど内定辞退をされて空いた枠のこと。
上場企業の3割が秋採用まで継続して採用活動をすると言われていますが、その理由の1つはこの内定辞退枠を埋めることを目的に採用活動をしているからです。
内定辞退枠は就活生にとってチャンスでしかない
一方で、これは就活生にとってはめちゃくちゃチャンスなんですよね!
あとで詳しく解説しますが、秋採用は優秀な就活生がすでに離脱しているので、ライバルが弱い時期の就活です。
更には早く人材を確保したいと考えているので、内定が早く出やすい傾向にあります。
そこに東証一部上場の人気企業の内定辞退枠が出てくる。
その枠を取るのは、春採用に比べて非常に楽なんですよ。
ちなみにこの内定辞退枠は「2名だけ採用したい」など募集人数が少ないので、マイナビやリクナビなどで大体的に募集することは少ないです。
そこで就活エージェントを活用する企業が多いので、秋採用では特に就活エージェントと連携しておくことが重要になります。
就活エージェントとは面談を元にして自分に合った求人を紹介してくれる無料のサービスのことですね。
(大手の内定辞退枠が出たら紹介してくださいと担当者さんに頼んでおきましょう)
おすすめの就活エージェントですが、大手の人材会社の方が内定辞退枠が入ることが多いので大手がおすすめです。
僕が特におすすめしているのは以下ですね。
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なるほど!企業が秋採用まで採用活動を続ける理由は、採用目標に達していないことに加えて、発生した内定辞退者の枠を埋めるためなんですね。
そうだよ。特に内定辞退枠は就活エージェントに共有されることが多いから、初回面談だけでも受けて連携しておくのがおすすめ!
秋採用とそれ以前の採用の違いとは?
秋採用を実施する企業の目的は把握できました。
次に「秋採用とそれ以前の就活で何が違うのか?」という点を解説します。
僕が考えるに、秋採用とそれ以前の採用の違いは大きく3つあります。
【秋採用とそれ以前の採用の違い】
- 優秀な就活生が離脱している
- 企業側も採用を焦っている
- 秋採用まで採用を続けている企業が見つけにくい
違い① 優秀な就活生が離脱している
まず一番の違いは、優秀な就活生が離脱していることです。
僕は7月までに内定を持っていましたが、就活好きな変人だったので秋採用までずっと就活を続けていました。
しかし普通は複数内定を獲得できれば、7月までに就活を終えますよね。
就活生によっては「早く就活を終えた=自分はすごい優秀だ」と勘違いしている人も多いので、特に優秀な就活生はすぐに就活を終えがちです。
「秋採用は倍率が高くて難しい」は1つの側面に過ぎない
「秋採用は求人が少ないので倍率が高くて難しい」ってことを書いているメディアも多いですが、それは捉え方が甘い。
秋採用には複数内定を獲得するような優秀な就活生が少ないがゆえに、評価されやすい。
この就活攻略論で書いているような就活のコアな知識を持って実践すれば、圧倒的に評価されることが可能です。
違い② 企業側も採用を焦っている
続いて、秋・冬採用など就活後半になればなるほど就活生は焦ります。
このまま内定が1つも出なかったらどうしよう...と。
しかし、焦っているのは就活生だけじゃありません。
秋採用では企業側も「新卒を採用できなかったらどうしよう」と焦っています。
よって秋採用以前に比べて、選考フローが短かいことが多いです。
更には、一次面接で気に入られたらすぐに最終面接まで引き上げられたりする可能性も高くなります。(実際に秋採用では2回ほどありました)
「内定をくれれば絶対に入社しますよ」が最強の武器になる
秋採用では企業側も採用を焦っています。
これを把握できれば、秋採用で使える武器が1つ見つかるんですよね。
それは「内定をくれれば絶対に入社しますよ」という発言です。
要するに志望度の高さをめちゃくちゃ伝えれば良いんですよ。
そうすれば企業は「この子に内定を出したら新卒が1人確保できるぞ」と思う。
秋採用の時期で内定辞退されるのは企業にとってのダメージが大きい。
そこを利用しましょう。
(こうした戦略が練れるようになると、秋採用で無双できます!)
違い③ 秋採用まで採用を続けている企業が見つけにくい
最後に、秋採用とそれ以前の採用を比べると、秋採用の方が企業を探すのが難しいという違いが出てきます。
秋採用まで採用活動を続ける企業は多いと言っても、もちろんその数は春採用と比較すると3割ほど。
就活が解禁された3月なら、マイナビやリクナビに掲載している企業のほとんどにエントリーすることができますが、秋採用ではそうはいきません。
よって次の章にて「秋採用での企業の探し方」を共有します。
そもそもエントリーして持ち駒を増やさないことには、内定を獲得できません。
更に持ち駒が少ない状態だと、1社からの不採用で余裕がなくなる。
秋採用でもしっかりと企業を探せるようにすることは、第一に必要なスキルと言えるでしょう。
「優秀な就活生が離脱していて、かつ企業側が採用に焦っている」という良い側面がある一方で、「秋採用まで募集している企業を探すことが難しい」という悪い側面もあるのが秋採用の特徴なんですね!
まさにそのとおり。それらの特徴を押さえておくだけで、秋採用との向き合い方は変わってくるよ。
秋採用での企業の探し方とは?
先ほど話したように、秋採用で最も難しいのは「企業探し」です。
秋採用の時期までエントリーの募集をかけている企業は限られてくる。
ですが、就活においてエントリー数を増やすことは超重要。
まず受ける企業数を増やした方が、1社ごとの不採用ダメージが減りますよね。
更には自分に合う企業に出会える可能性も上がります。
加えて、秋採用では枠が埋まる速度も早いので、早いうちから企業を探してエントリーしまくることが非常に大事になってきます。
様々な手段を使って、1社でも多くの企業と接点を作りましょう。
ここでは特におすすめの企業の探し方を4つ紹介しますね。
【秋採用で特におすすめな企業の探し方】
- 就活エージェントから求人を紹介してもらう
- 逆求人サイトにて企業からのスカウトを受ける
- 中小規模の合同説明会に参加する
- 大学のキャリアセンターを利用する
探し方① 就活エージェントから求人を紹介してもらう
まず最初に、秋採用において最もおすすめの企業の探し方が「就活エージェント」を利用することです。
就活エージェントとは、人材会社が無料で提供しているサービスで、面談を元に自分に合った企業の求人を紹介してくれるんですよね。
また内定の獲得までの選考支援もしてくれるので、就活における家庭教師のような存在になります。
この就活エージェントを秋採用でおすすめする理由は以下の2つです。
【秋採用で就活エージェントが最もおすすめな理由】
- 秋採用でも新卒採用に積極的な求人のみを紹介してくれる
- 内定を獲得できるまで求人を紹介してもらえる
秋採用では求人数が減るので、自力で探すのは若干大変です。
その中で、就活エージェントは秋採用でも積極的に新卒を採用する企業を紹介してくれるんですよね。
加えて、内定を獲得できるまで求人を紹介してくれて、かつ選考支援もしてくれる。
▼就活エージェントなら秋採用に積極的な企業を紹介してもらえる
就活後半は「内定が1つも出なかったらどうしよう」と特に焦ります。
だからこそ、このように内定獲得までサポートしてもらえる点において、就活エージェントの価値は非常に高いと言えます。
そんな就活エージェントですが、複数の会社が提供してるのでどれを使えば良いのか判断しにくいんですよね。
よっておすすめの就活エージェントを「就活エージェントおすすめランキング【1位〜17位】」にてまとめました。
就活エージェントからの支援を受けて、秋採用で確実に内定を獲得したいという就活生はぜひ目を通しておいてください!
探し方② 逆求人サイトにて企業からのスカウトを受ける
次に秋採用での企業の探し方でおすすめが「逆求人サイト」を利用することです。
逆求人サイトとは、スカウトサイトとも呼ばれています。
就活生がプロフィールを登録しておくことで、それを読んだ人事がスカウトを送るタイプの就活サイトです。
プロフィールを登録するだけなので、就活生側の手間が圧倒的に少なく、「スカウトを送ってくれた=自分に合う可能性が高い企業」だと判断できるので、効率的に自分に合った企業との接点を作ることができます。
特に秋採用においては、企業も採用に焦っています。
逆求人サイトのスカウト経由で選考に参加することで、いきなり二次面接や最終面接からスタートすることもあるので、秋採用での利用価値は抜群に高いですよ。
おすすめの逆求人サイトは、就活生向けの大手サイト2つです。
どちらも登録しておいて、1つでも多くのスカウトを獲得できるよう仕込んでおくのがおすすめですよ!
(ちなみにプロフィールの内容とかは、全然コピペで同じものを使ってしまって大丈夫です。その方が効率的だし、それぞれのサイトで利用している企業が違うので同じプロフィールであることがバレることもありません!)
【絶対に併用利用すべき逆求人サイト|完全無料】
※これら大手2サイトをすべてプロフィールを登録しておくことで、自動的に企業が自分のことを認知してくれて、勝手にスカウトが届く仕組みは現状最効率かと。
・キミスカ
ー大手企業のグループ会社など穴場企業が多い逆求人サイト
ー サイトの使いやすさや提供する適性検査の質はピカイチ
ー利用企業数が7300社を超える最強の逆求人サイト
ー経済産業省や資生堂、マイクロソフトも利用するほどの信頼性
探し方③ 中小規模の合同説明会に参加する
続いて、秋採用で企業との接点を作るのにおすすめは中小規模の合同説明会です。
マイナビやリクナビが開催する超大型の合同説明会ではなく、参加する就活生が数十人の規模の合同説明会の方が、人事とのコネを作ることができます。
(超大型の合同説明会への出展目的が広く学生に認知してもらうこと、に対して、中小規模の合同説明会への出展目的は"自社に合う人材をピンポイントで探したい"だからです)
中でも現在はオンラインで開催される合同説明会がおすすめで、僕が就活生の時に2社からの内定に繋がった「ミーツカンパニー」が特におすすめできます。
ミーツカンパニーは全国で開催かつ、開催頻度が日本イチなので、参加する度に新しい企業に出会うことができます。
また参加企業の種類も様々で、大手からベンチャー企業まで広く参加するのも、秋採用において広く企業を見たいという就活生にとって価値があります。
ちなみに中小規模の合同説明会でいうと、大学内で開催される学内合同説明会も非常におすすめですが、秋採用の時期に開催する大学はほとんどありません。
よって秋採用での企業の探し方のおすすめには入れませんでした!
探し方④ 大学のキャリアセンターを利用する
画像引用:名城大学「キャリアセンターのご案内」
続いて、秋採用における企業の探し方として「キャリアセンターの利用」も挙げることができます。
大学のキャリアセンターには、企業の人事担当者が結構出入りしていて、地元企業の求人をキャリアセンターが保有していることが多いんですよね。
キャリアセンターに行ってみて「今の時期にまだ採用している企業の求人はありませんか?」と聞いてみるのは非常におすすめです。
なぜならその大学の生徒を採用したいという企業が求人を出しているので、採用されやすいんですよね。
またキャリアセンターの担当者から推薦してもらえることができたり、企業の人事の人に声をかけてくれる場合もあるので、選考を有利に進めることができます。
大学のキャリアセンターの使い方に関しては「【大学のキャリアセンターとは?】求人の紹介方法や怖い担当者への対処法まとめ」にて、より詳しく解説しました。
まだキャリアセンターを使ったことがないという方は、先にこちらの記事に目を通しておくと良いですよ。
ここで紹介した4つの企業の探し方に加えて、計7つの手段をまとめた記事を用意しました。
更に秋採用を実施している大手企業・中堅企業を60社まとめた記事も用意しているので、秋採用での企業の探し方の参考にしてくださいね。
秋採用での企業の探し方はマイナビやリクナビを利用するだけかと思っていたのですが、他にも様々な手段があるんですね!
そうなんだよ。秋採用では使える手段をすべて駆使して、エントリー数を増やすことが重要だと僕は考えているよ。
秋採用を行っている就活生の特徴とは?
それでは次に「秋採用の時期まで就活を続けている就活生の特徴」を把握しましょう。
どんな就活生と競合する必要があるのかを把握することで、戦略を練ることができます。
最初に結論から言っておきましょう。
秋採用の時期に就活している就活生は、“就活に関する知識やスキルが浅い人が多い”ので、少し知識を入れれば大きく差別化可能ですよ。
①内定を獲得できなかった就活生
まず秋採用まで就活している人の多くは、7月までに内定を獲得できなかった人です。
これは「その就活生に能力がない」というわけじゃなくて、就活の仕方が悪かっただけ。
そもそも新卒は中途採用と違って「ポテンシャル(可能性)」を見て評価されます。
だからこそ、もともとの能力が低いとかじゃなくて、自分の売り込み方が下手なだけ。
他にも倍率の高い大手企業ばかりを受けすぎて、全て不採用だった人もいるでしょう。
②内定を獲得したけど納得度がより高い企業からの内定を目指す就活生
次に7月までで内定は獲得したけど、内定をもらった企業に満足できずに就活を続ける人も多いです。
秋採用で評価を競うことになるのは、このタイプの就活生ですね。
普通の人は、「もう内定もらったところで良いや」と諦めるところを「まだ就活を続けよう」と考えるわけなので粘り強さや向上心がありますから。
個人的にこういう就活生大好きです!
③公務員志望だったが民間就職に変更した就活生
次に秋採用に多いのが、公務員志望だったけど民間就職に変更した就活生です。
公務員試験に不合格になってしまったり、直前で民間への就職の方が向いているかもと考えて就活を開始した人たちですね。
公務員志望から民間に切り替える人は、就活に関する知識が浅いです。
よってそういう人向けに、別記事で「公務員志望→民間企業に切り替えた人向けの就活攻略法」を書いておきました。
④学業が忙しかった理系の就活生
続いて、特に理系学生に多いですが研究が忙しくて就活を始めるのが遅くなってしまった人も秋採用では多いです。
大学院に進むわけじゃないのに、忙しすぎて就活に出遅れるのは元も子もない話だなと個人的に思いますが、諦めるのはもっといけない。
学業に忙しかった人は秋採用での短期決戦にのぞむための知識をしっかりつけましょう。
⑤海外の大学に留学してた就活生
そして最後に、海外の大学に留学してた就活生も秋採用から就活をスタートします。
海外の大学は9月に卒業なので、卒業してから日本での就活を始めるんですね。
1年遅らせて就活する人もいますが、海外の大学を卒業してすぐに就活を始める場合も、しっかりと就活に関する知識を付けて進める必要があります。
なるほど!内定が出ないから秋採用まで続ける人以外にも、公務員試験に落ちた人や留学帰りの人も秋採用に参加するんですね。
そうだよ。特徴としては「就活に関する知識が少ない人が多い」から、少し知識を入れるだけで頭一つ抜けることができるんだよ。
秋採用での選考突破のために押さえるべきポイント
ここまで「秋採用の概要」「秋採用に参加する就活生の特徴」「秋採用の特徴」「秋採用での企業の探し方」を解説しました。
あと残すは「秋採用で評価されるためのポイントを把握すること」ですね。
どれだけエントリー企業を増やしても、そもそも評価されないと意味がない。
そこで秋採用に参加する就活生が押さえるべきポイントを3つ紹介します。
【秋採用に参加する就活生が押さえるべきポイント】
- とにかく1社ごとに志望動機の質にこだわる
- 「なぜこの時期まで就活を続けているのか」を答えられるようにしておく
- 1社も内定が出なかったらどうするのか事前に考えておく
とにかく1社ごとに志望動機の質にこだわる
まず途中でも軽く触れましたが、秋採用では企業側も採用を焦っています。
それゆえに志望度が高く、「この子に内定を出したら入社してくれそうだな」と確信できる就活生に内定を出します。
(どれだけ優秀そうでも、内定辞退されそうな人に内定は出さん!!!!内定辞退は採用担当者にとって面倒くさ過ぎることだから!!)
要するに「志望度の高さ」を伝えることが超重要ってことです。
じゃあ志望度の高さはどう伝えれば良いのか?
志望度の高さを伝えるには「納得度の高い志望動機」に尽きる
それは簡単で志望動機の質を高めれば良いんですよ。
恋愛に例えてみますか?
「君のことが好きです!」と告白されたとしましょう。
その人の本気度を確かめるために、あなたはきっと「なんで好きなの?」と聞くはず。
その時の回答が「うーん」「えっと、、、」だったらどう思いますか?
こいつ本気じゃないだろ?って思いません?
それと全く同じですよ。
「なぜ自社を選んだんですか?(=志望動機)」に答えられない人は、志望度が低いと判断されます(=本気度が低い)。
よって秋採用では特に1社ごとの志望動機の作成を徹底してください。
志望動機は1社ごとにカスタマイズが必要で面倒です。だからみんなサボる。
具体的な志望動機の書き方は「志望動機の書き方を徹底解説」で説明しました。
これを参考にして、1社ごとに採用担当者を納得させる志望動機を完成させましょう。
「なぜこの時期まで就活を続けているのか」を答えられるようにしておく
続いて、秋採用では「なぜこの時期まで就活を続けているのか」という質問をよくされます。
公務員から切り替えた人や、留学から帰ってきた人なら素直にそれを答えれば良いですが、3月から就活をしていた人はこの回答には注意が必要です。
「内定が出なかったから」と答えてしまうと、「評価されていない就活生」と判断されますよね。
そこで僕がおすすめの回答をあなたに共有します。
【秋採用まで続けている理由のおすすめの回答例】
「今まで受けてきた企業さんに関して、本当にそこで良いのか、自分がやりたいことなのかを考え直した結果「違う」という結論に至りました。
▲まずは結論から。「今まで受けてきた企業が自分に本当に合っているのか考えた結果、合わないという結論に至ったから」という結論を述べる。
本来は就活前から考え抜くべきだった、そう思っています。
▲自分の非を認めて正直ものアピールするw
しかし、後悔するだけではいけないので、自分がやりたいこと、注力したい会社をもう一度選定し直し、御社含めて、3社に絞り、秋採用にてエントリーすることを決めました。
▲非を認めた上で秋採用にて「本当に自分に合っていると判断した3社を受けることにした」という追加理由を述べる。
この3社さんの中で一番最初に内定を頂いた企業さんに入社することを決めています。」
▲「最初に内定をもらった企業に入社する」と伝えることで「早く内定出してくれよ?」というプレッシャーを暗に出す。
この回答めちゃくちゃ良いでしょ。
単純に「内定が今まで出なかったからです」と答える人よりも、100倍優秀に感じますよね。
更には「御社は1度自分と適性の合う企業を考え直した上で合っていると判断した企業」ということも伝えられる。最高です。
内定が出ていないから秋採用をしている人も、内定が出ているけどより納得の内定を求めている人も使える回答です。ぜひ参考に!
1社も内定が出なかったらどうするのか事前に考えておく
そして最後は、1社も内定が出なかったらどうするのかを考えておくことです。
僕は就活を成功させる上で「心の余裕」がめちゃくちゃ重要だと考えています。
「内定が出なかったらどうしよう」と焦っている人で優秀そうに見える人はなかなかいない。
むしろ「内定がでなくても1年留年すれば良いや」と達観している人の方が、余裕があってむしろそれが評価に繋がることも多い。
これも恋愛と同じで、「恋人がどうしても欲しい!!!!」と余裕がない人の方が恋人ができなかったりする。
要するにどんなことにも「余裕」が大事って話です。
そこで、秋採用を通して内定が1つも出なかったらどうするのか具体的に考えておくことは有効です。
人は「漠然とした不安」が一番怖いんですよね。
事前に「そうなった場合にどうするのか」を考えておけば、漠然とした不安を潰すことができます。
「内定が1社も出ずに就活を終えても問題がない理由」という記事も書いています。
1つの参考として、心の余裕を作る上で参考にしてください。
また、これら「秋採用で評価されるための攻略法」は別記事でもまとめています。
この記事はこれで終わりなので、ぜひこちらも読んでみてください!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
秋採用とは何か、その定義と立ち回り方が把握できたと思います。
秋採用についての他サイトの記事を見ると、「秋採用は厳しい」とか「秋採用は求人が少なくて大変」と書かれていることが多いです。
しかし、僕が実際に秋採用を経験して思ったこととして、しっかりと秋採用に関する情報(たとえば今回紹介した企業の探し方や内定が出たら絶対に入社する意志を伝えること)を得て就活すれば、他の就活生よりも評価され、短い選考フローの中で内定をすぐ獲得することができます。
要するに秋採用は、春採用よりも更に情報が重要になる時期だと言えます。
ぜひエントリー企業数を増やしながら、選考対策に手を抜かず、最後までやりきってください。
陰ながらあなたの秋採用の成功をお祈りしています。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 秋採用とは8月〜11月末の時期の就活のことを指す。
(3月〜6月は春採用、7〜8月が夏採用、12月〜が冬採用と呼ばれるが、それらの明確な定義は企業によって異なるのでない) - 秋採用まで企業が採用活動を継続する理由とは、採用目標数の確保と内定辞退枠を埋めるためである。
- 秋採用とそれ以前の時期の採用との違いは大きく3つあり、「優秀な就活生が離脱している」「企業側も採用を焦っている」「秋採用まで採用を続けている企業が見つけにくい」である。
今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/