この記事では、冬採用を実施している企業リストだけでなく、冬採用での企業の探し方から内定の獲得方法をバシッと解説していきます!
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
12月〜卒業する3月までの就活を冬採用 と言います。
要するに就活の最終戦ですね。
そんな冬採用の時期に最も重要なことは、エントリー数を増やすことです。
1社しかエントリーしないと内定ゼロで終わるリスクが高いですが、10社エントリーすれば内定ゼロになるリスクを減らすことができます。
この記事では、冬採用でエントリー数を増やし、内定を獲得するための方法を網羅的に解説していきます。
これから冬採用にのぞむ方も、今まさに冬採用中の方も参考にしてくださいね!
ちなみに12月以降の冬採用まで採用を続けている企業はあるのでしょうか?
たくさんあるよ!それに対して、冬採用まで就活を続けている人は少ない。だから競争が低く、意外と内定を獲得しやすい時期なんだよね。
- 新卒採用における「冬採用」とは何か?
- 冬採用を実施している企業一覧【大手・中小100社】
- 冬採用での企業の探し方5選|おすすめ度順に紹介!
- 冬採用で内定を獲得するためのポイント
- 冬採用が受かりやすい理由について
- 冬採用でも内定が取らなかったらどうなるのか?
- 本記事の要点まとめ
新卒採用における「冬採用」とは何か?
まずは冬採用について理解しておきましょう。
そもそも「冬採用」には明確な定義はありません。
12月〜卒業するまでの3月の時期の就職活動のことを冬採用と呼んでいるだけ。
よって冬採用とは「就活の終わりの時期のこと」を指しているんだと認識しておいてください。
ちなみに8月〜12月頭までの時期の就活は「秋採用」と呼びます。
よってこの記事を読んでいるのが12月より前の場合は、秋採用の記事を参考にしてください。
なるほど。12月以降の就活終盤の時期を冬採用と呼んでいるんですね!
そうだよ。この時期は就活生だけじゃなく、企業側も「早く採用しないと」と焦っているから内定を取りやすい!最後まで諦めず、就活を続けよう!
冬採用を実施する企業の特徴とは?
冬採用を実施している企業についてですが、よく就活生から「冬採用の時期まで採用している企業ってブラックじゃないの?」と聞かれます。
要するに最後まで余っている企業だからブラック企業じゃないのかという認識でしょう。
しかしそんなことはありません。
冬採用を実施している企業がブラックだと限らない理由は以下の2点です。
【冬採用を実施している企業がブラックだと言えない理由】
・内定辞退されたことで新卒枠が空いたという企業が多いから
・そもそもホワイト企業でも知名度が低いと新卒を採用しにくいから
内定辞退された企業が募集していることも多い
まず冬採用では、内定辞退されてしまって新卒枠が空いた企業が多いです。
10〜12月ぐらいに内定辞退する就活生は意外と多い。
よって、そのタイミングで辞退された企業は冬採用の時期に追加で採用をする必要がありますよね。
人気のホワイト企業が冬採用で応募をかけている場合がよくあるので、「冬採用はブラック企業しかない」という認識は間違っています。
▲上の図のように就活後半で内定辞退された企業が、追加で冬採用にて募集をかけるケースが非常に多い。
人気の大企業の求人が出ていたりとチャンスは多い!
知名度が低いだけで新卒採用しにくいのが現状
加えて、そもそも新卒採用のしやすさは知名度で決まります。
どれだけ微妙な労働条件だろうが、テレビCMをやっている企業に応募が殺到するように、就活生はとにかく知名度の高い企業にばかり集まる。
よってホワイト企業でも新卒の採用に困っている企業が多い状況です。
そういった企業は冬採用の時期まで積極的に採用活動しているんですよね!
「知名度が低いホワイト企業」なんかは、なかなか新卒が集まらずに冬採用まで実施しているところも多いんだよね。
たしかに、就活において「人気企業=ホワイト企業」だとは限らないですよね。 冬採用まで行っている知名度の低いホワイト企業は狙い目だなぁ。
冬採用を実施している企業一覧【大手・中小100社】
それでは、冬採用を実施している企業を一覧でまとめていきます。
大手企業と中堅・中小企業に分けてまとめたいと思います。
冬採用を実施している大手企業一覧
まず冬採用を実施している大手企業は、通年採用の実施企業となります。
採用時期を決めておらず、常に募集をかけて良い人材がいれば採用するという方針ですね。
これらの企業の特徴は「とにかく採用されるのが難しい」という点です。
通年採用しているので、「本当に良い人材がいたら採用する」というスタンス。
【冬採用を実施している大手企業一覧】
- 楽天(採用情報)
- ソフトバンク(採用情報)
- リクルート(採用情報)
- ヤフー(採用情報)
- ネスレ日本(採用情報)
- ファーストリテイリング(ユニクロ)(採用情報)
- DeNA(採用情報)
- メルカリ(採用情報)
- メタップス(採用情報)
- コロプラ(採用情報)
- ユニリーバジャパン(採用情報)
- サイボウズ(採用情報)
- スクー(採用情報)
- アーサー・ディ・リトル・ジャパン(ADL)ジャパン(採用情報)
- チームラボ(採用情報)
- GMO TECH(採用情報)
- イデア・レコード(採用情報)
- TDK(採用情報)
- サイバーエージェント(採用情報)
- ソニー(採用情報)
- ユーグレナ(採用情報)
- エス・エム・エス(SMS)(採用情報)
- 面白法人カヤック(採用情報)
- oriri(採用情報)
- クックパッド(採用情報)
- ビービット(採用情報)
- 富士通(採用情報)
- 日立製作所(採用情報)
- KDDI(採用情報)
- ファインデックス(採用情報)
- ガイアックス(採用情報)
- スカイライトコンサルティング(採用情報)
- ボーダレス・ジャパン(採用情報)
- PwCコンサルティング(採用情報)
- プレスマン(採用情報)
- アドバンスデザインテクノロジー(採用情報)
- BCG(ボストンコンサルティンググループ)(採用情報)
- コンドーテック(採用情報)
- 株式会社セガ(採用情報)※研究開発職・技術職のみ
- フォースバレー・コンシェルジュ株式会社(採用情報)
- ベネッセi-キャリア(採用情報)
- ネオキャリア(採用情報)
- 日研トータルソーシング(採用情報)
- 東京無線グループ(採用情報)
- ALSOKグループ(採用情報)
- 引越社(採用情報)
- ワールドインテック(採用情報)
- いすゞ自動車近畿(採用情報)
- スジャータめいらくグループ(採用情報)
- コスモス薬品(採用情報)
- キリン堂(採用情報)
- 日本テクノ(採用情報)
- メイテック(採用情報)
- TBCグループ(採用情報)
- メットライフ生命保険(採用情報)
- ナック(採用情報)
- ヨコハマタイヤジャパン(採用情報)
- アイスコ(採用情報)
- ビックモーターグループ(採用情報)
- エイブル(採用情報)
【重要】冬採用は就活エージェントが持つ「非公開求人」が狙い目
これら通年採用している企業からの内定獲得は非常に難しいです。
しかし、先に紹介したような「内定辞退者が発生した大企業」なら冬採用で内定を獲得できるチャンスは十分にあるんですよね。
この「内定辞退者で空いた枠」を確保するために、企業は就活エージェントをよく活用します。
就活エージェントとは、面談を元に求人を紹介してくれる無料のサービスで、企業側は少人数を採用するために利用します。
求人サイトに公開されずに、就活エージェントだけに公開されるような求人を「非公開求人」というのですが、冬採用ではこの非公開求人も狙うべきです。
利用すべき就活エージェントとして最もおすすめは以下の大手3社です。
(僕はこれまで30以上のエージェントを見てきましたが、利用のしやすさや保有求人数などを考慮すると、この3社をすべて利用するのがベストですね!)
【おすすめの就活エージェント】
→僕が現状最もおすすめしている就活エージェント。対応レベル、求人の質、支援エリアの範囲などあらゆる面でまず最初に使いたいエージェントだと言える。
ーオンライン面談で全国対応可能
ー運営元が大手なので安心できる
ー保有求人数が多い
→2位として僕がおすすめしている就活エージェント。特に支援の質の高さに定評があり、求人の紹介の丁寧さだけでなく、選考対策支援の質も高い。
ーオンライン面談で全国対応可能
ーオリコン顧客満足度で1位を獲得
ーブラック企業を排除している
→支援エリアが関東限定なので東京への就職希望者にのみおすすめできるエージェント。しかし面談や選考支援など、対応の質が非常に高い。
ー関東への就職希望者のみ(オンライン面談に対応)
ー担当者からの支援の質が非常に高い
情報感度の高い学生は、就活エージェントを活用していたりします。
冬採用では、就活生にとっての非公開求人の価値が非常に高いので、積極的に利用してみてください。
完全無料かつ、もし合わないと思ったらすぐに利用をやめれば良いので!
(冬採用で焦って高額商材や、怪しい就活塾などに頼るより絶対に良いです)
▼就活エージェントの利用者の声
今の就活エージェントのサービスさんとやり取りしなかったら絶対就活やってなかったから本当良かった…
— かやもち (@kayamochi) December 9, 2014
就活エージェントはネットだと悪名高いけど使って良かったと思うよ
— そが部@緘黙 (@frying_medaka) February 7, 2020
担当者によって当たり外れが大きいかったが_(:3」z)_
→この方の評判にあるように、担当者さんによって当たり外れがあるので、複数利用して自分に合うものだけを厳選して利用するのが良いですよ!(紹介してくれる求人が良い、支援が丁寧などを基準として!)
冬採用を実施している中堅・中小企業一覧
続いて、冬採用を実施している中堅・中小企業を紹介していきます。
そもそも日本に存在する企業の99%が中小企業です。
冬採用では大手企業ばかりじゃなくて、中堅・中小企業も視野に入れましょう!
【冬採用を実施している中堅・中小企業一覧】33追加
- 株式会社秀電社(採用情報)
- 株式会社金津技研(採用情報)
- エバークリーン株式会社(採用情報)
- 株式会社ネクストビート(採用情報)
- クェスタ株式会社(採用情報)
- レインメーカー株式会社(採用情報)
- 株式会社辻不動産(採用情報)
- シーアールイー(採用情報)
- 東邦ホールディングス(採用情報)
- ドミー(採用情報)
- REGATE(採用情報)
- 丸一精肉(採用情報)
- 東京プロパンガス(採用情報)
- 明電ケミカル(採用情報)
- ジャパンメディカルフード(採用情報)
- ピノーコーポレーション(採用情報)
- ZMP(採用情報)
- 加地テック(採用情報)
- エステック(採用情報)
- 光文堂(採用情報)
- アイアイファーマシー(採用情報)
- 旭コンクリート工業(採用情報)
- ミネ医薬品(採用情報)
- カツロン(採用情報)
- パナソニック電材ソリューションズ(採用情報)
- ファイナンシャル・エージェンシー(採用情報)
- HAL(採用情報)
- メイワスカイサポート(採用情報)
- タクトホーム(採用情報)
- タカラコーポレーション(採用情報)
- コスモスケア(採用情報)
- かめや釣具(採用情報)
- ツリーベル(採用情報)
- グッド・クルー(採用情報)
- エクシード(採用情報)
- AGC若狭化学(採用情報)
- イマックスグループ(採用情報)
- 住化カラー(採用情報)
- くすりのマルト(採用情報)
- コプロス(採用情報)
ここで紹介した企業はほんの一部です。
1月10日現在も、マイナビだけで3000社以上の求人があります。
次の章にて、冬採用での企業の探し方を解説していきますね!
ここで紹介した企業は冬採用を実施している企業の1%にも満たない!次の章では冬採用での企業の探し方を解説するね。
具体的な企業の探し方さえ把握しておけば、焦りも少なくなりそうです!
冬採用での企業の探し方5選|おすすめ度順に紹介!
ここまで冬採用をしている企業を紹介してきました。
先程も伝えたとおりで、紹介した企業は冬採用をしている企業の1%にも満たない。
よって大事なのは、冬採用での企業の探し方を押さえて自分自身で探すこと。
この章では、そんな冬採用での企業の探し方をおすすめ順に紹介します。
【冬採用での企業の探し方】
- 就活エージェントを活用する
- 逆求人型サイトを利用する
- 求人検索エンジンを活用する
- 大手求人サイトの特集から探す
- 中小規模の合同説明会に参加する
①就活エージェントを活用する
先ほど紹介しましたが、秋採用や冬採用などの就活後半で最もおすすめなのが就活エージェントの利用です。
面談を通して、自分に合った求人を紹介してくれる無料サービスなので、就活に関する不安なども担当者さんに聞いてもらうことができます。
冬採用を1人で乗り切るのは不安が大きいですよね。
そこで担当者さんに付いてもらうと、不安が小さくなるので、精神面でも利用メリットがあると言えます。
ちなみに企業の採用方法を説明しておくと、企業は新卒を採用する時に以下の3パターンで採用活動をすることが多いです。
【企業の採用活動】
- 求人サイトに求人を掲載する(企業は掲載料が必要となる)
- 就活エージェントに紹介してもらう(企業は紹介料が必要となる)
- 合同説明会に出展する(企業は出展料が必要となる)
見て分かるとおり、どんな手段を使っても新卒採用にはお金がかかります。
多くの就活生は「求人サイト」と「合同説明会」が新卒採用の主な手段だと思っていますが、実は「就活エージェント」を利用する企業も多い。
特に「内定辞退されてしまって3名だけ採用したい」など、少人数の採用になりやすい冬採用では、また求人サイトに掲載するよりも、就活エージェントから紹介してもらった方が効率が良い。
だから冬採用では就活エージェントから求人を紹介してもらうのが最も効率的です。
就活エージェントには数々のサービスがあります。
僕がおすすめする就活エージェントをランキングで紹介しておきました。
上位の就活エージェントを2社以上利用するのがおすすめです!
②逆求人型サイトを利用する
続いて、冬採用では逆求人型サイトを利用するのもおすすめです!
逆求人型サイトとは、就活生がプロフィールを登録し、それを読んだ採用担当者がスカウトを送るタイプの求人サイトです。
冬採用ではとにかく企業は「早く自社に合った人材を確保したい」と考えてます。
よって“企業側が積極的に採用する”タイプの逆求人型サイトの利用も活発化するんですよ。
利用すべき逆求人型サイト
ちなみに逆求人型サイトを選ぶ上では、「求人の量」が非常に重要です。
就活生向けの逆求人型サイトとしては、オファーボックスとキミスカが大手ですね。
この2社は運営会社に対して過去にインタビューをしにいったほど、僕のおすすめサイトです。
どちらもプロフィールを登録しておけば、勝手にスカウトが来る。
非常に効率的に企業との接点を持てるので、ぜひ利用してみましょう!
③求人検索エンジンを活用する
就活エージェントと逆求人型サイトをフル活用しつつ、自分でも求人を探す必要がありますよね。
そこでおすすめなのが「求人検索エンジン」です。
マイナビやリクナビなど、求人サイトごとに求人を探すのって面倒ですよね。
世の中に存在する求人サイトの情報をまとめて表示してくれるのが求人検索エンジン。
利用すべき求人検索エンジンはとにかく大手のサイト。
indeedと求人ボックスの2サイトを使えるようになっておくと良いですね!
ちなみに様々な求人サイトにある求人を表示するがゆえに、めちゃくちゃ微妙な求人も混ざっています。(派遣やアルバイトみたいな求人もある!)
よって利用する時は、しっかりと求人の中身に目を通してくださいね。
④大手求人サイトの特集から探す
続いて、冬採用でもやはり頼りになるのが大手求人サイトです。
就活なら「マイナビ」と「リクナビ」が圧倒的な求人数を誇ります。
基本的に大手求人サイトはこの2サイトを利用すれば問題ありません。
マイナビやリクナビは、冬採用の時期になると「冬採用を実施している企業特集」や「まだ応募を受け付けている企業特集」などの特集を組んでくれます。
これらの特集から冬採用を実施している企業を見つけて、エントリーするのは無難な方法として1つ覚えておくと良いですよ。
⑤中小規模の合同説明会に参加する
最後、冬採用での企業の探し方5つ目は「中小規模の合同説明会」への参加です。
就活の後半である冬採用では、大規模な合同説明会は多くの参加者が見込めないので開催されません。
一方で、冬採用の時期に就活している就活生と、内定辞退枠や応募が少なく採用できていない企業をマッチングさせるための中小規模の合同説明会は開催されます。
これらに出展している企業は非常に採用意欲が高い。
加えて、中小規模の合同説明会は1社ごとにしっかりと説明を聞くことができたり、採用担当者と直接話すこともできるので企業理解がしやすいメリットがあります。
中小規模の合同説明会は「ミーツカンパニー」が最大手です。
説明会後に座談会が開かれたり、就活エージェントが付いてくれたりと利用価値が高いので、ぜひ参加してみましょう!
▼ミーツカンパニーのイベントの様子
(実際に僕が就活生の時に2度参加したことがあります!知名度の低い業界最大手企業などと出会えて非常に良かったです)
以上5つの方法を、冬採用を行う就活生は押さえておこう!様々な手段を併用することによって、出会える企業の数も質も高まるからね!
マイナビやリクナビを活用することしか知らなかったので参考になります。
冬採用で内定を獲得するためのポイント
ここまで冬採用での企業の探し方を解説しました。
次に押さえておいて欲しいのは、「冬採用で内定を獲得するポイント」です。
最初に言っておくと、冬採用で評価されるための攻略法があります。
採用担当者の立場に立って考えれば、簡単にその攻略法が見えてくる。
その攻略法って一体何なのか!?
とにかく「志望度の高さを示すこと」に尽きます。
なぜ志望度の高さを示すのが重要なのかと言うと、「とにかく内定辞退せずに絶対に入社してくれる新卒が欲しい」と企業が考えているからです。
もう冬採用が、企業側としても新卒を採用するラストチャンスなんです!
よって「私は内定を出してくれたら絶対に入社する人材ですよ」とこちらがアピールできるだけで、内定獲得の可能性はグググーーーーンと上がります。
では、具体的な志望度の高さの示し方は何があるか?
実際に僕が実行していた3つの方法を共有します。
【志望度の高さを示す方法】
- 志望動機の質をとにかく高める
- 御社が第一志望だと“即答”する
- 面接後に思いのこもったお礼メールをすぐに送る
①志望動機の質をとにかく高める
志望度の高さを伝える上で、まず最初にすべきは「志望動機の質を高めること」です。
採用担当者の立場に立ってみてください。
あなたが「自社を志望した理由は何ですか?」と質問した時に、他の会社でも当てはまるような雑な志望動機だったらどう思いますか?
「この子は自社に対する志望度が低いんだな、、、」と残念に思いますよね。
それにも関わらず、志望動機が雑な就活生はめちゃくちゃ多いです。
僕はこれまで数百のエントリーシートを添削しましたが、納得度の高い志望動機はその中でも1割ぐらいしかなかったんですよ。
ほとんどの志望動機は「その理由なら競合他社でも、他の業界でも良くない?」と思うようなものばかり。
だからこそ、しっかりと納得度の高い志望動機を作ることで差別化し、評価されることができます。
評価される志望動機とは納得度が高い志望動機のこと
では具体的にどんな志望動機が質が高く、評価されるのか?
それは聞き手が納得できる志望動機です。
「なるほど!だから自社を志望したんだね」という納得度が高い志望動機は評価されます。
納得度の高い志望動機の文章構成
そして納得度の高い志望動機を作るために、僕は構成を用意しています。
以下の構成に当てはめて志望動機を作成することで、評価される志望動機が作れます。
【納得度の高い志望動機の文章構成】
-
結論(御社が◯◯業界かつ◯◯だから)
-
なぜその業界なのか
-
なぜその業界の中でもその企業なのか
-
企業選びの軸と一致している点
-
結論
この構成に当てはめて志望動機を作成する方法は、別記事で解説しました!
(ここで解説するとあまりにも長くなるので、そちらを参考に!)
志望動機の質を高めることは、志望度の高さを示す上でまず押さえるべきポイントだよ!特に冬採用では、徹底的に志望動機の質を1社1社高めようね。
②御社が第一志望だと“即答”する
続いて、志望度の高さを示す2つ目の方法は「御社が第一志望だ」と伝えることです。
ここに関しては僕は嘘をついても良い部分かと思うんですよね。
他の就活生が「御社が第一志望です」と言っている中、あなたは正直に「第三志望です」と答えたとしましょう。
当然ですが、第三志望だと内定を出したところで入社してもらえる可能性が低いので、不採用にする可能性は上がります。
多くの就活生が第一志望じゃない企業に、第一志望だと答えている。
その中でバカ正直に答える必要性はあるのか?
面接官への気遣いでもある
面接官は時間をかけてあなたのことを選考してくれています。
そんな面接官に対して、「第一志望です」以外の回答をするのは失礼じゃないですか?
たとえ嘘だろうが、ここに関しては僕は優しい嘘だと思っています。
(他のことで嘘をつけと言うことはありませんが、この志望度だけは例外です)
面接官側も嘘をつかれる前提でいる
ちなみに補足しておくと、この質問をする面接官側は嘘をつかれる前提でいます。
当然ですよね。「就活は嘘合戦」とも呼ばれるぐらいですから。
その上で、なぜ志望順位を聞くのかというと「即答できるか」を見ているからです。
結果的に「御社が第一志望です」と答えようが、即答しない限りは「この子は嘘をついているな」と思われます。
誰かに「私のこと好き?」と質問した時に、「え、、、えっと、好きだよ!」と即答しなかったらどうですか?
「今ワンテンポ遅かったよね!!!実際どうなの!!」とツッコミを入れるでしょう。
「志望順位を聞かれたら即答する」を僕は徹底していたよ!
ここの嘘は入社後のミスマッチに繋がらない嘘だから、企業側もそこまでデメリットはない。それよりもダメな嘘は自分の能力や性格を偽るような嘘だよ。
③面接後に思いのこもったお礼メールをすぐに送る
そして最後3つ目の志望度の高さを伝える手段は「面接後に思いのこもったお礼メールをすぐに送ること」です。
たまに就活生から「お礼メールって送って良いんですか?」と質問されます。
悩んだ時は、面接官の立場に立って考えてみてください。
面接を担当した就活生から「本日はありがとうございました!!」と連絡が来る。
それに対して「嫌だな」と思いますか?
そもそもお礼メールを嫌だと思うような人事がいる会社に入りたいと僕は思いませんね。
よって面接を終えたら、全企業に対してお礼メールを送りましょう。
大事なことは「面接を終えた即日で送ること」です。
面接を終えた1週間後とかに送るのは逆効果なので、すぐに対応する癖を付けましょう。
お礼メールの例文紹介
ちなみにお礼メールですが、テンプレをそのまま使用するのはやめましょう。
これも面接官の立場に立つと、「テンプレが送られてきたな」と思うだけです。
必ずメールの基本を押さえた上で、自分の言葉で面接の感想やその会社への想いを語るようにしてください。
【お礼メールの例文】
[件名]◯月◯日の面接の御礼 ◯◯◯◯(氏名)
株式会社◯◯
採用ご担当者様
お世話になっております。
本日面接をして頂きました、◯◯大学の◯◯(氏名)と申します。
お忙しい中、面接の機会を頂きありがとうございました。
本日お話した通りで、就活以前は貴社のことを知りませんでした。
しかし合同説明会で貴社と出会い、調べる中で「本当にお客様に価値を届けている企業だな」と深く思い、一番に興味が湧きました。
その後、実際にサービスに触れてファンになり、こうして面接を迎えられたことを嬉しく思います。
緊張していて、うまく伝えきれたか不安ですがお話できて本当に嬉しかったです。
連日の採用活動で、大変お忙しい中、改めて時間を作って頂きありがとうございました。
貴社に入社した暁には、貴社の1ファンとしてお客様視点で常に考え、貢献していくことを約束致します。
本日はありがとうございました。
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大学名・学部名・学科名
氏名
メールアドレス
電話番号
文章がちょっと崩れていても良いんですよ!
大事なことは読み手の心を良い方向に動かせられるかどうかです!
そもそもお礼メールを送る人は少ない。
その数少ないお礼メールを送る人のほとんどがテンプレの文章を送る。
その中で、あなたはこうした感情に訴える自分の言葉を伝える。
どれが評価されるのか説明しなくても、もう分かりますよね。
志望度の高さを伝えるために、これら3つの手段を活用してください!この3つを押さえておくだけで、驚くほどに通過率が上がりますからね!!
冬採用が受かりやすい理由について
志望度の高さを伝える手段を知った皆さんは、他の就活生よりも評価されます。
そもそも冬採用は、受かりやすい時期といえるんですよね。
その理由は2つです。
【冬採用が受かりやすい理由】
- 採用に焦っている企業が多く採用期間も短いから
- そもそも冬採用をしている就活生が少ないから
理由① 採用に焦っている企業が多く採用期間も短いから
まず冒頭で説明した通り、冬採用は企業側も採用に焦っています。
企業には採用計画というものがあり、、「今年は新卒を◯名採用しよう」と決めているんですよね。
それを満たさないと、例えば「営業に2名新規配属させる予定だったのに採用できなかった!やばい!」という事態に陥ります。
当然、営業部からも文句がきますよね。
こうした企業の内部事情もあり、企業側は採用計画数をしっかり満たしたいと考えています。
冬採用は採用期間ももう後少し。焦っているのは就活生だけじゃないんですね!
理由② そもそも冬採用をしている就活生が少ないから
次に、冬採用をしている就活生はとにかく少ないです。
更に言うと、複数内定を獲得するようなエリート就活生はもう残っていない。
よってこの就活攻略論を読み、しっかりと就活対策しているような就活生(まさにあなた!!!)が少ないので、評価もされやすいのです。
冬採用では大手の内定辞退枠も出現します。
冬採用ではエリート就活生ももういません。
まさに「穴場」と言えるのがわかるかと思います。
なるほど!冬採用の受かりやすさは、最後の最後まで我慢して就活している人の特権ですね!
まさにそのとおり。しっかりと対策すれば本当に受かりやすい時期なんだよ。
冬採用でも内定が取らなかったらどうなるのか?
それでは本記事の最後に、冬採用についてのよくある質問に回答します。
特に質問が多いのが「冬採用でも内定が取らなかったらどうなるのか?」ということ。
つまり納得できる内定が1社も取れなかったらどうなるのかってことですね。
内定が1社も出なかった場合に取る手段は主に2つです。
(フリーランスや起業、フリーター、ニートなどの手段もありますが、ここでは除きます。)
【内定が1社も出なかった場合の対応方法】
- 留年して来年また新卒として就活をする(=就職留年)
- 一度卒業して既卒として就活をする(=就職浪人)
就職留年について
第一に留年することで、来年もまた新卒として就活することができます。
この方法のメリットは「新卒としてまた就活できること」にあります。
一方でデメリットは「学費がかかる」ということですね。
個人的にはこの就職留年が最もおすすめですね。
余分にかかる学費を「長期インターンシップ」に参加することで稼ぎつつ、社会人経験も得ることができます。
長期インターンシップが開催されていない地方在住の場合は、とにかくこの1年の間に読書をしまくるのがおすすめですね。
要するに「就職浪人によって作った1年で何をするのか」が重要であり、来年度の就活で採用担当者からツッコまれる部分でもあります。
しかし1年目的を持って行動することで、それを説明すれば問題ありません。
就職浪人について
次に就職浪人ですが、1度卒業してしまってから既卒として就活する方法です。
企業によっては卒業後3年以内を新卒として採用する企業もあります。
しかし、これをピンポイントで探してエントリーするのは非常に面倒。
よって就職浪人になった場合は、既卒向けの就活エージェントを活用しつつ、自分でも求人を地道に探していくことが重要ですね。
ここで解説したことを、別記事で更に詳しく解説しておきました。
「就活で失敗しても問題がない理由」を書いています。
ぜひこの記事を読み、「失敗してもなんとかなるんだな!」と自信を付けてください。
就活で失敗しても、挽回することは余裕でできるよ!若手を求めている企業なんて、世の中に腐るほどあるんだからね。
冬採用で失敗したらもうどうしようもないと思っていました...。全然そうじゃないんですね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
冬採用は就活の後半なので、とにかく不安な時期だと思います。
しかしこの記事で解説したとおり、企業側も採用を焦ってる。
だから少しの工夫で、内定をすぐに獲得することができるんですよね!
冬採用では、まず企業選びの手段を複数持つこと。
そしてエントリーする企業の母数をまずは増やしましょう。
エントリー企業数が少ないと、1社落ちるごとのダメージが半端ない!
エントリー数を増やしたら、次に「選考突破率」を高めましょう。
そのためには今回解説した、志望度の高さを伝える方法を使ってください。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 冬採用とは12月頭〜3月までの就活時期のことを指す。
- 冬採用を実施する企業は多く、その理由は「内定辞退者の枠を埋めるため」「単純に採用予定数を確保できていないから」などが挙げられる。
- 冬採用では就活エージェントが「非公開求人」を保有しており、求人サイトだけでなく、就活エージェントの活用が非常に有効となる。
- 冬採用で内定を獲得するためのポイントとして、「志望度の高さを伝える」ということが非常に有効。なぜなら就活の最後に内定辞退者がまた発生することを企業は嫌うから。
今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/