皆さん、こんにちは!今就活生に戻るなら絶対に中小企業に入社していましたでお馴染み、就活マンです。
本日の記事では、優良中小企業の探し方を9つ紹介します。
就活において知名度の高い大企業は、倍率が数十倍〜数百倍になることがザラです。
よって、大企業志向になりすぎると、なかなか内定が出ずに萎えるんですよね。
そこで確実に内定を獲得し、心理的余裕を獲得するためにも中小企業へのエントリーが必須となります。
でも「中小企業の探し方ってよくわからない」それが本音だと思うので、本記事で詳しく解説していきますね!
とにかく企業の探し方が分からなくて困っていました。
ほとんどの就活生がマイナビやリクナビ、合同説明会だけしか利用しないよね。それ以外の方法も使っていこう!
中小企業の定義
まず始めに、中小企業の定義を知っていますか?
なんとなくのイメージで中小企業と大企業を分けている人が多いと思うのですが、下記の条件を満たす会社を「中小企業」と定義しています。
・資本金の額又は出資の総額が3億円以下
・従業員の数が300人以下
資本金はイメージしにくいと思うので、ここでは「従業員の数が300人以下の企業」を中小企業と呼ぶと覚えておきましょう!
ここで思いませんか?
「え!100人とか200人も従業員がいる会社って十分大きいじゃん!」と。
そうなんですよね。
中小企業と言っても、従業員数人の企業もあれば数百人規模の企業もあるんですよ。
それがゆえに、世の中に存在する企業の99%は中小企業です。
中小企業に目を向けていない人は、全体の1%しかない企業にだけ執着していることになるので、いかにそのハードルが高いことなのか、勿体ないことなのか分かるはずです。
就活での優良中小企業の探し方9選
それでは中小企業にも目を向けることの重要性を感じたところで、本題である「中小企業の探し方」について詳しく解説していきます。
就活生が取りうる探し方として、おすすめは9つあります。
おすすめ順に紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
【中小企業の探し方】
- スカウト型求人サイトを利用する
- 就活エージェントから紹介してもらう(関東への就職のみ)
- 就活有識者が紹介している企業を参考にする
- 各賞を受賞している企業を参照する
- 中小企業専門の求人サイトを利用する
- 口コミサイトを回遊する
- 大学から紹介してもらう
- 親戚や友人に紹介してもらう
- 就職四季報から探す
中小企業の探し方① スカウト型求人サイトを利用する
中小企業の探し方として、最もおすすめが「スカウト型求人サイト」です。
スカウト型求人サイトは、気になる就活生に対して企業側からスカウトが届きます。
よって、自分との適性が高い企業と自動的にマッチングされるんですよね。
企業探しは本当に手間がかかる作業です。
企業側に自分を選んでもらうことで、効率的に優良中小企業と出会うことができるのです。
ちなみに僕はスカウト型求人サイトによって、複数の中小企業からの内定を獲得しました。
超効率的に内定を獲得できるツールでもあるので、確実に利用しましょう。
キミスカ+オファーボックスが最もおすすめ!
ちなみにおすすめのスカウト型求人サイトは、キミスカとオファーボックス の2つ。
どちらも就活生からの評判が良く、また大手なので利用企業が多いです。
Offerboxも利用終了!
— 名畑一生 | Itsuki Nabata (@iitsukii_530) May 1, 2020
検討中入り : 99件
プロフィール表示 : 350件
検索結果表示 : 1598件
就活において、こうやって数字がわかるものって、案外少ないしすごいモチベになってたなぁ。
面談、インターン招待、選考案内など…
本当にお世話になりました! pic.twitter.com/TTo8JmpshH
両方のサービスはそれぞれ詳しい利用方法をまとめた記事を用意しています。
中小企業の探し方として、間違いなく最もおすすめなので活用しましょう!
中小企業の探し方③ 就活エージェントから紹介してもらう
3つ目の方法は、就活エージェントを利用することです。
面談を元にして、担当者が自分に合った求人を紹介してくれる無料サービスですね。
主に関東に就職を希望する人向けのサービスなので、関東への就職を希望する人はぜひ利用しましょう。
自分が企業選びにおいて重要視するポイントなどを担当者に伝えることで、自分は手間なく求人を紹介してもらえるので便利ですね。
中小企業の探し方② 就活有識者が紹介している企業を参考にする
次におすすめなのが、有識者がまとめた企業を参考にすることです。
僕を含め、様々な方がブログにて「おすすめの優良企業」をまとめています。
BtoBの隠れ優良企業を以前まとめましたが、様々な有識者の企業選びの基準を参考にするのも非常におすすめです!
【追記】
2020年7月3日に、「ホワイトな中小企業100選」をまとめました。
ホワイト企業の見分け方まで詳しく解説しておいたので、併せて参考に!
これら2記事は、それぞれ2万文字を超える超ボリューム記事!
すごい力を入れて中小企業をまとめているから、ぜひ参考に!
中小企業の探し方④ 各賞を受賞している企業を参照する
続いて、4つ目の探し方は賞を受賞している企業を探すことです。
経済産業省が魅力あるベンチャー企業を選出した「ソーシャルビジネス55選」など調べると全国で様々な賞が受賞されています。
・産総研(産業技術総合研究所)発ベンチャーの受賞(URL)
・革新ビジネスアワード(URL)
・グッドデザイン賞(URL)
・IT協会によるIT賞(URL)
・経済産業省のソーシャルビジネス55選(URL)
・ハイ・サービス日本300選(URL)
これら賞を受賞するような企業は、ビジネスモデルや商品が魅力的であることも多く、また就活生からの知名度は低い可能性が高い。
ぜひこうした受賞企業の中から、気になる中小企業を見つけてみましょう!
中小企業の探し方⑤ 中小企業専門の求人サイトを利用する
次に紹介する方法は、中小企業専門の求人サイトを利用することです。
ほとんどの就活生がマイナビやリクナビを利用します。
これは当然で、マイナビやリクナビなどの大手求人サイトを経由したエントリーのみを受け付けている企業も多いからです。
しかし世の中には、マイナビやリクナビなどの大手以外にも求人サイトが存在しています。
その中でも「ツノル(TSUNORU)」や「Jobway(ジョブウェイ)」は従業員が1000人以下の比較的規模の小さい企業に特化した求人サイトですね。
掲載されている求人の地域に偏りがある
特にツノルは静岡の求人が多かったりと、掲載求人の地域に偏りがある点がデメリットでおすすめ度はこの順位としました。
一度自分が住む地域の求人があるかどうか確認すると良いですよ!
中小企業の掲載が多い求人サイトまとめ
追加で「中小企業の求人掲載が多い求人サイト5選」という記事を書きました。
ここで紹介したツノルやジョブウェイ以外のサイトも紹介しているので、中小企業向けの求人サイトが知りたい方は併せて参考に!
中小企業の探し方⑥ 口コミサイトを回遊する
次に紹介する優良中小企業の探し方は、会社の口コミサイトを回遊する方法です。
会社に関する口コミが掲載されているサイトが複数あり、イメージとしては会社版の食べログですね。
特に大手3サイトの利用をおすすめしています。
口コミを見ることで、その企業の魅力や欠点を把握することができます。
もちろん1つだけの口コミを過剰に信頼するのはNGですが、多くの口コミで共通の指摘があれば信憑性が高いと判断できます。
ただマイナビやリクナビで企業を調べるよりも、圧倒的に効率良く企業の内部情報にアクセスすることができるのでおすすめです!
中小企業の探し方⑦ 大学から紹介してもらう
次に紹介する方法は大学のキャリアセンターにて中小企業を紹介してもらう方法です。
これは大学によって、できるできないが異なると思うのですが、僕が通っていた私立大学では大学のキャリアセンターに地元企業の求人がきていました。
母校のキャリアセンターの人と仲が良いので裏話を聞いたのですが、地元企業の人事担当者がよく求人を持って話に来るそうです。
「◯◯大学の学生さんにぜひ入社して欲しいです!」って来るみたいですね!
このように大学のキャリアセンターに来て求人を出す企業は「相当に採用意欲が高い企業」なので、一度自身が通っている大学のキャリアセンターに行って中小企業の求人が入っていないか聞いてみることをおすすめします。
そしてこの時のポイントなのですが、中小企業を選ぶメリットとして経営者や人事担当者との距離の近さがあります。
「この求人を出している企業の人と1:1で話してみたいな」と思えば、面接とは別に話をしてくれる機会を作ってとお願いできます。
大企業であればそうはいきませんよね。
OB訪問をして軽く話を聞くのではなく、直接経営者や人事担当者と腹を割って話ができることに中小企業の醍醐味があるので、本当に積極的に話し合いの機会を設けることを心がけてください。
もはや面接などの選考を通さず、そうした話し合いを元に「うちに来てよ!」と言われるのが理想ですね!
中小企業の探し方⑧ 親戚や友人に紹介してもらう
いよいよ終盤、優良中小企業の探し方の8つ目は、親戚や友人繋がりで紹介してもらう方法です。
簡単に言えば「知り合いの企業で採用困っているところない?」と聞くことです。
僕はそもそも親や親戚にそういったコネクションが無かったのですが、頼んでみると案外地元企業で採用に困っている企業と繋がることもあると思います。
知り合い経由で出会った中小企業の場合、内定が出ると断りにくいという問題が生じますが何事も正直になることが一番です。
今受けている他の企業の方が志望度が高いから待ってくれと正直に伝えましょう。
中小企業の探し方⑨ 就職四季報から探す
最後に紹介する優良中小企業の探し方ですが、「就職四季報 中小企業版」を利用することです。
これは書籍ですが、大量に企業がまとめられているのでサクッと調べることができます。
ちなみに僕が就活生の時、これを使って探していました。
中小企業でも年収が高いのに残業時間が少ない企業があったりと、お宝求人を探すのも面白いんですよね!
以上、今回は9つの優良中小企業の探し方を紹介しました!
特にスカウト型求人サイトは絶対に利用すべきかつ、内定の獲得に大きく貢献するサービスなのでフル活用してくださいね。
こうして見ると、中小企業の探し方ってたくさんあるんですね!
そうだよ。ほとんどの人がマイナビか大型の合説だけしか利用しないけど、それは視野が狭い就活法だね。
就活にて中小企業へ入社するメリット
中小企業企業の探し方、見つけ方を知ったところで、併せて知っておきたいことが中小企業に入社するメリットとデメリットですよね。
もちろん中小企業は知名度の高い大企業に比べて倍率が低く、内定が取りやすいというメリットがあります。
しかし就活でのメリットではなく、入社してからのメリットにはどんなことがあるのか。それを知ることが重要なので、少しでも中小企業に興味がある人は参考にしてください!
メリット① 任される仕事の範囲が広い
まず第一に仕事内容の幅が広い点がメリットです。
これはどういうことかと言うと、中小企業へ「営業職」として入社しても、任される仕事としては経理や請求書の発行などの総務的な仕事まであります。
社員数が少ないがゆえに、完全に職種ごとの分業がされないのが中小企業です。
これをメリットとしたのは、僕が広く色んな仕事がしたいタイプということもあります。
一方で「私は一つの仕事だけを淡々とやっていたいです!」というタイプの人にとっては、任される仕事の範囲が広いことはデメリットになりかねません。
自分がどちらのタイプかをしっかりと分析しておくことが重要です。
メリット② 早くから実績を残しやすい
次に中小企業へ入社するメリットとして、早くから実績を残しやすいという点が挙げられると思います。
大企業へ入社してしまうと、責任ある仕事を任されるのは数年後、数十年後になることがザラにあります。
しかし中小企業であれば、若いうちから重要な仕事を任されやすいですし、自分の考えやアイデアを実行しやすいんですよね!
僕は大企業に勤めていましたが、アイデアなんていくら考えても社内で通過することはありません。
若いうちから責任ある仕事を任され、更には自分のアイデアや意見が通りやすい点は中小企業の大きなメリットですね!
メリット③ 独立(起業)しやすい
次に中小企業へ入社すると独立や起業がしやすいというメリットもあります。
これはなぜかと言うと、大企業の仕組みやビジネスモデルをそのまま個人が独立して再現することはほぼ不可能です。
しかし一方で、社員が非常に少ないような中小企業に入社すればそこの会社のビジネスモデルを習得して、そっくりそのまま真似して独立することができますよね。
大企業に勤めている人が40代、50代で起業して失敗する話をよく聞きますが、大企業の仕組みやビジネスモデルしか知らない人は確実に起業に向いていません。
なぜなら大企業は分業制なので身につけているスキルが少ないからです。
こうした点から将来、独立や起業したい人は絶対に中小企業へ入社することをおすすめします!
就活にて中小企業へ入社するデメリット
ではここからは中小企業へ入社することのデメリットを紹介しようと思います。
何事もメリットと同時にデメリットも把握した上で判断することが重要です!
デメリット① 給料が低い場合が多い
中小企業へ入社することのデメリットは、やはり「お金」や「手当」関連。
その中でも特に中小企業は給料が低い場合が多いです。
中小企業で基本給が20万円だとしても、そこには営業手当などが全て含まれた金額です。
一方の大企業では、基本給に加えて営業手当などがプラスで乗ってくるので平均で月額5万円ほど違いが出てくるかと思います。
しかし給料に関しては、中小企業と大企業に分けて言えることではなく、"その会社による"というのが現状です。
中小企業の中でも給料が高い企業もありますし、大企業の中でも給料が低い企業もあります。
よって給料に関しては、中小企業だからと一括りにするのではなく各企業単位で判断していくことが重要です!
デメリット② 各種手当の充実度が低い
次に中小企業では各種手当の充実度が低い場合も多いです。
僕が働いていた大手食品企業は、住宅手当として月に6万円が支給されていました。一方で中小企業に入社した友人は住宅手当が一切出ないため、一人暮らしが非常に厳しいという話をしていました。
もちろんこれも各企業によるのですが、中小企業は大企業にくらべて手当が充実していない傾向があるのは間違いないと思います。
中小企業への入社が向いている人とは?
では中小企業へ入社するメリットとデメリットを把握したところで、僕が考える「中小企業への入社が向いている人」を話そうと思います。
これはかなりシンプルでして、「挑戦心と好奇心が強い人は中小企業が向いている」と言えると思います。
とにかく中小企業へ入社すると、任される仕事の幅が広いんですよね。大企業での仕事はカレー作りで例えるなら、ずっとジャガイモを切る作業を続けることを指します。
営業なら営業として、ずっと営業を極めることになります。
しかし一方で中小企業の多くは、営業だけでなく経理もやったり、広報もやったりと任される仕事の幅が広くなる傾向があります。社員数が少なくなるにつれて、分業制でなくなるので当然ですよね。
大企業は完全分業制にすることで仕事の効率を高めている組織なので。
よって広く仕事内容を覚えたい方、安定ではなく色んなことに挑戦したい方は中小企業が向いていると思いますよ。
おすすめの中小企業
就活攻略論では、別記事にて「おすすめの中小企業20選」をまとめました。
中小企業は上場企業とは異なり、明確な残業時間や平均年収などのデータを公開する義務がありません。よってそういうデータからおすすめを決めることはできないのですが、今回は「事業内容」から僕が気になった企業をおすすめとして紹介しました。
別記事から一部を抜粋して紹介しますね!
僕がどんな視点で中小企業を見ているのか、その“視点”に触れて頂ければと思います。
日本インシュレーション株式会社
企業HP:日本インシュレーション株式会社
応募職種:営業職/研究職
主な勤務地:茨城県/千葉県/東京都/神奈川県/新潟県/岐阜県/愛知県/三重県/大阪府/岡山県/福岡県
事業内容: 建材の製造販売
創業104年っていう創業年数が硬い商売だという実績になっている。メーカーの中でも食品などの超人気業界と違って「建材」などは知名度が低いがゆえに倍率も低いが、事業内容自体は別に食品メーカーでも変わらない。ベトナムなどにも海外展開もしているようなので挑戦的な点も評価できるかと。
NSGインテリア株式会社
企業HP:NSGインテリア株式会社
応募職種:営業関連/生産・製造・品質管理関連
主な勤務地:千葉県/東京都/大阪府
事業内容:鏡及び内外装各種装飾ガラス製造販売
日本板硝子のグループ企業。このように大手企業のグループ会社は経営が盤石で倒産リスクが低い場合が多い。それはなぜかというと、グループの他の会社が大きな取引相手になるから。やっぱりグループ会社は強いよね。
▼その他18社の紹介はこちら!
本日の記事はいかがだったでしょうか。
中小企業の探し方が分からないがゆえに、既に知っている大企業ばかりエントリーしてしまう人は多いです。
しかし倍率が高ければ高いほど良い企業というわけではありません。単純に知名度が高いだけという場合も多い。
そこで本日の記事で解説した方法で、ぜひ中小企業も視野に入れてみてください。
中小企業に入社するか、大企業に入社するか、まずは内定を獲得してから悩めば良いですし、内定がない状態で深く悩んでいても仕方ないですからね!
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。