就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マンです!
就活生なら誰しも「ホワイト企業に入りたい!」と思いますよね。
(僕もとにかく企業選びはそれを考えてました!)
しかし、マイナビやリクナビなどで求人を見ても、企業が多すぎてどうやって優良企業を探したらよいか困ってしまう。
そこで今回は、これまで1500記事以上の就活記事を書いてきて、就活だけを研究し続けている僕がホワイト企業の見つけ方を徹底解説していきます!
ホワイト企業の見分け方も紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
ホワイト企業の見つけ方はぜひ知りたいですね。
見つけられないと入社できないわけだからね。具体的な見つけ方や見分け方を徹底的に解説していくよ!
- ホワイト企業の見つけ方【9選】
- そもそもホワイト企業とはどんな会社のことか?
- ホワイト企業かどうか見分けるポイント【5点】
- ホワイト企業やブラック企業の求人での見つけ方・見分け方
- ホワイト企業を探すときの注意点
- 本記事の要点まとめ
ホワイト企業の見つけ方【9選】
もったいぶらずに早速、ホワイト企業の見つけ方を共有していきますね。
僕が考える優良企業を見つける方法は、以下の9つです。
【ホワイト企業の見つけ方】
- ホワイト企業ナビを使う
- 就活エージェントに優良企業を紹介してもらう
- 逆求人サイト経由で企業と出会う
- 中小規模の合同説明会に参加する
- 認定制度などの賞を受賞している会社から探す
- 就職四季報をじっくり確認する
- 口コミサイトを活用する
- 大学のキャリアセンターに紹介してもらう
- ハローワークで企業候補を探す
なお、転職者向けのおすすめ戦略は「転職を7年研究した僕が考える「ホワイト企業に転職するために必須の3ステップ」と年収も上げる戦略!」でまとめています。
有用なおすすめサービスも共有しているので、転職希望者の方はこちらをぜひ!
方法① ホワイト企業ナビを使う
手前味噌ですが、まずは僕が運営する「ホワイト企業ナビ」を紹介させてください。
ホワイト企業ナビは、優良企業の求人だけを紹介している就活サイトです。
以前から「ホワイト企業だけを見つけられるサイトがない」と課題を感じていて、その課題を解決するために立ち上げを決意しました。
よって、ホワイト企業を見つけるという観点ではかなり相性がよいんですよね。
▼こんなサイトです!見やすいデザインにこだわりました!
掲載希望の企業に対して課している条件は、以下の3つです。
【ホワイト企業ナビに掲載している優良企業の条件】
- 残業時間が月25時間未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
上記の3つの条件を満たす企業しか求人を掲載できないようにしています。
なので、就活生はある程度はたらきやすさが保証された企業しか目にすることがありません。
もちろん事業内容や職場環境などの条件も見て、総合的に優良度が高いと判断した企業のみ求人を掲載するようにしていますよ!
プロライターが所属する編集部が求人をまとめており、見やすさや情報の質に強くこだわっていることもポイント。
一度でもサイトを見てもらえたら、一般的なサービスとの違いを感じてもらえるはずです!
いまはまだ掲載企業数が少ないですが、愛される求人サイトを目指して1つずつていねいに企業を探して掲載しています。
ホワイト企業を見つけたい人には自信を持っておすすめできるので、少しでも興味を持ってくれた人はぜひ気軽にサイトを覗いてみてくださいね!
方法② 就活エージェントに優良企業を紹介してもらう
2つ目は、就活エージェントに企業を紹介してもらう方法です。
就活エージェントとは、面談を通して求人紹介から選考対策までサポートしてくれるサービスのこと。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
希望条件を伝えると、あなたに合う求人をピックアップしてくれるので企業探しを効率化できるんです。
しかも、就活支援に特化していることもあり、エージェントには優良企業に関する情報もかなり多く蓄積されています。
自分に合うホワイト企業を見つけたい人は、就活エージェントは必ず登録しておきましょう!
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
方法③ 逆求人サイト経由で企業と出会う
逆求人型サイトを活用するのもおすすめですね。
逆求人サイトとはプロフィールを登録しておくことで、企業側からスカウトが届く求人サイトのこと。
就活生は、気になる企業からオファーが届いたときにだけ返信すればOKです。
基本的に放置で利用できて、企業との接点獲得を自動化できるんですよね。
とはいえ利用企業のラインナップは決して微妙ではなく、大手や有名なホワイト企業からスカウトが届くこともめずらしくありません。
今や大手ナビサイト以上に登録が必須になってきたと僕は考えていますね。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「キミスカ」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
方法④ 中小規模の合同説明会に参加する
4つ目は、中小規模の合同説明会に参加すること。
マイナビなどが主催する大規模なイベントではなく、参加者の少ない中小規模のイベントを活用するのがポイントですね。
というのも、大規模なイベントでは表面的な会社説明しか受けられないことがほとんどだから。
また、採用担当者と近い距離で話すこともまずムリですよね。
一方で中小規模のイベントなら、企業の方と近い距離で話すことができるのがメリット。
企業の深い内情まで質問できるんですよね。
具体的に僕がおすすめするのは「ミーツカンパニー」のイベントに参加すること。
僕が就活生のころに参加して、ミーツカンパニー経由で2社から内定を獲得しているんですよね。
【ミーツカンパニーの利用方法】
- 「ミーツカンパニー公式サイト」にアクセス
- 30秒無料エントリーから参加するイベントを選択
- メールの案内に沿って当日のイベントに参加
オンラインでも開催されており、住んでいる場所に関わらず気軽に参加しやすい点もおすすめポイントです。
合同説明会の価値をこれまで感じられていなかった人も、一度は参加してみることをおすすめします!
方法⑤ 認定制度などの賞を受賞している会社から探す
行政や公益法人などが認定している賞の受賞企業リストを見るのもアリです。
優れた点がなければ、第三者機関から評価されることはありませんよね。
よって、受賞歴がある会社はホワイトな面がある企業といえるでしょう。
企業のホームページや求人には魅力的なことばかりが書かれがちですが、国などが認定するときにはごまかしが効きませんからね。
具体的には、次のような認定制度を参考にするのがおすすめです。
【優良企業に関する認定制度】
各制度の受賞企業リストを調べるのもアリですし、気になる企業に対して受賞歴がないか確かめるのも有効です。
何かしらの認定を受けている会社はその情報を公開しているので、ぜひ判断材料の1つとしてチェックしてみてください。
方法⑥ 就職四季報をじっくり確認する
ホワイト企業を探すときには、就職四季報も参考になります。
就職四季報は就活関連本としても定番です。
新卒入社3年後離職率や年間休日数、有給消化率などの数値を見ることで、ホワイト度を判断する際に活用できるんですよね。
一歩踏み込んだこれらのデータを探すのって大変ですが、四季報を使えばあらゆる企業の情報を確認できます。
数値を比べることで、気になる企業の傾向をつかむこともできますよ。
ただ、四季報に掲載されているすべての企業情報をチェックするのは、作業時間を考えると現実的ではありません。
よって基本的には、志望企業・少なくとも志望業界は決めたうえで活用するのが効率的ですよ。
▼大手企業を中心に情報掲載されている就職四季報
▼中堅・中小企業を中心に情報掲載されている就職四季報(個人的に超おすすめ!)
方法⑦ 口コミサイトを活用する
口コミサイトは、志望企業が絞れたあとに優良度を判断するのにとくに有用です。
でもじっくり確認するような時間がもしあれば、企業候補を探す段階でもホワイト企業を見つけるきっかけになります。
口コミサイトには、企業で実際に働く方がリアルな声を投稿しています。
マイナビなどの求人では得られないような内情、会社を辞めた人が何に不満を感じていたかなどがわかるんですよね。
よって評価の高い企業を順に見ていけば、穴場の企業も見つかるかもしれません。
もちろん上位には知名度の高い大手企業が多くなりやすいですが、根気強く探せば隠れ優良企業に出会えることも決してめずらしくないですよ。
【おすすめの口コミサイト】
上記は無料で使えますし、口コミ数もかなり多めです。
口コミはどれも主観的な意見なので絶対ではないことは、頭に入れておきましょう!
口コミサイトをうまく活用して、穴場のホワイト企業を見つけてみてください!
方法⑧ 大学のキャリアセンターに紹介してもらう
大学のキャリアセンターを活用するのもおすすめです。
大学は地元企業とのつながりを持っているので、世の中にはあまり出回っていない優良企業の情報を得られることもあるんですよね。
しかもあなたがいる大学を求めて求人を出している企業ばかりなので、学歴フィルターなどが原因で選考に落ちる可能性はまずありません。
採用意欲も高いと考えられますね。
念のため注意点も伝えておくと、大学のキャリアセンターは内定率を上げることを重要視している場合もあります。
この場合、求人企業のことを過度に良く印象付けてくる可能性もゼロではありません。
よって大学が紹介してくれた企業だからといって、必ずしも優良度が高いとは限らないことは認識しておきましょう。
使い方次第でホワイト企業と出会える可能性はあるので、これまで利用経験がない人は一度話を聞きにいくとよいでしょう。
方法⑨ ハローワークで企業候補を探す
最後9つ目は、ハローワークで企業を探すこと。
ハローワークは、厚生労働省が運営する求職支援をしているサービスです。
なかでも、主に求人紹介をおこなっている印象ですね。
よって使い方次第では、ホワイト企業を見つけるきっかけになります。
各地域に特化した企業も求人を出しているので、全国向けの求人サイトでは出会えないような会社が見つかることもあります。
ただ、ハローワークには無料で求人を掲載できるので、なかには悪質な待遇の企業も存在するんですよね。
ハローワークで見つけた企業は口コミや求人票・会社HPなどを十分にチェックして、優良かどうかしっかり見分けることが重要です。
冷静な判断は必要ですが、地域に根づいたホワイト企業を探す人は活用を検討してみてくださいね。
マイナビやリクナビを使う以外にも、ホワイト企業を探す方法はかなり多くあるんですね。
あまり知られていない方法もあるけど、工夫次第でホワイト企業を見つける可能性は高められるよ。前半の3つはとくにおすすめだから、ぜひうまく活用してみてね!
そもそもホワイト企業とはどんな会社のことか?
ホワイト企業の見つけ方を具体的に9つ紹介しました。
これまで知らなかった方法が新たに見つかった人も多いかと思います。
ただ、「そもそも自分にとってのホワイト企業とはどんな会社か?」を考えておくことも重要です。
というのも、ここの定義が決まっていないと会社探しの基準も曖昧になってしまうから。
そこで、改めてホワイト企業の定義について整理をしました。
よりスムーズに企業探しをおこなうためにも、基準を明確にしていきましょう。
【ホワイト企業とはどんな会社のことか?】
- 結論:ホワイト企業の定義は人それぞれちがう
- 僕が考えるホワイト企業=社員を大切にする会社
結論:ホワイト企業の定義は人それぞれちがう
結論からお伝えすると、ホワイト企業に関する明確な定義は存在しません。
元も子もないような結論ですが、国や厚生労働省はホワイト企業に対して明確な定義付けをしていないわけですね。
冷静に考えると、企業の優良度を評価する人は従業員だけではありません。
社員のほかにも、株主や消費者など企業を評価する人がいます。
評価する人によって「どんな会社を優良と感じるか」はちがうので、明確な定義を決めることはむずかしいのかもしれません。
よって、ホワイト企業の定義はやはり人それぞれちがうといえます。
僕が考えるホワイト企業=社員を大切にする会社
とはいえ、上記の結論では不完全燃焼のような感じがあると思います。
ホワイト企業の定義を考える目的は「自分の企業選びの基準を明確にすること」。
そこで参考までに僕の意見をお伝えしておくと、僕は「ホワイト企業=社員を大切にする会社」だと考えています。
ブラック企業では、社員に対して長時間労働やサービス残業をさせたり、一般的な会社と比べて少ない給料で働かせたりします。
これらの特徴を抽象化したときに、僕は「ブラック企業=社員を粗末に扱う企業」だと考えたんですよね。
よってこの逆の特徴を持つ会社が、ホワイト企業といえるという結論を出しました。
「社員を大切にしているか」を基準にすると、残業時間が多かったり有給を自由に取れなかったりする会社は自然とはじけるはずですからね。
ぜひ「自分にとってのホワイト企業ってどんな企業だろう?」と考える参考にしてください。
たしかに「ホワイト企業=社員を大切にしている会社」と考えるとわかりやすいです!
別の考えがある人はほかの定義でもOKだよ。何かしらの考えを持っておくと企業探し時に判断軸になるから、ぜひこの機会に自分なりの考えを整理してみてね。
ホワイト企業かどうか見分けるポイント【5点】
次に、ホワイト企業かどうか見分けるポイントを紹介していきます。
ホワイト企業ナビを使う、就活エージェントを使うなどすれば、優良企業の候補はいくつか見つかると思います。
でも、より確実にホワイト企業に入社したいなら、ピックアップした企業に対しても優良度の判断をおこなうと精度が高まります。
ホワイト企業の代表的な特徴は、以下の5つ。
【ホワイト企業の代表的な特徴】
- 平均残業時間が短い
- 3年後離職率が低い
- 年間休日数が多い
- 法定外の福利厚生が充実している
- 給与水準が高い
特徴① 平均残業時間が短い
ホワイト企業には、残業時間が短いという特徴があります。
社員を酷使するブラック企業とは違い、ホワイト企業では社員のプライベートの充実も尊重してくれるんですよね。
では、どのくらいの時間ならホワイト度が高いといえるのか。
基準を考えるときには、日本全体の平均残業時間を参考にするのがおすすめです。
Openworkの「日本の残業時間定点観測」を参考にすると、日本全体の平均は24時間程度でした。
よって目安として、24時間以内であれば優良度が高いと判断できます。
ちなみに僕が運営するホワイト企業ナビでも、残業時間が月25時間未満であることを求人掲載の1つの基準としています!
特徴② 3年後離職率が低い
ホワイト企業かどうかを見分ける指標として、3年後離職率も参考になります。
ホワイトな会社では長く働きたいと考える人が多くなるので、自然と離職率も低くなるんですよね。
なかでも3年後離職率には、就活生と近い年代の人の動きが反映されるので、企業の傾向を判断する上で有効だと僕は考えています。
基準として、一般的な平均値を共有しておきますね。
厚生労働省が公表する資料によると、大卒者の3年後離職率平均は31.2%でした。
引用:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況を公表します」
学歴によっても離職率の平均は大きく変わっていますが、大卒者の場合だとだいたい3割以下かどうかが基準になるかと思います。
離職率が高い会社はそれだけすぐに辞める人が多い証拠なので、ブラック企業を避けるためにも確実にチェックしておいてくださいね。
特徴③ 年間休日数が多い
3つ目の特徴は、年間休日数が多いことです。
年間休日とは、有給休暇や特別休暇を除いた1年間の休日数のこと。
純粋に休みが多いほどプライベートの時間を確保できますし、社員を大切にする会社ほど休日数も多い傾向があるんですよね。
引用:厚生労働省「令和4年就労条件総合調査の概況」
厚生労働省の資料によると、年間休日の全体平均は115日でした。
企業規模によっても年間休日の平均は大きく変わりますが、このデータを見る限り120日以上の会社はホワイト度が高いといえそうです。
ちなみに、労働基準法では年105日の休日を設けることが企業に定められています。
よって105日という下限値に近い会社はブラック度が高いといえるので、120日という基準と合わせて知っておくとよいでしょう。
特徴④ 法定外の福利厚生が充実している
ホワイト企業では、法定外の福利厚生が充実しているという特徴もあります。
法定外の福利厚生とは、住宅手当など会社が独自に定めるもののこと。
健康保険や厚生年金などの法律で定められたものは、法定福利厚生と言います。
法定外のものは会社が社員を思って独自に設けるもの。
なので、社員を大切にしている会社ほど手厚い内容になりやすいんですよね。
逆に最低限の保証しかしないような会社は、福利厚生が手薄くなるわけです。
ブラック企業と呼ばれるような会社・まだ立ち上げられたばかりの会社などを見ると、法定外の福利厚生が手薄くなっているとわかりますよ。
個人的には、住宅手当の有無は確実にチェックするようにしていました。
毎月まとまった金額が支払われるものは実質的に手取り金額も左右するので、企業探しの段階で確認しておくといいですよ!
特徴⑤ 給与水準が高い
最後5つ目に紹介するのは、給料に関することです。
ブラック企業には薄給のイメージがあると思いますが、反対にホワイト企業では高い給料を支払われることが多いんですよね。
そもそも給与水準をあげるには経営状態に余裕を持つ必要がありますが、ホワイト企業は利益が安定しているので社員にも大きく還元できるんです。
別の言い方をすると、給料が低い会社は経営状態も怪しいといえますね。
ちなみに、給与水準を見るときは基本給を注視してください。
ボーナスや退職金などの計算は「基本給×◯ヶ月」という形なので、基本給を基準にするほうが確実だからです。
総支給額だと見かけ上の数値は大きく見えますが、総合的に考えると基本給を基準に考えるほうが正確性が高いわけですね。
僕の経験上、給与水準に自信がない企業ほど総支給額だけ記載しています。
ホワイト企業であれば数字をごまかす必要はないはずなので、ぜひ基本給が高い会社を探して入社を目指すようにしましょう。
なお、本章で紹介する以外の特徴は「【ホワイト企業の特徴15選】ブラック企業を回避するためのポイントを解説!」にて共有しています。
給料というひとくくりで見ていましたが、総支給額か基本給かどうかで実際の支給額が大きく変わってくるのですね。
誤って理解していると入社して後悔するリスクもあるよ。残業時間や離職率などもホワイト企業を見分ける指標になるから、ぜひうまく活用して候補を厳選してみてね。
ホワイト企業やブラック企業の求人での見つけ方・見分け方
次に、求人票を活用したブラック企業の見分け方を共有します。
平均残業時間や3年後離職率などを見ても、企業の優良度を予想することは可能です。
それにくわえ、求人に関することでもホワイト企業の判断材料がいくつかあるんですよね。
以下5つの内容について、順に確認していきましょう。
【ホワイト企業orブラック企業の見分け方:求人編】
- 常に求人を募集している
- 会社規模に対して採用人数が多い
- 他社と比べて選考フローが少ない
- みなし残業・固定残業代が設定されている
- 抽象的なキャッチフレーズが使われている
見分け方① 常に求人を募集している
ブラック企業は慢性的な人手不足ゆえに、常に求人を募集しています。
待遇が悪い会社には新たな社員が入りにくいですし、すぐに辞める人も多いので、求人を出し続けないと経営が成り立たないんですよね。
よって求人の掲載頻度を見ると、ブラック企業を見分けられることがあります。
頻度を確認するときは、中途採用の求人を見るのがおすすめです。
新卒採用はある程度時期が決まっていますが、中途採用だと時期を問わず求人を出し続けている企業が見つかるんですよね。
あえて別の言い方をすると、新卒向け求人だけを見ているとこの事実に気付けません。
より確実にブラック企業を避けたいなら、時間を惜しまないで中途向けの求人掲載頻度も確認しておきましょう。
見分け方② 会社規模に対して採用人数が多い
1つ目と同じ理由で、会社規模に対して採用人数が多い場合も注意が必要です。
これは離職率が高い証拠であり、悪質な環境である可能性が非常に高いですからね。
就活サイトでさまざまな企業を見ていると、会社規模に対してどのくらいの採用人数が一般的かはある程度わかってきます。
よって感覚的に採用人数が多すぎる会社に出会ったら、避けるのが無難かと。
もちろん気になる企業が見つかった後にも、同じ観点でチェックすることは大切です。
より多くのアンテナを張っておくと悪質な企業を避けてホワイト企業に入る可能性を高められるので、ぜひ頭の片隅にでも入れておいてくださいね。
見分け方③ 他社と比べて選考フローが少ない
選考フローが少ない場合もブラック企業でないか疑いましょう。
内定のハードルを低く設定する会社は人手不足の可能性が高く、労働環境もあまりよくないケースが多いからです。
本当にホワイト企業であれば候補者のなかから自社に合う人材を厳選するはずなので、選考フローは自然と多くなるものです。
面接が1回しかない会社は魅力的に見えるかもしれませんが、慢性的な人手不足を疑うと恐ろしさを理解できるかと思います。
あえて極端な説明をすると「誰でもいいから人材を確保したい」と考えているかもしれないですからね。
もしエントリーした会社で選考フローが少ない企業に出会ったら、人手不足ゆえの結果でないかも考えるようにしましょう。
見分け方④ みなし残業・固定残業代が設定されている
残業に関する部分でもブラック企業を見分けることができます。
みなし残業や固定残業とは、実際に残業したかどうかに関わらず「月40時間分」などの予め決められた残業代を支払う仕組みのこと。
一見すると給料は高く見えますが、月に一定時間の残業をすることが前提となっているんですよね。
よってある程度の残業が確定であること。
また基本給が低い可能性があり、ホワイト度が高いとは考えにくいんです。
純粋なホワイト企業であれば、あえて残業代を含めなくとも給料は高いはずですし、状況に応じて残業時間も変動するはずですからね。
意外とこの記載をする会社は多いので当たり前の感覚になりがちなので、要注意!
当たり前の基準を下げることなく、ホワイト企業を追求するようにしましょう。
見分け方⑤ 抽象的なキャッチフレーズが使われている
求人票のなかに、抽象的なキャッチフレーズがある場合も注意が必要です。
「アットホームな職場です」「やる気のある人材を応援します」「若手が活躍中です」などの文言が使われているケースですね。
ぱっと見の印象では、若手に優しい環境のような感覚を持つかもしれません。
でも、具体的なアピールポイントがあればふわっとした言葉を使う必要はないので、優良企業なら抽象的な言葉は使わないはずなんですよね。
改めて見ると、どんな中身がない企業でも使える言葉であるとわかると思います。
ブラック企業あるあるの定番ともいえる内容なので、求人のなかにふわっとした言葉が使われていたら疑うようにしましょう。
【補足】ホワイト企業の求人あるある
補足として、ホワイト企業の求人あるあるをご紹介しますね!
以下は、ホワイト企業の求人によくある特徴です。
【ホワイト企業の求人あるある】
- 基本給がはっきり書かれている
- ボーナスの支給額が多い
- 有給取得率が高い
- 年間休日数が多い
- 法定外の福利厚生が充実している*
- 求人募集をしすぎていない
- 研修制度が充実している
- 若手社員の離職率が低い
- 女性も働きやすい環境としている
- 女性の役員比率が高い
- ホワイト企業の認定を受けている
(*「法定外の福利厚生」とは会社独自で定めた福利厚生のこと)
上記の特徴が求人にあると、ホワイト企業である可能性は高いです。
気になる企業を見つけたら、ぜひ求人で上記の項目に当てはまるかチェックしてみてください!
ホワイト企業かブラック企業かを見分ける、一つの指標になりますよ。
なお、以下の記事で「ホワイト企業あるある」をまとめています。
求人にかぎらず、職場環境や福利厚生などカテゴリー別に、ホワイト企業のあるあるを紹介しているので、一度読んでみてくださいね。
求人票を見るだけでも、ブラック企業を見極められることがあるんですね。
人手不足のブラック企業では求人にも特徴が出るものだからね。できる限り多くのアンテナを張っておくと、悪質な企業を避ける精度は自然と高まるよ!
ホワイト企業を探すときの注意点
次に、ホワイト企業を探すときの注意点を紹介します。
ホワイト企業を目指すことはよいことですが、盲目的に活動を進めていると挫折する可能性もゼロではありません。
自分が納得できる形で就活を終えるためにも、以下の3点は確認しておいてください!
【ホワイト企業を探す際の注意点】
- 「ホワイト企業=大手・有名企業」と思い込まない
- ホワイト企業が自分に合わない可能性も考えておく
- 入社難易度があまり高くない会社にもエントリーしておく
注意点① 「ホワイト企業=大手・有名企業」と思い込まない
前提として「ホワイト企業=大手・有名企業」と考えるのはやめましょう。
会社規模や知名度に関わらず、ホワイト度の高い会社は数多く存在します。
そもそも世の中に存在する企業の99%は中小企業です。
大手だけを対象とすると自らハードルを上げすぎてしまうんですよね。
逆に中小企業も対象とする意識があれば、ホワイト企業はみつかりやすくなります。
ホワイト企業に対して先入観を持っていると、候補が見つからないで挫折を味わうかもしれません。
候補が多くあることを知ると視野も広がるはずなので、自ら範囲を狭めすぎるのは避けるようにしましょう。
注意点② ホワイト企業が自分に合わない可能性も考えておく
ホワイト企業は、一般的な会社と比べると働きやすい環境が整っています。
でも、だからといってどんな人とも確実に相性がよいとはいえません。
人によっては保守的な環境に違和感を覚えたり、年功序列が重視されることにモヤモヤを感じたりすることもあると思います。
重要なのは、あくまでも自分に合った会社を定義して条件に当てはまる会社を目指すこと。
その結果としてホワイト企業を目指すなら問題ないですが、人によっては自分に合わない可能性があることも考えておきましょう。
注意点③ 入社難易度があまり高くない会社にもエントリーしておく
ホワイト企業には多くの人が入りたいと考えるので、採用倍率も自然と高くなります。
よってホワイト企業だけを候補としていると、最悪の場合内定を1つももらえないで卒業時期を迎えてしまう可能性もあるんですよね。
よってホワイト企業だけに固執をしないで、現実的に考えてある程度内定を獲得できそうな会社にもエントリーしておくことは大切です。
知名度の低いホワイト企業もあるので一概にはいえませんが、リスクヘッジの観点は常に意識しておくようにしましょう。
ホワイト企業=大手企業と考えている人は多くいる印象だよ。自ら視野を狭めてもいいことはないから、ぜひ先入観は早めに捨てて企業を探してみてね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
ホワイト企業ナビや就活エージェント・逆求人型サイトを使えば、優良度の高い会社は効率的に見つかります。
そのうえでいくつかの指標を用いてチェックすれば、ホワイト企業を見極める精度はより高まるでしょう。
ただ、ホワイト企業=大手と思い込まない・自分に合わない可能性も考えておくなどの注意点もあります。
この記事を参考にあなたに合うホワイト企業について改めて考え、ぜひ心から納得できる会社の内定を勝ち取ってくださいね!
ちなみにこの記事を読み終わったら、「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
就活成功のために重要なのは企業探しだけではないので、そのほかの対策が十分できていない人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- ホワイト企業を見つけたいと思ったら、ホワイト企業ナビ・就活エージェント・逆求人型サイトの利用がとくにおすすめである。
- 企業探し時の判断軸を持つために、ホワイト企業に対する自分なりの考えも整理しておくとよい。
- 残業時間や3年後離職率・求人票の特徴などを見ても、ホワイト企業は見分けられる。
- 「ホワイト企業=大手・有名企業」という先入観は早めに捨てておくとよい。