就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
自分が働く職場について考えるとき、誰しもブラック企業は避けたいと思うはずです。
しかし、誰もが避けたいと思っているにも関わらずブラック企業はずっと存在していますし、悪質な環境で働いている方は決して少なくありません。
世間的にも悪いものと認知されていて、かつ社員となる人材からも嫌がられる存在なのに、なぜ昔も今もブラック企業が残り続けているのか。
できればこの理由を知って、自分は何とかブラック企業を避けたいと思いますよね。
この記事では、僕が考えるブラック企業がなくならない根本原因2つ、そしてブラック企業からの転職・退職に踏み切れない理由を9つ紹介します。
後半ではブラック企業を避けて就活を進める方法、優良企業の探し方まで共有するので、悪質な企業を避けたい人はぜひ最後までご覧ください。
ブラック企業ってなんでなくならないんですかね?
僕が考える根本的な原因は2つあるんだ。原因を知ることで、入社を避けることにもつながるから、しっかり理解してほしい!
- ブラック企業はなぜなくならないか|僕が考える根本的な原因
- ブラック企業に勤めていても転職・退職に踏み切れない理由
- ブラック企業を排除した求人サイト|ホワイト企業ナビ
- ブラック企業への入社を避ける方法|就活生向け
- 優良度の高いホワイト企業の探し方
- 補足:そもそもブラック企業の定義とは?
- 本記事の要点まとめ
ブラック企業はなぜなくならないか|僕が考える根本的な原因
まず大前提として「これを解決すればブラック企業は確実になくなる」という明確な答えはありませんし、考え方は人によって異なります。
明確な答えがわかっていれば、すでにブラック企業はゼロのはずですからね。
とはいえ、原因として考えられることの理解を深めておけば今よりも視野が広がり、自分がブラック企業を避けられる可能性は上がるかもしれません。
よって明確な答えではなくとも、考えられる原因を知っておいて損はないかと。
ここでは、就活・転職を7年以上研究してきた僕の考えをまとめました。
僕自身は「ブラック企業がなくならないこと」には大きく2つの根本原因があると考えているので、まずはその内容を確認していきましょう。
【ブラック企業がなくならない根本原因】
- そもそも優れた経営状態を維持することが簡単ではないから
- さまざまな理由でブラック企業から離れられない人がいるから
原因① そもそも優れた経営状態を維持することが簡単ではないから
1つ目の根本原因は、そもそも企業が優れた経営状態を維持することが難しいこと。
優れた経営状態を維持できないゆえに、社員の待遇もよくできないという考えですね。
当たり前の話ですが、一般的にホワイト企業と呼ばれるような会社の待遇を社員に提供するには、そもそも経営状態に余裕が必要です。
給料を一般的な平均より高くしたり、福利厚生を手厚くしたり、年間休日数を増やしたりするには、会社側は多くのお金が必要ですからね。
ブラック企業とは反対のホワイトな待遇を実現するには、会社側に経済的な余裕があることが前提となるわけです。
ただ現実的に考えると、上記のような優良待遇を提供できる会社は多くありません。
むしろ最低限の待遇しか提供できない会社も少なくなく、結果としてブラック企業と呼ばれるような待遇になっている会社が存在するわけです。
もちろんあらゆる企業の経営状態を改善することは簡単な話ではありません。
とはいえ僕としては、経営状態の不安定さが根本の原因ではないかと考えていますね。
原因② さまざまな理由でブラック企業から離れられない人がいるから
2つ目に、ブラック企業から離れられない人がいることも原因としてあるかと。
ブラック企業で働く従業員がいなければ、会社の存続は難しくなるはずですからね。
ただ、ブラック企業で働いている人の大半はきっと辞めたいと考えていると思います。
では、なぜ転職や退職に踏み切れないのか?を考えると、さまざまな理由で離れたくても離れられない事情があると想定されるんですよね。
たとえば、ホワイト企業に転職したいけど簡単に入社できないなどの理由です。
1つ目の根本原因ともつながってきますが、「優れた経営状態の維持は難しい=そもそもホワイト企業が少ない」といった現状があると僕は考えています。
ゆえに既存のホワイト企業は人気・倍率が高くなりやすいので、経歴やスキルなどに自信がない人は動けないというケースが多々あるんですよね。
この「ブラック企業から離れたいけど離れられない、転職や退職のために行動を起こせない理由」にはほかにもさまざまなケースが想定されます。
次章では、僕が考える9つのケースについて共有していきますね。
たしかに優れた経営状態の会社ばかりだったら、待遇面ももっと改善されそうですね。
理想論ではあるけど、ホワイト企業しかなかったら社員側が悩むことはかなり減るはずだからね。簡単は話ではないけど、ブラック企業が現存する根本原因だと思うな。
ブラック企業に勤めていても転職・退職に踏み切れない理由
ではこの章では、ブラック企業に勤めていても離れられない理由を紹介します。
個々人の事情は多岐にわたりますが、以下の理由でブラック企業から離れるための行動を起こせない人はきっと多くいるかと。
今後自分が働く会社を探す就活生も、これらの内容を知っておくと企業選びの段階で判断軸が増えるかもしれません。
よりよいキャリア選択をするためにも、参考までにぜひ目を通してみてくださいね。
【ブラック企業に勤めていても転職・退職に踏み切れない理由】
- 自分の能力や経歴に自信がなく転職をためらう
- 退職したら生活が成り立たなくなる
- そもそも転職活動するような時間がない
- 転職できる会社で大きな待遇改善が見込めないと考えている
- どんな会社が自分に合っているかよくわからない
- 転職活動してみたがいい会社が見つからなかった
- 社内のお世話になっている人に迷惑がかかる
- 仕事は大変なもの・逃げてはいけないという考えがある
- 長年働くなかで現在の労働環境が当たり前になっている
理由① 自分の能力や経歴に自信がなく転職をためらう
まず考えられるのは、自分の能力や経歴に自信を持てていないこと。
学歴に自信がなかったり、ほかの会社で活かせる強みやスキルがないと感じていたりして、転職をためらう人は多くいるようです。
「今の会社には不満を感じているけど、かといって自分にも自信がないから転職できると思えない」などと諦めているようなケースですね。
自分自身に対する評価が低いと、今より優れた環境の会社を目指すこと自体のハードルもより一層高く感じるのかもしれません。
理由② 退職したら生活が成り立たなくなる
ブラック企業では、余裕のある生活ができるほど優れた待遇ではないことが多いです。
毎月の給料で毎月暮らしているなど、何とか日々の生活を続けているという方も決して少なくないかもしれません。
こういった方は、次の給料がなくなったら生活が成り立たなくなってしまいます。
ゆえに転職に踏み切る余裕がなく、結果としてブラック企業であっても働き続けているケースがあるようです。
理由③ そもそも転職活動するような時間がない
3つ目は、そもそも転職活動する時間がないこと。
ブラック企業は薄給なだけでなく、多くの場合で長時間労働が常態化しています。
よってプライベートの時間で転職活動を進める時間的な余裕がそもそもなく、動きたい気持ちはあっても現状維持をしている人がいるようです。
いくらブラック企業から離れたい気持ちがあっても、自由に使える時間が少なくて、かつ長時間労働で消耗していたら余裕は生まれにくいですよね。
仮に転職活動を進められたとしても、本来の力を発揮しにくいかもしれません。
転職活動する余裕すら与えてくれない会社は、まさにブラック企業といえますね。
理由④ 転職できる会社で大きな待遇改善が見込めないと考えている
転職できる会社で大きな待遇改善が見込めないと考えている人もいます。
これは「能力や経歴に自信がない人」と似ていますが、自分に自信がないゆえに転職できそうな会社にも期待していないケースですね。
「自分の実績ではホワイト企業への転職は無理だから、今の企業には不満だけど仕方なく続けるしかない」といった人です。
たしかに「自分が転職できそうな会社には今と似たような環境の会社しかない」と考えると、転職のモチベーションも上がりにくいかもしれません。
理由⑤ どんな会社が自分に合っているかよくわからない
転職・退職したい気持ちはあるけど、どんな会社が自分に合っているかわからず行動を起こせない人もいるようです。
これは、自分の適職や自分に合った会社がわからず悩んでいるケースですね。
多忙なブラック企業で勤めていると、自分の適職を知るために行動を起こすような時間もなかなか取れないかもしれません。
ブラック企業内の社員と話をしても視野は広がりにくいですし、モヤモヤを抱えつつ働き続けることになるので大きなストレスも感じるでしょう。
理由⑥ 転職活動してみたがいい会社が見つからなかった
実際に転職活動してみたものの、いい会社が見つからない人もいます。
いい会社の定義は人によって異なりますが、今の会社より待遇がよいところ・自分と相性がよいと感じられる会社などはそう簡単には見つからないものなんですよね。
未経験職種への転職を目指す場合は、成長やポテンシャルを信じて20代などの若手人材が優遇される傾向があります。
一方で、30代中盤以降では経験などが重視される印象があるので、この点で転職活動に苦戦する人もいるかもしれません。
理由⑦ 社内のお世話になっている人に迷惑がかかる
7つ目は、社内のお世話になっている人に迷惑がかかるという理由です。
会社には不満があるけど、会社の人間関係には満足しているようなケースですね。
人に対して思いがあると、会社を離れる決断もより難しくなるものです。
もしくは「人間関係に満足しているわけではないけど、責任感から自分が辞めると迷惑がかかる」と考える人もいるかもしれません。
自分に自信がなくて転職できるか不安などのそのほかの理由と組み合わせると、より転職・退職のハードルも高くなるでしょう。
理由⑧ 仕事は大変なもの・逃げてはいけないという考えがある
7つ目と似ていますが、仕事自体は大変なものなどと考えているケースもあります。
日本人は真面目な性格だとよくいわれますが、真面目さや責任感が強いゆえに自分によって苦しい環境でも離れられない人が多くいるようですね。
石の上にも三年などのことわざがあるように、「最低でも3年は続けないといけない」といった固い考えを持つ人も多くいるかもしれません。
ブラック企業も人材がゼロになれば存続が難しくなるはずなので、これらの考えもブラック企業がなくならないことに関係していそうですね。
理由⑨ 長年働くなかで現在の労働環境が当たり前になっている
ブラック企業に限らず、長年同じ環境で過ごしていると人はその環境に染まります。
ブラック企業に勤めていれば、自然とその環境に適応しようとするわけですね。
言い方を変えると、ブラック企業で長年働いている人は、そのブラックな労働環境が自分のなかで当たり前になるわけです。
こうなると自分の現在の環境に満足していなくとも、残業時間の多さや給料の少なさなどに違和感を抱くことが少なくなるんですよね。
そして新しく入った社員にもブラックな価値観を強要するなどして、ブラック企業が存在し続けるといった悪循環につながるわけです。
ブラック企業は、時間的にも経済的にも精神的にも余裕が生まれにくい環境なんですね。
まさにそのとおりなんだよね。境遇は人それぞれだけど、あらゆる側面で余裕がない状況だと今の環境から離れる決断も難しくなるものなんだ。
ブラック企業を排除した求人サイト|ホワイト企業ナビ
ここまでは、僕が考えるブラック企業がなくならない根本原因、ブラック企業からの転職・退職に踏み切れない理由を紹介しました。
もちろんブラック企業への入社を避ける上で、これらの内容を知ることは大切です。
でも、これから自分が働く会社を探す人は「そもそもブラック企業を避けて就活を進めるにはどうしたらよいか?」を考えるべきなんですよね。
ブラック企業の避け方を知ることが、よりよりキャリア選択に直結するからです。
その観点で僕がとくに有効と考えるのが、そもそもブラック企業を避けつつ優良企業だけを探す方法を知ること。
そして具体的におすすめしたいのが「ホワイト企業ナビ」を活用することです。
ホワイト企業ナビは僕が運営するサービスですが、まさに優良企業だけに特化した求人サイトがないことに課題を感じて立ち上げを決意しました。
▼こんなサイトです!見やすいデザインにこだわりました!
ホワイト企業ナビの最大の特徴は、取り扱い企業をかなり厳選していること。
具体的には、次の3条件をすべて満たす企業の求人しか掲載していません。
【ホワイト企業ナビに掲載している優良企業の条件】
- 残業時間が月25時間未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
社員の働きやすさに直結する3つを必須条件としているので、ホワイト企業ナビを使うだけである程度の優良度が保証された会社だけを探せます。
もちろん事業内容や職場環境など、そのほかの条件もじっくり吟味した上で掲載企業を厳選しています。
プロライターが所属する編集部が各求人の中身をまとめており、会社の悪い部分なども含めたリアルな情報が得られる点もこだわりポイントですね。
現状はまだ掲載企業数が少ないですが、愛される求人サイトを目指して1つずつ丁寧に着実に企業を探して掲載しています。
サイトを見てもらえたら、一般的なサービスとの違いを感じてもらえるはずです。
これまで優良企業を探すのに苦戦していた人、上記の概要を見て少しでも興味を持ってくれた人はぜひ一度サイトを覗いてみてくださいね!
たしかに残業時間・3年後離職率・年間休日が一定レベルを超えている会社なら、ある程度の働きやすさがあるといえそうですね。
ブラック企業を避けたい人にはまさにぴったりなはず。かなり力を入れて作ったサイトなので、少しでも気になったらぜひ気軽にチェックしてみてくださいね!
ブラック企業への入社を避ける方法|就活生向け
次にこの章では、ブラック企業への入社を避ける方法を共有します。
ブラック企業を避けて求人を探すなら、まずはホワイト企業ナビの利用がおすすめです。
ただ、そのほかにもブラック企業を避ける上で有効な方法があるんですよね。
ここでは、僕がとくにおすすめしたい方法を5つまとめました。
ブラック企業を避ける確度をより高めるためにも、順に確認していきましょう。
なお、転職者向けのおすすめ戦略は「転職を7年研究した僕が考える「ホワイト企業に転職するために必須の3ステップ」と年収も上げる戦略!」でまとめています。
有用なおすすめサービスも共有しているので、転職希望者の方はこちらをぜひチェックしてみてください!
【ブラック企業への入社を避ける方法】
- ブラック企業が多い業界を把握しておく
- ブラック企業あるあるに目を通す
- ブラック企業の見分け方に関する情報を参考にする
- 口コミサイトを有効活用する
- そもそも優良度の高い会社だけを探す
方法① ブラック企業が多い業界を把握しておく
ブラック企業を避ける上では、ブラック業界を把握しておくのもおすすめです。
ブラック企業の生まれやすさは業界によっても違いがあるので、傾向を押さえておくと悪質な企業も避けやすくなるんですよね。
というのも、同じ業界ではビジネスモデルが共通していることがあるから。
利益の出し方や安定度はビジネスモデルに強く影響を受けるので、業界自体の優良度・ブラック度にも関係してくるものなんです。
ただ、どの業界がブラックか?などの明確な公的なデータはありません。
よってここでは、あくまでも僕個人が考える主観的な意見になりますが、ブラック企業が多くなりやすい業界を共有しますね。
【ブラック業界ランキング】
1位:飲食業界
2位:運送業界(トラックやタクシー運転手)
3位:宿泊業界(ホテルや旅館)
4位:教育・学習支援業界(塾など)
5位:介護業界
6位:美容師業界
7位:営業代行業界
8位:小売業界(スーパー・デパート・アパレルなど)
9位:ブライダル業界
10位:派遣業界
11位:投資用不動産業界
12位:娯楽業界(映画館やパチンコなど)
13位:引っ越し業界
14位:証券業界
15位:IT業界(ベンチャー)
16位:広告代理店業界
17位:保険業界
18位:自動車販売業界
19位:金融業界(銀行の個人営業)
20位:建設業界
もちろん上記に記載した業界のなかでも、優良企業は存在します。
あくまで「ブラック企業が多くなりやすい業界」というだけなので、強く判断軸としすぎないで適切に捉えてくださいね。
なお、ブラック業界については別記事にてより詳しくまとめています。
ランキング上位の業界がなぜブラックといえるのか?なども共有しているので、興味のある人はぜひ合わせて目を通してみてください!
方法② ブラック企業あるあるに目を通す
ブラック企業によく見られるあるあるを参考にするのもアリです。
実際にブラック企業で働く人が感じたあるあるに目を通しておくと、企業探しの段階でアンテナを増やして悪質な企業を避けられるんですよね。
【ブラック企業あるあるの例】
- 新人や若手社員が早く出社するルールがある
- 飲み会や社内イベントへの参加を強要される
- 研修制度がない
- 勤務時間外にも連絡される
- 常に求人募集されている
- 残業時間や離職率が公開されていない
- 選考ステップが明らかに少ない
- 第一志望かどうか何度も聞いてくる
- 退職を認めてもらえない
- 前触れなく会社をやめる社員がいる
ブラック企業のあるあるを予想すると、給料が低い・残業が多いなどの基本的なことだけが浮かぶかもしれません。
でも実際は、もっとほかにもあるあるが多くあげられるんですよね。
よってより確実にブラック企業を避けたいなら、知っておいて損はないかと思います。
ブラック企業あるあるについても以下の記事でまとめているので、現時点であまり認識できていない人はぜひ一読してみてくださいね。
方法③ ブラック企業の見分け方に関する情報を参考にする
ブラック企業の見分け方に関する情報を参考にするのもおすすめです。
あるあるを知っていても企業の選別時に役立ちますが、より具体的な内容である見分け方を知ると効率的に企業を厳選できるんですよね。
僕が考えるブラック企業の見分け方は、以下のとおりです。
【ブラック企業の見分け方】
- 残業時間が極端に長くないか
- 3年後離職率が極端に高くないか
- 年間休日数が極端に少なくないか
- 有給消化率が極端に低くないか
- 達成が厳しいノルマが設定されていないか
- 福利厚生があまりに不十分でないか
- 女性の働きやすさに配慮されていないか
- 参入障壁が低く競争が激しい業界でないか
- 業界水準と比較して利益率が低くないか
- 労働集約型のビジネスモデルでないか
- 衰退傾向にある業界でないか
- 対応する顧客が「個人」でないか
- ブラック業界だと知れ渡っていて常に人員不足でないか
求人を見る際に、上記の項目をチェックして優良度を確かめるイメージですね。
上記の詳細についても別記事を用意して丁寧に解説しました。
「残業時間なら◯◯時間が基準となる」など具体的な内容も共有しているので、企業の選別に役立つ情報を得たい人はぜひご覧くださいね!
方法④ 口コミサイトを有効活用する
企業のブラック度を判断するなら、口コミサイトの利用も欠かせません。
口コミサイトには、現在その会社で働いている人の声・過去に働いていた人のリアルな声が投稿されているんですよね。
どれも主観的な意見なのですべての声が正しいとはいえませんが、全体的に目を通すことで内部の実態を少しは把握できます。
共通する意見があれば、実態に近い可能性が高いともいえますね。
僕がおすすめする口コミサイトは、以下の2つです。
【おすすめの口コミサイト】
各企業の口コミチェックは大変ですが、リサーチを怠ってブラック企業に入ってしまうことのほうがもっと避けるべきですよね。
上記はいずれも無料で使えるので、気になる企業があればぜひ気軽にチェックしてみてくださいね。
方法⑤ そもそも優良度の高い会社だけを探す
5つ目は、そもそも優良度の高い会社だけを探すことです。
前章とやや重複しますが「ホワイト企業ナビ」などを使って優良企業だけを探していたら、ブラック企業を避けられる可能性が上がるんですよね。
ただ、これらのサイトを知らないがゆえに一般的な求人サイトを使い、結果的にブラック企業にも応募してしまう人がいるのが現状かと。
僕は、ホワイト企業ナビを発展させてこういった現状を変えたいと思っています。
とはいえ、すぐに使える有用なサービスを知らない人も多くいますよね。
よって次章ではホワイト企業ナビ以外のおすすめサービスを共有するので、企業探しに苦戦している人はぜひこのまま読み進みてみてください!
ブラック業界やブラック企業の見分け方を知ったり、口コミサイトをうまく使ったりすれば悪質な企業を避けやすくなるわけですね。
まさにそのとおりなんだ。すべてを実行するのは大変だけど、だからこそほかの人と差別化できてブラック企業も自然と避けられるようになるよ。
優良度の高いホワイト企業の探し方
ではこの章では、優良度の高いホワイト企業の探し方を紹介します。
すでにホワイト企業ナビの存在は紹介しましたが、そのほかにも有用度の高い就活サイトはいくつかあるんですよね。
とくに、これまで大手ナビサイトしか使っていなかった人には参考になるかと。
質の高い情報を持っているかどうかでもブラック企業の避けやすさは変わってくるので、ぜひさくっと目を通してみてくださいね!
【優良度の高いホワイト企業の探し方】
- 就活エージェントに優良企業を紹介してもらう
- 逆求人型サイトを使って優良企業との接点を増やす
探し方① 就活エージェントに優良企業を紹介してもらう
まずおすすめしたいのは、就活エージェントを活用することです。
就活エージェントとは、人材会社が無料で次のような支援してくれるサービスのこと。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
サイトに登録するとまず担当者と話す時間が設けられ、自身の状況に応じて必要なサポートを提供してくれるサービスです。
ゆえに企業探しに苦戦している人であれば、希望条件を共有することで自分に合った優良企業を厳選紹介してもらえるんですよね。
就活生は完全無料で使えますが、これは採用が成立したときに企業側がサイトに手数料を支払う仕組みがあるからです。
よって、手厚いサポートを無料で受けられるからといって怪しむ必要はないですよ!
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
探し方② 逆求人型サイトを使って優良企業との接点を増やす
優良企業との接点を増やしたいなら、逆求人型サイトの利用もおすすめです。
逆求人サイトとはプロフィールを登録しておくことで、企業側からスカウトが届く求人サイトのこと。
一般的な就活サイトでは、就活生から企業に対して連絡をしますよね。
逆求人型サイトはこれの真逆で、サイトに登録した就活生のプロフィールを見て魅力的に感じてもらえると、企業側からスカウトが届くわけです。
もちろん微妙な企業からもスカウトは届きますが、気になる企業にだけ返信すればいいのでサイトの利用に多くの時間は必要ありません。
利用経験がないと「本当にスカウトが届くの?」と思うかもしれませんが、誰もが知るような大手や有名企業からオファーが届くこともありますよ。
▼逆求人サイトの最も賢い運用方法
逆求人型サイトを有効活用するには、利用企業数・企業の種類が多くなるようにサイトに登録することが大切です。
利用企業数が少ないとそもそもスカウトが届きにくいですし、種類が少ないと自分が求めるような企業からオファーが届きにくいんですよね。
個人的には、大手の「Offerbox(オファーボックス)」がベストと考えています。
上記以外の逆求人型サイトはランキング形式で紹介しているので、気になる人はぜひ合わせて一読してみてください!
マイナビなどの大手以外にも有用なサイトは多く存在する。このタイミングでエージェントなどの存在を知った人がいたら、ぜひこの機会に登録を済ませておくといいよ!
補足:そもそもブラック企業の定義とは?
最後にこの章では、そもそもブラック企業とは何か?についても触れておきます。
この記事では「ブラック企業がなくならない理由」について主に解説しましたが、前提となるブラック企業の定義によっても話は変わってくるんですよね。
定義がないとブラック企業の認識は人によって変わってきますし、根本原因なども当てはまらなくなる可能性があるわけです。
ただ、結論からいうとブラック企業に明確な定義は存在しません。
厚生労働省や国は、ブラック企業に明確な定義を設けていないんですよね。
でもこれでは「じゃあどうやって考えたらいいの?」と疑問に思うはずなので、僕自身の考えを共有しておきますね。
僕が考えるブラック企業は「社員を大切にしていない会社」のことです。
たとえば長時間残業を強要する会社も、一般的な水準より給料を低くする会社も、まとめると社員を大切にしていないといえませんか?
もちろん僕の考えを押し付ける気はないですし、100%とする必要もありません。
ただ、ブラック企業に対する自分なりの考えを整理できていないと、今回のような情報を集めてもあまり意味をなさない可能性があるので注意しましょう。
ブラック企業の定義については「【ブラック企業とは?】定義や共通する特徴と合わせて見抜く方法も徹底解説!」にてより詳しくまとめています。
やや複雑な話だけど、前提となる定義的な部分を整理しておくことは重要だよ。一度整理すればそれで終わる話だから、さくっと時間を設けてぜひ考えてみてね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
ブラック企業はなぜなくならないか?というテーマに対して、僕が考える根本原因やブラック企業を避ける方法などを網羅的に共有しました。
僕個人としては、優れた経営状態を維持することが簡単ではないこと・ブラック企業から離れられない人が多くいることが根本原因と考えています。
ただ、これらの根本を解決することは決して簡単な話ではありません。
とはいえ現実的に考えると、ブラック企業を避ける方法をできる限り多く知って、愚直に行動に移すことがよりよいキャリア選択につながると考えています。
ブラック企業を避けるためにできることは意外と多くあるものなので、大変な作業ではありますができる限り行動を起こしてみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
就活成功という観点ではブラック企業を避ける意外にも意識すべきことがあるので、全体を見据えた対策をするためにもぜひ一読してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- ブラック企業がなくならない理由の1つは、優れた経営状態を維持することの難しさと考えられる。
- さまざまな事情によってブラック企業を離れられない人も多くいる。
- ブラック企業を避けるには、優良企業の求人だけを探す方法を知ることが有効である。
- 優良企業の求人を探すときには、ホワイト企業ナビ・就活エージェント・逆求人型サイトの利用がおすすめである。