就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は「自己分析を効率化するためのマインドマップの書き方」を解説します。
実際に僕が書いたマインドマップを元に解説していきますね。
マインドマップは自分の思考を整理する上で、非常に役立つツールです。
自己理解を深める上で、マインドマップを使うのは本当におすすめ!
自己分析は就活や転職にて、企業選びや選考突破のための基礎となります。
ぜひこの記事を通して、自己分析のやり方とマインドマップの作成方法を同時に押さえていきましょう!
マインドマップって聞いたことはありますが、やり方が分かりません。
僕が作成したマインドマップをもとにやり方を解説していくから参考にしてみて!
- まずは「自己分析の目的」を把握しよう
- マインドマップとは?
- 自己分析を深めるマインドマップの作り方【7ステップ】
- マインドマップ作成に役立つ客観データの取得法
- マインドマップで自己分析を作成するメリット
- マインドマップで自己分析するときの注意点
- マインドマップでの自己分析がおすすめの人
- 自己分析のためのマインドマップに使えるデジタルツール紹介
- マインドマップでの自己分析結果の活かし方
- マインドマップ以外の自己分析の方法
- 本記事の要点まとめ
まずは「自己分析の目的」を把握しよう
いきなりマインドマップを作成するのはNGです。
どんなことをする上でも、まずは「それをする目的」を把握すべきですよ。
ダイエットとかもそうで、「なぜ痩せる必要があるのか」が不明確だと行動を起こすモチベーションが湧いてこないですよね。
では就活や転職において自己分析をする目的とは何か?
それは大きく2つの目的があります。
【就活における自己分析の目的】
- 企業選びの軸を作成すること
- 面接で自分のことを伝えられるようになること
自己分析によって自己理解を深めることで、どんな企業が自分に合うのかはっきりさせて、面接やESで何を聞かれても答えられるようにすること。
これこそが自己分析の目的であり、自己分析をしないといけない理由なんですよね。
なるほど!自己分析をすることで自己理解が深まる。自己理解が深めると、自分に合う企業の特徴を把握できたり、面接での質問に答えられるようになるってことか。
まさにそのとおり!面接で何を聞かれても困ってしまう人は、そもそも自己理解不足なんだよ。要するに自己分析が足りていない。
マインドマップとは?
マインドマップとは、思考や自分の考えを紙に書き出して整理する手法のことです。
真ん中にメインとなるテーマを書いて、そこから連想できる言葉をクモの巣のように書き出していきます。
▼就活マンが作成したマインドマップ
今回は就活での自己分析に活用する方法をご紹介していきますが、社会人になってからも課題解決やプロジェクトを管理するときなどに使う機会も多いです。
紙に書くというシンプルな方法ですが、書き出して目に見える形にすることで頭の中が整理されたり自分の思考を認識しやすくなります。
図のように書いていくんですね!
そう!1つのテーマに対してどんどん思考を広げて書いていくんだ!
自己分析を深めるマインドマップの作り方【7ステップ】
ではここからは具体的なマインドマップの作り方を解説していきます。
説明のためにマインドマップの画像を掲載しますが、実際に僕がipadを使って書いた画像となります。(字が汚いのは許してください...。)
マインドマップを作る上で、ノートと赤ペン、黒ペンの3つ必要な道具ですがです。
デジタルツールも一応紹介しますが基本的にはアナログの方がおすすめですね。
【マインドマップの作り方】
- 過去の出来事を中央に記入
- 中央の出来事に対して「なぜ」を記入する
- 中央の出来事に対して「何を思ったか」を記入する
- 中央の出来事に対して「結果どうなったのか」を記入する
- 客観視した気づきを赤ペンで記入する
- 客観視した気づきから職種やおすすめの企業の特徴などを記入
- 自己分析の目的に当てはめていく
ステップ① 過去の出来事を中央に記入
【おこなった作業】
・中央に「幼少期に1番嫌な出来事は何だったか?ー病気で手術したこと」と記入
僕が提唱する自己分析は、過去の出来事を深堀りすることで自己理解します。
よって最初にすべきことは「過去の出来事の洗い出し」なんですよね。
過去の出来事を深掘りして「自分の思考」を見える化することで、自己分析の目的を達成していくのです。
過去の出来事を洗い出すための質問項目も用意してありますので、「過去の出来事を洗い出すための100の質問項目」も自己分析を行う上でぜひ参考にしてください。
なお、マインドマップは1つの過去の出来事に対して1枚作成します。
もちろん100問すべてやらないといけないのではなく、自己分析の2つの目的を達成するまで過去の出来事の深堀りを繰り返しましょうということです。
この記事では例として「幼少期に1番嫌な出来事は何だったか?」という質問項目を例に解説していきますね。
ステップ② 中央の出来事に対して「なぜ」を記入する
【おこなった作業】
・中央の出来事に「なぜ?」を問いかけた答えとして「痛かったから」「入院が退屈」と記入
・「入院が退屈」に対して更に「なぜ?」を問いかけ「やることがなかった」と記入
次に中央に書いた「過去の出来事」に対して「なぜ?」を問いかけてください。
「なぜ」という質問は、自分の行動原理、価値観、性格などすべての本質を洗い出すための超重要な質問です。
余談ですが、作成したエントリーシートに対しても「なぜ」という質問を繰り返すことで面接で聞かれる質問に先回りすることができます。
思考が深い人、自己理解がしっかりできている人はとにかく「なぜ」という質問を自分自身に常に問いかけている傾向がある。
ここでその練習をしておくと良いですよ。
ステップ③ 中央の出来事に対して「何を思ったか」を記入する
【おこなった作業】
・中央の出来事に「何を思った」を問いかけた答えとして「死は怖い」と記入
次は中央の出来事に対して「何を思ったのか?」を問いかけて記入していきます。
これによって自分の「価値観」が見えてきます。
先程の「なぜ(Why)」に加えて、「なに(What)」で深堀りすることで、更に過去の出来事から自分の性格や価値観を洗い出すことができるんですよね。
ステップ④ 中央の出来事に対して「結果どうなったのか」を記入する
【おこなった作業】
・中央の出来事に「結果どうなった?」を問いかけた答えとして「お菓子を一時期食べなくなった」と記入
次は中央の出来事に対して「結果どうなったのか」を記入していきます。
今回は、病気で手術したことによって「お菓子を一時期食べなくなった」という結果を記入しました。
このように過去の出来事の結果を明確化することで、自分の行動パターンを洗い出すことができます。
これが自己理解に繋がるんですよね。
今回、病気で手術したことで「お菓子を食べなくなった」という結果になりました。
この深堀りした出来事から、僕は「すぐに行動に活かす=改善力がある」という長所を見いだすことができました。
ステップ⑤ 客観視した気づきを赤ペンで記入する
【おこなった作業】
・「やることがなかった」の気づきとして「暇な時間がとにかく嫌い」と記入
・「死は怖い」の気づきとして「幼少期から死を意識する子供だった」と記入
・「お菓子を一時期食べなくなった」の気づきとして「単純なのは昔から」と記入
次は今まで書いたことに対して「客観視した時の気付き」をわかりやすいよう赤ペンで記入していきます。
出来事から自分の考えをあぶり出し、気づきを書き加えることで自分の考えを大量に抽出することができるのです。
僕の場合だと「入院が退屈だった」と感じた事実に対して、「やることがなかった」と書かれています。
これを見ると「自分は暇な時間が昔から嫌いな人間なんだな」と気付きが得られますよね。
(この気付きによって暇な時間が多い技術職や単純作業は合わないと分かりました!)
ステップ⑥ 客観視した気づきから職種やおすすめの企業の特徴などを記入
【おこなった作業】
・「暇な時間がとにかく嫌い」に対して「単純作業が嫌いだから事務職や工場勤務はNG」と記入
・「単純なのは昔から」に対して「ほめてくれる人が多い職場が向いているかも」と記入
いよいよ最後の手順です。
ステップ⑤で赤ペンにて記入した「気付き」に対して、考えうる範囲でおすすめの職種やおすすめの企業の特徴などを記入していきます。
(その時に、★を記入してから赤ペンで記入するとわかりやすくておすすめです)
ポイントは、友人のAくんが出した「気付き」であると客観しアドバイスする。
「暇な時間がとにかく嫌い」という性格を持ったAくんに対して、Aくんに合った企業や職種をアドバイスしてあげるイメージ。
するとAくんへは「単純作業が嫌いそうだから事務職や工場勤務はNGだよ」とアドバイスできますよね。
これでマインドマップの作り方はばっちりです!
ここで紹介したステップを実行することで、以下のようなマインドマップが完成します!
マインドマップの完成例
これは「幼少の頃の一番イヤな思い出は?」という質問に対してのマインドマップです。
1つの出来事からでも大量に「自分の考え」をアウトプットすることができます。
具体的にこのマインドマップで出たアウトプット(☆の部分)を整理してみましょう。
【マインドマップで出た就活マンのアウトプット】
- 単純作業が嫌いなので「事務職」や「工場勤務」は向いていない
- 営業職は絶対に向いている
- 他人の不幸が嫌いだからこそ、周りの幸せを優先する
- 直接的に人の幸せや感謝が伝わってくる仕事が向いているかもしれない
- 感謝されない仕事はしたくない
- 単純作業ではなく自分でPDCAを回せる仕事がしたい
- ほめてくれる人が多い職場が良い
かなり多くの「自分の考え」が見える化されました。
でもこうして箇条書きにしているだけでは無価値な情報です。
ステップ⑦ 自己分析の目的に当てはめていく
もう一度自己分析の目的を思い出してください。
「企業選びの軸を作成すること」「面接で自分のことを伝えられるようになること」この2つを達成しなくてはいけませんよね。
ではアウトプットして箇条書きした「自分の考え」をそれぞれの目的に照らし合わせていきましょうか。
【目的:企業選びを可能にすること】
- 単純作業が嫌いなので「事務職」や「工場勤務」は向いていない
- 営業職は絶対に向いている
→「営業職」や「企画職」の採用がある企業 - 直接的に人の幸せや感謝が伝わってくる仕事が向いているかもしれない
→顧客との距離が近い事業が良い=BtoC(対消費者事業)の方が感謝される量が多いかも - 感謝されない仕事はしたくない
→クレーム処理などの業務はできない
【目的:面接官に自分のことを伝えられるようになること】
- 他人の不幸が嫌いだからこそ、周りの幸せを優先する
→「自己PR」または「長所」または「大切にしていること」などの質問に使用可能 - 単純作業ではなく自分でPDCAを回せる仕事がしたい
→発想力や改善力として「自己PR」で使用可能
このように自己分析によって「自分の考え」をアウトプットすることで、目的を果たすことができると理解できますよね!
就活マンが考える自己分析のやり方を共有!
ここまででマインドマップでの自己分析のやり方を解説してきましたが、僕はマインドマップだけでは自己分析はまだ浅いと思っています。
そこで、別記事にて僕が考える自己分析のやり方をまとめました!
以下のように、分析内容をまとめられるオリジナルの自己分析シートもつくって解説していますよ。
どのサイトよりも詳しく自己分析について解説しているので、「より深く自己分析したい」という方は必ずこちらの記事も読んでおいてください!
ちなみに、オリジナル自己分析シートも以下の記事を経由して無料ダウンロードできますよ。
こうしてマインドマップを使って過去の出来事を深堀りすることで、自己理解が進むことがよく分かりますね。
そうなんだよ。普段、過去の出来事を見つめることってないよね。だから当然、自己理解ができている人は少ない。この機会にしっかりと時間を取って自己理解を深めていこう。
マインドマップ作成に役立つ客観データの取得法
マインドマップの具体的な作成方法をご紹介しました。
1点、自己分析を進める上で注意が必要なことが「主観的になりすぎないこと」です。
例えば「自分は社交的だ!!」と思っていても、他人から見たら消極的かもしれない。
このように自己分析には必ず客観を取り入れる必要があります。
客観視を取り入れる方法としては、適性検査と他己分析が手段としておすすめ。
僕としては他己分析は手間がかかるので、適性検査一択ですね。
適性検査はキミスカだけで良い
僕はこれまで20以上の適性検査を受けてきました。
その中でも、無料かつ就活生に絶対におすすめがキミスカの適性検査ですね。
15分の受験で、下記のように長所や短所をコメントで紹介してくれます。
【キミスカの適性検査の受験方法】
- 「キミスカ公式サイト」にアクセスして卒業年度から会員登録(無料)
- 会員登録後にマイページ内の「適性検査」をクリック
- 適性検査を受験して完了させる
- マイページから適性検査をもう一度クリックで閲覧可能
普通はこうした本格的な適性検査は有料です。
しかし就活生向けのサイトが無料のサービスとして展開しているんですよね。
こうした適性検査を受験することで、まずは手軽に客観視を取り入れてください。
その上でマインドマップを活用した自己分析を進めていきましょう!
より質の高い自己分析を行うなら「就活エージェント」がおすすめ
ここまででマインドマップで自己分析を行う方法をお伝えしましたが、「ひとりで深掘りするのが難しい…」という就活生もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、就活エージェントの利用です!
就活エージェントとは、面談を元にしてあなたに合う求人を紹介してくれる無料サービスのこと。
あなたの希望に合う求人を紹介するためにも、自己分析をサポートしてくれます。
プロである就活エージェントに自己分析をサポートしてもらうことで、一人で行うよりも客観的な視点も得られます。
マインドマップだけで終わらせず、より質の高い自己分析を行いたい方は就活エージェントを利用しましょう。
(もちろんすべて就活エージェントに任せるのはNGなので、自分でも自己分析を行った上で相談してみてね!)
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
たしかにこうした客観データもないと、すべてが主観になってしまいますよね。
そうそう。主観と客観の両方を取り入れることで、自己分析の精度が上がるんだよね。
マインドマップで自己分析を作成するメリット
この章では、そもそも「マインドマップで自己分析を行うメリット」を解説しますね。
僕が考えるに、マインドマップを使って自己分析を作成するメリットは以下のとおりです。
【マインドマップで自己分析を作成するメリット】
- 書き足しやすい
- 思考が広がりやすい
- 視覚的にも楽しんで自己分析を進めることができる
- 面接官にマインドマップを見せて印象付けできる
- 根拠となるエピソードを語れるようになる
メリット① 書き足しやすい
まずマインドマップを作成するメリットとして「書き足しやすさ」がありますね。
ノートで箇条書きしていくと、どうしても書き足すスペースが無くなることも多く、文章と文章の繋がりも見にくくなってしまう。
しかしマインドマップであれば文章と文章の繋がりが見えやすく、また新たな文章を追加することも簡単です。
それが最大のメリットだと言えるでしょう。
メリット② 思考が広がりやすい
次にマインドマップで自己分析すると「思考が広がりやすい」というメリットがあります。
シートに記載するよりも、マインドマップだと枠が広くて自由度が高いゆえに、思考が広がりやすいんですよね。
「なぜ」「なに」「どうして」「そこから何を思う」など、質問を通して過去の出来事を深堀りしていく自己分析において、この思考の広がりやすさは非常に重要です。
メリット③ 視覚的にも楽しんで自己分析を進めることができる
次にマインドマップはやっぱり「作っていて楽しい」というメリットがありますね。
視覚的にもマインドマップができていく工程って楽しいですよね。
就活は別にやらされ仕事じゃありません。
だからこそ少しでも楽しみながら、進めていくことが重要だと僕は思います。
「自己分析をやれと言われたからやる」という人が多いですが、いやいやそもそも就活は義務じゃないんだからとも思うわけです。
「作業を楽しむ工夫ができること」これは立派な能力になります。
その1つのきっかけとしてマインドマップを活用してみるのは良いことですよね!
メリット④ 面接官にマインドマップを見せて印象付けできる
マインドマップは自己分析に役立つだけでなく、面接官に見せて印象付けるためのツールとしても役立ちます。
面接のときにマインドマップを胸ポケットに忍ばせておいて、逆質問とかのタイミングでそのマインドマップを見せる。
その上で「私はマインドマップで自己理解を深めたのですが、◯◯な性格の人と合うと感じました。御社の社員さんは◯◯な性格の人は多いですか?」と質問する。
わざわざマインドマップを取り出して見せるという行動を取ることで、面接官に対して自己分析をしっかりしていることのアピールができる。
そして何よりもそんなことをする人はいないから、差別化できて印象に残るんですよ。
このような技ができることもマインドマップを作成するメリットといえるでしょう。
(就活に正解はないから、こういうことどんどんやっていくと良いよ!とにかく差別化!!)
メリット⑤ 根拠となるエピソードを語れるようになる
マインドマップによって導き出された「自分の考え」には、裏に「出来事」という根拠が存在します。
たとえば、自己PRで「他人の不幸が嫌いだからこそ、周りの幸せを優先する人間です」とマインドマップで出た答えを伝えるとしましょう。
その時、面接官の頭の中には「なぜ?」という言葉が浮かびます。
「他人の不幸が嫌いだからこそ、周りの幸せを優先する人間」だとなぜ言えるのか、それはマインドマップをさかのぼれば分かりますよね?
【マインドマップで把握できる根拠(エピソード)】
主張
→他人の不幸が嫌いだからこそ、周りの幸せを優先する人間です
根拠
→なぜなら、幼少期のときから入院中に他の人が点滴をしているところを見るのが死ぬほど辛く、それを見て泣き出すことがあった。
その時から自分の痛みよりも他人の痛みに傷つく性格だったからです。
上記のようにマインドマップで洗い出したエピソードを根拠として語ることが自動的にできるんですよ!!
これこそが、自己分析が今後のESや面接対策にも繋がる理由です。
自己分析の目的である「 面接官に自分のことを伝えられるようになること」が完全に達成され、更には“面接官が納得する根拠まで用意できている状態”になりますからね!
自己分析においてマインドマップを作成することで、これだけのメリットがあるんですね。
そうだよ!だからこそノートにやるよりも、こうしてマインドマップで自己分析を進めるのは非常におすすめなんだよね。
マインドマップで自己分析するときの注意点
つぎに、マインドマップで自己分析を行うときの注意点を共有しますね!
マインドマップを作成するときは、以下の点に気をつけてください。
【マインドマップで自己分析するときの注意点】
- 作って満足しない
- 1枚にまとめる
- 短い文言で書く
注意点① 作って満足しない
マインドマップの注意点は、作って満足してしまわないこと!
ひとつの出来事についてどんどん深掘りしているうちに、思考を書き出すこと自体が目的になってしまいがちです。
よって、書き上げたときに達成感があり満足してしまうこともあるんですよね。
しかし、マインドマップはあくまでも自己分析のひとつであり、書き出した結果を就活に活かしていくことが目的です。
本来の目的を忘れ、作っただけで満足してしまわないように気をつけましょう。
注意点② 1枚にまとめる
マインドマップは1枚にまとめるのも重要なポイントです。
複数枚に分けると結果が見づらいので、思考も整理しにくいんですよね。
どんどん書き足して思考を広げるのは大事ですが、あくまでも紙1枚の中に収めるようにしましょう。
また、思考を書き出す紙は大きめのものを使うのがおすすめ。
あまりに小さい紙だとマップを広げようとしても、すぐに紙がいっぱいになってしまいますから。
マインドマップで自己分析するときは、ひとつの出来事に対して大きな1枚の紙に書くようにしてみましょう。
注意点③ 短い文言で書く
マインドマップを作成するときには、短い文言で書きましょう。
長い文章で書きこんでしまうと、見づらいですし思考もまとまりません。
見返したときにパッと内容がわかるようにするためにも、マインドマップは短い文言・キーワードで書きこんでいくようにしましょう。
たしかに書き出していくうちに、マインドマップを完成させることが目的になってしまいそうですね。
できあがって満足してしまいがちだけど、それじゃ自己分析は完成しない。結果を就活に活かすとい目的を忘れないでおこうね!
マインドマップでの自己分析がおすすめの人
マインドマップでの自己分析はどんな人に向いているのか共有していきます。
以下に当てはまる人は、マインドマップを作成して自己分析してみてください!
【マインドマップでの自己分析がおすすめの人】
- 志望業界・企業が定まっていない人
- 自己PRに説得力を持たせたい人
① 志望業界・企業が定まっていない人
志望業界や志望企業がまだ定まっていない人には、マインドマップでの自己分析がおすすめです。
「やりたいことがわからない…」と悩んでいる人は、自分の思考を整理できていないことが多いんですよね。
そこで、マインドマップで過去の出来事を深掘りして自分の考えを見える化することで、どのような仕事が向いているかが分かりやすくなります。
将来なにがやりたいのかわからない方は、一度マインドマップを作成してみましょう。
② 自己PRに説得力を持たせたい人
自己PRに説得力を持たせたい人にも、マインドマップはおすすめです。
メリット⑤でも書いたように、マインドマップで過去の出来事から思考を広げていくことで「思考に対する根拠」が明確になるんですよね。
よって、自己PRで「わたしは◯◯です」と主張したときに、その根拠となるエピソードを伝えられるのです。
実際の経験が根拠になるので、自己PRでアピールする内容にも説得力が出ます。
説得力のある自己PRを行いたい人は、ぜひマインドマップで自己分析を行ってみてくださいね。
自分の価値観がはっきりしていない人こそマインドマップで自己分析するのが有効なんですね!
そのとおり!自己分析のハードルを高く感じている人は、まずマインドマップで自己分析してみてほしいな。
自己分析のためのマインドマップに使えるデジタルツール紹介
ここまで紙やノートなどのアナログツールでのマインドマップの作り方を解説しました。
一方でパソコンをよく使う人なら、デジタルツールでマインドマップを作成したいという人もいるでしょう。
そこで僕がおすすめするデジタルのマインドマップツールを紹介します。
【マインドマップを作成できるソフトまとめ】
-
XMind(エックスマインド)
XMindは僕が大学時代に使っていたマインドマップツールです。
-
MindMap(マインドマップ)
MindMapはGoogleのChrome拡張機能で使用できます。
普通にウェブサイト上でも使用できる無料ツールです。
-
FreeMind(フリーマインド)
無料のマインドマップとしてはFreeMindもおすすめです。
ウェブで簡単にダウンロードできますし、Windows、Macともに対応しています。
-
Frieve Editor(フリーブエディター)
FreeMindの方がおすすめですが、僕の友人はこれを利用していました。
少し使いにくい印象です。
-
Mind42(マインド42)
非常にシンプルなマインドマップ作成ツールです。
使いやすいのでこちらもおすすめです。
デジタルツールを使うメリットとデメリット
ちなみにデジタルツールを使うメリットとデメリットも共有しておきますね。
デジタルツールを使う最大のメリットとしては、簡単に修正できるのでぐちゃぐちゃにならないことですね。
以下のメリット・デメリットを把握した上で、デジタルツールを利用するのか検討してみてください!
【メリット】
- 書き足すスペースを無限に取れる
- 簡単に修正できるのでぐちゃぐちゃにならない
- スマホなどでも書き足すことが可能
【デメリット】
- パソコンなどは持ち運ぶのが大変
- スマートフォンだと画面が小さいので他人に見せにくく、印刷する必要性が生じる
僕はマインドマップを作るなら紙などのアナログ派ですね!
僕もアナログ派かな。僕は紙とペンの方が考えが深まりやすいんだよね。
マインドマップでの自己分析結果の活かし方
マインドマップでの自己分析結果をどう活かすのかをご紹介していきます。
マインドマップの結果は、就活で以下のような場合に役立ちます。
【マインドマップの結果の活かし方】
- 企業選びの軸
- 志望動機
- 自己PR
① 企業選びの軸
マインドマップで明らかになった自分の価値観をもとに、企業選びの軸を設定できます。
マインドマップで洗い出した自分の志向から、以下のように向いている仕事や合わなそうな仕事を考えやすくなるのです。
【マインドマップの結果を企業選びに活かす方法】
- 暇な時間がとにかく嫌い
→単純作業が嫌いだから事務職や工場勤務はNG - 単純なのは昔から
→ほめてくれる人が多い職場が向いているかも
上記のように、マインドマップの結果を深ぼることで自分に向いていそうな仕事がわかってくるんですよね。
「企業選びの軸が定まっていない」という人は、マインドマップを作成して自分の志向を深掘りしてみてください!
② 志望動機
マインドマップの結果から、熱意の伝わる志望動機を作成することができます。
マインドマップで自分の価値観を明確にすることで、企業選びの軸が設定しやすくなるとお伝えしましたよね。
企業選びの軸がはっきりしているほど、志望動機も質の高いものになります。
「なぜその業界・企業を選んだのか」を明確に話せると、志望動機にも説得力が増し熱意が伝わりやすくなるからです!
マインドマップの結果をもとに、「◯◯といった経験があるからこの仕事や企業が向いている」と伝えられるのです。
志望動機の質は就活の結果を左右する重要な部分なので、こだわって作成しましょう。
③ 自己PR
マインドマップでの自己分析結果は、自己PRにも活かせます。
マインドマップで自己理解を深めることで、自分の魅力を他人にも伝えられるようになります。
また、アピールポイントの根拠となるエピソードがあることで、「私の◯◯という能力で御社に貢献できます」といったアピールにも説得力が増すのです。
まずは自己分析を徹底的に行った上で以下の記事を参考に質の高い自己PRを作成してみてくださいね!
このように選考対策に活かすことが大事ですね!
そのとおり!自己分析は思考を深掘りするだけじゃなく、選考対策に活かすことではじめて価値が出るんだ。
マインドマップ以外の自己分析の方法
マインドマップ以外の自己分析の方法をご紹介していきますね!
マインドマップ以外にも、以下のような自己分析の方法があります。
【マインドマップ以外の自己分析の方法】
- 自分史
- 他己分析
- SWOT分析
- モチベーショングラフ
① 自分史
ひとつ目は自分史です。
自分史とは、過去の出来事を洗い出して一覧にしたもの。
マインドマップでは、ひとつの出来事に対して図のように思考を広げていきます。
自分史では文章で書き出していきながら、出来事に対しての深掘りを行っていくものです。
自分史に使える質問と回答をまとめたオリジナルシートは、「マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】」から無料でダウンロードできるのでぜひ気になる方はチェックしてみてください!
② 他己分析
2つ目は他己分析。
他己分析は、友人や家族など他人からの印象をもとに自己分析する方法です。
周りからの客観的な視点を取り入れることで、自己理解が深まります。
他己分析によって、自覚していなかった長所や価値観に気づくこともありますよ。
他己分析は以下の手順で行っていきましょう。
【他己分析のやり方】
- 他己分析してもらう相手に質問する
- 自己分析結果と違う答えに印をつける
- 面接官にアピールできるポイントを明確化する
- 企業選びや職種選びに役立つ情報を明確にする
③ SWOT分析
3つ目は、SWOT分析。
SWOT分析とは、「強み・弱み・機会・脅威」の4要素を分析していく方法です。
就活での自己分析にめちゃくちゃ有効というわけではありませんが、社会人になってから使う場面もある分析法なので知っておくとよいでしょう。
【SWOT分析のやり方】
- 強みの欄に「自分の強み」を書く
- 弱みの欄に「自分の弱み」を書く
- 機会の欄に「就活市場のメリット」を書く
- 脅威の欄に「就活市場のデメリット」を書く
④ モチベーショングラフ
4つ目はモチベーショングラフ。
モチベーショングラフとは、以下のように人生の浮き沈みをグラフにしたものです。
「自分がどのような時にモチベーションが上がるのか」については把握できますが、それ以外の分析はできません。
よって、自己分析でモチベーショングラフを活用する場合も、あまり時間をかけず簡単に終わらせましょう。
【モチベーショングラフのやり方】
- 縦軸と横軸を書く
- 年齢ごとの心の充実度をグラフにして書き込む
- 根拠となるエピソードを書き込む
- 充実度・根拠に対して「なぜ?」を問いかける
- 自分の志向の気づきを書き込む
いろいろな自己分析の方法があるんですね。
そうなんだ。僕としては一番深く自己分析ができる①の自分史がおすすめだよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
自己分析を効率化するためのマインドマップの作り方が分かったと思います。
マインドマップを作成してぜひ自分の強みや価値観を把握してください。
ただ、大事なのは作って満足しないこと!
マインドマップの結果をしっかりと選考対策に役立ててこそ意味があります。
質の高い自己分析にするためにも、適性検査や就活エージェントもぜひ利用してみてくださいね。
自己分析は就活において本当に重要な作業となります。
それゆえにこの記事以外にも、自己分析に関する記事は色々書いてます!!
ぜひ気になる記事から目を通してください。
1.マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップ】
ー自己分析に関して最も詳しく解説している記事です
ー今回の記事と合わせてマンガで理解を深めると良いですよ
2.簡単に自己分析をする方法【3ステップ】
ー自己分析のやり方を最速で理解できる記事です!
ーまずはざっくり自己分析を進めたい人におすすめ
3.自己分析に役立つ長所一覧表【30の長所まとめ】
ーそもそもどんな長所があるのか知りたい人必見
ーそれぞれの長所ごとにアピール方法も解説しています!
4.自己分析に役立つ短所一覧表【30の短所まとめ】
ーそもそもどんな短所があるのか知りたい人必見
ー就活における短所の伝え方も解説しています!
5.自己分析の診断サービス10選
ー今回紹介した適性検査に加えておすすめ度の高い診断を紹介
ー有名なストレングスファインダーやエニアグラム診断も解説
自己分析に対して深い理解を持っている人は少ないので、差別化できますからね。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 自己分析を効率化するためにマインドマップは有効なツールである。
- マインドマップを使って自己分析をすることで、思考が広がりやすく、書き足しやすく、面接官に見せたりと様々なメリットがあるのでおすすめ。
- マインドマップで自己分析するときは「作って満足しない」「1枚の紙に書く」「短い言葉で書く」の3つに注意すべき。
- マインドマップで明確になった自分の思考をもとに企業選びの軸の設定や自己PRに活かすことで、質の高い選考対策ができる。
- 客観的な視点を取り入れるためにも、適性検査や就活エージェントの利用がおすすめ。