就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
大多数の人にとって会社は、週に5日という多くの時間を過ごす場所です。
しかし、どの会社でも働きやすい環境が整備されているわけではありません。
昨今では働き方改革などに取り組む企業も増えてきましたが、とはいえまだまだ環境整備の力の入れ具合には違いがあるんですよね。
よって優れた環境の会社で働きたいなら、働きやすい会社に共通する特徴や探し方などを知って自ら行動を起こすことが大切です。
そこでこの記事では、まず優良企業に共通する7つの特徴や働きやすい会社ならではの取り組み事例、具体的な探し方を紹介します。
後半では、具体的な企業名を出した働きやすい会社ランキング、優良企業に就職するメリットまで共有するので、ぜひ最後までご覧ください。
どうぜ就職するなら働きやすい会社に入りたいです。
そうだよね。人生の中で多くの時間を使うのが仕事だからこそ、働きやすい会社に入社することは非常に重要だよ!
- 働きやすい会社とは?代表的な7つの特徴
- 働きやすい会社ならではの取り組み例5選
- 働きやすい会社の具体的な探し方5選
- 働きやすい会社ランキングまとめ
- 働きやすい会社に就職するメリット
- 【補足】働きやすい会社は個々人によって異なる
- 本記事の要点まとめ
働きやすい会社とは?代表的な7つの特徴
就職先について考えるとき、多くの人は「自分の希望業界・職種で働きやすい会社はどこかな?」などと考えると思います。
会社は自分の貴重な時間を多く費やす場所なので、できる限り社員にとって優れた環境で働きたいと思うのは当然のことですよね。
しかし、いざ働きやすい会社を探そうと思ったときに、どうやって企業を厳選したらよいか困ってしまう人は少なくありません。
自分が希望する業界などは決まっていても、そのほかにどんな条件で候補を絞っていくべきかわからない人は多くいるんですよね。
こんなときに有効なのは、一般的な働きやすい会社に共通する特徴を知ることです。
具体的な特徴を知ればその項目で企業を厳選できますし、自分にとって働きやすい会社と出会える可能性が高まりますよ。
ここでは代表的な7つの特徴をまとめたので、順に確認していきましょう。
【働きやすい会社の主な特徴】
- 残業時間が少なめ(月25時間未満)
- 3年後離職率が低い(30%未満)
- 年間休日が120日以上ある
- 有給休暇の取得率が高い
- 法定外の福利厚生が充実している
- 社員同士の関係性がよい
- 立場に関わらず発言しやすい雰囲気がある
特徴① 残業時間が少なめ(月25時間未満)
1つ目の特徴は、残業時間が月25時間未満など少なめであることです。
残業時間が多い会社ではプライベートの時間を確保しにくいので、やはり働きやすい環境とはいえないかと。
なかには「バリバリ働きたい」と考える人もいると思いますが、働きやすさを重視する人なら残業時間の少なさはきっと大事ですよね。
月に20日稼働の場合、1日あたり1時間の残業をすると20時間/月となります。
よって月25時間未満の会社なら、最大でも毎日1時間程度の残業となるわけですね。
そもそも労働基準法36条に基づく「36協定」では、1ヶ月に認められる残業時間の上限は45時間と決められています。
よって上限を踏まえても、25時間以上の会社は労働時間が多いといえるかと。
各企業の残業時間は、会社HPやリクナビなどの求人サイト内に前年度実績などが書かれていることがあります。
とくにワークライフバランス重視の人は、事前に実績を確認しておくとよいでしょう。
特徴② 3年後離職率が低い(30%未満)
働きやすい会社は社員にとって居心地がよいので、すぐに退職する人が少ないです。
よって3年度離職率についても、自然と低い値になるものなんですよね。
離職率については中途入社組・新卒組の2つがありますが、若手人材が見る場合は新卒者の3年後離職率をチェックするのがよいかと。
自分と近い世代の動きを見たほうが、自分が入社したときに同じように感じるストレスなどの有無を判断しやすいからです。
引用:厚生労働省「新規学卒者の離職状況」
厚生労働省が公表するデータを見る限り、日本の新卒3年後離職率の平均は3割前後となっています。
よって3年後離職率が3割以下の会社なら、ある程度働きやすい環境が整備されている可能性が高いといえるわけですね。
各企業の3年後離職率は、就職四季報や求人サイトのブンナビなどで確認できます。
働きやすい会社だけでなくブラック企業を見分けるためにも有効なので、ぜひ欠かさずチェックしておいてください。
特徴③ 年間休日が120日以上ある
3つ目は、年間休日が120日以上あること。
ここでいう年間休日には有給休暇や特別休暇などは含まれず、「土日祝や夏季休暇・年末年始の休暇の合計日数」を指します。
年間休日120日は、おおよそ3日に1回は休みという状態ですね。
働きやすい会社であれば120日以上は整備されていることが多いので、個人的にはこの120日が基準になると考えています。
なお、労働基準法では105日が年間休日の最低ラインとされています。
よって105日という下限値に近い会社はブラック度が高いといえるので、もしチェック時に見つけたら絶対に避けるべきですよ。
年間休日は求人票に記載されているので、欠かさず確認しておきましょう。
特徴④ 有給休暇の取得率が高い
働きやすい会社では、社員のプライベートを尊重する風潮・風土があります。
よって有給休暇も取得しやすい雰囲気があり、必然的に有給取得率の平均値も高くなりやすいんです。
ただ、どのくらいの数値なら取得率が高いかってよくわからないですよね。
目安としては、全国の取得率平均の値を参考にするのがよいかと思います。
引用:厚生労働省「令和3年就労条件総合調査の概況」
上記のデータを基準にすると、有給取得率57%・有給取得日数10日以上であれば有給を取得しやすい環境だといえそうです。
有給取得率も会社HPや求人サイトなどで確認できるので、働きやすさを重視して企業を選びたい人はぜひチェックしておいてくださいね。
特徴⑤ 法定外の福利厚生が充実している
5つ目の特徴は、法定外の福利厚生が充実していることです。
そもそも福利厚生には、大きく以下の2種類があります。
健康保険や厚生年金などの法定福利厚生は、法律で制度を義務付けられており企業によって差が生まれない内容です。
よって働きやすさをチェックする際に見るべきは、法定外の福利厚生なんですよね。
社員の働きやすさを重視している会社であれば、住宅手当や社員食堂などの制度を設けて優れた環境を提供します。
これらは各企業が自ら負担して社員に提供しているものなので「法定外の福利厚生が充実=社員を大事にしている」と考えられるんですよね。
純粋に住宅手当などがあると、社員にとってはかなりありがたいですよね。
働き始めてからも福利厚生は他社との違いを感じやすい部分なので、最初から妥協しないでより魅力的な待遇の会社を探すとよいでしょう。
特徴⑥ 社員同士の関係性がよい
働きやすさに影響する重要な要素の1つに、人間関係があります。
転職理由として「職場の人間関係に悩みがあった」などと耳にすることはかなり多くありますよね。
よって逆にいえば、働きやすい会社では社員同士の関係がよいといえます。
いくら待遇などが優れた会社でも、実際に仕事をともにする人たちとの関係性が悪いと、誰しも居心地の悪さを感じるものですからね。
自分が入社したときに良好な関係を築けるかは、実際に働いてみないとわかりません。
ただ、実際に働いている人に話を聞いてみたり、口コミサイトで人間関係に関する声を確認したりなど事前にできることもあります。
とくに周囲の人に気を遣いすぎてしまうような人は、応募前にできるだけの調査をしてエントリーを検討するとよいでしょう。
特徴⑦ 立場に関わらず発言しやすい雰囲気がある
最後7つ目の特徴は、立場に関わらず発言しやすい雰囲気があること。
言い換えると、社内の風通しがよく年齢や性別などに関わらず発言できることです。
年齢が若いと考えを言いにくい雰囲気があったり、立場が上の人の意見が絶対のような雰囲気があったりする会社は働きにくいですよね。
よって、立場などを問わずに活躍できる環境が働きやすいといえるかと。
企業の風通しなどを確認する際は、口コミサイトを使うのがおすすめです。
実際に企業で働いた経験がある人の声を参考にして、リアルな実態を確認した上でエントリーすればミスマッチも防止できるでしょう。
すべてを満たす会社はなかなかないけど、企業を探すときには参考になるはず。人によって項目の優先度には違いがあるから、自分が重視する特徴を指標にするといいよ!
たしかにどの項目を重視するかは人によって異なりそうですね。僕はプライベートを優先したいので、残業時間や有給取得率などを重点的に確認してみます!
働きやすい会社ならではの取り組み例5選
働きやすい会社に共通する主な特徴を7つ共有しました。
次にこの章では、働きやすい会社ならではの取り組み例を紹介していきます。
以下のような取り組み例も把握しておくと、同様の制度を設ける会社を見つけたときに働きやすさを判断する材料になるかと。
5つの事例について、順に確認していきましょう。
【働きやすい会社ならではの取り組み例】
- 自由な働き方を認める制度の用意
- 出産・育児や介護を支援する制度の用意
- 社員のキャリア支援に関する制度の用意
- 人事評価制度の用意
- ハラスメント対策(アンケート/相談窓口など)
取り組み例① 自由な働き方を認める制度の用意
働きやすい会社では、社員の自由な働き方を認める制度が用意されています。
具体的には、次のような制度のことですね。
【自由な働き方を認める制度の例】
- フレックスタイム制度
- 短時間勤務制度
- 時差出勤制度
- リモートワーク制度
- 在宅勤務制度
上記のような制度があれば、プライベートで用事がある場合にも仕事と両立しやすいかと思います。
たとえば、役所に行くなどの用事があったときにも、フレックスタイム制を利用すれば時間をずらしての勤務ができますよね。
新型コロナウイルスや働き方改革などの影響で、以前よりも自由な働き方を認める会社は増えてきました。
制度がない会社ではそもそも従来の働き方しか選択肢がないので、企業探しの段階で制度の有無も確認しておくとよいでしょう。
取り組み例② 出産・育児や介護を支援する制度の用意
2つ目の例は、出産・育児や介護を支援する制度についてです。
これらも、社員の仕事とプライベートの両立を支援する制度ですね。
具体的には、次のような制度があげられます。
【出産・育児や介護を支援する制度の例】
- 産前・産後休暇、育児休暇・介護休暇
- 子どもの看護休暇
- 短時間勤務制度
- 所定労働時間の制限
- 時間外労働・深夜業の制限
上記のような制度があれば、年齢を重ねることによって生じるプライベートの事情などがあっても仕事と両立しやすいですよね。
女性向けの制度と言われることも多いですが、男性にとっても重要な部分かと。
1つ注意点として、育休制度などを確認するときは、制度の有無だけでなく利用実績までチェックしてください。
制度があってもあまり利用されていない企業も多くあるので、実際どのくらい使われているかまで確認しておくことが大切です。
取り組み例③ 社員のキャリア支援に関する制度の用意
働きやすい会社ならではの取り組みとして、社員のキャリア支援に関する制度を充実させていることもあげられます。
会社の成長には人材への投資が欠かせないと考えており、優先順位を高く捉えているからこそ制度も充実させているケースが多い印象ですね。
具体的には、次のような制度がこれに該当します。
【社員のキャリア支援に関する制度の例】
- 社内研修制度
- 外部セミナーの参加機会提供
- 定期的に上司と1対1で話す仕組み
- キャリア支援室の用意
社員の立場からしても、キャリア形成に役立つ会社は魅力的に感じますよね。
待遇面を重視していると意外と確認を怠りがちですが、とくに成長できる環境などを求める人は上記のような制度の有無をチェックしておきましょう。
取り組み例④ 人事評価制度の用意
4つ目の例は、人事評価制度を用意していることです。
あくまでも、”明確な”評価制度があることがポイントですね。
自分の仕事の頑張りが正当に評価されないような環境では、高いモチベーションを維持して働くことはできません。
よって社員がモチベーションを維持して働くためには、明確な基準を設けた評価制度の用意が重要になってくるんですよね。
社員を大切にしている会社であれば、仕事のパフォーマンスに対して正当に評価をするための何らかの仕組みが整備されています。
企業探しのタイミングで余力がある場合は、明確な評価制度があるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
取り組み例⑤ ハラスメント対策(アンケート/相談窓口など)
働きやすい会社では、ハラスメント対策にも力を入れている傾向があります。
どんな人にとっても、ハラスメント被害はストレスでしかないですからね。
具体的には、次のような対策がおこなわれています。
【ハラスメント対策の例】
- 定期的なアンケート調査
- 各種ハラスメントに対する相談窓口の設置
- 外部専門機関の相談窓口の設置
社員にとってハラスメントがないことは当たり前のことですが、多くの人が在籍する会社では何が起こりうるかわかりません。
だからこそできる限りの対策がなされている会社は、社員の働きやすさを重視している優良企業といえるでしょう。
自由な働き方を認める制度やキャリア形成を支援するような制度があると、社員にとってはかなりありがたいですね。
優良度の高い会社はもれなく採用しているような制度を紹介したから、企業探しをする際にもぜひ参考にするといいよ。
働きやすい会社の具体的な探し方5選
続いて本章では、働きやすい会社の具体的な探し方を共有していきます。
いくら働きやすい会社に共通する特徴などを知っても、探し方がわからないと就職先の候補とはなかなか出会えないですからね。
マイナビなどの大手求人サイトを使う以外にも、企業探しの方法はありますよ。
むしろ効率や精度を考えると、個人的にはここで紹介するような方法を使ったほうが圧倒的によいと考えています。
これまで就活を7年以上研究してきた僕が考える方法は、以下の5つです。
それぞれの探し方について、順に詳しく見ていきましょう。
▼転職者の方は以下
【働きやすい会社の具体的な探し方】
- ホワイト企業ナビを活用する
- 就活エージェントに条件に合う会社を紹介してもらう
- 逆求人型サイトにて企業からスカウトを受ける
- 就職四季報で3年後離職率や残業時間を調べる
- 国が公表する認定マークを持つ企業を探す
探し方① ホワイト企業ナビを活用する
手前味噌ですが、まずは僕が運営する「ホワイト企業ナビ」を紹介させてください。
僕は当ブログ「就活攻略論」以外にも、ホワイト企業の求人のみを取り扱う就活サイトを運営しています。
この就活サイトの立ち上げを決めたのは、就活攻略論の読者の声がきっかけでした。
それは「ホワイト企業だけをまとめた求人サイトを作ってほしい」という声です。
以前からも「就活生のため」という想いを第一に役立つ情報を提供してきたつもりだったのですが、この声を聞いてハッとさせられたんですよね。
まさにホワイト企業のみを厳選して紹介することが、就活生に対して直接的に価値を提供することになると思ったんです。
この想いからブログと同時並行で開発に着手し、ホワイト企業ナビを立ち上げました。
▼こんなサイトです!見やすいデザインにこだわりました!
ホワイト企業ナビの最大の特徴は、取り扱い企業をかなり厳選していること。
具体的には、次の3条件をすべて満たす企業の求人しか掲載していません。
【ホワイト企業ナビに掲載している優良企業の条件】
- 残業時間が月25時間未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
よって当サイトを利用すれば、その時点で一定レベルの働きやすさは担保された企業の求人だけをチェックできます。
また、ブラック企業がとくに多いといわれる「飲食」「運送」「宿泊」「教育」の求人も一切掲載していません。
当ブログも運営する編集部が各求人の中身をまとめており、「何がこの会社の魅力なのか」を理解しやすい点も強みの1つです。
現状はまだ掲載企業数が少ないですが、愛される求人サイトを目指して1つずつ丁寧に着実に企業を探して掲載しています。
少しでも関心を持った就活生は、ぜひ一度サイトをのぞいてみてくださいね。
探し方② 就活エージェントに条件に合う会社を紹介してもらう
2つ目に紹介するのは、就活エージェントを活用する方法です。
就活エージェントとは、人材会社が無料で就活を支援してくれるサービスのこと。
具体的には、次のような支援をしてくれるサービスです。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
求人紹介から選考支援までをサポートしてくれるサービスで、就活生が内定獲得に向けて必要なことは何でも支援してくれる存在ですね。
よって求人紹介にももちろん対応しており、自分の希望条件を伝えると相性がよさそうな会社を厳選してくれます。
たとえば「残業時間が月に10時間以内」「テレワークOK」などに合致する企業を厳選してくれるので、会社探しをかなり効率化できるんです。
しかも相手は日頃から就活支援に特化して仕事をするプロなので、自分では見つけられないような会社も紹介してくれるんですよね。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
探し方③ 逆求人型サイトにて企業からスカウトを受ける
3つ目は、逆求人型サイトを使う方法です。
逆求人型サイトとは、プロフィールを登録すると自分に興味を持った企業からスカウトが届くサービスのこと。
マイナビなどでは、就活生が企業を探して就活生からコンタクトを取りますよね。
逆求人型サイトはこれと真逆で、就活生が事前に登録したプロフィールを企業が確認し、興味を持たれると企業からスカウトが届くサービスです。
就活生側は気になる企業からオファーが届いたときだけ連絡を返せばOKですし、基本放置で使えるので企業との接点獲得を自動化できるんですよね。
しかも、スカウトが届いた企業は自分のことをある程度評価しているわけなので、相性のよい企業とのみ接点を増やせるんです。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
探し方④ 就職四季報で3年後離職率や残業時間を調べる
4つ目の方法は、就職四季報で3年後離職率や残業時間を調べること。
第1章で紹介したように、働きやすい会社には3年後離職率が低め・残業時間が少なめといった共通点があるんですよね。
よって四季報に記載があるこれらの情報をチェックすると、社員にとって働きやすい会社を見つけるきっかけになります。
「就活エージェントや逆求人型サイトで企業の候補を出す→四季報で3年後離職率などをチェックする」という活用法もアリですね。
四季報に記載がある全企業の情報をチェックするのは大変ですが、事前にピックアップした企業だけならそこまで時間はかかりません。
応募前の少しの努力で後悔やミスマッチを防げるので、ぜひ時間を設けて取り組んでみてくださいね。
探し方⑤ 国が公表する認定マークを持つ企業を探す
国が公表する認定マークを参考にするのもおすすめです。
企業探しや企業研究をしているなかで、次のような認定マークを見かけたことはありませんか?
【厚生労働省が管轄する認定マークの例】
- ホワイトマーク認定:働きやすい環境づくりに力を入れている会社
- ユースエール認定:若者の採用や育成に積極的な会社
- えるぼし認定:女性の活躍促進に積極的な会社
- くるみん認定:仕事と子育ての両立支援に取り組んでいる会社
国が関与する認定制度なので、中途半端な取り組みではマークは得られません。
よって自分にとって重要な項目と関連性が高い認定マークを参考にすれば、相性のよい働きやすい会社を見つけられる可能性があるわけですね。
国が関わるような認定マークを持つ会社は「非営利一般社団法人 安全衛生優良企業マーク推進機構」にて確認できます。
客観的にも認められている優良企業で働きたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
転職者は転職エージェント+口コミサイトの活用がおすすめ
このブログの読者には就活生が多いので、まずは就活生向けに対策を共有しました。
ただ、この記事を読んでくれている人のなかには転職希望者の方もいると思うので、転職者向けの対策も紹介します。
結論、転職者の方には「転職エージェント+口コミサイト」の活用がおすすめです。
まずは、評判の良い転職エージェントを2〜3社だけ登録する。
その上で、紹介された求人を口コミサイトで調べるのが最効率と考えています。
もし僕が転職希望者だとしたら、20代なら「就職Shop」と「UZUZ(ウズウズ)」を利用します。(理系出身者であれば「UZUZ(理系特化) 」を併用するかと。)
ITエンジニアやWeb業界への転職希望者であれば「レバテックキャリア」一択ですね。
上記はいずれも利用者の評判が優れており、サービスの質が高いです。
転職エージェントにも数多くの種類がありますが、知名度とサービスの質は必ずしも比例しないので、利用者の評判を重視することが大切ですよ。
求人を紹介されたら、口コミサイトで企業の評判を確認してください。
そもそも自分の希望条件が適切に伝わっていないことや、微妙な担当者が何となくで企業を紹介しているケースもゼロではないからです。
口コミサイトは「openwork」や「ライトハウス」を使うのがよいかと。
無料で使えるからといって遠慮しても最終的に被害を受けるのは自分なので、少しでも違和感を覚えることがあれば隠さず担当者に伝えてくださいね。
ここで紹介した内容のより詳しい解説は、以下の記事にてまとめました。
転職活動を成功させて今よりも豊かな生活を送りたいと考えている人は、ぜひ一度目を通してみてくださいね!
マイナビやリクナビを使う以外にも、企業探しの方法はいくつかあるのですね。
効率や精度の観点を踏まえても、就活エージェントや逆求人型サイトを使ったほうが圧倒的にいいよ。これまで利用経験がない人がいたら、この機会にぜひ登録してみてね。
働きやすい会社ランキングまとめ
働きやすい会社の特徴や取り組み、具体的な探し方などを共有しました。
しかし、なかには具体的な企業例を知りたい人もいるかと思います。
そこで、一例として働きやすい会社のランキング結果もまとめました。
今回は、企業の年収や口コミをまとめたプラットフォームを運営する「OpenWork」が公表するデータを参考にしています。
▼総合|働きやすい会社ランキング
順位 | 会社目 |
---|---|
1位 | グーグル合同会社 |
2位 | 中外製薬株式会社 |
3位 | 株式会社リクルート |
4位 | 株式会社セールスフォース・ジャパン |
5位 | プルデンシャル生命保険株式会社 |
6位 | アビームコンサルティング株式会社 |
7位 | P&Gジャパン合同会社 |
8位 | ソニーグループ株式会社 |
9位 | 日本マイクロソフト株式会社 |
10位 | デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 |
引用:OpenWork「働きがいのある企業ランキング2022」
上記の詳細は「【働きやすい会社ランキング60選】ベンチャーや女性向けなどジャンル毎に企業を厳選紹介!」にて共有しました。
各企業の概要もまとめているので、気になる人はぜひご覧くださいね。
また、就活攻略論ではそのほかの軸における働きやすい会社についても、ランキング形式でまとめた記事を用意しています。
自分が重視する軸と相性のよいランキングがあれば、ぜひあわせて目を通してみてくださいね。
▼外資系の働きやすい会社まとめ
» 【働きやすい外資系企業ランキング】残業時間や年収を軸に優良企業を厳選紹介!
▼ベンチャーの働きやすい会社まとめ
» 【働きやすいベンチャー企業ランキング】厚待遇・高年収の企業を厳選紹介!
▼女性が働きやすい会社まとめ
» 【女性が働きやすい会社の特徴とは?】3つのランキング結果も共有!
▼子育てしながら働きやすい会社まとめ
いろいろなランキングがあると、企業探しをする上で参考になりますね!
働きやすい会社に就職するメリット
次にこの章では、働きやすい会社に就職するメリットを紹介します。
働きやすい会社には誰もが入りたいと考えるので、とくに知名度が高い会社にエントリーする場合はそう簡単には内定を得られません。
よって愚直に対策に取り組むためにも、モチベーション維持に直結するメリットを知っておくことは大切です。
ここでは3つのメリットをまとめたので、順に確認していきましょう。
【働きやすい会社に就職するメリット】
- 心に余裕を持ってモチベーション高く働ける
- 仕事とプライベートを両立しやすい
- 長期にわたって安心して働ける
メリット① 心に余裕を持ってモチベーション高く働ける
働きやすい環境の会社では、仕事をしていてストレスを感じることが少ないです。
たとえば「人間関係も良好・業務にもやりがいを感じる・待遇面でも不満がない」といった環境では、会社によるストレスはまず発生しないですよね。
もちろん上記はかなり理想的な環境ではありますが、社員にとっての働きやすさに優れた環境なら多少なりとも心に余裕を持って働けるかと。
そして心に余裕を持ち続けられると、仕事のモチベーションも保ちやすいんですよね。
よって働きやすい会社に就職すると、精神的にかなり安定した状態で働けるわけです。
現代では会社や仕事が原因でメンタルを病んでしまう人も少なくないので、心に余裕を持って働けることは大きなメリットといえるでしょう。
メリット② 仕事とプライベートを両立しやすい
働きやすい会社では、社員のプライベートの充実を尊重してくれます。
具体的には、リモートワークなど自由な働き方を支援する制度や出産・育児を支援する制度などを十分に整備していることが多いんですよね。
よって仕事が原因でプライベートの用事などをうまくこなせないことが少なく、仕事と育児などを両立しやすいんです。
残業時間が少なめ・有給を取得しやすい雰囲気があることなども重要ですね。
働き方改革などが叫ばれているとはいえ、まだまだ社員のプライベート充実を支援しきれていない会社は数多くあります。
仕事とプライベートを両立しやすい環境であることも、働きやすい会社ならではのメリットといえるでしょう。
メリット③ 長期にわたって安心して働ける
最後3つ目のメリットは、長期にわたって安心して働けることです。
働きやすい会社は、充実した福利厚生を用意していたり給与が優れていたりします。
ただ根本となるのは、事業で安定した利益をあげていることなんですよね。
安定した利益がないと社員の待遇改善などにもお金をかけられないので、働きやすい会社では業績も安定している傾向があるわけです。
よって短期的ではなく、長期的に見ても安定して働ける可能性が高いわけですね。
長い目で見て安心感を持って働ける会社に就職したい人にとっても、待遇面などが優れた会社を探すことは価値が高いといえるでしょう。
メンタル面や安定感的な部分においても、働きやすい会社はメリットがあるのですね。
まさにそのとおりだよ。単に福利厚生や給与などが充実しているだけではないから、内定獲得は大変だけど愚直に対策を続ける価値は高いといえるね。
【補足】働きやすい会社は個々人によって異なる
最後に本章では、補足的な内容をお伝えしていきますね。
それは、大前提として「働きやすい会社は個々人によって異なる」ということです。
この記事では、働きやすい会社に共通する特徴や取り組みなどを紹介しました。
ただ、実際にどんな会社を働きやすいと感じるかは人によって異なるんですよね。
よって共通項などはあくまでも参考程度にして、それよりも自分が重要視する条件を決めて相性のよい企業を探すことが大切です。
たとえば、「自宅で働きたいからフルリモートの会社を探す」「とにかく子育てを支援する制度が充実した会社を探す」みたいなイメージですね。
「一般的な働きやすさ」が自分にもそのまま当てはまるとは限りません。
自分自身にとってどんな会社が働きやすいかをよく考えて、そこから逆算してエントリーする企業の候補をピックアップしてくださいね。
一般論は参考になるけど、自分の心をベースにして決めないと入社後にギャップを感じる可能性もあるよ。自分の心と向き合って、会社に求める条件を整理してみてね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
働きやすい会社に共通する特徴や取り組み事例、社員にとって優れた会社の具体的な探し方などについて網羅的に解説しました。
残業時間が短かったり、法定外の福利厚生が充実していたりする会社では、仕事とプライベートを両立させて働きやすいです。
会社でストレスを感じることも少ないので、精神的にも安定して働けるかと。
ただ、優れた待遇を用意する会社は知名度に比例して入社難易度が高いことも多く、そう簡単には内定を得られないかもしれません。
対策としては知名度の低い優良企業を見つけることが重要になってくるので、ぜひこの記事で紹介した内容を実践して働きやすい会社を探してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【優良企業ランキング50選】5つの指標別に働きやすい企業を共有!」も読んでみてください。
残業時間・3年後離職率・平均年収など、就職先に求めることが多い5つの指標別に優良企業をランキング化しています。
就職先の候補を増やす上で多少なりとも参考になるはずなので、気になる人はぜひあわせて目を通してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 働きやすい会社には共通する特徴や取り組み事例があるので、企業探しの参考にするとよい。
- 優れた環境の会社を探す際は、就職・転職エージェントの活用がおすすめである。
- 働きやすい会社では、公私ともに充実するだけでなく心にも余裕を持って働ける。
- どんな環境を働きやすいと思うかは人によって異なるため、一般論を参考にするだけでなく自分がどんな条件を求めるかも整理すべきである。
今回の記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/