皆さん、こんにちは!自己分析こそが就活の土台になると断言している、就活マンです。
就活攻略論で特に力を入れているのが「自己分析」の解説です。
僕が就活を振り返った時に、一番やってよかったと思えるのがまさに自己分析。
自分の性格や価値観、将来どうなりたいのか、どんな人が合うのかなどなど。
就活で必須の自己理解を深めるためには必須の作業と言えますね。
今回はそんな自己分析のフレームワークを5種類紹介していきます。
自分に合ったフレームワークを用いて、自己分析を進めていきましょう!
自己分析のやり方って色々あって難しいんですよね。
そうだよね!今回紹介する5種類のフレームワークはどれもおすすめだから、気になったやり方で進めていこう!
自己分析とは?定義と目的について
まずは就活における自己分析の定義と目的について解説します。
どんな作業においても、必ず「目的」を明確化して始めることが重要です。
【目的を明確化することの重要性について】
たとえば、「痩せる」という作業を行う時のことを考えてみてください。
「なぜ痩せる必要があるのか?」という目的を明確化しておかないと、確実に途中で「なんのために痩せようとしているの?」「痩せて意味があるの?」と悩んでしまいますよね。
人間は明確な目的がないと行動できない生き物です。
そしてその目的への“執着”が強ければ強いほどに、行動のやる気が出ます。
例えば「痩せる」にしても、「好きな人に振り向いてもらいたい」「太っていると言われたから見返したい」「このままだと病気寸前だと診断されたから体型を治したい」などの明確な目的があってこそ、痩せるための努力ができますよね。
このように目的の明確化が非常に重要になります。
よって「なぜ就活をする上で自己分析をする必要があるのか?」を明確化しましょう。
自己分析をする目的について
就活における自己分析の目的は以下です。
自己分析の目的とは「企業選びの軸を作成すること」と「面接官に自分のことを伝えられるようになること」の2つである。
要するに自己分析は「自己理解」ですよね。
自分のことを理解することによって、まず「自分はどんな企業が合うのか」ということを認識すること。
僕の場合は、自己分析を通して「単純作業が苦手だから営業職にしよう」「お金に執着しているから平均年収が高い企業にしよう」「自分の時間が大事だから残業時間が少ない企業にしよう」などの企業選びの軸を作成することができました。
このように企業選びの軸を作成しないと、就活はうまくいきません。
自分に合わない企業からの内定を獲得してしまっては、むしろ不幸になりますからね。
まずは自分で自分のことを理解していないと面接官には伝えられない
これは当然のことですが、自分のことを深く理解できている就活生は少ないです。
自己理解が深くできていない人は、面接で何を聞かれても「えっと・・・」「んー」と回答に悩んでしまいます。
一方で自己分析がしっかりできていて、自己理解が深い人は面接で何を聞かれても答えることができるんですよね。
なぜなら、頭の中にすでに回答が用意されているからです。(これは回答を暗記しているってことではないですよ!)
自己分析をする理由は、このように自己理解を進めることで「企業選びの軸を作成すること」それに加えて、深く自分を理解することで「面接官に自分のことを伝えられるようになること」にあります!
まずはここをしっかり覚えておいてくださいね!!
なるほど!たしかにこのように自己分析の目的をまずは理解した上で、作業を進めることが重要ですね。
目的が不明確な行動は非効率だし、途中で「なんでやっているんだっけ」と戸惑ってしまうからね。
フレームワークとは何か?
今回の記事では自己分析のフレームワークを一挙紹介していきます。
しかし、「フレームワークとはそもそも何か?」と思っている人も少なからずいるかもしれませんね。
よってこの章で簡単にフレームワークという言葉について解説しておきます。
(もう分かっているよって人は次の章に進んでくださいね)
フレームワークとは「枠組み」のこと
フレームワークは簡単に言うと「枠組み」のことです。
自己分析のフレームワークというと「自己分析をするための枠組み」ってことですね。
「この手順に従って進めると誰でも実行することができますよ」という枠組みをフレームワークと呼んでいます。
フレームワークがあることによって、「やり方がよくわからない」という人も作業を進めることができます。
この枠組みを使えば問題解決ができる、意思決定ができるという便利な枠組みのことをフレームワークと言うので、自己分析だけでなく、様々なシーンで活用してみると良いですよ!!
フレームワークを活用する際の注意点
フレームワークを利用する時の注意点として、僕が思うのは「フレームワークが完璧なものだと思わないこと」です。
フレームワークは枠組みなので、「これをやれば完璧になるんだろうな」という錯覚に陥りやすいんですよね。
しかし、完璧なフレームワークは存在しません。
フレームワークを利用する目的は、人それぞれなので全員の目的を必ず達成できるフレームワークは存在しないんですよね。
「目的設定→目的達成」するまで様々なフレームワークを試そう
よってフレームワークを利用する際に重要なことは「目的を達成すること」にこだわることです。
例えば自己分析のフレームワークを利用した時に、1つのフレームワークを利用して目的を達成したなら良いのですが、それを使っても達成しきれなかったら他のフレームワークも利用すべきですよね。
要するに目的設定した後、その目的を達成するまで様々なフレームワークを利用すべしってことです。
1つのフレームワークにこだわりすぎて、結局目的を達成できなければ意味ないですからね。
なるほど!たしかに1つのフレームワークで確実に目的を達成できるという保証はないですよね。
そうなんだよ!だから今回の記事では5つのフレームワークを紹介していくよ!
自己分析の5つのフレームワーク
それでは早速、自己分析のフレームワークを紹介していきます。
今回は5種類のフレームワークを紹介していきますが、上からおすすめ順となっています。
よって①をやって物足りなかったら②へ、という感じでフレームワークを実行することをおすすめします!
(とは言っても①のフレームワークがめちゃくちゃ詳しく解説しているので、①だけで終わりますが。)
フレームワーク①自己分析表
まず最初のフレームワークは僕が作った「自己分析表」です。
過去の出来事を深堀りすることによって、企業選びの軸と自己理解を進めていきます。
【このフレームワークの使い方】
・過去の出来事を洗い出す(過去の出来事1つにつき1枚)
・過去の出来事に対して「なぜ」を問いて書く
・過去の出来事に対して「何を思ったか」を書く
・過去の出来事に対して「結果どうなったか」を書く
・ここまで書いた内容に対して気づきを記入
・書いた内容を客観視して「企業選びの軸」を記入
・書いた内容を客観視して「自分の特徴や魅力」を記入
自分を知る鍵は過去の出来事にある
自分の性格って過去の出来事を深堀りすると見えてきます。
例えば、僕は大学生の時に様々なバイトを経験しました。
アパレルの販売のバイトを通して思ったことが「退屈な時間が死ぬほど嫌い」ってことだったんですよね。
ずっと立って服をたたむという単純作業をしている時間が苦痛でした。
そんな過去の出来事を通して、自分の性格が見えてきた。
これによって「営業職や企画職・広報などの単純作業じゃない職種に向いている」という自分の企業選びの軸を作成することができたのです。
自己分析表のフレームワークを使った自己分析法は別記事で詳しく解説しています。
このフレームワークをまずは使って自己分析することがおすすめなので、実行してみてください!
フレームワーク②マインドマップ
次に紹介する自己分析のフレームワークは「マインドマップ」です。
イラストを描くように自己分析を進めることができるので、自己分析表と同じぐらいおすすめのフレームワークですね。
基本的に進める手順は自己分析表と同じです。
【このフレームワークの使い方】
・中心に過去の出来事を書く
・「なぜ」「何を思った」「結果どうなった」という質問を投げかける
(5W1Hで深堀りしていくのもおすすめ)
・そこからの気づきを更に記載していく
・気づきから「企業選びの軸」と「自分の性格や価値観」を書く
マインドマップはとにかく見やすいというメリットがあります。
更にはゲーム感覚で作業を進めていくことができるので、こうしたマップを作成するのが好きだよっていう人には特におすすめですね!
自己分析用のマインドマップの作り方を1手順ごとに詳しく解説した記事も用意しています。
このフレームワークを利用したい人はそちらを参考に進めてください!
フレームワーク③人生グラフ(モチベーショングラフ)
次に紹介する自己分析のフレームワークは「人生グラフ」です。
(他にも「モチベーショングラフ」という呼ばれ方もする手法ですね)
過去の自分のモチベーションをグラフ化することで、「どんなことが自分のモチベーションに影響を与えるのか」ということを明確化することができます。
しかしこの人生グラフは弱点として、そこまで詳しく自分のモチベーションを思い出せないという問題もありますね。
よって先ほど紹介した自己分析表に比べると精度が劣ります。
僕の大学ではこの人生グラフの作成を就活対策で教えていました。
しかし周りの学生を見ても、全然手が進んでいなかった。
それはおそらく自分の過去のモチベーションを覚えてないからでしょう!
【このフレームワークの使い方】
・過去のどの時期を元に自己分析するかを決定する
(おすすめは小学校・中学校・高校・大学などの各ステージごと)
・その時期の自分のモチベーション(意欲)をグラフ化する
・モチベーションの変換点の出来事を記載する
・そこから得られる自分の性格や価値観を記載する
この人生グラフの作成方法も別記事で詳しく解説しました。
ちょうど人生グラフを作成したいと考えていた方はぜひ参考にしてくださいね!
フレームワーク④自己分析1000問
▼自己分析1000問のPDFはこのツイートから!
【無料公開】
— 言わずと知れた天才編集者(サラリーマン) (@minowanowa) January 9, 2019
『メモの魔力』特別付録「自己分析1000問」のPDFを無料公開します!
自分用やイベントなどでご自由にお使いください。
前田裕二流の自己分析のやり方は『メモの魔力』にもちろん書いてあります。笑 就活も仕事も人生もまずは自分を知ることから始まる!https://t.co/LEumPvsUPS@UGMD
次に紹介する自己分析のフレームワークは「自己分析1000問」です。
これは前田さん(SHOWROOMというライブ配信アプリを提供する会社の社長)が自身の書籍で紹介している自己分析のフレームワークです。
1000問の質問に答えることで、自己分析がどんどん深まるフレームワークですね。
もちろん1000問もやるのは非効率すぎるのですが、100問やってみる、200問やってみるという使い方ができるのでおすすめです!
【このフレームワークの使い方】
・まずは答える質問数を決める
・質問に対する回答をどんどん記入していく
・回答から見えた企業選びの軸や自分の性格や価値観を明記する
若干使い方が難しいフレームワークです。
詳しく解説した記事を元にして自己分析を進めていきましょう!
フレームワーク⑤SWOT分析
次に紹介する自己分析のフレームワークは「SWOT分析」です。
正直このフレームワークはそこまでおすすめしませんね。
でも分析方法としてメジャーかつ、企業研究などの場面で利用することができるので紹介しておこうと思いました。
まず「SWOT」とは以下の英語の頭文字になります。
それぞれの意味と合わせて解説しました。
- Strength(強み):自分の持つ強み
- Weakness(弱み):自分が克服できていない弱み
- Opportunity(機会):就活市場における自分へメリットがあること
- Threat(脅威):就活市場における自分へデメリットがあること
自己分析をする上で、正直「機会」と「脅威」は必要ありません。
このフレームワークは自分の長所と短所を明確化する作業を進めるだけなので、それなら他のフレームワークの方が確実に優秀だと言えますよ。
【このフレームワークの使い方】
・Strengthに「自身の強み」を記入する
・Weaknessに「自身の弱み」を記入する
・Opportunityに「就活市場における自分へメリットがあること」を記入する
・Threatに「就活市場における自分へデメリットがあること」を記入する
▼SWOT分析は以下のPDFをダウンロード
(画像を保存して印刷して利用することができますよ!)
SWOT分析を使った自己分析のやり方は詳しく別記事で解説しました。
理解しないと難しいフレームワークなので、ぜひ参考にしてください!
様々なフレームワークがありますが、自己分析表とマインドマップが一番有用ですね。
そうだよ!実際に僕は自己分析表だけで自己分析を完了させているからね!
自己分析フレームワークを組み合わせて使うメリット
自己分析では、1つのフレームワークを徹底的に使い込むのも良い方法です。
ただ、複数のフレームワークを組み合わせることで、より深い自己理解が可能になります。
「自己分析の進め方がいまいち分からない」「何をどう整理すれば良いのか迷う」という方にこそ、この方法がおすすめです。
今回は自己分析フレームワークを組み合わせて使うメリットと、その具体的な活用法を解説していきます!
【自己分析フレームワークを組み合わせるメリット】
- 複数の視点で自己理解が深まる
- 「気づきの幅」が広がる
- 分析を「目的」に合わせてカスタマイズできる
①複数の視点で自己理解が深まる
1つのフレームワークだけを使うと、どうしてもその枠組みの中でしか自分を見つめ直せません。
しかし、フレームワークを組み合わせることで、異なる視点から自己分析することができます。
たとえば、自己分析表を使って「過去の経験」を深掘りしつつ、人生グラフを使って「モチベーションの変動」を可視化する。
そうすることで、「なぜその時期に自分がやる気を失ったのか?」といった原因まで考えられるようになるのです。
結果として、「自分の強みや弱み」がより多角的に見えてきますよ!
②「気づきの幅」が広がる
フレームワークはそれぞれ異なる特徴を持っています。
自己分析表やマインドマップは「過去の出来事」からの気づきを得やすいです。
一方で、SWOT分析やジョハリの窓は「現在の自分」を分析するのに適しています。
これらを組み合わせることで、「過去の経験から得た価値観」と「現在の自分の強み・弱み」をリンクさせることができ、より広い範囲で自己を見つめ直すことができるのです。
【自己分析の例】
- 過去に部活動でリーダーを務めた経験を深掘り(自己分析表)。
- その結果、「チームのモチベーションを維持する力がある」という強みが浮かび上がる。
- 次にSWOT分析を用いて、その強みを「就活市場でどう活かせるか」を分析。
このように連携させることで、「強みを実際の就活にどう役立てるか」まで考えられるようになります。
③分析を「目的」に合わせてカスタマイズできる
自己分析の目的は人それぞれ異なります。
「面接対策として自己PRを練りたい」「自分に合った企業を見つけたい」「そもそも自己理解を深めたい」など、目的によって必要な分析の深さや方向性が違うんですよね。
フレームワークを組み合わせることで、自分の目的に合った分析をカスタマイズできます。
【組み合わせの例】
- 「自己PRを作りたい」→自己分析表+ジョハリの窓
- 「企業選びの軸を作りたい」→人生グラフ+SWOT分析
- 「自己理解を深めたい」→マインドマップ+自己分析1000問
このように、目的に応じて柔軟に分析を進められる点が最大のメリットですね。
フレームワークを組み合わせる際の注意点
最後に、フレームワークを組み合わせる際に気をつけてほしいポイントをまとめておきます。
【フレームワークを組み合わせる際の注意点】
- 無理にすべてのフレームワークを使おうとしない
- 目的を明確にし、それに適したフレームワークを選ぶ
- 同じ内容を繰り返さないようにする(重複は効率が悪い)
- 結果をきちんと整理して1つの軸にまとめる
複数のフレームワークを組み合わせることは効果的ですが、あれもこれもと手を出しすぎると、かえって分析が中途半端になるリスクがあります。
あくまで「目的に合ったフレームワークを2〜3つ選ぶ」のがベストですよ!
なるほど!複数のフレームワークを組み合わせると、より深く自己理解ができるんですね!
そうそう!1つだけだと見落としがちなポイントも出てくるから、目的に応じて使い分けるのがポイントだね!
おわりに
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
自己分析のフレームワークについて理解が深まったと思います。
しかし、フレームワーク自体を理解することよりも「実際に手を動かして自己分析を完了すること」の方が100倍重要なんですよね。
ぜひ本記事を読んで満足せずに、実際に自己分析を進めていきましょう。
自己分析は就活を進める上での土台になります。
自己分析ができていない人は、「なんで就活しているんだろう?」とすぐ悩みますが、その時間は無駄でしかありません。
今回の記事があなたの自己分析の実行の役に立てば本当に嬉しいです。
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。
ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー