就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
就職先について考える際、大多数の人は働きやすい会社に入りたいと思うものです。
会社は人生のなかでも多くの時間を過ごす場所なので、少しでも待遇などが優れた環境で働きたいと思うのは自然なことですよね。
しかし、いざ働きやすい会社を探そうと思ったとき、どんな項目を指標として企業を厳選すべきか悩む人は少なくありません。
「働きやすい会社」といっても抽象的すぎるので、就職先の候補を探す上ではより具体的な指標を持っておく必要があるんですよね。
そこでこの記事では、働きやすい会社に共通する特徴を計15個紹介します。
後半では、働きやすい会社の探し方や企業ランキング、メリット・デメリットまで共有するので、ぜひ参考にしてみてください。
ブラック企業を避けて働きやすいに入社したいです。
特徴を詳しく解説していくね!ちなみに優良企業を知る手段として「優良企業の最新の求人情報・対策情報」を共有する無料の公式ラインも始めたからぜひ利用してみてね!
働きやすい会社の特徴【15選】
一般的に「働きやすい」といわれる会社には、共通する特徴が存在します。
よってこれらの特徴を把握し、とくに自分が重要だと感じる項目を指標に企業探しをすると相性のよい会社を探せるんですよね。
ここでは、具体的な特徴を15個ピックアップしました。
以下の項目について、順に詳しく見ていきましょう。
【働きやすい会社に共通する特徴】
- 残業時間が少なめ(月25時間未満)
- 3年後離職率が低い(30%未満)
- 年間休日が120日以上ある
- 有給休暇の取得率が高い
- 平均勤続年数が長い
- 給与水準が高い
- 法定外の福利厚生が充実している
- 出産・育児や介護などに理解がある
- 自由な働き方を認める制度がある
- キャリア形成を支援する制度が充実している
- 明確な評価制度を用意している
- 社員同士の関係性がよい
- 立場に関わらず発言しやすい雰囲気がある
- 古くから続く謎の慣習やルールがない
- ハラスメント対策をしている
特徴① 残業時間が少なめ(月25時間未満)
働きやすい会社では、残業時間が少ない傾向にあります。
残業時間が多いとプライベートの時間を確保しにくいので、公私ともに充実させる上では重要な特徴といえるかもしれません。
残業時間の基準としては、月25時間くらいが上限かなと考えています。
月に20日稼働の会社では、1日1時間ほど残業があるようなイメージですね。
これ以上増えると平日の自由な時間が少なくなりますし、ワークライフバランスの観点で微妙といえます。
もちろん「できる限り長く働いて多くの収入を得たい」といった考えの人もいるとは思いますが、働きやすさを優先するなら残業は少ないほうがよいかと。
各社の残業時間は会社HPやリクナビなどに記載されているので、気になる企業があれば応募前に確認しておくとよいでしょう。
特徴② 3年後離職率が低い(30%未満)
働きやすい会社では、すぐに退職しようと考える人が少ないです。
ゆえに、社員の離職率も自然と低い数値になるものなんですよね。
離職率は中途入社組・新卒者のものがありますが、就活生は新卒者の3年後離職率を見るのがよいかと思います。
同年代の離職率を見たほうが、自分が入社したあとに感じるストレスやギャップなどを判断する際に有効だからですね。
引用:厚生労働省「新規学卒者の離職状況」
厚生労働省のデータを見る限り、新卒者の3年後離職率の平均は3割程度でした。
そのため3割以下の会社なら、ある程度働きやすい環境があると考えてよいかと。
各企業の3年後離職率は、就職四季報やブンナビなどに記載されています。
離職率が高い企業はブラック度が高い可能性もあるので、応募先を厳選する際に欠かさずチェックしておきましょう。
特徴③ 年間休日が120日以上ある
一般的に働きやすいといわれる会社では、年間休日が120日以上あります。
単純に考えると、3日に1回くらいは休みという計算ですね。
この基準は感覚的なものなのですが、120日以下の会社はやや少なめな印象があるので、働くなかで不満を抱くことがあるかもしれません。
ちなみに、労働基準法では105日が最低ラインとされています。
よって120日以上あるかだけでなく、105日に近くないかを確認することでブラック企業を避けることにもつながりますよ。
年間休日も募集要項などに書かれていることが多いので、応募段階で確認しておいてくださいね。
特徴④ 有給休暇の取得率が高い
働きやすさを重視する会社では、社員のプライベートを尊重してくれます。
仕事を優先するような雰囲気がないので、プライベートの都合があれば有給を取得しやすい雰囲気があるんですよね。
よって、一般的な企業よりも有給取得率が高くなりやすいんです。
引用:厚生労働省「令和3年就労条件総合調査の概況」
厚生労働省が公表するデータによると、全国の平均値は有給取得率が56.6%・有給取得日数が10.1日でした。
ゆえに、これ以上の取得実績がある会社は働きやすい環境といえるかと。
なお、法律で企業に対して定められている下限値は年5日となっています。
取得日数の平均が5日に近い会社も劣悪な労働環境の可能性が高いので、もし見つけたらすぐに候補から除外してくださいね。
特徴⑤ 平均勤続年数が長い
5つ目の特徴は、平均勤続年数が長いことです。
離職率と似た話になりますが、働きやすい会社では退職を考える人が少ないので、自然と長く働く人が多くなるんですよね。
平均勤続年数もリクナビなどに書かれていることがありますよ。
1つ注意点として、平均勤続年数が短い・書かれていない場合は、企業の設立年数もあわせてチェックしてみてください。
たとえば、ベンチャーなどの歴史が浅い会社では勤続年数も当然短くなるので、一概に数値を比較すればよいとも限らないからですね。
ただ、ある程度歴史のある会社なら、平均値が働きやすさの判断材料になります。
とくに同じ会社で長く働くことを希望する人は、事前に確認しておきましょう。
特徴⑥ 給与水準が高い
働きやすい会社はつまり、社員の待遇改善に力を入れている会社といえます。
ゆえに事業で得た利益を社員へ積極的に還元する意識が強く、結果として給与水準も高い傾向にあるんですよね。
社員側の目線でも、やはり金銭面が優れた会社は魅力的に映るかと。
注意点を伝えておくと、給与水準を見る際は基本給の高さを確認することが大切です。
ボーナスは基本給×◯ヶ月という形で計算されますが、総支給額には手当や固定残業代なども含まれているからですね。
表面的な総支給額だけを参考にするとボーナスの金額が想定よりも低く、年収ベースでは期待以下になる可能性もあります。
本質的に働きやすい会社は総支給額・基本給のどちらも優れた数値なので、給与水準を見る際は意識して確認するとよいでしょう。
特徴⑦ 法定外の福利厚生が充実している
わかりやすい指標として、福利厚生の充実度も重要です。
なかでも、法定外の福利厚生が充実しているかをチェックすべきですね。
健康保険や厚生年金などはどの会社も整備する法定福利厚生なので、企業によっての差が生まれません。
そのため働きやすさを判断する際は、各社が社員のために独自に整備する住宅手当や社員食堂の有無などをチェックするとよいです。
これらは基本給にプラスして企業が支払っているものなので、社員の待遇を優先する会社ほど充実しやすいんですよね。
福利厚生は他社との差を実感しやすい要素でもあるので、応募段階でできる限り妥協せずに企業探しすることをおすすめします。
特徴⑧ 出産・育児や介護などに理解がある
働きやすい会社では、社員のプライベート充実を大事にしてくれます。
よって、出産・育児や介護などと仕事の両立を支援する制度も豊富にあるんですよね。
【出産・育児や介護を支援する制度の例】
- 産前・産後休暇、育児休暇・介護休暇
- 子どもの看護休暇
- 短時間勤務制度
- 所定労働時間の制限
- 時間外労働・深夜業の制限
年齢を重ねたりライフステージが変わったりすると、以前と比べて仕事との両立も難しくなるものです。
そんなとき、上記のような制度があると少しは両立しやすくなるんですよね。
1つ注意点として育休などの有無を確認する際は、制度の有無だけでなく取得実績までをチェックしてください。
取得実績がないと制度を利用しにくい雰囲気があるかもしれないので、現実的に使えそうな制度かどうかも確認しておきましょう。
特徴⑨ 自由な働き方を認める制度がある
働きやすい会社では、社員が柔軟な働き方をできるように制度を充実させています。
具体的には、次のような制度のことですね。
【自由な働き方を認める制度の例】
- フレックスタイム制度
- 短時間勤務制度
- 時差出勤制度
- リモートワーク制度
- 在宅勤務制度
フレックス制があれば、自分がもっともパフォーマンスを発揮できるような時間を選択して仕事ができます。
またリモートワークなどが認められていれば、自身の都合にあわせて自宅やカフェなどでも働けますよね。
近年ではコロナの影響や働き方改革を推進するような風潮などにより、上記のような制度を導入する企業も増えてきました。
業界や業種によって制度の導入難易度は異なりますが、自由な働き方を重要視する人は企業探しの段階で条件に加えるとよいでしょう。
特徴⑩ キャリア形成を支援する制度が充実している
とくに成長意欲や上昇志向が高い人にとっては、その会社が自身のキャリア形成に役立つかどうかは大切な要素です。
いくら待遇などが優れていても、長期的に考えて自身のためにならない会社では不満を感じる可能性がありますからね。
よって働きやすい会社では、キャリア形成を支援する制度も充実しています。
【社員のキャリア支援に関する制度の例】
- 社内研修制度
- 外部セミナーの参加機会提供
- 定期的に上司と1対1で話す仕組み
- キャリア支援室の用意
もちろん制度がなくても自分の意識次第で成長できますが、やはり環境が優れているに越したことはありません。
キャリア形成の観点を重要視する人は、上記のような制度をチェックしておきましょう。
特徴⑪ 明確な評価制度を用意している
明確な評価制度があるかどうかも大切な要素ですね。
仕事で成果を出しても正当な評価を受けられない会社では、長期的にモチベーションを維持することが難しいからです。
極端な例ですが、上司の好みによって昇進・昇格が決まったり、年齢でしか評価が変わらなかったりする会社は微妙ですよね。
「待遇さえよければいい」という人でも、ストレスの原因になるかもしれません。
人によって優先順位は異なりますが、1つの指標として知っておくとよいでしょう。
特徴⑫ 社員同士の関係性がよい
上司や同僚との人間関係を理由に転職・退職する人は非常に多くいます。
よって働きやすい会社を探す上では、社員同士の関係性がよいか・自分もうまく馴染めそうかなどをチェックしておきべきなんですよね。
そもそも社員同士の関係がよくない職場では、仮に自分が入社したあとも険悪な雰囲気のなかで働き始める必要があります。
また仮に職場の関係性がよさそうでも、自分と似た価値観を持つ人が少なそうな職場では、無理に合わせる必要が生じるかもしれません。
周囲に気を使わないといけない環境では、自分の力も発揮しにくいものです。
とくに気を配ることが得意な人は、口コミサイトやOB訪問などを活用して入社前に社内の雰囲気を確認しておくとよいでしょう。
特徴⑬ 立場に関わらず発言しやすい雰囲気がある
働きやすい会社では、立場に関わらず発言しやすい雰囲気があります。
具体的には、年齢や性別・役職などを問わず意見をいい合える環境のことですね。
若手が上司に気を使って自分の意見をいえなかったり、男性優位の雰囲気があったりする会社では、働きにくいと感じる可能性があります。
仮に待遇面などが優れていても、ストレスを感じることは間違いないかと。
応募段階で企業の風通しを確認するなら、やはり口コミサイトが便利です。
社員・元社員のリアルな声を見れば社内の雰囲気を探れるので、気になる企業があれば時間を設けてチェックしておくとよいでしょう。
特徴⑭ 古くから続く謎の慣習やルールがない
働きやすさを求めるなら、謎の慣習やルールがないことも重要ですね。
理不尽さを感じるようなルールがあると、やはりストレスを感じやすいからです。
【謎の慣習やルールの例】
- 上司より先に退職してはいけない
- 飲み会の幹事は若手がしないといけない
- 出社時刻より30分前に来ないといけない
- 若手は誰よりも早く出社しないといけない
- 休日の社内イベントは絶対に参加しないといけない
客観的に考えると理不尽に感じると思いますが、残念ながら上記のような慣習がある企業は決して少なくありません。
個人的には、本当にすべてが不毛でしかないと思いますね。
変なルールが完全にない会社を見つけるのも大変かもしれませんが、極端に許容できないような慣習がないかは確認しておくとよいでしょう。
特徴⑮ ハラスメント対策をしている
最後に紹介するのは、ハラスメント対策がされているかどうかです。
以前と比べて世の中全体の意識が高まってきていますが、より改善に力を入れている会社は働きやすさを重視しているといえます。
具体的には、次のような取り組みの有無を見るのがよいかと。
【ハラスメント対策の例】
- 定期的なアンケート調査
- 各種ハラスメントに対する相談窓口の設置
- 外部専門機関の相談窓口の設置
セクハラやパワハラなどがある会社は、当然応募すべきではありません。
社員にとっては当たり前な内容だからこそ確認を怠りがちなので、余力があればあわせてチェックしておいてくださいね。
働きやすい会社には、共通する特徴がいくつもあるのですね!
全項目をチェックするのは大変だけど、自分にとってとくに重要な特徴を指標にすれば相性のよい企業探しを効率化できるよ!
働きやすい会社の探し方
働きやすい会社の特徴を計15個紹介しました。
この特徴を指標に自分で企業を探すのもおすすめですが、なかには「もっと効率的な探し方を知りたい」と考える人もいるかもしれません。
そこで本章では、僕がおすすめする探し方を5つ共有します。
マイナビなどの大手ナビサイトを使う以外にも効率的な方法は多くありますよ。
以下の内容について、順に確認していきましょう。
▼転職者の方は以下
【働きやすい会社の探し方】
- ホワイト企業ナビを活用する
- 就活エージェントに条件に合う会社を紹介してもらう
- 逆求人型サイトにて企業からスカウトを受ける
- 就職四季報で3年後離職率や残業時間を調べる
- 国の認証制度を利用する
探し方① ホワイト企業ナビを活用する
手前味噌ですが、まずは僕が運営する「ホワイト企業ナビ」を紹介させてください。
ホワイト企業ナビは僕が運営するサービスで、その名のとおりホワイト企業の求人しか扱っていない就活サイトです。
ホワイト企業ナビを立ち上げたのは、当ブログの読者の声がきっかけでした。
それは「ホワイト企業だけをまとめた求人サイトを作ってほしい」という声です。
以前から「就活生のため」という想いを第一に就活攻略論を運営してきたのですが、この声をいただいたときハッとさせられたんですよね。
上記のような就活サイトこそ、就活生に直接的に役に立てるのではと思ったんです。
そしてブログと同時並行で着手し、実際にホワイト企業ナビを立ち上げました。
▼こんなサイトです!見やすいデザインにこだわりました!
ホワイト企業ナビの最大の特徴は、取り扱い企業をかなり厳選していること。
具体的には、次の3条件をすべて満たす企業の求人しか掲載していません。
【ホワイト企業ナビに掲載している優良企業の条件】
- 残業時間が月25時間未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
よって当サイトを利用すれば、その時点で一定レベルの働きやすさは担保された企業の求人だけをチェックできます。
また、ブラック企業がとくに多いといわれる「飲食」「運送」「宿泊」「教育」の求人も一切掲載していません。
当ブログも運営する編集部が各求人の中身をまとめており、「何がこの会社の魅力なのか」を理解しやすい点も強みの1つです。
現状はまだ掲載企業数が少ないですが、愛される求人サイトを目指して1つずつ丁寧に着実に企業を探して掲載しています。
少しでも関心を持った就活生は、ぜひ一度サイトをのぞいてみてくださいね。
探し方② 就活エージェントに条件に合う会社を紹介してもらう
2つ目は、就活エージェントを活用する方法です。
就活エージェントとは、人材会社が無料で就活を支援してくれるサービスのこと。
具体的には、次のような支援をしてくれるサービスです。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
内定獲得までに必要なことを幅広く支援してくれるサービスですね。
よって応募先の候補があまりない就活生に対しては、希望条件をヒアリングした上で相性のよい企業を厳選して紹介してくれるんです。
この際、前章で紹介した「自由な働き方を認める会社がいい」などの条件を伝えると、企業探しを効率化できるんですよね。
しかも企業を紹介してくれるのは就活市場に精通したプロなので、精度の高さを考えても第三者からサポートを受ける価値は高いです。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
探し方③ 逆求人型サイトにて企業からスカウトを受ける
3つ目に紹介するのは、逆求人型サイトを使う方法です。
逆求人型サイトとは、プロフィールを登録すると自分に興味を持った企業からスカウトが届くサービスのこと。
マイナビやリクナビとは真逆の構造で「就活生→企業」ではなく「企業→就活生」の流れでコンタクトをとるサービスですね。
就活生はサイト登録時にプロフィールを入力する必要がありますが、すると興味を持った企業からスカウトが届きます。
利用経験がないとイメージが難しいかもしれませんが、誰もが知るような有名企業からオファーが届くことも決して珍しくありません。
返信は自分が気になる企業だけにすればよいので、就活生が利用する上で工数がかからない点もメリットですね。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
探し方④ 就職四季報で3年後離職率や残業時間を調べる
自分で実践できる方法として、就職四季報を活用するのもおすすめです。
具体的には、3年後離職率や残業時間を調べて比較する方法ですね。
四季報には各社の詳細なデータが掲載されているので、前章で紹介したような項目を調べると働きやすさを判断できます。
もちろんすべての企業データを見るのは非効率なので、ある程度候補を絞ってから数値を比較していくのがよいかと。
この作業も面倒に感じる就活生が多くて、実際に行動に移す人は意外と少ないです。
ただ、こういった地道な作業に多くの時間をかけることが将来の自分を助けるので、ぜひ妥協せずに取り組んでみてくださいね。
探し方⑤ 国の認証制度を利用する
5つ目の方法として、国の認証制度を利用するのもアリかと。
国が特定の指標において優れていると認めた企業があるので、そのデータを参考に候補を探す方法ですね。
【厚生労働省が管轄する認定マークの例】
- ホワイトマーク認定:働きやすい環境づくりに力を入れている会社
- ユースエール認定:若者の採用や育成に積極的な会社
- えるぼし認定:女性の活躍促進に積極的な会社
- くるみん認定:仕事と子育ての両立支援に取り組んでいる会社
認定マークがある会社は、ある意味で国が認めた優良企業ともいえます。
国が関わるような認定マークを持つ会社は「非営利一般社団法人 安全衛生優良企業マーク推進機構」にて確認できますよ。
働きやすい会社を探す人は、ぜひサイトを覗いてみてくださいね。
転職者は転職エージェント+口コミサイトの活用がおすすめ
この記事の読者には、転職希望者の方も含まれるかと思います。
よってここでは、転職者向けのおすすめ対策もお伝えしておきますね。
結論、転職者の方には「転職エージェント+口コミサイト」の活用がおすすめです。
まずは、評判の良い転職エージェントを2〜3社だけ登録する。
その上で、紹介された求人を口コミサイトで調べるのが最効率と考えています。
もし僕が転職希望者だとしたら、20代なら「就職Shop」と「UZUZ(ウズウズ) 」を利用します。(理系出身者であれば「UZUZ(理系特化) 」を併用するかと。)
ITエンジニアやWeb業界への転職希望者であれば「レバテックキャリア」一択ですね。
転職エージェントも数多く存在しますが、質と知名度は比例しないので利用者の口コミベースで登録先を決めることが大切です。
その点で上記は口コミが優れているので、質の高さは間違いないかと。
ただ、求人を紹介されたら口コミサイトで実態を確認することも重要です。
自分の希望条件が正しく伝わっていないことや、微妙な担当者が何となくで企業を紹介しているケースもゼロではないからですね。
口コミサイトは「openwork」や「ライトハウス」を使うのがよいかと。
担当者に遠慮しても最終的に悪影響を受けるのは自分なので、少しでも対応に違和感を覚えたら率直に想いを伝えてくださいね。
ここで紹介した内容のより詳しい解説は、以下の記事にてまとめました。
転職活動を成功させて今よりも豊かな生活を送りたいと考えている人は、ぜひ一度目を通してみてくださいね!
マイナビなどを使う以外にも企業探しをする方法は多くあるのですね。
効率面や精度を考えると、むしろ就活エージェントなどを使ったほうがよいと僕は考えているよ。何より無料だし、使ったことがない人がいたらぜひ気軽に試してみてね!
働きやすい会社ランキングまとめ
働きやすい会社の特徴、おすすめの探し方を共有しました。
ただ、なかには働きやすい会社の具体例を知りたい人もいるかと思います。
そこで本章では、働きやすい会社のランキング結果をまとめました。
ここでは、企業の年収や口コミをまとめたプラットフォームを運営する「OpenWork」が公表するデータを参考にしています。
▼総合|働きやすい会社ランキング
順位 | 会社目 |
---|---|
1位 | グーグル合同会社 |
2位 | 中外製薬株式会社 |
3位 | 株式会社リクルート |
4位 | 株式会社セールスフォース・ジャパン |
5位 | プルデンシャル生命保険株式会社 |
6位 | アビームコンサルティング株式会社 |
7位 | P&Gジャパン合同会社 |
8位 | ソニーグループ株式会社 |
9位 | 日本マイクロソフト株式会社 |
10位 | デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 |
引用:OpenWork「働きがいのある企業ランキング2022」
上記の詳細は「【働きやすい会社ランキング60選】ベンチャーや女性向けなどジャンル毎に企業を厳選紹介!」にて共有しました。
ランキングや各企業の詳細を知りたい人は、ぜひご覧くださいね。
また、就活攻略論ではそのほかの軸における働きやすい会社についても、ランキング形式でまとめた記事を用意しています。
気になる指標のランキングがある人は、ぜひさくっと覗いてみてください!
» 【働きやすい外資系企業ランキング】残業時間や年収を軸に優良企業を厳選紹介!
▼ベンチャーの働きやすい会社まとめ
» 【働きやすいベンチャー企業ランキング】厚待遇・高年収の企業を厳選紹介!
▼女性が働きやすい会社まとめ
» 【女性が働きやすい会社の特徴とは?】3つのランキング結果も共有!
▼子育てしながら働きやすい会社まとめ
ランキング形式だとさくっと見れますし、内容も面白くて参考になりますね!
働きやすい会社に就職するメリット
次にこの章では、働きやすい会社に就職するメリットを紹介します。
働きやすい会社には多くの志望者が集まるので、一般的な企業と同様の対策をして選考に進んでは簡単に内定を得られません。
よって質の高い対策を続けるためにも、モチベーション維持に影響があるメリットを整理しておくことは大切です。
以下3つのメリットについて、順に確認していきましょう。
【働きやすい会社に就職するメリット】
- 精神的なストレスを感じることが少ない
- プライベートの時間を充実させられる
- モチベーションを維持して働ける
メリット① 精神的なストレスを感じることが少ない
社員にとって優れた環境の会社では、ストレスを感じることが少ないです。
福利厚生や給与水準が優れていたり、人間関係や社内の雰囲気がよかったりする会社では、精神的にも穏やかに過ごせますよね。
もちろんあらゆる条件が良好な会社は、存在しないかもしれません。
とはいえ、社員にとっての働きやすさに力を入れている企業であれば、一般的な会社よりもストレス少なく働けるかと。
会社が原因で精神的に病む人も少なくないことを考えると、メンタルが安定しやすいことはかなり大きなメリットといえます。
メリット② プライベートの時間を充実させられる
働きやすい会社では、プライベートの時間も充実させられます。
残業時間が少なかったり有給を取得しやすかったりすれば、仕事に時間を取られることなくプライベートも自由に過ごしやすいからです。
ライフステージの変化があっても、出産・育児などとの両立を支援する制度があれば負担を軽減しつつ働けるはず。
仕事を優先せざるを得ないような環境と比較すると、ワークライフバランスの実現しやすさは明白に違いますよね。
公私ともに充実させたい人は、働きやすい会社を目指すとよいでしょう。
メリット③ モチベーションを維持して働ける
会社に対して多くの不満がある状態では、意識高く働くのは困難です。
たとえば上司が理不尽であったり、自分が希望するように有給を取得できなかったりする会社では、誰しも強いストレスを感じますよね。
ストレスが強い状態で仕事のモチベーションを上げるのは現実的ではありません。
一方で働きやすい職場なら、会社に対してストレスを感じることが少ないため、仕事のモチベーションも自然と高くなりやすいです。
会社は何やかんやで多くの時間を費やす場所なので、自然とやる気が出るような状態のほうが理想ですよね。
モチベーション高く働けたら仕事でも成果を出しやすくなりますし、結果として仕事で充実感を覚えることにもつながります。
自然と意識が高まることは、働きやすい会社ならではのメリットといえるでしょう。
精神的なストレスを感じることが少なかったり、公私ともに充実しやすかったりすることがメリットといえそうですね。
そのとおりだね。仕事で充実感を得るためにも、社員にとって優れた環境の会社に就職するメリットは大いにあるよ。
働きやすい会社に就職するデメリット
最後に本章では、働きやすい会社に就職するデメリットも共有します。
どんな物事においても、メリットだけでなくデメリットがあるものです。
あくまでも「強いていえば」という内容ですが、事前に知っておいて損はないかと。
働きやすい会社を探している人は、最後にさくっと読み進めてみてください。
【働きやすい会社に就職するデメリット】
- ストレス耐性がつきにくい
- 上昇意欲が生まれにくい
デメリット① ストレス耐性がつきにくい
働きやすい会社では、一般的な企業よりもストレスを感じることが少ないです。
ゆえにあえて悪い見方をすると、ストレス耐性がつきにくいんですよね。
そもそも「ストレス耐性が必要か?」という問題もありますが、先の長いキャリアを考えたときに耐性があって損することはないかと。
仮に1社目で優れた環境の会社に入れても、いつか転職せざるを得ない状況になったときに新たな場所で苦戦する可能性もあるからです。
もちろん転職を繰り返すなどの対処法もあるとは思いますけどね。
働きやすい会社について考えるときに意外と語られない内容なので、1つの懸念点として知っておくとよいでしょう。
デメリット② 上昇意欲が生まれにくい
上昇意欲が生まれにくいこともデメリットの1つです。
働きやすい会社では待遇面などで不満を感じることが少ないので、出世のために努力する意識が生まれにくいことがあります。
「給料アップのために仕事で成果を出すぞ」「出世して今よりもっと稼ぎたい」といった考えが生まれにくい可能性があるわけですね。
これも「上昇意欲があるほどよいのか?」という問題もありますが、現状に満足しやすくなる可能性は想定しておいてもよいかと。
1つの可能性として、頭の片隅にでも入れておいてくださいね。
あえて悪い見方をしているけど、人によって働きやすい会社が合わない可能性もゼロではないから参考までに知っておくといいよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
働きやすい会社の特徴15選や具体的な探し方、優良企業に就職するメリット・デメリットなどを網羅的に解説しました。
残業時間が少なめ・法定外の福利厚生が充実しているなど、働きやすいといわれる会社には共通する特徴が多くあります。
よって就職先の候補を探す際には、これらの特徴を指標として企業を厳選すると効率的に候補を増やせるかもしれません。
15の特徴のなかでもとくに自分が重要と感じる項目を就職先の条件とすれば、ミスマッチが生じる可能性も減らせます。
就活・転職エージェントや逆求人型サイトを使う方法もあるので、ぜひ自分に合ったやり方で納得のいく企業の内定を目指してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【優良企業ランキング50選】5つの指標別に働きやすい企業を共有!」も読んでみてください。
残業時間・3年後離職率・平均年収など、就職先に求めることが多い5つの指標別に優良企業をランキング化しています。
この記事で紹介した一部特徴を指標にしてランキング化しているので、候補を増やすためにもぜひ目を通してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 働きやすい会社には「残業時間が少なめ」「3年後離職率が低い」「年間休日が120日以上」などの共通する特徴が多くある。
- 効率や精度を高めたいなら、就活エージェントや逆求人型サイトを使って企業探しすべきである。
- 働きやすい会社では精神的なストレスが少なく、公私ともに充実させやすい。
- ストレス耐性がつきにくい、上昇意欲が生まれにくいといった可能性も知っておくとよい。
今回の記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/