就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
大多数の人にとって会社は、週5日という非常に多くの時間を過ごす場所です。
そんな会社の雰囲気や待遇がひどいと、精神的なストレスを感じてしまったり、プライベートの時間を十分に確保できなかったりします。
ゆえに、少しでも働きやすい職場に就職したいと考えるのは当然のことですよね。
しかし、いざ「優れた環境の会社で働きたい」と思ったとき、具体的にどんな職場が働きやすいといえるのか?と疑問に感じる人は少なくありません。
そこでこの記事では、まず社員にとって働きやすい職場の主な条件や特徴、優良企業ならではの取り組み事例を紹介します。
その上で、働きやすい職場の探し方や具体的な企業例・優良企業を目指すメリット・デメリットまで共有するので、ぜひ参考にしてください。
働きやすい職場を理解しておけばブラック企業を避けやすくなりますね!
そうなんだ。ちなみに優良企業を知る手段として「優良企業の最新の求人情報・対策情報」を共有する無料の公式ラインも始めたからぜひ利用してみてね!
- 社員にとって働きやすい職場とは?主な4つの条件
- 働きやすい職場に共通する具体的な特徴
- 働きやすい職場の探し方
- 働きやすい職場ならではの取り組み例
- 働きやすい職場ランキングまとめ
- 働きやすい職場に就職するメリット
- 補足:働きやすい職場の問題点
- 本記事の要点まとめ
社員にとって働きやすい職場とは?主な4つの条件
記事の前半では、まず「どんな環境が働きやすい職場といえるのか?」を解説します。
「働きやすい職場」って言葉の響きはいいですが、抽象的な表現なので具体的なイメージを膨らませないと企業探しの参考にならないんですよね。
そこで最初の章では、社員にとって働きやすい職場の条件を紹介します。
「どんな条件の職場を社員が働きやすいと感じるか?」についてですね。
僕はこれまで7年以上就活を研究してきましたが、ここでは過去の経験のなかで感じた4つの条件をまとめました。
以下の内容について、順に詳しく見ていきましょう。
【社員にとって働きやすい職場の主な条件】
- 人間関係や職場の雰囲気がよい
- プライベートの時間を確保しやすい
- 福利厚生を含めた金銭面のサポートが豊富
- 実力を発揮しやすく適切な評価制度がある
条件① 人間関係や職場の雰囲気がよい
1つ目の条件は、人間関係や職場の雰囲気がよいことです。
職場の人間関係を理由に転職する人が多くいるように、やはり上司や同僚との関係性は働きやすさに大きな影響があるんですよね。
これは、就活生も容易に想像できる内容かと思います。
部活やサークル・アルバイト先でも、自分と相性が悪い人が多くいる環境ではどうしてもストレスを感じるものですよね。
人との相性だけでなく、環境全体の雰囲気とも相性を感じることはあるかと思います。
関係者や環境に違和感を覚えるような職場では、無意識的に悪影響が生じて業務でも自分の力を発揮しにくくなるものです。
働きやすい職場を求めるなら、人間関係や職場の雰囲気が自分と相性がよさそうかどうかを確認しておくべきといえるでしょう。
条件② プライベートの時間を確保しやすい
ワークライフバランスを実現しやすいかどうかも重要ですね。
純粋に仕事の時間が多かったり、プライベートの都合にあわせて休めなかったりする職場では、会社を優先して生活することになります。
仕事を優先する必要がある環境では、当然ながら働きやすさは感じられません。
よって、事前に次のような項目を確認しておくことが大切です。
【プライベートを優先できるか確認する際の判断材料】
- 残業時間が多くないか
- 年間休日が少なくないか
- 有給取得率が低くないか
- 出産・育児・介護などとの両立を支援する制度があるか
残業時間が多かったり、有給を自由度高く取得できなかったりする会社では、プライベートの時間もなかなか確保できません。
育児などとの両立支援制度は実際に利用されていないと意味がないので、制度の有無だけでなく利用実績まで確認するようにしましょう。
条件③ 福利厚生を含めた金銭面のサポートが豊富
3つ目は、福利厚生を含めた金銭面のサポートが豊富であること。
お金が多くあれば必ず幸せになるとは限りませんが、やはり生きていく上で金銭的な余裕があると生活にもゆとりが生まれますよね。
よって、社員に対して手厚いサポートを用意している会社は魅力的かと。
金銭面での待遇を確認する際は、給与水準だけでなく次のような福利厚生の有無もチェックすることが大切です。
【金銭面での待遇を確認する際に見るべき福利厚生】
- 住宅手当
- 寮・社宅
- 家族手当
- 社員食堂
住宅手当などがあれば、給料にプラスして会社から金銭的なサポートを受けられます。
合計の支給額はこれらの手当も含まれた金額になるので、基本給など以外の項目も考慮して会社を比較する必要があるんですよね。
社員食堂があれば安く食事を済ませられますし、自炊などをする手間も省けるので社員にとってはかなりありがたいですよ。
条件④ 実力を発揮しやすく適切な評価制度がある
社員が自分の力を最大限に発揮できるような環境であるか、そして仕事の成果を適切に評価する仕組みがあるかも重要ですね。
いくら福利厚生などの待遇が優れていても、仕事でやりきれない感覚があるとモチベーション維持も難しくなるからです。
実力を発揮しやすいかどうかには、たとえば次のような内容が影響してきます。
【実力の発揮しやすさに影響を及ぼす内容の例】
- 年齢や立場を問わずに発言しやすい雰囲気があるか
- フレックスタイム制など自由な働き方を認める制度があるか
- 最新の機器を導入するなど環境面で不足がないか
上記のような環境面に加えて、適切な評価制度の有無も大切です。
自分の力を発揮しやすい環境が用意されていても、自分の頑張りを正当に評価されないとやはりモチベーションは上がりません。
働きやすい職場について考えるとき、福利厚生や人間関係など仕事以外の部分を気にする人が多い印象です。
ただ、業務パフォーマンスに影響がある部分も意外と大切なので、とくにバリバリ働きたいと考えている人は欠かさず確認しておきましょう。
社員にとって働きやすい職場について考えると、いくつも重要な条件があるとわかりますね。
これらを満たす企業は確実に働きやすいといえるよ。すべてを網羅するのは簡単ではないけど、自分がとくに重視する条件は欠かさず確認しておこうね!
働きやすい職場に共通する具体的な特徴
次にこの章では、働きやすい職場に共通する具体的な特徴を共有します。
前章で紹介した条件を満たすような会社には、共通する特徴がいくつもあるんですよね。
よって働きやすい職場を用意する会社を探す際には、これらの特徴を指標とすると優良度の高い会社と出会いやすくなります。
僕が考える働きやすい職場の特徴は、以下のとおりです。
【働きやすい職場に共通する具体的な特徴】
- 残業時間が少なめ(月25時間未満)
- 3年後離職率が低い(30%未満)
- 年間休日が120日以上ある
- 有給休暇の取得率が高い
- 平均勤続年数が長い
- 給与水準が高い
- 法定外の福利厚生が充実している
- 出産・育児や介護などに理解がある
- 自由な働き方を認める制度がある
- キャリア形成を支援する制度が充実している
- 明確な評価制度を用意している
- 社員同士の関係性がよい
- 立場に関わらず発言しやすい雰囲気がある
- 古くから続く謎の慣習やルールがない
- ハラスメント対策をしている
上記一つひとつの詳細は「【働きやすい会社の特徴15選】具体的な探し方や入社するメリットも共有します!」にて解説しました。
数が多すぎると読むのが大変な印象を受けるかもしれませんが、自分が重要視する項目を見つけられると企業探しがかなり楽になります。
「それぞれの特徴があるとなぜ働きやすい職場といえるのか?」にも踏み込んで解説しているので、気になる人はぜひあわせてご覧くださいね。
「働きやすい職場」だと抽象的すぎますが、細かい特徴があると企業探しをするときに具体的に進められそうですね。
まさにそのとおりなんだよね。企業自体はかなりの数が存在するから、自分に合った条件を細かく絞って働きやすい職場の会社を探すことが大切なんだ。
働きやすい職場の探し方
ここまでは「どんな環境が働きやすい職場といえるのか?」を理解してもらうために、主な条件や特徴などを紹介してきました。
ただ、働きやすい職場を求める人が本当に知りたいのは「どうやって自分に合った働きやすい会社を見つけるか」だと思います。
そこで本章では、働きやすい職場の探し方を5つ共有します。
先に注意点を伝えておくと、マイナビなどの大手求人サイトだけを使っていてはなかなか優良企業は見つかりません。
以下の方法について、順に詳しく確認していきましょう。
▼転職者の方は以下
【働きやすい会社の探し方】
- ホワイト企業ナビを活用する
- 就活エージェントに条件に合う会社を紹介してもらう
- 逆求人型サイトにて企業からスカウトを受ける
- 就職四季報で3年後離職率や残業時間を調べる
- 国の認証制度を利用する
探し方① ホワイト企業ナビを活用する
手前味噌ですが、1つの方法として「ホワイト企業ナビ」を紹介させてください。
ホワイト企業ナビは僕が運営するサービスで、名前のとおりホワイト企業の求人のみに特化した就活サイトです。
僕がこの就活サイトを運営しようと思ったのは、当ブログの読者からいただいた声がきっかけでした。
それは「ホワイト企業だけをまとめた求人サイトを作ってほしい」という声です。
僕は以前から「就活生のため」という想いを第一に就活攻略論を運営してきたのですが、この声をもらったときにまさにハッとさせられたんですよね。
まさに上記のような就活サイトこそが、直接的に役に立つ存在になると思ったんです。
そしてブログと同時並行で着手し、実際にホワイト企業ナビを立ち上げました。
▼こんなサイトです!見やすいデザインにこだわりました!
ホワイト企業ナビの最大の特徴は、取り扱い企業をかなり厳選していることです。
具体的には、次の3条件をすべて満たす企業の求人しか掲載していません。
【ホワイト企業ナビに掲載している優良企業の条件】
- 残業時間が月25時間未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
よって当サイトを利用すれば、その時点で一定レベルの働きやすさは担保された企業の求人だけをチェックできます。
また、ブラック企業がとくに多いといわれる「飲食」「運送」「宿泊」「教育」の求人も一切掲載していません。
当ブログも運営する編集部が各求人の中身をまとめており、「何がこの会社の魅力なのか」を理解しやすい点も強みの1つです。
現状はまだ掲載企業数が少ないですが、愛される求人サイトを目指して1つずつ丁寧に着実に企業を探して掲載しています。
少しでも関心を持った就活生は、ぜひ一度サイトをのぞいてみてくださいね。
探し方② 就活エージェントに条件に合う会社を紹介してもらう
2つ目は、就活エージェントを利用する方法です。
就活エージェントとは、人材会社が無料で就活を支援してくれるサービスのこと。
具体的には、次のような支援をしてくれるサービスです。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
就活相談から求人紹介・選考支援まで、幅広くサポートしてくれるサイトですね。
内定獲得に向けて必要なことは何でもサポート対象なので、働きやすい職場を探す人には条件に合う会社も厳選して紹介してくれるんです。
しかも相手は人材業界のプロなので、自分の希望条件を考慮した上でマイナビなどでは見つけられない会社も紹介してくれるんですよね。
企業紹介の精度が高いだけでなく、純粋に企業探しの手間も省けるので、効率面を考えても利用する価値はかなり高いです。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
探し方③ 逆求人型サイトにて企業からスカウトを受ける
逆求人型サイトを使って企業と効率的に出会うのもおすすめですね。
逆求人型サイトとは、プロフィールを登録すると自分に興味を持った企業からスカウトが届くサービスのこと。
通常のナビサイトとは真逆で、企業側が就活生に連絡をするサービスですね。
就活生はサイト登録時にプロフィールを入力するのですが、その内容を魅力的に思った企業からスカウトが届くようになります。
もちろん微妙な企業からもスカウトは届きますが、自分が気になる企業にだけ返信すればよいので利用の手間はほとんどかかりません。
登録前だとイメージが難しいですが、誰もが知るような大手や優良企業からスカウトが届くことも決して珍しくないですよ。
これまで200以上のサイトを見てきた僕のおすすめは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
探し方④ 就職四季報で3年後離職率や残業時間を調べる
少しアナログな方法ですが、就職四季報を活用するのもアリですね。
具体的には、四季報に記載されている3年後離職率や残業時間を調査・比較して働きやすい会社を探す方法です。
働きやすい職場では離職率などの数値が優れた値になりやすいので、これらを比較することで優良企業を見つけられるわけですね。
1社1社をすべて見るのは大変ですが、ある程度候補を絞った上でその企業を比較すると厳選しやすくなるかと。
就活エージェントや逆求人型サイトで目星となる企業を絞りつつ、四季報でさらに候補を厳選するのも効率的な使い方ですね。
面倒に感じる方法ほど取り組むだけでほかの就活生と差別化できるので、ぜひ時間を設けて実践してみてください。
探し方⑤ 国の認証制度を利用する
国の認証制度を利用して企業を探すのもおすすめです。
くるみんマークがとくに有名ですが、国が働きやすい職場を整備する会社を認めるような制度がいくつかあるんですよね。
【厚生労働省が管轄する認定マークの例】
- ホワイトマーク認定:働きやすい環境づくりに力を入れている会社
- ユースエール認定:若者の採用や育成に積極的な会社
- えるぼし認定:女性の活躍促進に積極的な会社
- くるみん認定:仕事と子育ての両立支援に取り組んでいる会社
上記の認定を受けている会社を探せば、国が認めるような環境で働けます。
もちろん実際に合う・合わないは働いてみないとわかりませんが、国が認証する時点である程度の働きやすさは保証されているかと。
ちなみに、国が関わるような認定マークを持つ会社は「非営利一般社団法人 安全衛生優良企業マーク推進機構」にて確認できます。
客観的な指標も参考にしたい人は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
転職者は転職エージェント+口コミサイトの活用がおすすめ
ここまでは、就活生向けの対策を中心に紹介してきました。
ただ、この記事の読者には転職希望者も含まれると思うので、転職者向けの対策もあわせてお伝えしておきます。
結論、転職者の方には「転職エージェント+口コミサイト」の活用がおすすめです。
まずは、評判の良い転職エージェントを2〜3社だけ登録する。
その上で、紹介された求人を口コミサイトで調べるのが最効率と考えています。
もし僕が転職希望者だとしたら、20代なら「就職Shop」と「
UZUZ(ウズウズ) 」を利用します。(理系出身者であれば「
UZUZ(理系特化) 」を併用するかと。)
ITエンジニアやWeb業界への転職希望者であれば「レバテックキャリア」一択ですね。
転職エージェントも数多く存在しますが、質と知名度は必ずしも比例しないので、利用者の評判を重視することが必須です。
その点上記は口コミが抜群によいので、登録先としてはぴったりかと。
加えて求人を紹介されたら、口コミサイトでチェックすることも大切です。
担当者に自分の希望条件がうまく伝わっていないことや、担当者が浅い理解で雑に企業を紹介しているケースもゼロではないからですね。
口コミサイトは「openwork」や「ライトハウス」を使うのがよいかと。
こちらは今後のキャリアや人生がかかっているので、少しでも違和感を覚えることがあれば遠慮せず担当者に伝えてくださいね。
ここで紹介した内容のより詳しい解説は、以下の記事にてまとめました。
転職活動を成功させて今よりも豊かな生活を送りたいと考えている人は、ぜひ一度目を通してみてくださいね!
大手ナビサイト以外にも、企業探しの方法はいくつもあるのですね。
ナビサイトでは出会える企業も限られるから、むしろ就活エージェントなどのほうが価値が高いと考えているよ。利用経験がない人がいたらこの機会にぜひ登録してみてね!
働きやすい職場ならではの取り組み例
続いて本章では、働きやすい職場ならではの取り組み事例を紹介します。
社員にとって働きやすい職場の条件・優良企業に共通する特徴に加えて確認しておくと、より理解度が高まるはず。
それぞれ簡潔に紹介するので、ぜひさくっと読み進めてみてください!
【働きやすい職場ならではの取り組み例】
- デジタル化の促進
- コミュニケーション活性化につながる仕組みの導入
- 設備投資による職場環境の改善
例① デジタル化の促進
1つ目の取り組み事例として、デジタル化があります。
デジタル化とは、紙で管理していたものをデジタル情報に変えるなどのこと。
大量の紙をはさんでいたファイルをなくせたり、特定の担当者に任せていた業務を全体に見える化したりとメリットが多くあります。
効率化や属人性の解消などの観点で価値が高い取り組みなわけですね。
ただ、働きやすい職場に変えていく意識が薄い会社は、デジタル化のメリットがわかっていてもなかなか変革を起こせていません。
大規模な会社では仕組みが複雑でデジタル化しにくいなどの課題もありますが、1つの事例として知っておくとよいでしょう。
例② コミュニケーション活性化につながる仕組みの導入
社内のコミュニケーションをより活性化させるために取り組む企業もあります。
社員同士の関係性が密になると職場全体の雰囲気がよくなりますし、相乗効果で仕事や事業のパフォーマンス向上も期待できるからですね。
具体的な取り組みとしては、以下などがあげられます。
【コミュニケーション活性化につながる仕組みの例】
- チャットツールの導入
- 社員専用の休憩スペース設置
- 無料のドリンクサービス提供
- 無料の自動販売機の設置
社員側からしても、上記のような仕組みがある会社は魅力的ですよね。
とくに人間関係や職場の雰囲気などを重視している人は、コミュニケーションに対する意識が高い会社を探すとよいでしょう。
例③ 設備投資による職場環境の改善
3つ目は、設備投資による職場環境改善の取り組みです。
これは、社員が自分の実力を最大限発揮しやすくするための取り組みですね。
たとえば、次のような取り組みがあげられます。
【職場環境の改善につながる設備投資などの例】
- 観葉植物の導入
- リラックス感のあるBGMの導入
- 最新のPCや高性能チェアの導入
硬い雰囲気の会社や設備が古い会社などと比べると、上記のような取り組みに積極的な会社では働きやすい印象を受けますよね。
個人的には、長い歴史がある大企業などは環境改善にあまり積極的でない印象です。
上記を魅力的に感じる人は、比較的新しめの会社を探してみるとよいかもしれません。
デジタル化やチャットツールの導入など、取り組む価値は高いけど腰が重くて実践している企業は少ない印象がある事例でしたね。
たしかにそのとおりだね。社員にとって働きやすい環境を整備する意識が高い企業だからこそ、取り組んでいる内容ともいえそうだね。
働きやすい職場ランキングまとめ
次にこの章では、働きやすい職場ランキングを紹介します。
働きやすい職場の特徴や探し方だけでなく、具体的な企業例を知りたい人もきっと多くいると思いますからね。
今回は、一例として働きやすい会社のランキング結果をまとめました。
企業の年収や口コミをまとめたプラットフォームを運営する「OpenWork」が公表するデータを参考にしています。
▼総合|働きやすい会社ランキング
順位 | 会社目 |
---|---|
1位 | グーグル合同会社 |
2位 | 中外製薬株式会社 |
3位 | 株式会社リクルート |
4位 | 株式会社セールスフォース・ジャパン |
5位 | プルデンシャル生命保険株式会社 |
6位 | アビームコンサルティング株式会社 |
7位 | P&Gジャパン合同会社 |
8位 | ソニーグループ株式会社 |
9位 | 日本マイクロソフト株式会社 |
10位 | デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 |
引用:OpenWork「働きがいのある企業ランキング2022」
ランキングや各企業の詳細は「【働きやすい会社ランキング60選】ベンチャーや女性向けなどジャンル毎に企業を厳選紹介!」にてまとめました。
また、就活攻略論ではそのほかの軸における働きやすい会社についても、ランキング形式でまとめた記事を用意しています。
具体的な企業例を知ることでイメージが膨らむケースもあると思うので、気になるランキングがあればぜひあわせてご覧くださいね。
» 【働きやすい外資系企業ランキング】残業時間や年収を軸に優良企業を厳選紹介!
▼ベンチャーの働きやすい会社まとめ
» 【働きやすいベンチャー企業ランキング】厚待遇・高年収の企業を厳選紹介!
▼女性が働きやすい会社まとめ
» 【女性が働きやすい会社の特徴とは?】3つのランキング結果も共有!
▼子育てしながら働きやすい会社まとめ
単純にランキングを見るだけでも面白いと思うし、少しでも興味を持ってくれた人がいたらぜひ覗いてみてね!
働きやすい職場に就職するメリット
続いては、働きやすい職場に就職するメリットを紹介します。
優れた環境の会社は多くの人が入社したいと考えるので、とくに知名度が高い企業は採用倍率も高くなりがちです。
よって継続的に対策を続けるためにも、モチベーション維持のきっかけとなるメリットを知っておくことは大切なんですよね。
ここでは3つのメリットをまとめたので、順に見ていきましょう。
【働きやすい職場に就職するメリット】
- 会社を通じてストレスを感じることが少ない
- 仕事とプライベートの両方が充実する
- 長期にわたって安定して働ける
メリット① 会社を通じてストレスを感じることが少ない
働きやすい職場では仕事をするなかで違和感を覚えることが少ないので、会社を通じてストレスをほとんど感じずに働けます。
人間関係が良好だったり、福利厚生や金銭面の待遇が手厚かったりすれば、満足感を得て働けますよね。
もちろん完全に満足できるような会社はなかなかありませんが、一般的な会社よりストレス少なく働けるのは間違いないかと。
現代では、会社でのストレスが原因で精神的に病んでしまう人もいるくらいです。
メンタル的に安定して働けることは、優良企業を目指す大きなメリットといえます。
メリット② 仕事とプライベートの両方が充実する
働きやすい職場では、社員のプライベートを尊重する空気感があります。
ゆえに好きなタイミングで有給を取得できたり、育児や介護との両立支援制度が充実していたりと、プライベートを充実させやすいです。
いくら仕事が充実していても、プライベートの時間を犠牲にしてまで働く必要がある環境では不満を感じるものですよね。
ただ残念ながら、現実的には仕事を優先せざるを得ないような環境はまだまだ多い印象があります。
理想論かもしれませんが、公私ともに充実させやすいような会社はあまり多くありません。
ワークライフバランスを重視する人は、ぜひ少しでもプライベートに尊重があるような会社を目指すとよいでしょう。
メリット③ 長期にわたって安定して働ける
働きやすい職場では、福利厚生などを手厚く整備しています。
ただ、これらの根本となるのは事業で安定した利益があることなんですよね。
安定した利益がないとそもそも待遇面などを手厚くすることはできないので、冷静に考えると当然のことといえるかもしれません。
見方を変えると、事業が安定している働きやすい職場では、短期的ではなく長期的に考えても安定して働ける可能性が高いです。
すでに安定した基盤があるゆえに、今後数年の間に事業ごと成り立たなくなるような可能性は低いですからね。
よって、長期的な安定度を重視する場合にもメリットがあるといえます。
短期で転職するのではなく、同じ会社でできる限り長く働きたいと考えている人も待遇面が優れた会社を目指すとよいでしょう。
たしかにストレス少なく働けたり、プライベートを充実させられたりすることはかなり大きなメリットですね。
モチベーションを維持して選考対策を続けていくためにも、ここで紹介したようなメリットは改めて理解しておくといいよ。
補足:働きやすい職場の問題点
最後に本章では、働きやすい職場の問題点を紹介します。
あくまでも「強いていえば」という内容ですが、考え得る可能性としてネガティブな要素をピックアップしました。
どんな物事にもメリット・デメリットがあるので、働きやすい職場で後悔しないためにも事前に知っておいて損はないかと。
以下2つの内容について、最後にさくっと確認していきましょう。
【働きやすい職場の問題点】
- ストレス耐性がつきにくい
- 上昇意欲が生まれにくい
問題点① ストレス耐性がつきにくい
働きやすい職場は社員にとって居心地がよいので、ストレスをあまり感じません。
ゆえに「ストレス耐性をつける」という観点では、デメリットになるかと。
もちろん普通に考えれば、ストレスは少ないに越したことはないです。
ただ、たとえば何らかの事情で転職することになったとき、待遇などが劣る会社に就職したら大きなギャップを感じる可能性もありますよね。
よくも悪くもストレスは慣れる部分があるので、ストレスフリーな環境に居続けると耐性はつきにくくなるわけです。
人生レベルで考えると困難に直面する機会はいくつかあると思うので、その点では多少なりともデメリットといえるかもしれませんね。
問題点② 上昇意欲が生まれにくい
働きやすい職場では待遇面などで不満を感じることも少ないので、「出世して今よりもっと稼ぎたい」などと思わない可能性があります。
キャリアアップのために、転職しようなどと考える人も少ないかもしれません。
もちろん前提として上昇意欲があればよいわけでもないですが、環境的に現状に満足しやすくなる可能性は十分にあるかと。
とはいえ、個々人が納得できる生き方をするのが一番ですし、働きやすい職場に勤めるなかで自分が満足できる選択をできれば問題ないですけどね。
強いていえばという内容なので、参考までに頭に入れておくとよいでしょう。
何より知らずに入社して後悔するのはよくないから、あまり大きなトピックではないけど何となくでも把握しておくといいよ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
働きやすい職場の主な条件や特徴、探し方や具体的な企業例などについて網羅的に解説しました。
働きやすい環境の会社に就職したいなら、まずはこれらの職場に共通する特徴や取り組みなどを知っておくことが大切です。
自分がとくに重要と感じる特徴を指標にすれば、効率的に相性のよい企業を見つけられるかもしれません。
就活エージェントや逆求人型サイトを活用するのもかなりおすすめですよ。
会社選びは自分の人生にも大きな影響を及ぼすので、この記事の内容を参考にぜひ自分が心から納得できる会社を目指してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「【優良企業ランキング50選】5つの指標別に働きやすい企業を共有!」も読んでみてください。
残業時間・3年後離職率・平均年収など、就職先に求めることが多い5つの指標別に優良企業をランキング化しています。
実際に働きやすい職場に共通するような特徴で企業をピックアップしているので、候補を増やすためにもぜひ目を通してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 社員にとって働きやすい職場とは、人間関係や雰囲気がよかったり、待遇や福利厚生などが手厚く公私ともに充実させられたりする環境である。
- 働きやすい職場に共通する特徴を指標にして企業を探すのもアリである。
- 企業探しの際には、就活・転職エージェントの活用がおすすめである。
- ストレス少なく働けたり、プライベートを充実させられたりする点がメリットである。