就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
女子大に通っている就活生は「女子大でも学歴フィルターはかかるのかな?」と不安に思っている人もいるでしょう。
そこで今回は、「女子大の学歴フィルター」について詳しく解説していきます。
就活攻略論では学歴フィルターについて90以上もの記事を掲載しています。
数多くの企業の過去の採用実績を元に女子大の学歴フィルターについてもまとめているので、信頼性はバッチリですよ!
また「学歴フィルターがかからない基準」や「女性が採用されやすい企業の特徴」についてもご紹介していきます。
女子大の就活生にとって企業選びの参考にもなるかと思うので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
大学のランクだけでなく「女子大かどうか」でフィルターがかかる場合もあるんですか?
女子大でかかることもあるんだ。今回はその理由やどんな企業がおすすめなのかまで紹介していくから、最後までしっかり読んでね!
- 学歴フィルターは女子大でも存在する
- 学歴フィルターがかからない女子大の基準
- 「女子大」の学歴に自信がない人がやるべきこと
- 女性が採用されやすい・働きやすい企業の探し方
- 女性が採用されやすい・働きやすい企業の特徴
- 女性よりも男性を優遇する企業もある
- 女性よりも男性を優遇する企業の特徴
- 本記事の要点まとめ
学歴フィルターは女子大でも存在する
結論から言うと、学歴フィルターは女子大でもかかります。
以下の超大手企業の採用実績をご覧ください。
三菱商事や日本電通、東京電力は誰もが知る業界最大手の大企業ですが、採用大学名に“女子大の名前がほとんど記載されていない”ことが分かりますよね!
【三菱商事の過去の採用大学】
慶應義塾大学、東京大学、早稲田大学、一橋大学、立教大学、上智大学、東京外国語大学、青山学院大学、明治大学、東京理科大学、首都大学東京、東京工業大学、筑波大学、北海道大学、国際教養大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、滋賀大学、関西学院大学、立命館大学、同志社大学、大阪府立大学、神戸市外国語大学、岡山大学、九州大学、University of Miami、Imperial College London、The University of Edinburgh、Brown University、Universita Commerciale Luigi Bocconi、University College London、San Diego State University、University of Sydney、Princeton University、University of California, Berkeley、国立台湾大学
引用:https://job.mynavi.jp/21/pc/search/corp128/employment.html
【日本電通の過去の採用大学】
大阪教育大学、大阪工業大学、大阪産業大学、大阪商業大学、大阪電気通信大学、金沢工業大学、関西大学、関西外国語大学、関西学院大学、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、甲南女子大学、神戸大学、駒澤大学、滋賀大学、芝浦工業大学、摂南大学、専修大学、高崎経済大学、第一工業大学、千葉商科大学、中央大学、中京大学、中部大学、筑波大学、電気通信大学、東海大学、東洋大学、同志社大学、名古屋文理大学、日本大学、福井工業大学、福島大学、明治大学、桃山学院大学、立命館大学、龍谷大学、流通経済大学、和歌山大学
引用:https://job.mynavi.jp/21/pc/search/corp91855/employment.html
【東京電力の過去の採用大学】
東海大学、東京大学、東京工科大学、東京工業大学、東京電機大学、東京都市大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、秋田大学、いわき明星大学、岩手大学、宇都宮大学、大阪大学、鹿児島大学、神奈川大学、金沢大学、関西大学、九州大学、京都大学、近畿大学、熊本大学、群馬大学、工学院大学、神戸大学、埼玉大学、佐賀大学、芝浦工業大学、信州大学、上智大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、長岡技術科学大学、名古屋大学、新潟大学、日本大学、日本工業大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、早稲田大学
引用:https://job.mynavi.jp/21/pc/search/corp80951/employment.html
一方で、日本の年収ランキングで常に上位をキープしているキーエンスを見てみましょう!
キーエンスはどうやら特定の大学にこだわらずに、さまざまな大学の学生を採用していることがうかがえますね。
女子大の名前もたくさんあります。
【キーエンスの過去の採用大学】
青山学院大学、愛媛大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、京都大学、京都工芸繊維大学、京都産業大学、京都女子大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、神戸市外国語大学、神戸女学院大学、駒澤大学、埼玉大学、滋賀大学、首都大学東京、上智大学、成蹊大学、成城大学、西南学院大学、専修大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、電気通信大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、東洋大学、徳島大学、同志社大学、同志社女子大学、名古屋大学、名古屋工業大学、南山大学、日本大学、一橋大学、兵庫県立大学、広島大学、福島大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、龍谷大学、和歌山大学、早稲田大学
これら4社の採用実績を見た結論はこちらです。
【女子大に対する学歴フィルターの考察】
大手になればなるほど女子大も学歴フィルターにかけられやすくなるが、すべての大企業が学歴フィルターを採用しているわけではない。
「学歴フィルターをかけている」 と公言している企業はありません。
よって考察レベルにはなりますが、人気企業の過去の採用大学に女子大の名前が少ない点は気になりました。
【超重要】就活生向けの企業選びの最適解
ここまで学歴フィルターは女子大もあるのか解説してきました。
僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。
そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。
エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。
求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。
▼求人サイトのおすすめ
※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。
▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)
ミーツカンパニー就活サポート、キャリアチケット、キャリアパーク就活エージェント
※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。
▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)
※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。
上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。
そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。
現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!
(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)
以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!
加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。
(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
女子大のレベルを把握していない人事は多い
先ほどのキーエンス以外の大企業3社の採用実績を見てみると、女子大の数が共学大学の数よりも圧倒的に少ないということが分かりました。
全国には約770の大学が存在し、そのうち女子大は約80校。
単純な割合で考えると10人に1人は女子大出身の学生が採用実績の中にいてもおかしくはないですよね。
ではなぜ女子大は大手企業の学歴フィルターにかかりやすいのか?
それは企業の人事が「女子大学のレベルを適切に把握していない」という理由が1つに挙げられます。
こちらのベネッセの偏差値ランキングをご覧ください。
国立大学:https://www.minkou.jp/university/ranking/deviation/c=2/ct=1/
私立大学:https://www.minkou.jp/university/ranking/deviation/c=1/ct=1/
国立大学だと「お茶の水女子大学」は、筑波大学・神戸大学・国際基督教大学を抑えて上位にランクイン。(文系の場合)
私立大学も「昭和女子大学」「日本女子大学」は、関西大学・学習院大学と同等の偏差値60ですよね。
ですがやはり人間は「イメージ」や「記憶」に左右されやすいもの。
大企業の採用を担当する人事は男性の割合が高いので、どうしても女子大学の名前は「なんとなく知っている」というレベルにとどまってしまう場合が多いのです。
また「女子大生=結婚したら仕事を辞める」という古い考えを持った年代の人たちの影響も考えられます。
大手企業を受けるときに採用実績を見て、女子大の実績がほとんどなかったら、自信がなくなりますし、エントリーするのもためらってしまいますよね。
なるほど!たしかに女子大のレベル感を把握しておらず、有名な大学のみを採用しようとする企業は多そうですね。
そのとおり!かといって女子大だから学歴フィルターにかかりまくるということもないけどね。
学歴フィルターがかからない女子大の基準
ここまでで「女子大は学歴フィルターにかかりやすい傾向がある」ということをお伝えいたしました。
ただ、女子大自体の採用数が極端に少ない企業を除けば、学歴フィルターにかかりにくい女子大もあります。
以下が学歴フィルターにかかりにくい女子大です。
【学歴フィルターがかかりにくい上位女子大学】
国立大学:お茶の水女子大学
東京女子大御三家:東京女子大学・津田塾大学・日本女子大学
関西女子大御三家:京都女子大学・同志社女子大学・神戸女学院大学
これら上位大学は女子大であろうが、学歴フィルターがほぼかかりません。
お茶の水女子大学は、国立大学ということや圧倒的な偏差値を誇るという点で、1番学歴フィルターにかかりにくく、優秀だと判断される傾向にあります。
また東京女子大御三家と関西女子大御三家が学歴フィルターにかかりにくい理由は「ネームブランド」の高さです!
よほど高学歴にこだわりがあるという大企業以外はこの6つの私立大学を出ていれば、学歴フィルターにはかかりにくいといえます。
女子大でも、やっぱり知名度が高い上位大学は学歴フィルターを無視できるんですね。
そうだね。これらの女子大以外だからといって、そもそも学歴フィルターをかける企業は少数派だから、挑戦することが大事だけどね!
「女子大」の学歴に自信がない人がやるべきこと
ここまでで女子大の学歴フィルターについて解説しましたが、そもそも「女子大という学歴に自信がない…」と悩む人もいるでしょう。
学歴に自信のない女子大生は、以下の対策を行うことで内定獲得にぐっと近づけます!
【女子大の学歴に自信が持てない人がやるべきこと】
- 就活エージェントを利用する
- 自己分析を徹底して行う
- ESの質を高める
対策① 就活エージェントを利用する
学歴に自信のない女子大生が、まずやるべきなのは「就活エージェントの利用」です。
就活エージェントとは、面談を元にして自分に合った求人を紹介してもらいつつ、選考対策の支援を受けられるサービスのこと。
具体的には、以下のサポートを受けられます。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
上記のサポートをしてくれるのは、就活のプロであるキャリアアドバイザーです。
たくさんの就活生をサポートしてきているので、これまでの経験やノウハウを活用して的確なアドバイスをくれるんですよね。
また、ヒアリングを元にあなたに合った求人を紹介してくれます。
女子大の学歴フィルターがない企業の紹介はもちろん、学歴に自信がない人も内定獲得まで丁寧にサポートしてくれますよ!
就活中は、どうしても不安になってしまうこともありますよね。
そんな時もキャリアアドバイザーは親身になって相談に乗ってくれるので、精神的にも楽になります。
就活エージェントを利用する流れは、以下のとおりです。
最初に面談をして、実際の選考までしっかりサポートしてもらえます。
学歴に自信のない女子大生にとって、かなり利用価値の高いサービスです。
しかし、年々就活エージェントの数は増えてきており、どれを利用すればいいか迷ってしまうかと思います。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
対策② 自己分析を徹底して行う
次にやるべきことは「自己分析を徹底して行うこと」。
学歴に自信がない人ほど、自己分析を徹底して行い自分の強みを把握することが重要です。
学歴にも自信がなく自分の強みもわからないといった状態だと、選考で何もアピールできません。
(むしろ自信がないオーラが出て、学歴に関係なく落とされる可能性が高い)
自分の強みを把握してきちんとアピールできる学生は、採用担当者にも好印象を与えられます。
「学歴に自信があるからと対策を怠っている学生」よりも、「自信がないからこそ徹底的に戦略を練って選考に臨む学生」の方が内定を掴める確率は高いです。
女子大という学歴に自信を持てないと感じている人は、自己分析を徹底して自分自身の強みや価値観を明確にしましょう。
自己分析の詳しいやり方については、別の記事でまとめています。
この記事を読めば具体的な自己分析のやり方はマスターできるので、ぜひ読んでくださいね!
対策③ ESの質を高める
ES(エントリーシート)の質を高めることも大切です。
就活において、ESは企業との最初のコンタクトになるもの。
つまり、ESの質が低いとその先の選考へは進めないのです。
学歴に自信がないからと適当なESを出していては、いつまでも内定は掴めないでしょう。
はっきりとした学歴フィルターがある企業でなければ、ESの学歴の欄だけをみているわけではありません。
自信がない女子大生こそ、徹底的にESの質を高めましょう!
また、多くの就活生はESよりも面接対策に力を入れます。
そこで質の高いESを作成すれば、上位大学の就活生とも差別化できますよ。
ESの質を高める方法も別の記事で詳しく解説しています!
僕が就活生時代に実践して、ES通過率9割越えを達成した施策です。
確実に役に立つので学歴に自信がない人は、ぜひ参考にしてESを作成してみてください!
自信がないからと何もしないのはもったいないですね!
そのとおり!自信がない人ほど、悩んでいる時間を選考対策にあてるべきだよ!悩みも忘れられて内定にも近づくからね!
女性が採用されやすい・働きやすい企業の探し方
ここまでで「女子大の学歴フィルター」についてお伝えいたしました。
女子大を学歴フィルターにかけている企業は、男性優位で女性が働きやすい環境が整っていないことが多いです。
どうせ働くなら、女性が働きやすい環境が整っている企業が良いですよね。
「女性が働きやすい環境が整っている=女性の採用に積極的」ということでもあります。
女性に活躍してほしいからこそ、働きやすい環境を整えているわけですからね。
そういった企業は、女子大からの採用実績も多いです。
女性が働きやすい企業を探すなら口コミサイトがおすすめ
女性が働きやすい企業を探すには「口コミサイト」を利用するのがおすすめです。
企業の公式HPや求人サイトでは、実際の社内事情がわかりません。
たとえば、育休制度があると記載されていても実際に利用している社員はいないかもしれませんよね。
そういったリアルな企業の内部事情を知るためにも、口コミサイトを活用しましょう。
口コミサイトは実際に働いている(もしくは昔働いていた)社員の書き込みが見られます。
僕がおすすめする口コミサイトは以下の4つ。
【おすすめの口コミサイト】
上記の4サイトはすべて無料で利用できます!
求人情報をみて「働きやすそう!」と思った企業でも、一度口コミサイトで内情を確認しておきましょう。
女性が働きやすい会社の特徴を次の章で解説していくので、口コミサイトでチェックすべきポイントとして参考にしてください!
たしかに求人サイトに書いてあることが本当かわかりませんもんね…。
入社してから「こんな会社だと思わなかった…」と後悔しないためにも、事前に内情を把握しておくことは大切だよ。
女性が採用されやすい・働きやすい企業の特徴
次は女性が働きやすい・採用されやすい企業の特徴についてご紹介をしていきます。
口コミサイトでは、以下のポイントを確認してみてください。
【女性が働きやすい・採用されやすい企業の特徴】
- 転居に柔軟に対応してくれる企業
- 時短勤務・フレックス勤務のある企業
- 有休のとりやすい企業
特徴① 転居に柔軟に対応してくれる企業
転勤の多い企業だと、家庭を持つ女性は仕事を長く続けられません。
大企業は突然の転勤を余儀なくさせられる場合が多く、そのことが職場に女性が少ない要因にもなっているのです。
女性が働きやすい企業は「女性が長く働けなくなるような無理な転勤が無い、または配偶者の転勤に合わせて支店を変えられるといった柔軟な転勤制度を採用している」という特徴があります。
例を挙げると、超大手企業の東京海上日動も柔軟な転勤制度を取り入れている企業の1つ。
東京海上日動は就活のエントリー段階で、グローバルコースとエリアコースという2種類の働き方を選択することが可能。
グローバルコースは海外・全国への転勤がありますが、エリアコースは自身の希望の勤務地を就活の段階から選択でき、その勤務地ごとに採用活動が行われます。
エリアコースで入社をすれば、本人の望まない転勤はありませんし、配偶者が県外に転勤になり自分もついていかなければならないとなった場合も、配偶者の転勤地の近くの支店に移動することができます。
「総合職で長く働き続けたい!」と思っている方は、このような転勤制度の充実はかなり重要なポイントになるので、要チェックです!
特徴② 時短勤務・フレックス勤務のある企業
「多様な働き方」ができる企業は女性が働きやすく、かつ採用されやすい企業と言えます。
もしあなたが結婚・出産後も仕事を続けたいと考えている場合、子どもの世話・行事・介護などのライフイベントと仕事を両立させる必要がありますよね。
そのようなときに出社・退社時間を自分で選ぶことのできるフレックス制度や、時短勤務制度が整っている企業であれば、柔軟に両立することが可能になるのです。
多様な働き方を認めている企業は、女性総活躍が叫ばれる今の時代にとてもマッチした先進的な企業ですし、勤務時間以外の面でも女性のライフイベントに柔軟に対応してくれる場合も多いですよ!
女性を積極的に活躍させようとしてくれている企業ですので、女性の採用率も高い傾向にあります。
特徴③ 有休のとりやすい企業
有休のとりやすさも、女性の働きやすい企業の特徴です。
将来、家庭と仕事を両立するうえで、有給取得率は企業の柔軟性を表すひとつの目安になるので要チェック。
徹底している企業では、有給の最低取得日数や推奨取得日数が定められている場合があることも。
部下が有休をとらないと、上司にペナルティが課される企業もあります。
ただし、このような企業の有給取得率は、表向きに公開していない企業が多いです。
(有給取得率が低い企業は公開したくないため)
実際にその企業で働いたことのある人を人づてで探して聞いてみたり、大学の就職課や就活エージェントを通して確認をしてみたりすると良いでしょう。
なるほど!女性を多く採用するからこそ、女性に優しい仕組みが作られる。そうすると女性も長く働けるから、女性を積極的に採用するってことか!
まさにそのとおり!女性が働きやすい企業を選ぶことが、結果として内定の取りやすさにも通じるんだよね。
女性よりも男性を優遇する企業もある
結論から言うと、女性よりも男性を優遇する企業はたくさんあります。
先ほどまでは、女子大の学歴フィルターについて述べてきましたが、大手企業の採用実績に女子大の名前が少ないのはこの影響もあると予想できる。
そもそも女性の採用数自体が少ないので、必然的に女子大からの採用が極端に少なくなるのです。
悲しいことに日本の社会はまだまだ男性優位の傾向があるのも事実でしょう。
それは女性は結婚や出産という人生の節目で「仕事を辞めやすい」と思っている企業や、「全国転勤に柔軟に対応ができない」と判断している企業がまだ多いから。
特に大企業は全国や海外にも支店があります。
子どもや配偶者のいる女性はそういった場所への転勤が難しいと考えられています。
もちろんそれは事実なのですが「社内の制度を女性が働き続けられる環境に改善してくれればいいのに!」とも思いますよね。
企業側も女性を働きやすくする環境を整え、採用枠も増やしてくれれば、女性の雇用問題も解決すると思います。
しかし、まだ日本の企業は対応しきれていないところがほとんどというのが現実です…。
女性は男性が優遇される企業に入るのはおすすめしない
男性が優遇される企業に入社するのは、おすすめとは言えません。
数少ない女性の総合職の採用枠に内定をもらえたとしても、結果的に働きづらくなり辞めてしまう可能性が高くなるからです。
男性優位の企業は、女性の産休に対する制度がしっかりと整っていないこともあります。
表面的には福利厚生がよさそうに見えても実際は現場での理解が少ないという場合も非常に多いのです。
女性の立場からするとできる限り、男性ばかりが優遇される企業には入社をしたくないというのがホンネですよね。
では次の章にて、女性よりも男性を優遇する企業の特徴を見ていきましょう。
当てはまる企業は女性にとって要注意!避けた方が無難なので必見です。
男性優位の会社で頑張ってもキツくなりそうです…。
悲しいけどまだまだそんな企業が多いのが現状なんだ。無理に男性優位の企業で頑張るよりも、女性が働きやすい環境の会社で頑張る方が評価もしてもらいやすいよ!
女性よりも男性を優遇する企業の特徴
女性の就活生は男性を優遇するような企業は避けるべきだと僕は思います。
女性よりも男性を優遇する企業の特徴は以下の3点です。
【男性を優遇する企業の特徴】
- 女性の採用数が異常に少ない
- 役員の女性の数が異常に少ない
- 育児支援制度が規定に含まれていない
特徴① 女性の採用数が異常に少ない
大学・女子大の採用実績の他にも、採用した学生の男女比を公開している企業もありますので、そこをまず確認をしてみてください。
理系の研究職や、土木関係はそもそも女性の志願者が少ないので、女性の比率が少なくても大きな問題はありません。
しかし文系の学生が多く志望する金融・証券・商社・インフラで女性が少ない企業は要注意。
また総合職を目指している女子は、企業全体の男女比だけでなく「総合職だけの男女比」を確認しましょう。
すべてひっくるめての男女比だと、女性比率の高い一般職も全体に含められているので、一見すると女性が多いように見えるかもしれません。
しかし総合職だけだと圧倒的に女性が少ないという場合も多いです。
採用実績に男女比を公開していない企業は、インターン参加をして社内の様子を観察したり、OB訪問をしてさりげなく聞いたりするのがおすすめ!
実際どれぐらい男性優位の企業なのか、女性が働きやすい企業なのかが見えてくるはずです。
特徴② 役員の女性の数が異常に少ない
企業の公式ホームページを検索すると、役員が一覧でたくさん載っているページが見つかるかと思います。
実際にそのページで女性役員の人数を数えてみてください。
女性の役員が10人に1人もいなければ(10%以下)、その企業はかなり男性が優遇される文化が根強く残っていると言えるでしょう。
というのも、日本全国の企業の女性管理職の割合は約12%*。
それの平均を下回るということは女性が働き続けられる環境が整っていない企業の可能性が高いのです。
社内に女性のリーダーが少ないということは、それだけ女性の働きやすい環境を整えて改善してくれる人が少ない、働く女性のロールモデルになる人がいないってこと。
入社したとしても男性優遇でなかなか昇進できない、女性に対する風当たりが強いという可能性もあります!
ちなみに日本の管理職に就く女性の割合は、全人口のうち13.3%と他国に比べてもかなり低いです。
引用:国土交通白書2021「多様化を支える社会への変革の遅れ」
上場企業の役員の割合に関しては、なんと10.7%です。
いかに日本がまだまだ男性優位社会なのかがうかがえますね…。
特徴③ 育児支援制度が規定に含まれていない
求人の中の規定に「育児支援制度」があるか確認しましょう。
要するに女性向けの福利厚生が充実しているかどうかです!
女性であれば会社員であるうちに結婚し、妊娠、出産をするということもあります。
そのようなライフイベントに対しての支援制度が整っていない企業も「女性にとっては働きにくい企業=男性優遇傾向の企業」と言えます。
産休や育児休暇は法律により取得することが定められていますが、育児支援制度はまた別のもの。
企業が独自に女性の育児イベントに対して、働きやすくなるように定めている制度のことです。
子どもがいるとどうしても独り身のときや、夫婦2人のときの生活とは変わってきます。
子供の病気や入学式、運動会などのイベントなど、とにかくやることが大量に増えます。
育児支援制度がない企業だと、育児と仕事の両立はできません
周りの女性に対する理解も薄くなりがちなので、結果的に会社を辞めてしまう確率が非常に高くなってしまうのです。
子供が生まれても働き続けたいと思っている人は、育児支援制度などの女性のライフイベントに対しての制度が充実した企業に入社することをおすすめします。
この3つは要チェックですね!
近年は女性の働き方改革もかなり進んでいるから、上記の3つに当てはまる企業にわざわざ応募する必要はないと言えるよ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
「女性にとって安定している企業=必ずしも大企業ではない」ということはお分かりいただけましたでしょうか?
わざわざ女子大フィルターをかけ採用を減らしている企業や、男性優遇の企業にこちらから応募をして積極的に面接を受ける必要はほとんどないと言ってもいいです。
(絶対に大企業にこだわりがあるという場合を除き)
一見すると繋がっていないように見えるのですが、「女子大フィルターをかけている企業≒男性優遇の企業≒女性が働きにくい企業」というように実は関連性があるもの。
ネームブランドや安定というフレーズにつられて、就活生は大企業を志望しがちですが、とくに女性の場合それは大きな間違い!
猛スピードで時代が変化している現代社会だからこそ、柔軟な働き方や発想のある企業選びをしましょう。
目先にとらわれるのではなく人生長い目で見て、長く・いきいきと働き続けられる企業に入社し、素敵なキャリアを積んでくださいね\(^o^)/
ちなみにこの記事を読み終わったら、「【保存版】学歴フィルターがある企業・ない企業一覧!」もぜひ以下の記事も読んでみてください!
学歴フィルターの有無を見極める方法や、学歴フィルターがない具体的な114社も紹介しています。
学歴フィルターで時間を無駄にするのは本当にもったいないです。
事前に無駄をなくすためにも、ぜひこちらの記事も合わせてご確認ください。
では最後に、本記事の要点についてまとめて終わりますね!
【本記事の要点まとめ】
- 大手になるほど女子大の学歴フィルターが存在すると考えられる。
- 「お茶の水女子大学」や「東京女子大御三家」「関西女子大御三家」と呼ばれる大学は学歴フィルターがほぼかからない。
- 女子大という学歴に自信がない人は「就活エージェントの利用」「自己分析の徹底」「ESの質を高める施策」を行うべき。
- 女性が採用されやすい働きやすい会社を探すには、口コミサイトの利用がおすすめ。
- 女性が働きやすい会社の特徴は「転居に柔軟に対応してくれる」「時短勤務・フレックス勤務がある」「有給がとりやすい」などである。