今回の記事では、早く辞めた方がいい会社についてバシッと解説します!
(早く辞めた方がいい会社だけでなく、就職を避けるべき会社の特徴も共有するよ!)
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
ほとんどの人にとって会社は、週に5日も時間を使う自分と関わりの深い場所です。
しかし、自分が勤める会社に対して100%満足している人はまずいません。
ゆえに「今の会社は辞めた方がいい?」「自分の職場は一般的な基準で見るとやばい環境?」などと悩む人はかなり多くいます。
何度も転職経験がある人を除くと勤務経験がある会社数は少ない人がほとんどなので、自分の職場を冷静に評価することって意外と難しいんですよね。
そこでこの記事では、早く辞めた方がいい会社の特徴とそんな会社で働き続けるリスク、現在悪質な会社で働いている場合の対処法を紹介します。
後半では新卒就活生に向けて、就職を避けた方がいい会社の特徴も共有するので、優良企業の見極め方を知りたい人はぜひご覧ください。
どんな会社は辞めるべきなのかが気になります。
悩んでいる人も多いよね。共通する特徴をお伝えするから、当てはまる項目が多いなら転職を検討すべきだよ。
\就活攻略論から求人サイトが生まれました!/
(僕が就活生の時に感じていた「働きやすい条件の良い企業だけを丁寧に紹介してくれるサイトはないのかな」を形にした求人サイトです!)
- 早く辞めた方がいい会社の特徴
- 早く辞めた方がいい会社で働き続けるリスク
- 早く辞めた方がいい会社で働いている場合の対処法
- 就職を避けた方がいい会社の特徴【新卒就活生向け】
- 就職すべきでない会社を回避する方法【新卒就活生向け】
- 本記事の要点まとめ
早く辞めた方がいい会社の特徴
では早速、早く辞めた方がいい会社の特徴を共有していきますね。
ここでは、僕が考える特徴を計15個まとめました。
1つ当てはまるだけでもあまりよくない環境といえますが、より多く該当するほど今の会社は悪質な環境といえるかと。
自身の職場環境を適切に認識するためにも、ぜひ確認してみてくださいね。
▼新卒就活生の方は以下から読んでください!
【早く辞めた方がいい会社の特徴】
- 交通費や経費を社員に支払わせる
- 給料の未払いや遅れがある
- 有給休暇を自由に取得できない
- サービス残業が常態化している
- 休日出勤の振替日がない
- 勤務時間外にも連絡される
- 冠婚葬祭でも休みが取れない
- パワハラやセクハラが横行している
- 人間関係や社内の雰囲気が悪い
- 上司や先輩を尊敬できない・憧れを持てない
- 周囲も自分も仕事にやりがいを感じていない
- 離職率が高く常に人手が不足している
- 退職をスムーズに認めてもらえない
- オフィスに清潔感がない
- 飲み会や社内イベントへの参加を強要される
特徴① 交通費や経費を社員に支払わせる
交通費や経費は、基本的に会社が負担することがほとんどです。
交通費に関しては出勤時などに必ず発生するものですし、とくに遠方から通っている場合はかなり大きな費用になりますよね。
経費についても同様で、会社の事業をおこなうために必要なお金なのに、社員のポケットマネーから支払わせるのは明らかに悪質といえるかと。
もし現在の会社で交通費や経費を支払わされていたら、悪質な環境だと認識して転職や退職の検討をおすすめします。
特徴② 給料の未払いや遅れがある
お金にまつわる特徴としては、給料の未払いや遅れもあげられます。
未払いの原因は支払い能力に余裕がないことが想定されるので、そもそも経営状態も怪しいと考えられるんですよね。
また給料の未払いなどがあるような会社は、社員側としても信用できない環境かと。
収入を得るための対価として労働リソースを提供しているのに、契約通りに支払いがなされないと生活も困ってしまうはずです。
ケースとしては稀ですが、やはりお金周りのトラブルが起きる会社は危険といえます。
給料の未払いはかなりひどいケースなので、もし自分が被害にあったときには環境を変えるためにできる限り早めに行動を起こしましょう。
特徴③ 有給休暇を自由に取得できない
有給休暇は、年間休日の指定日に加えて社員が自由に取得できるお休みです。
しかし、悪質なブラック企業では有給取得日を社員側が自由に決められません。
たとえば、会社都合で有給取得日を決められたり、長期連休の間の平日を有給消化日として定められたりするものなんですよね。
法律では年5日以上の有給取得が企業に対して定められていますが、この5日を会社が勝手に決めてしまうケースがあるわけです。
有給の取りやすさは会社によって大きく異なりますが、少なくとも社員都合で自由に取得できる日数がゼロの場合は間違いなくブラックといえます。
同様に強い制限を設けられている場合は、悪質な環境だと認識しておきましょう。
特徴④ サービス残業が常態化している
サービス残業がある会社も、やはり早く辞めるべきといえますね。
本来、会社は社員が働いてくれた分に対して給料を支払う必要があるので、サービスで労働させるような会社は明らかにアウトです。
とくに、会社全体でサービス残業が常態化している場合はかなり危険かと。
違和感を覚えている社員がいてもその環境では当たり前になっていると、正しいことでも声を上げにくくなるものなんですよね。
最初は数分のサービスであっても、常態化すると徐々に残業時間は長くなるものです。
上層部や上司も見てみぬふりしているはずですし、サービス残業がある会社はやはり健全とはいえないですね。
特徴⑤ 休日出勤の振替日がない
労働条件的な観点で考えると、休日出勤の振替日がない場合も危険です。
担当業務の種類や状況によっては、休日出勤せざるを得ないケースもあると思います。
でも休日出勤する場合は、通常代わりとして平日に休みをもらえるものなんですよね。
プラスαで出社しているわけなので、代休がもらえるのは当たり前の話です。
よって代休を与えられないで単純に出勤日だけ増やされている場合は、ブラック企業といえるかもしれません。
多忙な状況を言い訳に出勤日を増やされていたとしても健全ではないはずなので、早めに環境を変えることを僕はおすすめしますね。
特徴⑥ 勤務時間外にも連絡される
6つ目に、勤務時間外に連絡されることもあげられます。
ブラック企業では退勤後の時間、休日のプライベートの時間などにまで個人のスマホに連絡されることがあるんですよね。
自宅にいるときに連絡されると、誰しも緊張感を覚えるはずです。
いつ仕事の連絡があるかわからない状況だと、リフレッシュしたい休日の時間にもなかなか心が休まらないですよね。
社内の人と個人のスマホでつながると仕事上は便利ですが、一方で自分が休みの時間にも連絡されてしまうと最悪です。
これも悪質な環境では当たり前となっているケースが多い印象なので、とくに強いストレスを感じている場合は早めに辞めた方がよいといえるでしょう。
特徴⑦ 冠婚葬祭でも休みが取れない
冠婚葬祭は、人生において重要度の高い大きなイベントです。
そんなイベント時に休みを取れない会社は、明らかに社員を大切にしていません。
社員の人生より会社の事業や業務を前に進めることを優先しているので、そんな会社ではほかにもさまざまな弊害があるはずです。
一般常識として考えても、冠婚葬祭のときには会社はお休みを与えてくれます。
よって冠婚葬祭でも休みを取れる理由にならないような会社があれば、できる限り早く辞めるのが賢明といえるでしょう。
特徴⑧ パワハラやセクハラが横行している
以前と比べると、ハラスメントに対する意識は確実に高まっていると思います。
しかし、未だにパワハラやセクハラが横行している会社もあるんですよね。
ハラスメントのある会社では精神面などで多大な悪影響を受ける恐れがありますし、そんな企業風土自体にも危うさがあります。
健全な会社であれば、ハラスメントが起きないような風土にしているはずですからね。
サービス残業が常態化していたり、勤務時間外にも連絡されたりするような会社では、ストレスがたまって悪質な行動を起こす人も生まれやすいかもしれません。
パワハラなどがなくてもこの記事で紹介している特徴に多く当てはまる場合は、被害にあうリスクをなくす意味でも転職を検討するのはアリといえますね。
特徴⑨ 人間関係や社内の雰囲気が悪い
人間関係や社内の雰囲気が悪い場合も、早く辞めた方がいいかもしれません。
仕事は自分ひとりで完結しないものがほとんどだからこそ、人間関係が悪い環境では日々ストレスが蓄積されるものです。
軽いストレスであればそこまで問題ないですが、いじめや嫌がらせがあったり明らかに合わない上司がいたりするとかなり申告かと。
自分自身は関係性に問題がなくても、社内の雰囲気がギスギスしていると無意識的にでも自分も悪影響を受けるものです。
正直、会社の人間関係などは運次第な部分もあると思うので、自分が変えられない範囲で問題がある場合は環境を変えるのも1つの方法ですよ。
特徴⑩ 上司や先輩を尊敬できない・憧れを持てない
10個目は、上司や先輩を尊敬できない・憧れを持てないこと。
とくに若手社員からはよく聞く話ですが、上司や先輩を見ていて「自分もあんな風になりたい」と思えない会社は辞めた方がよいかもしれません。
その会社で働き続けると、自分も上司や先輩と似た姿になる可能性が高いからです。
もちろん行動次第で多少は変わるかもしれないですが、同じ会社・条件で働いている以上ベースは似たものになりやすいんですよね。
だからこそ、上司や先輩の姿・自分が数年後なりたい姿にギャップがあるなら、別の環境で実現することを考えるのがよいかと。
よくある話ですが、自分を変えたいなら環境を変えることはてっとり早い方法なので、上司や先輩に不満がある人こそ思い切って行動を起こすとよいでしょう。
特徴⑪ 周囲も自分も仕事にやりがいを感じていない
仕事にやりがいを感じられていない場合も辞めた方がよいかもしれません。
モチベーションを感じられない会社で働き続けるのは、誰にとっても苦痛です。
やる気が起きないと成果も出しにくいですし、結果が出ないとさらにモチベーションが下がるといった悪循環も生まれやすいかと。
さらにいえば、自分だけでなく周囲も似た感覚の人が多い場合は危険です。
活気がない職場では自分の気持ちが変わるきっかけも生まれにくいので、そのまま惰性的な日々を過ごしがちなんですよね。
もちろん会社に何を求めるかは人によって異なりますし、つまらない仕事でも条件がよければ満足する人もいるとは思います。
ただ、やりがいの有無も会社に対する満足度に影響を及ぼす内容なので、モチベーションを重視する人は参考にしてみてくださいね。
特徴⑫ 離職率が高く常に人手が不足している
社員への待遇が悪いブラック企業では、離職率が自然と高くなります。
待遇が悪い会社で長く働きたいと思う人は少ないはずなので、離職率が高いのは当たり前のことといえますよね。
ただ、だからこそブラック企業では常に人手不足の状態になりやすいです。
出ていく人が多いからこそ、新たに入る人の募集も続けないと社内のリソースが不足してしまうわけですね。
よって見方を変えると、常に求人募集していたり、会社規模に対して明らかに採用人数が多かったりする場合は危険視したほうがよいかもしれません。
今の会社で人手不足を実感している場合にも、健全な経営状態ではないな?と疑いの目を向けてみるとよいでしょう。
特徴⑬ 退職をスムーズに認めてもらえない
ブラック企業では、退職をスムーズに認めてもらえないこともあります。
退職意思を伝えてもなかなか認めてもらえなかったり、意思を伝えてからも退職手続きがスムーズに進まなかったりするんですよね。
よって、もし周囲に今の会社を辞める人がいる場合は、そのときの進捗状況を意識的に把握しておくとブラック度を判断する材料になるかと。
もちろん自分が退職意識を伝えて同様の対応をされたときには、できる限り早く退職できるように行動を起こすことをおすすめします。
特徴⑭ オフィスに清潔感がない
ややマイナーな特徴をあげると、オフィスに清潔感がない場合も危険です。
オフィスが汚いのは定期的に掃除がされていない証拠であり、経営状態に余裕がない証拠ともいえるんですよね。
純粋に清掃を依頼する予算がない可能性もありますし、予算があっても依頼に割くようなリソースがないのかもしれません。
いずれにしても、ホワイト企業であればオフィスは常に清潔にしているはずです。
今の会社で清潔感がないと思うことが多い場合は、転職や退職を検討するきっかけにするとよいでしょう。
特徴⑮ 飲み会や社内イベントへの参加を強要される
最後15個目は、飲み会や社内イベントへの参加を強要されること。
人によっては当たり前のこととして妥協していたかもしれませんが、改めてフラットに考えるとまったく健全なこととはいえません。
飲み会などは本来プライベートだった時間を割くものですし、自らのポケットマネーから費用を支払う必要もあります。
もちろん本心で自分が参加したいと思っていたら問題ないですが、実際はその逆のケースが大半の印象があるんですよね。
現実的に考えると、飲み会などを暗黙的に強制する会社はまだまだ多いと思います。
とはいえ、冷静に考えると望まないイベントへの参加を強制するのは悪質といえるので、1つの特徴として頭に入れておくとよいでしょう。
当てはまる項目が多いなら転職すべき!
ここまで15個の特徴を共有しましたが、もし当てはまる項目がいくつもあるのならば、すぐにでも転職すべきです。
とはいえ、次の転職先こそはブラック企業を避けたいですよね。
そこでこれまで就活や転職専門で研究を続けてきた僕が、ホワイト企業への転職方法としておすすめの方法を「転職を7年研究した僕が考える「ホワイト企業に転職するために必須の3ステップ」と年収も上げる戦略!」にまとめました。
転職先の企業も上記の特徴に当てはまってしまったら絶望的ですよね。
そうならないためにも、ぜひこの記事を実践してみてください!
人によって各項目の捉え方は異なると思うけど、より多く当てはまるような会社は早く辞めた方がよいかと。今の会社を客観的に評価するためにも、ぜひ参考にしてみてね!
給料やサービス残業のこと以外にも、さまざまな特徴があげられるんですね。自分にとっては当たり前になっていることもあったので、改めてじっくりと考えてみます…!
早く辞めた方がいい会社で働き続けるリスク
次にこの章では、早く辞めた方がいい会社で働き続けるリスクを紹介します。
前述した特徴に多く当てはまるような会社で働くことには、決して見過ごせないリスクがあるんですよね。
不安を煽る意図はありませんが、自分が置かれた状況について適切に認識するためにも、知っておいて損はない内容かと思います。
以下3つの内容について、順に見ていきましょう。
【早く辞めた方がいい会社で働き続けるリスク】
- メンタルを病んでしまう
- ブラック環境が当たり前になり正常な判断ができなくなる
- キャリア形成が難しくなる
リスク① メンタルを病んでしまう
まず何より考えるべきなのは、メンタルへの悪影響です。
悪質な環境で働いていると日々ストレスを感じてしまい、その負荷が蓄積されることで精神的にやられてしまう可能性があります。
「とりあえず入社してみてブラックだったら辞めたらいい」と考える人も多くいますが、短期間でもメンタルをやられてしまう人は少なくありません。
一度メンタルをやられると、立て直しには少なくない時間がかかるものです。
また、その後の人生にも影響が及ぶ可能性があります。
「自分は大丈夫」と思っている人でも心には負荷がかかっているものなので、何らかの自覚がある人は早めに環境を変えることをおすすめします。
リスク② ブラック環境が当たり前になり正常な判断ができなくなる
ブラック企業に勤めていると、その環境が当たり前になりやすいです。
人間はよくも悪くも環境に適応しようとするので、最初は違和感を覚えるような待遇でも徐々に受け入れるようになるんですよね。
すると、一般的には悪質だと思えるような待遇を受けても、正常な判断ができずに指示通りに働き続けてしまうことがあります。
このように感覚がマヒすると、今の職場に違和感を持てなくなるんですよね。
そして結果的にひどい環境の職場で働き続けてしまい、メンタルをやられるなどの取り返しのつかない事態に発展することがあるわけです。
とくに入社直後のことを思い出すと今と感覚が変わっている部分も見つかると思うので、少しでも危機感を覚えた人は早めに行動を起こしましょう。
リスク③ キャリア形成が難しくなる
3つ目は、キャリア形成が難しくなることです。
悪質なブラック企業では、キャリア形成に役立つような経験がなかなかできません。
会社自体にノウハウがないケースがほとんどですし、転職時に役立つようなスキルなども身につきにくいんですよね。
よって長い目で人生を考えたときにも、待遇の悪い会社で働き続けることにはリスクがあります。
現状を変えるために行動を起こすのは大変ですが、だからこそ何らかの行動を起こさない限り状況は変わっていきません。
次章では具体的な対処法も共有していくので、この章の内容を見て危機感を覚えた人はぜひこのまま読み進めてみてくださいね。
メンタルをやんでしまう以外にも、さまざまなリスクが考えられるんですね。
自分にとって当たり前だとなかなか気が付かないけど、悪質な環境で働き続けるリスクはメンタル面以外にもかなり多くあるんだよね。
早く辞めた方がいい会社で働いている場合の対処法
続いては、早く辞めた方がいい会社で働いている場合の対処法を共有します。
今の会社が悪質だと自覚できて、かつこのまま働き続けるリスクを認識できても、どんな行動を起こすべきか悩む人は多いと思います。
そもそも多忙でストレスの多い生活を送っていると、どんな行動の選択肢があるかもなかなか考えられないものなんですよね。
ここでは、就活・転職を7年以上研究してきた僕が考える対処法を3つまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
【早く辞めた方がいい会社で働いている場合の対処法】
- 信頼できる第三者に相談する
- 写真や音声データなどの証拠を残しておく
- 本気で転職を検討する
対処法① 信頼できる第三者に相談する
手軽に取り組める方法としておすすめしたいのが、第三者に相談すること。
余裕がないときほど自分ひとりで悩みを抱えがちですが、他人に悩みを打ち明けると意外と心が軽くなるものなんですよね。
相談相手としては、自分自身が信頼できる家族や友人がおすすめです。
信頼できる相手なら言いにくいことも話しやすいですし、相手によっては客観的な視点から的確な意見もくれるかもしれません。
感覚がマヒしていると今の職場の異常さにも気がつけませんが、第三者に相談すると一般的な基準とのズレも自覚できることがあります。
単純に話す時間を設けるだけでも意味があると思うので、まずは気軽な気持ちで信頼できる相手に悩みを打ち明けてみるとよいでしょう。
対処法② 写真や音声データなどの証拠を残しておく
明らかにひどい待遇を受けている場合は、証拠を残しておくことも大切です。
たとえばパワハラの被害にあっている場合、もし証拠があれば退職時にデータとして示すことができるんですよね。
第三者機関にも提示できますし、退職手続きがスムーズに進まないようなケースでも相談できる選択肢が広がるはずです。
証拠を残すことには怖さもあるかもしれませんが、自分を守るためにも現時点でできることがあれば実施することをおすすめします。
対処法③ 本気で転職を検討する
最後3つ目に紹介するのは、本気で転職を検討すること。
やはり現状を変えるためには、会社を変えるために行動を起こすしかありません。
(どうしても余裕がない場合は、とりあえず退職してから次の会社を探すのもアリです。)
悪質な環境で働き続けるリスクは大きいですし、厳しい話ですが今の会社に在籍し続けても状況はよい方向には変わっていかないはずです。
家族や友人に悩みを相談することはできますが、結局のところ転職に向けて行動をしないと大きく現状は変わらないですからね。
ホワイト企業への転職を成功させる上では「転職エージェントへの詳しい条件提示」と「口コミサイトを使った自己調査」の2点が必須だと僕は考えています。
今の環境がひどいと「ホワイト企業への転職なんて無理…」と思うかもしれませんが、行動の質と量次第では決して無理な話ではないと僕は思いますね。
僕が考える転職成功のためのノウハウは「転職を7年研究した僕が考える「ホワイト企業に転職するために必須の3ステップ」と年収も上げる戦略!」でまとめています。
質の高いサポートをしてくれるおすすめサービスも共有しているので、何からすべきか悩んでいる人もぜひ一度チェックしてみてください!
たしかに家族や友人に話を聞いてもらうだけでも、少しは気が楽になりそうですね。
まずは気軽に相談してみるだけでもOK。今までと違う行動を起こしていけば少しずつ状況は変わっていくから、今の自分にできることからぜひ始めてみてね!
就職を避けた方がいい会社の特徴【新卒就活生向け】
ここからは、これから企業を探す人向けの対策などを共有していきますね。
まずこの章では、就職を避けた方がいい会社の特徴を紹介します。
この章で紹介する特徴を持つような会社は、早く辞めた方がよいといえるような待遇があまりよくない会社なんですよね。
悪質な企業を避けたい人は、ぜひ以下の内容を指標に企業探しをしてみてください!
【就職を避けた方がいい会社の特徴】
- 平均残業時間が長い
- 3年後離職率が高い
- 年間休日数が少ない
- 法定外の福利厚生が充実していない
- 給与水準が低い
特徴① 平均残業時間が長い
社員を大切にしない会社では、残業時間が長くなりやすいです。
悪質なところだとサービス残業が常態化している会社もありますが、平均残業時間が長いかどうかは企業を選別する上で指標になりますよ。
具体的に数字を確認するときには、日本全体の平均値を基準にするといいです。
Openworkの「日本の残業時間定点観測」によると、日本全体の平均残業時間は24時間程度でした。
つまり残業時間の多さを判断する際は、月平均24時間が1つの基準になるかと。
数年前と比べると残業時間は減少傾向にあるものの、まだまだ長時間残業が当たり前となっている会社は少なくありません。
これから企業探しをする人は、プライベートの時間を確保しやすい会社を見つけることをおすすめします。
特徴② 3年後離職率が高い
第1章でも紹介しましたが、ブラック企業では離職率が高くなりやすいです。
社員にとって優れた環境ではないので、すぐに辞める社員が多くなるんですよね。
よって離職率の値を見ると、ブラック度を判断できることがあります。
なかでも新卒の就活生が見るべきは、3年後離職率の値です。
自分に近い年齢層の動きを見れるので、入社後のシミュレーションとして考えるとより精度を高められるからですね。
引用:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況を公表します」
厚生労働省が公表する資料によると、大卒者の3年後離職率平均は31.2%でした。
離職率の高さを判断する際は、3割以下かどうかを基準にするとよさそうです。
ただし、離職率の平均は最終学歴によっても大きく変動しているので、基準の数値は自身の状況にあわせて考えるようにしてくださいね。
特徴③ 年間休日数が少ない
悪質な会社では、社員の年間休日数も少なめに設定します。
休日数を減らして、できる限り多く社員を働かせようとするわけですね。
休日が少ないと、当たり前ですがプライベートの時間が少なくなります。
よって社員の立場からすると、単純に考えて休日は多いに越したことはありません。
引用:厚生労働省「令和4年就労条件総合調査の概況」
前述同様に厚生労働省の資料を見ると、年間休日の全体平均は115日でした。
企業規模によっても平均日数は変わっていますが、全体を踏まえて考えると年120日以上の休みがある会社は優良度が高いといえそうです。
なお、労働基準法では年105日以上の設定が企業に対して義務付けられています。
年間休日が下限値の105日に近い会社はブラック度が高いといえるので、120日と同様に基準として知っておくとよいでしょう。
特徴④ 法定外の福利厚生が充実していない
法定外の福利厚生とは、健康保険や厚生年金などのように法律で定められたものではない福利厚生のこと。
「法律で規定はない=各会社が独自に設けているもの」なので、法定外の福利厚生が充実している会社は社員を大切にしているといえます。
メジャーどころで例をあげると、住宅手当や社員食堂などがあると社員にとってはやはりうれしいですよね。
家賃負担を減らせたり、食費を安く済ませられたりすると、毎月の手取り金額も自然と増えます。
僕自身が現役のころも、住宅手当の有無は欠かさずチェックしていました。
法定外の福利厚生は社員にとって影響が大きい、かつ会社によって差が出やすい部分なので、企業探しの段階で確実に見ておきましょう。
特徴⑤ 給与水準が低い
給与水準が低い会社も、ブラック度が高い可能性があるので注意が必要です。
単純に考えると「給料が低い=社員に還元する意識が低い」といえます。
また、そもそも高い給料を支払うほどの余裕がないともいえるので、将来性のない経営状態が悪い会社ともいえるんですよね。
ちなみに、給与水準を確認する際は総支給額ではなく基本給をチェックしましょう。
総支給額だと見かけ上の数値は大きく見えますが、基本給が低いと「基本給×◯ヶ月」と計算されるボーナスや退職金が少なくなるんですよね。
なかには上記の構造を利用して、意図的に総支給額を記載する会社もあります。
でも本当のホワイト企業であれば、給料をごまかして書くことはありません。
正しい見方で給与水準を確認し、同じ業界・業種の一般平均と比べて低い会社については応募を避けるようにしましょう。
企業を探す段階でも、社員を大切にしていない会社は見極められるんですね。
残業時間や離職率は明確な数値として表れるし、企業を厳選する指標としてはぴったりだよ。これから企業探しをする人がいたら、これらの特徴を指標にしてみてね!
就職すべきでない会社を回避する方法【新卒就活生向け】
最後に本章では、就職を避けた方がいい会社を回避する方法を紹介します。
具体的には、優良企業だけを効率的に見つける方法ですね。
新卒でこれから企業探しをする人なら、正直以下の方法はかなりおすすめです。
大手ナビサイトだけしか使わない人とは大きく差別化できますし、ぜひ最後にさくっと確認して行動に移してみてください!
【就職を避けた方がいい会社を回避する方法】
- ホワイト企業ナビを使う
- 就活エージェントに優良企業を紹介してもらう
- 逆求人サイト経由で企業と出会う
方法① ホワイト企業ナビを使う
手前味噌ですが、まずは僕が運営する「ホワイト企業ナビ」を紹介させてください。
その名のとおりホワイト企業ナビは、ブラック企業を排除して優良企業の求人だけに特化した就活サイトです。
僕は7年以上に渡って就活市場に関わっていますが、優良企業だけを見られる求人サイトがないことに課題を感じていました。
ホワイト企業ナビは、その課題を解決するために立ち上げたサービスなんですよね。
▼こんなサイトです!見やすいデザインにこだわりました!
ホワイト企業ナビの最大の特徴は、取り扱い企業をかなり厳選していること。
具体的には、次の3条件をすべて満たす企業の求人しか掲載していません。
【ホワイト企業ナビに掲載している優良企業の条件】
- 残業時間が月25時間未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
よって就活生はホワイト企業ナビを使うだけで、ある程度の働きやすさが保証された企業だけを候補にできます。
もちろん3条件のほかにも、事業内容や職場環境なども丁寧にチェックしています。
プロライターが所属する編集部が各求人の中身をまとめており、企業の悪い部分も書くなど情報の質に強くこだわっている点もポイントです。
現状はまだ掲載企業数が少ないですが、愛される求人サイトを目指して1つずつ丁寧に着実に企業を探して掲載しています。
一度でもサイトや求人を見てもらえたら一般的なサイトとの違いを感じてもらえると思うので、少しでも興味を持ってくれた人はぜひ気軽に覗いてみてください!
方法② 就活エージェントに優良企業を紹介してもらう
2つ目に紹介するのは、就活エージェントを活用する方法です。
就活エージェントとは、人材会社が無料で次のような支援をしてくれるサービスのこと。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
就活生の内定獲得までに必要なことを、幅広く支援してくれるサービスですね。
就活市場に特化しているゆえに企業情報にも詳しく、こちらの希望条件を伝えると相性がよさそうな会社をピックアップしてくれるんです。
ゼロベースで自分に合う会社を探すのって大変ですが、エージェントは知見を蓄えているので効率的に企業を探せるんですよね。
企業紹介のほかにES添削や面接対策にも対応していて、不安があるときにはサポートをお願いできるのもありがたいですよ。
▼就活エージェント利用者の声
僕はこれまで50以上の就活エージェントを見てきました。
そんな僕が今就活生なら、まずは「ミーツカンパニー就活サポート」と「
キャリアチケット」に登録するかと。
その上で「イロダスサロン」も使ってさらに就活を効率化させますね。
就活エージェントでは専任の担当者がつきますが、だからこそサービスの利用価値は担当者との相性に左右されやすいです。
よって最初から1つに限定せず、3つ同時に登録するのが最効率と僕は考えています。
上記の3つは利用者の口コミが優れていますし、すべてオンライン支援にも対応しているので、全国の就活生におすすめできますよ。
なお、就活エージェントでは専任の担当者がつく仕組みがあるゆえに、枠が埋まると登録してもサポートを受けられないことがあります。
よって機会損失を防ぐために、できる限り早く登録しておくべきです。
上述した3つ以外のおすすめサービスは、別記事にてまとめました。
より多くの選択肢をチェックしたい人は、ぜひあわせてご覧くださいね!
方法③ 逆求人サイト経由で企業と出会う
逆求人型サイトを有効活用するのもおすすめですね。
逆求人サイトとはプロフィールを登録しておくことで、企業側からスカウトが届く求人サイトのこと。
マイナビなどとは真逆で、企業側が就活生にコンタクトを取るサイトですね。
就活生は気になる企業からオファーが来たときだけ返信すればよいので、基本的に放置で使えます。
しかも相手は自分のプロフィールを見た上でスカウトを送ってくるので、相性のよい企業とのみ効率的につながれるんですよね。
もちろん自分にとって微妙な企業からオファーが届くこともあります。
ただ、微妙な企業は無視すればOKですし、何より大手や有名企業からもオファーが届くことは珍しくないんですよね。
▼逆求人サイトの最も賢い運用方法
僕が考えるベストな使い方は「キミスカ」「Offerbox(オファーボックス)」「キャリアチケットスカウト」の大手3社を併用することです。
大手ゆえにいずれも登録企業数が多いので、スカウトが届く期待値も他サイトと比べて高くなるんですよね。
また、3つを併用すると大手・中小・ベンチャー企業まで網羅できるので、幅広い企業を対象としたい場合にも相性がいいです。
プロフィールの中身は使い回せるので、せっかくどれか1つに登録するならまとめて登録しておくほうが賢いですよ。
逆求人サイトは、早く登録するほどスカウトが届く可能性も高まります。
こういったときに意外と後回しにする人が大半な印象なので、まだ利用していなかった人がいたらさくっと登録を済ませておきましょう!
なお、上記3つ以外の逆求人型サイトはランキング形式で紹介しているので、その他のサイトも気になる人はぜひ一読してみてください!
大手ナビサイト以外にも優良企業を探す方法はいくつもある。ここで紹介した3つは心からおすすめできるから、まだ利用経験がない人がいたらぜひ試してみてね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
早く辞めた方がいい会社の特徴とそんな会社で働き続けるリスク、悪質な会社で働いている場合の対処法などを網羅的に共有しました。
給料の未払いや遅れがある・休日出勤の振替日がないなど、早く辞めた方がよい会社の特徴はいくつか考えられます。
そして、これらの特徴に多く当てはまる会社で働き続けると、メンタルを病んでしまうなどのリスクがあります。
よって現状悪質な会社で働いているなら、信頼できる友人に相談したり本気で転職を検討したりするなどの行動を起こすことが重要です。
厳しい話ですが現状を変えるには何かしら行動を起こすしかないので、ぜひこの記事を参考にして少しずつ歩みを進めてみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
就活全体を見据えた上での有効な対策を共有しているので、点での対策しか意識できていなかった人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 早く辞めた方がいい会社にはさまざまな特徴があるため、自身の会社と比較するとよい。
- もし多くの特徴に当てはまるなら、リスクを認識した上で行動を起こすことが大切である。
- 何から始めるべきか悩んだら、まずは信頼できる家族や友人に悩みを相談するとよい。
- これから企業探しをする人は、就職を避けた方がいい会社の特徴を指標にするのがおすすめである。