就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
就活生と話をすると「添削してもらわないと不安」という学生がたくさんいます。
でも、自己PRにせよ志望動機にせよ、添削を受けるのは必須ではありません。
添削してもらったからといって、絶対採用される文章になるとは限らないですからね。
当たり前ですが、添削者のレベルによって質も変わります。
とはいえ、「わかってはいるけど添削を受けないと不安…」という学生もいますよね。
そんな方に向け今回は「自己PRの添削」について詳しく解説していきます。
添削手段も6つご紹介しますので、上記のような不安を抱えている方はぜひ参考にしてくださいね。
自己PRは作成したは良いものの、内容これで本当に大丈夫かな?と不安です。
そんな時に、有識者からの添削を受けることは非常に有効!ただし「誰に頼むか」が大事だから、注意点も一緒にチェックしていこう!
- 自己PRは添削してもらう重要性が低い
- 自己PRを添削してもらう手段6選|おすすめ順
- 自己PRを添削してもらうメリット
- 自己PRを添削してもらうデメリット
- 自己PRを添削してもらう際の注意点
- 本記事の要点まとめ
自己PRは添削してもらう重要性が低い
自己PRの添削手段をご紹介していく前に!
そもそも「自己PRに添削は必要なのか」というお話をしていきます。
僕の結論としては、「添削してもらう重要性は低い」と考えています。
なぜなら、自己PRの質は自分で高められるから。
僕も過去に自己PRの添削を行っていたことがあるのですが、添削を受ける人の多くは「他人に質を高めてもらおう」と考えている印象があります。
もちろん全員がそうではないですけどね!
添削してもらえばいいと考える受け身の姿勢では、質の高い自己PRは作成できません。
だから、まずは自分で完成度の高い自己PRを考えてみてほしい。
そのうえで受ける添削は、質を高めることにつながるのでおすすめです。
添削を受けるなら、自分で納得のいく自己PRを作ってから。
この前提を理解したうえで添削が必要に思う人は、次章で紹介する添削サービスを利用してみてくださいね。
最初から他人任せにするのではなく、まずは自分で完成度を高める努力をすべきということですね!
その通り!中身の薄いものを添削してもらっても、質の高い自己PRは作れないよ。あなたの成長も阻害するので、すぐ他人に頼ることは避けるようにしよう。
自己PRを添削してもらう手段6選|おすすめ順
では、添削を受ける前提を理解した方に向け、各種サービスをご紹介していきます。
僕のおすすめ順に6つの添削手段について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【自己PRを添削してもらう手段|おすすめ順】
- 逆求人サイト
- 就活エージェント
- OB訪問
- 無料ウェブサービス
- 大学のキャリアセンター/就職相談課
- 有料のES添削サービス
① 逆求人サイト
おすすめ度:★★★★★
自己PRの添削手段でもっともおすすめなのは、逆求人サイトを使うことです。
逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておくと、興味を持たれた企業からスカウトが届くサイトのこと。
学生が主体的に動く通常の就活サイトとは真逆の仕組みといえますね。
これだけ聞くと、どうやって添削を受けられるのかイメージできないかもしれません。
でも、逆求人サイトは使い方次第で、効果的な添削が受けられるんです。
逆求人サイトで自己PRの添削を受ける流れは、以下のとおりです。
【逆求人サイトで自己PRの添削を受ける流れ】
- 企業からスカウトをもらう
- スカウトが届いた企業の採用担当者とチャットで連絡を取る
- プロフィールの評価を貰う形で添削してもらう
プロフィールを自己PRとして活用し、スカウトが届いた企業に評価をしてもらう方法です。
評価を貰う形でスカウトの理由を聞けば、自己PRのどの部分に魅力を感じてもらえたかを知ることができますよね。
どんな文章が採用担当者に好印象なのか知ることは、自己PRの質を高めることに確実に役立ちます。
チャット形式で気軽に連絡ができるので、改善点なども教えてもらいやすいですよ。
逆求人サイトは、僕がもっともおすすめしている就活サイトでもあります。
添削を受ける以外にも利用メリットが大きいので、まだ利用していない就活生はぜひ利用を検討してみてくださいね。
これまで200以上のサイトを見てきた僕がおすすする逆求人サイトは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!
どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。
② 就活エージェント
おすすめ度:★★★★・
就活エージェントのキャリアアドバイザーに添削してもらうのも1つの方法です。
就活エージェントは求人紹介や面接対策のほかにも、自己PRや志望動機の添削を無料で行ってくれます。
企業の情報を豊富に持っているので、各企業に刺さる自己PRにするためのアドバイスをしてもらえますよ。
毎年多くの就活生を支援しているプロが、マンツーマンで対応してくれることも魅力的です。
しかし、デメリットとして、関東への就職者以外が使いにくいことがあります。
関東の企業しか紹介してもらえなかったり、関東でしか面談を行っていなかったりする就活エージェントも少なくありません。
コロナの影響でビデオ面談に対応するエージェントも増えてはいますが、関東への就職者以外には対応していない可能性があることも知っておきましょう。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
③ OB訪問
おすすめ度:★★★★・
OB訪問で出会った先輩社員に添削してもらう方法もあります。
先輩社員は会社が求めている人材、実際に働いている社員の特徴などを知っています。
そのため、先輩社員に添削してもらえば、応募企業に刺さる自己PRとなっているか適切に判断できますよ。
OB訪問では自己PRの添削をしてもらえるだけでなく、選考で受かる秘訣などを教えてもらえることもあります。
ほかにも、残業時間や具体的な仕事内容を聞くことで、入社の判断材料にもできるでしょう。
さまざまなメリットがあるので、志望度の高い企業ほどOB訪問して情報収集するといいですよ!
おすすめのOB訪問サービスは、以下のとおりです。
【おすすめのOB訪問サービス】
- ビズリーチ・キャンパス
・サイトが使いやすい
・大学ごとにOBを探せる(※高学歴層しか利用できない点は要注意)
・大企業に勤める社員が多い - HELLO VISITS, online(旧VISIT OB)
・OBが企業認定のリクルーター
・OBの登録者が1万人以上 - Matcher(マッチャー)
・大学関係なく接点を持てる
・OBの登録者は約2万人
④ 無料ウェブサービス
おすすめ度:★★★★・
4つ目は、無料ウェブサービスを使って添削を受ける方法です。
前述した3つの方法よりも、より早く気軽に添削してもらえることが特徴です。
なかには、スマホアプリで添削が受けられるものもありますよ。
簡単に受けられるからといって、添削の質が低いわけでもありません。
利用しやすさ、添削の質の高さともに優れたサービスがあるので、気軽に添削を受けたい方には無料ウェブサービスの活用をおすすめします。
おすすめの無料ウェブサービスは、以下のとおりです。
【おすすめの無料ウェブサービス】
- ES添削カメラ
・doda新卒エージェントが運営
・スマホアプリのため利用が簡単
・添削の質が高い - ES添削.me
・就職支援事業を展開する企業の社員が添削してくれる
・添削依頼から3日以内に回答が届く - マイナビ2020「ダッシュ添削」
・プロの講師が添削してくれる
・応募をしても当選しないと添削を受けられない
⑤ 大学のキャリアセンター/就職相談課
おすすめ度:★★★・・
大学のキャリアセンターや就職相談課で添削してもらう方法もあります。
1つの方法としてご紹介しましたが、僕はこれらの利用をおすすめしていません。
理由は以下のとおりです。
【大学のキャリアセンターなどの利用をおすすめしない理由】
- 利用者が非常に多く、添削に時間がかかりがち
- ありきたりな添削をされることが多い
すべての大学にいえるわけではありませんが、僕は上記のようなイメージを持っています。
無料で就活支援が受けられる身近な存在なので、便利ではあるんですけどね。
ほかのサービスの利用メリットを考えると、やはりおすすめ度は低いです。
⑥ 有料のES添削サービス
おすすめ度:★★・・・
6つ目は、有料のES添削サービスを使う方法です。
この方法はお金がかかるので、やはり優先度は低いですね。
個人的にはほかのサービスで満足できなかった場合にのみ、利用を検討するのがおすすめです。
前述した方法を使えば、お金をかけなくても質の高い添削は受けられますからね。
たとえば、無料で使える就活エージェントでも、十分質の高いサポートは受けられますよ。
お金に余裕がある人は利用してもよいかもしれませんが、個人的にはほかのサービスを利用した後でいいと考えています。
いくつか具体例もご紹介しておきますが、あくまでも参考程度としてくださいね。
【有料のES添削サービスの例】
- INTERNGATE(インターンゲート)
・インターンシップに特化した情報サイト
・価格は1設問あたり3000円 、1社あたり8000円 - ココナラ
・個人が自分のスキルを売っているサイト
・ES添削サービスの相場は1枚あたり1000〜10000円 - ストリートアカデミー(ストアカ)
・ココナラ同様に個人がスキルを売っているサイト
・ココナラよりもサイト規模が小さい
まずは逆求人サイトや就活エージェントを使うのがよさそうですね!
心から利用をおすすめするよ!いずれも無料で使えるのに利用メリットが大きすぎる。利用しないのは絶対損なので、まだ利用していない就活生はぜひ!
自己PRを添削してもらうメリット
ここからは、自己PRを添削してもらうメリット・デメリット、添削してもらう際の注意点を解説していきます。
まずは、以下3つのメリットについて詳しく確認していきましょう。
【自己PRを添削してもらうメリット】
- 自分では気が付けない文章の間違いを発見できる
- 自己PRの内容を客観視できる
- 納得度の高い自己PRになっているか確認できる
自分では気が付けない文章の間違いを発見できる
添削を受けると、自分では気が付けない文章の間違いを発見できることがあります。
たとえば、以下などの間違いです。
【自分では気が付けない文章の間違い】
- 誤字
- 文章表現の誤り
- 専門用語を使っている
自分では正しいと思っていても、誤った文章表現をしていることは少なくありません。
添削を受けると間違いを指摘してもらえるので、ミスのない自己PRを作成できますよ。
自分では気が付けないミスを発見できることは、添削を受けるメリットといえるでしょう。
自己PRの内容を客観視できる
添削を受ける2つ目のメリットは、自己PRの内容を客観視できることです。
自分ではわかりやすい文章が書けていると思っても、他人から見たら理解できない内容になっていることは多々あります。
これは、自分の頭の中にある情報を元に文章を書いているから仕方のないことです。
でも、他人に理解できない文章のまま選考に進んでしまうと、もちろん採用担当者にも評価してもらえませんよね。
添削はこの「他人に理解できない部分がないか」を知ることに効果的です。
他人に伝わりにくい表現を教えてもらえたら、自分の文章を修正できますよね。
自己PRの内容について客観的な意見をもらえることは、添削を受けるメリットといえます。
納得度の高い自己PRになっているか確認できる
自己PRに納得感があるかどうか確認できることも、添削を受けるメリットです。
僕は自己PRではただ能力をアピールするだけでなく、具体的なエピソードを交えて納得度を高めることが大切だと伝えています。
たとえば、あなたが「責任感」をアピールすると仮定して考えてみましょう。
この場合、ただ「私は責任感があります!」と伝えると、面接官は「ほんとにそうなの?」と疑問に思うはずです。
対して「責任感を発揮して大学の部活で〇〇を行った」などとエピソードを含めて自己PRすると、アピールの納得度は高まりますよね。
このように、自己PRでは納得度を高めるエピソードなどを含めることが重要です。
添削を受けると客観的な意見をもらえるので、納得度の高いエピソードを交えて説明できているかどうか確認できますよね。
自己PRの納得度を確認できることも、添削を受けるメリットといえます。
客観的な目が入るのが一番のメリットなんですね。
そうなんだ!
自分では気づけないミスはもちろん、本番でも他人が評価するわけだから客観的な視点はあった方がいいね。
自己PRを添削してもらうデメリット
自己PRを添削してもらうことには、残念ながらデメリットもあります。
添削を受ける際には、デメリットも理解したうえで利用するようにしてくださいね。
以下の2つについて、順に確認していきましょう。
【自己PRを添削してもらうデメリット】
- 不適切に文章を添削される可能性がある
- 添削の質は担当者で決まる
不適切に文章を添削される可能性がある
不適切に文章を添削される可能性があることは、添削を受ける際のデメリットです。
添削者も完璧ではないので、その人の文章の好みで不適切に添削される可能性も当然あります。
添削をしてもらうからといって、添削内容のすべてが正解とは限らないですよね。
実際に合否判定を行うのは、企業の採用担当者だからです。
添削を受ける際には「すべてが正しいわけではない」と理解したうえで利用するようにしてくださいね。
添削の質は担当者で決まる
1つ目のデメリットと似た内容ですが、担当者によって添削の質が変わることも知っておきましょう。
たとえ優良なサービスを利用したとしても、添削の質は担当者で決まります。
どんな意見であってもすべてを鵜呑みにせず、自分の頭でしっかり考えることが大切です。
最終的に合否判定を受けるのは、あなた自身ですからね。
添削の質は担当者で決まることも認識したうえで、サービスを利用するようにしましょう。
添削=全て正しいという認識は捨てないといけませんね。
指導者を信じ切ってはいけないよ。
コツとしては一人に限らず複数の人に見てもらったうえで、一番しっくりくるアドバイスを参考にすることだね!
自己PRを添削してもらう際の注意点
最後に自己PRを添削してもらう際の注意点をご紹介します。
以下の3つについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【自己PRを添削してもらう際の注意点】
- 添削を受ける前に自力で完成度の高い自己PRを作る
- 添削内容のすべてを信用しない
- 自己PR以外の質問にもしっかり対策する
添削を受ける前に自力で完成度の高い自己PRを作る
添削を受けるなら、まずは自力で完成度の高い自己PRを作りましょう。
他人任せにしていては、絶対に質の高い自己PRは作れません。
添削を受ける目的は、完成度の高い自己PRに客観性を持たせて質を上げるため。
この認識を持っていないと、添削を受けてもあまり意味はありません。
添削を受けるなら、まずは自力で完成度の高い自己PRを考えるようにしましょう。
添削内容のすべてを信用しない
繰り返しになりますが、添削内容のすべてを信用することもやめましょう。
添削者が100%正しいとは限らないからです。
否定的に捉える必要はありませんが、1つの意見として受け入れて最終的には自分の意思で判断することが大切です。
プロの意見には説得力があるかもしれませんが、添削内容のすべてを信用しないように注意してくださいね。
自己PR以外の質問にもしっかり対策する
自己PRだけでなく、そのほかの質問に対して対策することも重要です。
当然ですが、面接で聞かれるのは自己PRだけではないですよね。
とくに就活3大質問に対しては、対策が必須ですよ。
【就活3大質問】
- 自己PR
- 志望動機
- 学生時代に最も打ち込んだこと
自己PRの書き方も含めて、就活攻略論ではこれらを解説した記事も豊富にあります。
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最終的な結果の責任は全て自分に返ってくるからこそ、自分が納得する形にしなくてはいけないんですね。
まさに!
選考に落ちてもアドバイスした人は何の責任も取れないんだ。
だからこそ自分がこれで落ちたら仕方ないという形で作り上げなければいけないんだよ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
最後に本記事の要点をまとめておきますね。
【本記事の要点】
- 自己PRを添削してもらう重要性は低い。
- 添削を受ける大前提として納得のいく自己PRを自分で作る。
- 添削手段は「逆求人サイト」が最もおすすめ。
- 添削のメリットは「客観的な視点」が入ること。
- 添削のデメリットは「添削が全て正しいわけではない」ということ。
- 添削内容を全て信用してはいけない
添削を受けることは必須ではなく、客観性を持たせるための1つの手段です。
何より大切なことは、自分で完成度の高い文章を書き上げること。
この大前提を理解することが、添削を受ける際に重要なことです。
論理的で説得力のある文章を書き上げる能力は、社会人になったあとにも役立ちます。
どんな仕事であっても、何かを人に伝える場面は必ずありますからね。
今は大変に思うかもしれませんが、すべてはあなたの将来のためです。
自身の幸せのためにも、まずは自分が納得できる文章を考えてみてくださいね。