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【役員面接の通過率は?】企業規模や面接回数など条件別の合格率を解説!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

一次面接などとは異なり、採用するかどうかの最終判断を下されることが多い役員面接。

ある程度選考をクリアしないとたどり着けない場所ですし、何より内定に近い面接なので、どのくらいの通過率があるのか気になりますよね。

 

結論からお伝えすると、役員面接の通過率は一般的に50%程度といわれています。

ただし、通過率の数字は企業規模や面接回数・選考時期などによっても変動するので、条件別の違いも知っておくのがよいかと。

 

この記事では、役員面接の通過率について一般的な平均・条件別の数値を紹介します。

役員面接で企業側が見ること・合格率を高めるためのおすすめ対策なども共有するので、役員面接を控えている人はぜひ最後までご覧ください。

 

実際どれくらいの通過率なのかが気になります。

面接回数や企業規模など条件によって変わってくるんだよね。この記事では条件別に通過率を共有していくよ!

役員面接の通過率は50%程度

 

もったいぶらずに結論を共有していきますね。

冒頭でもお伝えしましたが、役員面接の通過率は50%程度だといわれています。

 

僕自身の経験、友人から話を聞いた感覚、またこれまで数多く関わってきた就活生の話を踏まえても、役員面接の合格率は5割程度といえそうです。

ただこれらの数字に明確な根拠はないので、あくまでも参考程度に捉えてくださいね。

 

また追加で補足をすると、これは「役員面接=最終面接」の場合を想定しています。

ベンチャーなどの中小規模の会社を受けるときには、採用活動に役員が積極的に関わっており、一次・二次面接も役員が担当することがあるんですよね。

これらの企業では「役員面接=最終ではない」こともありますが、この場合は選考フェーズによっても通過率は変わってくることが多いので注意が必要です。

 

基本的には一次・二次のほうが通過率が低くなりやすく、最終に近い面接のほうが通過率は高くなりやすい傾向がありますね。

一次・二次面接では、3〜4割程度の合格率が参考値になるかと思います。

 

最終じゃない役員面接については「【最終じゃない役員面接もある?】主な3つのケースや評価ポイントを共有!」にてまとめています。

役員面接を控えているものの、そもそも最終かどうかわからないと感じている人がいたら、参考までにさくっと一読してみてくださいね!

 

最終フェーズに近い面接のほうが、一般的に通過率は高くなりやすいんですね。

あくまで傾向の話だけどね。役員面接を控えている人は、参考程度に理解しておくといいよ。

条件別|役員面接の通過率の違いまとめ

 

次にこの章では、条件別に役員面接の通過率の違いを共有していきますね。

全体の数値を考えると通過率は5割程度といわれますが、面接の合格率はより細かく分類すると条件によっても変わってきます。

 

よってここでは、通過率に影響する主な条件別に数字をまとめました。

本章で紹介する数値にも明確なデータはありませんが、役員面接の通過率を探している人は参考程度に目を通してみてください。

 

【条件別|役員面接の通過率の違いまとめ】

  • 企業規模による違い
  • 面接回数による違い
  • 採用人数による違い
  • 選考時期による違い
  • 志望職種による違い
  • 推薦による違い

 

① 企業規模による通過率の違い

 

面接の合格率は、企業規模によっても変わります。

大手ほど知名度や人気に比例してエントリー数・採用倍率が高くなりやすいので、規模が大きな企業ほど合格率も低くなりやすいんですよね。

 

【企業規模別の役員面接の通過率】

  • 大企業 :40%程度
  • 中小企業 :60%程度

 

一方でベンチャーなどの中小規模の会社では、役員面接の通過率はやや高めな数値になると想定されます。

中小規模の会社では大手よりも内定辞退が出やすいので、採用予定人数よりも多めに内定を出されることが多いんですよね。

 

いずれにしても自分の力を出し切るしかないですが、一般的な傾向として企業規模によっても合格率は変わる可能性があります。

数値を参考にする際は、応募企業の規模も考慮しておくとよいでしょう。

 

② 面接回数による通過率の違い

 

通過率に影響を及ぼす条件としては、面接回数も考えられます。

一般的には面接回数が少ないほど通過率は低くなり、面接回数が多いほど通過率は高くなる傾向があるんですよね。

 

【面接回数別の役員面接の通過率】

  • 面接2回(1次・役員):30%程度
  • 面接3回(1次・2次・役員):50%程度
  • 面接4〜6回(1次・2次・3次・役員など):70%程度

 

これは単純な話で、面接回数が少なければ限られた選考フェーズのなかで内定を出す人材を絞りこむ必要があるから。

逆に多くの面接回数を設ける企業は、少しずつ合格者をふるいにかけていくので通過率は高くなりやすいわけですね。

 

また「複数回の面接を突破した=他の社員から合格を勝ち取った」という証拠なので、面接を担当する役員の方にもある程度信頼してもらえるのかと。

一般的には一次・二次・最終面接という流れが多いですが、面接回数によっても通過率が変動する点は知っておいて損はないでしょう。

 

③ 採用人数による通過率の違い

 

3つ目の条件として、採用人数によっても通過率は変わると考えられます。

結論をお伝えすると、採用人数が少ない企業ほど役員面接の通過率は高くなりやすいと僕は考えていますね。

 

【採用人数別の役員面接の通過率】

  • 10人以下:70%程度
  • 20〜30名程度:50%程度
  • 100名以上:30%程度

 

単純に考えると、採用人数が多いほど通過率も高くなると思うかもしれません。

でも「採用人数が多い=大手の人気企業」であることが大半なので、実際は逆で合格者が少ない企業ほど通過率も高くなりやすいんですよね。

 

もちろん同じ採用人数の企業でも、規模や面接回数によって数値は変わってきます。

採用活動を大々的におこなう会社はやはり難易度が高い傾向にあるので、あわせて中規模の会社も受けるなどの手を打っておくと安心ですね。

 

④ 選考時期による通過率の違い

 

役員面接の通過率は、選考時期によっても変わってきます。

ざっくり就活が本格的に動く時期が、合格率も一番高くなるようなイメージですね。

 

【選考時期別の役員面接の通過率】

  • 1次募集(6月面接開始) :50%
  • 2次募集(8月頃面接開始):30%
  • 最終募集(10月以降)  :10〜20%

 

2次募集・3次募集では、採用予定人数に対して不足した数だけ人材が募集されます。

よって必然的に倍率が高くなりやすく、通過率も低くなりやすいわけですね。

 

⑤ 志望職種による通過率の違い

 

5つ目に紹介するのは、志望職種による通過率の違いです。

職種によっても人気や倍率は変わるので、通過率にも違いが生まれるんですよね。

 

【志望職種別の役員面接の通過率】

  • 事務職:20〜30%程度
  • 営業職:30〜40%程度
  • 研究職:50%程度
  • 技術職:50〜60%程度

 

事務職や営業職は専門職より応募人数が多くなりやすく、倍率も高くなりやすいです。

ゆえに、全体の通過率を見てもやや低い値になりやすいんですよね。

 

一方で研究職や技術職などは、過去の研究実績やポートフォリオなどを見て相性がよいと判断されると比較的内定をもらいやすい印象があります。

もちろん自身の専門と相性が悪ければ通過率は変動しますが、事務職などより間口が狭い分、通過率は高くなりやすいと考えてよいでしょう。

 

⑥ 推薦による通過率の違い

 

最後6つ目に、推薦をもらった大学によっても役員面接の通過率は変動します。

推薦の効力はその大学と企業との関係性によって変わりやすく、学歴が高いほどより深いつながりを持つ傾向にあるんですよね。

 

【推薦による役員面接の通過率】

  • 超高学歴大学(旧帝大):90%〜
  • 中堅大学以下:80%〜

 

推薦をもらえたとしても、出身大学と企業との関係によって影響度は変わるわけです。

また推薦をもらって役員面接を受けたからといって、100%受かるとは限りません。

 

推薦がマイナスに働くことは基本的にないですが、効力を信じすぎると痛い目にあう可能性があるので、油断せずに面接本番に臨んできてくださいね。

 

通過率アップのために重要度が高いのはエントリー数を増やすこと

ここまでは役員面接の通過率について、条件別に参考値を共有しました。

通過率は誰もが気になるものですし、参考値を知っておいて損はないと思います。

 

ただ、僕がいわなくてもわかっているとは思いますが、内定を勝ち取る上では通過率を知るだけでなく対策に全力で取り組むことが重要です。

よって次章以降では、役員面接の通過率を高めるための対策を共有していきますね。

 

が、その前に僕が通過率を高めるためにめちゃくちゃ重要だと考えていることを先にお伝えさせてください。

それは「そもそものエントリー数を増やすこと」です。

 

役員面接に臨める企業の数が少ないと「この企業で絶対に内定をもらわないといけない」と考えてしまい、自然と緊張感が高まります。

誰しも持ち駒が少ないと焦りやすいですが、そもそも役員面接に進めるような企業が多くあると比較的余裕を持って面接に臨めるんですよね。

 

僕自身も現役のころは、役員面接に限らず1社落ちたら1社エントリーして補充するという戦略をとっていました。

エントリー数をしっかり確保して選考対策をしていたおかげで、常に心に余裕を持って役員面接に挑戦できていたと感じていますね。

 

ちなみに僕が今就活生なら、逆求人サイトをフル活用してエントリー数を確保します。

利用すべき逆求人サイトは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!

どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。

 

 

役員面接に臨める企業が1社しかないとき・5社あるときでは心の余裕が圧倒的に違う。自分の力を出し切るためにも、基盤となる部分は妥協せずに取り組むべきだよ!

たしかに心に余裕がないと力も出しにくくなりそうですね。企業探しにはマイナビなどしか使っていなかったので、教えてもらった就活サイトも使ってみようと思います!

役員面接で企業が見ていることは大きく2つ

 

ではここからは、役員面接の通過率を高めるための対策などを共有していきますね。

まずこの章では、役員面接で企業が見ていることを紹介します。

 

というのも、合否の判断をする企業側の視点があると的確な回答をしやすくなるから。

単に自分が語りたいことだけを語っても面接官に刺さらないケースがあるので、企業側の視点も確実に押さえておくことを強くおすすめしますね。

 

【役員面接で企業が見ていること】

  • 志望度や入社意欲の高さ
  • 自社との相性のよさ

 

企業が見ること① 志望度や入社意欲の高さ

 

役員面接で何より見られるのは、志望度や入社意欲の高さです。

足切りなどの側面が強い一次面接などとは異なり、役員面接では本気で自社に入りたいと思っているかをとくに見られるものなんですよね。

なぜなら、志望度が低い人材に内定を出しても辞退される可能性が高いから。

 

役員面接には、すでに何回かの選考を突破してきた人材しか残っていません。

ゆえに面接時点である程度優秀な人材しか残っておらず、強みなども質問されるものの志望度や熱意などのほうが注視されるわけですね。

 

これは、面接を担当する役員の心情を想像しても同じことがいえます。

社長や役員の方は長年にわたってその会社で働いており、一般的な社員より自社愛が強いことが多いゆえに、採用時にも熱意を重視しやすいんですよね。

 

よって役員面接に臨むときは、志望度の高さが伝わるように意識すべきです。

一次面接などと同じ内容を語っても熱意が伝わらないケースは少なくないので、本番前に回答を見直しておくことが重要ですね。

 

企業が見ること② 自社との相性のよさ

 

2つ目に、自社との相性のよさも間違いなく見られます。

いくら志望度の高さが伝わっても、自社と相性が悪そうな人材を採用するとミスマッチが起こり、早期退職につながるかもしれません

よって企業側は、選考時に相性のよさも探っているわけです。

 

この点を考慮すると、面接に臨む側は企業が求める人物像や能力などをリサーチ・予想した上で回答するのがよいかと思います。

もちろん無理に企業に寄せる必要はないですが、少しでも相性のよさを感じてもらえたほうが通過率は間違いなく高くなるはずですよ。

 

ミスマッチをなくすことは、企業側だけでなく応募側にとっても重要です。

ゆえに無理に自分を偽ってアピールするのではなく、深く自己分析をした上でできる限り正直ベースで回答することも大切ですね。

 

知名度や一般的なイメージなどを重視して企業選びをすると、実際は相性が悪かった場合に内定をもらえてもすぐに辞めたくなるかもしれません。

実際に会社で働いてみないとわからない部分も大きいですが、企業選びの段階で可能な限り本質を意識した動きを心がけてみてくださいね。

 

役員面接では志望度や熱意の高さ、相性のよさがとくに注視されるのですね。

そのとおりだよ。評価する側の視点を持っておいたほうが適切な答えを考えやすくなるし、役員面接に臨む前にぜひ頭に入れておくといいよ。

役員面接で苦戦してしまう主な5つの原因

 

次にこの章では、役員面接で苦戦してしまう主な原因を紹介します。

ほかの選考フェーズでも同様ですが、面接に苦戦する人には共通する原因がいくつか見られるものなんですよね。

 

よってこれらの原因を知っておくと、通過率アップにつなげられるかと。

役員面接に関しては以下の5つが主な原因なので、確実に押さえておきましょう。

 

なお、ここで共有する5つ以外の要因は「【役員面接で落ちる原因9選】突破するための具体的な改善策を共有!」にて詳しく紹介しています。

 

【役員面接で苦戦してしまう主な原因】

  • 志望度や熱意の高さを伝え切れていない
  • 企業研究が不足している
  • 自己PRが抽象的になっている
  • 一次・二次面接の回答と一貫性がない
  • 緊張しすぎてうまく回答できていない

 

原因① 志望度や熱意の高さを伝え切れていない

 

役員面接に落ちる最大の要因は、志望度の高さを伝えられていないこと。

前章でも共有しましたが、採用するかどうかの最終判断を下されることが多い役員面接では、会社への熱意の高さをとくに見られるんですよね。

志望度が低い人材は内定を出しても辞退する可能性があるので、面接の段階で熱意の高さをじっくり確認されているわけです。

 

面接官の立場を想像しても、志望度の高さが伝わってこない人材は仮に入社することになっても全力で働いてくれる感じがしないと思います。

僕の感覚的には役員面接で落ちる人の大半はこの部分のアピールが弱いので、これから本番に臨む人はぜひ意識しておくといいですよ!

 

原因② 企業研究が不足している

 

2つ目の原因として、企業研究が不足していることも考えられます。

役員面接では企業への志望度の高さを確認するために、その会社に関することを質問されることがあります。

 

具体的には、競合他社との違いやその会社の一番の強みを問うような質問です。

志望度が高ければ事前リサーチにも力を入れて取り組むものなので、回答の質によって熱意の高さを探れるんですよね。

 

よって面接前の情報収集が不足していると、企業に関する質問にうまく回答できず結果として低評価を受ける可能性があります。

役員面接では一次面接などよりコアな質問をされることが珍しくないので、事前の企業研究には妥協せずに取り組んでおいてくださいね。

 

原因③ 自己PRが抽象的になっている

 

役員面接を担当する社長や役員の方は、日頃から経営視点で物事を捉えています。

ゆえに、これらの方が面接官となる場では「自分を採用すると会社にメリットがあるとイメージしてもらうこと」も重要なんですよね。

 

応募側にとっては厳しい話ですが、自分を採用すると利益がアップするか・無駄を削減できるかなどがシビアに見られるわけです。

そしてこれらをアピールするために重要なのが、やはり自己PRなんですよね。

 

大量の応募者をふるいにかけることが目的の一次面接では、ある程度筋の通った自己PRであればスムーズに通過できたかもしれません。

でも、経営視点を持つ役員の方を納得させるには、もう少し踏み込んで具体的な採用メリットが伝わる内容を語る必要があるわけですね。

 

一次面接を通った・かつ同じ企業が相手だからといって、まったく同じ自己PRを語ればそのまま高評価を得られるとは限りません。

自己PRの具体性に自信がない人は、本番前に改めて見直しておきましょう。

 

原因④ 一次・二次面接の回答と一貫性がない

 

一次面接などと一貫性がない回答をすると、面接官は「どこかで嘘をついているのでは?」などと怪しく感じます。

嘘をついていると少しでも疑いの目を持つと、やはり信頼性に欠けると感じられてそのまま悪い結果につながりやすいんですよね。

 

人によっては役員面接だからと気合いを入れずぎて、無意識に一貫性がない回答をしてしまうかもしれません。

しかし企業側は各選考の質問と回答を記録しているものなので、矛盾のある回答をするとすぐに気づかれてしまいます。

 

また、一次面接などは自分が実際にした回答を評価されて突破できたともいえるので、答えを変えると別の評価を受ける可能性もあるかと。

いずれにしても一貫性のない回答によるポジティブな影響はないので、役員面接に臨む前には過去の選考を振り返っておくとよいでしょう。

 

原因⑤ 緊張しすぎてうまく回答できていない

 

5つ目に、過度な緊張によって役員面接に苦戦する人もいます。

役員面接は内定に近い選考ですし、面接相手も社長などの偉い方ばかりなので、どうしても緊張しやすいんですよね。

 

一次面接などはミスなく回答できていた人でも、役員を相手にすると緊張してしまい回答に苦戦する人は決して少なくありません。

僕はこれまで数多くの就活生と交流してきましたが、役員を相手にしたことでうまく話せなかった人・回答が長くなった人の声は実際にたくさん聞いてきました。

 

では、緊張を和らげるにはどんなことを実施しておけばよいのか。

個人的な結論は、第2章で共有したように「そもそものエントリー数を増やすこと」が有効と考えています。

 

やはり「この企業で内定をもらえるかにかかっている」などの状況では誰しも緊張するので、心に余裕を持てる基盤を作っておくと強いんですよね。

有益な就活サイトを使えば自分と相性のよい企業を探すハードルも下がるので、ぜひ僕が共有したサービスを有効活用してみてください!

 

役員面接に苦戦する人には共通している要素がいくつもあるのですね。

だからこそ事前に知っておけば通過率アップにつなげられるんだよね。後悔しないためにも、事前に対策できることは徹底しておくことを強くおすすめするよ。

役員面接の通過率を上げるための対策

 

続いてこの章では、役員面接の通過率を上げるための対策を共有します。

「緊張を和らげるためにエントリー数を増やす」などのほかにも、役員面接に臨む前におすすめしたい対策はいくつかあるんですよね。

 

ここでは、僕がとくに重要と考える対策を5つ厳選しました。

言い方を変えると「これらの対策をしないと通過率を自ら下げる恐れがある」ともいえるので、ぜひじっくり読み込んで実践してみてください。

 

【役員面接の通過率を上げるための対策】

  • 深く踏み込んだ志望動機を考えておく
  • 競合他社との違いを明確化しておく
  • 自己PRの具体性を高める
  • 役員面接の頻出質問に対策しておく
  • 役員面接に適した逆質問を考えておく

 

対策① 深く踏み込んだ志望動機を考えておく

 

この記事では何度も伝えていますが、役員面接の突破には志望動機の質が重要です。

役員面接では内定辞退を恐れるなどの理由で、一次面接などよりも志望度の高さが重視されるんでしたね。

 

では、具体的にはどうやって企業への熱意を伝えたらよいか。

僕の結論は「その企業にしか通用しない志望動機」を語ることです。

業界の志望理由ではなく、競合他社にも通用する内容でもなく、応募企業にしか使えないような志望動機を語ることがアピールにつながるんですよね。

 

他社にも通用する内容では「それならほかの◯◯社でよくない?」となるので、志望度の高さは伝わりません。

基本的な話ですが意外とここまでこだわれている人は多くないので、志望動機には絶対に妥協せずに向き合ってくださいね。

 

志望動機の書き方については、以下の記事でより詳しくまとめました。

例文も交えて質の高め方を共有しているので、現時点で自分の志望動機に自信を持てない人はぜひ一度目を通してみてください。

 

 

対策② 競合他社との違いを明確化しておく

 

2つ目におすすめしたいのが、競合他社との違いを整理すること。

企業研究というとふわっとしますが、応募企業と競合他社との違いを明確化しておけばある程度の質問には回答できるようになるんですよね。

 

よって熱意の高さを伝えるためにも、企業に関することを聞かれたときに回答できるよう事前にリサーチしておくといいです。

 

【競合他社との違いがよく表れるポイント】

  • 業界内でのシェア率
  • 利益率
  • 研究開発費
  • 社訓
  • 長期ビジョン
  • 求める人物像
  • お客さんのターゲット層
  • 特に推している商品や価値

 

もちろん情報を整理するには時間がかかりますし、大変な作業だと思います。

でも同じように考えて妥協する人が多いからこそ、妥協せずに取り組んだ一定数の人だけがよい評価を受けられるものなんですよね。

 

就活の結果は意外と細部の努力が左右するものなので、後悔しないためにも本番前にできることはぜひ実践しておきましょう。

 

対策③ 自己PRの具体性を高める

 

経営視点を持つ役員の方を相手にするときには、面接を通して自分の採用メリットを伝えることが重要だと共有しました。

そしてとくに鍵となるのは、やはり自分を直接的にアピールする自己PRです。

 

ただ、抽象的な自己PRをすると「採用しても自社にとってメリットがなさそう」などと感じられる可能性があるんですよね。

これでは内定はもらえないので、自己PRを求められたときにはできる限り具体性を増して面接官をうならせる意識が欠かせません。

 

【評価される自己PRの文章構成】

  • 貢献できる能力
  • 具体的な貢献内容
  • 根拠となるエピソード(課題・行動・結果)
  • 自分の信条
  • 入社後の豊富

 

僕としては、上記の構成で語るのがベストだと考えています。

現役時代の頃は同じ構成でアピールをして、最終的に22社の内定を獲得できました。

 

志望動機と同じく妥協すると面接官にはバレるものなので、熱意を伝えるためにもじっくり対策して本番に臨むようにしましょう。

僕がおすすめする自己PRの書き方についても、以下の記事でまとめています。

 

 

対策④ 役員面接の頻出質問に対策しておく

 

4つ目は、頻出質問に対策しておくことです。

役員面接に限った話ではないですが、面接では選考フェーズごとによく聞かれる頻出質問があるんですよね。

 

ゆえに事前にこれらに対策しておくと、本番であたふたせずに回答しやすくなります

緊張を和らげられるだけでなく、時間に余裕がある状態で回答を考えることで質の高い答えも用意しやすくなるかと。

 

僕が考える役員面接の頻出質問は、別記事にて詳しく共有しました。

それぞれ回答例やポイントも紹介しているので、役員面接に特化した質問対策ができていない人はぜひ一読しておくことをおすすめします。

 

 

対策⑤ 役員面接に適した逆質問を考えておく

 

面接に臨むときには、事前に逆質問を考えておくことも大切です。

逆質問とは、面接の最後に「何か聞きたいことはありますか?」などといわれたときにこちらから投げかける質問のこと。

 

慣習的に聞かれているものでもありますが、意外と志望度を探られていたり、面接後の印象に影響しやすかったりするんですよね。

よって逆質問を軽視しないで、事前に聞きたい内容を用意しておくべきですよ。

 

理想をいえば、自分が本心で聞きたいことを質問するのがベストです。

ただ、企業によってはとくに質問したいことがないケースもあると思うので、その場合は評価を意識して質問を考えておくのがよいかと。

 

僕が考える役員面接でおすすめの逆質問は、別記事でまとめました。

面接官の視点を意識した逆質問を知りたい人は、ぜひさくっと確認してみてください!

 

 

仮に役員面接までスムーズに進めても、同じ対策だけで内定を得られるとは限らないよ。本番前にできることは多くあるから、ぜひ最後まで妥協せずに取り組んでみてね。

役員面接で受かる/落ちるサインとは?

 

次にこの章では、役員面接で受かるサイン・落ちるサインを紹介します。

面接を終えたあとって、自分の結果がどうかを予想する材料が気になるものですよね。

 

ここで共有するのはあくまで僕が考える内容であり、絶対ではありません。

参考程度に捉えることが前提となりますが、さくっと目を通してみてください。

 

【役員面接に受かるフラグ】

  • 自分の意見に共感を示してくれる
  • 他社の選考状況を詳しく聞かれる
  • 自社の魅力を解説してくる
  • 就活終了後のアドバイスをしてくれる

【役員面接に落ちるフラグ】

  • 面接官の反応がそっけない
  • 面接の終了時間が予定より早い
  • 就活の相談に乗ってもらう時間が長い
  • 自分が出した意見を否定される

 

繰り返しになりますが、これらのフラグがあっても落ちる・合格することはあります。

過度に信用するのではなく、ひとつの考えとして理解しておいてくださいね。

 

 

面接を終えてから結果が出るまでの期間は、どうしても合格サインなどが知りたくなりますね…!

役員面接についてよくある質問

 

最後に本章では、役員面接についてよくある質問にまとめて回答します。

もし同様の疑問を感じていた人がいたら、ぜひこの章を参考にしてみてください!

 

【役員面接についてよくある質問】

  • 新卒の最終面接はほぼ合格すると聞いたけど本当?
  • 社長が出てきたときの役員面接の合格率はどう?
  • 早期選考の最終面接は合格率が高い?
  • 役員面接の合否の結果はどのくらいで出る?
  • そもそも役員面接とほかの面接との違いは?

 

質問① 新卒の最終面接はほぼ合格すると聞いたけど本当?

 

ほぼの定義にもよりますが、新卒だからといって確実に合格するわけではありません。

一般的な合格率は、冒頭で伝えたとおり50%程度といわれています。

 

「最終まで来たら合格する確率のほうが絶対に高い」ともいえないので、最後まで気を抜かずに本番に臨んでくださいね。

 

 

質問② 社長が出てきたときの役員面接の合格率はどう?

 

社長が出るかどうかで合格率は大きく変わらないと考えておきましょう。

人によっては「社長が出てきたらほぼ受かる」と考えますが、当たり前ですが社長面接でも落ちる人は落ちます。

 

面接官によって気持ちを変えるのではなく、志望度の高さや採用メリットを伝えるにはどうしたらよいか?を徹底して考えるほうが大切ですね。

 

質問③ 早期選考の最終面接は合格率が高い?

 

2次募集などと比べると、合格率は高くなりやすいと予想できます。

この記事の前半では選考時期による通過率の違いも紹介しましたが、やはり早い時期の選考ほど倍率が低くなる傾向があるためです。

 

早期選考はややイレギュラーですが、内定を獲得できるとその後の就活に臨むときに圧倒的な心の余裕を持って取り組めます。

自身の努力次第で就活は早くからでも取り組めるので、早期選考を考えている人はぜひ今のまま行動を続けてみてくださいね!

 

質問④ 役員面接の合否の結果はどのくらいで出る?

 

企業によって異なりますが、平均的には1〜2週間で結果が出ます。

早いところでは2〜3日、なかには当日に発表されることもありますね。

 

もし2週間たっても結果が出ない場合は、メールで連絡するのもアリです。

こちらから連絡したからといって結果が変わることはありえないので、状況に応じては連絡してもよいでしょう。

 

質問⑤ そもそも役員面接とほかの面接との違いは?

 

企業が面接を実施する目的、担当する面接官の2つが異なります。

 

一次面接などは足切りや人材の精査が目的で、面接官は現場社員や人事部の方です。

対して役員面接は採用するかどうかの最後の決断を下すことが目的で、社長や役員の方が面接官となります。

 

企業側の立場を意識するとアピールすべき内容を考えやすくなるので、役員面接に臨む前にはこれらの違いも整理しておくといいですね。

上記の詳細は「【役員面接とは?】突破に必要な情報を就活マンが総まとめ!」にてまとめています。

 

合格率などを意識しすぎないで、今できることにより集中することが最重要だよ!

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

役員面接の通過率について一般的な参考値や条件別の数値、また合格率を高めるための対策などを網羅的に共有しました。

 

一般的には、役員面接の通過率は5割程度だといわれています。

ただ、通過率は企業規模や面接回数・採用人数などの条件によっても変動するので、数字を参考にするときはこれらも考慮しておくべきかと。

 

またより根本的な話をすると、これから役員面接に臨む人は通過率よりもやはり今から何ができるか?に集中して対策に取り組むべきです。

内定に近い面接だからこそ妥協せずに本番に臨み、ぜひ自分が納得できる結果を得られるように行動してみてくださいね。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。

僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。

 

就活成功のためには全体を見据えた上での対策も重要なので、この観点で動けていなかった人はぜひ一読してみてくださいね。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 役員面接の通過率は5割程度だが、企業規模や面接回数などによっても変わる。
  • 役員面接では志望度や熱意の高さ、相性のよさをとくに重視して見られる。
  • 他社には通用しない志望動機を用意する、頻出質問に対策しておくなどの準備が大切である。
  • 合格率やフラグなどが気になる気持ちもわかるが、今できることに集中することが最重要である。