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【役員面接とは?】突破に必要な情報を就活マンが総まとめ!

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

就活や転職活動を進めていると、役員面接の案内を受けることがあります。

ただ初めて選考に臨む人は、そもそも役員面接はどんな位置づけなのか・どんな質問をされるのか・どんな準備をすべきなのかよくわからないですよね。

 

結論、役員面接とは社長や役員を相手にする面接であり、一次・二次面接などと比べると企業側の目的・面接官の2つが大きく異なります。

よって役員面接に臨むときには、ほかの面接との違いや企業側が見るポイントを把握した上で適切な準備をすることが大切ですね。

 

そこでこの記事では、役員面接の概要を紹介した後に企業側が確認していること・回答例をセットにした頻出質問を共有します。

逆質問への対策、通過率を高めるための重要事項も共有するので、これから役員面接を控えている人はぜひ最後までご覧ください。

 

役員面接ならではのポイントがありますよね。

そうなんだよ!面接官が通常とは異なるからこそ、押さえておくべきポイントやコツなんかも大きく異なるんだ。その点を考慮しながら解説していくよ!

役員面接とは「社長や役員が面接官となる面接のこと」

 

冒頭でもお伝えしたとおり、役員面接とは社長や役員を相手にする面接のこと。

言葉の意味のままですが、人事部や現場社員の方が面接官となることが多い一次面接などとは異なり、役員が面接官となる選考のことですね。

 

基本的には選考過程における最終ステップであることが多く、役員面接をクリアすると内定をもらえるケースが多いかと思います。

ただ、役員面接=最終ではないケースもありますし、顔合わせや意思確認だけを目的とするような形式的な面接でもありません。

 

よって最後まで気を抜かず、面接前にでき得る対策は妥協せずに取り組むべきですよ。

以下では一次面接との違いなどについて、もう少しだけ詳しく紹介します。

 

一次・二次面接との違い

 

役員面接と一次・二次面接では、大きく企業側の目的と面接官の2つが異なります

 

役員面接を実施する企業側の主目的は、採用するかどうかの最終判断を下すこと。

対して一次・二次面接の目的は、明らかに合わない人材を足切りしたり、足切りしたなかから自社に合う人材を精査したりすることです。

 

また、面接官においても明確な違いがありますね。

役員面接は言葉のとおり社長や役員の方が面接官となりますが、一次・二次面接では現場社員や人事部の方を相手にするケースがほとんどです。

 

補足:「役員面接=最終面接」とは限らない

 

1点補足をしておくと「役員面接=最終ではないケース」も存在します。

基本的には「役員面接=最終面接」となるケースが多いですが、企業によっては最終ではないこともあるわけですね。

 

たとえば、ベンチャーなどの中小規模の会社では社内リソースに余裕がなく、役員の方が積極的に採用活動に関わっていることがあります。

最終ステップを社長面接としていて、その前に役員面接を設ける企業もありますね。

 

よって、役員面接の案内を受けたものの全体の選考フローが公開されていない企業などに対しては、最終ではないケースも想定しておくとよいかと。

最終じゃない役員面接については別記事で詳しくまとめているので、より詳細な情報を得たい人はぜひあわせて目を通してみてください。

 

 

社長や役員の方が面接官となる選考は、企業側の目的も一次・二次面接とは違いがあるのですね。

そのとおりだよ。企業側の視点を意識するとより的確にアピールしやすくなるから、一次面接などとの違いはぜひこの場で整理しておいてね。

役員面接で企業が見ているのは大きく2つ

 

次にこの章では、役員面接で企業が主に見ていることを共有します。

一次面接などとは異なり、役員面接を実施する企業の主目的は「採用するかどうかの最終判断を下すこと」だとお伝えしました。

 

面接の目的が違う以上、選考を通して見るポイントも当然変わってくるわけですね。

役員面接に関しては大きく以下の2つが想定されるので、順に見ていきましょう。

 

【役員面接で企業が見ていること】

  • 志望度や入社意欲の高さ
  • 自社との相性のよさ

 

企業が見ること① 志望度や入社意欲の高さ

 

役員面接でとくに注視されるのは、志望度や入社意欲の高さです。

足切りや精査を目的とする一次・二次面接などを突破してきているので、役員面接にはある程度優秀な人材しか残っていません。

 

ゆえに、仮に内定を出したときに辞退される可能性を減らすために、企業側は志望度や熱意の高さをとくに確認するものなんですよね。

内定辞退者がたくさん出たら、採用活動の計画が大きく崩れてしまうからです。

 

もちろん、役員面接でも自己PRやガクチカなどで強みや特徴などは質問されます。

でもこれらの質問で及第点以上の回答をすることも大事ですが、志望動機などに力を入れて熱意を伝えることがより重要になってくるわけです。

 

一次・二次面接を突破できたらからといって同じ志望動機を語っていても、熱意が不足していると感じられるとよい評価は受けられません。

役員面接の突破の鍵は「いかに志望度の高さを伝えられるか」なので、この点は大前提として頭に入れておくことを強くおすすめします。

 

企業が見ること② 自社との相性のよさ

 

役員面接では、自社との相性のよさも見られています。

やはり相性が悪い人材を採用してもミスマッチにつながるだけですし、企業側は早期退職されるリスクの高さを懸念するんですよね。

いくら志望度の高さが伝わっても、相性が悪いと思われたらそれだけでマイナス評価を受ける可能性があるわけです。

 

これは、ある意味で恋愛とも同じといえるかもしれません。

こちらの好意を一方的に伝えていても、相手にとって相性が悪いと感じられていたら、やはりよい印象は抱いてもらえないですよね。

 

この観点を意識すると、役員面接では企業側が求める人物像や大事にする価値観などを意識した上で回答するのが有効かと思います。

もちろん無理に企業側に寄せる必要はないですが、相手と自分の共通項を意識して回答すれば相性のよさを感じてもらえやすいかと。

 

正直ベースで語らないとミスマッチにつながりやすいので、自分の本音の部分と企業の考えの2つで共通点を探すのがポイントですね。

役員面接では志望度や入社意欲の高さだけでなく、応募企業との相性のよさを感じてもらえるような回答も意識しましょう。

 

就活成功のために重要度が高いのはエントリー数を増やすこと

ここまでは役員面接の概要、役員面接を実施する企業側の目的などを共有しました。

もちろん選考を突破するためには、これらの内容を理解しておくことが大切です。

 

でも、企業側の意図などを知ることと同時に僕がめちゃくちゃ重要だと思っているのが「そもそものエントリー数を増やすこと」なんですよね。

というのも、役員面接に進める企業の持ち駒が少ない状態だと「この企業から絶対に内定を得ないといけない」と焦ってしまいやすいから。

 

役員面接に進める企業が1つだけ・5つあるときを比較すると、後者のほうが明らかに心に余裕を持って面接に臨めますよね。

 

僕も就活生だったころは、役員面接に限らず1社落ちたら1社エントリーして補充するという戦略をとっていました。

エントリー数を十分に確保していたおかげで、実際に常に心の余裕を持って役員面接に挑戦できていたと感じていますね。

 

 

ちなみに僕が今就活生なら、逆求人サイトをフル活用してエントリー数を確保します。

利用すべき逆求人サイトは、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つ!

どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。

 

たしかに役員面接に進める企業が少ないと、絶対にミスできないと考えて余計にプレッシャーが大きくなりそうですね…!

ほんとそのとおりなんだよね。有益な就活サイトを使えば自分に合う企業は意外と見つかるものだし、ぜひエントリー数を増やすことをもっと重要視するといいよ!

役員面接でよく聞かれる頻出質問5選|回答例あり

 

続いては、役員面接でよく聞かれる頻出質問への対策を共有していきます。

役員面接に限らず、各選考フェーズごとによく聞かれる質問はいくつかあるので、これらの対策をすると通過率アップにつながるんですよね。

 

頻出質問はほかにもありますが、ここでは僕がとくによく聞かれると感じている5つをピックアップしました。

回答例もあわせて紹介するので、順に確認していきましょう。

 

5つ以外に対策すべき頻出質問は「【役員面接の頻出質問15選】よく聞かれることへの回答例やポイントを共有!」にてまとめているのでこちらもぜひ!

 

【役員面接でよく聞かれる頻出質問】

  • 自己紹介をお願いします
  • 自己PRをお願いします
  • 学生時代に頑張ったことについて改めて教えてください
  • 周りからどんな人だと言われますか?
  • 同業他社ではなく、なぜ弊社を志望しているのですか?

 

質問① 自己紹介をお願いします

 

選考フェーズに関わらずよく求められるのが、自己紹介です。

てっとり早く応募者の特徴を把握できますし、アイスブレイクのネタにもなるので役員面接でも高頻度で登場します。

 

こちらの緊張をほぐすために質問される部分もあるので、アピールを意識しすぎずに簡潔に伝えることが重要ですね。

個人的には、その後の回答をしやすくなるような雰囲気作りをするのがおすすめです。

 

ちょっとした笑いが生まれるような自己紹介ができると、面接の場が和やかな雰囲気になって回答しやすくなるんですよね。

また、真剣に語るときの回答が際立ちやすくなるメリットもあるかと。

 

【回答例文】

はじめまして。◯◯大学◯◯学部の藤井智也と申します。

私は第一印象でよくアクティブそうと言われることが多いのですが、実はスタバで1人の時間を楽しむことが大好きです。その結果、大学時代を通して通算70万円をスタバに費やしてしまい、アルバイト代がコーヒーに消えてしまいました…。

本日はこんなリアルな部分を含め、私のすべてを面接官の皆さんに精一杯お伝えできればと思います。短い時間ですが、最後まで宜しくお願いいたします。

 

「自分の意外な一面を伝える」ことは、小さな笑いを生むために有効です。

僕自身も現役のころは、上記の手法や語り口をよく使っていましたね。

 

硬い自己紹介をする人が大半だからこそ差別化につながりますし、面接官に対しても余裕があるような印象を与えられます。

強みなどのアピールはほかの質問回答時にもできるので、余裕がある人は最初は雰囲気作りを意識しておくといいですよ!

 

 

質問② 自己PRをお願いします

 

自己PRでは純粋に応募者の強みを探るだけでなく、自社に対して貢献できそうな人材であるかが見られています。

社長や役員の方って日頃から経営視点で物事を捉えているので、採用メリットがあるかをシビアに見られるものなんですよね。

 

よって自己PRでは、自分の強みとその根拠に加えて「その強みを企業でどのように役立たせられるか」までを伝えることが重要かと。

企業側の視点も意識した上で「自分は御社に対してこんな利益をもたらします」といった内容を語るとよい評価を受けやすいわけですね。

 

【回答例文】

私は誰もがそれは無理だろうと考えることを「行動力」で解決することに自信があります。御社に入社後は誰よりも行動し、お客様の想像を超えるサービスを提供することで利益を生み出します。

私のこの行動力は大学時代の部活動でも発揮されました。私は野球部に所属し、指導者のいないチームで副主将として試合のマッチングなどを担当していました。決して強いチームではなかったため、毎回練習試合の相手が定番化していたのですが、思い切ってこれまで依頼したことのない社会人チームに自ら訪問し、練習試合を直談判しました。その結果、私の行動力に感心した監督が練習試合を受けてくださり、今では毎年練習試合を組めるようになりました。

私が積極的な行動を重視するのは「考えるより動く方が結果に繋がる」という信念を持っているからです。

御社に入社することができた暁にも、この行動力を存分に発揮して誰よりも結果を残すことをお約束します。

 

例文では、前述の3点に加えて「自分がその強みを大事にする理由」と「強気な締めの言葉」も交えて説得力を増すことを意識しました。

ここまでこだわると差別化につながりますし、面接官の印象にも残るはずです。

 

僕が考える自己PRの書き方は、別記事にて詳しくまとめています。

現時点で自己PRの完成度に自信がない人は、ぜひ僕のアイデアを参考にしてみてください!

 

 

質問③ 学生時代に頑張ったことについて改めて教えてください

 

学生時代の過ごし方を聞くと、その人の個性や価値観を探りやすいです。

比較的自由な時間が多い期間なので、個々人によって違いが生まれやすいんですよね。

ゆえに企業側は、価値観などを探るためにガクチカもよく聞くわけです。

 

この点を考慮すると、ガクチカでは自分の興味関心や考えの深さ・価値観などが伝わる内容を語るのがよいかと。

そのためには結論を簡潔に述べるのではなく、その活動に打ち込んだ理由を深堀りして共有することがポイントになってきます。

 

【回答例文】

私が大学時代に最も力を入れたことはボクシング部の活動です。元々ボクシングの経験はなかったのですが、大学生のうちに体と精神力を鍛えたいと考え入部を決意しました。

ボクシング部の活動では心身を鍛えることができた以上に、「新しいことに挑戦する楽しさ」を1番に感じることができたと考えています。周りはほとんどが経験者で、最初は初心者であることに劣等感を抱いていたのですが、まずは始めてしまい努力を継続し切ることで大きな達成感を得ることができました。今は試合でも経験者と互角に戦えるようになり、自信を持てるようになったと感じています。

御社に入社した暁にもこの活動を通して得た積極的に挑戦する姿勢を貫き、新規開拓営業として圧倒的な成果を出すことをお約束します。

 

活動を始めたきっかけ、どのような学びや変化があったかなどを語ると、自分の考え方が相手に伝わりやすいです。

入社後の活かし方にまで絡めると、よりよい印象を持たれやすそうですね。

 

ガクチカの書き方も別記事にて丁寧に共有しているので、そのほかの例文が気になる人はぜひあわせて一読してみてください。

 

 

質問④ 周りからどんな人だと言われますか?

 

周囲からの見られ方を質問すると、自分を客観視できているか・周囲とどんな接し方をしているかなどがわかります。

ゆえに「仮に自社に入ったとしてうまく既存社員と馴染めるか」などを判断するために、意外とよく聞かれる質問なんですよね。

もちろん、純粋に応募者の性格や人柄を探る意図もあると思います。

 

この質問では、ポジティブな面とネガティブな面の両方を伝えるのがよいかと。

面接官は実際どうか?というリアルな内容を知りたいと思っていますし、人間誰しもネガティブな側面を持っているものだからです。

 

【回答例文】

友人からはとにかく明るいよねと言われることが多いです。

人見知りをしないので、初対面の時からそのように言われていました。振り返ってみると、小学生のときに転校を経験して、必死に友人を作ろうと考え明るい性格になったように思います。

一方で、大人しい友達にはうるさくて鬱陶しいと言われることもあります。

 

上記のようにポジティブな内容を伝えてから、その反対の側面となる部分を語ると正直に話しているような回答にまとめられますよ。

ミスマッチを防ぐ意味では自分にとっても正直に語るべき話なので、例文を参考に現実に即した内容を伝えるとよいでしょう。

 

 

質問⑤ 同業他社ではなく、なぜ弊社を志望しているのですか?

 

役員面接においても、志望動機はほぼ間違いなく質問されます。

とくに志望度や熱意の高さが問われる選考ステップなので、ここは力を入れて対策しておくべきですよ。

 

ポイントは、その会社にしか通用しない志望動機を作成すること。

業界の志望理由になっていたり、競合他社にも通用する内容を語ったりすると、当然ですが熱意の高さは伝わらないので注意が必要です。

 

【回答例文】

私が御社を志望した理由は、食品企業かつその中でも10年ずっと御社の商品で育ってきたからです。

私は中学生の頃に太っていていじめられていた経験があります。そのときに痩せようと決意しダイエットに取り組んだのですが、体調を崩すことなく痩せることができて人生が変わりました。私が食品業界に入社しようと決意したのも、このように食によって自分の人生が変わった経験があるからです。

そんな私がダイエットで一番お世話になったのが、御社の◯◯ジュースです。中学生から大学まで10年間飲み続け、ダイエット成功の鍵となりました。◯◯ジュースがなければ今の自分はないと本心で思っており、感謝してもしきれません。

また私は明るい性格なので「明るい社員さんが多い企業」を希望しています。入社されている私の大学の先輩にお話を聞いたところ、御社はほかの同業他社に比べて明るい方が多いと知り志望度がより高まりました。

そんな御社にぜひ入社して、さらなる利益拡大のために尽力したいと考えております。

 

1社ずつ志望動機を考えるのは大変ですが、だからこそ手を抜く就活生が多いので、努力次第で簡単に差別化できる部分でもあります。

志望動機の書き方も別記事で詳細にまとめているので、質の高さを追求できていない人はぜひ一度目を通してみてください。

 

 

役員面接に限らず、面接の突破率を高めるには頻出質問への対策が必須。3大質問の自己PR・ガクチカ・志望動機はやはり頻出だから、手を抜かずに対策しておこうね。

ここまで深くは対策できていませんでした…!妥協すると後悔するかもしれないですし、例文や解説内容を参考にして改めて志望動機などを見直してみます。

役員面接で逆質問を求められたときの対策

 

次にこの章では、役員面接で逆質問を求められたときの対策を共有します。

役員面接に限った話ではないですが、面接を受けていると最後に「何か聞きたいことはありますか?」などとよくいわれるんですよね。

 

よく知られた話なので対策なしで本番に臨む人は少ないと思いますが、その場でいきなり対応すると不用意な回答をしかねません。

逆質問では志望度の高さを探られていたり、意外と面接後の印象に影響したりするものなので、役員面接前に対策をしておきましょう。

 

【役員面接で逆質問を求められたときの対策】

  • 前提:悪印象につながる質問や「特になし」などの回答は避ける
  • 役員面接に向いている逆質問の特徴
  • 役員面接におすすめな逆質問例10選

 

前提:悪印象につながる質問や「特になし」などの回答は避ける

 

まず根本の話ですが、逆質問で避けるべきことを共有していきますね。

 

ネットで調べて答えがわかるような質問、給料や休暇制度といった待遇や条件面に関する質問などは避けてください。

企業理解の浅さ、何より待遇面に魅力を感じていることなどを自ら伝えることになってしまうからです。

 

また「特にありません」などの回答も避けるべきですね。

本当に志望度が高い会社であれば、質問の1つくらい浮かぶものだからです。

企業側も同じ観点で質問を受けつけているので、熱意がないと自ら伝えることになってしまいますよ。

 

役員面接に向いている逆質問の特徴

 

では、役員面接ではどんな逆質問が向いているのか。

前提としては自分が本心で気になることを聞くのがベストですが、ここでは評価を意識した上でおすすめしたい逆質問の特徴をまとめました。

 

【役員面接に向いている逆質問の特徴】

  • 人柄や強みのアピールにつながる逆質問
  • 認識や適性のすり合わせができる逆質問
  • 新卒ならではのやる気をアピールする逆質問
  • 事前リサーチの深さが伝わる逆質問
  • 入社意欲の高さが伝わる逆質問

 

もし複数の質問が浮かんだときには、上記を考慮して逆質問を厳選するのがよいかと。

なぜ上記がおすすめなのか?については「【役員面接の逆質問おすすめ10選】差別化ポイントやNG質問も合わせて共有!」にてまとめています!

 

役員面接におすすめな逆質問例10選

 

とくに志望度があまり高くない会社を受けるときには、逆質問として聞きたいことがすぐに浮かばないこともあるかと思います。

よってここでは、役員面接におすすめの逆質問を具体的に10個紹介します。

 

【役員面接におすすめな逆質問】

  1. 途中でもお話したとおり私は◯◯が強みなのですが、御社では◯◯という強みを活かす機会は多いですか?
  2. 面接を通しての私の印象はどうだったでしょうか?
  3. 御社に入社する前に意識しておくべきこと、覚悟しておくべきことはありますか?
  4. 今後注力していこうと全社的に考えている事業はどのような事業でしょうか?
  5. 役員の皆さまから見て、御社で活躍する人材の特徴は何でしょうか?
  6. 新社会人になる前にこれだけはやっておくと良いということはありますか?
  7. 御社の事業の強みは◯◯だと思うのですが、今後さらに注力しようと考えている事業はやはり◯◯ですか?
  8. 競合他社のターゲット層は◯◯なのですが、なぜ御社のターゲット層は◯◯なのでしょうか?
  9. 事業計画書を拝見し◯◯というビジョンに共感したのですが、このビジョンが設定された背景はどんなものだったのでしょうか?
  10. 御社にこんな商品があればいいなと思った商品を考えてきたのですが、披露してもよろしいでしょうか?

 

これらの詳細や質問意図についても、上述した記事内で丁寧にまとめています。

役員面接の前に逆質問の対策ができていない人は、ぜひさくっと確認してみてくださいね!

 

その場の思いつきで対応するのではなく、逆質問も事前に対策しておくべきなんですね。

回答次第ではマイナス評価につながる恐れもあるからね。逆に対策次第ではプラス評価にもつながるから、細かい部分だけどじっくり準備しておくといいよ!

役員面接の合格率を上げるための対策

 

続いては、役員面接の合格率を上げるための対策を紹介します。

頻出質問や逆質問へ対策しておくことも重要ですが、役員面接を突破するにはほかにも準備しておくべきことがあるんですよね。

 

ここでは、僕がとくに重要と考える対策を5つまとめました。

合格率を少しでも高めたい人は、ぜひ僕の考えを参考にしてみてください!

 

【役員面接の合格率を上げるための対策】

  • 深く踏み込んだ志望動機を考えておく
  • 競合他社との違いを明確化しておく
  • 自己PRの具体性を高める
  • これまでの選考を振り返った上で役員面接に臨む
  • キャリアプランや将来像を考えておく

 

対策① 深く踏み込んだ志望動機を考えておく

 

何より取り組んでほしいのは、志望動機の質を高めること。

役員面接を実施する企業側の意図としても志望度の高さを見られることはお伝えしましたし、志望動機は頻出質問としても紹介しましたよね。

 

熱意を感じられないと内定辞退を懸念されて、合格を出すのをためらわれます。

ゆえに熱意をアピールする最大の場である志望動機では、その企業にしか通用しない内容を語るべきです。

 

一次面接などはふわっとした内容でも評価されたかもしれませんが、役員面接ではより深く踏み込んだ志望動機が求められます。

妥協すると面接官には確実に伝わるものなので、前述の回答例などを参考にして納得感のある志望動機を考えておきましょう。

 

対策② 競合他社との違いを明確化しておく

 

役員面接を突破したいなら、競合他社との違いも整理しておくとよいです。

志望度の高さを探る上で企業に関することを質問されることがよくありますが、競合との違いを整理しておけば質の高い回答ができるんですよね。

 

その企業の立ち位置や競合にはない強みなどがわかっていれば、企業研究の深さのアピールにつながる回答が自然とできるんです。

 

【競合他社との違いがよく表れるポイント】

  • 業界内でのシェア率
  • 利益率
  • 研究開発費
  • 社訓
  • 長期ビジョン
  • 求める人物像
  • お客さんのターゲット層
  • 特に推している商品や価値

 

もちろんこれらの情報を整理するのは、簡単な作業ではありません。

短時間でできるものでもないので、面倒に感じる人も多いかと思います。

 

でもやはりこういった細部の努力をしたかどうかが、面接結果を左右するんですよね。

事前に万全な準備をしておけば、急な質問にも自信を持って回答できます。

面接官にはこういった態度も細かく見られているものなので、少しでも内定の可能性を高めたいなら妥協せずに準備しておきましょう。

 

対策③ 自己PRの具体性を高める

 

頻出質問としても紹介しましたが、やはり自己PRにも力を入れるべきですね。

経営視点を持つ社長や役員の方が面接官となる選考では、会社に採用メリットがあるかどうかをシビアに見られます。

 

ゆえに自分の強みをアピールする絶好の機会である自己PRを求められたときには、具体的な内容を意識して語るべきかと。

会社の売上アップ・経費削減などに貢献できると印象付けるのが理想ですね。

 

【評価される自己PRの文章構成】

  • 貢献できる能力
  • 具体的な貢献内容
  • 根拠となるエピソード(課題・行動・結果)
  • 自分の信条
  • 入社後の豊富

 

前述の回答例文でも共有しましたが、僕は上記の構成がベストだと考えています。

役員面接ではより厳しい視点で自己PRを評価されるので、本番前に改善できることがあれば確実に対応しておきましょう。

 

対策④ これまでの選考を振り返った上で役員面接に臨む

 

これまでの選考を振り返った上で役員面接に臨むことも大切です。

振り返りをしないでその場その場で選考に臨むと、過去の面接時に答えた内容と矛盾がある回答をしてしまうことがあります。

すると、面接官は「どこかで嘘をついているのでは?」と不信感を抱くんですよね。

 

少しでも怪しい感覚を抱かれると、ネガティブな印象が残ってしまいます。

また質の高い志望動機などを語っても、適切に評価されないかもしれません。

 

これらの事態を防ぐには、面接前に過去の選考時の回答を振り返るなどして一貫性のある回答をすることが重要です。

企業側は各選考の質問・回答を記録しているものなので、応募側も過去の選考を振り返った上で面接に臨むようにしましょう。

 

対策⑤ キャリアプランや将来像を考えておく

 

採用側は自社との相性を評価する際に、将来像をたずねることがあります。

応募者のキャリアプランを聞き、自社との関連性・それが自社で実現できそうかなどを深堀りすることで相性を確認しているわけですね。

 

なかには、その場で考えた回答をしてもよい評価を受けられる人もいると思います。

でもより確度を高めたいなら、事前に回答を用意しておくと安心ですよね。

 

キャリアプランだけを語るなら比較的容易ですが、応募企業との関連性も意識した回答をするのはそう簡単ではありません。

関連性がないと熱意があまりないのでは?と思われる可能性もあるので、事前にじっくり時間をかけて説得力のある答えを用意しておきましょう。

 

志望動機や自己PRの対策だけでなく、過去の選考を振り返っておく・キャリアプランを考えておくなどの準備も重要なんですね。

通過率アップのためにできることは多くあるよ。ここで共有した対策はなかでも重要度が高いものばかりだから、ぜひ意識的に時間を設けて取り組んでみてね。

役員面接で落ちる原因まとめ

 

次にこの章では、役員面接で落ちるよくある原因を紹介します。

役員面接に苦戦する主な理由を知っておくと、事前に逆の行動をしておくことで通過率アップにつなげられるはずですよ。

 

【役員面接で落ちる原因】

  1. 志望度や熱意の高さを伝え切れていない
  2. ほかの候補者と比較したときの決め手に欠ける
  3. 企業研究が不足している
  4. 自己PRが抽象的になっている
  5. 一次・二次面接の回答と一貫性がない
  6. 緊張しすぎてうまく回答できていない
  7. 論理的な回答ができていない
  8. 自信がなさそうな印象を与えている
  9. 入社後のイメージが抽象的でフワッとしている

 

上記の詳細は「【役員面接で落ちる原因9選】突破するための具体的な改善策を共有!」にてまとめました。

前章で紹介した内容も含めておすすめの対策も共有しているので、少しでも気になった人はぜひあわせてチェックしてみてください!

 

役員面接に苦戦する人には共通する原因がいくつもあげられるんですね。

役員面接についてよくある質問

 

最後に本章では、役員面接についてよくある質問にまとめて回答します。

似た疑問を抱いていた人がいたら、ぜひこの章の答えを参考にしてみてください。

 

【役員面接についてよくある質問】

  • 役員面接は最終面接とは違うの?
  • 役員面接の通過率は何%くらい?
  • 役員面接に落ちるときのフラグは?
  • 役員面接に受かるサインはある?
  • 役員面接の後はお礼メールを送ったほうがいい?

 

質問① 役員面接は最終面接とは違うの?

 

企業によっては違いがあります。

第1章でも共有したように「役員面接=最終面接ではない」ケースもあるんですよね。

 

基本は最終面接であることが多いですが、選考フローが非公開の企業や最終とは言われていない場合はその先にも面接があるかもしれません。

自身の状況に応じて、万全な準備をして面接に臨むようにしましょう。

 

質問② 役員面接の通過率は何%くらい?

 

役員面接の通過率は、一般的に50%程度といわれています。

ただこの数値に明確な根拠はないので、あくまで参考程度に捉えてくださいね。

 

合格率が気になる気持ちは十分理解できますが、全体の傾向よりも自分の力を出し切れるように準備をすることがもっと重要ですよ。

役員面接の通過率については、以下の記事でより詳しくまとめています。

 

 

質問③ 役員面接に落ちるときのフラグは?

 

役員面接に落ちるフラグとしては、次のようなものが考えられます。

 

【役員面接に落ちるフラグ】

  • 面接官の反応がそっけない
  • 面接の終了時間が予定より早い
  • 就活の相談に乗ってもらう時間が長い
  • 自分が出した意見を否定される

 

ただ、これらは僕の考えたものであり絶対的なフラグではありません。

このフラグがあっても合格することはあるので、参考程度に理解しておいてください。

 

 

質問④ 役員面接に受かるサインはある?

 

役員面接に受かるサインには、以下などが考えられます。

 

【役員面接に受かるフラグ】

  • 自分の意見に共感を示してくれる
  • 他社の選考状況を詳しく聞かれる
  • 自社の魅力を解説してくる
  • 就活終了後のアドバイスをしてくれる

 

落ちるフラグ同様に上記も僕が考えた内容なので、その点は注意してくださいね。

 

質問⑤ 役員面接の後はお礼メールを送ったほうがいい?

 

個人的には、お礼メールを送るのがおすすめです。

 

【メールを送るのがおすすめ理由】

  • 採用担当者も人間だからうれしい
  • 合格の後押しになることもある
  • 入社後のよい関係につながる

 

僕自身も現役のころは、確実に送るようにしていましたね。

こういった細かい部分でも評価につながる可能性はあるので、素直な感謝の気持ちをぜひ伝えてみてください。

 

役員面接まで進めたら内定まではあと一歩。通過率やフラグなどを気にしすぎないで、今できる対策だけに集中して本番にチャンレジしてきてね!

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

役員面接とは社長や役員を相手にする面接であり、一次面接などと比べると企業側の目的と担当する面接官が異なります。

一般的には「役員面接=最終面接」であることが多いですが、なかには最終ではないケースもあるので注意をしてください。

 

役員面接を突破するには、志望度や入社意欲の高さ・その会社に貢献できる人材だとアピールすることが重要です。

役員の方はよりシビアな視点で人材を評価するので、事前にできる限りの対策をして万全な状態で選考に臨んできてくださいね。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。

僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。

 

就活成功のためには点での対策だけでなく全体を見据えた上での行動も重要なので、この観点が欠けていた人はぜひ一読してみてくださいね。

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 役員面接とは、社長や役員を相手にする面接のことである。
  • 役員面接では志望度や入社意欲の高さ、応募企業との相性のよさが注視される。
  • 選考通過率を高めたいなら、頻出質問や逆質問への対策が必須である。
  • 役員面接をクリアしたいなら、志望動機や自己PRの質にこだわるべきである。
  • 落ちる可能性を減らすためには、役員面接に苦戦する主な原因も知っておくとよい。