就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
役員面接に限らず、面接を突破する上で重要なのが頻出質問に対策すること。
事前によく聞かれる質問を把握しておけば、面接の場で自分の考えをより的確に伝えられるようになり、選考を突破できる可能性を高められます。
僕自身も現役のころは100社ほどエントリーして数十社の面接に臨みましたが、やはり「これはよく聞かれるな」という質問はいくつかあるんですよね。
よって頻出質問を想定して回答を考えておくと、よい結果につながりやすくなるかと。
この記事では、役員面接でよく聞かれる頻出質問15選を回答例と一緒に紹介します。
役員面接の回答時に伝えるべきことやNG回答、選考を突破する上で重要な対策なども共有するので、役員面接を控えている人はぜひ参考にしてください。
役員面接でよく聞かれることが知りたいです。
役員面接ならではの質問も多いからね。頻出質問と合わせて、僕が考えるベストな回答例も共有するよ!
- 役員面接でよく聞かれる頻出質問15選|回答例あり
- 質問① 自己紹介をお願いします
- 質問② 自己PRをお願いします
- 質問③ 学生時代に頑張ったことについて改めて教えてください
- 質問④ 周りからどんな人だと言われますか?
- 質問⑤ 同業他社ではなく、なぜ弊社を志望しているのですか?
- 質問⑥ 他にどんな企業を受けていますか?
- 質問⑦ 弊社が第一志望ですか?
- 質問⑧ もし弊社から内定が出たら入社しますか?
- 質問⑨ 入社後にどんな仕事がしたいですか?
- 質問⑩ 10年後のキャリアプランをどう考えていますか?
- 質問⑪ 苦手な人はどんな人ですか?その人とどう仕事をしていきますか?
- 質問⑫ ストレス解消の方法を持っていますか?
- 質問⑬ 希望の配属先・部署に行けない場合どうしますか?
- 質問⑭ 何か質問はありますか?
- 質問⑮ 最後に何か言い残したことはありますか?
- 役員面接の質問回答時に伝えるべきこと
- 役員面接の質問で避けるべきNG回答
- 役員面接を突破するための重要な対策3選
- 役員面接に苦戦してしまう人に共通する原因
- 役員面接に関するよくある質問
- 本記事の要点まとめ
役員面接でよく聞かれる頻出質問15選|回答例あり
もったいぶらずに早速、役員面接でよく聞かれることを共有していきますね。
僕が考える役員面接の頻出質問は、以下の15個です。
それぞれの質問意図や回答例について、順に詳しく見ていきましょう。
【役員面接でよく聞かれる頻出質問15選】
- 自己紹介をお願いします
- 自己PRをお願いします
- 学生時代に頑張ったことについて改めて教えてください
- 周りからどんな人だと言われますか?
- 同業他社ではなく、なぜ弊社を志望しているのですか?
- 他にどんな企業を受けていますか?
- 弊社が第一志望ですか?
- もし弊社から内定が出たら入社しますか?
- 入社後にどんな仕事がしたいですか?
- 10年後のキャリアプランをどう考えていますか?
- 苦手な人はどんな人ですか?その人とどう仕事をしていきますか?
- ストレス解消の方法を持っていますか?
- 希望の配属先・部署に行けない場合どうしますか?
- 何か質問はありますか?
- 最後に何か言い残したことはありますか?
質問① 自己紹介をお願いします
1つ目は、自己紹介ですね。
一次・二次面接でもよく聞かれますが、役員面接でも同様に頻出の質問です。
自己紹介を求める企業側の意図は、応募者のざっくりとした特徴を短時間で把握すること・応募者の緊張をほぐすアイスブレイクをすることの2点。
自分の特徴を端的に伝える必要はありますが、こちら側の緊張をほぐす意図もあるので、あまり硬くなりすぎずに答えることも大切です。
よって自己紹介では、アピールよりも雰囲気作りを優先するのがよいかと。
最初に和やかな雰囲気を作っておけると、こちら側も面接全体を通して自然な回答をしやすくなります。
また本格的な質問に移行してからも、真剣に語る回答が際立ちやすいんですよね。
【回答例文】
はじめまして。◯◯大学◯◯学部の藤井智也と申します。
私は第一印象でよくアクティブそうと言われることが多いのですが、実はスタバで1人の時間を楽しむことが大好きです。その結果、大学時代を通して通算70万円をスタバに費やしてしまい、アルバイト代がコーヒーに消えてしまいました…。
本日はこんなリアルな部分を含め、私のすべてを面接官の皆さんに精一杯お伝えできればと思います。短い時間ですが、最後まで宜しくお願いいたします。
上記の例では、ちょっとした笑いが生まれるように意識をしました。
僕も現役のころに実践していたのですが、「自分の意外な一面を伝えて笑いを取る」を意識すると和やかな雰囲気を作りやすいんですよね。
冒頭からアピールするのがダメとはいいませんが、最初は雰囲気作りをするくらいのほうが余裕があるような印象も与えられます。
自分の特徴などはその後の質問のなかで嫌でも伝えられるものなので、面接の主導権を握る意味でも自然な自己紹介をぜひ取り入れてみてくださいね。
ちなみに、1分間の自己紹介を求められたときの回答例は別記事でまとめているので、気になる人はぜひあわせて目を通してみてください!
質問② 自己PRをお願いします
2つ目は、同じく面接全体を通して頻出質問である自己PRです。
自己紹介や後述するガクチカと比べると頻度は落ちる印象もありますが、役員面接でもやはり聞かれる可能性が高い質問の1つですね。
自己PRを求める面接官の意図には、単純に応募者の強みを知ること・自社にどのように貢献できるかを確認することなどが想定されます。
社長や役員の方は経営視点で物事を見ているので、会社にとって利点があるかどうかをシビアに見られているともいえますね。
一次・二次などを突破してきた人が面接に進んできているので、実力を再確認するような意図もあるかもしれません。
このような意図を踏まえて僕が自己PRで重要と思うのは、自分の強み・根拠・その強みを企業で具体的にどう役立たせるかの3つを明確に伝えること。
加えて、自分がなぜその強みを大切にしているかという信条的な部分と、強気な締めの言葉を意識することでより説得力の高い回答になると考えています。
【回答例文】
私は誰もがそれは無理だろうと考えることを「行動力」で解決することに自信があります。御社に入社後は誰よりも行動し、お客様の想像を超えるサービスを提供することで利益を生み出します。
私のこの行動力は大学時代の部活動でも発揮されました。私は野球部に所属し、指導者のいないチームで副主将として試合のマッチングなどを担当していました。決して強いチームではなかったため、毎回練習試合の相手が定番化していたのですが、思い切ってこれまで依頼したことのない社会人チームに自ら訪問し、練習試合を直談判しました。その結果、私の行動力に感心した監督が練習試合を受けてくださり、今では毎年練習試合を組めるようになりました。
私が積極的な行動を重視するのは「考えるより動く方が結果に繋がる」という信念を持っているからです。
御社に入社することができた暁にも、この行動力を存分に発揮して誰よりも結果を残すことをお約束します。
この例では行動力という強みについて、根拠を交えて説得性を出しました。
強みによって会社にどのように貢献できるか、なぜ積極的なアクションを大事にしているかなども伝えることで納得感を生むようにしています。
僕の体感ですが、このレベルにまで回答にこだわっている人はかなりの少数です。
よって上記と同様に自己PRを改善するだけでも、ライバルとの差別化につながるかと。
自己PRの書き方については、以下の記事でより詳しくまとめました。
ほかの例文もあわせて共有しているので、現在の自己PRの完成度にあまり自信がない人はぜひさくっと一読してみてくださいね。
質問③ 学生時代に頑張ったことについて改めて教えてください
就活3大質問の1つである「ガクチカ」もやはり高確率で聞かれます。
大学って人生のなかでも自由な時間を取りやすい期間なので、そのときにどんな過ごし方をしていたかには人の個性が出やすいんですよね。
別の言い方をすると、企業は学生時代に力を入れたことを聞くことで応募者の興味関心を探ったり、考えの深さなどを確認したりしているわけです。
よってガクチカでは、単に結論などを簡潔に伝えるのではなく「なぜそれに打ち込んだのか」という部分を深堀りして答えることがポイントになるかと。
【回答例文】
私が大学時代に最も力を入れたことはボクシング部の活動です。元々ボクシングの経験はなかったのですが、大学生のうちに体と精神力を鍛えたいと考え入部を決意しました。
ボクシング部の活動では心身を鍛えることができた以上に、「新しいことに挑戦する楽しさ」を1番に感じることができたと考えています。周りはほとんどが経験者で、最初は初心者であることに劣等感を抱いていたのですが、まずは始めてしまい努力を継続し切ることで大きな達成感を得ることができました。今は試合でも経験者と互角に戦えるようになり、自信を持てるようになったと感じています。
御社に入社した暁にもこの活動を通して得た積極的に挑戦する姿勢を貫き、新規開拓営業として圧倒的な成果を出すことをお約束します。
この例文では、なぜ未経験から入部を決意したのかを最初に伝えました。
実際に活動に打ち込んだ結果どのような学びがあったか、自分自身にどんな変化があったかなど経験によって新たに得たことも伝えています。
最後の文で、入社後の活かし方にまで絡めたこともポイントですね。
とくに役員面接では「自社に貢献できそうな人材か」がシビアに見られるので、会社のメリットと絡めて語ることは重要になってきますよ。
ここでは部活のエピソードを語りましたが、ガクチカで重要なのは「何に打ち込んだか」よりも「なぜ打ち込んだのか」「その結果どうなったか」を語ることです。
面接官は応募者の価値観や考えの深さを知りたいと思っているので、この意図に沿うような回答を心がけましょう。
質問④ 周りからどんな人だと言われますか?
4つ目は、周りから見たときの自分の印象に関する質問です。
「自分を客観視したときにどんな人だと思うか」「周りの人は自分をどう評価していると思うか」などの言い方で聞かれることもありますね。
この質問の意図としては、純粋に性格などを知りたいこと・周囲への接し方を探ることで自社との適正を判断することなどが考えられます。
採用側は「自社に入ったときにうまく馴染めるかどうか」は考える部分なので、親しい人への接し方を知って相性のよさを探ろうとしているわけですね。
【回答例文】
友人からはとにかく明るいよねと言われることが多いです。
人見知りをしないので、初対面の時からそのように言われていました。振り返ってみると、小学生のときに転校を経験して、必死に友人を作ろうと考え明るい性格になったように思います。
一方で、大人しい友達にはうるさくて鬱陶しいと言われることもあります。
回答方法としては、ポジティブな面とネガティブな面の両方を伝えるのがよいかと。
人の性格に関することなのでネガティブな面も持っているのは当たり前のことですし、企業側は応募者の素の部分を知りたいと思っているからです。
逆に情報を隠して表面的なことを語ると、自分をさらけ出していないような印象を与えて熱意を伝えられないかもしれません。
ミスマッチを防ぐ意味では自分にとっても正直に語ったほうがよいので、例文のようにさらっと伝えることを僕はおすすめしますね。
質問⑤ 同業他社ではなく、なぜ弊社を志望しているのですか?
自己PR・ガクチカとともに3大質問といわれる志望動機もほぼ確実に聞かれます。
役員面接では一次面接などを突破した応募者しか残っていないので、内定を出したら本当に入社するか・自社への熱意が高いかなどがとくに注視されるんですよね。
よって志望動機の質問は確実に聞かれると思ったほうがいいですし、一次面接などよりも気合いを入れた回答を用意しておくことが大切です。
くどいようですが、役員面接の結果は志望動機の質で決まるといっても決して過言ではないと僕は思っていますね。
【回答例文】
私が御社を志望した理由は、食品企業かつその中でも10年ずっと御社の商品で育ってきたからです。
私は中学生の頃に太っていていじめられていた経験があります。そのときに痩せようと決意しダイエットに取り組んだのですが、体調を崩すことなく痩せることができて人生が変わりました。私が食品業界に入社しようと決意したのも、このように食によって自分の人生が変わった経験があるからです。
そんな私がダイエットで一番お世話になったのが、御社の◯◯ジュースです。中学生から大学まで10年間飲み続け、ダイエット成功の鍵となりました。◯◯ジュースがなければ今の自分はないと本心で思っており、感謝してもしきれません。
また私は明るい性格なので「明るい社員さんが多い企業」を希望しています。入社されている私の大学の先輩にお話を聞いたところ、御社はほかの同業他社に比べて明るい方が多いと知り志望度がより高まりました。
そんな御社にぜひ入社して、さらなる利益拡大のために尽力したいと考えております。
役員面接における志望動機のポイントは、他社には通用しない志望動機にすること。
志望動機って本来は1社ごとに作成する必要があるのですが、意外と手を抜く人が多くて複数社に当てはまる内容にしているケースが多いんですよね。
こんな志望動機では、やはり面接官に入社意欲や熱意が伝わりません。
でも逆にいえば「その企業だけにしか通用しない志望動機」を作成するだけで、さくっとほかの応募者との差別化につながるんですよね。
よって気を抜くことなく、志望動機は1社ごとに時間をかけて作成すべきですよ。
志望動機の作成方法についても別記事にて詳しくまとめているので、具体的な書き方がいまいちわかっていない人はぜひ参考にしてみてください!
質問⑥ 他にどんな企業を受けていますか?
役員面接では、他社の選考状況なども聞かれることがよくあります。
「現在の就活状況を教えてください」「他社の選考はどんな感じですか?」などのように質問されることもありますね。
これらの意図としては、入社意欲の高さを探りたい気持ちがもっとも強いかと。
加えてその企業が属する業界を強く志望しているか、企業選びの軸を明確に持っているかなどを探る意図も想定されます。
よって回答時には、ほかに受けている企業を正直に伝えつつ「なかでも御社がもっとも志望度が高い」といった内容を伝えるのがベターですね。
第一志望であることを伝えなくても「そのなかでうちは第何志望ですか」と聞かれることは目に見ているので、先に答えておくのがよいかと。
【回答例文】
御社と同じく◯◯業界で受けている企業が3社あります。△△・◇◇・□□の3社で、いずれも現在一次面接前の状況です。
しかし、それら3社と比較しても御社の志望度がもっとも高く、御社から内定がいただけたらほかはすべて辞退しようと考えています。
このように回答すると「なぜうちの志望度が一番高いのか?」と追加で質問される可能性が高いので、その回答も事前に想定しておいてください。
時間がないなどの理由で追加で質問されないケースもあるので、このようにできる限り結論などだけを簡潔に答えることは大切ですよ。
ちなみに志望業界が複数ある場合は、理由と志望度の優先順位についてもあわせて伝えておきましょう。
基本的には面接に進む企業が第一志望になるように語るべきですが、企業を厳選する段階で入社したい会社だけに絞っておくのが理想ですね。
質問⑦ 弊社が第一志望ですか?
6つ目と似ていますが、ストレートに志望度を聞かれることもあります。
採用するかどうかの判断を下されることが多い役員面接では、シンプルに志望度の高さを知りたいと思われているんですよね。
やはり内定辞退されるのはつらいので、面接時点で熱意が確認されるわけです。
よってこの質問には、堂々と「御社が第一志望です」と答えるべきかと。
「すべての企業に第一志望と答えるのはよくない」と思う人もいるかもしれません。
でも第一志望でも「確実に入社します」とはいっていないですし、ある程度志望度が高ければ全然問題ない回答だと僕は考えています。
「御社は第32希望です」などと答えたくなるような会社は、そもそもの話で受けていないと思いますからね。
僕自身も就活生のころは、すべての企業に第一志望だと伝えていました。
【回答例文】
御社が第一志望です。御社から内定が出た暁には、すぐに就活を辞めて1日でも早く戦力になれるよう読書で教養を蓄えようと考えています。
1点、関連する話で注意点を共有しておきますね。
それは、自分の性格に関しては嘘をついて回答すべきではないということ。
自分をよく見せたいという気持ちはわかりますが、実際とは異なる姿でアピールをしてもミスマッチの原因になるだけなんですよね。
仮にその場ではよい評価を得られたとしても、実際の相性が悪かった場合には自分が働き始めてからギャップを感じる可能性が高いです。
ミスマッチに関しては、自分にとっても企業にとってもいいことがありません。
内定獲得を目的にすると自分を偽ってしまうこともあるので、本質的な就活成功とは何か?という視点も忘れず持っておくようにしましょうね!
質問⑧ もし弊社から内定が出たら入社しますか?
似た内容ですが、入社するかどうか直接的に聞かれることもあります。
この質問は、面接に臨む側からすると正直イヤなことだと思います。
正直な話をすると、内定が出ても就活を続けたい人が大半だと思いますからね。
本音ベースで内定が出たら就活をやめようと思っている場合は、もちろんその気持ちを強調して志望度の高さを伝えれば何も問題ありません。
企業側としても一番うれしい回答だと思うので、「偽って表面的な回答をしている」などと思われないように注意して回答をしましょう。
【回答例文(内定が出たらやめる場合)】
御社への志望度がもっとも高いので、内定をいただいた暁には即日で他の企業の内定、選考を辞退して就活を終了します。
一方で、内定が出ても就活や転職活動を続けようと思っている場合。
この場合は「なぜ続けるのか」という理由部分について、納得度の高い回答を用意しておくことが重要です。
【回答例文(内定が出てもやめない場合)】
正直にお話すると、御社の志望度がもっとも高いですが就活を続けます。内定をいただけた場合、現場の社員さんともお話させていただきたいと考えているからです。
ほかの企業でもお話をさせていただき、もっとも自分に合う企業に入社すべきだと考えております。
入社後にミスマッチが生じて、結果として損害を与えてしまうことは御社にも失礼と考えているので、このような考えをご理解いただけますと幸いです。
上記のように納得度の高い理由があれば、正直ベースで企業にとってうれしくない回答であっても理解してもらえやすいかと。
もっと踏み込むと「双方にとってミスマッチはよくない」のように企業側のメリットにまで意識を向けていると伝えることがポイントですね。
実際は「他社も見たい」などの理由かもしれませんが、企業側の視点も意識した回答にすれば正当に評価される可能性が高まるはずです。
僕自身も現役のころはよく使っていた手法ですし、役員面接では聞かれることの多い質問なので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
質問⑨ 入社後にどんな仕事がしたいですか?
9つ目は、入社後にしたい仕事に関する質問です。
「会社でどんな役割を持ちたいか」「どんな業務を希望するか」などの言い方で質問されることもありますね。
この質問では、志望度の高さや相性のよさを確認していると予想できます。
その会社で自分がしたい仕事を答えるには企業理解を深めておく必要があるので、志望度が低い会社では事前リサーチの浅さがバレるんですよね。
また素直に回答を聞いたときに、自社で実現できるか判断しているとも考えられます。
よって回答時には、その会社で実現できる・かつ自分が本当に取り組みたいと思っている業務を答えるのがベストかと。
【回答例文】
入社後は営業職として現場を経験すると思いますが、ゆくゆくは現場で得たお客様の考え方を活かして、企画職やマーケティング職に携わりたいと考えております。とくに御社が得意とするスイーツの分野で、若者をターゲットに施策を打ってみたいと思っています。
「御社が第一志望です」などと答えているのに、この質問に対して具体的に回答できないと表面的な回答だと怪しまれてしまうかもしれません。
よって具体的な回答をするためにも、事前の企業研究には力を入れておくべきですよ。
質問⑩ 10年後のキャリアプランをどう考えていますか?
10年後や20年後のキャリアイメージを聞かれることもよくあります。
正直、働く前から先のことを考えるのは困難だと思いますが、役員面接などでは相性のよさを確認するためによく質問されるんですよね。
将来像を聞いたときに自社で実現できそうな内容でなければ、応募者と会社の相性はあまりよくないといえるからです。
よってまず明確な将来像がある場合は、正直ベースで回答するのがベスト。
高評価を得る上では相性のよさを感じてもらうことが有効なので、できればその会社と関連性のある内容にするのが理想です。
【回答例文(将来像が明確にある場合)】
10年後は御社の企画職として働けていることが理想です。
私が御社を志望するきっかけとなったのは◯◯という商品に出会ったことが理由でして、そんな消費者から愛される商品を私も企画したいと考えております。
反対に将来像がない場合は、正直にその旨を伝えるのもよいと僕は思います。
ただ、単にキャリアプランがないと伝えるのでは寂しいので「全力を尽くす」のような前向きなスタンスをあわせて語るのがよいかと。
【回答例文(将来像が明確にはない場合)】
正直にお話すると、10年後の将来像や未来を具体的にイメージすることはできていません。
しかし10年後に限らず、入社後すぐにでも期待値に対して常に101点以上の仕事を徹底し、相手に価値を提供し続けることで「この人と仕事をしてよかった!」と自分のファンを作り続ける働き方をします。
将来像は、それを確実に実行していくうちに徐々に見えてくるものなのかな、と考えております。
極端な話をすると「年収1千万プレーヤーになりたい」などの目標だったら、実現が難しい企業ではよい印象を抱いてもらえません。
でも、やる気や熱意などのスタンスであれば、前向きな印象を与えられるはずです。
無理に将来像を考えて回答する人が多い印象もありますが、ときには伝え方を工夫して正直ベースで回答するのもアリですよ。
10年後の姿に関する質問の対策は別記事でまとめているので、こちらも興味がある人はぜひあわせてチェックしてみてください。
質問⑪ 苦手な人はどんな人ですか?その人とどう仕事をしていきますか?
役員面接では、苦手な人に関する質問をされることもあります。
意図としては、自社という組織でうまく活躍できるか探るような思いがあるかと。
会社にはさまざまな人が在籍するので、苦手に感じるような人がいるのは当然のことだと思います。
でも苦手な人が相手でも、自分なりに工夫をして対処する必要がありますよね。
また、自社にはどんな人が多くいるかを把握している役員だからこそ、相性のよさを判断する際の材料にされる可能性もあるかもしれません。
【回答例文】
私は、相手の話を最後まで聞けない人が苦手です。すぐに自分の話をかぶせようとするので会話にならず、こちらの言いたいことが言えずに終わることを苦手に感じます。
もしこういった人と仕事をするなら、その人と親交を深めることで良い関係を築きたいと考えています。私は今までの人生で第一印象で苦手と感じた人が数人いましたが、実際に話をして親交を深めると悪い部分ばかりではないことに必ず気づきます。人は知らないモノを嫌いと言う言葉で片づけがちですが、私は身をもって「知れば好きになれる」ということを学べたので、入社後もその考えを活かして対処できると考えています。
どんな人にも個性があるので、苦手に感じる人がいるのは自然なことだと思います。
よってネガティブな回答をせざるをえない質問ですが、過度に不安がって表面的な回答を徹底する必要もありません。
重要なのは、苦手な人とどのように向き合う気持ちがあるか伝えることです。
関わるのを避けるのは簡単ですが、それでは会社では活躍できないので、納得感のある対処法を考えておくようにしましょう。
質問⑫ ストレス解消の方法を持っていますか?
ストレス耐性の低い社員は、すぐに嫌になってやめてしまう可能性があります。
社員側からするとストレスの少ない仕事を求めると思いますが、採用側からすると耐性の低い人材は魅力的に見えにくいものなんですよね。
よって回答時には、自分なりの具体的な解消方法を答えるのがよいかと。
ストレス回避のために、日頃から心がけていることなども一緒に語れると理想です。
【回答例文】
私のストレス発散法は「一人カラオケ」と「そもそもストレスを感じないようにするために相手の立場に立つこと」の2つです。
一人カラオケでは、自分が好きな曲を気にせず歌うことでストレスを発散できます。また、そもそもストレスが感じないように工夫もしています。ストレスの原因には人間関係が元となることが多いと感じており、何かトラブルになったときなどには、すぐに相手の立場に立って考える習慣を持つようにしています。
そうすることで「相手の言いたいこともわかるな」という考え方ができるようになりました。
一人カラオケなどもいいですが、それだけでは単調な答えになってしまいます。
一方で思考法に関する対処法を伝えると、日頃から問題に対処するくせがあると伝わり、より好印象を与えられるかもしれません。
細かい部分ですが差別化につながるので、余裕があればぜひ実践してみてください!
質問⑬ 希望の配属先・部署に行けない場合どうしますか?
会社によっても異なりますが、入社後に希望の部署にいけるとは限りません。
そのため、希望部署に配属されなかったときにもすぐに退職することがないように、質問を通して認識を確認されることもあります。
もちろんできる限り本音で伝えるのがベストですが、面接時の回答としてはやはりどの部署でも尽力する意思を伝えたほうが評価されやすいかと。
とくに人気部署では倍率も高くなりやすく希望が通らないケースも多々あるので、どこでも力を発揮してくれる人材のほうがやはり魅力的です。
【回答例文】
希望部署に行けなかったとしても、仕事に対しての姿勢は変わりません。期待を超えるアウトプットを出し続ける、どんなことでも挑戦する姿勢を貫くつもりです。まずは求められている環境で結果を出し、その先に自分のやりたいことができる環境を作りたいと考えております。
特定の部署でしか働きたくない会社もあるかもしれませんが、前提として企業選びの段階で魅力的な会社だけに絞っておくのが理想です。
厳しい話ですが希望部署に配属されない可能性は大いにあるので、その点も考慮して企業探しをしておくと安心でしょう。
質問⑭ 何か質問はありますか?
役員面接に限らず、面接の最後には逆質問を求められることがよくあります。
これは純粋に応募者の疑問や不安を解消したい、加えて自社に対して積極性や熱意がある人材か探りたいといった意図が想定されますね。
逆質問はほぼすべての企業で聞かれるので、事前に質問を考えておくべきです。
質問を工夫すれば志望度の高さや自分の強みもアピールできるので、じっくり対策の時間を設けてアイデアを用意しておくといいですよ。
【役員面接におすすめな逆質問の例】
- 途中でもお話したとおり私は◯◯が強みですが、御社では◯◯という強みを活かす機会は多いですか?
- 面接を通しての私の印象はどうだったでしょうか?
- 御社に入社する前に意識しておくべきこと、覚悟しておくべきことはありますか?
- 今後注力していこうと全社的に考えている事業はどのような事業でしょうか?
- 役員の皆さまから見て、御社で活躍する人材の特徴は何でしょうか?
これらの質問意図、そのほかにおすすめの逆質問は別記事で詳しく解説しました。
NG逆質問や最後に質問する際の注意点なども共有しているので、逆質問の対策が不十分という自覚がある人はぜひ目を通しておいてくださいね!
質問⑮ 最後に何か言い残したことはありますか?
何かいい残したことがないか聞かれることもあります。
「最後に一言ありますか?」のように促されることもありますね。
ただ、この場合は「逆質問はありますか?」と同じ認識をすればOKかと思います。
一言を求められているため質問前には感謝の気持ちも伝えるとよいですが、その上で気になることを質問すれば自然な形になるかと。
【回答例文】
本日は面接の機会をいただき、改めてありがとうございました。
1つ質問してもよろしいでしょうか?この面接を通して、私の印象はどうだったでしょうか?
面接官の言い方に違いがあるだけなので、逆質問をすればまず問題ありません。
もし最後に一言求められることがあれば、上記の流れで自然に回答してみてください。
質問対策と同様に重要度が高いのはエントリー数を増やすこと
役員面接でよく聞かれる15個の頻出質問を回答例とセットで共有しました。
もちろんこれらの質問に対策をすることは、選考通過率を高める上で重要です。
しかし、それと同時に「エントリー数」を増やすこともめちゃくちゃ重要だと僕は考えているんですよね。
なぜなら、役員面接に進める企業の数が多くあるほど心に余裕が生まれるから。
役員面接に進める企業が1つだけの場合・5社ある場合を比較すると、後者のほうが心理的に余裕を持って臨めることは明白ですよね。
誰しもあとがない状態では緊張しやすいですが、候補が複数ある状態なら多少なりともメンタル的に余裕を持って面接に臨めるわけです。
僕自身も現役のころは、エントリー数を十分に確保しつつ対策を進めていました。
その結果、実際に常に心に余裕を持って役員面接に進めていたと感じています。
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たしかに1社しか役員面接に臨めないような状態では、失敗できない状況で焦りや不安が大きくなりそうですね。
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役員面接の質問回答時に伝えるべきこと
次にこの章では、役員面接の質問回答時に伝えるべきことを共有します。
役員面接の企業側の意図と関連する話ですが、この点を押さえておく好印象を与える回答をしやすくなるんですよね。
大きく3つのポイントがあるので、順に確認していきましょう。
【役員面接の質問回答時に伝えるべきこと】
- 志望度や入社意欲の高さ
- 応募企業との相性のよさ
- 入社後の成長イメージ
伝えるべきこと① 志望度や入社意欲の高さ
役員面接では、何より志望度や入社意欲の高さが伝わるようにすべきです。
採用するかの判断が下されることが多い場なので、内定辞退をしなさそうな熱意の高い人材のほうがよい印象を持たれやすいからですね。
また面接官の立場を想像しても、熱意の高さを感じる人材のほうが入社後も自社のために尽力してくれそうと感じると思います。
逆に志望度の高さが感じられない人は、決して魅力的には見えないかと。
具体的な話をすると、志望動機の質にこだわること・企業分析を徹底して情報を深く知っておくことがとくに重要です。
事前リサーチが浅いと企業に関することを聞かれたときに深い回答ができないので、企業研究は妥協せず時間をかけておくことをおすすめします。
伝えるべきこと② 応募企業との相性のよさ
採用を決断してもらう上では、相性のよさを感じてもらうことも重要かと。
相性の悪い人材は、ミスマッチによってすぐに退職される可能性が高いからです。
回答時には、企業側が求める人物像や能力を把握した上で、自己PRやガクチカを通じて自身に適性があることをアピールするのがよいです。
自己PR1つとっても単純に強みを伝える人が多いですが、企業側のメリットにまでつなげると相性のよさを感じてもらえやすいですよ。
もちろんほかの質問でも、企業との相性のよさを伝えることは可能です。
この視点がないと一方的な視点での回答になりがちなので、面接全体を通して企業視点も意識した回答を心がけてくださいね。
伝えるべきこと③ 入社後の成長イメージ
企業は若手社員に対して、長期的に活躍してくれることを期待しています。
新入社員は基本的に経験もないのですぐに活躍できないものですが、ポテンシャルに期待して採用される部分が大いにあるんですよね。
よって「入社3年目までに〜〜したい」「10年後は◯◯の姿になっていたい」など、将来像を伝えて成長をイメージしてもらうことは大切です。
そのほかの回答とも関連付けて「たしかに成長できそう」と思ってもらえたら、確実にプラスの影響がありますよ。
入社後のイメージや将来像などの質問をされるのは、まさにこういった成長イメージを描きたいからにほかなりません。
採用側の立場を想像して、ポテンシャルを感じてもらえるような回答を意識しましょう。
志望度や熱意のほかに、相性のよさや成長イメージも確認されているのですね。
役員面接で見られているのは大きくこの3つだよ。一次・二次面接とは別の観点が必要だから、企業側の意図も意識した上で回答を考えておこうね。
役員面接の質問で避けるべきNG回答
続いては、反対に役員面接の質問で避けるべきNG回答を紹介します。
基本的な内容も含みますが、マイナス評価を防ぐためにはどれも絶対に押さえておくべき内容ですね。
【役員面接の質問で避けるべきNG回答】
- 簡潔ではない長々とした回答
- 過去の選考と矛盾がある回答
- 企業の方針とは異なる回答
NG回答① 簡潔ではない長々とした回答
非常に初歩的な話ですが、質問への回答は可能な限り簡潔にしましょう。
「結論ファースト+根拠を語る」を徹底して、それ以外の不要な内容は基本的には語らないことを意識してください。
理由は単純で、簡潔な回答のほうが話がわかりやすくなるから。
長々と語られても話が伝わりにくいですし、聞き手の面接官もなかなか止めることができずストレスの原因にもなるんですよね。
面接は時間も限られていますし、進行に迷惑をかけない意味でも重要ですよ。
とはいえ面接は誰しも緊張するものだと思うので、個人的には就活3大質問(自己PR・志望動機・ガクチカ)以外の回答を簡潔にするのがおすすめです。
3大質問はどうしてもボリュームが多くなりますが、それ以外は「結論+理由」だけの回答を意識すれば自然と簡潔な回答にできると思いますよ!
NG回答② 過去の選考と矛盾がある回答
役員面接に進むときは、基本的に一次・二次面接などを突破していると思います。
このとき過去の回答と矛盾がある話をすると、面接官は「どこかで嘘をついているのは?」などと不信感を抱いてしまうんですよね。
どの会社でも質問内容と回答は記録されているものなので、過去の選考と異なる回答をするとすぐに矛盾に気づかれるものです。
よって役員面接に臨むときは、直前で過去の選考内容を振り返っておくべきかと。
就活を進めているなかで、考えなどが変わるケースもあるかもしれません。
でも企業側としては矛盾があると違和感を抱くものなので、選考全体を通して一貫性のある回答を徹底するようにしましょう。
NG回答③ 企業の方針とは異なる回答
企業の方針とは異なる回答も避けるべきです。
例をあげると、社員のワークライフバランスを重視している会社に対して「残業時間も気にしずバリバリ働きたい」などと伝えるイメージですね。
これは極端な例ですが、社風と異なる希望を伝えると相性が悪いと思われます。
この状態で内定を出してもミスマッチが起こりますし、早期退職につながる可能性が高いのでまず採用されることはありません。
本音ベースで語ることは重要ですが、明らかに企業の方針と異なる考えなどがある場合は、伝え方を工夫したほうが賢明といえるでしょう。
高評価を受けるためにどうすべきか?という視点ばかりでしたが、減点をなくすためにどうすべきか?という観点も持っておいたほうがよさそうですね。
本当にそのとおりだね。面接の結果は総合評価で決まるから、意識次第でなくせる減点は確実に減らしておくべきだよ。
役員面接を突破するための重要な対策3選
次にこの章では、役員面接を突破するための重要な対策を紹介します。
もちろんほかにも対策すべきことはありますが、ここでは僕がとくに重要と考える内容を3つに厳選しました。
【役員面接を突破するための重要な対策】
- 深く踏み込んだ志望動機を考えておく
- 競合他社との違いを明確化しておく
- 役員面接に適した逆質問を考えておく
対策① 深く踏み込んだ志望動機を考えておく
繰り返し伝えたように、役員面接では志望度や入社意欲の高さが見られます。
志望度が低いと内定辞退される可能性が高いですし、仮に入社しても一生懸命働いてくれる感じがしにくいんですよね。
では、具体的にどのような志望動機を用意しておけばよいのか。
結論、個人的には「その企業にしか通用しない志望動機」を考えておけば、入社意欲や熱意の高さが伝わると考えています。
僕はこれまで数多くの就活生の志望動機を見てきましたが、大半が業界の志望理由だけを伝えたものになっているんですよね。
これでは競合他社にも通用してしまうので、応募企業でないといけない理由になっておらず志望度の高さが伝わらないんです。
1社ごとに考えるのは大変ですが、やはりここは妥協せずに取り組むべきですよ。
志望動機の書き方は「志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】」にてまとめているので、こちらもぜひ参考にしてみてください!
対策② 競合他社との違いを明確化しておく
役員面接では、自社への本気度を探るために企業に関することを質問されることもよくあります。
「競合他社と比べたときに自社が優れていることは?」といった質問などですね。
これらの質問に回答するには、事前に深い企業研究をしておくことが欠かせません。
別の言い方をすると、企業研究が浅いと深い回答ができずに事前リサーチの浅さ・志望度の低さがバレてしまうんですよね。
ただ、深い企業研究といっても具体的に何をすべきかわからない人も多いはず。
そこで僕がおすすめしたいのが、競合他社との違いを整理しておくことです。
【競合他社との違いがよく表れるポイント】
- 業界内でのシェア率
- 利益率
- 研究開発費
- 社訓
- 長期ビジョン
- 求める人物像
- お客さんのターゲット層
- 特に推している商品や価値
上記をすべて整理するのは大変な作業ですが、だからこそ差別化につながります。
就活では地道な作業に愚直に取り組めたかどうかが結果を左右するものなので、将来のためにできることは可能な限り実践しておくとよいでしょう。
対策③ 役員面接に適した逆質問を考えておく
逆質問への対策も絶対にしておいてください。
頻出質問としても紹介しましたが、役員面接では高確率で逆質問を求められます。
「とくにありません」と答えたり、ネットですぐに調べられるような質問をしたりするのは論外です。
アピールの場と捉えて、事前に少なくとも3個は質問を考えておきましょう。
役員面接におすすめの逆質問は「【役員面接の逆質問おすすめ10選】差別化ポイントやNG質問も合わせて共有!」でまとめています。
その場の思いつきで質問すると悪印象を与えてしまうこともあるので、気を抜くことなく面接前に準備をしておいてくださいね。
役員面接を突破するには、やはり志望度の高さを伝え切ることが重要なんですね。
一次面接などと同じ志望動機で突破できるとも限らないよ。役員はより高度な視点で合否を判断するし、その企業にしか通用しない内容を妥協せずに考えておこうね。
役員面接に苦戦してしまう人に共通する原因
続いては、役員面接に苦戦してしまう人に共通する原因を共有します。
落ちる原因としてよくあるものを知っておくと、これから役員面接に臨む人にも参考になる部分があると思いますからね。
【役員面接に落ちる原因】
- 志望度や熱意の高さを伝え切れていない
- ほかの候補者と比較したときの決め手に欠ける
- 企業研究が不足している
- 自己PRが抽象的になっている
- 一次・二次面接の回答と一貫性がない
- 緊張しすぎてうまく回答できていない
- 論理的な回答ができていない
- 自信がなさそうな印象を与えている
- 入社後のイメージが抽象的でフワッとしている
これらの詳細は「【役員面接で落ちる原因9選】突破するための具体的な改善策を共有!」にてまとめました。
前章で紹介した3つ以外のおすすめ対策も共有しているので、興味のある人はぜひさくっとチェックしてみてください!
たしかに役員面接に落ちる原因を知っておくと、対策も考えやすくなりそうですね。
役員面接に関するよくある質問
最後に本章では、役員面接に関するよくある質問にまとめて回答します。
同様の疑問を感じていた人がいたら、最後にさくっと目を通してみてくださいね!
【役員面接に関するよくある質問】
- そもそも役員面接とほかの面接との違いは?
- 役員面接の通過率はどのくらい?
- 役員面接の結果はどのくらいでわかる?
- 役員面接に落ちるときのフラグはある?
質問① そもそも役員面接とほかの面接との違いは?
企業側が面接をする目的が異なります。
一次面接や二次面接では足切りや人材の精査が目的とされていますが、役員面接では採用するかどうかの最終判断を目的としています。
また、当たり前ですが担当する面接官も違いますね。
前者は人事や現場社員の方が担当しますが、後者は社長や役員の方が担当します。
目的や担当者によってすべき回答は変わってくるので、役員面接に関わらずこれらを頭のなかで整理しておくことは大切ですよ。
上記の詳細は「【役員面接とは?】突破に必要な情報を就活マンが総まとめ!」にてまとめています。
質問② 役員面接の通過率はどのくらい?
企業規模や選考時期によっても異なりますが、だいたい50%くらいですね。
ただ企業によっても大きく差がある部分ですし、この数字を意識しすぎないで事前にできる対策に集中することをおすすめします。
質問③ 役員面接の結果はどのくらいでわかる?
早いところで2~3日、平均的には1~2週間でわかるイメージです。
もし2週間経っても結果が来なかった場合は、一度メールなどで連絡してみてもよいかもしれません。
ケースとしては稀ですが、連絡がもれている可能性も考えられます。
メールを送ったからといって結果が変わることはありえないので、もし結果が遅ければ連絡してみるとよいでしょう。
質問④ 役員面接に落ちるときのフラグはある?
役員面接に落ちるフラグには、以下などが考えられます。
【役員面接に落ちるフラグ】
- 面接官の反応がそっけない
- 面接の終了時間が予定より早い
- 就活の相談に乗ってもらう時間が長い
- 自分が出した意見を否定される
ただ、これらは僕の考えであり絶対的なものではありません。
上記のフラグがあっても合格することはあるので、参考程度に理解しておいてください。
いろいろと心配になる気持ちもわかるけど、今できることに集中して愚直に対策に取り組むことがよい結果につながるはずだよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
役員面接の頻出質問15選や意識すべきポイント、役員面接を突破するために重要な対策などを網羅的に共有しました。
面接を突破する上で、よく聞かれる頻出質問に対策しておくことは重要です。
とくに役員面接は採用の判断を下されることが多いですし、面接官の意図や目的を意識して回答を用意しておくことは欠かせません。
プラスαで、個人的にはエントリー数を増やすことが心の余裕につながり、役員面接でも力を出し切れるようになると考えています。
持ち駒が1社しかない状態では誰しも過度に緊張するものなので、改めてエントリーを増やすことも検討してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
エントリー数を増やす以外にも就活成功という観点ではすべきことがあるので、全体を見据えた対策が不十分な人はぜひさくっと一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 役員面接では、志望度や熱意の高さを確認する質問がよくされやすい。
- 心に余裕を持って面接に臨むためには、エントリー数を増やすことが重要である。
- 役員面接では、志望度の高さ・相性のよさ・成長イメージを伝えるとよい。
- 高評価を得るという視点だけでなく、減点をなくす視点での対策も大切である。
- 役員面接を突破するには、他社には通用しない志望動機の用意が必須である。