MENU

【集団面接とは?】当日の流れや対策方法を詳しく解説します!

本記事にはPR情報が含まれます。詳細は広告掲載ポリシーをご覧ください。

 

こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

面接官1人に対して、複数の就活生が参加する面接のことを集団面接といいます。

僕が就活生の時も、一次面接として集団面接を受けることが多々ありました!

 

普通の面接と違って、他の就活生と一緒に受けるのはなかなかに難しい。

そこで評価されるためには少し工夫が必要だったんですよね!

 

そこで今回は、集団面接の概要や流れ、それに加えて対策方法も解説していきます。

これから集団面接を受ける可能性がある就活生はぜひ参考にしてください!

 

集団面接ってすごい就活生とかいるとビビって評価されなさそうです...!笑

そうだよね。でも大丈夫!集団面接は一次面接で実施されることが多いから、足切りされないようにすれば良い。そのための対策方法を押さえていこう!

集団面接とは?|個別面接との違いについて

 

集団面接とは、一言で表すと「複数名が同時に受ける面接」のことです。

就活生2名以上を同時に面接する場合は、全て集団面接と呼ばれます。

反対に、就活生が1人であれば面接官が何人いても個人面接です。

 

一般的に「面接」という場合には個人面接だと思ってください。

集団面接を実施する場合にはあえて「集団」面接と表記されているケースがほとんどですからね。

集団面接と個人面接で共通している点と異なる点は次の通りです。

 

  個人面接 集団面接
就活生の人数 1人 2人以上
面接の流れ
  • 入室・挨拶
  • 自己紹介
  • 志望動機、自己PR
  • 質問への回答
  • 逆質問
  • 退室
個人面接と基本的に同じ

(1つ1つの動作や発言は複数の就活生が順番に行う)

面接所要時間 30分程度

(企業によって異なる)

60分前後

(1人の持ち時間は10分程度)

 

非常に重要なポイントとして、見た目上の面接実施時間よりも実質的な持ち時間が短いことが挙げられます。

複数の就活生が順番に回答していくので、どうしても1人あたりの持ち時間が短くなってしまう。

 

仮に面接全体は60分間でも、就活生が6人いれば1人が回答できる時間は10分間。

たった10分間で伝えられることはかなり限られているので、事前にしっかりと回答を練っておき、簡潔に答える必要があります。

 

当日その場で回答を考えるのではなく、定番の質問については前もって回答を用意しておくことが大事ですよ!

 

同時に面接を受ける人数が増えることで、注意点も増えるってことですか?

その通り。周囲に見ず知らずの就活生がいるというだけでも、慣れないうちは雰囲気に飲まれたりするからね。集団面接の流れやコツをしっかりと掴んだ上で面接当日に臨もう!

集団面接を実施する企業側の意図とは?

 

ところで、企業はなぜ個人面接ではなく集団面接を実施するのでしょうか?

主な理由として、次の2つが考えられます。

 

【企業が集団面接を実施する意図】

  1. 短時間で複数人の選考を行いたい
  2. 選考初期段階では相対評価で判断したい

 

1つめの理由はイメージしやすいと思います。

1人1人の就活生と話すよりも、何人かまとめて話すほうが時間を短縮できますからね。

企業としてもそのほうが効率よく選考を進められる。

 

2つめの理由を理解するには、面接官の視点を想像してみる必要があります。

面接官は採用活動期間中、相当な人数の就活生と面接で話すことになるでしょう。

面接官も人間なので、「今回合格にしたAさんよりも、先週不採用にしたBさんのほうが優秀だったかもしれない」といった判断のブレが絶対にないとは言い切れない。

 

とくに選考初期段階では面接を実施する人数が多いため、判断のブレが発生するリスクが高くなります。

そこで、一度に複数人の面接を行うことで相対的に評価しやすくしているのです。

 

よって、他の就活生よりも目立ったほうが良いとか、一緒に面接を受ける人の中で一番優秀に見せなければならない、といったことではありません。

企業が集団面接を実施する意図を知ることで、アピールすべきポイントを外すことなく伝えやすくなるでしょう。

 

他の就活生とめちゃくちゃ比較されるのかと思っていたのですが、意外と現実的な理由で集団面接は行われているのですね。

そうだね。選考の初期段階でふるいにかけておく意味合いが強いってこと。1人1人とじっくり話すのは次回以降の個人面接だから、奇をてらわず平常心で臨むことが非常に大事だよ!

集団面接の流れ

 

次に、集団面接の流れについて見ていきましょう。

やること自体は個人面接と大きく変わらないのですが、1つ1つの動作や発言を複数の就活生が順番に行う点が大きな違いですね。

企業によって多少差はありますが、基本的な流れは次の通り。

 

項目 具体的な動作・発言
1.入室・挨拶
  • 先頭の就活生がドアをノック
  • 「失礼します」と言ってドアを開ける
  • 2人目以降は「失礼します」と言って一礼した上で入室
  • 最後尾の就活生はドアを閉める
  • お座りくださいと言われたらかばんを置く
2.自己紹介
  • 「右から順に」など指定された順序で自己紹介
  • 時間の目安としては1分間程度
3.志望動機・自己PR
  • 指定された順序で志望動機・自己PR
  • 志望動機は1〜2分程度、自己PRは30秒程度が目安
4.面接官による質問への回答
  • 質問に対して順に答える場合と指名される場合がある
  • ガクチカを聞かれた場合は2〜3分を目安に回答
5.応募者による逆質問
  • 「何か質問がある方はいますか」など挙手制のことが多い
6.退室
  • 起立し「本日はありがとうございました」と言って一礼
  • 自分が先頭ならドアは開けたままにする
  • 最後尾の場合は振り返って「失礼いたします」と言って一礼し、ドアを閉める

 

流れそのものは個人面接と同じでも、就活生が複数名いることで若干気を配るべきことが増えていることが分かるはず。

ある程度慣れが必要なので、実際に集団面接を受けて場数を踏むことが大事ですね。

 

事前に全体の流れを把握してイメージトレーニングをしておくと、当日慌てずに済みます。

入室から退室までの流れを、自分が先頭の場合・先頭ではない場合・最後尾の場合とパターンを分けて繰り返しイメージしてみましょう!

 

オンラインでの集団面接の流れ

 

集団面接はオンラインで実施されることもあります。

結論から言うと、オンライン面接のほうが流れとしてはシンプルで、細かい面接マナーが少ないですね。

 

たとえば入退室はオンラインツール上で行うので、「まずドアをノックする」とか、「椅子の横にかばんを置く」といった動作が不要になるからです。

オンラインでの集団面接の一般的な流れは次の通り。

 

【オンラインでの集団面接の流れ】

  • 面接開始予定時刻の5分前には入室待機
  • 面接開始時刻になると面接官とつながり、全員がそろったら面接開始
  • 指名または指定された順序で質問に回答
  • 終了時に「本日はありがとうございました、失礼します」と言って退室

 

ただし、オンラインの場合は事前に電波チェックや音声チェックを行って不具合がないことを確認しておく必要がある。

これはオンラインの個人面接でも必要なことですが、集団面接で1人だけ不具合が発生すると他の就活生を待たせる原因になるため要注意。

 

何より、自分自身が動揺してしまい、平常心を保てなくなりがちです。

オンライン面接では機器のトラブルが付き物とはいえ、集団面接だと準備不足が際立ってしまうので十分注意してくださいね!

 

1つ1つの動作をイメージしてみると、意外と個人面接とは違う点があるのですね!

その通り。1人だけトンチンカンな動きをすると目立ちやすいのが集団面接の怖いところ。流れをしっかり頭に入れて、落ち着いて対応できるようにしておこう!

集団面接の所要時間

 

集団面接の所要時間は企業によってまちまちですが、僕が経験した中では60分間という設定が多かったですね。

1時間も面接をするのか!と思うかもしれませんが、体感としては1時間も面接をした感じは全然しませんでした。

 

冒頭で共有した通り、1人1人の持ち時間が実際にはかなり短いからです。

もし集団面接で30分間など短めの時間が設定されているようなら、同時に面接を受ける就活生が2〜3人など少人数と考えてほぼ間違いありません。

 

30分しかないのに5人も6人も就活生がいたら、1人あたりの回答時間は5〜6分になってしまいますからね。

当日の就活生が何人なのか事前に分からないケースもありますが、面接所要時間はたいてい伝えられるので、所要時間から参加人数がだいたい推測できます。

目安として、「1人10分×人数」が集団面接の所要時間だと思っておいてください!

 

当日に就活生が何人いるか分からなくても、所要時間から推測できるのですね!

就活生にも面接終了後の予定があるから、所要時間は事前に伝えてもらえるケースがほとんど。1人10分という目安を覚えておくと、当日の雰囲気がイメージしやすくなると思うよ!

集団面接の入退室時のマナーとは?

 

集団面接でコツが要るのは、やはり入退室時でしょう。

個人面接のように自分の行動や発言だけを意識すれば良いわけじゃないので、とくに初回の集団面接ではマナーを入念にチェックしておく必要がある。

とくに忘れがちなのは次の3つですね。

 

面接会場に入室する時のノック回数は「3回」

 

入室時に自分が先頭の場合はドアをノックしますが、この時のノック回数は「3回」です。

「コン、コン」と2回だけノックするのは「トイレノック」と言って、正式なマナーではありません。

 

面接会場はもちろんトイレではないので、非常に失礼なことになってしまう。

いろいろな就活ノウハウ本などにも必ずと言っていいほど書かれていることなので、常識を疑われないためにも必ず3回ノックしましょう。

 

…とはいえ、ノックの回数を間違えただけで不採用になるとは僕は思いません。

ぶっちゃけ、選考する側からすればノックの回数なんてどうでもいいことです。

ではなぜ、ノックの回数について注意を促しているのか。

それは、周囲の就活生に変に自信を持たせる原因になるからです。

 

個人面接にはない集団面接の大きな特徴が、他の就活生の様子が分かるという点。

みんな平静を装っていますが、やはり他の就活生のことが気になっています。

もしあなたが先頭でトイレノックをしたら「この人、そんなことも知らないのか」と思われる可能性が高い。

 

すると、「少なくともこの人よりはしっかり準備をしてきた」といった自信を与えてしまいかねません。

集団面接は心理戦でもあるので、こうしたささいなミスによって他の就活生に変に自信を持たせないことが大事です!

 

お座りくださいと言われるまでかばんを置かない・椅子に座らない

 

面接会場に入室したら、「お座りください」と言われるまでかばんを置いたり座ったりしないように注意しましょう。

そんなことは知ってるよ!と思うかもしれませんが、集団面接の場合は全員の就活生がそろうまでに案外時間がかかる。

 

とくに自分が先頭で入室した場合、最後尾の就活生が入室し終えるまで手持ち無沙汰になりがちです。

間が空いたからといって、かばんを「ドサッ」と置いたり、いきなり椅子に座ったりするのはマナー違反。

 

他の就活生が立ったまま待っているのを見て、慌ててかばんを持ち直したり立ったりするのはかなりカッコ悪いです。

これも間違えたからといって合否に直結するとは僕は思いませんが、自分自身が恥ずかしい思いをして焦ってしまう可能性が高いので要注意ポイントですね。

細かい点ですが、集団面接でやりがちなミスなのでしっかり覚えておいてください!

 

退室時に自分が先頭ならドアを開けたままにする

 

退室する時、自分が先頭の場合はドアを開けたままにしてください。

後には他の就活生が続くので、いきなりドアを「バタン!」と閉めてしまったら…、明らかにまずいですよね。

 

これも冷静に考えたら分かることなのですが、面接が終わって安心している時についやってしまいがちなミス。

うっかりドアを閉めてしまい、「申し訳ありません!」と言って慌ててドアを開け直すのは相当恥ずかしいです。

 

ここまで入退室時の3つのマナーを共有しましたが、「そんなの知っている」「当たり前」と思った人ほど要注意ですよ!

周りに就活生が何人もいる状況で面接を受けると、個人面接とは違った独特な雰囲気になります。

 

そんな中、自分自身も普段ならあり得ないミスをしてしまう可能性は十分にある。

必ずイメージトレーニングを繰り返し行い、当日の流れとマナーをしっかりと頭に入れてから面接に臨みましょう!

 

面接が始まる前に自分だけ座ってしまうようなミスをすると、その面接全体に響きそうですね…。

そうだね。他の就活生はミスをしなかったのに自分だけミスったことがプレッシャーにもなりがち。平常心で面接を受けるためにも、入退室時のマナーは要注意だよ!

集団面接で押さえておくべきその他のマナー

 

さて、入退室以外のところで押さえておきたいマナーについても共有しますね。

集団面接は「選考を受けているのが自分だけじゃない」という特殊な状況なので、気をつけるべきマナーも個人面接にはないものが多い。

 

「就活生の人数が増えるだけ」と高をくくっていると、うっかりマナー違反をしてしまうことも。

とくに次の4つのマナーは忘れがちなので、面接当日は必ず守ってマイナス評価を食らうのを防ぎましょう!

 

【集団面接で押さえておくべきその他のマナー】
  1. 他の就活生が話している時は真剣に聞く
  2. あまりに長い回答をしない
  3. 面接までの待合室では大人しくしておく
  4. コートなどの上着は会社に入る前に脱いでおく

 

マナー① 他の就活生が話している時は真剣に聞く

 

集団面接では「自分が話す時」だけじゃなく、他の就活生が話している時の態度も重要なポイントの1つ。

自分が話す順番が回ってくるまで話すことに集中していると、他の就活生の話を聞かずに上の空で過ごしているように映ってしまう。

 

明らかに自分のことしか考えていないように見えると印象が悪いので、他の就活生が話している時は真剣に聞きましょう!

他の就活生が話している時、「適度にうなずく」のもありですね。

実際、僕が就活をしていた時には集団面接でこれを実践していました。

 

人の話に共感できる人は好感を持たれやすいですし、何よりちゃんと話を聞いている人として見てもらえる。

ただし、「やたらとうなずき続ける」のはNGですよ!

 

逆に全然話を聞いていないと思われがちなので、あくまでも「適度に」うなずくのがコツ。

そのためには、小手先のテクニックでうなずくのではなく、本当に周囲の就活生の話に耳を傾けることが大事です。

 

実際、しっかりと準備してきた就活生の回答を聞くと勉強になりますし、次回の面接で使えるフレーズが聞けることもある。

そのぐらい余裕を持って他の就活生の話を聞くためにも、自分自身がしっかりと面接準備をしておくことが重要ですね!

 

マナー② あまりに長い回答をしない

 

集団面接で回答が長すぎるのはマナー違反だと思ってください。

1人で長々と話してしまうと、空気が読めない人だと思われやすいからです。

ときどき、他の就活生を出し抜こうとしてやけに長い話をする人がいます。

 

実際に僕も遭遇したことがありますが、ずっと話し続けている本人だけはハイテンションで、周りは「早く話し終わってよ…」という雰囲気になってくる。

前に共有した通り、集団面接は1人あたりの持ち時間が限られています。

 

面接全体の時間と就活生の人数を考えれば、自分が話せる時間がどの程度あるのかだいたい分かりますよね。

その状況で自分だけ長々と話してしまうのは、明らかに空気が読めていないということ。

 

社会人になると、空気を読んで話すことを「TPOをわきまえる」と表現する場合があります。

TPOというのは時・場所・場面のことですが、場をわきまえない話し方をする人は社会人として信用されません。

 

これを集団面接に当てはめると、「1人が話せる時間は明らかに限られている」という場面でどう振る舞うかも評価対象になっている可能性が高い。

回答はあくまでも簡潔に、論理的に。

だらだらと長く話すのはNGです!

 

マナー③ 面接までの待合室では大人しくしておく

 

案外見落としがちですが、面接「以外」の様子も見られていることが結構あります。

面接前の待合室も例外ではありません。

集団面接の場合、一緒に面接を受ける就活生と同じ部屋で待つことも多い。

 

人によっては、「ここで少しでも打ち解けておけばリラックスして面接に臨めるかも」と思い、ちょっとした雑談をするかもしれません。

「今日はよろしくお願いします」ぐらいなら問題ないのですが、雑談に花を咲かせてしまうのは良くないですね。

 

あくまでも「面接」を受けに来ているのであって、サークルでも合コンでもないので、和気あいあいとした雰囲気になる必要はありません。

同じ業界志望の人も多いはずなのでつい話が盛り上がってしまい、いつもの調子で「マジっすか!?」「ヤバ!」とか言ってしまうのは、明らかに場違いですよね。

 

待合室では大人しくしておくのがベストです。

面接開始までの時間、集中力を高めておくつもりで静かに過ごしましょう!

 

マナー④ コートなどの上着は会社に入る前に脱いでおく

 

冬場にコートなどの上着を身につけている場合は、会社に入る前に脱いでおきましょう。

「待合室ぐらいまでなら着て行ってもいいだろう」と思うかもしれませんが、そもそもコートは防寒着なので屋内で着るものではありません。

 

屋外のホコリや花粉などの汚れが付着していることから、コートの裏地が表に出ている状態で畳んで腕にかけるのが基本的なマナーとされています。

細かいことのように感じるかもしれませんが、とくに外回りの営業担当になると新入社員は必ずと言っていいほど指導される基本的なことです。

 

社会人にとっては常識中の常識なので、コートを着たまま建物内に入ってくると明らかに「浮いてしまう」恐れがある。

面接が始まる前から選考は始まっていると考えましょう。

 

コートを脱ぐのは「建物に入る前」、着るのは「建物を出た後」を徹底してくださいね!

このほか、集団面接の基本的な流れやマナーについては次の記事にまとめておきました。

こちらも必ず読んで、集団面接の基本をしっかりと理解しておきましょう!

 

 

待合室で他の就活生と打ち解けておくとか、むしろ積極的にやろうと思っていました…。マナーとしては良くないんですね。

社会人から見ると、「学生特有のノリ」はすごく目に付くからね。面接以外の時間も全て見られているというつもりで、気を引き締めて臨むことが大事だよ!

集団面接でよく聞かれる質問と回答例文

 

集団面接では1人あたりの持ち時間が限られているので、できるだけ簡潔かつ論理的に話すことが非常に重要。

そのためには、よく聞かれる質問に対してはあらかじめ回答を用意しておく必要があります。

 

当日その場で考えながら話そうとすると、つい長々と話してしまいがちです。

それぞれの質問への回答例文を紹介しますので、参考にしつつ自分なりの回答を準備してみてください!

 

【集団面接でよく聞かれる質問と回答例文】
  1. 自己紹介(1分間自己紹介も多い)
  2. 自己PR
  3. 志望動機
  4. 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
  5. 長所と短所
  6. 逆質問(最後に何か質問はありますか)

 

①自己紹介(1分間自己紹介も多い)

 

「〇〇大学〇〇学部の藤井智也と申します。物心ついた頃から御社の製品が常に身近にあったので、本日はこうして面接を受けさせていただくことに密かに感動しています。私はよく初対面の人から真面目な印象を持たれることが多いのですが、実はお笑いが大好きでして、毎週のように1人でお笑いライブを観に行っているほどです。本日はこうした私の意外な一面もお伝えできればと思っております。本日は宜しくお願いいたします!」

 

集団面接の自己紹介は「1人1分程度で」のように時間を指定されることも割とあります。

要するに手短に話すのがコツなので、とくに指定がない場合も1分程度を目安に自己紹介が完結する「原稿」を作っておきましょう!

 

上の例にあるように、自己紹介で「意外な一面」を紹介するのは非常に有効です。

インパクトがあって印象に残りやすいですし、何より親近感が湧きますよね。

他にも自己紹介の例文をまとめた記事があるので、こちらもぜひ参考にしながら自己紹介の「型」を築いておきましょう!

 

 

②自己PR

「私の強みは、たとえ苦しい時でも前向きさを失わないことです。この強みは、中学の頃から続けてきたバスケの練習でも発揮されました。

中学、高校と進学するたびに自分よりも実力のある人が常に身近にいたため、いつも最初はレギュラーになれませんでした。そこで、うまい人に「練習に付き合ってほしい」と自分からお願いし、積極的に教えを乞うたのです。

その結果、中学・高校とも2年目からは試合に出させてもらえることになり、活躍できるようになりました。

貴社に入社後も、持ち前の前向きさを活かして仕事を積極的に覚え、1日も早く先輩方のお役に立てるように尽力します。」

 

自己PRは、集団面接の中でも自分の強みや長所を知ってもらうための重要な山場です。

30秒程度で自己PRを終えるには、結論を1つに絞り、構成を十分に練った上で自己PRをすることが大切。

 

また、企業が求める能力を事前に把握しておき、その能力とつながりが深い強みをアピールすることが重要です。

例文にあるように、前向きさや忍耐力があることをアピールするのは幅広い業種・職種で有効なのでおすすめですよ!

 

次の記事ではアピールしたい強みごとに例文を紹介しているので、こちらも必ず読んでおいてくださいね!

 

③志望動機

 

「私が御社を志望した理由は、IT業界の中でもVRやメタバース分野に注力されているからです。私は大学で情報工学を専攻しており、これからの世の中を変えていくのはテクノロジーだと確信しております。将来就職するなら、必ずIT業界を志望しようと高校生の頃から決めていました。

IT企業の中でも、御社でなければならない理由があります。VRやメタバース事業に参入されている企業は多数ありますが、御社はエンターテイメント以外にも技術習得や人材育成へのVR活用へと参入なさっています。私はIT自体にも興味がありますが、それ以上にテクノロジーを通じて人生や社会がより豊かになるかどうかが重要と考えています。御社で最新技術の実用化に取り組むことで、その思いが体現できると考えた次第です。」

 

志望動機を論理的に伝えるには、次の型に当てはめて構成することが重要です。

 

【志望動機の構成】

  • 結論(なぜその企業を志望するのか)
  • なぜその業界なのか
  • なぜその業界の中でもその企業でないといけないのか
  • 自分の企業選びの軸と一致している

 

NGな志望動機によくあるのが、「この業界じゃなくてもいいのでは?」「他社でもやりたいことが実現できそう」と思われてしまうパターン。

必ず「業界」「企業」ともに、「そこじゃなければいけない理由」が含まれているように構成しましょう!

 

志望動機の回答例文や業種別の志望動機の例は次の記事にまとめていますので、こちらも参考にしつつ志望動機を練っておいてくださいね!

 

 

④学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)

 

「私が学生時代に最も力を入れたのは、幅広いジャンルの情報に触れることです。

私は情報工学を専攻しているため、普段は技術関連の本や論文を読むことが多くなっています。しかし、技術を活用するのは人ですから、技術面に限らず人が発信してきた様々な情報に触れることで知見が広がると確信しているからです。

実際、文学や哲学、デザイン、経済、エンターテイメントといったジャンルを縦横無尽に読み漁ったことで、技術をどう活用するのが面白いのか?という視点を持てるようになったと感じています。

研究室でも他の学生から「一体どこからその発想が湧いてくるの?」とよく聞かれるのですが、選り好みをせず情報に触れ続けてきたことが功を奏していると思うのです。

御社に入社後も、担当業務以外のジャンルにも広く興味を持ち続け、イノベーションに繋がる種をまき続けることをお約束します。」

 

ガクチカをコンパクトにまとめるには、次の5つのステップで構成することが重要です。

 

【ガクチカを構成する5ステップ】

ステップ① アピールする能力を設定する

ステップ② 能力を証明するためのテーマ選びを行う

ステップ③ 「なぜそれに打ち込んだのか」という理由を記載する

ステップ④ それに打ち込んで「どう変わったか」という結果を記載する

ステップ⑤ 「この◯◯の能力を貴社で発揮します」と締める

 

「〇〇に力を入れました」「〇〇を頑張りました」で終わってしまう人が非常に多いのですが、集団面接での質問には1つ1つに必ず質問意図があります。

面接官が個人的に興味があって、何となく聞いているのではありません。

 

ガクチカを聞くということは、その能力や成果を入社後どう活かせるのか?を企業側は知りたいはずですよね。

そのニーズに応えられるように、結論から逆算してガクチカを構成することが大事です!

 

人事に刺さるガクチカの書き方については次の記事でじっくり解説しているので、こちらも必ず読んでおいてくださいね!

 

 

⑤長所と短所

 

「私の長所は、一度決断したことは最後までやり通す粘り強さです。続けていると壁にぶつかることもありますが、納得いくまでやり抜くことで達成感を得られ、続けることの大切さを学べたことは今でも自信になっています。

たとえば、小学2年生から続けてきた将棋を今でも継続しています。有段者にはなれませんでしたが、大人になっても学び続けられることを実感できました。

反対に、短所は融通が利かない面があることです。単に長く続けるだけでなく、自分よりも上達が早い人のやり方を取り入れて効率よく学べるように努力しています。」

 

長所と短所は、個人的には小細工をせずにストレートに伝えるべきだと思いますね。

面接官としても、「入社後に長所をどう発揮できるか」だけでなく、人柄や性格について知りたいという思いから聞いている可能性が高いので。

 

上の例文にあるように、長所だからと言って「完璧じゃないといけない」ということはありません。

粘り強くやり通した結果、ものすごい成果を出せたわけじゃなくても、続けてきたこと自体が自信になっている、といったレベルでOKです。

 

よく「自分の長所が思いつかない」と就活生から相談を受けるのですが、そういう人の多くは何か素晴らしく優れた長所を言わなくちゃいけないと思っているケースがほとんど。

 

長所・短所は自己PRとは違うので、長所を通してどんなメリットを得たのか、短所をどう克服しようとしているのかを中心に伝えましょう!

面接で使える長所・短所の一覧を次の記事でそれぞれまとめているので、こちらも参考にしながら自分なりの伝え方を考えてみてください!

 

 

⑥逆質問(最後に何か質問はありますか)

 

「これまでお仕事をされてきて、嬉しかったことや印象に残っていることがあれば教えていただけますでしょうか?」

「若手の社員の方で、現在活躍されている方々に共通する特徴はありますか?」

 

集団面接での逆質問は、他の就活生も回答を聞くことになる前提で質問内容を選ぶことが大切です。

たとえば、「御社にこんな商品があればいいなと思い、資料をご用意してきたのですが、今ここで披露してもよろしいでしょうか?」といった逆質問はふさわしくありません。

 

他の就活生を差し置いて、集団面接の時間を独占しようとしているように映ってしまうので。

例に挙げた2点のような逆質問なら、他の就活生も「それはぜひ聞きたい」「たしかに気になる」と思ってもらえる可能性がある。

 

こうした配慮ができるかどうかも、空気が読める人物かどうかを確認するための手掛かりになるでしょう。

ちなみに、逆質問で何を聞くかはどの就活生も悩みがちなので、事前に考えておいた逆質問を他の人に言われてしまう可能性は割と高いです。

 

なので、逆質問は1つだけじゃなく2〜3パターンは用意しておくと安心ですよ!

せっかく逆質問を考えておいたのに、他の人に言われてしまい「特にありません」しか言えなくなってしまう、といった事態は何としても避けましょう!

 

面接でおすすめの逆質問は次の記事でランキング化しているので、こちらも参考にしつつ逆質問を考えておいてくださいね!

 

 

よくある質問に対する答えを用意しておくだけでも、割とじっくり時間を取って考える必要がありそうですね。

その通り。逆の見方をすると、準備しておくかどうかによって合否が分かれるポイントとも言えるよね。「アドリブで乗り切ろう!」じゃなく、聞かれたら秒で答えられるレベルまでしっかりと準備をして臨もう!

集団面接を通過するためのコツとは?

 

集団面接を通過するには、評価されやすい人の特徴を知っておくことが大切です。

評価されやすい人の特徴を再現できれば、多くの企業で評価される確率が高まりますからね。

 

僕自身、就活をしていた頃に集団面接は何度も受けましたが、次の5つのコツを押さえて臨むことで通過率が高まることを身をもって感じました。

実体験が元になっているコツなので、信頼性はバッチリです!

 

【集団面接を通過するためのコツ】

  1. 他の就活生のことを気にしすぎない
  2. アピール内容に一貫性を持たせる
  3. 簡潔な回答を心がける
  4. 論理的な回答を心がける
  5. 逆質問で積極的に質問する

 

集団面接に慣れていない人は、「1」のコツが押さえられていないことが非常に多い。

他の就活生のことを変に意識して挙動不審になったり、変に目立とうとして普段なら絶対に言わないような突拍子もないことをつい言ってしまったりしがちです。

 

あと、他の就活生と回答が被らないように注意するあまり、事前に用意してきた回答を出し切れなかったりするのも「集団面接あるある」ですね。

集団面接は他の就活生を出し抜くための場ではないので、周りの人を妙に意識しても逆効果になるケースがほとんど。

 

それよりも、平常心を保って落ち着いて対応できる人のほうが評価される傾向があります。

1〜5のコツについては次の記事で詳しく解説しているので、こちらを何度も読み返して「評価されやすい人」の特徴を叩き込んでおきましょう!

 

 

集団面接で受かる就活生の特徴とは?

 

集団面接で受かる就活生には、ある共通した特徴があります。

結論から言うと、「他の就活生が決して口にしないようなすごいこと」を言わなくても、集団面接は通過できます。

 

何かすごいことを言っておかなければと肩に力が入ると、かなり高い確率で失敗するのでおすすめしません。

それよりも、次に挙げるような基本的なことをしっかりと押さえて、集団面接で受かりやすい就活生の特徴を自分のものにしてください!

 

【集団面接で受かる就活生の特徴とは?】
  1. 回答が論理的で簡潔である
  2. 明るくハキハキしていて第一印象が良い
  3. アピールする強みが明確で記憶に残りやすい
  4. 企業分析がしっかりとできていて逆質問のレベルも高い
  5. その場の空気を読んで回答する力がある

 

特徴① 回答が論理的で簡潔である

 

質問に対する回答が論理的で簡潔な人は、スマートな印象を与えます。

皆さんが面接官になったつもりでイメージして欲しいのですが、自分だったらどちらのタイプの就活生を「採用したい」と感じるでしょうか?

 

  • Aさん:長々と話していたが話にまとまりがなく、結局何が言いたいのかよく分からない
  • Bさん:簡潔に答えていたが言いたいことがはっきり分かり、全体として話が論理的

 

ほぼ間違いなく、Bさんを採用しますよね。

論理的かつ簡潔に話せることは、実は社会人として非常に重要な基礎スキルの1つです。

 

営業に来た人が長々と話している割に、結局何をしに来たのか分からなかったとしたら、その人から商品を買おうとは思いませんよね。

1日の活動内容を上司に報告する際、「こういうことがあって、他にもこういうことがあって、〇〇と思いました」と報告されても、上司は「それで、結局何が言いたいの?」と思うでしょう。

 

集団面接の場でこれをやってしまう人は、その時点で「先が思いやられる」と思われやすい。

集団面接での回答は「簡潔」「論理的」を意識するのが基本と考えてくださいね!

 

特徴② 明るくハキハキしていて第一印象が良い

 

個人面接にも言えることですが、明るくハキハキしていて第一印象が良い人は、集団面接でも受かりやすい傾向があります。

とくに集団面接の場合は他の就活生が比較対象になるため、相対的に「明るい人」「ハキハキしている人」が際立ちやすい。

 

面接官の側から見ると、「左から2番目の人はすごくハキハキしていて、今日話した5人の中でも一番印象が良かった」といった見え方になるからです。

反対に、声が小さかったり早口で聞き取りづらかったりすると、印象としては「暗そう」「ボソボソ話していてよく分からなかった」といった捉え方になりがち。

 

面接で1人あたりが話せる時間は限られているので、ぶっちゃけ「印象で勝負」の面も相当あると思ってください。

普段の3割増しの声の大きさと明るい表情を意識すること、意識的にゆっくり・はっきりと話すことが大切です。

 

緊張するとつい早口になりやすい人は、とくに注意して一言一言をしっかり区切って話しましょう!

 

特徴③ アピールする強みが明確で記憶に残りやすい

 

自己PRや長所など、アピールする強みが明確な人は記憶に残りやすく、集団面接を通過しやすいですね。

明確で記憶に残りやすいアピールをするにはどうすれば良いのか?

 

これは非常にシンプルで、「結論を1つに絞る」ことが非常に重要です。

おそらく皆さんもそうだと思うのですが、人は話を聞いている時、一度に大量の情報を処理できません。

たとえば次の例を見てください。

 

  • Aさん:「私の強みは物事を計画的に進められることです。」
  • Bさん:「私の強みは忍耐強く物事をこなし、計画的に進められることです。また、どんなことにも主体的に取り組み、周囲への気配りも忘れません。」

 

Aさんの回答を聞いたら「そうか、この人は計画性があるのだな」と思うでしょう。

ところが、Bさんの回答を聞いても「何かいろいろ言っていたけれども、結局この人の強みは何だろう?」と感じるはず。

 

Bさんの回答は情報量が多すぎて、聞いている側は処理が追いつかない可能性が非常に高いのです。

集団面接では1人当たりの持ち時間が限られているため、あれもこれもアピールしている時間はありません。

 

「今日この場でアピールする強みはこれ」と1つだけに決め、それ以外は欲張って詰め込もうとしないことが大切です。

アピールする強みを絞って、一点集中で記憶に残すことを意識してくださいね!

 

特徴④ 企業分析がしっかりとできていて逆質問のレベルも高い

 

逆質問のレベルが高い人も、集団面接で受かりやすいですね。

的確な逆質問をするには、前もってその企業のことをしっかりとリサーチしておく必要があります。

 

質問内容を聞けば、どのぐらい企業分析をしてきたのかだいたい分かってしまうのです。

企業分析ができていない人は、フワッとした質問をしがちになります。

たとえば「御社ではどのような事業に力を入れていますか?」と聞いたとしましょう。

 

これは事業内容について調べていれば、あえて集団面接の場で聞く必要がない質問です。

しかも、どの企業でも使い回せるような漠然とした質問だと察知されてしまう。

 

事前に企業分析をしていなければ決して出てこないような、的確な質問をピンポイントでできるかどうかが重要です。

少なくとも2〜3通りの逆質問を企業ごとに用意しておき、当日その場で逆質問を考えることのないようにしましょう!

 

特徴⑤ その場の空気を読んで回答する力がある

 

集団面接の場で空気を読んで回答する力がある人も、選考を通過しやすい傾向がありますね。

別の言い方をすると「場違いな回答をしない」ってことです。

僕が実際に遭遇した就活生の例を挙げますね。

 

集団面接の冒頭で順番に自己紹介をしたのですが、割とリラックスした雰囲気で軽い冗談なども交えながら自己紹介が進んでいました。

ところが、ある就活生の番になった途端、その人は何を思ったのかいきなり「自己PR」を始めたのです。

 

「私の強みは…」と話し始めた瞬間、周囲の就活生は「どうした?」という空気になったのですが、本人は気づいていない。

そのまま自己PRを続け、少なくとも3分程度は話し続けていたと思います。

 

話し終えた後で、面接官が「名前と大学名、学部学科を教えてもらえますか?」と戸惑い気味に尋ねていました。

もしかしたら緊張のあまり用意していた自己PRを口走ってしまったのかもしれませんが、それよりも「周囲の空気が何かおかしいぞ」と途中で気づかないのは非常にまずい。

 

その場の空気がある程度読めていれば、こういうことにはならないはずです。

集団面接の場には他の就活生もいるので、その場の空気を読んで回答することも大切。

空気が読めないという印象を抱かせるとマイナス評価につながりやすいので、ここは十分に気をつけてくださいね!

 

企業分析には多少時間がかかりそうですが、その他の特徴はすぐに実践できそうなものばかりですね。

その通り。決してめちゃくちゃ難しいことではないよね。集団面接で受かる就活生の特徴から逆算して対策を立てていくことが大事だよ!

集団面接に関してよくある質問

 

集団面接について、就活生からよく聞かれる質問をQ&Aにまとめました。

疑問に感じている点はできるだけ解決して、不安な思いのない状態で面接当日を迎えてくださいね!

 

【集団面接に関してよくある質問】
  1. 集団面接後にはお礼メールを送るべきですか?
  2. 集団面接では何個ぐらい質問されますか?
  3. 集団面接の自己紹介では大学名は必ず答えるべきですか?
  4. 集団面接でカバンはどこに置けば良いですか?
  5. 集団面接で受かる確率はどのぐらいですか?

 

質問① 集団面接後にはお礼メールを送るべきですか?

 

面接後にはお礼メールを送ると好印象と聞いたことがあるのですが、集団面接の場合もお礼メールは送ったほうが良いのでしょうか?

 

結論から言うと、「送ってもOK」「送らなくてもマイナス評価にはならない」と考えてください。

ぶっちゃけ、形式ばったお礼メールを送ったとしても採用担当者にとってほとんど印象に残りません。

 

採用担当者の元には日々大量のメールが届くので、いつ誰からお礼メールを受け取ったか覚えていられないというのが本音だと思います。

ただし、集団面接の場で面接官から温かい言葉をかけてもらえたとか、とくに印象に残った出来事がある場合は感謝の気持ちを伝えるのはありですね。

 

そういった個人的な思いを伝えるメールであれば、受け取った側としても有意義なメールだと感じるでしょう。

注意点として、面接で感動する出来事があったとしても、長文のお礼メールを送るのはNGです。

 

就活期間中の採用担当者はとにかく忙しいので、あくまでも手短に、感謝の気持ちだけは伝えておきたかったというニュアンスで送ると良いでしょう。

 

質問② 集団面接では何個ぐらい質問されますか?

 

集団面接では質問項目がいくつぐらいあるのでしょうか?面接時間が約1時間と知ってビクビクしているのですが…。

 

企業によって差がありますが、僕が受けてきた集団面接では5〜6個程度というパターンが多かったですね。

というのも、集団面接では複数の就活生が回答することになるので、あまり多くの質問をしている時間はありません。

 

たとえば、就活生5人が同時に面接を受ける場合を想定してみましょう。

面接予定時間が1時間なら、1人当たりの回答時間は単純計算で12分程度ですよね。

もし6個の質問をしたら、質問1個当たりの回答時間は2分ほど。

 

質問内容によっては回答に2分以上かかる場合もあるので、質問項目は5〜6個程度が限界かと。

面接時間が長いように見えても、実際の質問項目はそう多くないケースがほとんどなので、よくある質問に対してはしっかりと回答を準備しておくことが大切です!

 

質問③ 集団面接の自己紹介では大学名は必ず答えるべきですか?

 

集団面接の自己紹介で「名前と大学名・学部学科」を言うのは必須でしょうか?難関大学とかじゃないので、他の就活生にあまり大学名を知られたくないのですが…。

 

面接官から指定されていなければ、大学名は必須ではありません。

ただ実際のところ、他の就活生は名前・大学名・学部学科を最初に伝えると思うので、「言い忘れたのだろうか?」と思われる可能性はありますね。

 

結局、後から面接官に大学名と学部学科名を聞き直されたりすることもあり得るので、自分から言っておくほうが無難かと思います。

正直言って、他の就活生がどこの大学の何学部なのか、全部覚えている人はいません。

 

たいていの人は自分のことで精一杯ですし、言ってしまえば人のことにそこまで興味ないですから。

僕自身、中堅大学出身ですが、自己紹介では指定されなくても必ず大学名を自分から言っていましたよ。

 

もちろん他の就活生は難関大学だったりするのですが、学歴で負けた=就活でも負けるとは思っていなかったので。

もし学歴に自信がないのであれば、事前準備と行動量でカバーしてやる!ぐらいのつもりで就活準備に取り組みましょう!

 

質問④ 集団面接でカバンはどこに置けば良いですか?

 

集団面接だと就活生が何人もいますが、カバンはどこに置いたら良いのでしょうか?個人面接との違いはありますか?

 

集団面接でも個人面接と同様、カバンは椅子の横に置きましょう。

左右どちらに置くというルールはないので、基本は手に持っていた側に置いて構いません。

 

他の就活生とギチギチに詰めて椅子を並べられることはまずないため、カバンを置くスペースは十分にあるはず。

なので、個人面接と基本は同じと考えてくださいね!

 

注意点として、集団面接の場合は就活生全員がそろったタイミングでカバンを置き、椅子に座ることになります。

先頭近くで入室すると、まあまあ間が空いたりするのですが、カバンを持ったまま椅子の前に立って待ちましょう。

 

先に入ってきたからといって、いきなりカバンを置いてしまうのは避けてくださいね!

あくまでも「座る直前にカバンを椅子の横に置く」のがマナーです。

 

質問⑤ 集団面接で受かる確率はどのぐらいですか?

 

集団面接は受かりやすいという噂を聞いたのですが、実際に受かる確率はどのぐらいでしょうか?

 

合格率は企業によってまちまちですが、一般的に一次選考の通過率は30%前後と言われています。

集団面接は一次面接として実施されることが多いので、だいたい同じぐらいだと思っておいて良いでしょう。

 

そもそも、集団面接は多数の応募者を効率よく選考するために実施されます。

二次・三次面接に備えて応募者をふるいにかけておくことが目的ですから、「受かりやすい」といった噂レベルの話はあまり真に受けないほうが良いでしょう。

 

一次面接と二次面接で選考対象者の人数が変わっていないようでは、一次面接を実施した意味がなくなってしまいますよね。

なので、集団面接を実施する以上は落ちる人も必ず存在するということ。

よって、合格率30%前後というのは割と現実的な数字だと思いますね。

 

7割も落ちると聞くと「マジかよ」と思うかもしれませんが、正直なところ受かる人は受かるし、落ちる人は落ちます。

合格する側に入るためにも、この記事で共有してきたポイントをしっかり押さえて、準備を整えた上で集団面接に臨むようにしてくださいね!

 

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!

この記事では、集団面接の当日の流れや対策方法について解説してきました。

集団面接は、就活の選考の中でも割と特殊な形式だと思います。

 

個人面接にはない注意点があったり、集団面接ならではの事前準備が必要だったりすることもそれなりにあります。

逆の見方をすると、しっかりと事前準備をして臨むことで、他の就活生に差をつけらえるチャンスとも言える。

 

だからこそ、今回共有してきたポイントを参考に、十分な準備をした上で集団面接に挑戦してくださいね!

皆さんが集団面接で存分に自分をアピールして、次の選考へと進めることを心から願っています!

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりましょうか。

 

【本記事の要点】

  • 集団面接は個人面接と異なる点が細々とあるので、違いを押さえた上で対策を講じておくことが大切。
  • 企業は短時間で複数人の選考を行うという目的のほかに、相対評価で合否を判断するために集団面接を実施するケースが多い。
  • 集団面接は1人当たりの持ち時間が短いため、十分に回答内容を練った上で当日に臨む必要がある。
  • 入退室時のマナーや他の就活生の話を聞く態度など、個人面接では問題にならないマナーをしっかり押さえておくことが重要。
  • 集団面接でよく聞かれる質問については、自分の持ち時間で簡潔に伝えられるように回答を準備しておくべし。
  • 集団面接で受かりやすい就活生の特徴を把握しておき、自分がその特徴に該当するように逆算して対策を練っておこう。