就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マンです!
今回は就活で落ちまくる原因について解説していきます。
就活で落ちまくると「自分はどこからも必要とされない人材なんだ...」とネガティブな感情に陥ってしまいますよね。
しかし、採用っていうのは「適性」が最も重要なわけで、自分に合う企業といかに出会うかが重要なんですよね。
つまり、どんな人でも自分に合う企業と出会い、選考対策をすれば内定を獲得することができます。
(落ちまくる人は、自分に合わない企業を選んでいたり、選考対策の要点を押さえていないだけの場合が多いので!)
この記事では就活で落ちまくる人の特徴を紹介しつつ、それぞれの原因を潰すための対策方法まで共有していきます。
まずは自分がなぜ落ちまくるのか、原因を考えつつ、対策をしていきましょう。
この記事を通して、就活で落ちまくる負の連鎖を断ち切りましょうね!!
就活で落ちまくってもうどうすればいいかわかりません…
就活で落ちまくるのには原因があるから、一つひとつ見ていこう。焦らず改善していけばかならず内定に近づくはずだよ!
- 就活で落ちまくる原因【10選】
- 就活中にESで落ちまくる就活生の特徴
- 就活中に面接で落ちまくる人の特徴と対処法
- 就活で落ちまくることでメンタルが沈んだ時の対処法
- 本記事の要点まとめ
就活で落ちまくる原因【10選】
ではさっそく、就活で落ちまくる原因を共有していきます。
個人的に僕が重要だと考える順に紹介していきますね。
それぞれ、改善方法まで踏み込んで伝えていきます。
「当てはまってる...!」と気付いた原因があれば、1つ1つ改善していきましょう。
【就活で落ちまくる原因】
- 自己分析が浅い
- 倍率が高い企業ばかりを受けている
- 企業に求める条件が厳しすぎる
- 第一印象が悪い
- 業界研究が浅い
- 企業研究が浅い
- 適性検査(SPI・玉手箱)の対策ができていない
- 面接にて話が長く分かりづらい
- 自信がなさそうに見える
- 基本的なビジネスマナーを把握していない
原因① 自己分析が浅い
就活でおちまくる人は、自己分析が浅いことが多いです。
そもそも就活とは、自分の強みや性格を押さえた上で、それに合う企業を探すこと。
そして企業に対して、自分がどんな人間かを伝えることが基本となります。
そのどちらも「自己理解」がベースとなっているんですね。
自己理解ができていないと、どんな企業が合うかわからず、適当に企業を決めてしまう。
(その結果、相手企業から適性が低いと判断されて不採用になる)
さらに自己理解ができていないと、エントリーシートや面接で自分の魅せ方が分かりません。
面接で何を聞かれても「えーっと...」と悩んでしまうのも自己理解ができていないからです。
就活において自己分析を徹底して、自己理解を深めることは最も重要な基礎になると僕は考えています。
「自己理解ができていないな」と少しでも思う人は、必ず自己分析を深めましょう。
自己分析が浅い場合の改善方法
自己分析が浅い場合は、シンプルに「徹底的に自己分析をすること」が重要です。
逆求人サイトの「キミスカ」が提供する適性検査は、自分の性格や向いている職種を言語化してくれます。
キミスカの適性検査を受けて、ザックリと長所・短所・向いている職種を把握しましょう。
【キミスカの適性検査の利用方法】
- 「キミスカ公式サイト」から公式サイトにアクセスする
- 自分が当てはまる年度をクリックして会員登録をする
- マイページから「適性検査」を受験
- マイページからいつでも適性検査の結果を取得可能!
また、自己分析は就活の基礎になるからこそ、とにかく分かりやすくやり方を伝えたいとの思いで記事を用意しました!
マンガを入れつつ詳しく解説しているので、自己分析が浅いと感じている人は参考にしてください。
原因② 倍率が高い企業ばかりを受けている
"倍率が高い企業ばかり受けている人"も、就活で落ちまくりやすいですね。
理由はシンプルで、倍率が100倍の企業は100人に1人しか受かりません。
一方で、倍率が2倍の企業は2人に1人が受かります。
倍率が高い企業の方が、圧倒的に難易度が高いんですね。
もちろん心から入社したいと思っている企業であれば、倍率が高かろうと選考は受けるべきです。
ただ、大事なのは「倍率が高い企業”ばかり”受けないこと」。
割合としては、倍率が高い企業は全エントリー中2割ぐらいに留めるべきです。
そうじゃないと就活中に落ちまくってメンタルがやられます...。
倍率が高い企業ばかり受けている場合の改善方法
倍率が高い企業は、エントリーしている企業のうち2割くらいにしましょう。
それと同時に、倍率が低い企業も受けてください。
倍率が低い中小企業を受けることで、選考に慣れることができます。
すると結果的に、倍率が高い企業の選考対策にもつながるんですよね。
(↓このマンガのコマが参考になる!)
ただ、「受ける企業の倍率が低いかどうかわからないよ」という人は多いでしょう。
たしかに倍率を公開していない企業がほとんどなので、倍率の把握はむずかしいです。
ですが、知名度の高い大企業にくらべると、中堅企業・中小企業は倍率が低い傾向にあります。
よって、以下のような割合でエントリーすることをおすすめします。
【おすすめのエントリー企業属性ごとの割合】
大企業(倍率が高い):2割
→マイナビやリクナビなどの求人サイト経由で探してエントリー など
中堅・中小企業(倍率が低い):8割
→中小規模の合同説明会に参加して出会う
→逆求人サイトを利用してスカウトを受け取る など
中小企業のなかでも、ホワイト企業を以下の記事で100社以上まとめています。
「これまで大企業しかみていなかった」「どんな中小企業があるのかわからない」という人は、ぜひチェックしてみてください。
原因③ 企業に求める条件が厳しすぎる
就活で落ちまくる原因としては、企業に求める条件が厳しすぎることも挙げられます。
たとえば「平均年収600万円・事務職・転勤なし」という条件で探しても、ほとんど当てはまる企業は出てきません。
「事務職・転勤なし」だけでも数は限られるので、それ以上に条件を付けてしまうと当てはまる企業がなくなってしまう。
また、当てはまる企業があったとしても、それだけ条件の良い企業は当然人気です。
よって倍率が高くなり、難易度があがって不採用になりやすいんですよね。
企業に求める条件が厳しすぎる場合の改善方法
まずは、企業に求める条件に対して優先順位を付けるようにしてください。
優先順位を付けてみると、「この条件はなくても良いかもしれない...」と思うことがあるんですよね。
反対に「考えても考えてもこの条件だけは譲れない」という条件も見えてきます。
この譲れない条件こそが、企業選びの軸になってくるので、ここは大切にしてくださいね。
設定している条件を見つめ直し、あきらかに条件が厳しすぎる場合は改善が必要です。
優先順位をつけて、譲れない条件を軸に企業選びをするようにしてください。
(ちなみに設定した条件でなかなか企業をみつけられないときは、就活エージェントなども併用して企業探しすると良いですよ!)
原因④ 第一印象が悪い
"第一印象が悪い"人も就活で落ちまくってしまいます。
採用担当者は、「この人と一緒に働きたいか」という視点で評価します。
よって、「態度が悪い」「清潔感がない」「声が小さい」など、第一印象が悪いとマイナスな評価を受けてしまうのです。
ちなみに就活では、中途採用よりも第一印象の重要性が高いと言えます。
なぜなら「実績」で評価されないからです。
中途採用であれば、どれだけ第一印象が悪くても、圧倒的な実績を出している場合は、それがその人を採用すべき保証になるんですよね。
一方で、新卒の場合は実績がないので、適性や人柄で評価するしかないんですよね。
だからこそ、「印象」の重要性が就活では高いと覚えておいてください。
第一印象が悪いか判断する方法について
第一印象が悪いかどうかを判断するのは自分ではむずかしいです。
なぜなら、第一印象は自分にとって当たり前になっていることを、他人から見て「印象が悪い」と判断されてしまうことがほとんどだから。
たとえば、自分では髪が長いとは思っていなくても、周りからは「髪が長すぎて清潔感がない」と思われている可能性がありますよね。
よって第一印象の判断をするためには、他人に協力してもらう必要があります。
第一印象に自信がない人は、以下の手段を実践してみてください。
【自分の第一印象を確認する方法】
- 大学のキャリアセンターの担当者に意見をもらう
- 就活エージェントを利用してアドバイスをもらう
- 友人や親から第一印象に関しての改善点をもらう
- 1度自分でセルフ面接動画を撮ってみて確認する
原因⑤ 業界研究が浅い
就活で落ちまくるのは、業界研究の浅さが原因かもしれません。
業界について理解できていないと、志望動機や企業への意見を求められたときに回答の質が下がってしまいます。
また業界研究が浅いというのは、「いろんな業界を広く浅く志望していて、自分との適性が合うかよく分かっていない」という状態に陥っているんですよね。
自分に合う企業からの内定を獲得するためにも、「どんな業界に適性があるか」を理解しておく必要があります。
業界研究が甘い場合の改善方法
業界研究が甘い場合は、業界研究をすればいいだけです。
業界研究が浅い、もしくはできていない人は、おそらく「やり方が分からないから」だと思います。
業界研究を深めるためには、以下の5ステップで進めていきましょう。
【業界研究を深めるための5ステップ】
- 8つの業界分類を知る
- 各業界の特徴を把握する
- 各業界の将来性や生産性の違いを理解する
- 自己分析をして自分のタイプを知る
- 自分に合った業界を絞り込む
まずは全体の業界の分類を知り、各業界の特徴を把握する。
その後、1つ1つの業界について深堀りしてから、自分と合う業界を絞り込むという流れです。
業界の理解は、就活を終えた後も人生でずっと役立ちます。
「なぜこの業界は給料が高いのか?」「これから伸びる業界はどこなのか、どこに身を置くべきか?」など、キャリアを選択するときの超大事なポイントになってきます。
「【業界研究のやり方】やること一覧を5ステップで徹底解説」で、業界研究の5ステップについてくわしく解説しています。
業界研究が浅い人は、ぜひこの機会に業界研究のやり方を把握しておきましょう。
原因⑥ 企業研究が浅い
業界研究に加えて、企業研究が甘いのも落ちまくる原因になります。
僕はよく「就活は営業だ」と言っています。
企業がお客だとして、就活生は「自分」を売り込む営業マンだという見方ができるんですよね。
売れる営業マンは、お客がどんな目的で商品を購入しようとしているのか、どんな商品を求めているのかを理解しています。
あなたが営業マンだとして、お客である企業への理解が浅いと売れるはずがありません。
企業理解が深いと、「僕は◯◯という長所があるから、御社の◯◯という仕事でその能力を発揮できます」という売り込みができる。
逆に「自分には◯◯という短所があるけど、御社にとって最も必要だと思われる◯◯という能力だけは自信があります」というカバーもできるようになります。
就活は企業に対して、自分のことを売り込む営業活動だからこそ、企業理解は必要だと覚えておいてください。
企業理解が浅い場合の改善方法
企業理解が浅い人は、「1社1社企業研究するのがめんどうだと考えている人」と「そもそも企業研究のやり方がわからない人」に分かれます。
企業研究はたしかにめんどうです。
1社ごとに行う必要があるので、一見すると非効率に見えますよね。
しかし、企業研究を深めることで、入社すべき企業か見極めることにつながるのです。
次に、そもそも企業研究のやり方が分からない場合。
大きく8つのステップで、企業研究は進めていきましょう。
【企業研究の具体的なやり方】
- 最低条件をクリアしているか確認する
- 自分の企業選びの軸を満たしているか確認する
- 過去の業績を確認する
- 競合他社との違いを箇条書きする
- ここまでで生じた疑問点を洗い出しておく
- 選考情報を把握する
- 過去のエントリーシートを把握する
- 現場の社員さんに直接話を聞く
「【企業研究のやり方】8ステップで企業研究が完了する方法」で、具体的なやり方を解説しておきました。
企業研究のやり方がわからない、ただ企業のホームページを見るだけになっているという方は参考にしてください!
原因⑦ 適性検査(SPI・玉手箱)の対策ができていない
就活で落ちまくる原因として、適性検査対策ができていないことが挙げられます。
書類選考の段階で落ちまくる人は、適性検査の結果が悪い可能性がありますね。
適性検査は、「性格検査」と「能力検査」に分けられます。
性格検査は、嘘をつくべきじゃないので対策は必要ありません。
(嘘をつくと入社後のミスマッチに繋がる可能性がある)
一方で、能力検査に関しては対策が必要です。
能力検査は、漢字の読み取りや文章問題、数学など、対策をしておけば確実に答えられるような問題ばかりなので、今すぐに対策を始めましょう。
適性検査の対策ができていない場合の改善方法
適性検査の対策ができていない場合は、シンプルに問題集を解くことをおすすめします。
出題頻度の高い「SPI」の対策から始めましょう。
おすすめは以下の問題集!
この1冊を完璧にすれば足切りされる可能性を極限まで下げることができます。
(ちなみに僕が就活生の時も、このSPIシリーズを使って対策してました!)
▼問題量が多く、イラストで解説が分かりやすいのが最高!
原因⑧ 面接で話が長く分かりづらい
就活で落ちまくる原因として、面接で話がとにかく長いことも挙げられます。
選考は、大きく「書類選考」と「面接」に分けられますよね。
書類選考は、じっくり考えて書く時間があるので、対策しておけば問題なく突破することができるでしょう。
一方で、どれだけ書類の段階で評価されていても、面接で評価されなければ話になりません。
なぜなら面接は複数回おこなわれ、すべての面接で評価される必要があるからです。
よって面接で評価されない要因があると、落ちまくることは不可避でしょう。
そんな面接で、大きなマイナス要因になるのが"話が無駄に長いこと"です。
面接で話が長い場合の改善方法
面接で、ただ話を短くすればいいわけではありません。
あくまで「わかりやすく簡潔に」が重要です
いくら短くても何も伝わらなかったら、逆効果です。
面接では、「結論+理由(+具体例)」を基本として回答することを意識してみてください。
「あなたを動物に例えると何ですか?」
「イルカです。なぜなら私はとにかく好奇心が旺盛だからです。」
このように結論と理由をセットで回答すれば、最低限伝えたいことは伝わります。
原因⑨ 自信がなさそうに見える
就活で落ちまくる原因として、自信がなさそうに見えることも挙げられます。
新卒に対しては判断材料が少ないので、自信がありそうなだけで「仕事ができそう」と感じることもあります。
一方で、自信がなさそうなだけで「この子は仕事ができなさそうだな」と思われてしまうんですよね。
自信がなさそうに見える人の特徴としては、声が小さい、猫背、語尾があいまいなどが挙げられます。
(「たぶん◯◯だと思います」や「◯◯だった気がします」など)
また服装も、サイズ感の合わないブカブカなスーツを着ているだけで、自信がなく頼りない印象を与える可能性があるので注意してください。
自信がなさそうに見られる場合の改善方法
面接で自信があるように見られるためには、以下を実行してみてください。
ちょっとしたことですが、意識するだけで相手からの印象も変わります。
【面接で自信があると思われる方法】
- 猫背にならずに背筋を伸ばす
- ハキハキと大きな声で話すようにする
- 回答の最後で積極的に断定を使う
(〜です。必ず〜します。〜することをお約束します。など) - サイズ感の合ったスーツを着るようにする
(ある程度着込んで体に馴染ませるのも意外と大切)
すぐに自信のある態度を取るのはむずかしいと思います。
しかし、1つずつでも改善していくことで、面接官からの見え方は大きく変わるんですよね。
印象が重要な就活だからこそ、少しずつ改善していきましょう。
原因⑩ 基本的なビジネスマナーを把握していない
就活で落ちまくる原因として、ビジネスマナーを把握していないことが挙げられます。
とくに老舗の大企業はビジネスマナーに厳しいです。
入退室の方法、メールや電話での受け答えなど基本的なビジネスマナーは押さえておいてください。
また、注意すべきなのが、受付や待合室での態度です。
面接前の受付や待合室での態度は、案外見られているものです。
実際に人事の方に聞いた話ですが、待合室にいる事務員の方から、そこでの態度を聞いているそうです。
よって面接会場に入ったときから気を抜かずにいるようにしましょう。
基本的なビジネスマナーを把握していない場合の改善方法
基本的なビジネスマナーが不安だといういう人は、事前にしっかり勉強しておきましょう。
「就活 スーツ脱ぐタイミング」や「面接 入室方法」「面接 退室方法」などで検索すればいくらでも情報が出てきます。
このあたりは本を買ったりする必要はなく、検索で十分ですよ。
(就活でお金をかけるべきは、スーツ、問題集、書籍、交通費、美容院代でOK)
就活で落ちまくる現状を変えたいなら有益なサイトを活用しよう!
就活で落ちまくる現状をすぐにでも変えたいなら、有益な就活サイトを活用するのがベストです。
落ちまくっていると改善策がわかってもどうしても焦ってしまいますよね。
そこで、有益なサイトを活用して内定を獲得することで、心に余裕がもてるようになります。
数ある就活サイトの中でも使うべきは、「逆求人サイト」と「就活エージェント」!
逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくと企業からスカウトが届くサイトです。
就活エージェントは、面談をしながらあなたに合う求人の紹介や、選考対策のサポートをしてくれます。
どちらも利用することで、求人サイトで1社1社しらべるよりも圧倒的に企業探しの手間を省けますよ!
僕がこれまでみてきた100以上のサイトの中でも、とくに「Offerbox(オファーボックス) 」と「ミーツカンパニー就活サポート」がおすすめです。
落ちまくる就活の現状をすこしでも早く変えたい人こそ、利用してくださいね!
なお、以下の記事でも有益な就活サイトをまとめています。
僕がいま就活生だったら絶対に使う6サイトを厳選したので、こちらも合わせて参考にしてみてくださいね。
どれも押さえておかないと、落ちまくる要因になりそうなものばかりですね!
そうだよ。特に最初の4つに当てはまる人は多いから、絶対にチェックして改善するようにしよう。
就活中にESで落ちまくる就活生の特徴
ここまで就活で落ちまくる原因について解説してきました。
しかし人によっては「書類選考の段階でとにかく落ちまくるんだよな」という人や「書類は通過するんだけど面接で落ちまくるんだよ」という人がいるでしょう。
この章では、まず書類審査で落ちまくる原因と対処方法を解説します。
就活において書類選考の段階で落ちまくる人の特徴
書類選考で落ちまくる人は、「自己分析が浅いから」というのが大きな原因です。
また、"自分がただ書きたいことだけを書いている"という場合もあります。
【書類選考で落ちまくる就活生の特徴】
- 自己分析・企業研究が浅いことで内容が薄い
- 面接官の質問意図を把握せずに自分が書きたいことだけを書いている
- 文章構成が適当で伝わりにくい文章である
自己分析・企業研究が浅いことで内容が薄い
まずは自己分析や企業研究が浅いことで、エントリーシートに書いている内容が薄い人はよく落ちますね。
たとえば、「私の長所は継続力です」とアピールした後に、企業研究が浅い人は「その継続力によってどんな貢献ができるのか」まで書くことができません。
また自己分析が浅い場合は「なぜ継続力が身についたのか」などの背景まで踏み込んで書かれていないことがほとんどです。
このように自己分析や企業研究が浅いと、どうしても内容の薄いエントリーシートになってしまいます。
面接官の質問意図を把握せずに自分が書きたいことだけを書いている
書類選考で落ちる人のエントリーシートは、面接官の質問意図を考えて書かれていません。
与えれた設問に対して、パッと思いついたことをそのまま書いている印象です。
たとえば、あなたは「なぜ自己PRを聞いてくるのか?」と考えたことはありますか?
面接官の質問意図を考えたうえ回答をするクセを付けると、エントリーシートの質だけでなく面接の突破率も格段に上がります。
反対に、ただ自分が思いついた自分が書きたいことだけを書いてしまうと、読み手は「知りたいことが知れなかったな」と思ってしまう。
その結果、「この就活生のことはよく理解できないから不採用」と書類審査で落とすんですよね。
文章構成が適当で伝わりにくい文章である
そもそもの文章構成が適当で伝わりにくい文章は、「能力が低い」とすぐに判断されてしまいます。
エントリーシートでは、会ったことのない人を選考するわけなので、どうしても提出された文章だけで「優秀・優秀じゃない」を判断する必要があります。
文章自体がわかりやすく印象に残る場合は、「優秀だな」と評価されます。
一方で、文章が適当でわかりにくい場合。
学歴が高ければ「とりあえず会ってから判断しよう」となるかもしれませんが、僕のような中堅以下の場合は「不採用で」と面接に進むことができないんですよ。
よって、学歴に自信がない人こそ、エントリーシートのクオリティにこだわるべきなのです。
書類選考で落ちまくる場合の対処法
書類選考で落ちまくる人は、まず自己分析と企業研究は徹底的に行うこと。
それに加えて、質問意図の把握を徹底してください。
「【就活の面接で聞かれること42選】僕が就活中に"よく聞かれた質問一覧表"を共有します」という記事も用意しているので、合わせて参考にすると良いでしょう。
そして文章が適当でわかりにくい人は最も注意が必要です。
必ず文章を書き始める前に「文章構成」から作成するようにしてください。
いきなり1文字目を書き始めるのではなく、どんな構成で何文字程度の文章を作成するのかを先に考えるようにしましょう。
自己PRなら、「私は継続力に自信があります...」といきなり書き始めるのではなく、以下のような自己PRの構成から考えるようにする。
【自己PRの文章構成】
- 貢献できる能力
(まずはその企業で活かせる自分の能力が何かを伝える) - 具体的な貢献内容
(その能力によって具体的にその企業に対してどんな貢献ができるのか伝える) - 根拠となるエピソード(課題・行動・結果)
(その能力を持っているという根拠となるエピソードを伝える) - 自分の信条
(なぜその能力を大事にしているのか、その元となる自分の信条を伝える) - 入社後の抱負
(その能力を活かしていかに活躍したいと考えているのか入社後の抱負で締める)
このように構成から作成すると、途中で話が脱線することがありません。
また戦略的にどのような文章を入れて差別化するかを考えることができます。
(この構成で言うと、「自分の信条」が他の就活生が書かないような差別化になっていたりします)
僕はこれまで1500冊ほどの本を読んできました。
そんな僕は本を選ぶ時に、必ず目次を見るようにするんですよね。
目次はまさにその本の構成であり、構成が面白い本じゃないと読む気が起きない。
文章は構成の段階で8割決まると考えて、ぜひ実行してみてください!!
【就活攻略論も構成から作成しているんです!】
ちなみに僕がこうして記事を書く時も、必ず文章構成から作成しています。
まずはどんなタイトルにするかを決めて、その次に章を決める。
章を決めたら、各章ごとの項を考える。
そこでようやく1文字目の冒頭を書き始めるんですよね。
なるほど!書類審査で落ちる原因は、学歴よりもそもそもの文章のわかりやすさや自己分析・企業研究による深さなんですよね。
そうだよ!学歴フィルターで不採用にするところも多いけど、それ以上に文章を読んで微妙だと思って落とす企業がほとんどなわけで。
学歴が低くても文章がわかりやすく、深ければ通過するよ。(学歴のせいにしても何も改善しない...)
就活中に面接で落ちまくる人の特徴と対処法
次に就活の面接で落ちまくる人の特徴と対処法について解説します。
書類は通過するけど、とにかく面接で落ちまくるという人は多いでしょう。
この章では面接で落ちる原因と対処法に特化して書いていきますね。
就活において面接の段階で落ちまくる人の特徴
まずは面接で落ちまくる人の特徴を共有していきます。
僕はこれまで何十人もの人事と話してきましたが、面接で落とす人の特徴としては以下のような意見を聞くことが多いです。
【面接で落ちまくる人の特徴】
- 第一印象を悪くする明らかな原因がある
- 結論ファーストができておらず話が長い
- 追加質問に対してスムーズに回答できない(すぐ回答に詰まる)
第一印象を悪くする明らかな原因がある
これは先にも解説したとおりですね。
面接は10分〜30分ほどの短時間で、初対面の相手を評価する作業です。
あなたがもし面接官の立場であれば、この時にいかに第一印象の重要性が大きいかよく分かりますよね。
大学に入学した時も、最初の10分〜30分で印象が良い人と悪い人を感じ取ったと思いますが、まさにそれと同じです。
第一印象を少しでもよくする努力は徹底しましょう。
結論ファーストができておらず話が長い
次に面接において本当に重要なことは結論ファーストで話すことです。
逆に面接で落ちまくる人は、回答が結論ファーストではなく、話が長いんですよね。
集団面接で話が長く内容が分かりにくかった就活生は、ことごとく次の面接にいませんでした...。
質問された時に、すぐに回答する必要はありません。
数秒考えてから、結論ファーストでしっかり回答していくことの方が重要です。
追加質問に対してスムーズに回答できない(すぐ回答に詰まる)
面接で落ちまくる人の特徴として、追加質問に対してスムーズに回答ができないことが挙げられますね。
例えば、長所にて「私の長所は集中力があることです」と答えたとしましょう。
それに対して面接官から「なぜ集中力があるんですか?」と追加質問される。
これに対して「えっと..............」と回答にすぐ詰まると、面接官は「自己理解が甘いな」と考えます。
回答に詰まる質問が少しあるぐらいなら全然大丈夫です。
しかし、ほとんどの追加質問に詰まるのは問題でして、その理由は自己分析が浅いことと、書いたエントリーシートへの深堀りが甘いことにあります。
面接で落ちまくる場合の対処法
面接で落ちる特徴を把握した上で、まずは第一印象の改善を徹底しましょう。
これには客観視が必要なので、キャリアセンターの担当者へのヒアリング、就活エージェントの利用がおすすめです。
次に結論ファーストで回答することを大事にしてください。
先ほど言ったように、質問された時にすぐに回答する必要はありません。
回答の早さよりも、回答のわかりやすさの方が重要なので。
そして最後、追加質問にスムーズに回答できない人は対策が必要です。
まずは徹底的に自己分析を深めてください。
自己分析によって自己理解を深めておけば、大抵の質問に回答できます。
加えて、面接官はほとんどの質問をエントリーシートを参考にして聞くんですよね。
よって事前に自分が書いたエントリーシートを深堀りしておきましょう。
深堀りの仕方としては、面接官の立場に立って「なぜ◯◯なんですか?(Why)」「どのように◯◯したんですか?(How)」を質問してください。
(5W1Hの中で、WhyとHowが最も回答しにくいので!)
▼これはツイッターで何度も発信するほど重要な面接対策です!
面接の通過率を高めるためには、「面接前に提出したESに対して自問自答すること」がベストだと思ってます。
— 就活マン®︎ / 藤井智也 (@shukatu_man) April 3, 2021
なぜなら面接官はESを見ながら質問してくるから。
質問はESからされることが多いです。
ここで重要なポイントとして、対策すべきは「Why」と「How」だけだということ。理由は画像... pic.twitter.com/OU7J8b26Kd
たしかに面接で落ちる人って、追加質問に答えられない人が多い印象があります。追加質問に答えられないから「面接は苦手だ...」と思ってしまい、更に苦手になるという悪循環に陥っているような。
そうなんだよね。でも事前にエントリーシートに対して、「なぜ」と「どのように」を追求しておくと、大抵同じような質問を面接でされるから答えられるようになるよ。
1度頭の中で言語化しておくと、それを後から聞かれた時にスムーズに答えられるようになるからね。
面接が得意な人って、結局のところ日常生活の中で、自分の考えや出来事についてよく考えている人なんだよ。日常の中で考えていない人は面接前に意識的に考える時間を作る必要があるってことだね!
就活で落ちまくることでメンタルが沈んだ時の対処法
就活で落ちまくると、とにかくメンタルがやられます。
「自分はどこからも評価されない無能だ...」「自分を評価する企業なんてない...」と、どんどん病んでいくものです。
そんなメンタルが沈んだ就活生にぜひやって欲しいことをこの章では解説します。
対処法① サウナや公園に行ってリフレッシュする
まず僕がおすすめするのが、サウナと公園です。
この2つは今の僕が実行していることで、本当に精神が安定します。おすすめです。
まずサウナですが、「サウナ→水風呂→外気浴(普通のところでまったり)」を徹底してください。
水風呂まで入って終わりだと意味がなくて、外気浴を10分ほどしている時間でメンタルが安定していくんですよね。
これを通称「ととのう」と呼んでおり、僕は今のサウナブームが来る前からやっていました。
サウナの詳しい入り方と効能については、この「【新】フェルミ漫画大学」の動画が本当によく分かりやすいのでおすすめです!
(ちなみにこのユーチューブチャンネルは僕のお気に入りで、本当に勉強になるので絶対に見た方が良い)
次に公園ですが、シンプルに散歩しましょう。
その時に僕が意識していることは、スマホは持っていかないことです。
スマホは持っているだけで、何気なく開いてしまいがちなので、何も持たずに公園を散歩して自然に目を向けてください。
何か知らないけど、自然の雄大さに「俺の悩みは小さいな...」とか思い出して、「最悪ホームレスになってもここらへんの草食べれば生きていけそう」みたいなポジティブ思考さえも生まれ始めます。
(これは僕だけかもしれません、AB型なので...すみません)
対処法② 既に就活がうまくいっている人に相談してみる
メンタルが落ちた時は積極的に周りに助けを求めましょう。
就活で落ちまくってうまくいかない時、もう就活を終えている友達がいれば、その友達に助けを求めてください。
就活を終えて1年以上たっている先輩よりも、今まさに就活を終えたような同級生の方が鮮度の高いアドバイスをくれることが多いですからね。
僕のように友達が少ない人は、就活エージェントを利用したりと、とにかく相談相手を作りましょう。
対処法③ 1つも内定が出なくても大丈夫だと理解する
就活で落ちまくっている人こそ、「1つも内定が出なくても大丈夫だ」と理解することが重要です。
まず、就活がうまくいかず内定が1つも出なかった場合。
卒業後は「既卒」として扱われますが、既卒だろうが正社員になることは可能です。
既卒向けの就活エージェントサービスがめちゃくちゃ充実しているからです。
このあたりは「【既卒になると人生終了?】"既卒のリスク"と上手い就活法を共有」にて、説明しています。
既卒になったら人生終わるのでは?という気持ちが少しでもある人は、読んでみてください。
次に、正直言って結婚とか求めなければフリーターで全然生きていけます。
生活水準を上げなければ、そもそも正社員になる必要さえもないんですよね。
このように就活でうまくいかず正社員になれなくても、人生は終了しません。
最悪のパターンを考え、「あれ?案外なんとでもなるじゃん」と思えてくると、結果として行動力・意欲に繋がり、良い結果を生むと僕は考えています!
【補足】就活で全落ちしたらその後どうすればいい?
就活で落ちまくる人は、「このまま全落ちしたらどうすればいいんだろう?」という不安が大きいかと思います。
就活で全落ちしたら、その後にすべきことは以下の5つ。
【就活で全落ちした人がすべきこと】
- 効率的にエントリー企業を増やす
- 内定確率が高い企業にエントリーする
- 就活3大質問の質を高める
- 面接でよく聞かれる質問への対策を徹底する
- 秋冬採用について理解する
いま受けている企業で全落ちした場合は、上記の5つの対策をとりましょう。
ただ上の5つは、”全落ちした後”ではなく、”就活中つねに取り組むべき重要な対策”です。
全落ちしそうで不安になっている人ほど、いまのうちから上記の5つの対策を意識しましょう。
それぞれの対策について、以下の記事でくわしく解説しているので参考に実践してみてくださいね!
もちろん就活で上手くいかなくても、なんとでもなると言ってサボれというわけじゃない。それを知ることで心に余裕を持ち、行動する意欲を生み出すことが重要だよ。
なるほど!たしかにメンタルが落ちた時に、プレッシャーを加えたところで逆効果になる人がほとんどですよね。人間はそんなに強くないし。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
就活で落ちまくる原因を把握した上で、「どう改善すればよいのか」まで理解して、行動に繋げてくれると嬉しいです。
突然ですが、人生は長いです。
よってうまくいかない"悪い場面"は何度も訪れます。
その悪い場面が就活かもしれないし、将来どこかのタイミングで訪れるかもしれない。
しかし、その悪い場面は必ず過ぎ去ります。
大事なことは、その悪い場面から早く抜け出せるように改善すること。
それに加えて、その悪い場面だけを自分の人生すべてだと錯覚しないことだと思います。
この記事が、あなたを悪い場面から救ってくれることを願って書きました。
悪い場面を超えたら、きっとメンタルが鍛えられているし、新たな考え方を手に入れていると思います。
そんなバージョンアップした自分になることを目標に、1つでも改善のための行動を起こしてくださいね。応援しています。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 就活で落ちまくるのには、「自己分析が浅い」「倍率が高い企業ばかりを受けている」「企業に求める条件が厳しすぎる」「第一印象が悪い」「業界研究が浅い」「企業研究が浅い」「適性検査の対策ができていない」「面接で話が長く分かりづらい」「自信がなさそうに見える」「基本的なビジネスマナーを把握していない」といった原因が挙げられる。
- 就活で落ちまくる場合、書類で落ちるのか、面接で落ちるのか分析して、それぞれの原因の把握と改善を徹底することが重要である。
- 就活で落ちまくってメンタルが落ち込んだら、まずはサウナと公園に行こう!