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【集団の中での役割】ポジション一覧や面接での回答例文を共有!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

面接では「集団の中での自分の役割」を質問されることがよくあります。

会社ではチームの一員として業務を進めることになるので、組織で能力を発揮できそうかなどを探っているんですよね。

 

しかし、この質問にどう回答すべきか悩んでしまう就活生は少なくありません。

事前に対策をしておらず、面接でうまく回答できない人も多くいる印象です。

 

そこで「集団の中での役割」への対策として、ポジション一覧や例文を共有します。

うまくアピールするコツも紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

 

たしかに事前対策していないと答えにくいですね。

そうなんだよ。自分に適したポジションを理解した上で回答することが重要だね!

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「集団の中での役割」のポジション一覧

 

はじめに、「集団の中での役割」を一覧で共有していきます。

感覚的に自分の性格やキャラクターがわかっていても、どんな役割だと答えればいいかわからない人も多いでしょう。

 

ここでは、回答時に使えそうなポジションを計12個紹介するので参考にしてください。

 

▼「集団の中での役割」の答えに使えるポジション一覧

ポジション チーム内での役割
リーダー チームの先頭に立って集団を引っ張る役割
調整役・バランサー チームがうまく機能するように調整する役割
サポート役 チームの困りごとを見つけて都度フォローする役割
ムードメーカー チームが力を発揮できるような雰囲気を作る役割
モチベーター チームのモチベーションが上がるように鼓舞する役割
模範者 チームが成果を上げる上で模範となるような行動をする役割
相談役 誰もが相談しやすい存在として課題解決に貢献する役割
まとめ役 チームの意見や関係性をまとめて組織を円滑にする役割
アイデアマン 発想力を活かして誰よりも多くのアイデアを出す役割
分析役 情報や状況を分析してチームが進むべき指針を提示する役割
切り込み役 チーム内で常に先陣を切り集団に勢いをもたらす役割
危機管理役 リスクをいち早く察知してチームを危機から救う役割

 

どれか1つは、自分にも当てはまりそうな役割があるのではないでしょうか?

「サポート役」や「相談役」のように、似たものも区別して一覧化しています。

 

なので、細かいニュアンスを考慮しても自分に合うものが見つかるはず。

もちろん上記のほかにも、自分を言い表す役割があれば採用してOKですよ。

 

「集団の中での役割」は、正直に自分のタイプを伝えることがなによりも重要です。

偽って答えると納得感を与えづらいので、大前提として自分のポジションは慎重に決めておいてくださいね。

 

リーダーやサポート役はすぐに浮かびましたが、そのほかにもさまざまな役割があるのですね。

人の個性は多岐にわたるからね。どの役割が優れているとかもないから、自分を的確に表すポジションがどれかをじっくり考えることが大切だよ!

面接で「集団の中での役割」を聞かれたときの答え方

 

次に、「集団の中での役割」を聞かれたときの答え方を紹介します。

面接では、論理的な構成を意識して語らないと話がうまく伝わりません。

 

せっかく優れた経験を持っていても、答え方を誤ると高評価は受けられないので、全体の適切な流れを意識しておくことは重要ですよ。

僕が考える「集団の中での役割」への適切な答え方は、以下のとおりです。

 

【集団の中での役割を聞かれたときの答え方】

  1. 結論
  2. 根拠となるエピソード
  3. 補足説明(価値観やほかの経験など)
  4. 入社後の展望

 

まずは結論ファーストを意識して、自分の役割を述べましょう。

結論から述べないと話が伝わりにくいので、この質問に限らず就活ではどんな問いに対しても結論から答えることが大切です。

例文のように「〇〇役として〇〇を担うことが多いです」のようなイメージですね。

 

結論のあとは、必ず根拠となるエピソードを語ってください。

根拠を述べないと結論に説得力が生まれないので、集団のなかでの経験を語ることは必須です。

 

その後に、自分の価値観などを語り、最後に入社後の展望を語って締めるのがスマート。

補足部分は、ほかの就活生との差別化にもつながる部分なので、余力がある人はぜひ僕の例文を参考に取り入れてみてくださいね。

 

役割の根拠となるエピソードが思いつかない場合

 

集団の中での自分の役割はなんとなくわかっても、その根拠となるエピソードが思いつかない人もいるでしょう。

そんなときは、組織の中であなたが意識して取り組んでいることを考えてみてください。

 

意識して取り組んでいることはきっと、組織を良くするために行なっているはず。

たとえば、笑顔で挨拶する、悩んでいそうな人に声をかける、など。

 

組織のためにしている行動をふり返ると、おのずと自分がどの役割に当てはまるのかが見えてきます。

つまり、役割を決めたあとにエピソードを思い出すのではなく、エピソードから面接で回答する役割を決めるといった流れです。

 

組織の中で取り組んでいることを考えてみると、自分が思っていた役割とはちがうと気づくこともあります。

説得力のある回答を作成するためにも、ぜひ一度「組織の中で意識して取り組んでいること」を考えてみてくださいね。

 

この質問に限らず、結論ファースト+根拠となるエピソードを語ることは必ず実践すべきだよ。上記を参考に、ぜひ全体の流れまで意識して回答を考えてみてね!

「集団の中での役割」の回答例文5選

 

では、「集団の中での役割」の例文を共有していきます。

面接では、単に「私は◯◯の役割を担うことが多いです。」と結論だけ伝えればいいわけではないですからね。

 

自分がどんな役割かだけでなく、全体の回答も考えておく必要があるわけです。

ここでは、前章で紹介したポジションのうち5つの役割で例文を作成しました。

 

【集団の中での役割に対する回答例文】

  • リーダー
  • 調整役・バランサー
  • サポート役
  • ムードメーカー
  • モチベーター

 

例文① リーダー

 

【例文】

私はリーダーとしてチームを引っ張る役割を担うことが多いです。

大学時代には居酒屋でアルバイトをしていたのですが、勤務歴は全体のなかで中程度であるもののバイトリーダーを任された経験があります。

アルバイト以外にも、小中高時代のバスケットボール部の活動ではキャプテンを任されました。

私がさまざまなコミュニティでリーダーを任せていただけたのは、広い視野を持って全体を把握・管理したり、自分が模範となって行動できたりするからだと考えています。

貴社に入社することができた暁には、まずは1人のメンバーとしてもリーダー的な視点を持って業務を遂行し、集団が成果を上げる上で必要な行動を続けることがさらなる利益拡大に貢献します。

 

1つ目は、リーダーの例文です。

まず結論である「役割」を述べ、そのあと根拠となるエピソードやリーダーを任される理由など補足的な内容をまとめました。

最後には、自分の役割を会社内でどう活かせるかまで伝えています。

 

面接官が最終的に知りたいのは「自社で活躍できそうかどうか」なので、企業側のメリットまでつなげて話すことは重要です。

 

1点だけ補足をすると、リーダー的な強みがない人は無理に参考にしなくてOKです。

「集団の中での役割はやはりリーダーが評価されるのでは?」と考える人も多いですが、正直に話すことがなによりも大切なんですよね。

 

無理にリーダーシップをアピールしても、違和感を与えてしまうとかえって低評価につながる恐れもあるので、事実ベースで自分の役割を考えるようにしましょう。

 

例文② 調整役・バランサー

 

【例文】

私は調整役としてチームが円滑に機能するように言動することが多いです。

私がこの強みを発揮したエピソードとして、大学時代の結婚式場でのアルバイト経験があります。

私は主に新郎新婦の進行補助を担当していたのですが、運営側と新郎新婦の意思疎通が不足しており、画一的な進行になっていることに課題を感じていました。

そこで担当プランナーから新郎新婦の人柄を独自に引き出すように改善し、進行時にヒアリングの内容を反映させることで利用者から直接お手紙をもらえるほど満足していただけるようになりました。

このように私は「物事を円滑に進めるには、相手の立場を思いやって意思疎通を深めることが大切」と考えています。

貴社に入社することができた暁にも私のこの強みを発揮して、関係者のコミュニケーションを活性化させることでさらなる業務効率アップやムダの削減に貢献します。

 

2つ目は、調整役やバランサータイプの回答例です。

気配り・目配り力やコミュニケーション能力は、業務を円滑に進める上でどんな組織においても欠かせません。

 

リーダーと比べると目立ちにくいかもしれませんが、立派な強みの1つですよ。

よって説得力のある回答ができれば、間違いなく高評価につながるでしょう。

 

注意点としては、単に間を取り持つだけでは「直接的な成果につながりにくい印象」を与える可能性があります。

そのため根拠となるエピソードを語る際には、調整力を発揮した上で何らかの成果につながった経験を語るとより効果的ですね。

 

例文③ サポート役

 

【例文】

私はサポート役としてチームを影で支える役割を担うことが多いです。

大学ではサッカー部に所属していたのですが、未経験から始めたこともあり主力としては活躍できませんでした。

しかし「サブメンバーとしてもチームに貢献するにはどうしたらよいか?」という視点を常に持ち続け、備品の管理やスケジューリング・新入生確保のための案出しなどに尽力して組織に貢献できたと考えています。

試合での勝利に直接貢献できたわけではありませんが、人目にはつきにくい部分での努力は確実にチームにプラスになったと思いますし、私自身も貢献感を得られてモチベーションにつながりました。

貴社に入社することができた暁にも、とくに若手の間は影で尽力するような業務も多くあるかと思いますが、どんな仕事にも愚直に取り組み組織の成果拡大に貢献することをお約束します。

 

3つ目は、サポート役を担うことが多い人向けの例文です。

チーム・組織に貢献するために、影で努力も惜しまず、真面目に取り組める人はサポート役といえます。

 

「地道な作業にも取り組んだ」というエピソードで終わらせず、どんな部分にやりがいを感じたか・なぜ貢献感を得られたかを語るとより説得力が増しますよ。

 

注意点としては、目立つことに抵抗があると思われないようにすること。

回答の仕方や雰囲気から自信がなさそうな印象を受けると「積極性はなさそう」と思われる可能性もゼロではありません。

語り方やエピソードを工夫して、「目立ちにくい業務を担当する際にも全力で取り組める」とアピールすることが大切です。

 

例文④ ムードメーカー

 

【例文】

私はムードメーカーとして場を盛り上げる役割を担うことが多いです。

大学では4人の友人と一緒に過ごすことが多いのですが、ほとんどの時間で私が話をしており、全体の雰囲気をいつも盛り上げています。

「せっかく時間を共にするなら明るい気持ちで過ごせたらいいな」という想いがあり、小さいころから集団を活気づけるような役割を担ってきました。

家族で旅行するときにも、移動中の車内などで話をするのはいつも私でした。

貴社に入社することができた暁には、私のこの特性を発揮してチーム内の雰囲気をよくし、集団に活気をもたらすことでさらなるパフォーマンス向上に貢献します。

 

4つ目は、ムードメーカー的な役割の人向けの例文です。

明るい雰囲気づくりが得意な人は、回答でもその強みを押し出したりエピソードも正直な内容を語ったりすると効果的

 

明るくにこやかに回答すれば、面接官もきっと説得力があると感じてくれます。

また、上記の例のように「大学では自分が話をしていることが多い」などと伝えると、どんな雰囲気の人なのか伝わりやすいですからね。

 

多忙なときや関係値が浅いチームではどうしても暗い雰囲気になりがちなので、全体を明るくするムードメーカーはどんな組織でも重宝されます。

過去を振り返って、ぜひ自身の人柄がよく伝わりそうなエピソードとともに語ってみてくださいね。

 

例文⑤ モチベーター

 

【例文】

私はモチベーターとしてチームを鼓舞する役割を担うことが多いです。

大学時代はテニス部に所属していたのですが、個々人が各々でスキルアップに取り組む雰囲気があり、部全体で高め合う雰囲気がないことに課題を感じていました。

そこで私はほかの部員のよいと思った部分を積極性に本人に伝えるようにしたところ、同様の動きがほかのメンバーにも見られ、部全体の活気も増して練習や試合の雰囲気が格段によくなりました。

どんな物事でも気持ちの持ち方ひとつで取り組む姿勢は変わるものなので、私は自分自身だけでなくチーム全体のモチベーションを向上させることが全体のパフォーマンスアップにつながると考えています。

貴社に入社することができた暁にも私のこの強みを存分に発揮して、組織内のメンバーが前向きに業務に取り組む雰囲気を作ることでさらなる利益拡大に貢献します。

 

最後5つ目は、モチベータータイプの人向けの回答例文です。

チーム内で成果を上げる上で組織の雰囲気のよさはかなり重要なので、自分だけでなく周囲の人も鼓舞できるような人材は魅力に溢れていますね。

 

この例文でも、後半部分で「モチベーターの役割が重要と考える理由」や「会社でどのように貢献できそうか」を語りました。

結論+根拠のエピソードを語る人は多くても、ここまで語る人はなかなかいません。

ライバルとなるほかの就活生に差をつけたい人は、ぜひ僕の例文で紹介したようなアイデアを参考にしてみてくださいね。

 

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単に結論と過去のエピソードを語るのではなく、企業側にとってのメリットにまでつなげて話すと高評価を受けやすいのですね。

考えるのは大変だけど、企業側のメリットまで語る就活生はかなり少数だからね。差別化を図って好印象を与えたい人は、ぜひ僕のアイデアを参考にしてみてね。

「集団の中での役割」にうまく回答するコツ

 

次に、「集団の中での役割」にうまく回答するコツを共有します。

僕が考える「集団の中での役割」でのコツは以下の3つです。

 

【集団の中での役割にうまく回答するコツ】

  • 嘘をつかないで正直にどんなタイプか話す
  • 自己PRの回答と一貫性を持たせる
  • 役職ではなく役割を答える

 

コツ① 嘘をつかないで正直にどんなタイプか話す

 

何より意識すべきは、嘘をつかないで正直にどんなタイプか話すことです。

一般的なイメージとして「リーダー的な役割のほうが評価されやすい」と考える人が少なくないのですが、嘘をつくとミスマッチにつながります。

 

また自分と異なるタイプを回答すると、その後のエピソードの内容も薄くなりやすく、面接官に説得力を感じてもらえません。

見栄をはって嘘をついてもデメリットしかないわけですね。

 

個人的におすすめなのは、いつも大学で一緒にいる人たちの中で自分がどんなキャラクターなのかを正直に伝えること。

正直に伝えてマイナス評価を下すような会社とはそもそも相性が悪いので、質問を逆に利用するつもりで素直に回答するとよいでしょう。

 

コツ② 自己PRの回答と一貫性を持たせる

 

2つ目のコツは、自己PRの回答と一貫性を持たせることです。

たとえば、強みとして「気配りできること」を語った場合は、集団の中での役割でも「調整役」と答えるようなイメージですね。

 

「集団の中での役割」を質問する意図として、面接官は自己PRとの一貫性も確認しています。

自己PRは主観的に考えた内容であることが多いので、集団での役割も確かめることで強みの信憑性を探っているわけですね。

 

逆に関連性が薄いと、どちらの質問の回答にも説得力を感じにくくなり、マイナス評価につながる恐れもあります。

企業側の視点も意識して、集団の中での役割に答える際には自己PRの回答内容と一貫性を持たせるようにしましょう。

 

コツ③ 役職ではなく役割を答える

 

基本的な内容ですが、あくまで集団の中での役割を答えることも重要です。

例をあげると、”キャプテン”などの「役職」ではなく、”リーダー”のような「役割」を答えるイメージですね。

 

あくまでも役割は「リーダー役」と伝えて、根拠となるエピソードに「キャプテン」などの経験を語ることが求められています。

混同してしまわないよう注意が必要です。

 

なお「集団の中での役割」のほかにも、面接時によく聞かれる質問は多くあります。

僕は就活を7年以上研究してきたなかで、「この質問よくされるな」と感じた質問については以下の記事にてまとめました。

 

1問ごとに質問意図や回答例まで伝えているので、面接に自信がない就活生はぜひ目を通してみてくださいね!

 

 

たしかに嘘をついて内定をもらえたとしても、その企業とは相性がよいといえなさそうですね。

本質的な就活の成功は、自分と相性のよい企業の内定を得ること。自分を偽って回答するとミスマッチに直結するから、この質問に限らず正直な回答を心がけようね。

「集団の中での役割」がわからないときの対処法

 

いまいち自分の「集団の中での役割」がわからない人は、所属しているコミュニティでの活動を振り返るのがおすすめです。

就活まで学生生活を続けてきたのなら、なにかしらの組織に属した経験はあるはず。

 

たとえば、クラスや部活・サークル・アルバイト・研究室など。

集団の中での役割がわからない人は、過去のコミュニティ内でどんな立ち位置でいたか?どう行動していたか?を振り返ってみてください。

 

【補足】コミュニティによって役割が変わる人の場合

 

人によっては、コミュニティによって役割が変わる人もいるでしょう。

たとえば、サークルではリーダー役でアルバイト先ではムードメーカーなど。

 

コミュニティによって役割が変わる人は、それぞれの役割でのエピソードを語るのもおすすめです。

「リーダー役を担うこともあれば、ムードメーカーとして集団を鼓舞することもあります」などと答えるようなイメージですね。

 

もちろん、役割ごとに根拠となるエピソードは必要になってきます。

いくつかの役割を伝えるのであれば、それぞれのエピソードは簡潔にまとめることを意識してみてください。

 

複数の役割がある場合は、素直にその旨を伝えたらいいのですね!

オールラウンダー的な人も当然いると思うからね。伝える内容が増える分話し方には工夫が必要だけど、無理をしてまで1つだけに限定する必要は一切ないよ!

「集団の中での役割」を面接で質問する企業側の意図

 

次に、「集団の中での役割」を質問する企業側の意図を紹介します。

企業側の質問意図を理解しておくと、高評価を受けるためにどんな回答をすべきか考えやすくなるんですよね。

 

「集団の中での役割」を質問する意図としては大きく以下の3つが考えられるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

【集団の中での役割を質問する企業側の意図】

  • チームの一員として能力を発揮できるか探りたい
  • どんな個性や人柄なのかを知りたい
  • 自己PRと一貫性があるか確かめたい

 

意図① チームの一員として能力を発揮できるか探りたい

 

1つ目は、チームの一員として能力を発揮できるか探る意図です。

社会人になると、どこかの部署に所属してチームで仕事を進めます。

 

よって、チーム内で役割を果たせそうな人材を求められるんですよね。

また、組織によっては「集団の中でどんな役割の人と相性がよいか」をみられていることもあります。

 

採用後はどこかしらのチームに所属することになるので、面接時点で問題がないかを確認されているわけですね。

「集団の中での役割」を質問されたときには、企業の応募職種との相性も考えておくとよいでしょう。

 

意図② どんな個性や人柄なのかを知りたい

 

2つ目に考えられる意図は、就活生の個性や人柄を探ることです。

面接では、短い時間で就活生の人柄を的確に見極めないといけません。

 

「集団の中での役割」の質問は、個性や人柄を知るのに適しています。

普段の生活や特定のコミュニティ内での役割を聞くと、その人の本質的な個性が浮き彫りになりやすいですからね。

 

よって、たとえば「リーダーシップがないのに無理をしてリーダータイプ」などと答えると、ミスマッチにつながる恐れがあります。

エピソードに説得力がなくて「無理をして嘘をついているのでは?」と思われるリスクもあるので、やはり正直に伝えることが重要です。

 

意図③ 自己PRと一貫性があるか確かめたい

 

3つ目の意図は、自己PRと一貫性があるか確かめることです。

自己PRは、ある意味で主観的に考えただけの強みを語ることになります。

(もちろん、なかには他己分析をしている人もいると思います。)

 

自分視点での強みを語っただけだと、信頼性に欠ける部分もあるわけです。

そこで「集団の中での役割」を聞くことで、一貫性を確かめられます。

回答に信憑性があるかをより正確に探れるわけですね。

 

仮に嘘ではなくとも、自己PRと関連性が薄い回答をすると追加で質問をされるかもしれません。

「集団の中での役割」を考えるときは、自己PRとして語る内容との関連性も意識しておくとよいでしょう。

 

「集団の中での役割」を質問する企業は、会社で活躍できそうかを探ること・人柄や個性を短時間で把握することなどを目的としているのですね。

そのとおりだよ。意図に反するような内容を語るとあまりよい印象は与えられないから、企業側の視点から逆算して回答を考えるようにしようね。

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

集団の中での役割を質問する企業は、チームの一員として能力を発揮できるかどうか・就活生の個性や人柄などを知りたいと思っています。

 

とはいえ、高評価を受けやすいように自分を偽って回答すると、ミスマッチにつながりかねません。

「集団の中での役割」を答えるうえで最も重要なのは、自分の役割を正直に伝えることです。

 

回答によっては相性のよい企業を逆に厳選するチャンスにもなるので、ぜひ正直に回答して本質的な就活成功を目指してくださいね。

 

ちなみにこの記事を読み終わったら、「【面接で聞かれた面白い質問20選】面接官の意図を掴んだ回答例を共有します!」も読んでみてください。

「自分を動物で例えると?」「無人島に1つだけ持っていくとしたら?」といった質問のように、めずらしい質問例を共有しています。

 

よく聞かれる質問に対策することも大事ですが、めずらしい質問もできる限り準備しておくと差別化につながりやすいですよ。

企業側の意図や回答のコツも共有しているので、細かい部分まで面接対策をしておきたい就活生はぜひ一度目を通してみてくださいね。

 

それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!

 

【本記事の要点】

  • 集団の中での役割は数多く想定されるので、より自分に合ったものを考えておくべきである。
  • 集団の中での役割を答えるときは、企業側のメリットにまでつなげて話すと高評価を受けやすい。
  • 企業側は組織で活躍できそうか・人柄や個性を短時間で的確に把握することなどを目的としている。
  • 回答時は、結論ファースト+根拠となるエピソードを語ることを徹底すべきである。
  • 集団の中での役割に対しては、正直に自分のタイプを答えることが最重要である。
  • 役割が不明確な場合は、複数の役割を語ったり所属コミュニティでの活動を振り返ったりするとよい。