就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マンです!
就活の面接では、あまり一般的ではない面白い質問をされることがあります。
具体的には、「自分を動物で例えると何ですか?」「無人島に1つだけ持っていくとしたら?」といった質問ですね。
自分の強みや志望動機などとは異なり回答を考えていないケースが多いので、面接の場で困ってしまう就活生は少なくありません。
ゆえに事前に対策を練っておけば、ほかの就活生との差別化につながります。
この記事では、面接でされる面白い質問例や回答例をお伝えしていきます!
最後には面白い逆質問の例も共有するので、面接での珍しい質問に対策をしたい就活生はぜひ参考にしてください!
たしかに事前準備していないと答えにくいですよね。
そうなんだよね。加えて、企業側の質問意図がわかっていないと、的外れな回答をしてしまいがちだから、その点も理解しておくべきだよ!
- 面接で聞かれた面白い質問一覧【40選】
- 面接での面白い質問に対する回答例【10選】
- 面白い質問に備えた面接対策
- 面接での面白い質問にうまく回答するコツ
- 企業が面接で面白い質問をする理由
- 【補足】面接ですべき面白い逆質問3選
- 本記事の要点まとめ
面接で聞かれた面白い質問一覧【40選】
まず、面接でされる面白い質問を一覧で紹介していきますね。
面接では以下のような面白い質問をされることがあります。
【面接でされる面白い質問40選】
- 自分を一言で表してください
- 友人からはどう思われていますか?
- 好きな言葉を教えてください
- 自分を動物で例えると何ですか?
- 最近気になるニュースは何ですか?
- 友達は何人くらいいますか?
- 苦手な人や嫌いな人はいますか?
- 幼少期はどんな性格でしたか?
- 学生時代のあだ名があれば教えてください
- 最近ハマっていることは何ですか?
- 無人島に1つだけ持っていけるとしたらどうしますか?
- あなたを色でたとえると何色ですか?
- もし100万円をもらえたら何に使いますか?
- あなたが好きな物事について良さを語ってください
- 自分にキャッチコピーを付けてみてください
- 最近あった面白い出来事を教えてください
- もし弊社の社長になったら会社をどうしますか?
- どんな上司の元で働きたいですか?
- 弊社のHPを見てどんなことを思いましたか?
- 隣の人の話についてどんな感想を抱きましたか?
- 尊敬する人は誰ですか?
- これまでで一番の成功体験を教えてください
- 何をしているときに一番しあわせを感じますか?
- 最近感動したことはなんですか?
- 最後の晩餐は何を食べたいですか?
- 弊社の弱みはなんだと思いますか?
- 私の名前を覚えていますか?
- あなたを採用するメリットはなんですか?
- 最近どんな映画をみましたか?
- あなたの趣味について魅力を教えてください
- 明日地球が終わるとしたら何をしますか?
- 生まれ変わるなら何になりますか?
- 総理大臣になれるとしたら何をしますか?
- 最近腹が立ったことはなんですか?
- 今日の服装のポイントを教えてください
- 過去に戻るとしたらいつに戻りますか?
- あなたを家電に例えるとなんですか?
- 今日はどうやってここまで来ましたか?
- いくらお金があれば満足できますか?理由も教えてください
- よく聴く音楽とその魅力を教えてください
自己PRや志望動機などとは異なり、初めて見かけるような質問が多いのではないでしょうか?
面接の場でいきなり聞かれると困ってしまうような質問が多いと感じた人もいるかもしれません。
次の章で回答例をいくつかご紹介しますので、参考にしてください。
面接で聞かれるなんて想定しづらい質問ばかりですね!
そう!だから事前にできるだけ予想を立てて回答を考えておくことが大事なんだ。
面接での面白い質問に対する回答例【10選】
では本章では、面接での面白い質問に対する回答例を紹介します。
以下の10の質問と回答例について、順に見ていきましょう。
【面接での面白い質問に対する回答例10選】
- 自分を一言で表してください
- 友人からはどう思われていますか?
- 好きな言葉を教えてください
- 自分を動物で例えると何ですか?
- 最近気になるニュースは何ですか?
- 友だちは何人くらいいますか?
- 幼少期はどんな性格でしたか?
- もし100万円もらえたら何に使いますか?
- 苦手な人や嫌いな人はいますか?
- 隣の人の話を聞いてどう思いますか?
例① 自分を一言で表してください
【回答例文】
「私を一言で表すと「ムカデの足」です。
まさにムカデの足のように大量のアイデアを考えることができる発想力が自慢。
発想力を磨くため、毎日浮かんだことをアイデアノートに書く習慣を作りました。
一方で、それだけ考えが浮かぶのでムカデの足の動きのように、早く飽きてしまう飽き性なところが私の短所です。」
僕の長所は発想力であり、短所は飽き性なところです。
上記の例文では、この特徴を説明するような面白い回答を心がけました。
コツで紹介したように、結論から簡潔に回答していることもわかるかと。
ほかの就活生が使わないようなインパクトのある表現なので、僕自身が現役時代に実際に好んで使っていた回答です。
この質問に対する回答方法については、別記事で詳しく解説しています。
自分に合った回答の仕方を知りたい人は、ぜひあわせて目を通してみてくださいね。
例② 友人からはどう思われていますか?
【回答例文】
「友人からはよく落ち着いた性格だねと言われることが多いです。
普段は聞き手に回ることが多いので、友人からも相談しやすいと言ってもらえます。
しかし一方で、お喋りなのでもう少し静かにして欲しいと言われることも多く、話しすぎることを自粛している今日この頃です。」
この回答も、僕が就活生のときに話していた内容ですね。
「出会って30分で地元の友達みたいと言ってもらえる」のような回答をして、面接官にインパクトを与えていました。
事実と乖離していてはもちろんダメですが、少しユーモアを交えて自分の個性を伝えられると好印象を与えられますよ。
以下の記事ではほかの例文も紹介しているので、この質問への回答を考えたい就活生はぜひ参考にしてください!
例③ 好きな言葉を教えてください
【回答例文】
「私の好きな言葉は、【千里の道も一歩から】です。
大学受験に向けて勉強を頑張ったときから、この言葉が好きになりました。
第一志望の大学の模試判定は当初Eだったですが、欲張らずにD判定・C判定と徐々に目標をステップアップすることで直前の最終模試ではA判定を勝ち取り、無事に第一志望の大学に入学できました。
この経験から、いきなり大きな目標に向けて取り組むのではなく、焦らずに目の前の小さな目標に向かって努力し、最終的に本来の目的に到達すればいいと考えるようになりました。」
この質問に対しても、結論を述べて理由で補足する形をとっています。
やはり結論→理由の順で述べることで、論理的な回答になりやすいんですよね。
面接の場で好きな言葉を質問する企業は少なくありません。
以下の記事では5パターンにおける回答例文を紹介しているので、参考事例を増やしたい人はぜひ目を通してみてくださいね。
例④ 自分を動物で例えると何ですか?
【回答例文】
「私を動物で例えると、ライオンです。
これまでサークルやアルバイトにおいて、リーダーの立場として組織を引っ張ってきました。
サークルの規模を当初より2倍にできたり、アルバイト先の売上を1.3倍に向上できたりしたのは、私がリーダーシップをうまく発揮できたことが一つの理由だと考えています。」
自分を動物で例えるという珍しい質問に対しても、回答の考え方は変わりません。
まずは自分の強みとなる要素を洗い出した上で連想される動物を考え、結論としてその動物について回答をします。
そして「その動物だと考えた理由」を補足すれば問題ありません。
うまく回答できれば自分の強みのアピールにもつながるので、チャンスともいえます。
性格ごとの動物一覧表は、以下の記事でまとめました。
23種の動物を一覧にして対策方法を共有しているので、この質問への回答を事前に用意しておきたい人はぜひ参考にしてください!
例⑤ 最近気になるニュースは何ですか?
【回答例文】
「私が最近気になるニュースは、ネットフリックスの伸びについてのニュースです。
最近、アメリカ国外の会員が1億人を突破したというニュースがありました。
人々の余暇時間の使い方がネットフリックスやYouTubeによって大きく変わっていることを感じていて、今後ネットフリックスがどんなサービス価値を生んでいくのか非常に興味があります。」
最近のニュースに関する質問をされることも割と多い印象ですね。
この質問にその場で回答するには、やはり普段から世の中のニュースにアンテナを張っておくことが欠かせません。
そもそもニュースの情報を知らないと、回答のネタが浮かぶことはないですからね。
以下の記事では就活生におすすめのニュースアプリやサイトも紹介しているので、ぜひ一度合わせて目を通してみてください。
例⑥ 友だちは何人くらいいますか?
【回答例文】
「親友と呼べるほどの友だちは3人です。
大学1年のときに選択した授業で席が近くだったことがきっかけで仲良くなりました。
それぞれ好きなものや考え方がまったく違うので、会うたびに新しい価値観を知れて刺激をくれる存在です。」
友だちについての質問は、社交性や人間関係に対しての価値観を知りたいという意図があります。
人数が何人であるかは大事ではありません。
友だちになったきっかけや、どんな関係性なのかなどエピソードを交えて簡潔に答えましょう。
「どこからを友だちと呼べばいいのかわからない…」という人もいるかと思います。
その場合は、2人で飲みに行ける人や旅行に行ける人など、自分のなかで線引きを決めて考えてみてくださいね。
ちなみに、「友だちはいません」と答えるのはNGです。
人間関係を築こうとしない人なんだな、とマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
会社で働くうえでは、いろんな人と人間関係を構築していく必要があるので、友だちはいないという答えは避けましょう。
例⑦ 幼少期はどんな性格でしたか?
【回答例文】
「幼少期は活発な性格で好奇心旺盛でした。
小学校ではサッカー部に入りながら、興味のあったピアノや水泳も習うなど、興味のあることには怖がらずにどんどんチャレンジするような性格でした。
今でも好奇心旺盛さは変わらず、気になったことはとことん調べたり積極的にチャレンジしています。」
幼少期のことを質問することで、根底にある価値観や性格を知りたいという意図があります。
幼少期の性格や具体的なエピソードを交えて答えましょう。
ここでのポイントは、自己PRにつながる性格を答えること。
「小さい頃は短気で喧嘩っ早かった」などと答えても、印象はよくないので注意してくださいね。
例⑧ もし100万円もらえたら何に使いますか?
【回答例文】
「もし100万円をもらえたら、半分は貯金して、半分は両親への海外旅行をプレゼントします。
両親は私を育ててくれている間、毎日働いて旅行にいく暇もありませんでした。
100万円をもらえたら両親にゆっくりと休みをとって旅行を楽しんでほしいです。」
100万の使い方を聞くことで、お金の使い方を聞くことであなたの価値観を知ろうという意図があります。
100万ではなく、1000万や10万の質問をされることもありますね。
この質問に対しては、「何に使うのか」「なぜそれに使うのか」を答えましょう。
使い方に対しての「理由」をしっかり伝えることが大事です。
お金の使い方に関しては基本的に何でもOKですが、ギャンブルなど印象が悪くなる可能性がある使い方は避けてくださいね。
例⑨ 苦手な人や嫌いな人はいますか?
【回答例文】
「私は、すぐに感情的になる人が苦手です。
感情的な言動をとられると、問題を解決するための話し合いがしづらいからです。
感情的になっている人に対して何を伝えようとしても聞き入れてもらえないことが多く、困っていた時期があります。
そこで、相手が落ち着くまで待ってから話をするようにしたことで、お互いが感じたことをきちんと伝えられ、解決策を話し合えるようになりました。
この経験から、苦手だと感じる人がいても関わらないようにするのではなく、「どうしたら良い関係を築けるのか」を考えて対応していくことが大事だと学びました。」
苦手な人や嫌いな人について聞くことで、あなたの人柄や人との付き合い方を知りたいという意図があります。
「なぜ苦手なのか」「どう対応しているのか」までしっかり答えるのが大事です。
社会人として働くうえでは、苦手な人と関わることを完全に避けることはできません。
ですので、「苦手な人とは絶対に関わらないようにしています!」など、嫌なことから逃げる人だと思われかねない答えは控えましょう。
例⑩ 隣の人の話を聞いてどう思いましたか?
【回答例文】
「◯◯さんのお話のなかで、とくに「人それぞれ育った環境が違うからこそ、関わることで新しい考え方が知れて面白い」という考え方に感銘を受けました。
自分と意見や考え方が違う人がいると「合わないな」とつい思ってしまいますが、違うのが当然で、だからこそ関わるのが面白いというのは人間関係においてとても大切な考え方だと思います。
今後、社会に出てさまざまな人と仕事をしていくうえで、常に意識しておくべきことだと感じました。」
集団面接で聞かれることがある質問です。
この質問は事前に考えておける質問じゃないので、その場での瞬発力や対応力、傾聴力が見られます。
素直な感想を伝えてOKですが、他の人の意見を否定するような回答は避けてください。
緊張していたり頭のなかでシミュレーションに集中していると、他の人の話が耳に入ってこなくなることもあるでしょう。
しかし、話を聞いていないのはマイナスな印象を与えてしまいます。
事前に面接練習をしっかりと重ね、周りの人の話を聞ける余裕がある状態にしておきましょう。
面白い質問もうまく答えると自己PRにつながるから、ぜひコツを押さえた回答を意識してみてね!
たしかに回答次第では自分の強みのアピールにもなりそうですね!
面白い質問に備えた面接対策
面接でいきなり面白い質問をされると、戸惑ってしまう人も多いです。
予想外の質問にも対応できるようになるには、事前の対策がめちゃくちゃ重要。
面白い質問に備えて、以下の3つの対策を行っておきましょう。
【面白い質問に備えた面接対策】
- 就活エージェントに模擬面接してもらう
- 自己分析を徹底的に行う
- よく聞かれる質問は確実に押さえておく
対策① 就活エージェントに模擬面接をしてもらう
面白い質問に備えて、就活エージェントに模擬面接をしてもらうのが効果的です。
就活エージェントは、面談をもとにした求人紹介や選考対策のサポートをしてくれるサービス。
模擬面接も行ってもらえるので、面白い質問を投げかけてもらい回答する練習もできます。
1人で質問と回答を予想していたとしても、実際の面接の雰囲気や第三者から質問をされると、緊張して答えが出てこないこともあるでしょう。
就活エージェントで模擬面接を行ってもらうことで、本番さながらの雰囲気のなかで受け答えを練習できるのです。
また、回答や立ち振る舞いについてもアドバイスをもらえるので、1人で行うよりも質の高い対策ができます。
あなたに合った求人の紹介やES添削なども行ってくれる就活エージェントは、ぜひ利用しておくべきサービスですよ。
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就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
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就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
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もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
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対策② 自己分析を徹底的に行う
自己分析を徹底的に行っておくことも重要です。
自己分析ができていないと、自分への理解が浅いので回答が浮かばず、すぐに答えられません。
「なぜそれをしたのか?」「なぜそう思うのか?」といった理由・根拠も出てこないでしょう。
自己分析をおこなって自己理解を深めておくことで、いきなり面白い質問をされてすぐに回答ができるようになります。
また、「なぜなら、◯◯だからです」と理由や根拠となるエピソードを伝えられ、回答に説得力がでるので面接官にも好印象をもってもらえるんですよね。
面接を受ける前の自己分析は、以下の記事を参考に行ってみてください。
どこよりも詳しく、ていねいに自己分析のやり方を解説していますよ!
対策③ よく聞かれる質問は確実に押さえておく
面接でよく聞かれる質問を確実に押さえておくことも大事です。
よく聞かれる質問への準備を怠ると、本番でも不安が強く緊張してしまうので、予想外の質問をされると答えられなくなります。
本番の面接では心の余裕を持つためにも、よく聞かれる質問への回答を事前に準備しておくことがかなり大事。
いきなり面白い質問をされても、慌てずに答えられるでしょう。
とくに必ず準備しておくべきなのは、「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」の3つへの回答です。
就活3大質問とも呼ばれるこれらの質問は、ほぼすべての企業で聞かれる質問ですし、合否にも大きく影響します。
面接においてかなり重要度の高い質問なので、それぞれの回答の作り方は別記事でまとめました。
以下の記事を参考にして、評価される回答を作成してみましょう。
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面接での面白い質問にうまく回答するコツ
面接での面白い質問にうまく回答するコツを共有していきます。
面接本番で初めてされる質問を受けても、これらのコツを押さえておけば大きく失敗することはまずありません。
以下5つのコツについて、順に確認していきましょう。
【面接での面白い質問にうまく回答するコツ】
- 結論から話す
- 自己アピールにつながる話をする
- エピソードを交えて話す
- 深く考えすぎず正直に思ったことを話す
- すぐ思い浮かばないときは時間をもらう
コツ① 結論から話す
1つ目のコツは、簡潔に結論から話すこと。
面白い質問だけでなく、面接での回答はすべて結論から話すのがポイントです。
結論から伝えることで、話の内容を面接官が理解しやすくなります。
たとえば、動物に例えるとなにかという質問をされた場合。
「私は◯◯な性格で〜〜普段も◯◯をしていて〜〜」など結論以外から話すと、何の話をしているのかわからないですよね。
「自分を動物で例えるなら、◯◯です。なぜなら〜〜」と伝えると、質問に対しての結論が先に来ているので、その後のエピソードも頭に入りやすくなります。
結論から話すのは、社会人になってからも覚えておくべき大事な話し方です。
面接で質問されたときには、必ず結論から伝えることを意識しましょう。
コツ② 自己アピールにつながる話をする
自己PRやガクチカ以外の質問でも、あなたの長所や強みをアピールできます。
面白い質問をされたときは、直感的に答えるのではなく自分のアピールにつながるよう話してみてください。
先ほどの回答を例にすると、以下のようにアピールできます。
【回答を自己アピールにつなげる例】
- 「自分を一言で表すとムカデの足」
→発想力のアピール - 「好きな言葉は千里の道も一歩から」
→コツコツと目標に向けて努力できることのアピール
ここでアピールする長所や特性は、自己PRやガクチカで伝える内容と統一するのが大事です。
自己PRで好奇心旺盛と伝えているのに、面接での回答で慎重さをアピールすると違和感がありますよね。
面接で面白い質問をされたときは、自己PRなどでアピールしている特性とずれないようにしましょう。
コツ③ エピソードを交えて話す
エピソードを交えて話すのも、回答するときのコツです。
面白い質問のなかでも、あなたの過去や出来事についての質問のときに使うと、話している内容に説得力がでます。
とくに、自分の強みや価値観について、それを裏付けるエピソードがあると、あなたの魅力をより強くアピールできるでしょう。
これまでの経験や最近の出来事を答えるときには、具体的なエピソードを入れてみてください。
注意点としては、エピソードを長く話しすぎないこと。
面接で重要度の高い質問は、「志望動機・自己PR・ガクチカ」です。
よって、面白い質問の回答では、エピソードを簡潔に伝える程度でOKですよ。
コツ④ 深く考えすぎず正直に思ったことを話す
深く考えすぎず正直に思ったことを話すのもコツの1つです。
面白い質問をする企業のなかには、就活生のリアルな人柄を探ることを目的とする会社もあります。
つまり率直に思ったことを伝えたほうが、高評価につながることもあるわけですね。
正直に思ったことを伝えて低評価を受けたとしても、それは応募企業との相性が悪いだけなので、自身にとってもよいことといえます。
自分を取り繕って入社すると、働き始めてからギャップを感じて早期退職などにつながる可能性が高いですからね。
面白い質問をされると誰しも焦りますが、そんなときこそ自分の心に従って正直に思ったことを話すようにしましょう。
コツ⑤ すぐ思い浮かばないときは時間をもらう
面白い質問をされると、すぐに答えが浮かばないこともあります。
「はやく答えないと!」と思えば思うほど、焦ってしまいなかなか答えられません。
すぐ回答が思い浮かばないときには、「少し考えるお時間をもらってもいいですか?」と伝えましょう。
まずは慌てずに、質問内容を理解することが大事です。
すぐに答えなきゃと焦らずに、時間をもらって回答を考えてみてください。
ただ考えるのに時間をかけすぎると面接にも影響が出るので、30秒ほどで考えをまとめるようにしてくださいね。
すぐ答えなきゃと思ってしまいがちですが、焦らずに回答することが大事ですね。
時間をもらっても大丈夫だから落ち着いて回答しよう。どうしても焦ってしまいそうなときは、とにかく「結論」から話して「理由」を伝えると覚えておこう!
企業が面接で面白い質問をする理由
面接で面白い質問をする企業側の意図をお伝えしていきますね。
どんな質問であっても、面接官は何らかの意図を持って就活生にたずねています。
よって相手の意図を把握しておいたほうが、的確な回答を考えやすくなるんですよね。
面接で面白い質問をする意図として考えられるのは、大きく以下の4つです。
それぞれについて、順に詳しく見ていきましょう。
【企業が面接で面白い質問をする理由】
- 柔軟な対応ができるか確認するため
- 就活生のリアルな人柄を探るため
- 論理的な思考ができるか試すため
- 就活生の緊張をほぐすため
理由① 柔軟な対応ができるか確認するため
まず考えられるのは、柔軟な対応力があるか確認する意図です。
一般的に面接で聞かれる内容とは異なり、面白い質問は体験することが珍しいです。
よって就活生は答え慣れていない質問に回答することになるので、その場での柔軟な対応力が求められるんですよね。
想定していない質問への対応を見ることで、本質的な柔軟性を確認しているわけです。
社会人として働き始めると、想定外のトラブルなどが日々発生します。
ゆえに、採用人材に柔軟性の有無を求める企業は多くあるんですよね。
面白い質問では柔軟性の有無を確認されている可能性があるので、回答時にはその点も意識しておく必要があるといえるでしょう。
理由② 就活生のリアルな人柄を探るため
2つ目の意図として、就活生のリアルな人柄を探っていることも考えられます。
事前に想定していなかった質問を突発的にされると、就活生はその場で思いついた回答をせざるを得ません。
そのため、自己PRや志望動機などのようにある程度テンプレ化されているような回答にはなりにくく、個々人の特色が出た答えになりやすいです。
その結果として就活生のリアルな人柄を探れるので、あえて答えを用意されていることが少ない面白い質問をするわけですね。
就活生からすると、想定外の質問をされるのは緊張感のある展開かもしれません。
しかし自分のリアルな個性や価値観に沿った回答をすれば、ある意味ミスマッチの防止にもつながります。
個々人の人柄を引き出せる面白い質問は、双方にとってもメリットがあるわけですね。
面接では企業から評価される回答をしたくなりますしすべきでもありますが、ある程度本音で話すことも重要といえるでしょう。
理由③ 論理的な思考ができるか試すため
3つ目に考えられるのは、論理的な思考ができるか試す意図です。
面接でされる面白い質問には、抽象度が高くある意味一般的に正解とされるような回答のないものが少なくありません。
たとえば「自分を動物に例えると?」という質問には、どの動物と答えるべきかの一般論はとくにないですよね。
ただ面接の場で回答する以上は、結論だけでなく「なぜその考えに至ったか」という理由もセットで答える必要があります。
理由のない回答では、質問に答えていないのとも変わらないですからね。
つまり事前に回答を用意していない質問に対して、どれだけ論理的に話を組み立てて説明できるかも問われている可能性があるわけです。
その場での質問にロジカルに回答するには、日頃から論理的な構造を意識して会話をおこなうことが効果的です。
面接で面白い質問をされたときには、論理構造も意識するようにしましょう。
理由④ 就活生の緊張をほぐすため
4つ目は、就活生の緊張をほぐす意図です。
これは前述の内容とは異なり、就活生にとってありがたい内容ですね。
個々人のキャリア形成に大きな影響を及ぼす面接の場では、誰しも緊張するものです。
ただ、ふと想定外の面白い質問をされると少し緊張感がほぐれるんですよね。
もちろん、想定していない質問をされることで強く緊張する人もいるとは思います。
しかし、場を和ませる意図で面白い質問をする採用担当者も存在するわけですね。
双方の緊張をほぐして面接をよりよい場とする「アイスブレイク」的な意味合いもあると理解しておくのがよいかもしれません。
この意図の場合は逆に緊張してしまうと損なので、コミュニケーションを重視している印象を受けたら正直な回答を心がけるとよいでしょう。
なるほど。面接で面白い質問をする企業は、柔軟性や就活生のリアルな人柄・論理的思考力などを確認しているのですね。
そのとおり。ほかにも、就活生の緊張をほぐす意図で面白い質問をする企業もあるよ。的確な回答をするためにも、まずは企業側の意図をよく理解しておこうね。
【補足】面接ですべき面白い逆質問3選
最後に本章では、立場を逆転して就活生がすべき面白い逆質問例を紹介します。
逆質問で面白い内容を聞けると、面接官に強いインパクトを与えられるかもしれません。
以下3つの逆質問について、順に見ていきましょう。
【面接ですべき面白い逆質問3選】
- 面接を通しての私の印象はどうでしたか?
- 御社にこんな商品があればいいなという案を考えてきたのですが披露してもよろしいでしょうか?
- 酒が大好きなのですが、飲み会は多いでしょうか?
逆質問① 面接を通しての私の印象はどうでしたか?
逆質問として僕がもっともおすすめしているのは、面接での自分の印象を聞くこと。
この質問の意味は、純粋に面接のフィードバックをもらうことではありません。
「面接を通して自分が伝えたかった内容を、面接官が正しく認識できているか」を確認することが目的です。
そもそも面接の最大の目的は双方の適性や相性を確認することなので、面接後にすり合わせをおこなうと失敗しにくいんですよね。
もし自分が伝えたかったことを相手がうまく認識できていなかった場合は、その場(選考結果が出る前)で訂正を入れられます。
一方で正しく理解してもらえていたら「まさにそのとおりです、短い時間の中で深く理解頂きありがとうございます!」などと伝えればよいですからね。
この質問をすれば、面接官が自分の性格や価値観を正しく認識してくれたかどうかを確かめられるわけです。
ほかの就活生がほとんど聞かない内容なので、面白い質問としてインパクトを与えられる点でもおすすめですよ。
逆質問② 御社にこんな商品があればいいなという案を考えてきたのですが披露してもよろしいでしょうか?
2つ目に紹介するのは、僕が就活生のときによく使っていた逆質問ですね。
逆質問を通して、事前に考えてきたアイデアを共有する手法です。
まず事前にアイデアを考えてきただけで、主体性や行動力をアピールできます。
これらの能力を求める企業は非常に多いので、自ら頼まれていないことに取り組んだ時点で評価につながる可能性が高いんですよね。
なかには「勝手にこんなことしていいの?」と疑問に思った人もいるかもしれません。
ただそのように思う就活生が多いからこそ、差別化につながるし面接官に面白い質問だと思ってもらえるわけですね。
アイデアの質が高いと、発想力や創造力もきっと評価してもらえますよ。
個人的にかなりおすすめの逆質問なので、ライバルとの差別化につながる面白い質問を探していた人はぜひ活用してみてくださいね!
逆質問③ お酒が大好きなのですが、飲み会は多いでしょうか?
最後3つ目は、お酒好きの就活生におすすめの逆質問です。
こういった質問はあまりおすすめされないことが多いのですが、本当にお酒好きな就活生なら面接で尋ねるのはアリですよ。
飲み会などの社内の交流を大切にしている企業であれば、こういったコミュニケーションに前向きな姿勢は評価につながる可能性があるからです。
もちろん、自分の心に嘘をついてまで気に入られようとするのはNGですけどね。
とくに営業職などの交流が多い職種を希望している場合は、選考において多少なりともプラスに働くかもしれません。
お酒が好きな人や強い人は、珍しい面白い質問としてぜひ使ってみてくださいね。
なお、面接でおすすめの逆質問については以下の記事で詳しく解説しました。
上記以外の質問例も見てみたい人就活生は、ぜひ合わせて目を通してみてください!
逆質問においても、面白い内容をぶつけると差別化につながるよ。あまり意味のない質問をするのはもったいないから、ぜひ僕のアイデアを参考にしてみてね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
面白い質問をする企業は、就活生の柔軟性を探ったりリアルな人柄を把握したりすることを目的としています。
そのため深く考えすぎず、正直な思いを話すことも回答のポイントです。
慌てず質問内容を正しく理解したり、結論ファーストで簡潔に話すことを心がけたりすれば、面白い質問で低評価を受けることはまずありません。
就活エージェントのように無料で面接対策できるサービスもあるので、ぜひ対策を徹底して本番の面接では焦らずに自分の力を発揮してきてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
長年に渡って1,000以上の就活記事を書いてきた僕が考える「もっとも有効な就活の攻略法」を紹介しています。
就活成功にために重要なのは、面白い質問への対策をすることだけではありません。
全体を意識した上で就活対策を進めたい人は、ぜひあわせて目を通してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 面接での面白い質問は、それぞれの質問の意図を考えて回答することが大事。
- 面白い質問への回答時は、結論ファーストを徹底することや自己アピールにつなげること、深く考えすぎないことなどが重要である。
- 面接での回答の質を高めたいなら、就活エージェントに対策をサポートしてもらうのがおすすめ。
- 面接で面白い質問をする企業は、柔軟性の有無や就活生のリアルな人柄・論理的思考力などの確認を目的としている。
- 逆質問でも、ほかの就活生にはない珍しさや面白さを意識すると高評価につながる可能性がある。