就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マンです!
今回は、就活生からも人気の就職先である「第一三共」を調査します!
ネットを見ると「第一三共 やばい」と検索する人も多く、就職するのはやばいのかどうか気になるところですよね。
そこでこの記事では、第一三共に就職するのはどうか、ネガティブな社員の口コミを含めて紹介していきますね。
第一三共への就職を検討していたので、就職するのはやばいのか気になります!
ネガティブな口コミを含めて、洗いざらい調査したからぜひ参考にしてね!
- 第一三共はどんな会社か?
- 「第一三共はやばい」と言われる理由【5つ】
- 第一三共に対する社員からの口コミ評判
- 【総評】第一三共で働くのはやばいと言えるのか?
- 第一三共に就職するメリット【3選】
- 第一三共に就職するデメリット【3選】
- 「第一三共はやばい」と調べる人からよくある質問
- 本記事の要点まとめ
第一三共はどんな会社か?
「第一三共」は、医薬品の開発や製造販売をしている大手製薬メーカーです。
「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」をパーパスとして、患者にとってよりよい治療を提供できるように追求し続けている会社ですね。
同社の強みは、サイエンスとテクノロジーの分野の知見を豊富に蓄積していること。
100年の歴史のなかで受け継がれてきた強みを活かして、先進的医薬品の創出にチャレンジを続けています。
会社名 | 第一三共株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都中央区日本橋本町三丁目5番1号 |
設立 | 2005年9月28日 |
代表取締役 | 眞鍋 淳 |
資本金 | 500億円 |
従業員数 | 約16,500人(第一三共グループ) |
事業内容 | 医薬品の研究開発、製造、販売等 |
国内で地位を築いているだけでなく、グローバル展開に積極的な点も特徴です。
法人を保有する国や地域の数は26、事業を展開する国と地域の数は29となっていて、グローバル組織として持続的な成長を図っていますね。
2025年度目標に「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」を掲げているように、革新的医薬品の創出に取り組み続けています。
創薬型企業で働くことに関心がある人には、有力な企業候補の1つとなるでしょう。
ここまでグローバル展開が進んでいるとは知りませんでした!
がんに強みを持つ点も特徴的だよ。仮に選考に進む場合は他企業との違いを整理することは必須になるから、同社の基本的な特徴は確実に押さえておこうね!
「第一三共はやばい」と言われる理由【5つ】
ではこの章では、本題である「第一三共はやばい」と言われる理由を共有します。
今回、第一三共について徹底調査するなかで見えてきた同社がやばいと言われる理由は、大きく以下の5つでした。
【第一三共はやばいと言われる理由】
- 激務や長時間残業を懸念する人がいるため
- 離職率の高さを心配する人がいるため
- 社員の不祥事でネガティブなイメージがあるため
- 以前アストラゼネカに買収される噂があったため
- 将来性があるのかと考える人がいるため
理由① 激務や長時間残業を懸念する人がいるため
激務や長時間残業を懸念して、第一三共はやばいと考える人がいます。
ただ結論、第一三共の残業時間は著しく高すぎるというわけではありませんでした。
オープンワークなど、社員からの口コミをまとめているサイトに記載されていた第一三共の平均残業時間は以下のとおりです。
これらは口コミを投稿した人たちの残業時間の平均を算出したデータです。
会社が公式で発表している情報ではないので確実に正確とはいえないですが、概ね25〜30時間が平均と捉えてもよいかもしれません。
残業時間の水準は、もちろん部署や職種によっても変動する可能性はあります。
とはいえ上記の平均値を参考にすると、激務や残業時間を理由に第一三共はやばいと考えるのは適切とはいえないと僕は思いますね。
理由② 離職率の高さを心配する人がいるため
残業時間と同様に、離職率が高いのでは?と予想する人も一定数います。
データを見た上で判断しているのであれば問題ないですが、これらのケースでは何より実際に数値を調べて確認することが重要ですね。
第一三共が公表している離職率に関するデータは以下のとおりです(参考)。
▼第一三共の総離職率
総離職率 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
---|---|---|---|
国内 | 1.2% | 1.8% | 1.9% |
グローバル | 5.4% | 7.4% | 5.7% |
▼第一三共の離職率(自己都合)
離職率 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
---|---|---|---|
国内 | 0.8% | 1.2% | 1.4% |
グローバル | 4.1% | 5.2% | 3.9% |
国内の離職率は1〜2%程度であり、特別高すぎる値ではないとわかるかと。
また、そのなかに占める自己都合退職による割合を考えると、そのほかの理由で退職している人の割合は約0.5%と少ないことがわかります。
合わせて公開されていた海外のデータを見ると、国内と比べてグローバルのほうが退職することが一般的であるとも推測できます。
離職率によって第一三共を評価する場合は、上記のデータを参考にしてみてくださいね。
理由③ 社員の不祥事でネガティブなイメージがあるため
以前、第一三共の社員が殺人容疑で逮捕されたことがありました(参考)。
ほかにも、同社の社員が盗撮したとして逮捕された事例もありました(参考)。
こうした事例は社名とともに大きく報じられるので、第一三共に対してもネガティブなイメージを抱くようになる人が出てくるんですよね。
もちろん会社とまったく関係がないとはいえませんし、これらの事件によって会社をどのように評価するかは人によって異なると思います。
個人的には人の要因が大きく、同社の社員が起こしたこれらの事件が第一三共はやばいと言える理由にはならないと考えていますね。
ただ、同社がネガティブに語られる際に出てくる話なので知っておくとよいでしょう。
理由④ 以前アストラゼネカに買収される噂があったため
やばいと言われる理由の1つに、以前報じられた買収されるといった噂もあります。
2017年という5年以上前の話になりますが、第一三共はイギリスの巨大製薬企業であるアストラゼネカに買収提案されたと報じられたことがありました(参考)。
結論、第一三共はこの提案を拒否しており買収はされていません。
ただ、買収されるといったニュースを見たことで、第一三共の将来はやばいと考えた人も多少はいるかもしれません。
その後時間が経った2020年、第一三共が開発を進めるがん治療薬候補「DS-1062」の開発と販売でアストラゼネカとの提携が発表されました(参考)。
買収ではなく提携なので、以前の報道とは別の印象を持った人が多いかと思います。
いずれにしても買収はされていないので、この噂を理由にやばいと考えるのは微妙かと。
表面的なニュースだけで企業を評価するのは不適切なので、中身まで調査した上で自分が応募すべき会社かどうかを判断しましょう。
理由⑤ 将来性があるのかと考える人がいるため
将来性に関する心配をして、第一三共はやばいと考える人もいますね。
大前提、未来を正確に予測することは誰しも不可能なので、現実的な延長線上で先を予測することしかできません。
ただ、製薬業界において第一三共が築いている現在の地位や直近の動向などを踏まえると、将来性はむしろあると考えてよいと僕は思いますね。
ダイヤモンド・オンラインが公表するデータを見ても、第一三共の時価総額推移は製薬業界のなかでもかなり好調となっていました。
22〜23年の間では、とくに右肩上がりに成長しているとわかりますね。
がん領域に注力する方針が順調に機能している印象で、今後はさらに売上を伸ばしていくことが予想されています。
長く働ける製薬メーカーを探している人にとっても、第一三共は魅力的な選択肢となり得るでしょう。
第一三共について、残業時間や離職率・将来性などへの懸念は、実際のデータを調べてみると決してやばい状態ではないとよくわかりますね。
むしろ良好といえるものばかりだったよね。データを見てどのように評価するかは個々人次第だけど、表面的な情報で漠然とやばいと捉えるのは避けるようにしようね。
【超重要】就活生向けの企業選びの最適解
ここまで第一三共がやばいと言われる理由とそれに対する僕の意見を紹介してきました。
僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。
そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。
エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。
求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。
▼求人サイトのおすすめ
※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。
▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)
ミーツカンパニー就活サポート、キャリアチケット、キャリアパーク就活エージェント
※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。
▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)
※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。
上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。
そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。
現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!
(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)
以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!
加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。
(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
第一三共に対する社員からの口コミ評判
続いてこの章では、第一三共に対する社員からの口コミ評判を紹介します。
口コミサイトのオープンワークの情報を参考にして、第一三共に対する良い声と悪い声をまとめました。
総合評価が4.24となっているように、ポジティブな声が多い印象でした。
ただ、悪い声も同時に把握しておくことが大切なので、全体感をつかむためにも広く口コミを確認しておきましょう。
【第一三共に対する社員からの口コミ評判】
- 良い口コミ① 頑張った分だけ報われる環境は整っている
- 良い口コミ② 男女関係なく働きやすい
- 良い口コミ③ ワークライフバランスを実現しやすい
- 悪い口コミ① 転勤の配属希望に関してやや不満がある
- 悪い口コミ② 会社が求める項目の充足が出世に直結する
- 悪い口コミ③ 新しいことを取り入れる際に受け入れられにくい
良い口コミ① 頑張った分だけ報われる環境は整っている
定量評価よりも定性評価の面が強いように感じる。 そのため直属の上長との関係性・信頼感が非常に重要。 また社内でアピールする機会は多くあるため、どれだけ目立てるのかも重要であるように感じる。 成果が出なくてもプロセスをしっかり評価してくれるので、頑張った分だけ報われる環境は整っていると感じる。
評価制度に関して「頑張った分だけ報われる環境」といった声がありました。
成果が出なくてもプロセスを評価してくれる仕組みがあり、この方は自分の取り組み次第で適切な評価を受けられると感じていたようですね。
上司との関係性や信頼性、目立てるようにアピールすることの重要性にも触れられていて、こういった部分での動きも評価に影響する可能性がありそうです。
上記のような評価環境をどのように感じるかは人によって異なると思います。
ただ、自分の頑張り次第で評価を受けられるという点に注目すると、多くの人にとって魅力的な環境といえそうですね。
良い口コミ② 男女関係なく働きやすい
女性がやりがいを持って働き続けやすい会社であると感じる。
現時点では、人数比率的に男性が多いものの、働く上で女性であるためにやりづらいと感じたことはない。男女関係なく、面談等でどのようなキャリアを描いているかということをヒアリングしてもらえたりする。
また、どのような業務を任せてもらえるかはその人次第というところであり、そこに性差はない。個人的に、今後は女性の数もより増えるのではないかと感じており、女性にお勧めできる職場である。
女性の働きやすさに関するポジティブな口コミも見られました。
人数比率的には男性が多いものの、女性ゆえに働きにくさを感じることはなく、業務の割り振りに関しても性差を感じることはないとのこと。
本来当たり前のことばかりですが、古い体質の会社などではまだまだ男性と女性で働きやすさに違いがあることも珍しくありません。
製薬メーカー志望の女性にとっても、第一三共は選択肢の1つとなり得るでしょう。
良い口コミ③ ワークライフバランスを実現しやすい
調整しやすいと感じる。フレックス制を採用しており、休憩時間は自身の業務に合わせて個人が自由に設定できるようになっている。(報告の必要有無は部門によりけり)特に、子育てをしている人などにはとても良い制度だと感じる。
業務の都合で出社が絶対となる日もあるものの、テレワーク・出社の比率も基本的には個人の自由とされている。職場と家が遠い人にとっては通勤時間の短縮、通勤電車の混雑がひどかったりする人にとってはストレス値低減になるのではないかと思う。
「ワークライフバランス実現の観点でも業務を調整しやすい」という口コミです。
フレックス制が機能していて休憩時間を自由に設定できたり、テレワークと出社の比率も基本個人の自由とされていたりするようですね。
コロナ禍を経てテレワークなどは社会に普及したものの、自由度高く制度を導入している会社はあまり多くない印象があります。
公私の両立を重視する人にとっても、第一三共は魅力的な環境といえるでしょう。
悪い口コミ① 転勤の配属希望に関してやや不満がある
製薬メーカーとしてありがちではあるが、MRは全国転勤であり、介護など特別な事情がなければ、人気の都会などへの配属希望が叶いにくい印象がある。特に東京は人気も高いため、一層難しい印象がある。
地方への配属希望は叶いやすい印象があるため、地方配属希望の方にとっては良い環境かもしれない。将来、自分がどこに住んでいるかが全く分からないため人生設計を立てにくい。ただ、最終の配属地は希望通りになる様子。 転勤を除けば、給与も福利厚生も社員の人柄も素晴らしく、不満は一切ない。
退職検討理由として、転勤に関する不満を挙げていた方の口コミです。
東京などの人気の都会には配属希望が叶いにくい印象があり、自分が将来どこに住んでいるかわからないことに不満を感じていたとのこと。
全国転勤だとわかって入社していても、実際に働き始めてみて配属希望がなかなか通らないとストレスの要因となりやすいかもしれません。
この方の言う通り、逆に地方配属希望の人は相性がよいともいえそうですね。
ただ、転勤以外の部分では不満が一切ないとも書かれていました。
ここまで言い切れるほど満足できる会社はなかなかないと思うので、その点も合わせて参考にしておくとよさそうですね。
悪い口コミ② 会社が求める項目の充足が出世に直結する
成長や学習機会は豊富。 キャリアもやる気があれば、平等に描けるのではないかと思います。ただ、組織の求める項目の充足や対応したアピールが出世に直結しますので、本質を求め、考えてします人が苦悩する場面は良く見ます。
出世の基準に関するややネガティブな口コミです。
この方は「組織が求める項目の充足やそれらに対応したアピールが出世に直結する」という印象を抱いたとのこと。
組織が求める理想像に自分も本心から共感できる場合は問題ないかもしれません。
一方で、自分がよいと思えることと組織の求める像に乖離がある場合は、ギャップを感じてストレスの要因となる可能性がありそうです。
このようなジレンマは、第一三共以外の組織でもあるあるの話かもしれません。
なかには第一三共の理想像に本心で共感できる人もいるかもしれませんが、自分も同様の不満を抱く可能性があることは想定しておくとよいでしょう。
悪い口コミ③ 新しいことを取り入れる際に受け入れられにくい
業務の効率性にまだまだ課題があると思う。特に新しいことを取り入れる際になかなかすぐに受け入れられにくい環境だと思う。ただし、これは自社に限ったことではなく、多くの会社で言えるかもしれない。
業務の効率性に関して課題を感じていた方の口コミです。
とくに、新しいことはなかなか受け入れられにくい環境と感じられたようですね。
この文章から推測すると、業務効率化につながるツールやサービスがあって提案をしても、なかなか導入してもらえないことがあったのかと。
大手の会社では難しい部分もありそうですが、モヤモヤを感じる理由にはなりますね。
弱みとして書かれていた内容ですが、自分も同様のモヤモヤを感じる可能性はゼロではないので、応募を検討する時点で知っておくとよいでしょう。
ネガティブな声を書いていた人も、その他の部分には一定満足していそうな人が多かった気がしました!
たしかにそうだね。誰にとっても完璧な会社にするのは難しいものだから、想定される懸念と自分との相性を事前に考えておくとミスマッチを防げるはずだよ!
【総評】第一三共で働くのはやばいと言えるのか?
ここまで、第一三共がやばいと言われる理由や社員からの声などを紹介しました。
表面的な考えによるネガティブなイメージに関しては、実態を調べると決してやばいと言える会社ではないことがよくわかったかと思います。
むしろじっくり目を通してくれた人は、ポジティブな印象を抱いた人が多いかと。
参考までに、改めて僕が考える率直な意見もまとめておきますね。
僕はこれまで就活・転職市場に7年以上関わってきたので、これらの知見を踏まえた上での正直な考えをお伝えします!
【第一三共に対する結論】
やばいと言うより、むしろ将来性のある働きやすい会社である。
残業時間や離職率などに対するネガティブな予想、過去の社員の不祥事に関するニュースといった表面的な部分で悪いイメージを持つのは微妙といえる。
今回やばいと言われる理由を調査しましたが、率直に本当に第一三共がやばいと言えるようなものは見つかりませんでした。
残業時間や離職率などは、データを見れば誰しも納得してもらえるかと思います。
社員からの口コミを見ていても、むしろ男女関係なく働きやすいことやワークライフバランスを実現しやすい点など魅力が多い印象でした。
もちろんネガティブな声も確認しましたが、著しく悪い口コミはなかった印象です。
あくまで僕の意見にはなりますが、製薬メーカーへの応募を検討している人なら第一三共はかなりよい選択肢となると思いますね!
業界での立ち位置や直近の動向などを見ても、今後もさらなる成長が期待できそうな企業だと僕は考えているよ!
第一三共に就職するメリット【3選】
次にこの章では、第一三共に就職するメリットを紹介します。
会社概要や採用情報、社員からの声などを踏まえてメリットといえる内容を改めてまとめたので、ぜひ目を通してみてください!
【第一三共に就職するメリット】
- 世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献できる
- 多様な働き方を支援する制度が非常に充実している
- 社員の自己啓発や成長を支援する意欲が高い
メリット① 世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献できる
第一三共は、パーパス(存在意義)として「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」を掲げています。
つまり同社の社員になると、このパーパス実現のために仕事をすることになります。
人によっては、理念やビジョンへの共感を軽視する人もいるかもしれません。
でも会社が目指す先に本心から共感できていると、日々仕事をする上でモチベーションに直結しやすいんですよね。
第一三共で働くと、必然的に世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献できます。
過去の経験や自分の価値観などを踏まえて第一三共との相性がよいと感じた人は、ぜひパーパス実現に寄与するために応募を検討してみてください!
メリット② 多様な働き方を支援する制度が非常に充実している
第一三共は、仕事と生活の好循環を生み出すという意味を込めて「ワークライフサイクル(WLC)」というコンセプトを提唱しています。
そして、社員のWLC支援にも積極的に取り組んでいるんですよね。
その一環として導入されているのが、多様な働き方を支援する豊富な制度です。
具体的には、コアタイムのないフレックスタイム制やテレワーク制度、フリーアドレス化などが導入されていました。
ライフイベントと仕事の両立支援にも積極的で、出産や育児・介護などと仕事を両立できるように環境整備がなされています。
制度の導入だけでなく、制度を取得しやすいような環境づくりもされていますね。
実際、厚生労働省が子育てサポート企業に認定する「プラチナくるみん」や輝くテレワーク賞などを受賞していました。
働きやすい環境を重要視する人にとっても、第一三共はおすすめできる会社です。
メリット③ 社員の自己啓発や成長を支援する意欲が高い
3つ目に、社員の自己啓発や成長を支援する意欲が高いこともあります。
第一三共グループは「人を最重要な資産」と位置づけていて、社員一人ひとりの挑戦や変革を積極的にサポートしているんですよね。
【自己啓発制度の例】
- 学び放題e-Learning
- 通信教育
- 社内外セミナー
- インターネット語学スクール
よって主体的、自律的に自己啓発に取り組みたい人とはかなり相性がよいかと。
「社員の高い参画意欲と貢献が会社の長期的な成長につながる」という会社の考えがあるので、成長すれば評価もしてもらえるはずです。
もちろん自分が学びたいと思える分野であることが前提ですが、そこが一致していればやりがいを持って取り組める環境かと。
自己成長につながりやすい環境も、第一三共のメリットとして押さえておきましょう。
本心から意義深いと感じられるようなパーパスを掲げていることは魅了的ですね。
ある意味でビジョンやパーパスは仕事の目的になる部分だから、とくに本心から共感できる人にはかなりおすすめの環境といえるよ。
第一三共に就職するデメリット【3選】
続いてこの章では、第一三共に就職するデメリットを紹介します。
口コミと同じく、良い面と悪い面を合わせて確認しておくことが大切なので、応募を検討している人は確実にチェックしておいてください!
【第一三共に就職するデメリット】
- 給与は基本的に年功序列制である
- 定量より定性評価の面が強いと感じる可能性がある
- 全国転勤のMRは希望配属が叶いにくい
デメリット① 給与は基本的に年功序列制である
口コミを見る限り、第一三共の給与は基本的に年功序列制といえそうです。
毎年ベースアップするようなイメージで、ゆえに同年代では基本給のバラツキは生まれにくいと予想できますね。
よって仮に圧倒的な成果を挙げたとしても、その成果に応じて大きく評価が変わるといったケースは少ないかもしれません。
逆に長年勤務しているだけでも、一定のベースアップは見込める可能性が高いかと。
参考までに共有すると、オープンワークに掲載されていた第一三共の平均年収は917万円でした。
正社員92名の回答結果をもとに算出されたデータですが、高年収となっていますね。
大手は今でも年功序列が残っていることが多いので、これから入社を検討している人はこの給与制度を事前に想定しておくことをおすすめします。
デメリット② 定量より定性評価の面が強いと感じる可能性がある
評価制度について、定性評価の側面が強いと感じるといった口コミもありました。
定量評価が強いと数字などの実績ベースで評価される可能性がありますが、定性評価だとある意味基準が曖昧ともいえるかもしれません。
これは、1つ目の年功序列の給与制度とも関わってきそうな話ですね。
定量評価が根付いていたら実績次第で大きく給与が上がる可能性がありますが、定性評価が強いと結局は年功序列の形に収まりやすいかと。
「頑張った分だけ報われる環境」といった声もありましたが、ベンチャーなどと比べると評価制度に改善の余地はあるかもしれません。
入社後にギャップを感じることがないように、事前に想定しておきましょう。
デメリット③ 全国転勤のMRは希望配属が叶いにくい
転勤に関する部分も押さえておくことをおすすめします。
とくにMR職では全国転勤となりますが、介護などの特別な事情がない場合は配属希望が叶わないことがよくあるようですね。
口コミを見る限り、地方より東京などの都市圏のほうが希望が叶いにくいようです。
全国転勤の状況だと自分が将来腰を据えて住むことになる場所を想定しにくいので、人生設計を立てにくい側面があります。
全国転勤の職種は応募時点で理解しているかと思いますが、より具体的に想像して自分との相性を判断しておくようにしましょう。
年功序列や全国転勤などは、大手企業であればよく見られる話ともいえそうですね。
たしかにそうだね。別の言い方をすると大手ならではの特徴くらいしかデメリットはないともいえるから、その辺りとの相性を判断するとミスマッチを防げるはずだよ!
「第一三共はやばい」と調べる人からよくある質問
最後に本章では「第一三共はやばい」と調べる人からよくある質問に回答します。
似た疑問を感じていた人がいたら、ここでの回答を参考にしてみてください!
【「第一三共はやばい」と調べる人からよくある質問】
- 一三共の倒産リスクは?
- 第一三共の退職金はどのくらい?
- 第一三共の結婚に関する制度には何がある?
- 第一三共はエリートしか入れない?
質問① 第一三共の倒産リスクは?
第一三共の事業は需要が高く、かつトレンドに左右されません。
それゆえに倒産リスクは非常に低いと考えることができます。
また第一三共の財務ハイライトを参考にすると、海外売上比率もぐんと伸びている事がわかります。
売上高も2020年から2023年まで右肩上がりなので、こうした実績を考慮しても第一三共の倒産リスクは低いと言えますね。
質問② 第一三共の退職金はどのくらい?
具体的な金額は、勤続年数や役職・職種などによって異なります。
ただ、口コミサイトの転職会議に書かれていた声を見る限り、退職金には満足している方が多い印象でした。
具体的には、30代前半の方による「退職金もしっかり出る」という声や20代後半の方による「高水準の退職金が整備されている」といった声がありました。
大手企業だけあって、退職金の待遇も手厚いと考えてよさそうですね。
質問③ 第一三共の結婚に関する制度には何がある?
以下のような制度が整備されていました。
【第一三共の結婚(育児・出産・妊娠)に関する制度の例】
- 育児休業制度
- 看護休暇制度
- 育児短時間勤務制度
- 育児支援面談制度
- 事務所内保育所の設置
- 産前・産後休暇
- 配偶者出産時の特別休暇
- 出産祝い金
- 妊娠特別休暇
厚生労働省が子育てサポート企業に認定する「くるみん」を取得していることからも、仕事と子育てなどは両立しやすい環境といえます。
質問④ 第一三共はエリートしか入れない?
何を持ってエリートと捉えるかによっても変わる内容かと。
ただ、医薬品会社のなかでも高年収であることを踏まえると、誰しもが簡単に入れるような会社ではないといえるかもしれません。
▼年収が高い医薬品会社ランキング
順位 | 企業名 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | ソレイジア・ファーマ | 1480万円 |
2位 | シンバイオ製薬 | 1170万円 |
3位 | そーせいグループ | 1151万円 |
4位 | アンジェス | 1149万円 |
5位 | 第一三共 | 1116万円 |
参考:ダイヤモンド・オンライン「年収が高い医薬品会社ランキング2021最新版【全国67社完全版】」
やや古いデータですが、医薬品メーカーのなかで待遇がよいゆえに倍率が高くなりやすいことは容易に想像できます。
とはいえ、少しでも気になるなら受けない理由はないかと。
挑戦しなければ受かる可能性はゼロなので、全体の傾向を知ることも大切ですが実際にチャレンジしてみることを僕はおすすめしたいですね。
医薬品会社のなかでも第一三共は上位に入るような高年収の会社なんですね。
その分人気になりやすいけど、少しでも気になるならやはり積極的にエントリーしてみたほうが後悔は防げるはずだよ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
「第一三共はやばい」と言われる理由や社員からの口コミ、就職するメリット・デメリットなどを網羅的に共有しました。
結論として、第一三共はまったくやばい会社ではないと僕は考えています。
むしろ大手ゆえに待遇は優れていますし、業績推移を見ても今後のさらなる成長が期待される優良企業という印象ですね。
もちろん、社員からのネガティブな声などに目を通しておくことも大切です。
これらを想定した上で入社すればミスマッチは防げるはずなので、ぜひ表面的な声だけで企業を評価せず本質を見て応募を検討してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「転職を7年研究した僕が考える「ホワイト企業に転職するために必須の3ステップ」と年収も上げる戦略!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効なホワイト企業転職の攻略法を簡潔にまとめています。
ホワイト企業への転職に必要な3要素、転職回数が増えても年収を上げる戦略を共有しているので、少しでも興味を持った人はこちらもぜひ。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 第一三共は、サイエンスとテクノロジーの知見に強みを持つ大手製薬メーカーである。
- やばいと言われる理由を実際に調査すると、むしろ良好といえるデータも多くある。
- 社員からの口コミを見ても、一定は満足している人が大半な印象である。
- 年功序列制や全国転勤の可能性など、大手によく見られるようなデメリットとなる要素は事前に把握しておくとよい。
- 好待遇ゆえに倍率は高くなりやすいが、少しでも気になるなら積極的に挑戦すべきである。