こんにちは、就活を研究し続けて7年目の就活マンです!
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! )
今回は「社長面接(最終面接)の所要時間」について詳しく解説していきます。
あまりにも面接時間が短かいと「落ちたかな?」と思いがち。
よって事前にどのぐらいの面接時間か平均時間を知りたいと思うはずです。
また本記事では社長面接の時間を解説しつつ、長い場合・短い場合の合否への影響まで解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
- 【社長面接にかかる時間】平均時間30分って本当?
- 社長面接にかかる時間と合否は関係ない
- 社長面接の時間が30分よりも短い場合に考えられる3つの理由
- 社長面接が30分よりも長い場合に考えられる3つの理由
- 社長面接で見られることは?|一次・二次面接との違いも紹介
- 社長面接を突破するためにやっておくべき5つの対策
- 本記事の要点まとめ
【社長面接にかかる時間】平均時間30分って本当?
面接の長さを気にする就活生は多いかと思います。
特に社長面接は就活の最終関門!
あっという間に面接が終わってしまったら、不安に感じるのも無理ないでしょう。
社長面接の時間は、平均で30分ほどと言われています。
もちろん企業によって社長面接の時間は異なるので、一概に言えませんが、これまで僕が関わった数十人の就活生からヒアリングしたところ30分ぐらいとの回答が多かったです。
また新卒採用を実施している社長から話を聞いてみたのですが、やはり最終面接にかける時間は20〜30分ぐらいだと言っていました。
ちなみに僕の実体験も加えておきます。
僕は20社以上、最終面接を経験したことがありますが、最も短くて10分。
最も長くて40分ほどでしたね。
なるほど!社長面接の平均時間は、平均で30分と認識していれば良いですね。
そうだね!しかしあくまで平均だから、1時間以上する企業もあれば、5分で終わる企業もあるよ。
社長面接にかかる時間と合否は関係ない
社長面接の平均時間は30分とお伝えしました。
しかし、僕の実体験から言っても企業によって面接時間はバラバラです。
5分ほどで終わるケースもあれば、1時間もかかるケースもあります。
だから、社長面接にかかる時間と合否は関係ないので安心してください。
ちなみに僕が経験した5分で終わる社長面接ですが、結果は内定でした。
要するに「社長の最終チェック」の側面が強い感じですね。
最終面接に進んだ時点で9割は確定しており、最後のチェックとして社長面接を設けているというような企業も多いようです。
ちなみに「最終面接で落ちてないか不安」という人のために、別記事にて最終面接で落ちてしまう人の特徴をまとめています。
これに当てはまらないよう、面接対策を今一度徹底することをおすすめします!
社長面接の時間が30分よりも短い場合に考えられる3つの理由
ここからは社長面接が短い場合、長い場合に考えられる理由を共有しますね。
まず社長面接が30分よりも短い場合に考えられる理由は以下の3つです。
【社長面接が30分よりも短い理由】
- 1人あたりの面接時間が短く設定されているため
- 面接がスムーズに進んだため
- 合否がほぼ決まっているため
①1人あたりの面接時間が短く設定されているため
企業が新卒採用にかけれる時間は限られており、その一部の時間を使って面接をおこないます。
そのため、1人あたりの面接時間を短く設定している企業も多いです。
エントリー者が多い企業の場合は、5分程度で終わるケースもあります。
また、一次・二次面接で就活生の情報をある程度把握していることも理由のひとつ。
社長やその他役員との「顔合わせ」を目的としている場合は、短い時間で面接が終わることもあります。
②面接がスムーズに進んだため
社長面接で質問される内容は、一次・二次面接と比べて難しいものが多いです。
事前に予測していた質問と、まったく違うことを聞かれることだってあるでしょう。
回答に悩んだ場合は、当然時間もかかりますよね。
ですが要領よく回答できた場合は面接もスムーズに進み、短時間で終わることもあります。
面接時間が短くても、面接官にきちんと伝わっていれば問題ないというわけです。
③合否がほぼ決まっているため
社長面接の段階で、合否がほぼ決まっているケースもあります。
一次・二次面接の評価どおりの人材と確認できれば、サラッと終わることも少なくありません。
反対に印象が悪かったりミスマッチと感じたりした場合は、不合格と決断して早々に面接を終わらせる場合もあります。
結果がどうであれ、共通している点は「最終確認」の要素が強いこと。
そのため合否がほぼ決まっている社長面接では、あまり時間をかけない傾向があるようです。
社長面接が30分よりも長い場合に考えられる3つの理由
では続いて、社長面接が30分よりも長い場合に考えられる理由について。
考えられるのは以下の3つの理由ですかね。
【社長面接が30分よりも長い理由】
- あなたに興味を持ったため
- 入社意欲を念入りに確認するため
- 合否の判断に迷っているため
①あなたに興味を持ったため
社長面接をしていく中で、あなたに興味を持った場合は面接時間が長くなる可能性があります。
あなたのことをもっと知りたいと思った面接官は、より多くの質問をしてくるでしょう。
会話が弾んで面接が長引くこともあります。
面接時間が決められている場合は別ですが、時間に余裕がある企業ならば予定よりも長く面接をすることも考えられますよ。
②入社意欲を念入りに確認するため
就活生の入社意欲を念入りに確認するため、面接時間が長くなることもあります。
内定辞退は、企業にとっても大きなリスクです。
採用したいと考えている人材を失うだけではなく、採用にかけた時間やコストも無駄になります。
面接時間を延長してでも、入社意思を固めてもらうためのアピールは欠かせないのでしょう。
特に中小企業は採用できる人数が少ないため、慎重に入社意欲を確認することが多いです。
企業とのマッチ度や成長意欲などをじっくりチェックするため、面接時間が長くなる傾向があります。
③合否の判断に迷っているため
いくら社長面接であっても、その場で合否の判断に迷うこともあるでしょう。
なかなか結論が出ない場合は、面接時間が長引く可能性もあります。
判断のきっかけになるような回答を導くために、方向性を変えた質問をされるケースも。
そのため、予定していた時間をオーバーしてしまうのです。
企業に大きな影響をもたらす人材の採用。
合否の判断に迷うときは、ミスマッチを防ぐためにもより慎重になるのでしょう。
面接時間の長短には、いろんな理由があるんですね。
そうだよ!だから、どっちがいいとは一概に言えないんだ。大切なのは面接の中身なんだよ!
社長面接で見られることは?|一次・二次面接との違いも紹介
社長面接は「企業に合う人材かを見極める場所」であって、決して内定が確定した証ではありません。
中には採用する前提で社長面接をおこなう企業もありますが、社長面接で合否を判断する企業がほとんど。
一次・二次面接を突破したからといって、安易な気持ちで取り組むのはNGです!
とはいえ、二次面接までに人柄やスキルなどを評価されたことは事実。
絶対に評価が高いとは言えませんが、一定基準をクリアしていることは確かです。
自信を持って挑みましょう!
ちなみに、社長面接を通過する確率は、企業規模や採用予定数によって異なると言われています。
【社長面接を通過する確率(参考値)】
- 採用予定数100人以上の大手企業:30%ほど
- 採用予定数20~30人の中小企業:50%ほど
採用予定数が10人以下なら、社長面接を通過する確率はもっと高くなる可能性もあります。
それでは、社長面接で見られることを具体的に見ていきましょう。
一次・二次面接との違いも紹介していきますね。
一次・二次面接で見られること
まずは、一次・二次面接で見られることから説明していきます。
一次面接では、エントリーシートの内容が自分の考えに基づいているかをチェックされることが多いです。
他にも、コミュニケーション能力や話し方などもチェックされます。
二次面接では、業務上で必要なスキルや資質、入社意欲を持ち合わせているかを見られることが多いでしょう。
社長面接につなげても問題ないかを判断されます。
ただし、特に決め手がなくても「悪くはないからとりあえず通す」と判断されることも珍しくありません。
二次面接に通過したからといって安心せず、しっかり対策をして社長面接に挑むことが大切です!
各選考段階でよくされる質問
ちなみに一次面接・二次面接・社長面接と選考段階によって、よくされる質問は異なっていきます。
僕が就活中にメモした、各選考段階ごとによくされる質問を共有しますね。
【一次面接でよくされた質問】
- 1分間で自己紹介をお願いします
- 自己PRをお願いします
- 長所と短所を教えてください
- 自己PRをお願いします(※二次も共通)
- 学生時代に最も打ち込んだことは何ですか(※二次も共通)
- 志望動機を教えてください(※二次・最終も共通)
【二次面接でよくされた質問】
- その職種に対する志望動機
- 企業選びの軸は何ですか?
- 他社の選考状況や志望業界について
- 人生で最も挫折したことは
- 周りの友人からどんな人だと言われますか
- 当社に関する意見はありますか
【最終面接でよくされた質問】
- 志望動機を教えてください
- 弊社が第一志望ですか?
- 入社してからやりたいことは何ですか?
- キャリアビジョンを教えてください
- 10年後の自分像を教えてください
- 内定を獲得したら就活をやめるか?
社長面接で見られること
続いて、社長面接で見られることを説明していきます。
社長面接は採用するかどうかを最終的に判断する場所ですね。
人間性はもちろん、志望動機や将来のビジョンなど、企業に合った人材かどうかをありとあらゆる面からチェックされます。
企業が求める人材は、長く働いてくれる人や将来的に活躍を見込める人です。
そのため、一次・二次面接のように「迷ったらとりあえず次の選考へ」というケースはありません。
また社長面接で社長が気になるのが「内定を出したら入社してくれるのかどうか」です。
よって志望動機、熱意、志望順位などを聞かれることが多く、更には直接的に「内定を出したら就活をやめるか?」と聞かれることも多いです。
内定をもらっても就活を続けたい場合の対策は、以前ツイートしました。
こちらのツイートを参考に、事前に回答を準備しておくことが得策です。
面接官
— 就活マン®︎ / 藤井智也 (@shukatu_man) March 22, 2020
「弊社から内定が出たらどうしますか?」
これ対策しておかないと、かなり困る質問。
「ぶっちゃけその会社から内定が出ても就活を続けたい」という人がほとんどだと思う。
そこで僕が使っていた回答を紹介しますね。
常に“企業側の利益”を考えて、発言できる就活生が強いです。 pic.twitter.com/NhHVAY32ip
社長面接を突破するためにやっておくべき5つの対策
就活にとって社長面接が、どれだけ重要な場所なのかは理解できたかと思います。
社長面接を突破するには、面接時間にとらわれずに面接内容を充実させることがポイント!
事前にしっかり対策をして、内定をゲットしましょう。
この章では、社長面接を突破するためにやっておくべき5つの対策を紹介していきます。
【社長面接を突破するためにやっておくべき5つの対策】
- 社長の経歴や企業の考え方を把握しておく
- 熱意が伝わる志望動機を考えておく
- 将来のキャリアプランを明確にしておく
- 逆質問を準備しておく
- ビジネスマナーや身だしなみを再確認しておく
対策① 社長の経歴や企業の考え方を把握しておく
1つめの対策は、社長の経歴や企業の考え方を把握しておくことです。
社長面接では、社長の性格や企業の考え方に合ったアピールが欠かせません。
社長になった経緯や企業理念などを再度チェックし、入社後に活躍できる人材、企業に合っている人材ということを印象付けれるように準備しておきましょう。
企業のホームページだけではなく、本やサイトなどをチェックしておくこともおすすめです!
企業によっては、社長が本を出版していたり、雑誌やWEBサイトのインタビューを受けていたりする場合もあります。
社長の人間性をより知ることができるので、可能であれば目を通しておくとよいでしょう。
対策② 熱意が伝わる志望動機を考えておく
2つめの対策は、熱意が伝わる志望動機を考えておくことです。
一次・二次面接だけではなく、社長面接でも志望動機を聞かれることがあります。
社長面接では、こまれで以上に「なぜ入社したいのか」をアピールすることが大切!
企業への貢献度や、モチベーションの高さが伝わるような志望動機を考えておきましょう。
自分の経験をもとにした志望動機なら、入社への熱意が伝わりやすいですよ。
「他の就活生とは違うな」と思ってもらえるよう、一次・二次面接で伝えた志望動機をさらに練り直してみてくださいね。
また、事前に志望動機を練り直しておけば、面接本番で焦ってしまうのも防げます。
熱意を伝えなきゃと意気込みすぎて、社長の話を遮ってまでアピールしてしまっては意味がありません。
熱意を伝えることも大切ですが、リラックスした状態で面接に挑むことも同じくらい大切なこと。
気持ちに余裕を持たせるためにも、しっかりと対策しておきましょう。
対策③ 将来のキャリアプランを明確にしておく
3つめの対策は、将来のキャリアプランを明確にしておくことです。
一次・二次面接ではスキルを中心に見ていますが、社長面接では企業の方向性に合ったキャリアプランを持っているかを見られます。
あなたが優れたスキルを持っていたとしても、すばらしいキャリアプランを立てていたとしても、企業の方向性と一致していなければ意味がありません。
大切なのは、あなたと企業の価値観が一致していること!
あなたのキャリアプランが企業と同じ方向を向いていれば、評価もグッと高くなるでしょう。
これまでの面接と同じ感覚で挑むのは危険です。
同じ考えを持って業務に取り組めることをアピールできるよう、十分に対策をしておきましょう。
対策④ 逆質問を準備しておく
4つめの対策は、逆質問を準備しておくことです。
「何か質問はありますか?」と聞かれて「特にありません」と答えてしまっては、意欲がないとみなされる可能性が高くなるだけ。
調べればわかるような質問でなく、積極性や前向きな姿勢をアピールできる質問を3つほど考えておくとよいでしょう。
社長面接で活用できる逆質問の例を、4つの項目に分けて紹介していきますね。
【業務内容に関する質問】
- 御社のスタッフは、普段どのような流れで仕事を進められていますか?
- 新しく入社する就活生に、どのような業務に挑んでほしいと考えていますか?
【求められる能力に関する質問】
- 働く上でどのような能力を身につける必要がありますか?
- 御社で働くスタッフは、これまでどのようなキャリアを積んで来られたのでしょうか?
【経営する上で大切にしていることや企業のビジョンに関する質問】
- 会社を経営するうえでいちばん大切にしていることは何ですか?
- 5年後、10年後に描いている経営ビジョンを教えてください
【企業が現在抱えている課題に関する質問】
- 現在、御社に足りないと思っていることは何ですか?
- 御社が現在抱えている課題やミッションを教えてください
自分をアピールするだけではなく、社長の考えや企業のことを深く知れる逆質問。
質問したい内容を事前にメモにまとめておけば、焦らず質問をすることができます。
面接中にメモを見るのはマナー違反になるのでは?と心配する人もいますが、マイナス評価になることはないので安心してくださいね。
ただし、メモを見る前に断りを入れることが大切!
「お聞きしたいことをまとめてきましたので、メモを確認させていただいてよろしいでしょうか」と伝え、了承を得てからメモを見るようにしましょう。
対策⑤ ビジネスマナーや身だしなみを再確認しておく
5つめの対策は、ビジネスマナーや身だしなみを再確認しておくことです。
企業の一員として、また社会人として恥ずかしくない人材を採用するため、社長面接ではより厳しくビジネスマナーや身だしなみをチェックされます。
たとえ企業とマッチしている人材だとしても、言葉遣いや態度が悪い場合やだらしない恰好をしている場合は不採用になる可能性が高いです。
企業研究や逆質問の準備だけではなく、ビジネスマナーや身だしなみの再確認も忘れずにおこないましょう。
ビジネスマナーと身だしなみのチェックポイントを、以下にまとめたので参考にしてくださいね。
ビジネスマナーのチェックポイント
入退室の作法や挨拶の仕方だけではなく、声の大きさや簡潔明瞭に話せるかも忘れずにチェック!
たとえば同じくらいの能力を持った人材のうち、どちらか1人を選ばなければいけない場合は、ビジネスマナーがきちんとしている人材を選ぶことがほとんどです。
礼儀正しい人や元気がある人は好感をもたれるもの。
社長面接の前に、もう一度ビジネスマナーをチェックしておきましょう。
身だしなみのチェックポイント
人の第一印象は、見た目で決まると言っても過言ではありません。
シワシワのスーツや汚れた靴なんて問題外!
面接にふさわしくない派手な服装も、もちろんNGです。
会った瞬間に好印象を与えられるよう、身だしなみも入念にチェックしておきましょう。
自分でチェックするのもいいですが、客観的な意見を聞くこともおすすめです!
友だちや家族など第三者の目でチェックしてもらうことで、自分では気付けなかった要素を発見できますよ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
最終面接の所要時間に関する理解が深まったと思います。
正直、所要時間に関してはもう過去のことなので気にする必要はありません。
気にするべきは社長面接の内容についてです。
「答えられなかった質問は何だったか?」「社長が笑った回答は何だったか?」など、次に繋げられるようなことに気を回すことが重要ですよ。
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 社長面接の所要時間は平均として30分を見ておくと良い。
- 就活マンの経験上では5分〜40分の社長面接があった(5分でも内定を獲得できたので所要時間で全て決まるわけじゃないことに注意すべき)
今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた600の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/