今回の記事では、一次面接の逆質問がないときの対処法をバシッと解説します!
(そもそも逆質問は必須なのか、アイデアがないときの具体的な対処法を共有するよ!)
こんにちは!
就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。
逆質問とは、面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれる質問のこと。
すぐに質問が浮かぶ人もいますが、一方で何も聞きたいことがなかったり、どんな内容を質問すべきか悩んだりする人も少なくありません。
雑に考えた質問をしてもマイナス評価につながりそうですし、制約があると結局何を質問すべきか悩んでしまいますよね。
ただ、逆質問では志望度や熱意の高さも見られていますし、アイデアが浮かばないからといって質問をしないのは絶対に避けるべきですよ。
この記事では、一次面接で逆質問をしないのはやばいのか?を解説した後に、質問アイデアがないときに即実践できる対処法を共有します。
逆質問を求める企業側の意図や質問を考える際の注意点まで共有するので、一次面接に向けて万全な対策をしたい人はぜひ最後までご覧ください。
逆質問が思いつかないので不安です。
何を聞くべきか悩むよね。この記事では逆質問が思いつかない人向けに”即実践できる対処法”を共有するから、ぜひ参考にしてね!
- 一次面接で逆質問をしないのはやばい?
- 一次面接で逆質問がないときに即実践できる対処法
- 面接対策にはエージェントの活用がおすすめ
- 一次面接で逆質問を求めてくる企業側の意図
- 一次面接の逆質問を考える際の注意点・ポイント
- 一次面接の逆質問に関してよくある質問
- 本記事の要点まとめ
一次面接で逆質問をしないのはやばい?
まずは、一次面接において逆質問をするのは必須なのか?について。
結論、逆質問を求められたら必ず1個は何かしらの質問をすることを強くおすすめします。
上記のように考える最大の理由は、企業側の質問意図にあります。
逆質問ってその企業へ熱意のある就活生ほど中身の濃い質問をするので、質問内容によって志望度の高さを判断できるんですよね。
つまり「逆質問をしない=企業に対して熱意がないと伝えているようなもの」なので、不要な減点を避けるためにも1個は質問すべきといえるわけです。
もちろん「逆質問をしない=絶対に落ちる」とは言い切れません。
でも「とくにありません」や「大丈夫です」と答えてもプラス評価にはなりませんし、志望度を伝えるチャンスを逃すことになるのでもったいないかと。
よって何も聞きたいことが浮かばない、いい感じの質問アイデアがないなどの状況にならないように事前に対策しておくと確実です。
次章では逆質問を考えるための実践的な方法を共有するので、アイデアがなくて困っている人はぜひこのまま読み進めてみてくださいね!
たしかに面接官の立場を想像すると、逆質問をする人としない人がいたら前者の何かしら質問をしてくれる人のほうが熱意を感じそうですね。
本気で入社したいと思っている企業なら聞きたいことっていろいろあるはずだからね。興味がないと思われないためにも、逆質問の機会はうまく活用すべきといえるよ!
一次面接で逆質問がないときに即実践できる対処法
逆質問を求められたら何かしらの質問は確実にすべきという話をしました。
ただ、質問をすべきだとはわかっていても、具体的な質問内容のアイデアがなくて困っている人も多くいるかと思います。
よって本章では、一次面接でする逆質問がないときの対処法をまとめました。
具体的な2つの方法をお伝えしていくので、ぜひ順に見ていきましょう。
【一次面接でする逆質問がないときに即実践できる対処法】
- 逆質問の具体例を見てアイデアを参考にする
- 逆質問の考え方を知って自分なりの質問を発想する
- 補足:逆質問を一次面接のその場で考えるのは避けるべき
対処法① 逆質問の具体例を見てアイデアを参考にする
自分で逆質問を考えるのが難しい場合は、アイデアの具体例を参考にするのがおすすめです。
自分も共感できる質問があればそのまま採用すればいいですし、具体例を見ることで新たな質問を発想できることもあるかもしれません。
参考までに、僕が考える一次面接でおすすめの逆質問も共有しておきますね。
【一次面接でおすすめの逆質問13選】
- 面接での私の印象はどうでしたか?
- 私は◯◯な性格で◯◯な方と合うと考えているのですが、そういった社員さんは多いですか?
- 私の最大の強みは◯◯なのですが活かせる場面は多いでしょうか?
- 競合他社と比較した際の御社の最大の強みは◯◯だと考えているのですが、いかがでしょうか?
- 入社後に一番に感じたギャップがあれば教えてください
- 御社の若手の社員さんに多い性格の特徴があれば教えてください
- 今後どのような人材を特に採用したいと考えていますか?理由とともにお聞かせ願いたいです
- ◯◯職の1日の仕事の流れをザックリでも教えて頂きたいです
- お酒が大好きなのですが、飲み会は多いでしょうか?
- 仕事を通して最もやりがいや達成感を感じる場面を教えてください
- 活躍されている女性社員の方はどのような方でしょうか?復職された方はいらっしゃいますか?
- 部門間の交流は活発でしょうか?
- ジョブローテーションは比較的活発に行われているでしょうか?
一見すると、このまま質問してもいいの?と思うものもあったかもしれません。
でも、質問意図や目的まで知るときっと納得してもらえると思いますし、同じように発想することで別の質問アイデアも浮かぶことがあるかと。
逆に意図や目的が不明確な質問はかえって低評価につながる恐れもあるので、質問例を調べるときは背景的な部分まで確認しておくべきですよ。
僕がおすすめする逆質問の意図は別記事にて詳しくまとめているので、各質問の詳細まで把握したい人はぜひあわせて一読してみてください!
対処法② 逆質問の考え方を知って自分なりの質問を発想する
2つ目の対処法として、逆質問の考え方を知ることも有効です。
どうやって考えるのか?のイメージができると、自分なりの視点でオリジナルの質問も発想しやすくなるんですよね。
僕がおすすめしている逆質問を考える際のステップは、以下のとおりです。
【逆質問を考える際の3ステップ】
- 逆質問を通して実現したいゴールを考える
- ゴールから逆算しつつ疑問も踏まえて質問アイデアを考える
- 面接フェーズも踏まえて本番用の逆質問を2.3個に絞る
逆質問では思いつきの質問をすればいいと考える人もいますが、その前に逆質問を通して何を達成したいか?の目的を明確化しておくといいです。
目的意識があると評価や成果につながりやすいですし、何となく逆質問をしてしまって貴重な機会を無駄にすることも防げますよ。
その上で目的から逆算して質問を考えて、本番用の質問を吟味するイメージです。
面接フェーズによって面接官の立場や役職は異なるので、質問相手を考慮して逆質問の中身を使い分けることも重要ですね。
上記の3ステップについては、以下の記事でより詳しくまとめています。
「自分が一番知りたいこと=最適な逆質問ではない」という重要な前提にも触れているので、より理解度を高めたい人はぜひご覧くださいね!
補足:逆質問を一次面接のその場で考えるのは避けるべき
逆質問をいつ、どうやって考えるかに関連して1つ補足をさせてください。
結論、一次面接のその場で逆質問を考えるのは避けることを僕はおすすめします。
というのも、その場の思いつきだと逆質問の質を確保しにくいから。
逆質問の質とは、志望度や熱意の高さが伝わる・企業理解を深めるなどの目的を達成できるような質問をすることを想定しています。
その場の思いつきでも質の高い逆質問をすることは可能ですが、確率や精度を考えるとやはり事前に準備しておいたほうが確実なんですよね。
もちろん面接の場で疑問が生じて質問したくなるケースもあるとは思いますし、その質問をするのも決して悪いことではありません。
ただ、本番は緊張感もあってうまく思考しにくいものですし、リスクを考えると事前に準備しておくに越したことはないかと。
とくに面接のような場で緊張しやすい人、じっくり考えた上で自分の意見を伝えたい人などは本番前に逆質問を用意しておくと安心でしょう。
逆質問の具体的なアイデアを見たり、逆質問をどうやって考えるのかのステップがあったりすると、たしかに自分なりの質問も考えられそうです!
面接本場で質問を考えるのはリスクが高いし、逆質問の場を有効活用するためにも本番前に質問を考えておくのが僕はおすすめだね。
面接対策にはエージェントの活用がおすすめ
ここまで一次面接で逆質問を求められたら確実に1個はすべきこと、逆質問のアイデアがないときの具体的な対処法を共有しました。
次にこの章では、逆質問を含む面接対策のおすすめ方法をお伝えします。
というのも、逆質問のような点での対策だけでなく、面接全体を考えた上での最適な対策をすることが最終的な成果につながりやすいから。
結論、本質的に面接対策をしたいなら模擬面接によって数をこなしておくべきですよ。
模擬面接をこなすと、面接の場に慣れて本番でも自分の力を出し切りやすくなります。
相手は選ぶ必要がありますが、就活や採用に詳しい相手なら客観的に見たときの改善点もアドバイスしてもらえて本番に活かせるんですよね。
ただ、模擬面接を受けたほうがいいとはわかっていても、お願いできるいい感じの相手がいなくてぶっつけ本番となっている人はかなり多くいるかと。
そこで僕がいつもおすすめしているのが、無料で次のような支援をしてくれる就活エージェントの活用ですね。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
上記のように、就活生の内定獲得までに必要なあらゆることをサポートしてくれます。
エントリー候補が不足していたら企業提案もしてくれますし、逆質問などの対策が不足している場合は質問相談や面接相手をしてくれるんですよね。
しかも相手は就活支援を専門に仕事をしているプロですし、過去の支援経験なども踏まえて第三者視点でアドバイスもくれます。
無料で使えるのは企業側がエージェントに手数料を支払う仕組みがあるからなので、就活生は至れり尽くせりですが怪しむ必要はないですよ!
▼就活エージェント利用者の声
僕はこれまで50以上の就活エージェントを見てきました。
そんな僕が今就活生なら、まずは「ミーツカンパニー就活サポート」と「キャリアチケット」の2つに登録しますね。
(そのほかのおすすめエージェントは「就活エージェントおすすめランキング【1位〜21位】」にて紹介しています!)
正直な話、就活エージェントの質はピンキリです。
また、知名度の高さと質が比例するわけでもないので、利用者の評判を重視して登録先を決めることが重要なんですよね。
その点で、上記の2つは利用者の口コミが優れていますし、いずれもオンライン支援対応なので全国の就活生が利用できます。
おすすめランキングの記事でも、上位で紹介していますね。
追加で注意点を共有すると、エージェントの価値は担当者の質にも依存しやすいです。
1対1でサポートしてもらえますが、人と人である以上相性もありますし、どの担当者がつくかで満足度が変わりやすいんですよね。
よって対策として、最初から複数サービスに登録する→相性のよさそうな担当者を厳選するのがベストだと僕は考えています。
僕が現役だったら3社以上の登録は確実にしますが、少なくとも上述した2サイトにはまとめて登録しておくといいですよ!
エージェントでは専任の担当者がつく仕組みがあるため、枠が埋まってしまうとサポートを受けられない可能性があります。
よって機会損失を避けるために、後回しにせず早めに登録を済ませておくべきですよ。
なお、ここでは面接対策の観点で有用なエージェントを紹介しましたが、ほかにも就活を効率化する上でおすすめのサービスはいくつか存在します。
具体的には、僕が現役の就活生だったら確実に登録する5つだけをまとめた記事にて共有しているので、こちらもぜひさくっと一読してみてください!
本質的に面接対策をするなら、やはり本番前にいかに数を積めるかが重要なんですね。
数を積めば体が自然と感覚を覚えるものだからね。冷静に考えるとぶっつけ本番で力を出しきれないのは当たり前の話だし、エージェントをぜひうまく活用するといいよ!
一次面接で逆質問を求めてくる企業側の意図
続いてこの章では、一次面接で逆質問を求める企業側の意図を紹介します。
前章まででも軽く触れましたが、逆質問を求める企業側の視点を持っておくとより的確な内容を考えやすくなるんですよね。
企業は意味もなく質問をすることはないので、形式的に何となく逆質問の時間があるだけと考えるのは微妙ですよ。
以下3つの意図について、順に確認していきましょう。
【一次面接で逆質問を求めてくる企業側の意図】
- 志望度の高さを判断する材料にするため
- 単純に就活生の疑問を解消するため
- 自然なコミュニケーション能力を確認するため
意図① 志望度の高さを判断する材料にするため
もっとも意識すべきなのは、志望度の高さを判断する材料にする意図です。
企業は、熱意を持ってモチベーション高く長期的に働けるような人材を求めています。
このような人材を確保するには、自社への熱意が高いことが必須なんですよね。
会社への熱意が薄く、たとえば待遇面だけで入社を決めているような人材は、すぐに退職してしまう可能性が高いからです。
よって企業は面接全体で志望度の高さを探っていますが、その判断材料とされるのは志望動機の質問だけではありません。
逆質問でも入社意欲が低ければ雑に質問される・質問されないなどの様子が見えるので、質問内容によって熱意の高さを探られているわけです。
この意図を踏まえると「とくにありません」などの回答は絶対に避けるべきとわかるかと。
逆質問が浮かばないからといって質問なしは熱意がないとアピールするようなものなので、何かしらの質問は確実に用意しておきましょう。
意図② 単純に就活生の疑問を解消するため
逆質問では、単純に就活生の疑問を解消してあげたいという意図も考えられます。
そもそも面接の本来の目的は、就活生についてより正確に理解をして、その上で自社との相性を判断して合否を下すことです。
もちろん就活生側も入社するかどうかを判断するために、企業について確認しておきたいことがあれば質問機会があって然るべきですよね。
ミスマッチは双方にとってデメリットしかないので、企業側も就活生に対して疑問を解消する機会を提供したいという考えもあるわけです。
よって本当に気になっていることがあれば、逆質問の機会を与えられたときに疑問をクリアにしておいてもいいかもしれません。
ただし、目的意識がないと微妙な内容の質問をしてしまうリスクもあるので、次章で共有する注意点なども押さえた上で質問を考えるようにしましょう。
意図③ 自然なコミュニケーション能力を確認するため
社会人として仕事を進める際は、自分ひとりで完結することは基本的にありません。
上司や同僚と協力して仕事を進める必要があるので、コミュニケーション能力が必須になるんですよね。
ゆえに、企業は面接全体を通して会話力の有無も確認しています。
その点で、決まった型があまり広まっていない逆質問は、その場でのやり取りも生まれやすくリアルな会話力を探るよい材料になるんですよね。
自己PRや志望動機は誰もが事前にある程度の答えを用意していますが、逆質問はそこまでメジャーではないのでリアルな力を探れるわけです。
だからこそ逆質問にも対策しておけばほかの就活生との差別化にもなりやすいですし、会話力をアピールするためにも準備しておくべきですね。
志望度や熱意の高さを探られていることは、確実に意識して質問を考えたほうがよさそうですね。
雑に質問すると熱意が薄いとマイナス評価に直結しかねないからね。面接官の視点を知ると回答の考え方も変わってくるものだし、ぜひ企業側の意図も意識しておこう!
一次面接の逆質問を考える際の注意点・ポイント
次にこの章では、一次面接の逆質問を考える際の注意点などを共有しますね。
ここまで逆質問の具体例や考え方、企業側の意図などを伝えましたが、以下の注意点を押さえていないとマイナス評価を受ける可能性があります。
基本的な内容も含みますがいずれも超重要なので、ぜひ当たり前の話と軽視しないでさくっと読み進めてみてください。
【一次面接の逆質問を考える際の注意点・ポイント】
- ネットで調べられる内容を質問しない
- 給料や福利厚生などに関することは質問しない
- 人事や現場社員など相手の立場を考慮して質問をする
- 企業理解を深めるなどの目的を持って質問する
- クローズドクエスチョンは基本しない
ポイント① ネットで調べられる内容を質問しない
逆質問では、ネットで調べられる内容の質問は絶対に控えましょう。
たとえば「土日休みか?」「社員数は何人くらいか?」といった質問ですね。
理由は単純で「自分で調べられる質問をする=企業研究を雑にやっている=志望度が低い」などと思われてネガティブな印象を持たれやすいから。
本気で入社したいと思っている会社が相手なら事前にできる限りの準備をするはずですし、雑な準備だけで臨むと面接官にすぐ見抜かれます。
数多くの応募者を相手にしているからこそ、質問内容や振る舞いを見ただけで自社への本気度はすぐわかるものなんですよね。
質問することが目的にならないように、質問内容にもこだわりを持つようにしましょう。
ポイント② 給料や福利厚生などに関することは質問しない
給料や福利厚生などに関する質問をすると、自社のビジョンや事業内容より待遇面を重視して志望していると思われる可能性があります。
すると、もっと待遇のよい他社が見つかったらすぐ転職されると懸念するので、企業側は内定出しをためらいがちなんですよね。
企業視点に立つと、条件面より自社の本質的な部分に共感してくれている人材のほうが相性がよいと感じるのは容易に想像できるかと。
よって逆質問の場を利用して、給料などに関する疑問を解消するのは微妙です。
ただ、応募側からすると労働条件面などの部分って大事な要素だと思います。
どうしても確認しておきたい場合は、面接時ではなく内定獲得後にメールなどで質問をするのがリスクが低くて個人的にはおすすめの方法ですね。
ポイント③ 人事や現場社員など相手の立場を考慮して質問をする
逆質問を考えるときは、企業全体を想定しておくだけでは十分とはいえません。
たとえば一次面接では人事や現場社員が面接官となるケースが多いですが、人事に対して現場に関する質問をするのは微妙ですよね。
逆に、現場社員に対して人事制度などの質問をするのも不適切です。
つまり逆質問では、相手が答えやすい質問かどうか・その相手だからこそ答えられるような質問かどうかを意識する必要があるわけです。
これは一次面接に限った話ではなく、たとえば役員が出てくる最終面接で現場レベルの質問をするのも適切とはいえません。
相手の立場を考慮して会話をするのは社会人の基本なので、逆質問を考える際にも同じ意識を忘れず持っておきましょう。
ポイント④ 企業理解を深めるなどの目的を持って質問する
逆質問を考える際は、何かしらの目的意識を持っておくといいです。
単純に目的意識があったほうが質問の質が高くなりやすいですし、逆に目的なしで質問を考えると雑な内容になりがちなんですよね。
【逆質問に設定する目的の例】
- 入社意欲や志望度の高さを伝えたい
- 自分の人柄を気に入ってもらいたい
- 企業理解を深める質問をして入社の判断材料を増やしたい
- 企業との適性を測る質問をして相性を判断したい
- 自分の強みや性格を再度確認してもらいたい
個人的には、上記のような目的を想定しておくのがよいかと思います。
意識次第では逆質問もアピールチャンスの1つに変えられるので、面接最後によい印象を残すためにも意図を持った質問をしましょう。
ポイント⑤ クローズドクエスチョンは基本しない
前述のとおり、逆質問では円滑なコミュニケーション能力の有無も見られています。
その点で、Yes・Noで答えられるクローズドクエスチョンをすると会話が広がりにくく、逆質問の時間が有意義なものになりにくいんですよね。
よってその場の会話が膨らむように、逆質問を求められたらある程度の会話が広がるような質問をするのがおすすめです。
面接官の意見を求める質問なら何かしらの会話に発展するはずなので、クローズドクエスチョンは避ける意識を持っておきましょう。
たしかにネットで調べられる質問や待遇面に関する質問をする人からは、面接官の立場であまり熱意を感じられなさそうですね。
面接官の視点を想像するとイメージしやすいよね。数多くの応募者を相手にしているからこそ手を抜くとすぐバレるから、どの企業にも妥協せず質問を考えるようにしよう。
一次面接の逆質問に関してよくある質問
最後に本章では、一次面接の逆質問に関するよくある質問にまとめて回答します。
もし似た疑問を持っていた人がいたら、ぜひここでの回答を参考にしてみてください!
【一次面接の逆質問に関するよくある質問】
- 一次面接の逆質問の終わり方は?
- 「とくにありません」や「大丈夫です」と答えるとどうなる?
- 一次面接で逆質問の時間がない場合は落ちる?
- 一次面接で使える面白い逆質問といえば?
- 一次面接の逆質問はいくつがベスト?
質問① 一次面接の逆質問の終わり方は?
一次面接の逆質問は、以下のようにシンプルに終わればOKですよ。
【逆質問の終わり方のテンプレ】
「ご回答いただきありがとうございます!こちらからの質問は以上です。」
重要なのは逆質問の中身なので、終わり方で爪痕を残そうとする必要はありません。
終わり方の言葉に迷ったら、上記のようにシンプルな言葉を伝えるとよいでしょう。
質問② 「とくにありません」や「大丈夫です」と答えるとどうなる?
逆質問の時間はなくなりますし、プラスの評価を受けることは基本ありません。
やはり志望度や熱意が高い就活生なら何かしらの質問をするものなので、逆質問なしの回答は企業に対して基本よい印象を与えないはずです。
逆質問を求められたら、何かしらの質問をするのは必須です。
事前に対策しておけば逆質問が1つもなくて困ることはないはずなので、ぜひ僕が共有した具体例などを参考に質問を考えてみてください!
質問③ 一次面接で逆質問の時間がない場合は落ちる?
逆質問の時間がなかったからといって、絶対に落ちるわけではありません。
単純に面接時間が押して逆質問の時間を設けられなかっただけの可能性も高いですし、悲観的に考える必要はないですよ。
同じケースに初めて遭遇すると焦るかもしれませんが、意外とよくある話です。
無理に逆質問の時間を設けてもらう必要もないので、あまり深く考えすぎないでそれ以降にできる就活対策に集中するようにしましょう。
質問④ 一次面接で使える面白い逆質問といえば?
個人的には、面接後の自分の印象を聞く逆質問がおすすめです。
具体的には「面接での私の印象はどうでしたか?」といった質問ですね。
これは面接全体のフィードバックをもらう意図ではなく、「自分に対する面接官の認識は正しいかどうか」を確認するための質問です。
面接は自分自身についてできる限り正確に情報を伝える場なので、企業側にとっても認識がズレていたらよいことではありません。
もし認識が合っていそうなら「まさにそのとおりです、短い時間の中で深く理解いただきありがとうございます!」などと伝えればOKです。
逆に認識違いがありそうなら、あらためて訂正させてもらうことで不適切に自分を評価されることを防げますよ!
質問⑤ 一次面接の逆質問はいくつがベスト?
結論、個人的には1〜2個がおすすめです。
数が多すぎると時間が押して面接官に鬱陶しく思われることがありますし、数が目的になると質問も雑になりがちなんですよね。
よって本番前に〜3個くらい質問を用意しておき、実際の逆質問の場では1〜2個だけするのがよいかと。
質問の内容が面接途中で話題に上がってしまうこともあるので、念のため少し多めに用意しておくと安心ですよ!
やはり逆質問を求められたら何かしらの質問は確実にすべきなんですね。
逆質問が浮かばなくても「とくにありません」などと答えると低評価を受ける可能性があるからね。対策もそこまで難しくないし、ぜひ事前に時間をかけておくといいよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
一次面接で逆質問をすべき理由やアイデアの具体的な考え方、逆質問を求める企業側の意図や質問を考える際の注意点などを共有しました。
逆質問を求められたら、絶対に1個は質問をすべきです。
企業側は志望度の高さを探る判断材料にしているので、質問なしという回答をするとそれだけでマイナス評価に直結しかねません。
逆にいえば、逆質問の中身にこだわりを持つことでアピール機会にできますし、ほかの就活生との差別化にもつながります。
逆質問は面接最後に聞かれるからこそ面接後の印象にも影響しやすいので、ぜひ軽視しないで事前にできる限りの対策をしておきましょう。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活でおすすめの逆質問ランキング【1位〜20位】|就活生がすべき逆質問一覧!」も読んでみてください。
一次面接に限定しないで、就活全体を通しておすすめの逆質問をまとめています。
選考フェーズ別のおすすめ逆質問、NG逆質問の具体例なども共有しているので、さらに理解を深めたい人はぜひ一読してみてくださいね。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 「逆質問をしない=企業に対して熱意がないと伝えているようなもの」なので、逆質問を求められたら必ず1個は何かしらの質問をすべきである。
- 逆質問が浮かばないときは、具体例を見る・考え方を知ることがおすすめである。
- 本質的な面接対策をしたいなら、エージェントなどを使って模擬面接の経験を積むべきである。
- 逆質問を考える際は、企業側の質問意図も意識しておくとよい。
- 「ネットで調べられることは質問しない」などの基本的な注意点も押さえておくべきである。