就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
内定獲得というゴールに向けて最初の関門となる一次面接。
当たり前ですが、一次面接を突破しないとその先の二次・最終面接などには進めませんし、一般的な通過率がどのくらいなのかって気になりますよね。
結論をお伝えすると、一次面接の通過率は30%程度だといわれています。
ただし、通過率は企業ごとに異なる一次面接の位置付けや企業規模などによっても変動するので、全体像を把握しておくことも大切ですね。
この記事では、一次面接の通過率について一般平均や全体像を紹介します。
実体験を元にした一次面接を突破する秘訣や注意点なども共有するので、一次面接の通過率を少しでも高めたい人はぜひ最後までご覧ください。
第一関門である一次面接の通過率は気になりますね。
そうだよね。通過率がわかれば難易度もイメージがしやすいし、その後の対策にも活きてくるよ!
- 一次面接の通過率は平均30%程度
- 一次面接の通過率が高い・低い企業の特徴
- 【実体験】一次面接の突破のカギは場数を踏むこと
- 一次面接で苦戦してしまう主な原因
- 一次面接を攻略するために意識すべきこと
- 一次面接の通過率を上げるための具体的なコツ
- 本記事の要点まとめ
一次面接の通過率は平均30%程度
冒頭でもお伝えしたとおり、一次面接の通過率は平均30%程度といわれています。
通過率は「企業によって異なる」が大前提ですが、参考値を知りたいときには約30%として理解しておくのがよいかと。
一次面接では、二次以降に進めてもよいか?という観点で減点式で評価されます。
二次以降は部長クラスなどが面接官となるので、ある程度のレベル以上だと判断できる人材だけを通したいと考えられるものなんですよね。
よって一般的な傾向としては、内定に遠い段階の選考フェーズほど全体の通過率は低くなりやすい傾向があるわけです。
以下では、企業規模による一次面接の通過率の違い・二次面接や最終面接との通過率の違いもまとめたので、順に見ていきましょう。
企業規模による一次面接の通過率の違い
一次面接の通過率は、企業規模によっても違いが生まれやすいです。
企業規模の大きな大手・有名企業ではエントリーする人も多くなりやすいので、一般的な会社と比べると不合格者も多くなりやすいんですよね。
ゆえに、全体の通過率を見ても企業規模によって違いが生まれるわけです。
【企業規模別の一次面接の通過率】
- 超人気の大企業:20%程度
- 一般的な大企業:30%程度
- 中小企業:40%程度
- ベンチャー企業:40%程度
ざっくりの分類ですが、超人気企業では平均よりも低い通過率になりやすく、対してベンチャーや中小企業では40%ほどあるといわれています。
僕自身の経験、友人やこれまで数多く関わってきた就活生から話を聞いた感覚などを考慮しても、上記くらいのイメージがありますね。
現実的に考えると、通過率に関わらず自分の実力を出し切ることに集中すべきです。
とはいえ、企業分類による難易度の違いを知っておくと仮に落ちたとしてもメンタルを維持しやすいので、ざっくりの傾向として把握しておくとよいでしょう。
一次面接・二次面接・最終面接の通過率の違い
二次面接や最終面接の通過率についてもざっくり共有しておきますね。
一次面接と通過率を比較すると、各選考のイメージをより膨らませられるかと思います。
【選考フェーズによる通過率の違い】
- 一次面接:30%程度
- 二次面接:30%程度
- 最終面接:40%程度
企業規模などによる違いを一旦なしとして考えると、全体的には上記のようなイメージですね。
一次面接では数多くの応募者から大幅に不採用者を出すため、二次面接では一人ひとりをさらに精査して最終へ進める人を選ぶため通過率は低めになりやすいです。
対して最終面接では、すでにある程度合格レベルにあると判断された人材しか残っていないので、一次や二次と比べると高い値になりやすいですね。
繰り返し伝えているとおり実際の通過率は企業によって異なりますが、ざっくりの傾向を把握したいときには上記を参考にしてみてください。
二次以降の選考フェーズと比べると、一次面接では低い通過率になりやすいのですね。
各面接の位置づけを考えると、通過率が低めになるのは自然なことかもしれないね。ただ見方を変えると、一次を突破できれば内定にグッと近づくともいえそうだね!
一次面接の通過率が高い・低い企業の特徴
次にこの章では、一次面接の通過率が高い・低い企業の特徴を紹介します。
前章では、大手・中小・ベンチャーなどの企業分類による違いを共有しましたが、そのほかにも通過率を推測する上で役立つ指標はあるんですよね。
大前提、通過率を意識しすぎるよりも合格するための対策をすることが最重要です。
とはいえ、将来のキャリアがかかっている状態では通過率も気になるものだと思うので、より理解度を高めたい人はぜひ参考にしてみてください。
【一次面接の通過率が高い・低い企業の特徴】
- 通過率が高くなりやすい企業の特徴
- 通過率が低くなりやすい企業の特徴
通過率が高くなりやすい企業の特徴
通過率が高くなりやすい企業の特徴は、以下のとおりです。
【通過率が高くなりやすい企業の特徴】
- 知名度が低くエントリー者が少ない
- 人手不足である
- 求められる学歴や能力・スキルなどの水準が高すぎない
エントリー数が少ない会社では、大幅に不合格者を出すと採用人数を確保できません。
人手不足の会社も同様で、採用したいと思っている人数が多いと不合格者も少なくなりやすいので、一般平均と比べると通過率は高くなりやすいです。
また採用基準があまり高くない会社でも、当然合格率は高くなりますね。
優れた学歴や実績・専門スキルなどを求めていない会社であれば、一般的な企業と比べて一次面接の通過率は高くなりやすいでしょう。
通過率が低くなりやすい企業の特徴
反対に、次のような特徴がある会社は通過率が低くなりやすいといえます。
【通過率が低くなりやすい企業の特徴】
- 知名度が高くエントリー者が多い
- 人手不足ではなく、採用人材を吟味する余裕がある
- 求められる学歴や能力・スキルなどの水準が高い
エントリー数が多い会社・人材が足りている会社では、無理に人手を確保しようと努力する必要がありません。
ゆえに企業との相性重視でじっくり評価されるので、採用基準も高くなりやすいといえます。
単純に採用基準を高く設定している場合も、当然通過率は低くなりますね。
これらの特徴ベースで企業を探すのは本質的ではないですが、自分が受ける企業の通過率を予想したいときには上記も参考にするとよいでしょう。
応募者側からどれだけ人気があるか、現状の企業体制で人材が足りているかどうかが、とくに通過率に違いを生んでいるとわかりますね。
【実体験】一次面接の突破のカギは場数を踏むこと
ここまで、一次面接の通過率について幅広く共有しました。
もちろん通過率が気になる気持ちは強く理解できますし、これらを知っておくとメンタル的に落ち着くこともあるかもしれません。
ただ、より重要度が高いのは一次面接を突破するために対策することなんですよね。
この前提を理解した上で通過率を確認していた人が大半だとは思いますが、本質を見失わないためにもあえて念押しで共有させていただきました。
そして一次面接を攻略するためには、場数を践むことが最重要だと僕は考えています。
場数を践むと面接自体に慣れて自信を持って回答しやすくなりますし、質問の傾向が見えてくるので回答の精度も自然と高められるんですよね。
では、一次面接の場数を践むにはどうしたらよいのか?
僕の結論は、自分が気になる優良企業を効率的に見つけてエントリー数を増やすこと、模擬面接をお願いできる相手を見つけることの2つが重要と考えています。
以下ではこれらにつながる具体的な対策をまとめたので、一次面接の通過率を高めるために何をすべきか悩んでいた人はぜひ参考にしてみてください!
【場数を増やす上でおすすめの対策】
- ホワイト企業ナビで優良企業を効率的に見つける
- 逆求人サイトで企業との接点獲得を自動化する
- 就活エージェントを使って模擬面接をこなす
対策① ホワイト企業ナビで優良企業を効率的に見つける
エントリー数を増やすにはそもそも企業の選択肢を増やす必要がありますが、闇雲に応募していくのはやはりNGです。
重要なのは、自分に合うと感じる会社のエントリー数を増やすことですからね。
この観点でおすすめしたいのが「ホワイト企業ナビ」の活用です。
ホワイト企業ナビは僕が運営するサイトですが、条件を満たす優良企業だけに特化して求人を掲載しているので効率的に候補を増やせるんですよね。
▼こんなサイトです!見やすいデザインにこだわりました!
具体的に企業に課している条件は、以下のとおりです。
【ホワイト企業ナビに掲載している優良企業の条件】
- 残業時間が月25時間未満
- 3年後離職率が30%未満
- 年間休日数が120日以上
求人を掲載する条件として上記の3つを必須としているので、ホワイト企業ナビにはある程度の働きやすさが保証された企業しか載っていません。
よって就活生が利用すれば、ホワイト企業リストのなかから自分がエントリーしたいと思える候補を効率的に探してもらえます。
プロライターが所属する編集部が各求人の中身をまとめており、企業の悪い部分も書くなど情報の質に強くこだわっている点もポイントです。
現状はまだ掲載企業数が少ないですが、愛される求人サイトを目指して1つずつ丁寧に着実に企業を探して掲載しています。
一度でもサイトを見てもらえたら一般的なサービスとの違いを感じてもらえると思うので、少しでも興味を持ってくれた人はぜひ気軽にサイトをのぞいてみてください!
対策② 逆求人サイトで企業との接点獲得を自動化する
企業候補を効率的に増やす上では、逆求人サイトの活用もおすすめです。
逆求人型サイトとは、プロフィールを登録すると自分に興味を持った企業からスカウトが届くサービスのこと。
マイナビなどとは真逆で、企業側から連絡が来るようなサイトですね。
就活生側はプロフィール入力後は魅力的な企業からのオファーを待つだけでOKなので、企業との接点獲得を自動化できます。
微妙な企業に対しては返信する必要はないですし、就活生側が逆求人サイトを利用することにはそこまで時間もかかりません。
利用経験がないと怪しく感じるかもしれませんが、逆求人サイト経由で大手や有名企業の内定を得ている人も実際に多くいますよ。
結論、僕は考える最適解は「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」を併用すること。
2つを併用すると、大手・中小・ベンチャー企業まで網羅できる点が魅力です。
逆求人サイトは早く登録するほどスカウトの期待値が高まるので、後回しにしないで今のうちにスカウト待ちの状態にしておくといいですよ。
何よりプロフィールは使い回せるので2サイトまとめて登録しておくと企業探しをかなり効率化できます!
対策③ 就活エージェントを使って模擬面接をこなす
模擬面接によって場数を踏みたいときには、就活エージェントの利用がおすすめです。
就活エージェントとは、人材会社が無料で次のような支援をしてくれるサービスのこと。
【就活エージェントのサービス内容】
- 就活相談
- 自分に合った求人の紹介
- 選考支援(ES添削や面接対策)
- 企業との面接のセッティング
- 面接後のフィードバック共有
端的に説明すると、就活生の内定獲得までを幅広く支援してくれるサービスですね。
ゆえに面接対策にも当然対応していて「一次面接を意識した模擬面接をしたい」などとお願いすると、本番を意識した練習ができるんです。
しかも相手は就活市場に特化したプロなので、あらゆる企業の一次面接の傾向を意識した上で質問などを投げてくれるんですよね。
自分の回答や仕草などに対してもフィードバックをくれるので、本番前に減点対象となりそうな部分をなくしておく意味でもめちゃくちゃ有用です。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
(無料なので担当者が合わない場合はすぐに切ればデメリットはなしなので!)
たしかに面接に慣れたら自分の力も発揮しやすくなりそうですし、本質を考えると場数を践むことが大切そうですね…!
まさにそのように僕は考えているよ。優良企業の候補が増えれば自然とエントリーしたくなる会社も増えるはずだし、模擬面接と同様に企業探しにもぜひ取り組んでみてね!
一次面接で苦戦してしまう主な原因
次にこの章では、一次面接で苦戦してしまう主な原因を共有します。
一次面接に苦戦する人には共通して見られる特徴がいくつかあるので、これらを把握して対策すると通過率を高められる可能性があるんですよね。
ここでは、僕がとくに重要と考えている3項目をまとめました。
一次面接で減点対象となりやすい要素を把握しておきたい人は、ぜひさくっと確認してみてくださいね!
なお、ここで紹介する以外の内容は「【一次面接で落ちる人の特徴は?】絶対に避けるべき10の特徴を共有!」にてまとめています。
【一次面接で苦戦してしまう主な原因】
- 自信や余裕がないと感じられている
- 結論ファーストで簡潔に話せていない
- 企業選びの軸が曖昧で回答に一貫性がない
原因① 自信や余裕がないと感じられている
一次面接に限らず、面接を突破する上では自信や余裕があると感じてもらうことが重要です。
採用側からすると、自信などがなさそうな人に対しては自社で活躍できそうなイメージを抱きにくいんですよね。
とくに一次面接では、以降の面接を担当する役職が高い人に評価してもらうに値するかどうか?という観点で見られます。
ゆえに自信や余裕を感じられない人は、採用側からしても積極的に次のフェーズに進めようとは思いにくいんですよね。
この観点でも、場数を踏んで面接自体に慣れておくことは有効かと。
面接経験が少ないと「失敗したらどうしよう」と不安になるものですが、ある程度経験があれば自分を俯瞰して自信を持って回答しやすくなります。
不安な気持ちは十分わかりますが通過率を高めるという観点ではあまりよくないので、できるだけ自信を持って堂々と回答することを意識しましょう。
原因② 結論ファーストで簡潔に話せていない
基本中の基本ですが、面接では結論ファーストで簡潔に回答することが大切です。
とくに一次面接は限られた時間で次の選考に進める人を厳選されるので、回答が冗長でよくわからない人はすぐに落とされる印象がありますね。
実際に仕事をする場面を考えてみても、社会人は限られた時間で多くの業務をこなす必要があります。
そんなとき、自分の意見を的確に伝えられない人はトラブルを生みやすいんですよね。
だからこそ、企業側は面接段階でコミュニケーション能力を見ているわけです。
社会人のコミュニケーションでは簡潔さが重要であり、この能力の有無を判断するためにも結論ファーストが重視されているわけですね。
前置きや余談ばかり話す人は面接官から嫌がられやすいので、就活の面接ではとにかく結論から話すことを徹底しましょう。
原因③ 企業選びの軸が曖昧で回答に一貫性がない
企業選びの軸とは、簡単にいうと「企業を選ぶ際の第一条件」のこと。
この軸が明確だと面接での回答にも一貫性が生まれやすいですが、逆に軸がブレブレだとふわっとした印象になりやすいです。
そしてふわっとした印象を受けると、やはり面接官は一貫性がないと感じてあまりよいイメージを持たないんですよね。
芯がない状態で自社を志望していると思うと本気度を感じないですし、仮に採用してもすぐにやめてしまう可能性が高いからです。
よって、一次面接に臨む段階で企業選びの軸がブレている場合は注意が必要。
明確な軸を決めておくのは難しいかもしれませんが、少なくとも何かしらの芯は考えておいて一貫性のある回答ができるように意識しましょう。
面接を受ける側からすると不安な気持ちは大きいですが、たしかに面接官側からすると自信や余裕を感じられる人のほうが魅力的に見えそうですね。
まさにそのとおりだね。結論ファーストや軸を明確化することの重要性も企業視点を持つと理解できるはずだから、常に採用側の目線を想像しておくのはおすすめだよ。
一次面接を攻略するために意識すべきこと
続いては、一次面接を攻略するために意識すべきことを紹介します。
僕がとくに重要と考える以下の3つについて、順に確認していきましょう。
【一次面接を攻略するために意識すべきこと】
- とにかく第一印象をよくする
- 大きな減点を受けないようにする
- 嘘をつかないでありのままを話す
ポイント① とにかく第一印象をよくする
繰り返し伝えているように、一次面接は足切りとしての側面が強いです。
よって「いかにマイナス評価を受けないか」が重要ですが、その点では第一印象をいかによくするかも1つのポイントになります。
僕はよく恋愛をたとえに出すのですが、就活は恋愛と非常に似ているんですよね。
本気でその人と仲良くなりたいと思ったら、相手からよい印象を持ってもらえるようにまずは第一印象に気を配りますよね?
就活も恋愛と同じだと思っていて、最初の印象が悪いとその後の回答がよほど優れていないとよい評価を残しにくい側面があるんですよね。
面接官に自信や余裕を感じてもらうには、服装や髪型・笑顔や話し方などから醸し出される全体の雰囲気が大切だと思います。
具体的には、清潔感のある髪型にする・面接の最初に笑顔で挨拶する・ハキハキと明るく元気に話すなどが重要になってくるかと。
印象をよくする工夫をすれば、自分自身も少しは心に余裕を持って面接に臨めるものですよ。
僕の肌感覚として、最初の印象をよくするだけでも一次面接の通過率は上がると思うので、ぜひ印象面を軽視しないで愚直に実践してみてくださいね。
ポイント② 大きな減点を受けないようにする
一次面接を受ける際のスタンスとして、大きな減点を受けない意識は重要です。
「どの人を次に進めるか」というより「どの人を落とすか」という側面が強い面接なので、いかに大きなマイナスをなくすかが結果を左右するわけですね。
一次面接の面接官は、合否の判断に迷ったら次に進める決断をする傾向があります。
その面接官が判断に迷う人材のなかにも、以降の面接を担当する部長クラスなどが見たら自社に合うと感じる人がいる可能性は十分ありますからね。
よって一次面接では、明らかに採用すべきではないと思われるような言動をしないことが重要なわけです。
たとえば、第一印象が悪い・結論ファーストで話せないなどは減点対象となりやすいので、これらの基本事項を確実に対策しておくことが重要ですね。
ポイント③ 嘘をつかないでありのままを話す
3つ目のポイントは、嘘をつかないでありのままを話すことです。
就活をしていると、高評価を受けるために自分を偽ってよく見せたいと思うような場面が出てくると思います。
でも、自分のありのままを話すほうがメリットが大きいと僕は考えているんですよね。
というのも、嘘をついて高評価を受け仮に内定までもらえたとしても、その企業とは本質的には相性が悪い可能性が高いから。
そして相性が悪い企業とは当然ミスマッチが起こるので、その企業で働くことになったときにはすぐにやめたくなる可能性が高いんですよね。
また、そもそも自分を偽っていると言葉や論理に説得力が生まれにくいので、面接段階でもよい評価は受けにくいものです。
嘘のない自分のリアルな言葉のほうが、結局面接官にも刺さりやすいわけですね。
就活時って「目先のゴール=内定を得ること」と捉えがちなので、そのためならと自分を偽って回答をしてしまう人も少なくありません。
ただ、本質を考えると自分のありのままを伝えたほうが結果的に自分のためになるので、できる限り嘘をつかないことも意識しておくことをおすすめします。
自分をよく見せようとして、表面的な回答をしてしまうことはよくありそうですね…!
気持ちは痛いほどわかるけど、本質を考えると自分のためにもならないんだよね。ありのままを語ることは意外と難しいけど、意識的にでも頭に入れておくといいよ!
一次面接の通過率を上げるための具体的なコツ
最後に本章では、一次面接の通過率を上げるための具体的なコツを紹介します。
通過率を上げたいならいずれも対策必須の内容なので、もし対策ができていなかった人がいたらぜひ参考にしてみてくださいね。
【一次面接の通過率を上げるための具体的なコツ】
- 就活3大質問の回答にこだわる
- 一次面接の頻出質問に対策しておく
- 面接に臨む前に逆質問を考えておく
コツ① 就活3大質問の回答にこだわる
就活3大質問(自己PR・志望動機・ガクチカ)は、どの企業でも欠かさず聞かれるような重要度の高い質問です。
合否の判断をする上で重要な応募者の強みや志望度の高さなどを探れる質問なので、企業に関わらず聞かれやすいんですよね。
よって一次面接の通過率を上げるためにも、その後の選考に進んだときに合格を勝ち取るためにも対策が欠かせません。
正直、一次面接に関しては3大質問への回答させしっかりしていたら、ほかの回答が微妙でも余裕で突破できるイメージがありますね。
自己分析などと同様に形式的に何となくで対策している人も多い印象ですが、質に妥協していると面接に進んだときに確実に悪影響があります。
自己PR・志望動機・ガクチカの作り方はそれぞれ個別に記事を用意しているので、課題を感じているものの改善方法に悩んでいる人はぜひ一読してみてください!
» 【自己PR例文42選】これが評価される自己PRだ!|就活の面接での回答例文を共有
▼志望動機の書き方はこちら!
» 志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】
▼ガクチカの書き方はこちら!
コツ② 一次面接の頻出質問に対策しておく
面接では、各選考ステップごとに聞かれやすい質問がいくつかあります。
頻出質問を把握しておくと事前に回答を考えておけるので、本番で自信を持って答えるためにも知っておいて損はないですよ。
自信や余裕が伝わると面接官もポジティブな印象を抱くはずですし、回答の質だけでなく全体の印象をよくするためにも価値は高いかと。
【一次面接でよく聞かれる質問】
- 1分間で自己紹介をお願いします
- 自己PRをお願いします
- 長所を教えてください
- 短所を教えてください
- 短所を長所のように伝えるな
- 趣味を教えてください
- 特技を教えてください
- 周りからどんな人だと言われますか
- 学生時代に最も力をいれたことは何ですか
- これまでの挫折経験を教えてください
- 弊社の志望動機を教えてください
- 志望する職種とその理由を教えてください
- 会社説明会に参加した感想を教えてください
- あなたを◯◯に例えると何ですか
- 集団ではどんな役割をすることが多いですか
- 得意科目と苦手科目を教えてください
- 入社後のキャリアビジョンを教えてください
- 入社してから叶えたい目標はありますか
- 10年後の自分像を教えてください
- 他に受けている企業はどんな企業ですか
- 内定が出たら弊社に入社しますか
上記の質問意図や回答例文などは、別記事にて詳しくまとめました。
一次面接の頻出質問を意識した対策ができていなかった人は、ぜひ一読してより万全な状態で選考に臨むようにしてくださいね!
コツ③ 面接に臨む前に逆質問を考えておく
逆質問とは、面接の最後に「何か質問はありますか?」などと求められること。
単に応募者の疑問を解消する意図もありますが、逆質問では意外とその企業への熱意を探られているものなんですよね。
よって、より熱意や入社意欲を伝えたいなら事前に質問を考えておくといいです。
その場の思いつきでも何らかの質問はできると思いますが、本番だとどうしても緊張して頭も柔軟に働きにくくなりますからね。
【一次面接でおすすめの逆質問13選】
- 面接での私の印象はどうでしたか?
- 私は◯◯な性格で◯◯な方と合うと考えているのですが、そういった社員さんは多いですか?
- 私の最大の強みは◯◯なのですが活かせる場面は多いでしょうか?
- 競合他社と比較した際の御社の最大の強みは◯◯だと考えているのですが、いかがでしょうか?
- 入社後に一番に感じたギャップがあれば教えてください
- 御社の若手の社員さんに多い性格の特徴があれば教えてください
- 今後どのような人材を特に採用したいと考えていますか?理由とともにお聞かせ願いたいです
- ◯◯職の1日の仕事の流れをザックリでも教えて頂きたいです
- お酒が大好きなのですが、飲み会は多いでしょうか?
- 仕事を通して最もやりがいや達成感を感じる場面を教えてください
- 活躍されている女性社員の方はどのような方でしょうか?復職された方はいらっしゃいますか?
- 部門間の交流は活発でしょうか?
- ジョブローテーションは比較的活発に行われているでしょうか?
逆質問の数は1個だけで十分ですが、面接の流れによっては話題に触れられることもあるので、2〜3個は事前に考えておくと安心です。
各質問の意図や一次面接におすすめの理由なども別記事でまとめているので、より詳細な情報を得たい人はぜひあわせてご覧ください!
頻出質問を把握できていれば、本番でも少しは自信や余裕を持って回答できそうですね!
事前に対策できていない質問をされると誰しも戸惑うものだからね。3大質問や逆質問についても同様だから、重要度の高い内容はとくに事前に対策しておくといいよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
一次面接の通過率や高い・低い企業の特徴、実体験を踏まえた一次面接を攻略するカギなどについて網羅的に共有しました。
企業規模や企業種類などによっても変動しますが、一般的には一次面接の通過率は30%程度だといわれています。
これらを知ると傾向を把握できるとは思いますが、とはいえ一次面接を突破するための対策をすることのほうが本質的にはより重要です。
僕の実体験を踏まえると、場数を践むことが最重要な対策だと考えています。
そのためには優良企業を効率的に見つける、模擬面接を受けることが具体的な対策になってくるので、ぜひこの記事を参考に行動に移してみてくださいね。
ちなみにこの記事を読み終わったら、次に「就活マンが考える「就活を成功させるために必須の6大ポイント」を共有!」も読んでみてください。
僕が現状考えるもっとも有効な就活の攻略法を簡潔にまとめています。
就活全体を見据えてとくに重要な対策のみを厳選しているので、全体を意識した対策ができていない人はぜひ一読してみてください。
それでは、最後に本記事の要点をまとめて終わりとしましょうか!
【本記事の要点】
- 一次面接の一般的な通過率は30%程度である。
- 知名度が高くエントリー者数が多い会社、人手不足ではなく採用人材をじっくり吟味する余裕がある会社などは通過率が低くなりやすい傾向がある。
- 一次面接を攻略するには、場数を践んで面接自体の経験を積むことが最重要である。
- 大きなマイナスを作らないために、第一印象や結論ファーストにもこだわるとよい。
- 3大質問や頻出質問・逆質問への対策もしておくとより通過率アップにつながる。