就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
コロナ禍を経て、就活環境はかなり変化してきています。
就職についての意識が高まり、就活生がより早くから行動を起こし、早期化が進んでいる。
またコロナの影響で、ガクチカが作れないなど選考対策に対する悩みを持った就活生も多い状況です。
こんな状況に対して「24卒の就活はやばいのでは!?」という声を聞きます。
結論から言うと、僕の推測では24卒の就活が特段やばいことはありません。
なぜなら早期化しようが、就活後半まで求人を出す優良企業は山ほどある。
コロナの影響でガクチカが作りにくい状況など、他の就活生も同じだからです。
この他にも、24卒の就活がやばくないと言える理由はあります。
今回の記事では、「24卒の就活がやばいとは言えない理由」、逆に「24卒の就活がやばいと言われる理由」、それだけでなく「24卒が今から取るべき選考対策」について僕の持ちうる情報をすべて共有していきます!
「就活がやばいよ」と焦らされてアタフタするのって微妙じゃないですか?
僕は焦るだけでなく、「じゃあ行動して解決すれば良いよね」と前向きに考えて欲しいと思う。
そのためには“具体的な情報・行動指針”が必要になってくるので、それを今回はお伝えしていきます!
コロナ禍になってからどの年度でも「就活がやばい」と言われますよね。
そうだよ。でもコロナ禍だろうが内定率は高いし、コロナの影響を受けているのは他の就活生も同じこと。
よって前向きに考えて、効果的な行動を取るに限ると僕は考えている。そのための情報を今回は伝えていくよ!
- 【考察】24卒の就活が特段やばい理由はない
- それでも24卒の就活がやばい・厳しいと言われる理由
- 就活がやばい・厳しい状況にならぬよう24卒がもつべき心構え
- 就活がやばい・厳しい状況にならないように24卒がすべき対策
- 24卒の就活はまず何から始めれば良いのか?【僕ならこうする】
- 就活がやばいとなりがちな24卒学生の特徴
- 24卒の就活に関してその他よくある質問
- 本記事の要点まとめ
【考察】24卒の就活が特段やばい理由はない
ネットなどで「24卒の就活はやばい」という話を見て、不安になっている就活生も多いかもしれません。
ですが僕は、24卒の就活が特段やばい理由はないと考えています。
ではどうしてそう言えるのか?
ここでは、僕が考える24卒の就活がやばくない理由を共有していきます。
- コロナでむしろ強い会社が浮き彫りになった
- 求人倍率がコロナ前まで回復傾向にある
- コロナの影響をあまり受けていない業界も多い
- 就活が早期化しているが後半でも求人を出している企業は多い
やばくない理由① コロナでむしろ強い会社が浮き彫りになった
1つ目の理由は、コロナによって強い会社が浮き彫りになってきたからです。
新型コロナウイルスの流行により、多くの企業が打撃を受け新卒採用にも影響が出ました。
現在では業績を回復している企業もありますが、それでも大きな不安を抱える就活生は多いはず。
しかしこれは、逆に言えば安定性の高い企業も浮き彫りになったと言えるんですよね。
コロナ禍でも採用している企業は、不安定な社会の中でも収益が出ている場合が多い。
厳しい環境下でも収益を出せるということは、それだけ経営に盤石性がある企業ということ。
コロナによって強い企業が浮き彫りになったので、その意味ではむしろ24卒は就活しやすい状況だと思いますよ。
やばくない理由② 求人倍率がコロナ前まで回復傾向にある
2つ目の理由は、コロナにより低下した求人倍率が回復傾向にあることです。
コロナによる影響が24卒まで続いているのではないかと不安になっている人も多いですよね。ですが、そのような心配は必要ありません。
リクルートが調査した新卒採用の求人倍率に関するデータを見てください。
引用:リクルート「第39回 ワークス大卒求人倍率調査(2023年卒)」
コロナが流行り始めた21卒は、前年度より求人倍率が0.3ポイント以上低下しました。
しかし23卒には1.58倍まで回復。まだコロナ前の水準には届かないものの、回復傾向にあると言えます。
よって、24卒はさらに求人倍率が上昇すると予想できる。
昨今では労働人口の減少も進んでいるので、「コロナの影響で求人がない!」という事態になる可能性は低いと思いますよ。
やばくない理由③ コロナの影響をあまり受けていない業界も多い
「コロナのせいで就活が不利になる」と思っている就活生は多いですが、すべての業界がそうとは限りません。
公益財団法人連合総合生活開発研究所の調査によると、コロナが新卒採用に与えた影響(業種別)は次のようになっています。
採用数を増やした(%) | 採用数を減らしたり、採用自体を中止した(%) | 採用数は変更していない(%) | |
建設業 | 1.9 | 10.6 | 87.5 |
製造業(機械以外) | 3.2 | 29.2 | 67.6 |
機械器具製造業 | 0.8 | 25.6 | 73.6 |
電気・バス・熱供給・水道業 | 0.0 | 7.7 | 92.3 |
情報通信業 | 1.8 | 20.0 | 78.2 |
運輸業 | 3.2 | 37.3 | 59.5 |
卸売業 | 0.5 | 26.2 | 73.3 |
小売業 | 5.5 | 22.8 | 71.7 |
金融・保険業 | 0.0 | 6.7 | 93.3 |
不動産業 | 3.7 | 25.9 | 70.4 |
飲食店・宿泊業 | 1.5 | 59.2 | 39.2 |
医療・福祉 | 2.6 | 6.1 | 91.3 |
教育・学習支援 | 4.0 | 16.0 | 80.0 |
サービス業(他に分類されないもの) | 2.3 | 31.6 | 66.1 |
引用:公益財団法人連合総合生活開発研究所「コロナ禍が新卒一括採用に与えた 影響・変化と今後の展望について」
この結果を見ると、飲食店・宿泊業や運輸業はコロナによって新卒採用が縮小傾向になったことが分かりますね。
その一方で、電気・バス・熱供給・水道業や金融・保険業、医療・福祉は採用数を変更していない企業が9割以上となっています。
コロナの影響を受けた業界もあるのは事実ですが、実はあまり変わらない業界も案外多いんですよね。
衛生用品やゲーム、ITなどむしろコロナが追い風になった業界もあります。
なので、24卒の就活ではコロナの影響を受けにくい、追い風になる業界を選ぶのも戦略のひとつだと思いますよ。
やばくない理由④ 就活が早期化しているが後半でも求人を出している企業は多い
4つ目の理由は、就活後半でも求人を出している企業は多いからです。
昨今の就活では、優秀な人材を確保するため早期から採用活用を行う企業も増えています。
それを知って、「少しでも就活で出遅れるとやばい」と感じる就活生も多いですよね。
確かに人気企業であれば早期に採用枠が埋まってしまうことも少なくありません。
ですが、就活後半の時期になっても「予定人数を確保できなかった」「公務員落ちの学生を狙いたい」といった理由で求人を出す企業は多いんですよ。
加えて、採用時期を決めず「通年採用」という形で実施する企業も増えています。
なので、就活準備が遅れたり早期に内定を獲得できなかったりしても「エントリ―できる企業が全くない」という状況にはまずなりません。
企業探しや選考対策をしっかり行えば、就活後半でも内定獲得は十分可能ですよ。
やばい状況にならないように24卒がすべき対策については、のちほど説明しますね。
「24卒の就活はやばい」という噂を聞いてかなり焦っていたんですが、そうとは限らないんですね。
確かにコロナの影響が残っている企業はある。でもそれは一部の業界だけだし、総合的に見れば24卒の就活が特段やばいというわけではないんだよ。
それでも24卒の就活がやばい・厳しいと言われる理由
24卒の就活はやばくないと説明しましたが、ネット記事やSNSでやばいと言われているのも事実です。
では、なぜそのように言われてしまうのでしょうか?
次に、24卒の就活がやばいと言われてしまう理由について解説していきます。
- 就活の早期化が顕著である
- コロナによる焦りから意識が高い学生が増えた印象
- コロナによる影響が大きい企業は新卒採用を未だ再開していない
- 新たな選考スタイルであるオンライン面接への不慣れ感
- コロナによってガクチカや自己PRなどのエピソードが不足
やばい理由① 就活の早期化が顕著である
24卒の就活スケジュールは2023年3月~就職情報解禁、6月~選考開始が基本となっています。
その一方で、優秀な人材を確保するため上記のスケジュールにのっとらず早期から採用活用を行う企業も増えているんですよね。
最近では早期から長期インターンを実施し、そこである程度決めてしまう企業も少なくありません。
その証拠に、内閣府の調査によると就活を開始する時期も内々定を受ける時期も年々早くなっています。
▼業界や企業に関する分析を開始した時期
▼内々定を受けた時期
引用:内閣府 令和3年度委託調査事業「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」
最終的な内定率で比較すると大きな差はありません。しかし行動が送れるとその分選択肢が減るのも事実。
のんびりしていると「気付いたら志望企業のエントリ―時期が終わっていた」「選考対策をする時間がなくて落ちてしまった」という事態になりやすいです。
また、周囲の就活生と比べて進捗が遅れると精神的にもしんどくなる。
なので、24卒の就活でやばい状況にならないためには1日でも早く就活を始めることをおすすめします!
やばい理由② コロナによる焦りから意識が高い学生が増えた印象
24卒がやばいと言われる2つ目の理由は、コロナによる就活への不安から学生の意識が高まったからです。
これは僕の主観なんですが、コロナで社会が混乱し新卒採用を控える企業も増えた中で、「しっかり就活をしないと内定を貰えない!」と就活に力を入れる学生が増えた印象がありますね。
就活の早期化も相まって早くから動き出すようになりました。
また、外出の機会が減少し就活がオンライン化されたことで時間や費用を確保しやすくなったのも関係していると思います。
就活を頑張る学生が増えるのは良いことですが、就活生にとってはライバルが強力化するということ。
なので、そういった意味において24卒はこれまでとは違った難しさがあるかもしれませんね。
やばい理由③ コロナによる影響が大きい企業は新卒採用を未だ再開していない
新卒の求人倍率は回復傾向にあると説明しましたが、すべての企業が新卒採用を再開したわけではありません。
コロナによる影響が大きい企業の中には、新卒採用を再開できていないケースもあるんですよね。
先程も紹介した求人倍率のグラフを見てください。
引用:リクルート「第39回 ワークス大卒求人倍率調査(2023年卒)」
コロナ禍が始まった21卒に比べると23卒は有効求人倍率が上昇しているものの、コロナ前の水準には至っていません。
よってコロナ前の就活と比べると、就職先の選択肢が少なくなったり倍率が高くなったりしやすいと考えられます。
「コロナの影響から回復しきれていない→24卒の就活もやばい」となっているわけですね。
ただ、グラフを見て分かると過去にはもっとやばい年もありました。なので、過剰に心配する必要はないと僕は思いますよ。
やばい理由④ 新たな選考スタイルであるオンライン面接への不慣れ感
続いて、オンライン就活への不慣れ感も24卒やばいと言われる理由のひとつです。
コロナの影響で21卒の就活から企業説明会や選考もオンライン化が進み、遠方の学生も時間や費用を気にせず選考に参加できるようになりました。
その一方で、不安を感じる就活生も少なくないんですよね。
エン・ジャパンが行った「オンライン就活意識調査2021」によると、オンライン面接を経験した就活生から次のような声が挙がっています。
【オンライン面接のデメリット】
- 通信状況が悪く、ヒヤヒヤした瞬間が多かった。
- 社員やオフィスの雰囲気が分かりづらかった。一緒に受けている学生の雰囲気も分からなかった。
- グループディスカッションや面接では相⼿の反応が分かりにくく、話すタイミングが難しかった。
- 通常なら受けていなかったであろう遠方の学生もエントリーしやすくなり、倍率が上がったと感じた。
- 実家暮らしなので面接を家族に聞かれる。面接中は、家族に静かにしてもらう必要があった。
- 他の学生がどのように動いているのかの情報が皆無だったため、必要以上に不安になった。
- 就活友達ができなかった。
引用:エン・ジャパン「オンライン就活意識調査2021」
オンライン面接は手軽に参加しやすい一方で、企業や他の就活生の雰囲気が分かりにくい、話すタイミングが難しいと感じる就活生も多いんですよね。
ただでさえ就活は慣れないことの連続なのに、オンライン独自の不安も増えてしまう。
こうした背景からも24卒の就活はやばいと言われているんです。
ただ、オンライン面接も慣れてしまえばそこまで難しいものではないので、友人などとオンラインで面接練習しておくと不安を小さくできると思いますよ。
やばい理由⑤ コロナによってガクチカや自己PRなどのエピソードが不足
5つ目の理由は、コロナによってガクチカや自己PRなどのエピソードが不足しやすいから。
これまでガクチカや自己PRといえば、アルバイトや部活動、留学などのエピソードが定番でした。
しかしコロナによる外出自粛・移動制限の影響で、こうした活動ができなかった就活生も少なくありません。
特に24卒は、大学在学中のほとんどがコロナ禍であるため影響が大きいと思われます。
よってガクチカや自己PRのネタがなくて困ってしまう人も多い。
ですが、ガクチカは就活生や価値観や物事に取り組む姿勢を知ることが目的なので、経験自体はささいなものでも問題ありません。
たとえば、「留学に行けなかった代わりに、自宅で英語の勉強に取り組んだ」「コロナでアルバイトが制限されたため、食費を抑えるために自炊を頑張った」でも立派なガクチカ・自己PRになります。
コロナの影響で課外活動やアルバイトが制限されたことは企業側も理解しているので、そこまで心配しなくても大丈夫だと思いますよ。
24卒は主にコロナの影響でやばいと言われているんですね。
そう。確かにまだ回復しきれていない企業もあるし、従来の就活とは異なる点もあるからね。でも逆に、コロナの影響がメリットになる場合もあるからしっかり準備しておけば怖くないよ。
就活がやばい・厳しい状況にならぬよう24卒がもつべき心構え
24卒の就活は従来とは異なる点もあるため不安を感じている人も多いですよね。
ですが前年度の求人倍率や内定率を見る限り、しっかり準備しておけば就活がやばい状況になる可能性は低いと考えています。
そこで僕から24卒の就活生に向けて、就活がやばい状況にならないために持つべき心構えをお伝えします。
いくら早期化しようが焦らず自分に合う1社を追求しよう
まず就活生のみなさんに意識してほしいのは、いくら就活が早期化しようが焦らないようにすることです。
昨今就活は早期化しており、24卒もその傾向は続くと説明しました。
それを聞いて「早く就活を始めて内定を貰わないと!」と焦りを感じている人も多いかもしれません。
ですが、就活は内定を多く獲得することがゴールではないんですよね。
結局入社するのは1社なので、自分に合う1社から内定を獲得することの方が大切。
他の就活生の進捗状況を知って焦り、内定数競争に参加しても就活の成功にはつながりません。
なので、他の就活生が自分より早く内定を獲得したり複数の内定を持っていたりしても「自分に合う1社を追求する」という自分軸のマインドを持つようにしてください。
やるべきことを明確化して順序立てを行い今日から少しずつ毎日実行しよう
次に、自分に合う1社を追求するためにやるべきことを明確化し、今日から少ずつ実行してください。
就活が早期化しても焦ったり他人と比べたりする必要はないと説明しましたが、とはいえあまりのんびりしているとチャンスを逃してしまいます。
たとえば、「1社から内定を貰えばいいんだからまだ大丈夫」と油断していると、気づいたときにはエントリ―が終わっている企業もあるかもしれません。
また、選考対策が不十分なまま臨んでも不採用になる可能性が高くなってしまう。
そんな事態を回避するためには、自分に合う1社から内定を獲得するために何をすべきなのかを明確にし、早めに行動を始めてください(できれば今日から)。
早めに行動を始めておくことで、変な焦りや不安を感じなくて済むと思いますよ。
具体的にやるべきことについては、この後詳しく説明します。
周囲と比べて焦りを感じる就活生は多いけど、就活は内定数競争ではないんだ。「自分に合う1社から内定を獲得する」ことが真の目的だから、それを忘れないようにしてほしいね。
就活がやばい・厳しい状況にならないように24卒がすべき対策
しっかり準備をすれば24卒の就活はやばくないと説明しました。
次にみなさんが気になるのは、「で、結局何をすればいいの?」と言うことですよね。
やることが多すぎて何から始めていいか分からない人も多いと思います。
そこで次に、就活がやばい状況にならないように24卒がすべき対策を6つ紹介していきます。
この手順に沿って、今日からでも対策を始めてくださいね。
- 早期から逆求人サイトにプロフィール登録してスカウトを待っておく
- 早期から就活エージェントと連携して他己分析を進める
- とにかく深く自己分析して企業選びの軸を丁寧に作成する
- 自身の長所を明確化して合う仕事や職場の特徴を洗い出す
- 可能であれば長期インターンに参加する(大学1〜3年生向け)
- 早くからSPIなどの適性検査対策を行う
対策① 早期から逆求人サイトにプロフィール登録してスカウトを待っておく
まずやるべきことは、早期から逆求人サイトにプロフィール登録しておくことです。
逆求人サイトとは、サイトにプロフィールを登録するだけでそれを読んだ企業がスカウトを送って来てくれるという就活サービス。
従来の就活では就活生から企業にアプローチをかけますが、逆求人サイトはその逆なんですよね。
なぜ逆求人サイトに登録しておくべきなのかというと、最小限の労力で自分と適性の高い企業に出会えるから。
通常の求人サイトだと、何千、何万もの求人の中からエントリ―する企業を選び出さないといけません。
しかもエントリ―した企業が自分に興味を持ってくれるとは限らない。
一方逆求人サイトは、登録さえしてしまえば後は待つだけでスカウトが届きます。
しかもスカウトを送ってくるのは自分のプロフィールを見て興味を持った企業だから、自分に合う企業である可能性が高い。
また、スカウトを送ってくる企業の傾向から自分がどんな企業に注目されているのかも分かります。
逆求人サイトに登録しておくだけで就活の効率がアップするので、早めに登録しておいてくださいね。
おすすめの逆求人サイト
逆求人サイトには色々あるんですが、僕が今就活生なら「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」を使いますね。
利用企業は大手からベンチャーまで幅広いので、自分に合う企業に出会える可能性も高いです。
なので、まずはこの2社に登録してプロフィールを入力しておくのがベスト。
どちらも完全無料で利用できるので、ぜひこの機会に登録してくださいね!
対策② 早期から就活エージェントと連携して他己分析を進める
続いて、就活エージェントと連携して他己分析を進めるようにしてください。
他己分析とは、第三者に自分の強みや弱み、性格を分析してもらうことです。
なぜ他己分析をすべきなのかというと、就活は第三者(面接官)が自分を評価する機会でもあるから。
たとえば、自分では明るい性格だと思っていても、他人からは「どちらかというと落ち着いたタイプ?」と見られているかもしれません。
その場合、面接で「私の長所は明るいところです!」とっても説得力に欠けてしまいますよね。
しかしそのようなギャップがあることを他己分析を通して知っておけば、「面接で表情が硬くならないようにして、声も大きめに出そう」「違う角度の自己PRが良いかもしれない」と対策ができます。
つまり、選考を突破するには自分が他人からどう見られているかを把握することが非常に大切なんです!
なので、就活ノウハウを豊富に持っている就活エージェントで他己分析をしてもらえば効率的に内定獲得を狙えますよ。
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
就活エージェントの中には、労働条件が本当にやばい企業を紹介してくるところもあるのですが、その点で、ミーツカンパニー就活サポートは紹介企業の質が高いのが大きなメリットです。
またミーツカンパニー就活サポートは、全国の就活生が利用できて、かつオンライン面談にも対応しているのが神。
運営会社も人材業界の超大手である株式会社DYMなので安心できる。
就活エージェントおすすめランキングでも1位としている就活エージェントです。
▼就活エージェント利用者の声
初めて就活エージェントと面談したけど意外と良かった、普通のサイトに絶対載ってないけど私の希望に合う求人めっちゃ紹介してもらった…新潟の企業も紹介してくれるらしい笑
— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
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対策③ とにかく深く自己分析して企業選びの軸を丁寧に作成する
3つ目の対策として、とにかく自己分析を深め企業選びの軸を明確化してください。
就活準備といえばESや面接を通過するための対策というイメージが強いですよね。
確かにそれも大切なんですが、選考対策は内定を獲得するための手段に過ぎません。
それよりもまず、自分にはどんな企業(仕事)が合っているのかを明確化することが大切なんですよね。
そしてそのためには自己分析が必要です。
たとえば、自分の強みや価値観によって以下のように企業を絞ることができる。
- 初対面の人でも緊張せず話せる→営業職や接客業なら強みを発揮できそう
- ワークライフバランスを大切にしたい→残業が少ない企業がいい
- 仕事をサボる人が許せない→成果主義の企業の方がストレスなく働ける
- 環境変化が苦手→転勤がないor少ない企業が向いている
よって、過去の経験から「自分はどんなことに幸福を感じるのか」「譲れない条件は何か」を掘り出し、それをもとに企業選びの軸を作成してください。
間違っても適当に有名企業ばかり受けないように。僕の経験上、そのようなミーハー就活をしている就活生は高確率でやばい状況になります。
企業選びの軸を作成する方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
対策④ 自身の長所を明確化して合う仕事や職場の特徴を洗い出す
続いて、自分の長所を明確化して合う仕事や職場の特徴を洗い出してください。
なぜそれが必要なのかというと、自分の強みを発揮できる仕事や職場を見つけることでモチベーション高く働き続けられるから。
どうせ働くなら自分の得意なことを活かしたい、そう思うのは自然なことですよね。
自分の長所を明確化できれば、以下のように企業を絞り込めます。
- 勉強することが好き→研究職など生涯勉強が必要な仕事
- 英語が得意→海外と関われる仕事
- 細かい作業も正確にこなせる→経理などの事務職
- 平和主義な性格→協調性を重んじる社風
- 新しいことに挑戦するのが好き→ベンチャー系企業
自分の強みを知る方法としては、適性診断を受けるのが簡単でおすすめですね。
特におすすめなのはOfferbox(オファーボックス)の「AnalyzeU+」 。
どちらも質問に答えるだけで長所や短所が分かるので(もちろん無料!)、すき間時間を利用してぜひ受けてみてください。
強みを明確化する方法についてはこちらの記事でもっと詳しく紹介しています。気になる人はぜひ読んでみてくださいね。
対策⑤ 可能であれば長期インターンに参加する(大学1〜3年生向け)
こちらは大学1~3年生向けの対策なんですが、可能であれば長期インターンに参加してください。
長期インターンとは、1ヵ月以上に渡り業務経験を積める制度。短期インターンと違って、企業の一員として実務に近い経験ができます。
なぜ長期インターンがおすすめなのかというと、インターン中の働きぶりが評価されればそのまま内定につながることもあるからです。
もしその企業に入社しなくても、長期インターンの経験は就活において大きなアピール材料になる。
つまり、インターンに参加するとよりリアルに仕事内容を知れて、その上選考でも有利になりやすいということです。
しかも給料が出るところが多いのでアルバイトよりも効率的に稼げる。
長期インターンに参加するのとしないのでは就活のハードルがかなり違ってくるので、可能な人は積極的に参加するようにしてください。
ただし、長期インターンを実施しているのはベンチャー企業や中小企業がほとんどです。
まったりした雰囲気で仕事をしたい人には合わない可能性があるので注意してくださいね。
対策⑥ 早くからSPIなどの適性検査対策を行う
6つ目の対策は、SPIなどの適性検査対策に早期から取り組むこと。
適性検査は多くの企業で採用されている手法で、面接前にある程度ふるいにかける目的で行われることが多いです。
なぜ適性検査対策をすべきなのかというと、油断して何も対策せずに臨むと普通に落ちるから。そして落ちると面接さえ受けられないからです。
適性検査はひとつひとつの問題はそこまで難しくありません。ですが案外解きにくい問題も多く、時間との闘いにもなります。
よって問題に慣れておくだけで結果がぐっと良くなりやすいんですよね。
なので、問題の傾向や解き方に慣れるために早くからSPIなどの適性検査対策をやっておいてください。
対策法としてはSPIなどの対策本を1冊やり切れば十分かと。自信のない人は3周くらい解いておくと安心ですよ。
この対策をすれば24卒でもやばい状況にならないということですね。
その通り。それでもなかなか動き出せない人は、まず逆求人サイトや就活エージェントなどの就活サービスに登録してみよう。
24卒の就活はまず何から始めれば良いのか?【僕ならこうする】
ここまで24卒の就活でやばい状況にならないための対策を紹介してきましたが、もっと具体的な進め方を知りたい人もいると思います。
そこで次に、「僕が今就活生ならこうする」という前提でやるべきステップを紹介していきます。
一般的な就活本よりもさらに踏み込んだ方法を共有するので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 自己分析による職種の設定(自分に合う仕事は何か)
- 自己分析による企業選びの軸の設定(自分に合う企業の特徴は何か)
- SPIなどの適性検査対策を並行で進めていく
- 業界研究(ホワイト業界とブラック業界の理解と理由の把握)
- エントリー企業の選定とエントリー
- エントリーシートの作成(まずはOpenESから)
- 面接でよくされる質問への回答を明確化
- グループディスカッション対策
ステップ① 自己分析による職種の設定(自分に合う仕事は何か)
ステップ1として、まずは自己分析をして自分に合う職種を決めていきます。
職種を設定する際の基準となるのは「自分のスキルや強みを発揮できること」「自分が重視する要素を満たすこと」の2つ。
たとえば、メイクをすることが好きでコミュニケーション能力のある人なら美容部員が向いています。
やりがいよりも待遇・働きやすさを重視したい場合は、給料が高い職種や残業が少ない職種を探せばいい。
「ずっとデスクに向かって作業するのが苦痛だから、営業職や販売職など適度に動ける職種が良い」といったように苦手なことから絞り込んでいくのも良いですね。
このように自分に合う職種を設定しておくと、無駄のない就活ができ入社後のミスマッチも防げます。
なので、得意なことや楽しいと感じること、逆に苦手なことを明確化し、それを満たす職種をピックアップしてみてください。
より精度を上げるには、就活エージェントを使ってプロから客観的な意見をもらったり適職診断ツールを活用したりするのもおすすめですよ。
ステップ② 自己分析による企業選びの軸の設定(自分に合う企業の特徴は何か)
続いて、自己分析によって企業選びの軸を設定します。
企業選びの軸というのは、簡単にいえば「絶対に譲れない条件は何か」「どんな特徴を持つ企業がいいか」ということですね。
企業選びの軸を設定することで、企業選びの精度が上がるだけなく面接官に御社を選んだ理由として語れるようになります。
企業選びの軸になる要素は、たとえば以下の通り。
【条件面】
給料はどれくらいか?
勤務地はどこか?
転勤はあるか?
男性の育休取得率は?
住宅手当があるか
【社風】
実力主義or年功序列
社員の人柄
挑戦がきちんと評価される
ワークライフバランスを大事にする
幅広い業務に携われる
スピード感のある社風
少数精鋭
経営陣との距離
こうした条件を曖昧にしておくと後々苦労することになるので、しっかり自己分析をして企業選びの軸を明確化していてください。
ただし、100%自分に合う仕事があるとは限らないので、設定した軸の中で優先順位を決めておくのが良いですね。
ステップ③ SPIなどの適性検査対策を並行で進めていく
自己分析を行うと同時に、SPIなどの適性検査対策も進めておきます。
なぜなら、適性検査に落ちて面接さえ受けられない受けられない状況になったらめちゃくちゃ悔しいと僕は思うからです。
適性検査の問題は正直そんなに難しくありません。でも時間制限がある中で解くには慣れも必要。
よって、きちんと対策をしておくことで初めて自分の最大限の能力を発揮できるようになるんですよね。
もしきちんと勉強していたら面接は突破できたかもしれない…。そんな後悔をしたくないので、僕なら早くから対策に取りかかりますね。
特に大手企業を狙う場合は、ライバルのレベルが高くなるのでSPIなどの適性検査対策は必須だと思いますよ。
ステップ④ 業界研究(ホワイト業界とブラック業界の理解と理由の把握)
次に取り組むのは、業界研究です。
ここでいう業界研究とは売上のシェアやランキングのことでなく、ブラック業界とホワイト業界を理解するという意味。
なぜこれが必要なのかというと、ブラック業界にはブラック企業、ホワイト業界にはホワイト企業が多い傾向があるからです。
そして業界全体がブラック化するのはその業界の構造に問題がある場合が多い。
たとえば、飲食業界や運送業界、宿泊業界などはブラック業界だと僕は考えています。
なぜブラック企業が多いのかというと、参入障壁が低いため競争が激しく利益率も低い、よって長時間労働の割に給料が低くなりやすいから。
反対に、自動車業界や化学業界、インフラ業界は参入障壁が高く利益率も高いのでホワイト化しやすい。
就職先を考えるにあたっては働きやすさや安定性も重要なポイントになりますよね。そのためには業界ごとの特色も頭に入れておくべきだと思いますよ。
ただし、ブラック業界だから就職すべきでないと言っているわけではありません。
(そういった業界で働く人もいて社会が成り立っていますからね)
あくまでも就活の基礎知識として、企業選びのヒントとして頭に入れておいてください。
ブラック業界・ホワイト業界についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
ステップ⑤ エントリー企業の選定とエントリー
ここまで来たら、次はいよいよエントリー企業の選定とエントリーです。
ステップ①とステップ②で明確化した条件をもとに、求人サイトでエントリーしたい企業を探し実際にエントリーします。
何社エントリーするかはタイミングやキャパの問題もあるので一概には言えませんが、僕ならまず最低10社程度しますね。
エントリーだけならそんなに時間もかからないので、興味を持った企業は積極的にエントリーした方が良いかと。
そして、同時並行で逆求人サイトや就活エージェントからも紹介を受ける。
一通りエントリーを終えたら、その後はこまめに新着求人をチェックしてエントリーを追加します。
こんな感じでエントリー数を増やしていくのがベストだと思いますよ。
ちなみに、エントリー可能な時期は企業によって異なるので「一気にたくさんエントリーして後は放置」という方法はおすすめしません。
ステップ⑥ エントリーシートの作成(まずはOpenESから)
エントリーを終えたら、エントリーシートの作成に取り掛かります。
このときおすすめなのが、まず「OpenES」を書くことです。
OpenESとはリクナビが提供するWeb上のES。1枚を複数社に使い回せすことができるので、最初に作っておくと後が楽なんですよね。
しかもOpenESの内容は趣味・特技や自己PR、ガクチカなど企業独自のESでもよく聞かれる項目ばかり。
なので、提出する企業が決まっていないうちから書く練習ができるし、作っておくと他のESを書くときの参考にもなります。
内容の薄いESやおかしな文章のESを書いてしまう人は、その段階で落ちて面接さえ辿り着けないという状況になりがち。
特にOpenESの場合、複数企業に使い回せるので作成した1枚のクオリティが低いと全滅することも珍しくありません。
面接に進めないと場数を踏めないのでさらに不利になってしまい、ますますやばい状況になってしまいます。
なので、たかが書類選考と油断せずまず精度の高い「OpenES」を作っておくことが大切なんですよ。
OpenESの書き方ついてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ステップ⑦ 面接でよくされる質問への回答を明確化
続いて、面接対策として聞かれる質問への回答を準備します。
面接に苦手意識を持っている就活生は多いですが、実は聞かれる質問にはある程度共通点もあるんですよね。
よって頻度の高い質問への対策をしておくだけでも選考通過率アップは図れます。
僕が今就活生なら、最低限以下の質問には答えられるようにしておきますね。
【面接でよく聞かれる質問】
- 自己PRをしてください
- 短所と長所は何ですか
- 趣味や特技はありますか?
- 志望動機を教えてください
- 将来の目標や夢はありますか?
- 学生時代に最も力を入れたことは何ですか?
- これまでの成功体験・挫折経験を教えてください
- 大学で学んだことは何ですか?
- 尊敬する人は誰ですか?
- 最後に質問はありますか?(逆質問)
このあたりの質問を押さえておくだけでも、面接への不安はかなり軽減できるかと。
ちなみに、面接では少し変わった質問をされることもあります(あなたを野菜に例えると何ですか?など)。
その場合その場で考えて答えることになりますが、すぐに回答が思い付かないときは「すみません、今は思いつかないので面接後に考えておきます!」と答えればOKだと僕は考えています。
人間なのですぐに完璧な回答ができなくても当たり前。答えられなかったからといって即不使用になるわけではありません。
なので、よく聞かれる質問はしっかり対策をしてあとは「なんとかなる」と自信を持っておけば良いと思いますよ。
ステップ⑧ グループディスカッション対策
最後にグループディスカッション対策をします。
グループディスカッションとは、数人ずつのグループに分け与えられたテーマについて討論する選考方法。集団の中での対人能力や積極性、論理的思考力などが評価対象になります。
グループディスカッションの対策は、以下の4つ。
【グループディスカッションの対策方法】
- その企業や業界への理解を深めておく
- 自分の意見を端的に伝える習慣をつける
- グループディスカッションの役割を理解しておく
- 友達と練習してみる
なお、グループディスカッションは場数を踏んで慣れることも重要だと思います。
なので僕なら選考会を兼ねた企業説明会に参加して、実践練習を積みますね。
グループディスカッションはその場でテーマを指定されることが多いし、企業によって評価基準も異なるから正直対策が難しいんだ。だからどうしても苦手な場合はグループディスカッションのない企業を選ぶようにするのもひとつの方法だと思うよ。
就活がやばいとなりがちな24卒学生の特徴
ここまで24卒の就活状況やすべき対策について説明してきましたが、「24卒はやばくないから大丈夫!」と油断するのは禁物です。
なぜなら、就活生自身の行動に問題があればやばい状況になってしまうから。
では、どんな就活生はやばい状況になってしまうのでしょうか?
24卒の就活でやばい状況にならないために、やばくなりがちな就活生の特徴を押さえておきましょう!
- やるべきことの明確化と順序立てができておらず行動できない
- 倍率の高い超人気企業ばかりを受けてしまう
- 他の人の近況報告に一喜一憂してしまう
- 自己分析が甘く自分のことを面接官に伝えられない
- 企業研究が甘く自分に合わない企業に入社してしまう
特徴① やるべきことの明確化と順序立てができておらず行動できない
1つ目の特徴は、やるべきことの明確化と順序立てができておらず行動できない人です。
就活は自己分析やSPI対策、業界研究、面接対策…などやることが多すぎて何から手をつけて良いか分からなくなりますよね。
ですが、だからといって何もしなかったり、逆に闇雲に面接練習をしまくっても就活はうまくいきません。
それどころかマジでやばい状況になります。
たとえば、自己分析をしていないのにいきなり面接練習をしても魅力的な志望動機や自己PRはできないですよね。
うわべだけの面接スキルで選考に臨んでも落ち続けるだけ。
そしてそんな就活生ほど「24卒の就活はやばい」と言ってしまうんですよね。やばいのは24卒の就活状況ではなく、自分自身の行動なのに。
なので、やばい状況になりたくないなら先程紹介した対策を参考にすべきことを明確化し、1日でも早く行動を始めてくださいね。
特徴② 倍率の高い超人気企業ばかりを受けてしまう
続いての特徴は、倍率の高い超人気企業ばかり受けてしまう人。
いわゆる大手病というもので、「とにかく大手企業に入れば人生勝ち組」と思考停止している状態ですね。
確かに大手企業には魅力がたくさんあります。ですが、有名企業ほどエントリーも集まりやすく落ちる人の方が圧倒的に多いんですよね。
そんな中「知っている企業だから」「友人や親に認められたいから」という理由だけで選考を突破するのは非常に難しい。
よって最初から大手企業に絞ると簡単に全滅してやばい状況になってしまうんですよ。
持ち駒がなくなると焦りが出てきて、さらに状況は悪い方に向かいます…。
「大手企業を受けるな」と言っているわけではありません。ですがそもそも難しい道であることを理解し、企業規模やネームバリューに捉われない企業選びをしてほしいと僕は思います。
そのためにも分析はしっかり行った方が良いですね。
特徴③ 他の人の近況報告に一喜一憂してしまう
続いて、他の就活生の近況報告に一喜一憂してしまう人もやばい状況になりやすいです。
就活中は友人同士で「〇〇社の選考どうだった?」「内定貰った?」といった会話も増えますよね。
その結果を聞いて、自分より進んでいる人がいると落ち込み、進んでいなかったら安心する。
就活生あるあるですね。
ですが就活状況を他人と比較しても何も良いことはなく、むしろ悪い影響を受ける可能性があるのでマジでやめた方が良いです。
そもそも就活は「早く内定を貰ったから偉い」とか「有名企業の内定を貰ったからすごい」とか他人と比較するものではありません。
自分に合う企業は人それぞれ違うし、最終的にその1社に出会えれば良いんです。
なので何かとセンシティブになりがちな就活中は、あまり周囲と比較せず自分軸で過ごすことをおすすめします。情報収集やストレス発散のはけ口として就活の話をするのは良いと思いますけどね。
特徴④ 自己分析が甘く自分のことを面接官に伝えられない
4つ目の特徴は、自己分析が甘く自分のことを面接官に伝えられない人です。
面接で落ちまくる人はこのタイプである可能性が高いですね。
どんな人も自分の名前を聞かれたらすぐに回答できるように、面接が得意な人は聞かれた質問への「答え」を既に自分の中に持っています。
要するに事前のインプットがしっかりできているんですよね。
一方自己分析が甘い人はインプットができていない状態なので、当然面接官に自分のことをうまく伝えられません。
就活における自己分析はまさにをインプットする作業。
なので、就活でやばい状況になるのを回避するためには必ず自己分析をして自己理解を深めておいてください。
そうすれば、対人能力に自信がない人でも選考突破率を上げられると思いますよ。
特徴⑤ 企業研究が甘く自分に合わない企業に入社してしまう
企業研究が甘く自分に合わない企業を選んでしまう人もやばい状況になりやすいです。
就活生の中には「とにかく内定を獲得しなければ」「大手企業に入社できれば安心」と考える人もいますよね。
ですが就活の本質はそこではなく、いかに自分に合う企業を見つけるかということ。
そして自分に合う企業を見つけるには企業研究が欠かせません。
たとえば、新しいサービスを生み出しそれを顧客に届ける仕事がしたい人は、企画から営業まで幅広い業務を行える企業が向いています。
反対に、分業制で業務範囲が細かく決められている企業は合わない。
この場合、もし企業研究が甘く分業制の企業を選んでしまったら入社後にミスマッチを起こす可能性が高いですよね。
要するに、企業研究をしっかりしておかないと自分に合わない企業を見抜けないんですよ。
なので、内定獲得のその先まで見据えてしっかり企業研究をするようにしてください。
こうした就活生の特徴を避けることで、やばい状況を回避できるということですね。
そうだね。特に自己分析は適当に済ませてしまう就活生が多いから注意が必要だ。一見遠回りに感じるかもしれないけど、自己分析をしないとかえって苦戦することになるからしっかりやっておこう。
24卒の就活に関してその他よくある質問
最後に、24卒の就活に関してよくある質問を集めました。
24卒の就活でやばい状況になりたくない人はぜひ参考にしてくださいね。
- 24卒の就活は「氷河期」と呼ぶレベルでしょうか?氷河期と比較してどうですか?
- 24卒の就活がやばいという声が知恵袋などで実際にありますか?
- 早期化している中でやばい企業を避ける方法はありますか?
質問① 24卒の就活は「氷河期」と呼ぶレベルでしょうか?氷河期と比較してどうですか?
24卒の就活はやばいと言われていますが、どれくらいやばいのですか?かつての「就職氷河期」と同じくらいのレベルなのでしょうか?
24卒の就活は、バブル崩壊やリーマンショックなど過去の就職氷河期ほどやばい状況ではありません。
リクルートが調査した新卒採用の求人倍率に関するデータを見てください。
引用:リクルート「第39回 ワークス大卒求人倍率調査(2023年卒)」
21~23卒の求人倍率は1.50~1.58倍となっていますが、過去にはもっと低い時期があったことが分かりますよね。
コロナの影響で求人倍率が下がったのは事実なんですが、もっと長期で見ると実はそこまでやばくないんです。
よって24卒は「就職氷河期」と呼ぶレベルではないと僕は考えています。
そもそも「今年の就活はやばい」というのは毎年のように言われていること。
24卒が特段やばいわけではないので、過度に心配する必要はないと思いますよ。
質問② 24卒の就活がやばいという声が知恵袋などで実際にありますか?
24卒の就活がやばいという声は知恵袋などでも実際にあるのでしょうか?
知恵袋でも「24卒の就活がやばい」という内容の投稿は実際にあります。
【知恵袋にあった声】
24卒です。
就活がとてつもなく怖いです。わたしはいい大学ではないのでもちろん超一流企業には行くことはできません。
インターンシップや説明会などは2年の後期から参加しているのですが、やはりどれも手応えなし。自慢できるほどの資格も保持していませんし(英検準2級、簿記3級)、ガクチカはオープンキャンパスのスタッフをしている程度です。
もう諦めたほうがいいのでしょうか
引用:知恵袋https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14256843509
2年生から就活準備を開始しているものの不安でどうしようもないという内容ですね。
僕が思うに、この人は心配しすぎです。
なぜなら、就職先は一流企業以外にもあるし今から対策をすれば十分間に合うから。しかも2年生から既に行動を始めている。
それなのに諦めようとしているのは時期尚早です。
この他にも似たような投稿はいくつかありました。ですが、どれも「24卒がやばい」という確信を突くものではないですね。
なので、やばいという声はあるもののそこまで気にしなくて良いと思いますよ。
質問③ 早期化している中でやばい企業を避ける方法はありますか?
最近の就活は早期化しているんですよね?その中でやばい企業を避けるにはどうすれば良いですか?
就活が早期化していてもそうでなくても、やばい企業を避けるには求人内容や口コミサイトなどを見て情報収集をしてください。
たとえば、以下のような特徴を持つ企業はやばい可能性が高いです。
【やばい企業の特徴】
- 残業時間が極端に長い
- 3年後離職率が極端に高い
- 年間休日数が極端に少ない
- 厳しいノルマが設定されている
- 業界水準と比較して利益率が低い
- 衰退傾向の業界である
- 過去にハラスメントや事件が起きている
求人内容や口コミサイト、就職四季報、ブンナビなどを見てこれらの特徴に当てはまらないかを確かめてください。
もし当てはまる特徴が多い場合は避けた方が無難です。
就活が早期化しているからといって焦る必要はないので、応募段階でしっかり調べておいてくださいね。
ブラック企業の見分け方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
本記事を通して、24卒の就活状況やこれからすべき対策が分かったと思います。
「24卒はやばい」と聞くと不安になる人も多いかもしれませんが、24卒の就活が特段やばい理由はないと僕は考えています。
そもそも毎年のように「今年の就活はやばい」と言われていますからね…。
なので、ネット上の煽り記事や噂に惑わされないようにしてください。
ただし、就活生自身にやばい特徴があれば就活もうまくいかないことが多いです。
やばい状況にならないために、ぜひここで紹介した対策を実践してくださいね。
【本記事の要点】
- 24卒の就活は、コロナの影響や就活の早期化、オンライン化などが理由でやばいと言われている。
- しかし求人倍率は回復傾向にありコロナの影響を受けていない業界もあるため、24卒が特段やばいというわけではない。
- 24卒の就活でやばい状況にならないためには、やるべきことを明確化して順序立てを行い毎日少しずつ実行することが大切。
- 人気の大手企業ばかり受けたり自己分析を適当に済ませたりするとやばい状況になりやすいので避けるべき。他人の就活状況を詮索するのもおすすめしない。