就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
(このブログ以外にも、僕を含めた編集部が企業を厳選した求人サイト「ホワイト企業ナビ」の運営も開始しました! » 求人一覧を見る)
これから面接を控えている就活生は「志望動機は何分くらいで話せばいいんだろう?」と気になっている人も多いでしょう。
志望動機は面接でも評価につながる重要な項目の一つです。
長すぎると飽きられてしまいますし、短すぎると熱意が伝わりません。
僕が考える志望動機のベストな回答時間は「2分」です!
今回の記事では、志望動機を話す時間の目安に加え、2分で話せる志望動機の作り方もお伝えしていきます。
多くの就活生を見てきた僕が感じる、志望動機を話すときのポイントや対策もまとめているのでぜひ最後まで読み込んでくださいね!
面接で志望動機を聞かれたときの回答時間の目安が知りたいです!
わかったよ!今回は志望動機の回答時間の目安や志望動機の作り方について詳しく解説していくね!
志望動機の回答時間は「2分」がベスト
面接で志望動機について回答する目安時間は「2分」です。
他の就活サイトに書かれている記事を色々読んでみると「1分〜3分」がおすすめと書かれていますが、志望動機は1分では短いですね。
選考でも重要な評価項目となる「志望動機」は2分で熱意を伝えてください。
ただし、面接官から「◯分以内で話してください」と指定があった場合には、それに従うようにしましょう。
また、集団面接の場合は一人ひとりの話す時間が限られているので、1分程度にまとめて話すとよいですよ。
よって、基本的には2分で志望動機を話す練習をしておくべきですが、さまざまなパターンに備えて1分や30秒で話す練習もしておくのがおすすめです。
志望動機の重要度は一番高い
就活では面接でよく聞かれる重要な質問があります。
就活3大質問と呼ばれる重要度の高い質問は、以下の3つ。
【就活3大質問(重要度の高い質問)】
- 志望動機
- 学生時代に最も打ち込んだこと(ガクチカ)
- 自己PR
3大質問の中でも最も重要度が高いと僕が考えているのが「志望動機」です。
重要度が非常に高い質問は長めに熱く語ることで、面接官に思いが伝わりやすくなります。
反対に「あなたを動物に例えると?」などの出題頻度の低い質問は重要度が低いので、15秒ぐらいで超簡潔に答えてしまって構いません。
志望動機の回答時間は3分では長すぎる
重要度の高い質問は長めに回答すべきと話すと、「では3分以上話してめちゃくちゃ思いを伝えるべきなのでは?」と思うかも知れません。
しかし、3分となると文字におこすと900文字に相当します。
皆さんが今想像している以上に長いんですよね。
長い回答になり過ぎると「不必要なこと」まで話すことになりがちです。
長ければ長い程良いのではなく、必要なことだけを熱く語ることが重要。
そのためには、2分程度がベストなのです。
志望動機以外の回答時間は「1分」が目安
志望動機以外の質問は1分で答えましょう。
重要度の高い質問に対しては熱意を伝えるのが大事ですが、他の質問は「コミュニケーション」を意識することが大切です。
以下のように面接官の質問に対して長々と話すのは、コミュニケーションではなくプレゼンです。
【NGな回答例】
面接官)運動は何かしていましたか?
就活生)野球をしていました。ポジションはサードでして、守りが非常に重要なポジションです。小学生の頃からやっていたので、かなりの自信があります....
延々と話しすぎると、面接官が聞きたくないことばかりを話してしまうことになります。
よって、重要質問以外の回答は1分程度で留める方が良いんですよね。
たしかに初対面の時に、どちらか一方だけが延々と話していてもお互いの理解には繋がらないですね。
そう!面接官とは“初対面”だという視点が重要で、初対面の相手が聞きたいことだけをピンポイントで回答してあげることが重要だよ!
面接で志望動機を話すときのポイント
面接で志望動機を話すときのポイントをお伝えしていきます。
時間内に熱意のある志望動機を伝えるためにも、以下の3つを意識しましょう。
【面接で志望動機を話すときのポイント】
- 結論から話す
- ハッキリ言いきる
- ゆっくり話すことを意識する
ポイント① 結論から話す
最も大事なポイントは、結論から話すこと!
結論から話すことで、相手が要点を理解しやすくなります。
つまり、「あなたがなぜこの企業を志望するのか」といった最も大事なことがストレートに相手に伝わるのです。
しかし、だらだらと説明ばかりをしていたり結論を最後にいう就活生も多いのが事実。
長々と話していても「結局なんでうちを志望したのかわからない」と面接官に思われてしまいます。
相手にわかりやすく志望理由を伝えるためにも、必ず「結論」から話しましょう。
伝え方としては「結論→理由→具体例→結論」の順です。
この話し方は社会人になってからも大切な伝え方のテクニックなので、日常的に結論から話すクセをつけておくと良いですよ。
ポイント② ハッキリ言いきる
次にハッキリと言いきることも大切です。
面接官と対面すると緊張して、つい自信のないような話し方になってしまうことがあります。
志望動機で「◯◯だと思います…」とハッキリしない言い方をしてしまうと、自信のなさが伝わってしまいます。
志望動機を伝えるということは、企業へどれだけ入社したいかの熱意を伝えることです。
緊張していたとしても、声をしっかりと出し「◯◯だから志望しました!」とハッキリと言いきりましょう。
語尾を言いきりにするだけでも、自信のある印象に変わりますよ!
面接で緊張してしまいそうな人は、事前準備を徹底して何度も練習を繰り返しましょう。
練習を重ねた分だけ緊張は和らぎますよ。
ポイント③ ゆっくり話すことを意識する
3つ目のポイントは、ゆっくり話すのを意識することです。
人前に立つと早口になってしまう人は多いですよね。
時間内に話せるように練習していても、実際に面接官を前にすると急に早口になってしまうことも考えられます。
早口になると面接官が聞き取りにくいですし、かなり早く回答が終わってしまうでしょう。
面接本番では自分が思っているよりも、ゆっくり話すことを意識してください。
練習のときからスピードを意識して、相手が理解しやすい話し方ができるようにしておきましょう。
面接で評価される志望動機の答え方は、以下の記事でより詳しく解説しています。
NG例も挙げながら解説しているので、こちらの記事も合わせてチェックしておいてください。
たしかに時間を意識すると余計に早口になってしまいそうですね。
そうなんだ。「2分で話さなきゃ!」と思うほど、早くなりがち。早口だと自信がなく焦っているようにも見えるから、ゆっくり話すことを意識してね!
志望動機を時間内に話すための対策
面接で志望動機を話す時間がわかったら、次に練習を行っておくことが大事です。
「面接では2分くらいで話せばいいんだな」と頭では理解できても、いざ本番となると思うようにできません。
しっかり事前準備をしておくことで、本番の面接でも時間通りに志望動機を話せるようになるのです。
面接前に以下の2つの対策を行っておきましょう。
【志望動機を時間内に話すための対策】
- 事前に志望動機を紙に書き出す
- 就活エージェントに面接対策をしてもらう
対策① 事前に志望動機を紙に書き出す
まずは、2分で話せる志望動機の内容を事前に紙に書き出しましょう。
事前に準備しておくことで、面接でも熱意のある志望動機を伝えられるのです。
2分を文字に換算すると「600文字」です。
(1分を文字に換算すると300文字だと覚えておくと便利なので、覚えておくと良いよ!)
もちろん話すスピードによって前後するので、「絶対に600文字を準備しないといけない!」ということではありません。
目安として600文字程度の志望動機を作成しましょう。
また、面接官から回答時間を指定された場合や集団面接に備えて「1分」「30秒」で話す志望動機の文も作成しておくと良いでしょう。
1分の文字数の目安は300文字、30秒の場合は150文字を目安に作成してみてくださいね。
対策② 就活エージェントに面接対策をしてもらう
時間内に話せるようにプロに面接対策をしてもらうのも、おすすめの方法です。
さまざまな就活支援サービスの中でも、就活エージェントであれば面接対策の他にES添削なども行ってもらえます。
面接対策として2分で志望動機を話す練習をしてアドバイスをもらいましょう。
就活エージェントは各企業の面接についても詳しいので、具体的に役立つ助言がもらえます。
また、面接後のフィードバックを貰えることもあるのが大きなメリット。
自分でエントリーして面接を受けて落ちたとしても、どこがダメだったのかわからず落ち込んでしまうこともあるでしょう。
しかし、就活エージェントを通して面接を受ければ企業からフィードバックをもらえるので、どこを改善すればいいのかが分かるのです。
実際の評価を聞いて改善していくことで、圧倒的に質の高い志望動機が話せるようになります。
「面接でうまく志望動機を話せるか不安…」という人は就活エージェントを利用した方が確実にいいですよ!
ただ、就活エージェントは数が多すぎてどれを選べばいいのか迷うかと思います。
これまで50以上の就活エージェントを分析してきましたが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用しますね。
理由としては、オンライン対応なので全国の就活生が利用できるからです。
また特別選考ルートや非公開求人を持っているので、通常では見つからない優良企業と出会える可能性が高いんですよね。
使って損はないですよ。
なお、この他の就活エージェントについては別の記事でまとめています。
おすすめ順に各サービスを紹介しているので、比較して決めたい人は合わせてチェックしてみてください。
面接対策は他の人と一緒に行うのが大事ですね!
面接はコミュニケーションだからね。ただ、友達と行うのもいいけど実践的に役立つアドバイスがもらえる就活エージェントが一番おすすめだよ!
2分で話す志望動機の作り方
では2分で回答できる志望動機の作り方を解説していきます。
わかりやすいように次の3つのステップで作成します。
ステップ① なぜその業界なのかを明確化する
まず、「なぜその業界なのか」を明確化しましょう。
僕の場合は就活生の時に食品企業をメインで受けていました。
よって「なぜ食品企業なのか」という食品企業を志望する理由を明確化します。
僕が食品企業を志望する理由をいくつか例で挙げていきます。
【僕が食品業界を志望した理由】
- 筋トレをずっとしていて食事から体が変わり自尊心まで満たされることの素晴らしさを実感=食の重要性を強く感じているから
- 「食」はすべての人が関わるから強いやりがいを感じるから
-
食生活アドバイザーを取得するほどの栄養マニアだから
- 健康寿命を伸ばすことが日本を救う上で一番に重要だと考えているから
まずはこのように箇条書きでも構わないので、「なぜその業界なのか」を説明する材料を用意してください。
業界の志望理由が曖昧だと、志望動機全体が薄っぺらいものになってしまいますからね。
ステップ② なぜその業界の中でもその企業なのかを明確化する
次に「なぜその業界の中でもその企業なのか」を明確化していきましょう。
志望動機の中でも最も重要な部分です!
「その会社じゃないとだめな理由」をはっきり伝えることができなければ、熱意が伝わらず「他の会社でもいいんじゃない?」と思われてしまいます。
企業への志望理由を明確にするには、以下の3つの観点から考えてみるのがおすすめ。
志望する企業の商品やサービスを利用したなど実体験がある場合は、第一にそれらを語りましょう。
実際に経験した上で志望しているというのは、何よりも説得力がありますからね。
企業との実体験がない場合は、「社訓」や「企業ならではの特徴」などを研究しましょう。
同業他社との違いに魅力を感じたと伝えることで、「その企業でなくてはならない理由」を面接官に納得させられるのです。
企業理念を志望動機に落とし込む方法は「志望動機で企業理念への共感を語る方法【5ステップで完了!】」で解説しています。
実体験がない就活生は、ぜひ志望動機を考える際の参考にしてください。
ステップ③ 自分の企業選びの軸との合致点を明確化する
ステップ①〜②で、大体300文字(1分)程度の志望動機は完成します。
しかし面接では2分程度で話したいので、もう少しその企業でなくてはならない理由を追加する必要があります。
そこでおすすめなのが、自分が持つ「企業選びの軸」と企業の合致点を語ることです。
自分の企業選びの軸と一致していることを伝えることで、「その企業でなければいけない理由」により説得力を持たせられます。
企業選びの軸を設定していない就活生は、すぐに定めてください。
(軸を設定することで企業選びの精度も高まるよ!)
以下の記事で企業選びの軸の設定方法について詳しく解説しているので、参考にしてください!
回答時間2分の志望動機の例文
ここまでの3ステップをもとに、回答時間2分、文字数600字を目安にして作成した例文が以下です。
【志望動機の例文】
「私が御社を志望する理由は、食品企業かつ御社が掲げる『日本人の健康寿命の延伸に貢献すること』という社訓に最も共感したからです。
私は高校時代から筋トレが趣味でして、体を鍛えることで自尊心が満たされ幸せを感じることの素晴らしさを実感していました。その中で鍛えること以上に重要だったのが「食事」です。食事を気にすることこそが、鍛えることの何十倍も重要であり、それから食生活アドバイザーの資格を取得するほどの栄養マニアになりました。(〜ステップ①)
そしてそんな食に携わる上で、御社は他の食品企業とは異なり「健康寿命の延伸」に最も注力されています。私は健康寿命を伸ばすことこそが、今後の日本の一番の課題であり、自身が貢献したい一番の課題でもあると考えており、御社が掲げる社訓の元で働きたいと考えました。(〜ステップ②)
更に私は働く上で、とにかく明るい性格の人達と一緒に働くことを重要視しています。もちろん社員数が多いので、様々な性格の方がいらっしゃるとは思いますが、御社の社員の方々は明るい方が多いと説明会で伺いました。そんな明るい社員さん方と、食を通して日本の健康寿命の延伸に貢献する。それが今の私の一番の夢であり、御社を志望する理由です。たとえ他のどの食品企業から内定を頂いたとしても、御社からの内定が出たら1秒以内で承諾させていただきます。(551文字)」
いかがでしょうか?
「なぜその業界なのか」が明確化されており、「なぜその業界の中でもその企業なのか」がしっかりと説明されている。
更に企業選びの軸に基づいて適性の高さを示しています。
このように面接官がどんな志望動機なら納得するのかを考え、回答を用意することで納得性の高い志望動機を作成することができますよ!
より詳しい志望動機の書き方は、別記事でまとめました。
かなりボリューミーですが、どこよりも具体的に解説しているのでぜひ読んでください!
評価される志望動機に仕上げるポイントをつめ込んでいますよ!
この3つの手順に従って作成すれば納得性の高い志望動機が作れそうですね!
そうなんだ!志望動機は「なぜ志望するのか」といった理由に説得力を持たせるのが何より大事だよ!
【補足】企業が志望動機を聞く理由
そもそもなぜ志望動機を聞かれるのか、企業の意図を把握しておきましょう。
質問の意図を把握することで、志望動機の質が確実に高まりますからね。
企業が志望動機を聞く理由は、主に以下の3つです。
【企業が志望動機を聞く理由】
- 自社への志望度の高さを知るため
- 就活生の価値観を知るため
- 就活生が入社後にやりたいことを把握するため
どんな企業でも採用した人材にはやめて欲しくないと思うもの。
そのため、「どれくらい志望度が高いのか」を図るために志望動機を聞きます。
志望度が高ければ、内定辞退や早期退職の可能性も低いですからね。
また、就活生の価値観や将来やりたいことを把握することで、自社とのマッチ度を図っているのです。
志望動機を作成するときは、企業の質問意図を満たす内容を含めるようにしましょう。
どの企業でも当たり前に聞かれるものなので、意図なんて考えてませんでした。
「なぜこの質問をされるのか?」を考えて、意図を汲み取った上で志望動機を考える方が、より面接官に刺さる回答ができるようになるんだ。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
面接において、志望動機にどれくらいの時間を使うべきか、かなり理解が深まったかと思います。
志望動機は評価を左右する最も重要な回答の1つです。
熱意をしっかり伝えるためにも、2分で志望動機を話せるように練習しつつ、記事でご紹介した3つのステップで考えていくと、質の高い志望動機が仕上がりますよ!
今回の記事で説明した内容は、選考突破において本当に重要なエッセンスばかりを書いています。
理解できるまで何度も読み返して頂いて、納得いく志望動機を完成させてくださいね。
ちなみに、この記事を読み終わったら「【超簡単】志望動機が”思いつかない時”の対処法3ステップ!」も読んでみてください。
志望動機が思いつかないときの対処法についてまとめています。
評価される志望動機の作り方を知っておくことで、どんな企業の志望動機も作れるようになりますよ。
では最後に本記事の要点をまとめて終わりましょう。
【本記事の要点まとめ】
- 面接で志望動機を話す時間の目安は2分。
- 志望動機以外の質問に対する回答時間は1分程度。
- 面接で志望動機を話すときのポイントは「結論から話す」「ハッキリ言いきる」「ゆっくり話すことを意識する」。
- 時間内に志望動機を話すために「事前に紙に書き出す」「就活エージェントに面接対策をしてもらう」のがおすすめ。
- 2分で話す志望動機は「なぜその業界か」「なぜ業界の中でもその企業か」「企業選びの軸と一致しているか」の3ステップで考えて作成していく。
- 企業が志望動機を聞く理由は、「志望度の高さ」「企業とのマッチ度」を図るため。
今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです。
就活攻略論には他にも、僕が4年に渡って書き続けた1000の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでもらえると嬉しいです\(^o^)/