こんにちは、就活を研究し続けて7年目の就活マンです。
今回は逆求人型サイトの最大手であるオファーボックスの利用料金を解説します。
結論から言うと、就活生側は完全無料で利用することが可能です。
この記事では「なぜ就活生は無料で利用できるのか?」という疑問に答えます。
企業側が採用費をかけているのが理由ですが、そういったサービスの裏側まで踏み込んで理解できるようになりましょう。
- オファーボックス(OfferBox)とは?
- オファーボックス(OfferBox)の利用料金について
- 就活生が料金無料で利用できるのは企業が採用費をかけているから
- 企業がオファーボックス(OfferBox)を利用する理由
- 就活生がオファーボックス(OfferBox)を利用するメリット
- オファーボックスの利用方法とオファーの受信率を上げる方法
- 今回のまとめ
オファーボックス(OfferBox)とは?
そもそもオファーボックスがどういったサービスなのか気になりますよね?
オファーボックスは、企業と出会いたい就活生がプロフィールを登録。
そのプロフィールを見て興味を持った企業がオファーをするという逆求人型サイトです。
現在では12万人以上(2020年5月現在)の学生がプロフィールを登録しており、大手・ベンチャー企業など6,440社以上の企業が登録しているサービスとして注目されています。
これまで一般的だった就活といえば大手就活サイトに登録。
会社説明会などにエントリーすることで進める人がほとんどでした。
ただ、最近では就活の時期が変更されるケースも出てきていますし、就活生の中にもさまざまな考え方の人がいるため就活の仕方も変わりつつあります。
オファーボックスはこうした就活事情を踏まえたうえで、一般的な就活サイトと異なり「企業側から学生側にアプローチできる就活サイト」をコンセプトにしているのです。
では、ここからはオファーボックスを利用することでどういったことができるのか。
学生側と企業側に分けて解説していきますね!
就活生がオファーボックスを利用する価値について
オファーボックスに就活生が登録することで、企業側からオファーを受けることができます。
一般的に就活では、就活生側が応募する企業を決めてエントリーすることで始まりますよね?
ただ、それだと企業側にPRできる機会は面接くらいに限られますし、採用されたとしてもいざ入社してから自分に合わなかった....ということもありえます。
逆にオファーボックスのように企業側からオファーをもらえる形式であれば、オファーがきた段階で企業は就活生に興味を持っているということ。
なので、より自分にあった特徴の企業に出会いやすくなるのです。
また、オファーボックスであれば選考にスムーズに進むことができますし、自分に合わないなと思ったらオファーを断ることもできます。
プロフィールを登録しておけば後は待つだけなので、就活で忙しい大学生でも利用しやすいサイトといえますね。
企業側がオファーボックスを利用する価値について
就活生とは違い、オファーボックスを利用する企業にとっては優秀な社員を獲得するチャンスを得ることができます。
企業側は、たくさんの就活生のプロフィールの中から自社に合いそうな人材を選びオファーを送ることが可能です。
特にオファーボックスでは、12万人以上の就活生が登録しているので、より効率的に自社に合う学生さんを探すことができます。
また、就活では企業の知名度によってどうしても応募数に差が出てしまうものです。
企業側も本当は優良企業なのに就活生が集まらないと悩んでいることもあります。
その点、オファーボックスであれば、オファー形式なので企業の知名度に関係なく優秀な就活生に出会うことが可能です。
このように、オファーボックスは就活生だけでなく、利用する企業側にも魅力的なサービスといえます。
なるほど!就活生だけでなく、企業側にもメリットがあるからこそこれだけ人気のサイトになっているんですね。
そのとおり!企業側としても自社からアプローチできるツールは少ないからね。
オファーボックス(OfferBox)の利用料金について
オファーボックスが就活生・企業ともにメリットがあるサービスであることが分かったところで、気になるのは利用料金ですよね?
いくら良いサービスでも、利用料金が高いとなかなか利用することができません。
そこでここからは以下の2点を解説します。
【オファーボックスを利用するのにかかる費用】
- 就活生が利用する場合の利用料金
- 企業が利用する場合の利用料金
就活生が利用する場合の利用料金
就活生はオファーボックスの登録から利用まで完全無料です。
プロフィール登録やオファーボックス内の就活お役立ち情報を閲覧するのも全てタダになります。
就活生からすると就活にかかる費用はできるだけ少なくしたいはず。
その点、オファーボックスはサービスを利用するのに費用が一切かからないので安心です。
「オファーボックスを利用しようか悩んでいる」という人は特に登録するデメリットがないので、とりあえず登録しておくと良いでしょう。
企業が利用する場合の利用料金
企業がオファーボックスを利用するときには残念ながらタダというわけにはいきません。
企業の利用できる料金プランは年度別に設定されていますが、「成功報酬型」と「早期型」があります。
成功報酬型:就活シーズンである3月以降を中心に学生を確保したい企業向け
早期型:インターンシップや面談など早めに企業とのつながりを持ちたい企業向け
成功報酬型は主に学生の就活が本格化する3月以降にアプローチしたい企業や、内定辞退に伴う欠員を補充したい企業向けのプランです。
一方で、早期型はインターンシップを対象とした学生の確保や早めに学生にアプローチしておきたい企業におすすめのプランといえます。
具体的な料金プランは以下の通りです。
ちなみに、年度の違いによる料金等の違いはないので今回は2021年向けプランを例として紹介します。
2021年卒向け料金プラン
【成功報酬】 | |
利用料金等 | なし |
オファー送信可能期間 | 2020年3月~2021年3月末 |
成功報酬(1名採用につき) | 38万円 |
内定辞退による成功報酬額返金 | 1名につき38万円返金 |
オファー送信枠 | 採用予定人数1名につき40枠 |
【早期型】 | |
利用料金等 | 早期利用料30万円~ |
オファー送信可能期間 | 2019年3月~2021年3月末 |
成功報酬(1名採用につき) | 38万円 |
内定辞退による成功報酬額返金 | 1名につき38万円返金 |
オファー送信枠 | 採用予定人数1名につき40枠 |
引用:オファーボックス「OfferBoxの料金プラン」
上記のように成功報酬型の場合、利用料金はかかりません。
ただ、成功報酬として1名採用につき38万円がかかります。
(ですが内定辞退が合った場合は38万円が返金されるので良心的)
一方、早期型の場合は利用期間が長いこともあって利用料金に追加で30万円〜の費用がかかります。
それに加えて1名の採用が決まったタイミングで38万円かかります。
ここは成果報酬型プランと変わらないですね。
なるほど!オファーボックスのビジネスモデルは、採用が決まった時の「成功報酬」によって利益が出るっていう仕組みなんですね。
そうだよ。企業は新卒1人あたり平均で70万円の採用コストをかけているから、38万円でも安い方なんだ。
就活生が料金無料で利用できるのは企業が採用費をかけているから
就活生はオファーボックスを無料で利用することができます。
それは企業が採用費をかけているおかげです。
オファーボックスでは、就活生から利用料を取らない代わりに企業側から利用料や成功報酬を取っています。
このことからも分かる通り、実は企業というのは新卒採用を1人取るだけでかなりのコストをかけているんです。
実際にリクルートの「就職白書2019」によると新卒採用全体にかかるコストの平均は1人当たり72.6万円というデータが出ています。
(要するに企業は新卒を1人採用するのに平均で70万円ほどのコストをかけているってこと!)
オファーボックスで採用が決まれば(早期の場合)おおよそ平均の採用コストと同じくらいの費用がかかります。
こうした事情を踏まえたうえで就活生は企業と向き合う必要がありますね!
なるほど!そもそも企業側が新卒を採用するのにはコストがかかるものなんですね!
そうだよ!リクナビやマイナビに掲載するのも、合同説明会に出展するにもコストがかかるんだ。
企業がオファーボックス(OfferBox)を利用する理由
オファーボックスは企業にとっても就活生にとっても利用するメリットが大きいサービスですが、企業が利用する理由とは何なのでしょうか?
企業側としては採用方法はオファーボックス以外にもあるはずですが、それでも多くの企業がオファーボックスを利用しているのは以下のような理由があるからです。
【企業がオファーボックスを利用する理由】
- ピンポイントでも求めている人材を採用できる
- エントリーしてこない就活生とも出会える
- 個性を重視して採用することも可能
理由① ピンポイントで求めている個性の人材を採用できるから
オファーボックスでは就活生がプロフィールを登録し、自分の強みや大学時代にやってきたことなどを記載しています。
また、企業側が採用したい学生の要件を決めて検索することができるので、自社に必要な人材をピンポイントで見つけることができるんです。
一般的な就活サイトを利用すると、学生側からしかアプローチできないので、必ずしも企業が必要としている人と出会えるかは分かりません。
その点、必要な人材を探しやすいことはオファーボックスの魅力といえますね。
理由② 自社にエントリーしてこないタイプの人材と出会えるから
一般的に就活において企業が学生と出会うときというのは、就活サイトなどからエントリーしてきた場合がほとんどです。
ただ、そうなると学生側が自分に合う企業かどうか判断してエントリーしてくることになるので、エントリーしてくる学生のタイプが偏ってしまうこともあります。
例えば、工業系の機械を製造している企業があるとして、工業関連ということで理系が多くエントリーしてきているとします。
ただ、本当はコミュニケーション力がある文系気質な人がほしい場合だってありますよね。
あくまでこれは例ですが、就活ではエントリーしてくる人の性格や特徴が似てしまうことも少なくないんです。
その点、オファーボックスであれば、企業側が登録している学生の中から検索することができるので、今までならエントリーしてこなかった学生と出会うことができる。
採用の可能性を増やすという意味でも、オファーボックスを利用する価値はありますね!
理由③ エントリーシートよりも個性を重視して採用できるから
オファーボックスのプロフィール欄では、一般的な自己紹介や大学生時代のエピソードなどを文章で説明する以外にも、写真や動画、研究スライドなどを使ってPRすることができます。
そのため、企業側も一般的な就活の面接で知ることができない就活生の素顔や性格などを詳しく知ることが可能です。
特にオファーボックスのプロフィール欄というのは、一般的なエントリーシートにはない項目がたくさんあるので、企業としても個性を重視して採用することができます。
就活生がオファーボックス(OfferBox)を利用するメリット
オファーボックスを利用する就活生からすると、利用するメリットがあるのかどうか気になると思います。
では、実際はどうなのでしょうか?
ここからは、以下の4点のメリットについて詳しく解説していきます。
【就活生がオファーボックスを利用するメリット】
- 内定率が高くなりやすい
- 就活の選択肢が広がる
- 適性診断を受けることができる
- エントリーシートの練習に使える
メリット① 内定率が高くなりやすい
オファーボックスは、プロフィールを見て興味を持った企業からしかオファーが来ない仕組です。
また、オファーボックスでは企業側が送ることができるオファー数は限定されているので、大量にオファーを送ることはできません。
そのため、一般的な就活サイトに比べると内定に直結する率は高くなります。
ちなみに、オファーボックスを実際に利用した人の中には1次選考が免除になったり、いきなり面接からスタートできたりと選考で有利になった人もいるようです。
オファーが来るかどうかはプロフィールの充実度とタイミングによって左右されますが、利用して損はないサービスですね。
メリット② 就活の選択肢が広がる
オファーボックスでは企業側からオファーという形でアプローチが来るので、今までに知らなかった業界や企業と出会える可能性があります。
就活をするときには、自分が入社したい企業を探すわけですが、どうしても自分の好みや興味のある業界に偏ってしまう傾向が強いです。
就活にかけられる時間も限られているので、ある程度業界や企業を絞るのは仕方がないですよね。
その点、オファーボックスであれば企業側からオファーが来るので、今まで知らなかった企業を知るきっかけにもなりえます!
メリット③ 適性診断を受けることができる
オファーボックスに登録すれば無料で適性診断を受けることができます。
就活では自己PRやエントリーシートなどで強みや弱みなど自分の性質について聞かれることも多いです。
そんな時に役立つのが適性診断。オファーボックスでは「AnalyzeU+」という適性診断を受けることができ、自分の強みとなる特徴や弱みなどを詳しく知ることができます。
もちろん、それが全て正しいというわけではありませんが、就活でエントリーシートや面接対策をする参考にはぴったりでしょう。
▼AnalyzeU+の検査結果
メリット④ エントリーシートの練習に使える
オファーボックスでは、企業からオファーをもらうためにプロフィールを記入しますが、企業からの反応を参考に自分のプロフィールの内容を精査することができます。
就活をしていると、自分のエントリーシートの内容が企業にどう思われているのか分からないですよね。
企業側も素直な気持ちを伝えることは少ないので、学生もどうしたらいいのか分からないケースも多いです。
ただ、オファーボックスでは、プロフィールの内容に応じてオファーが来るので、オファーが来なければ修正する必要があることが分かります。
逆に修正をしてオファーが来るようになれば、プロフィールの内容が良くなったということですよね。
このように、オファー数の変動などをもとにプロフィールの見直しを行えば、エントリーシートの内容をよりよくしていけるのです。
オファーボックスの利用方法とオファーの受信率を上げる方法
ここまでの解説でオファーボックスについての理解が深まったでしょう。
これらの情報に加えて、「具体的な利用方法」と「オファーの受信率を上げる方法」 「利用者の評判」をまとめた記事を別で用意しています。
そっちの記事は就活生が必読なので、これからオファーボックスを利用しようと考えている方はぜひ読んでみてください!!
今回のまとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
就活生がオファーボックスを無料で利用できる理由について理解できたと思います。
就活生でいるうちは分からないですが、企業は新卒を採用するためにコストをかけています。
よってあなたは「自分を雇うことで、自分を雇う費用よりも大きな利益を出すことができるよ」と強気で伝えることが重要なんですよね。
ぜひこうした無料の優良サイトを使い倒しましょう。
就活を効率化して、成功させることを僕は心から願っています。
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。